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ユースオリンピック

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ユースオリンピック
Youth Olympic Games
Youth Olympic Logo
ユースオリンピック大会たいかいロゴ
夏季かき大会たいかい
冬季とうき大会たいかい
  • 2012
  • 2016
  • 2020
  • 2024
  • 2028
    • 競技きょうぎ種目しゅもく

    夏季かき大会たいかい

    冬季とうき大会たいかい

    ユースオリンピック（Youth Olympic Games, YOG）は、14歳さいから18歳さいまでを対象たいしょう[1]とした国際こくさいオリンピック委員いいん会かい（IOC）が主催しゅさいする世界せかい的てきな総合そうごうスポーツ大会たいかい。夏季かき大会たいかいと冬季とうき大会たいかいのそれぞれが4年ねんに1度ど開催かいさいされるが、冬季とうき大会たいかいの開催かいさいが閏年うるうどし（西暦せいれき年ねんが4の倍数ばいすう）で夏季かき大会たいかいがその2年ねん後ごと、一般いっぱん世代せだいのオリンピック大会たいかいとは逆順ぎゃくじゅんになっている。日本にっぽんではユース五輪ごりんとも呼よばれる。

    概要がいよう[編集へんしゅう]

    2010年ねんから2016年ねんまで使つかわれたロゴ。
    2018年ねんから2020年ねんまで使つかわれたロゴ。

    大会たいかいのアイデアは、1998年ねんにオーストリアのヨハン・ロゼンツォフ（英語えいご版ばん）により紹介しょうかいされたもの。2007年ねん7月がつ6日にちに、グアテマラ市しでの国際こくさいオリンピック委員いいん会かい総会そうかいにおいて、青少年せいしょうねん版ばんオリンピック大会たいかいの創設そうせつが承認しょうにんされた。IOCと開催かいさい都市としとの間あいだで大会たいかいの開催かいさい費用ひようを分担ぶんたんする意向いこうが含ふくまれており、一方いっぽうで選手せんしゅやコーチの移動いどう費用ひようはIOC側がわで支払しはらわれることになった。これらの大会たいかいは、文化ぶんか交流こうりゅうプログラム（後述こうじゅつ）や参加さんか者しゃがオリンピック選手せんしゅに出会であう機会きかいがあるのも特徴とくちょうとなっている。

    ヨーロッパでは、ヨーロッパオリンピック委員いいん会かい (EOC) が主催しゅさいするヨーロッパユースオリンピックフェスティバルが夏季かきは1991年ねんから冬季とうきは1993年ねんから隔年かくねんに継続けいぞくして開催かいさいされている。また、オーストラリアでは2001年ねんからオーストラリアユースオリンピックフェスティバル（英語えいご版ばん）が開催かいさいされている。ユースオリンピックはこれらの大会たいかいに倣ならったものである[2]。また、ユース五輪ごりんは廃止はいしされた世界せかいユース大会たいかい（英語えいご版ばん）の後継こうけいでもある。

    ユースオリンピック最初さいしょの夏季かき大会たいかいは2010年ねん8月がつ14日にちから26日にちまでシンガポールで開催かいさいされ、最初さいしょの冬季とうき大会たいかいは2012年ねん1月がつ13日にちから22日にちにオーストリアのインスブルックで開催かいさいされた[3]。2010年ねんシンガポールと2014年ねん南京なんきんの夏季かき大会たいかいはそれぞれ3600人にんの選手せんしゅが参加さんか、13日間にちかん開催かいさいで、冬季とうき大会たいかいは2012年ねんインスブルックが1059人にん、2016年ねんリレハンメルは1100人にんの選手せんしゅが参加さんかして、10日とおか間あいだ開催かいさいであった。これは初期しょき推定すいていを上回うわまわる数字すうじだったにもかかわらず[4][5]、ユース五輪ごりんは依然いぜんとして大人おとな世代せだいのオリンピック大会たいかいよりも規模きぼが小ちいさく短期間たんきかんである。

    大会たいかいの格かくと規模きぼ[編集へんしゅう]

