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ラジオカセットレコーダー

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ステレオタイプのラジオカセットレコーダー。さい上段じょうだん Citizen TA 80。2だん GE 5252、シャープ GF 4646、ソニー GF-580。3だん東芝とうしば RT-6015、Lloyds V156、日立ひたち TRK-9000H。さい下段げだん ソニー CFS-88S、JVC PC200。

ラジオカセットレコーダー英語えいご: radio cassette recorder)は、コンパクトカセットテープレコーダー(テレコ)にラジオチューナー内蔵ないぞうした音響おんきょう機器ききである。一般いっぱんてき略称りゃくしょうラジカセばれる。

概要がいよう[編集へんしゅう]

通常つうじょうアンプスピーカーそなえ、オールインワン方式ほうしきになっている。ほぼすべての機種きしゅはこびが出来できるように設計せっけいされ[1]上部じょうぶりたたみしきがついており乾電池かんでんちでモバイル駆動くどう可能かのうにしている。

ほんこうでは、ラジオとカセットテープレコーダー機能きのうあわはこびが容易よういなオールインワン製品せいひん一般いっぱんあつかう。

定義ていぎ

ラジカセの定義ていぎかんして、ラジカセに不可欠ふかけつなのはつぎの4てんである[2]

1 - ラジオ[2]
2 - カセットテープレコーダー[2]
3 - アンプ(ラジオ / カセットのえ)[2]
4 - スピーカー[2]

不可欠ふかけつではないが、そなわっているのがのぞましい性質せいしつとしてつぎの2つがある[2]

乾電池かんでんちで(も)作動さどうすること[2]
はこびできること[2]
呼称こしょう

登場とうじょうしたてのころは「ラジオきテープレコーダー」や「ラジオきカセットレコーダー」とばれていた[2]。「ラジカセ」という名称めいしょう世間せけん定着ていちゃくしていったのは1970年代ねんだい後半こうはんのことである[2]

この「ラジカセ」の名称めいしょう音響おんきょう機器ききメーカーのパイオニア当時とうじ[3])が商標しょうひょう登録とうろくしようとしたが却下きゃっかされたことがある。

アメリカでの使つかわれかたいちれい1985ねんシカゴおこなわれた屋外おくがいパレードのにおいて)

アメリカなど英語えいごけんでは「ブームボックス(ブーンボックスとも。えい: boombox)」や「ゲットーブラスター(えい: ghettoblaster)」とばれる。楽器がっき編成へんせい指定していする場合ばあいにもこれらの名称めいしょう使つかわれる。

日本にっぽん若年じゃくねんそうではラジオカセットレコーダーや搬型・携帯けいたいがたカセットレコーダー、携帯けいたいがたステレオカセットプレーヤーを「デッキ」とぶこともすくなくない。

歴史れきし[編集へんしゅう]

前史ぜんし

真空しんくうかんラジオまでをふくめると、1961ねんかそれ以前いぜんからテープレコーダーの「ふくごう」は複数ふくすう会社かいしゃ[どこ?]から市販しはんされていた[よう検証けんしょう]

ラジカセの前史ぜんしはオープンリールのテープレコーダーにラジオを搭載とうさいさせたふくごうにまでさかのぼることができる。日立製作所ひたちせいさくしょ1963ねんにリリースしたベルソーナ TRT-398[4]オープンリールしきテープレコーダーにトランジスタラジオ搭載とうさいしたもので、トランジスタラジオをんだテープレコーダーとしては国内こくないはつ製品せいひんである(ただし、これはまだカセットテープを使用しようしたラジカセではなかった)。歴史れきしてきるとこのふくごうのオープンリール部分ぶぶんカセットテープえたものがラジカセである[2]

1960年代ねんだい当時とうじはカセットテープの規格きかくはいくつかありたがいにきそいあっていたが、最終さいしゅうてきにはフィリップスのコンパクトカセット優位ゆういにたち、1966ねん-1967ねん日本にっぽんでは、いくつかのメーカーでその方式ほうしきテープレコーダー発売はつばいするなど、コンパクトカセット方式ほうしきへの協力きょうりょく体制たいせいができつつあった[2]

ラジカセの登場とうじょう[編集へんしゅう]

日本にっぽんではFM放送ほうそうが1957ねんのNHKの実験じっけん放送ほうそうからはじまり、民間みんかん放送ほうそうきょく実験じっけん放送ほうそう、1960ねんには民間みんかんきょく実用じつよう実験じっけん放送ほうそう[5]、そして1969ねんにはほん放送ほうそうはじまり、FM受信じゅしん装置そうちっていれば雑音ざつおんすくない高音こうおんしつ放送ほうそうけるようになった。この状況じょうきょうでラジカセは誕生たんじょうした。

松下電器産業まつしたでんきさんぎょう初代しょだい法人ほうじんげんパナソニックホールディングス)が1967ねん12月に世界せかいはつの、カセットテープレコーダーと2バンドラジオ(FM・AM)をわせた RQ-231[6]発売はつばい1968ねん5月にはアイワ国産こくさんはつの3バンドラジオ(FM・SW・AM)しきのTPR-101[7][8]発売はつばいし、海外かいがいにも輸出ゆしゅつされ、ロングセラーになった[2]。どうやらこのあたりがラジカセの歴史れきしのはじまりのようだとかんがえられている[9]

ソニー CF-1300(とう写真しゃしんは、実質じっしつはCF-1300と同一どういつだが、厳密げんみつうと海外かいがいけのもので型番かたばんはCF-300)。FM / AMの2ラジカセ。モノラル。1970ねん9がつ発売はつばい
ソニー CF-1700。FM、MW(中波ちゅうは)、SW短波たんぱ)の3ラジカセ。1973ねん発売はつばい。モノラルタイプの機種きしゅでスピーカーがひとつ。(2017ねん東京とうきょう新宿しんじゅく ざる田彦たびこ珈琲こーひービームスジャパン新宿しんじゅくてんにて撮影さつえい