    プロの大会たいかいを除のぞく大会たいかいの格かくとしては一般いっぱん選手せんしゅの最高峰さいこうほうがオリンピック（IOC主催しゅさい）、障さわがい者しゃの最高峰さいこうほうがパラリンピック（IPC主催しゅさい、聴覚ちょうかくはデフリンピック）、大学生だいがくせいの最高峰さいこうほうがワールドユニバーシティゲームズ（FISU主催しゅさい）、そしてユースの最高峰さいこうほうがユースオリンピック（IOC主催しゅさい）となっている。

    その背景はいけいとして、各かく競技きょうぎの世界せかい大会たいかいや大陸たいりく総合そうごう大会たいかいの結果けっかや世界せかいランキング上位じょうい者しゃ等とうのごくわずかな選手せんしゅにのみ出場しゅつじょう権けんが与あたえられるところにある。毎年まいとし開催かいさいされる個人こじん種目しゅもくの世界せかい大会たいかいに出場しゅつじょうできる選手せんしゅが1種目しゅもくあたり200-300名めい程度ていどに対たいし、ユースオリンピックは4年ねんに1度どしか開催かいさいされず、かつ世界せかいで僅わずか8 - 16人にん程度ていどしか出場しゅつじょうできない。ユースの場合ばあい、世界せかいジュニア・世界せかいカデ大会たいかい、大陸たいりくジュニア大会たいかい、世界せかいジュニアランキングからの選出せんしゅつが多おおいが、競技きょうぎによっては選考せんこう大会たいかいを別べつに行いったり、個人こじんの成績せいせきとは関係かんけいなく競技きょうぎ団体だんたいが協議きょうぎの上うえ選出せんしゅつする場合ばあいもある。

    規模きぼと出場しゅつじょう確かく率りつ[編集へんしゅう]

    大会たいかいの規模きぼとしてはオリンピックの3分ぶんの1程度ていど。出場しゅつじょうできる確かく率りつは対象たいしょう年齢ねんれいにおける世界せかい人口じんこうで試算しさんするとオリンピックに出場しゅつじょうできる確かく率りつとほぼ同等どうとうである。

    大会たいかい 出場しゅつじょう選手せんしゅ数すう 個人こじん種目しゅもく1種目しゅもく

    あたりの選手せんしゅ数すう

    		対象たいしょう年齢ねんれいの世界せかい人口じんこう 対象たいしょう年齢ねんれいの世界せかい人口じんこう

    に対たいし出場しゅつじょうできる確かく率りつ

    オリンピック

    （2016リオデジャネイロ）

    		約やく1万まん1,000人にん 24-48人にん 約やく18億おく人にん

    （選手せんしゅの年齢ねんれいの幅はばが15年ねんと仮定かてい）

    		約やく16万まん人にんに1人ひとり
    ユースオリンピック

    （2018ブエノスアイレス）

    		約やく4,000人にん 8-16人にん 約やく6億おく人にん

    （14-18歳さいの5年ねん）

    		約やく15万まん人にんに1人ひとり
    約やく3分ぶんの1 約やく3分ぶんの1 約やく3分ぶんの1 ほぼ同等どうとう

    歴史れきし[編集へんしゅう]