1970ねん3がつにはソニー初代しょだい法人ほうじんげんソニーグループ)が同社どうしゃはつのラジカセ CFM-8120を発売はつばい。 また1970年代ねんだいには日立製作所ひたちせいさくしょ東京とうきょう芝浦しばうら電気でんきげん東芝とうしば)、日本にほんビクターげんJVCケンウッド)、三菱電機みつびしでんき三洋電機さんようでんきシャープなどの各種かくしゅ家電かでん音響おんきょうメーカーも、相次あいついでラジカセを市場いちば投入とうにゅうした。この時代じだいはまだすべての機種きしゅモノラルしきだった。

本体ほんたい内蔵ないぞう固定こていしきマイクロフォン利用りようして自分じぶんこえ録音ろくおんしてからいてみたり、うた楽器がっき演奏えんそう録音ろくおんして記録きろくとしたり録音ろくおんテープをひとわたすことができ、テレビのまえにラジカセをいて音声おんせいのみを録音ろくおんすることもあった(ビデオデッキはまだなかった)。最初さいしょのころは外部がいぶ入力にゅうりょく端子たんし機種きしゅおおく、テレビのスピーカ音声おんせい直接ちょくせつ内蔵ないぞうマイクで録音ろくおんしたので、しずかにしないとこえ物音ものおとまで録音ろくおんされてしまう欠点けってんがあった。外部がいぶ入力にゅうりょく端子たんし搭載とうさいした機種きしゅえ、接続せつぞくようコードも一部いちぶ店舗てんぽならぶようになったが、テレビがわ仕様しようでイヤホンジャックに接続せつぞくようコードをむとテレビのスピーカの音声おんせいがキャンセルされるのが一般いっぱんてきで、使つかいづらかった[注釈ちゅうしゃく 1]。ライン入力にゅうりょく端子たんしきのものでも、ボリュームレバーで録音ろくおん音量おんりょうとスピーカー音量おんりょうがともに変化へんかしてしまい音量おんりょう設定せっていむずかしいラジカセがある一方いっぽうで、録音ろくおん音量おんりょう一定いっていなのとはべつにスピーカー音量おんりょうをコントロールできるラジカセもあって、カタログにその仕様しよういていない機種きしゅおおく、ハードルはたかかった。そして当時とうじはそもそも接続せつぞくコードの入手にゅうしゅもそれなりにハードルがたかかった。[注釈ちゅうしゃく 2]

高音こうおんしつ。エアチェックや生録なまろく流行りゅうこう[編集へんしゅう]

コンポーネントステレオのカセットデッキでは高音こうおんしつが1960年代ねんだいからすすはじめていたが、ラジカセの高音こうおんしつおこなわれたのは1970年代ねんだいになってからだった[2]

ソニー スタジオ1980 II(マーク・ツー)。CF-1980 II。1976ねん発売はつばい。FM、MW、SWの3のラジカセ。モノラルだが、音質おんしつくするためにツーウェイスピーカー(低音ていおんようウーファーと高音こうおんようのツイーター)を搭載とうさい[10]
1970年代ねんだい後半こうはんや1980年代ねんだい日本にっぽんせいのさまざまなラジカセを展示てんじしたたな一番いちばんだんひだりから2つあたりにソニーの「スタジオ1980」がえる。うえ写真しゃしんの「ソニー スタジオ1980 II(マークツー)」はこのスタジオ1980を進化しんかさせた機種きしゅ[11]

1970年代ねんだい日本にっぽんではBCL流行りゅうこうし、ソニーのラジオ「スカイセンサー」などで海外かいがい放送ほうそう受信じゅしんベリカード収集しゅうしゅうすることが社会しゃかい現象げんしょうしていた[2]。また1970年代ねんだいなかばには、SL(蒸気じょうき機関きかんしゃ)の走行そうこうおんやライブ演奏えんそうおとをテープレコーダーで録音ろくおんする「生録なまろく(なまろく)」ブームや[2]、FM放送ほうそう録音ろくおんする「エアチェック」ブームも到来とうらいした[2](FMステレオ放送ほうそう音楽おんがく番組ばんぐみかずえると、まずはそれをコンポーネントステレオのカセットデッキ[注釈ちゅうしゃく 3]高音こうおんしつエアチェックすることが先行せんこうしてブームになった)。それをラジカセでおこな需要じゅようこたえる機種きしゅ開発かいはつされた。

1974ねんに、ソニーが高音こうおんしつ指向しこうで(モノラルながら)ウーファーツイーターの2wayスピーカーをそなえ、ウーファーの口径こうけいもそれ以前いぜんの10cm程度ていどから15cm程度ていどだい口径こうけいだい出力しゅつりょくした「スタジオ1980」を発売はつばいし、それが70まんだいえる記録きろくてき販売はんばいすうとなり、1976ねんにそれをさらに進化しんかさせた「スタジオ1980 II(マークツー)」を発売はつばい。これはスピーカーがさらに大型おおがたし、さらに「クロムテープ」というのちハイポジションテープ相当そうとう高音こうおんしつテープに対応たいおうするスイッチをそなえていた。

のメーカーもこれに追随ついずい、モノラルでの高音こうおんしつすすんだ。さらにステレオタイプのラジカセがあらわはじめ、2ウェイ4スピーカータイプが登場とうじょうした。

ビクター メタルカセッターM90。RC-M90。1981ねん発売はつばい。そのとおり、メタルテープ録音ろくおん再生さいせい標準ひょうじゅん対応たいおうした大型おおがたクラスのステレオラジカセで総合そうごう30W(15W + 15W)の実用じつよう最大さいだい出力しゅつりょくほこる。