    1998年ねん、ユースオリンピックの概念がいねんはオーストリアの業務ぎょうむ改善かいぜん専門せんもん家かヨハン・ロゼンツォフから提案ていあんされた。この提案ていあんには、幼児ようじ期きの肥満ひまんについての世界せかい的てきな関心かんしんの高たかまりや、若年じゃくねん層そう、特とくに先進せんしん国こくでの青少年せいしょうねんのスポーツ活動かつどう参加さんかが低下ていかしていること対応たいおうしたものであった[6]。青少年せいしょうねん版ばんの大会たいかいは、オリンピック本ほん大会たいかいへの青少年せいしょうねんの参加さんかをさらに促進そくしんすることが確認かくにんされた[7]。このような青少年せいしょうねん向むけのオリンピック大会たいかいを開催かいさいするだけの理由りゆうがあるにもかかわらず、純粋じゅんすいなスポーツイベント開催かいさいへのIOCの反応はんのうは否定ひてい的てきだった[8]。IOCの代表だいひょう者しゃらは、この大会たいかいがスポーツに関かんするのと同おなじくらい文化ぶんか教育きょういくや交流こうりゅうの場ばであるべきだと望のぞんでおり、そのため文化ぶんか育成いくせいプログラム (CEP) が各かく大会たいかいの祭典さいてんの一環いっかんとして開発かいはつされた。2007年ねん7月がつ6日にち、グアテマラ市しでの第だい119回かいIOC総会そうかいで、IOC会長かいちょうのジャック・ロゲがユースオリンピック大会たいかいを正式せいしきに発表はっぴょうした[9]。ユースオリンピックにはいくつかの目標もくひょうがあり、そのうち4つは世界せかい最高さいこうのユース・アスリートを集あつめ、オリンピズム（Olympism）を紹介しょうかいし、オリンピックの価値かちを教育きょういくし、論ろんじるという革新かくしん的てきなものである[10]。2008年ねん2月がつ21日にち、シンガポール市しがユースオリンピック夏季かき大会たいかいの開催かいさい地ちとして発表はっぴょうされた[11]。2008年ねん12月12日にち、IOCはインスブルック（1964年ねんと1976年ねんの冬季とうき五輪ごりん開催かいさい地ち）が2012年ねんのユースオリンピック大会たいかいの開催かいさい地ちだと発表はっぴょうした[12]。

    開催かいさい都市としの要件ようけん[編集へんしゅう]

    ユースオリンピック大会たいかいの規模きぼはオリンピック本ほん大会たいかいの規模きぼより小ちいさいが、これは意図いと的てきなもので、小しょう都市としでのオリンピック開催かいさいを可能かのうにしている。開催かいさい都市としの候補こうほには、大会たいかいの全すべてを同どう一いち都と市内しないで実施じっしすることが求もとめられ、新あらたなスポーツ施設しせつを建設けんせつしてはならない[10]。この建設けんせつ猶予ゆうよとなる例外れいがいには、メディアセンター、授業じゅぎょうや体験たいけん講座こうざのためのアンフィシアター、選手せんしゅ村むらなどがある[10]。この村むらは選手せんしゅにとって大会たいかいの中心ちゅうしんであり、活動かつどう拠点きょてんでもある[10]。全すべての選手せんしゅとコーチがシャトル運航うんこうによる移動いどうであり、新あらたな独自どくじの輸送ゆそうシステムは不要ふようである[10]。入札にゅうさつ手続てつづきによると、開会かいかい式しきと閉会へいかい式しきの陸上りくじょう競技きょうぎ場じょうは1万まん人にん収容しゅうようが必須ひっすで、都市としには2500席せきの水泳すいえい施設しせつが必要ひつようとなる（夏季かき大会たいかい）[13]。

    財政ざいせい面めん[編集へんしゅう]

    当初とうしょに推定すいていされた大会たいかい運営うんえい費用ひようは、夏季かきが3000万まん米あめりかドル、冬季とうきが1500万まん-2000万まん米あめりかドルであるが、これらの費用ひように会場かいじょう建設けんせつのインフラ整備せいびは含ふくまれていない。IOCは、インフラと会場かいじょうの費用ひようが開催かいさい都市としによる全額ぜんがく負担ふたんであることを規定きていしている。[14]IOCは、選手せんしゅや審査しんさ員いんのための部屋へやなど旅行りょこう費用ひようとして見積みつもられた1100万まんドルを開催かいさい都市としに支払しはらうことになっている。この資金しきん調達ちょうたつは、IOC基金ききんからであって収入しゅうにゅうではない。IOCが公開こうかいした初はじめての夏季かき大会たいかいに対たいする2つの最終さいしゅう入札にゅうさつ予算よさんは9000万まんドルと、推定すいてい費用ひようよりもはるかに高たかいものだった[15]。シンガポールでの最初さいしょの大会たいかい費用ひようは、推定すいてい3億おく8700万まんシンガポールドル（2億おく8400万まん米あめりかドル）にまで増大ぞうだいしたとされる[16][17]。同どう大会たいかいは新あたらしい取とり組くみで、企業きぎょうとしては得えられる露出ろしゅつ度合どあいが定さだかではないということから、スポンサー達いたるはユース五輪ごりんへの契約けいやく署名しょめいが遅おくれている[15]。インスブルックで開催かいさいされる第だい1回かい冬季とうき大会たいかいの予算よさんは、インフラ整備せいびや会場かいじょう建設けんせつを含ふくめないで、2250万まんドルと見積みつもられている[18]。