ステレオ方式ほうしき高音こうおんしつのラジカセがめずらしくなくなると、かくメーカーは特徴とくちょう差別さべつをはかり、自動じどう選曲せんきょく機能きのうやオートリバースなどの便利べんり機能きのうをさかんに搭載とうさいしはじめた。大型おおがたおよび機能きのうすすみ、おおきな直方体ちょくほうたいはこ上部じょうぶおおきなチューニングスケール、正面しょうめん左右さゆうおおきいステレオのスピーカー、中央ちゅうおうにカセットテープドライブ、というスタイルができあがった。さらに1979ねんにはシャープから国産こくさんはつダブルカセットラジカセが発売はつばいされた[12]、テープからテープへのダビングも可能かのうとなった[13]。その結果けっか部品ぶひんりょうえ、おもくてはこびにくい機種きしゅえ、大型おおがた機能きのう機種きしゅでは定価ていか販売はんばい価格かかく)も上昇じょうしょうする傾向けいこうになった。

サンヨーのステレオミニラジカセ。若者わかもの全般ぜんぱんにものすごいきおいでれ、とく女性じょせいそうぶようにれた。

そのようななか三洋電機さんようでんきは1979ねんにあえてスリムなラジカセ(いわゆるミニラジカセ)「おしゃれなテレコ U4」を市場いちば投入とうにゅうし、鮮明せんめい赤色あかいろのラジカセをかろやかにはこわか女性じょせい映像えいぞう画像がぞうをTVCMや雑誌ざっし広告こうこく提示ていじし、「おしゃれなテレコ」という独自どくじ愛称あいしょうもちいたマーケティング手法しゅほう成功せいこうし、またたにベストセラーになった。一方いっぽう、ソニーのほうもウォークマンという、それまでにまったかった革命かくめいてき機種きしゅ市場いちば投入とうにゅうし、まったくあらたな音響おんきょう機器きき市場いちばができていった。

1980年代ねんだいにはアメリカでブレイクダンスヒップホップ流行りゅうこうともない、携帯けいたいせい度外視どがいしした音質おんしつさらにはだい音量おんりょう追求ついきゅうした「Boombox」が普及ふきゅうした。なおBoomboxとはその大小だいしょうかかわらずラジカセ一般いっぱんしめ単語たんごである。このタイプの日本にっぽん国内こくないメーカーせい大型おおがたラジカセは当時とうじほとんどが国内こくない生産せいさんであり、「Made in Japan(メイド・イン・ジャパン)」の象徴しょうちょうてき存在そんざいであったため、1980年代ねんだい前半ぜんはん日米にちべい貿易ぼうえき摩擦まさつ問題もんだいになったさいにはアメリカ・デトロイト労働ろうどうしゃがハンマーで日本にっぽんせい乗用じょうよう自動車じどうしゃ3代目だいめトヨタ・カローラ)などととも日本にっぽんせいのラジカセを破壊はかいするパフォーマンスが報道ほうどう番組ばんぐみなどの各種かくしゅメディアでほうじられた。

CDラジカセの登場とうじょう[編集へんしゅう]

CDラジカセ(発売はつばい当時とうじ、「サイバートップ」の愛称あいしょうしたしまれたパナソニックせい・RX-DT701) 写真しゃしん機種きしゅ1980年代ねんだい末期まっきから1990年代ねんだい中期ちゅうきにかけて一世いっせい風靡ふうびしたもの。

1986ねんころからCDプレーヤー搭載とうさいした「CDラジカセ」が登場とうじょう最初さいしょはWカセットの片方かたがたをCDプレーヤーにえたような機種きしゅおおられたが、のちにダビングに便利べんりなカセットテープドライブを2だいとしたモデルでは横長よこながになるなどし、直方体ちょくほうたいはこではないものがえた。

MDの出現しゅつげんとデジタルオーディオの台頭たいとう[編集へんしゅう]

1995ねんころからはカセットのわりにMDレコーダー搭載とうさいしたものも登場とうじょうした。カセットが搭載とうさいされていないことから、メーカーでは「MDラジカセ」とはばず「MDシステム」や「MDCDシステム」、「ラジMD」とう呼称こしょうしていた。ただしMDレコーダーとカセットレコーダーをりょう搭載とうさいした製品せいひんもあり、それらについては「MDラジカセ」「コンパチ(ブル)ラジカセ」とぶこともあった。また同時どうじにあらゆる機能きのう搭載とうさいした「ハイスペック機種きしゅ」にする風潮ふうちょうもなくなっていった[14]。アイワのようにコンポとラジカセを折衷せっちゅうしたXG-E1のような機種きしゅ登場とうじょうした。

MDシステム アイワせい・CSD-MD3
1だいだけでCDからMDへデジタル録音ろくおん可能かのう(カセットテープへはアナログ)とし1990年代ねんだい末期まっきから2000年代ねんだい中期ちゅうきにかけて一世いっせい風靡ふうびした。
ケンウッド RAMPAGE MDX-F1。FM/AM。シングルカセット + MD + CD。1Bit D/Aコンバーターで高音こうおんしつ 。バスレフスピーカー 4W + 4W。(おそらく2000ねん4がつ発売はつばい[15])

mpmanはじまるデジタルオーディオプレーヤー隆盛りゅうせい[16]により、「もっともポピュラーな音響おんきょう機器きき」のゆずはじめたが、iPodとの連携れんけいはかられたものや、カセットテープ、CD、MD、2バンドラジオのすべてを搭載とうさいしたハイエンドモデルなどが販売はんばいされた(なおMD搭載とうさいは2010年代ねんだいにはすたれていった)。