    参加さんか状じょう況きょう[編集へんしゅう]

    2010年ねんの初はじめての夏季かきユースオリンピックには、200以上いじょうの国くにと3600人にんの選手せんしゅが参加さんかした[19]。 参加さんか者しゃは、14-15歳さい、16-17歳さい、17-18歳さいの年齢ねんれい層そうに置おかれる[20]。選手せんしゅ年齢ねんれいは、ユース五輪ごりんに参加さんかする年としの12月31日にち時点じてんの年齢ねんれいによって決定けっていされる[10]。ユースオリンピックへの参加さんか資格しかくは、プログラムのさまざまなスポーツに応おうじてIOCと国際こくさい競技きょうぎ連盟れんめい (ISF[要よう出典しゅってん]) が共同きょうどうで決定けっていしている[10]。

    全すべての国くにがユース五輪ごりんで競技きょうぎできることを確保かくほするために、IOCはユニバーサリティ・プレイシズ（Universality Places）という概念がいねんを制定せいていした。それぞれの種目しゅもくでスポット参加さんかの一いち定数ていすうを、予選よせん水準すいじゅんに関係かんけいなく、評価ひょうかが下したの国くにからの選手せんしゅのために開あけておかなければならないというものだ。これは、全すべての国くにが最低さいてい4人にんの選手せんしゅを各かくユースオリンピック大会たいかいに送おくり出だせるのを確実かくじつにするためである[10]。チームトーナメントでは、大陸たいりくごとに1チームが、ホスト国こくの代表だいひょうまたはISFにより提案ていあんされたIOC承認しょうにんの第だい6チームと一緒いっしょに競技きょうぎすることが許ゆるされる。国こくごとに2つのチーム（ひとつは少年しょうねん団だん、ひとつは少女しょうじょ団だん）の主将しゅしょうがいる[10]。最後さいごに、個々ここのスポーツで70人にん以上いじょうの選手せんしゅが出場しゅつじょうする国くにはない[10]。

    実施じっし競技きょうぎ[編集へんしゅう]

    ユースオリンピックで争あらそわれる競技きょうぎ (sports) は、伝統でんとう的てきなオリンピックで実施じっしされるものから若干じゃっかんの改変かいへんがあり、限かぎられた数かずの種別しゅべつ (Discipline) と種目しゅもく (events) になっている[21]。例たとえば、水泳すいえい競技きょうぎではIOCは種別しゅべつの飛とび込こみや競泳きょうえいの採用さいようを決きめたが、アーティスティックスイミングや水球すいきゅうを除外じょがいした[22]。いくつかのスポーツは試合しあいのために修正しゅうせいがなされている。バスケットボール競技きょうぎでは、のちにオリンピックでも正式せいしき種目しゅもくになる3対たい3でハーフコート試合しあいである3x3を第だい1回かい大会たいかいの2010年ねんシンガポールユースオリンピックから採用さいようしている。現在げんざいのルールだと、試合しあいは1回かい10分ふんで行おこなわれ、先さきに21点てんに達たっしたチームが勝利しょうりする（フルコート試合しあいとは異ことなる得点とくてん形式けいしきを使用しよう）[23]。ホッケーは2010年ねんに屋外おくがい形式けいしきの試合しあいで導入どうにゅうされたが、2014年ねんには屋内おくないの小型こがた版ばんホッケー5を屋外おくがいで行おこなうように変更へんこうされた。自転車じてんしゃ競技きょうぎはマウンテンバイク、BMX、ロードレースがある一方いっぽう、トラックレースは予定よていから外はずされている[24]。他たの若者わかもの主導しゅどうのスポーツは、国際こくさい競技きょうぎ連盟れんめいの後うしろ盾たてがあれば最終さいしゅう的てきに争あらそえる可能かのう性せいがある。2007年ねん11月には、近代きんだい五ご種しゅ競技きょうぎおよびセーリングが含ふくまれ、水辺みずべの候補こうほ都市としを有利ゆうりにしていたことが明あきらかになった。