2000年代ねんだい後半こうはんには、カセットを搭載とうさいせずSDカードスロットを搭載とうさいし、SDカードにCDからmp3録音ろくおん出来できる「SD/CDラジオ」やSDカードスロットのほかUSBポートにを搭載とうさいし、USBケーブルをかいしてUSBマスストレージクラス対応たいおうUSBメモリにCDからmp3録音ろくおん出来できる「SD/USB/CDラジオ」とばれる機種きしゅ出現しゅつげんした。詳細しょうさいCDラジオ参照さんしょう

また2000年代ねんだいごろからは、廉価れんかなものがひろ出回でまわるようになった。また乾電池かんでんち使用しようできない携帯けいたいせいひくいラジカセが出現しゅつげんすることで、小型こがたでオールインワンのミニコンポとの区別くべつがやや曖昧あいまいになった。

2010ねん以降いこう状況じょうきょう[編集へんしゅう]

日本にっぽんのアナログテレビジョン放送ほうそう2011ねん7がつ24にち岩手いわてけん宮城みやぎけん福島ふくしまけん2012ねん3月31にち)をもって終了しゅうりょうしたため、一旦いったんはテレビVHFの1-3chの領域りょういきである90-108㎒の周波数しゅうはすう使つか放送ほうそう予定よていされなかったことから、76-90㎒のみの周波数しゅうはすうのみがけるものだけが製造せいぞうされた時期じきがあったが、2014ねん以後いごワイドFM順次じゅんじ開局かいきょくするようになったため、そのワイドFM対応たいおうのCDラジカセの販売はんばいは、東芝とうしばライフスタイル株式会社かぶしきがいしゃ以下いか東芝とうしば)、パナソニックソニーなどといった日本にっぽん国内こくないのすべてのメーカーでおこなわれた。ただし、前述ぜんじゅつの「テレビの音声おんせいけるラジカセ」でも、ワイドFMを聴取ちょうしゅできる機種きしゅ数多かずおおくある[注釈ちゅうしゃく 4]

1980年代ねんだいや90年代ねんだいはカセットとラジオの音量おんりょう十分じゅうぶんだがCDの再生さいせい音量おんりょうがややりない仕様しようのものも一部いちぶにあったが、2000年代ねんだいでは(CDラジオと)CDラジカセでは1.0W+1.0Wを確保かくほしてあることがおおい。(CDしの)ラジカセでは0.6W+0.6Wのものもある[18]

近年きんねんでは日本にっぽん国内こくない販売はんばいされ日本にっぽんのメーカーめいかんしてあっても、実際じっさいにはOEMしなで、中国ちゅうごくさい筆頭ひっとうに、台湾たいわん香港ほんこんインドネシアなどアジアけい海外かいがいメーカー、およびサプライヤー開発かいはつ製造せいぞうしているものがほとんどである。

2010年代ねんだいには生活せいかつ様式ようしき変化へんかにより、スマートフォン普及ふきゅうしてゆくとともに音楽おんがくについても手軽てがるたのしみたい場合ばあいはスマートフォンで、またとく高音こうおんしつにこだわる場合ばあいハイレゾ対応たいおうのデジタルオーディオプレーヤーでくようになるなどした結果けっか、ラジカセの販売はんばい台数だいすう激減げきげんしてゆき、おおくの国内こくない大手おおてメーカーがラジカセ市場いちばから撤退てったいしていった。

レトロブームにともなうカセットテープそのもののさい評価ひょうか

2010年代ねんだい後半こうはんになると、ラジカセは『ぎゃくいま あたらしい』という状況じょうきょうになったと家電かでん収集しゅうしゅう松崎まつざきじゅん分析ぶんせきした[19]。1990年代ねんだいにほぼ消滅しょうめつしたとおもわれていたカセットテープが、2010年代ねんだい後半こうはんしずかなブームになったという[20]小原おはら由夫よしお分析ぶんせきによると、おとはデジタルファイルに圧縮あっしゅくするのが普通ふつうになってひさしいのに「磁気じき記録きろく」という古典こてんてき方式ほうしき、しかも記録きろく時間じかん制約せいやくがあり表裏ひょうりにひっくりかえ手間てまなど煩雑はんざつさもともなう記録きろくメディアが再度さいどしずかなブームになったのにはそれなりの理由りゆうがあるという[20]。ひとつには、ラジカセの外形がいけいが「レトロでかっこいい」というファッションてき要素ようそもあるかもしれない[20]。またカセットの音質おんしつそのもののあたたかみやあつみが支持しじされているのかもれず、“ハイレゾ時代じだい”だからこそぎゃくにカセットテープのおとあたたかみをかんじやすくなったのかもしれない、と小原おはら分析ぶんせきした[20]。また、カセットテープは、CDやストリーミングサービスとはちがって再生さいせいちゅうきょく簡単かんたんにスキップできないということが、ぎゃくにコンセプトアルバムてき音楽おんがく最初さいしょから最後さいごまで一貫いっかんしていてようやくつたわるコンセプト重視じゅうしのアルバム)には都合つごうがいいという特質とくしつ重用じゅうようされている部分ぶぶんもあるらしい[20]。2015ねんころにはカセットテープ専門せんもんてんの『waltz』(ワルツ)もオープンし(waltzの公式こうしきサイト[5])、およそ5,000ほんのカセットテープを販売はんばいするようになった[19]。そのみせには『ニューリリース』とかれた新譜しんぷ新曲しんきょく)のカセットテープでの販売はんばいおこなわれている[19]。waltzの店主てんしゅ角田つのだ太郎たろうによると、アーティストがカセットテープで新作しんさくをリリースするうごきもひろがっているといい、テープやラジカセに興味きょうみ若年じゃくねんそうえている、とのことだった[19]。waltzではラジカセ本体ほんたい販売はんばいもしているという[19]2022ねん時点じてんでの20だい前後ぜんこう若年じゃくねんそうは、『かたちあるもの音楽おんがくくことの新鮮しんせんさをかんじているとおもう。とくにカセットテープの手軽てがるなサイズかん。かわいいのひらサイズのパッケージとか、(カセットテープを) "おもしろいもの" としてとらえているとおもう』と角田つのだ分析ぶんせきした[19]