    なお、2026年ねん開催かいさい予定よていの第だい4回かい夏季かきユースオリンピック・ダカール大会たいかいでは35競技きょうぎ244種目しゅもくの開催かいさいが予定よていされており、サーフィン、スケートボード、スポーツクライミング、武術ぶじゅつ太極拳たいきょくけん、ブレイキン（ブレイクダンス）、ベースボール5（5人にん制せい野球やきゅう）の新規しんき採用さいようが決きまっている。

    冬季とうきユースオリンピックは冬季とうきオリンピックと同様どうよう、7つ競技きょうぎが実施じっしされている。アイスホッケーは、男子だんしと女子じょしのトーナメントだけでなく、スキルチャレンジ個人こじんも予定よていされている[25]。リュージュ、フィギュアスケート、ショートトラックスピードスケートでは、様々さまざまな国くにの選手せんしゅが一緒いっしょに多た国籍こくせきチームで競きそうことができる団体だんたい種目しゅもくがある。また、アルペンとクロスカントリーのスキーは、男性だんせいと女性じょせいが混在こんざいする男女だんじょチームで競きそい合あう種目しゅもくが予定よていされている[25]。

    夏季かき大会たいかい[編集へんしゅう]

    ○印しるしは実施じっし、-印しるしは未み実施じっし。

    競技きょうぎ（または種別しゅべつ） 1回かい 2回かい 3回かい
    アーチェリー ○ ○ ○
    カヌー ○ ○ ○
    空手からて - - ○
    近代きんだい五ご種しゅ ○ ○ ○
    ゴルフ - ○ ○
    サッカー ○ ○ -
    自転車じてんしゃ競技きょうぎ ○ ○ ○
    射撃しゃげき ○ ○ ○
    柔道じゅうどう ○ ○ ○
    重量挙じゅうりょうあげ ○ ○ ○
    水泳すいえい・競泳きょうえい ○ ○ ○
    水泳すいえい・飛込とびこみ ○ ○ ○
    スポーツクライミング - - ○
    セーリング ○ ○ ○
    体操たいそう ○ ○ ○
    ダンススポーツ ○ ○ ○
    卓球たっきゅう ○ ○ ○
    テコンドー ○ ○ ○
    テニス ○ ○ ○
    トライアスロン ○ ○ ○
    バスケットボール・3x3 ○ ○ ○
    バスケットボール・スキルチャレンジ個人こじん - ○ ○
    馬術ばじゅつ ○ ○ ○
    バドミントン ○ ○ ○
    バレーボール ○ - -
    ハンドボール ○ ○ -
    ビーチバレー - ○ ○
    ビーチハンドボール - - ○
    フェンシング ○ ○ ○
    フットサル - - ○
    ボート ○ ○ ○
    ボクシング ○ ○ ○
    ホッケー ○ ○ ○
    ラグビー・7人にん制せいラグビー - ○ ○
    陸上りくじょう競技きょうぎ ○ ○ ○
    レスリング ○ ○ ○
    ローラースポーツ・ローラースピードスケート - - ○

    冬季とうき大会たいかい[編集へんしゅう]

    ○印しるしは実施じっし、-印しるしは未み実施じっし。

    競技きょうぎ/種別しゅべつ 1回かい 2回かい 3回かい 4回かい
    アイスホッケー ○ ○ ○ ○
    カーリング ○ ○ ○ ○
    山岳さんがくスキー - - ○ -
    スキー アルペンスキー ○ ○ ○ ○
    クロスカントリースキー ○ ○ ○ ○
    スキージャンプ ○ ○ ○ ○
    ノルディック複合のるでぃっくふくごう ○ ○ ○ ○
    フリースタイルスキー ○ ○ ○ ○
    スノーボード ○ ○ ○ ○
    スケート スピードスケート ○ ○ ○ ○
    フィギュアスケート ○ ○ ○ ○
    ショートトラック ○ ○ ○ ○
    バイアスロン ○ ○ ○ ○
    ボブスレー・スケルトン ボブスレー ○ ○ ○ ○
    スケルトン ○ ○ ○ ○
    リュージュ ○ ○ ○ ○

    文化ぶんかと教育きょういく[編集へんしゅう]

    ユース世代せだい向むけの教育きょういくと文化ぶんかもまた重要じゅうような要素ようそである。教育きょういく/文化ぶんかの側面そくめんは選手せんしゅと参加さんか者しゃのみならず、世界中せかいじゅうの若者わかものと開催かいさい都市としやその周辺しゅうへん地域ちいきの住民じゅうみんにも適用てきようしている。この目的もくてきのため、各かく大会たいかいで文化ぶんか・教育きょういくプログラム (Culture and Education Program, CEP) が実施じっしされている[26][7]。2010年ねんシンガポール大会たいかいの最初さいしょのCEPでは、様々さまざまな国くにの選手せんしゅの協力きょうりょくを促進そくしんするイベントが実施じっしされた。それは、健康けんこうやフィットネスから環境かんきょうやキャリアプランニングに至いたるまで、幅広はばひろいトピックの部門ぶもんがあった。チャンピオンズ集会しゅうかい (Champions sessions) の歓談かんだんは、イベントの中なかで最もっとも人気にんきが高たかかった[7]。オリンピックの元もと競技きょうぎ選手せんしゅおよび現役げんえきオリンピック選手せんしゅからの刺激しげき的てきな話はなしを聞きくために参加さんか者しゃが招まねかれた[7]。

    また、CEPの一部いちぶには、若手わかて大使たいしプログラム、若手わかて記者きしゃプログラム、および選手せんしゅ模範もはん役割やくわりモデルがある[27]。若手わかて大使たいしプログラムの下したでは、NOCによって指名しめいされた18歳さいから25歳さいまでの若者わかもの集団しゅうだんが、自分じぶんたちの地域ちいきや地域ちいき社会しゃかいでユース五輪ごりんの宣伝せんでんを手助てだすけしたり、選手せんしゅたちがCEPプログラムに参加さんかするように勧すすめる。 若手わかて記者きしゃプログラム[28]は、報道ほうどう系けいの学生がくせいや報道ほうどうキャリアを最近さいきん始はじめた人ひとたちに対たいして、ユース五輪ごりん期間きかん内ないでのクロスプラットフォームな報道ほうどう訓練くんれんプログラムと実務じつむ体験たいけんを提供ていきょうしている。18歳さいから24歳さいまでの若手わかて記者きしゃがNOCの大陸たいりく協会きょうかいによって選出せんしゅつされ、5大陸たいりくのそれぞれを代表だいひょうして伝つたえる。若手わかてオリンピック選手せんしゅの支援しえんや助言じょげんをするための指導しどう者しゃとして行動こうどうするのが選手せんしゅ模範もはん役割やくわりモデルで、日本にっぽんのレスリング選手せんしゅである伊い調ちょう馨かおる、イタリアのシモーネ・ファリーナ（英語えいご版ばん）、ナミビアのフランク・フレデリクスといった、活動かつどう的てきであったり最近さいきん引退いんたいしたオリンピック選手せんしゅが指名しめいされる[29][30][31]。