『ラジカセ誕生たんじょう50周年しゅうねん』にたるともされる2017ねん、8がつ2にちから東京とうきょう都内とないで『なつかしのラジカセてん』が開催かいさいされ、会場かいじょうにはラジカセ100機種きしゅ展示てんじされた[19]

2020ねん以降いこう状況じょうきょう[編集へんしゅう]

2020年代ねんだい日本にっぽん国内こくない中規模ちゅうきぼ家電かでん量販りょうはんてんのラジカセは、かなり面積めんせきちいさくなってきており、おもならんでいるのは大手おおて日本にっぽんメーカーせい場合ばあい東芝とうしば(TOSHIBAブランドにくわAUREXきゅうAurex)ブランドをふくむ)とソニーの各種かくしゅラジカセにられるのみとなっており、それ以外いがい家電かでん量販りょうはんてんがオリジナルブランドのかたち中国ちゅうごくなどのASEANメーカーから調達ちょうたつした機種きしゅすうてんならべ、総計そうけいでも10機種きしゅ前後ぜんこうというような状況じょうきょうになっている。こうしたみせならぶのは基本きほんてきにはシングルカセットのものである。 ダブルカセットの機種きしゅっており、そうじて、すじではないと判断はんだんされている。一方いっぽう、ジェネリック家電かでんけいのラジカセもコロナ発端ほったんとした生活せいかつ様式ようしき急激きゅうげき変化へんかなどの影響えいきょう比較的ひかくてき淘汰とうたされた模様もようである。

なお、ダブルカセットで大型おおがたのラジカセはかんどうひんジャンクひん不動ふどうひん)をわず1980〜1990年代ねんだいのものがハードオフセカンドストリートなどといったかくまちのリサイクルショップに安価あんか大量たいりょうならんでおり、またメルカリヤフオクでも安価あんか大量たいりょう取引とりひきされており、中古ちゅうこ調達ちょうたつしてませることもひろおこなわれている。

2024ねん現在げんざいがいして比較的ひかくてきコンパクトなサイズの製品せいひん販売はんばいされている。

  • シンプル & 簡単かんたん操作そうさのラジカセ(シングルカセット、AM/FMのみ、モノラルスピーカー、CDプレーヤーレス)
おもむかしからテープレコーダーにしたしんでいる高齢こうれいそう想定そうていしている。基本きほん機能きのうしぼっており、(老眼ろうがん配慮はいりょして)ボタンもおおきめで、表示ひょうじかりやすい。ボタンやせんきょくダイヤルも、オーソドックスな位置いち配置はいちされている。じつうれ価格かかくは7せんえん〜1まんえんほど。
  • 防災ぼうさいようラジカセ
災害さいがいして使つかうことを意識いしきしたもので、とく小型こがたのラジカセ。(FM/AM。モノラル。基本きほんてき防災ぼうさいよう。3せんえん〜2せんえんほどで販売はんばいされている。)
  • シンプルなCDシングルラジカセ
カセットテープにくわえてCDも使用しようしたいユーザけ。スピーカーが左右さゆう2つでステレオ再生さいせいのものでも、スピーカーの直径ちょっけいは1980年代ねんだいのステレオラジカセのようなおおきなものではない。2010年代ねんだいおこなわれたジェネリック家電かでん値下ねさがり競争きょうそうえんやすきをせており、東芝とうしば新品しんぴん下限かげんで6000えんだいのジェネリック新品しんぴん下限かげんも5000えん下回したまわらなくなってきている。
  • シンプルなCDダブルラジカセ
カセットはダブルでも、スピーカーの直径ちょっけいは10cmにたない、しょう口径こうけいのものがもちいられている。東芝とうしば開発かいはついまでも継続けいぞくしている。
  • ハイレゾネオジウムスピーカーなど、最近さいきん技術ぎじゅつもちいて高音こうおんしつすすめたラジカセ
カセットテープの音響おんきょうもBluetooth送信そうしんでき、USBメモリーに記録きろくしたMP3の音声おんせいファイルやむかしのカセットテープのおとデジタル技術でじたるぎじゅつ音質おんしつ補正ほせいおこないハイレゾにちか印象いんしょうおとかせるという、最新さいしん技術ぎじゅつ駆使くししたラジカセで、現行げんこう製品せいひんとしては非常ひじょう数少かずすくないノーマルポジション以上いじょう高音こうおんしつほこハイポジションクロムポジション)のカセットテープの再生さいせい対応たいおうした手動しゅどうしき再生さいせい専用せんようテープセレクターを装備そうびしている。じつうれ価格かかくは4まんえんだい前半ぜんはん

その

  • レトロ調ちょうステレオラジカセ & モノラルラジカセ
1970年代ねんだい1980年代ねんだいのラジカセ独特どくとくのデザインテイスト、大型おおがた筐体きょうたいだいスピーカーなどを手軽てがるたのしめるラジカセ。当時とうじ彷彿ほうふつとさせるLEDレベルメーターなどもそなえるが、その外見がいけんとは裏腹うらはら今日きょうゼネラルオーディオ機能きのうであるBluetooth受信じゅしん機能きのうUSBメモリーmicroSDメモリーカードもちいたMP3録音ろくおん/再生さいせい機能きのうなどを搭載とうさいし、スマホとの連携れんけいもとれる[21][22]

現在げんざいラジカセを販売はんばいするメーカー[編集へんしゅう]

東芝とうしばライフスタイル(製造元せいぞうもと東芝とうしばエルイートレーディング[編集へんしゅう]