    交換こうかん/混合こんごうの重要じゅうよう視しはCEPを超こえている。ユースオリンピック大会たいかいのもう一ひとつの特徴とくちょうが、ジェンダーの混在こんざいした（男女だんじょ混合こんごう）チームと混合こんごうナショナルチームである。トライアスロンリレー、フェンシング、卓球たっきゅう、アーチェリー、混合こんごう型がたスイミングリレー、ブレイキン、柔道じゅうどうの団体だんたい戦せんは、異ことなる国くにの選手せんしゅと男女だんじょ混合こんごうの競技きょうぎ者しゃが一緒いっしょに競争きょうそうできるいくつかのスポーツである[7]。ユース五輪ごりんの主催しゅさい側がわは、試合しあいの各かく表彰ひょうしょうの前まえ、最中さいちゅう、後のちに若わかい選手せんしゅたちが関かかわってもらうための主要しゅようなプラットフォームとして、Facebook、Flickr、Twitterなどのソーシャルメディアも使用しようしている[7]。多言たげん語ご、多た文化ぶんか、多た年齢ねんれいという要件ようけんは「知しるために学まなぶ、なるために学まなぶ、するために学まなぶ、一緒いっしょに生いきるために学まなぶ」というテーマを重視じゅうしするプログラムの目標もくひょうである[32]。


    各かく大会たいかいのリスト[編集へんしゅう]

    2007年ねん11月に、ユースオリンピック大会たいかいを開催かいさいする5つの候補こうほ都市としとしてIOCがアテネ、バンコク、シンガポール、モスクワ、トリノを選出せんしゅつした[33]。2008年ねん1月がつには、モスクワとシンガポールに候補こうほが絞しぼられ、2月がつ21日にちにシンガポールが開催かいさい地ちに決定けってい（票数ひょうすうは53対たい44）した[20]。

    2008年ねん9月がつにIOCは、第だい1回かい冬季とうき大会たいかいを開催かいさいする4つの候補こうほ都市としとして、ハルビン、インスブルック、クオピオ、リレハンメルを選出せんしゅつした[34]。11月に候補こうほがインスブルックとクオピオに絞しぼられ、12月12日にちにインスブルックが開催かいさい地ちに決定けっていした[34]。

    2026年ねん夏季かきユース大会たいかい[編集へんしゅう]

    2018年ねん9月がつ、第だい133回かいIOC総会そうかいで第だい4回かい夏季かきユースオリンピック大会たいかいのダカール開催かいさいが決定けっていした。同年どうねん2月がつにIOCのトーマス・バッハ会長かいちょうから、同どう回かいの大会たいかいはアフリカで行おこなわれることが適当てきとうという意見いけんが理事りじ会かいでまとまったという声明せいめいがなされ、ダカールの他ほか、ハボローネ（ボツワナ）、アブジャ（ナイジェリア）、チュニス（チュニジア）というアフリカ4か国こくの首都しゅとがある都市としがそれぞれ立候補りっこうほしたが、最終さいしゅう的てきにはダカール以外いがいの都市としが撤退てったいした。当初とうしょは2022年ねん10月がつ22日にちから11月9日にちまでの開催かいさい予定よていだったが、2020年ねん7月がつに新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょうの世界せかい的てき流行りゅうこうを理由りゆうにして2026年ねんへの延期えんきが決定けっていされ、詳くわしい開催かいさい日程にっていは改あらためて検討けんとうされることとなった。

    夏季かき大会たいかい[編集へんしゅう]

    開催かいさい回かい 西暦せいれき年ねん 開催かいさい都市とし 開催かいさい国こく 開会かいかい 開始かいし日び 終了しゅうりょう日び 参加さんか国こく 選手せんしゅ人数にんずう 競技きょうぎ数すう 種目しゅもく数すう 第だい1位い 参照さんしょう
    I 2010 シンガポール シンガポールの旗 シンガポール S・R・ナザン大統領だいとうりょう 8/14 8/26 204 3,524 26 201 中国 中国ちゅうごく (CHN) [35]
    II 2014 南京なんきん 中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく 習近平ひら 国家こっか主席しゅせき 8/16 8/28 203 3,579 28 222 中国 中国ちゅうごく (CHN) [36]
    III 2018 ブエノスアイレス アルゼンチンの旗 アルゼンチン マウリシオ・マクリ大統領だいとうりょう 10/6 10/18 206 3,997 32 241 ロシア ロシア (RUS) [37]
    IV 2026 ダカール セネガルの旗 セネガル 10/31 11/13 未来みらいの大会たいかい 35 244 未来みらいの大会たいかい [38]
    V 2030 未定みてい 未定みてい 未定みてい 未来みらいの大会たいかい 35 244 未来みらいの大会たいかい [39]