  • ACTAS(アクタス)
  • BOMBEAT(ボンビート) - 時期じきによってはカタログや雑誌ざっしでは、ボムビートと表記ひょうきされていた。すべてステレオラジオカセットで、ACTUS BOMBEATとばれた時期じきもあった。
  • SUGAR(シュガー) - CD搭載とうさいは「SUGAR CD」と表記ひょうきされていた。
  • MacKenzie(マッケンジー)
  • CD WORKS(シーディーワークス)
  • CUTEBEAT(キュートビート) - 近年きんねん機種きしゅとしてはソニーとおなじく国内こくないでは数少かずすくないカセットデッキ部分ぶぶんにフルロジックメカ&リモコンを採用さいよう
  • Aurex TY-AK1 - 業界ぎょうかいはつハイレゾ音源おんげん対応たいおうCDラジカセ。SDカードやUSBメモリーへ保存ほぞんした、最高さいこう192kHzきろへるつ/24bitのハイレゾ音源おんげんファイル(FLAC、WAV)を再生さいせい可能かのうのほか、CDやアナログカセットのかく音源おんげんをそれぞれデジタル処理しょりでアップサンプリングしてハイレゾ相当そうとう音質おんしつ拡張かくちょうする機能きのうそなえている。また、カセットデッキ部分ぶぶん基本きほんてきにノーマルポジションようカセットテープの録音ろくおん再生さいせい対応たいおうしているがハイ(クローム)ポジションようカセットテープは再生さいせいかぎ対応たいおうする[23]。ラジカセで20.0W+20.0Wの出力しゅつりょく対応たいおうしている。
  • Aurex TY-AK2 - 上記じょうきのTY-AK1の改良かいりょう機種きしゅBluetoothインターフェイスによる音声おんせいワイヤレス受信じゅしん機能きのう、およびBluetoothインターフェイスによるCD・カセットテープとう各種かくしゅ音声おんせい送信そうしん機能きのう追加ついか。なお、とう機種きしゅのブランドロゴマーク改訂かいていばん(Aurex → AUREX)となる機種きしゅは2023ねん7がつ20日はつか発売はつばいのAUREX TY-AK21となる。
  • Aurex TY-ANK1 - Aurexブランドとしては最小さいしょうサイズとなるシンプルなCDラジカセ。しょう口径こうけいこう出力しゅつりょくネオジウムスピーカーとBluetooth受信じゅしん機能きのう搭載とうさい
  • TY-CDX9 - ハイポジションようカセットテープの再生さいせい(メタルポジションようカセットテープ再生さいせい先述せんじゅつのAurex TY-AK1の注釈ちゅうしゃく参照さんしょう)に対応たいおう
  • TY-CDK9 - ハイポジションようカセットテープの再生さいせい(メタルポジションようカセットテープ再生さいせい先述せんじゅつのAurex TY-AK1の注釈ちゅうしゃく参照さんしょう)に対応たいおう
  • TY-CDK8
  • TY-CDX7
  • TY-CDH7
  • TY-CDS7
  • TY-CK2
  • TY-CWX80
  • TY-CDK7
  • TY-CDS6
  • TY-CK1
  • TY-CK4
  • TY-CDS5
  • TY-CDK5
  • TY-CDX91
  • AUREX TY-CDX92 - 上記じょうきのTY-CDX91のブランド変更へんこう機種きしゅ(TOSHIBAブランド → AUREXブランド)。
  • TY-CDW88
  • TY-CDW99 - ハイポジションようカセットテープの再生さいせい対応たいおうしているほか、さら先述せんじゅつのTY-AK1/AK2/AK21では特定とくてい条件じょうけんたしていないと再生さいせいすることができなかったメタルポジションようカセットテープの再生さいせい標準ひょうじゅん対応たいおう
  • TY-CDW990 - 上記じょうきのTY-CDW99の実質じっしつてきなマイナーチェンジ機種きしゅ[24]
  • AUREX TY-CDW991 - 上記じょうきのTY-CDW990のブランド変更へんこう機種きしゅ(TOSHIBAブランド → AUREXブランド)かつ、ワイドFM対応たいおうCDダブルラジカセの2024ねん現在げんざいにおける現行げんこうモデル。
  • TY-CDM1 - 東芝とうしば史上しじょう最小さいしょうのCDラジカセ。これのマイナーチェンジばんとしてTY-CDM2が存在そんざいする。
  • Aurex TY-ANK1 - 上記じょうきのTY-CDM1/CDM2をベースに、こう出力しゅつりょくネオジウムスピーカーとBluetooth受信じゅしん機能きのう搭載とうさいする。
  • TY-XKR1 - 東芝とうしばエルイートレーディング(TLET)開発かいはつ製造せいぞうした一連いちれんのラジカセとしてははつのモノラルタイプの機種きしゅ純粋じゅんすいなモノラルラジカセでありながら、録音ろくおん/再生さいせいよう磁気じきヘッドには既存きそんのステレオラジカセようの4トラック・2チャンネル録音ろくおん/再生さいせいよう磁気じきヘッドが搭載とうさいされており、また、イヤホン端子たんし外部がいぶ入力にゅうりょく端子たんしにはそれぞれ3.5mmステレオミニジャックが採用さいようされている。

ソニー(初代しょだい法人ほうじんげんソニーグループ) → ソニーマーケティングソニー(2代目だいめ法人ほうじん[編集へんしゅう]