    冬季とうき大会たいかい[編集へんしゅう]

    開催かいさい回かい 西暦せいれき年ねん 開催かいさい都市とし 開催かいさい国こく 開会かいかい 開始かいし日び 終了しゅうりょう日び 参加さんか国こく 選手せんしゅ人数にんずう 競技きょうぎ数すう 種目しゅもく数すう 第だい1位い 参照さんしょう
    I 2012 インスブルック オーストリアの旗 オーストリア ハインツ・フィッシャー大統領だいとうりょう 1/13 1/22 69 1,059 7 63 ドイツ ドイツ (GER) [40]
    II 2016 リレハンメル ノルウェーの旗 ノルウェー ハーラル5世せい国王こくおう 2/12 2/21 71 1,100 7 70 アメリカ合衆国 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく (USA) [41]
    III 2020 ローザンヌ スイスの旗 スイス シモネッタ・ソマルーガ連邦れんぽう大統領だいとうりょう 1/9 1/22 79 1,872 8 81 ロシア ロシア (RUS) [42][43]
    IV 2024 江原えばら特別とくべつ自治じち道どう 大韓民国の旗 韓国かんこく 尹いん錫すず悦えつ大統領だいとうりょう 1/19 2/1 78 1,803 7 81
    V 2028 未定みてい 未定みてい 未定みてい 未来みらいの大会たいかい 未来みらいの大会たいかい

    メダル数すう[編集へんしゅう]

    詳細しょうさいは、歴代れきだいユースオリンピック大会たいかいの国くに別べつメダル（英語えいご版ばん）を参照さんしょう。上位じょうい10カ国かこくについて表記ひょうき。

    順じゅん 国くに・地域ちいき 金きむ 銀ぎん 銅どう 計けい
    1  中国ちゅうごく (CHN) 78 38 25 141
    2  ロシア (RUS) 57 45 38 140
    3  韓国かんこく (KOR) 31 16 14 61
    4  アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく (USA) 26 23 18 67
    5  ドイツ (GER) 21 31 34 86
    6  日本にっぽん (JPN) 19 23 17 59
    7  フランス (FRA) 18 8 24 50
    8  ウクライナ (UKR) 17 18 23 58
    9  イタリア (ITA) 15 21 18 54
    10  オーストラリア (AUえーゆーS) 14 22 30 66
    Total 567 560 612 1,739

    具体ぐたい的てきな日本人にっぽんじんメダリストに関かんしては、Category:日本にっぽんのユースオリンピックメダリストを参照さんしょうされたい。

    脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

    1. ^ “No kidding: Teens to get Youth Olympic Games”. USAトゥデイ. (2007年ねん4月がつ25日にち). http://www.usatoday.com/sports/olympics/2007-04-25-2774646336_x.htm 2007年ねん5月がつ19日にち閲覧えつらん。 
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    38. ^ “Senegal set to host 2022 Summer Youth Olympic Games”. Inside the Games. 2018年ねん9月がつ7日にち閲覧えつらん。
    39. ^ “Senegal set to host 2022 Summer Youth Olympic Games”. Inside the Games. 2018年ねん9月がつ7日にち閲覧えつらん。
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    41. ^ “2nd WYOG Lillehammer 2016”. IOC. 2016年ねん2月がつ12日にち閲覧えつらん。
    42. ^ “3rd WYOG Lausanne 2020”. IOC. 2015年ねん7月がつ31日にち閲覧えつらん。
    43. ^ “L2020_SportSchedule_Public_V06” (PDF) (2019年ねん12月31日にち). 2020年ねん1月がつ6日にち閲覧えつらん。

    参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

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    ウィキメディア・コモンズには、ユースオリンピックに関連かんれんするメディアがあります。

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    注ちゅう1：非ひ公認こうにんの特別とくべつ大会たいかい、注ちゅう2：戦争せんそうのため中止ちゅうし、注ちゅう3：2021年ねんに延期えんき

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