  • エナジーシリーズ - セパレートがたラジカセは「エナジースリーラン」
  • スタジオシリーズ - CF1980とうミキシング機能きのうのついたもの。
  • TV SOUND(ティーヴィーサウンド) - テレビ音声おんせいチューナー内蔵ないぞう
  • ZILBA'P(ジルバップ)
  • SIR-Ⅲ(サー・スリー) - デッキ業界ぎょうかいはつのフェザータッチ・オペレーション(フルロジック・コントロール)を採用さいようし、さらにデジタル表示ひょうじ方式ほうしき(ただし、シンセサイザー方式ほうしきではない)によるFM/AMアナログチューナーや内蔵ないぞうされているデジタル時計とけい連動れんどうさせたタイマースタンバイろくさい機能きのう採用さいようした上級じょうきゅう志向しこう高機能こうきのうがたステレオラジカセ。ドルビーBタイプろくさいハイポジションクロムポジション)/フェリクロムポジションろくさい対応たいおう
  • Sneaker(スニーカー) - 廉価れんかけいモノラルラジカセ。
  • MUSICAN(ミュージカン) - コンパクトなたてがたラジカセ。
  • XYZ(ジィーゼット) - のちカーナビゲーションシステムの商標しょうひょう転用てんようされた。
  • Metal365(メタルサンロクゴ) - そのとおりメタルテープろくさい対応たいおう(ただし、ハイポジションは録音ろくおん対応たいおうせず、再生さいせいのみ対応たいおう)したステレオミニラジカセ。
  • AC/DCコンポ
  • STEREO CUBLIC(ステレオ・キューブリック) - スピーカーシステムが上下じょうげ90°回転かいてん可能かのう着脱ちゃくだつ可能かのうな3ピースがたコンパクトステレオラジカセ。
  • STEREO CHORDMACHINE(ステレオ・コードマシン) - コード演奏えんそうリズムマシン機能きのう搭載とうさいした電子でんし楽器がっきふうステレオラジカセ。
  • DoDeCaHORN(ドデカホーン) - CDラジカセは「ドデカホーンCD」。型番かたばん当初とうしょCFSではじまったが、「ドデカホーンCD」発売はつばいはCDプレーヤー搭載とうさいふくすべてCFDではじまり、その「D」はドデカホーンの。なお、シリーズおわりうり、この型番かたばん普及ふきゅう価格かかくたいのCDラジカセにさい利用りようされた。(「D」はディスク、すなわちCDの
  • PRESH(プレッシュ) - 従来じゅうらいのCDラジカセの常識じょうしきまるみをびたフォルム)をくつがえした、コンパクトなスクエアがたデザインの大人おとなけ“パーソナルCDシステム”。CCCRシステム搭載とうさいにより、はば480mmを実現じつげん初号しょごうはCFD-K10であったが、2号機ごうき以降いこうではZSの型番かたばん使つかわれた。くわえて2号機ごうき以降いこうはコンパクトサイズを犠牲ぎせいにせずスピーカーボックス容量ようりょうかせため、AC電源でんげん専用せんようとなった。発売はつばい当時とうじ比較的ひかくてきコンパクトなサイズのCDラジカセでありながらてい価格かかくたいのミニコンポをもしのすぐれた高音こうおんしつりであったため、レコーディングスタジオようのモニターようパーソナルオーディオシステムとして一定いってい評価ひょうかがあった。
  • SONAHAWK(ソナホーク) - CCCRシステム搭載とうさいにより、ダブルデッキモデルではば480mmを実現じつげん付属ふぞく一部いちぶ機種きしゅではオプションSWV-1、ZS-66は本体ほんたい一体いったい)のジャイロステージにより、電動でんどう左右さゆう15(ZS-66は25)、うえ15した5(ZS-66は上下じょうげ可動かどうなし)本体ほんたい可動かどうする。ZS-8ではさらに進化しんかしたスーパージャイロステージを搭載とうさいし(スーパージャイロステージのオプション設定せっていはなし)、(リモコン信号しんごうにより)リスナー位置いちをキャッチし音質おんしつおとじょう自動じどう調整ちょうせいする。(シリーズ最終さいしゅうモデルであるZS-70/607はジャイロステージ搭載とうさい、オプションSWV-1にも対応たいおう
  • CELEBLITY(セレブリティー)
  • Dr.CHANGER(ドクターチェンジャー) - 3まいCDチェンジャーひかりデジタル出力しゅつりょく端子たんし搭載とうさいし、さらにAMステレオ放送ほうそう対応たいおう。ソナホークの実質じっしつてき後継こうけい型番かたばんほんシリーズにかぎZSXあたえられた。なお、ZSX-7000はダブルカセットデッキ仕様しよう、ZSX-5000はシングルカセットデッキ仕様しようとなっており、双方そうほうとも一連いちれんのソニーのCDラジカセとしては最後さいごのドルビーBタイプろくさい・メタルテープろくさい対応たいおう機種きしゅでもあった。
  • Wキッド
  • 050(ゼロハン)- WA-11はモノラルろくさい対応たいおう、WA-33はステレオろくさい対応たいおう、WA-55はステレオろくさい対応たいおうのほか、ワンポイントステレオマイクを搭載とうさい。またシリーズ最上級さいじょうきゅうモデルのWA-77はワンポイントステレオマイクの搭載とうさい見限みかぎわりにオートリバース再生さいせい対応たいおうさせた。
  • YOKOHAMA(ヨコハマ) - シリーズの上級じょうきゅうモデルはオートリバースろくさい・ドルビーBタイプろくさい・メタルテープろくさい対応たいおう(ただしハイポジションテープは再生さいせいのみ対応たいおう)していた。
  • DEGITABLE(デジタブル) - 平面へいめんがたAPM振動しんどうばんもちいたフルレンジスピーカーを搭載とうさいした高音こうおんしつタイプのミニラジカセ。ドルビーBタイプろくさい・メタルテープろくさい対応たいおう(ただしハイポジションテープは再生さいせいのみ対応たいおう)。
  • MD Link(MDリンク) - ひかりデジタル出力しゅつりょく、ライン入出力にゅうしゅつりょく端子たんし搭載とうさい(MDシステムではない)。ハイポジションテープろくさい対応たいおう(メタルテープは再生さいせいのみ対応たいおう)。ダブルデッキモデルは初号しょごうZS-D1のみ。同機どうきのデザインはソナホークに類似るいじしているので、むしろこちらのほうがソナホークの実質じっしつてき後継こうけいともいえる。ほんシリーズおわりうり型番かたばんZSはCDラジオにもちいられている。
  • MD Link Plus(MDリンクプラス) - 上記じょうき端子たんしくわえMDコントロール、DCアウト端子たんし搭載とうさい。MDウォークマン制御せいぎょ充電じゅうでん可能かのう。バーティカルローディングCDトレイはつ搭載とうさい
  • MDIO(エムディオ) - MDシステム。型番かたばんZS-Mはシリーズおわりうり継続けいぞく使用しようされた。
  • ザ・たんぱ録音ろくおんラジカセ - 日本短波放送にほんたんぱほうそう共同きょうどう開発かいはつ。ラジオたんぱのAMもけ、タイマーを内蔵ないぞうしているので留守るすろくもできる。愛称あいしょうかぶろくラジカセ」。
  • My First Sony(マイファーストソニー)- はじめて音響おんきょう機器ききれる9さい以下いか子供こどものユーザーを対象たいしょうとしたシリーズ。
  • widdit - ストリートけポータブルオーディオのシリーズでありCDラジカセもラインナップされていた。CDラジカセとしては異例いれいの「10びょうおんびガードメモリー」搭載とうさい
  • CFD-S70 - 2016ねん発売はつばい開始かいし。ワイドFMに対応たいおうし、ステレオ音声おんせいによる外部がいぶ入力にゅうりょく端子たんし(3.5mmステレオミニジャック)を装備そうびしたシンプルかつベーシックなCDラジカセ。
  • CFD-S401 - 2017ねん発売はつばい開始かいし。ワイドFMに対応たいおうし、フルロジックコントロールによるカセットデッキを搭載とうさいしたCDラジカセ。上記じょうきのCFD-S70同様どうよう、ステレオ音声おんせいによる外部がいぶ入力にゅうりょく端子たんし(3.5mmステレオミニジャック)を装備そうびしている。

アイワ(秋田あきたけん十和田とわだオーディオ)[編集へんしゅう]

  • 2017ねんあきにワイドFM対応たいおうCDラジカセを発売はつばい[25]ほうじられたが通販つうはんサイトにそのるい表示ひょうじられず、販売はんばいふゆにずれこんだ。2018ねん専用せんようサイトの閲覧えつらん可能かのうになり、若干じゃっかんのデザインの改定かいてい販売はんばいされている。[26]

クマザキエイム[編集へんしゅう]

  • WUTA (KCR-207S。カラオケCDダブルラジカセ[27]
  • RCM-1221 - シングルラジカセ、SD/USBメモリ対応たいおう。CDし。[28]

小泉こいずみしげる[編集へんしゅう]

  • SOUNDLOOK(サウンドルック)

Rhino Products[編集へんしゅう]

  • CCR-17W - 2017ねんにCDダブルラジカセを新規しんき開発かいはつしたが、販売はんばい終了しゅうりょう

こうはな物産ぶっさん[編集へんしゅう]

  • WINTECH(ウィンテック) - 2015ねんにCDダブルラジカセを新規しんき開発かいはつしたが、開発かいはつ終了しゅうりょう
  • MateStar(メイトスター) - 中国ちゅうごく大手おおてファクトリーメーカーブランドであったが、Wintechに統合とうごう

山善やまぜん[編集へんしゅう]

  • Qriom(キュリオム) CDラジカセ YCD-C600

ホノベ電機でんき[編集へんしゅう]

  • BOOS CDラジカセレコーダー

とうしょう[編集へんしゅう]

  • T-CDK705 かんたん速度そくど調整ちょうせい機能きのうきCDラジカセ

ドウシシャ[編集へんしゅう]

  • SANSUI CDラジカセ MS-CD3
  • SANSUI ステレオミニラジカセ SCR-B2
  • ORION ステレオラジカセ SCR-B5/SCR-B7

ム電機むでんき[編集へんしゅう]

  • AudioComm(オーディオコム)

TEES[編集へんしゅう]

  • TS-CD838-BK

ベジタブル[編集へんしゅう]

  • GD-CD350

ANABAS[編集へんしゅう]

  • CD-C500
  • CD-C300 - インテリアとの調和ちょうわ目指めざしたモデル。

Touch[編集へんしゅう]

  • TC-DR2AT

FIFTY[編集へんしゅう]

  • DSCD-390 - 2017ねんでワイドFMに対応たいおう
  • DSCD-350 - マイク機能きのうのないモデル。

シィー・ネット[編集へんしゅう]

  • CRXM01WH

STAYER[編集へんしゅう]

  • AZCCA-BK, AZCCA-BL, AZCCA-RD

アズマ[編集へんしゅう]

  • CD-50-S

ヒロ・コーポレーション[編集へんしゅう]

  • HKM-01 ワイドFM対応たいおう

CICONIA[編集へんしゅう]

  • TY-1709 Bluetooth対応たいおう

derectvue[編集へんしゅう]

GRAMOLUX[編集へんしゅう]

  • CRC02 BK

FUZE[編集へんしゅう]

  • CDRC4W - CD・AM/ワイドFMラジオカセットプレーヤー

ラジカセ生産せいさんから撤退てったいしたメーカーおよびそのブランドめい[編集へんしゅう]

アイワ(初代しょだい法人ほうじんげん・ソニー〈代目だいめ法人ほうじん〉)[編集へんしゅう]

  • CARRY COMPO
  • STRASSER(シュトラッサー) - ミニコンポとシリーズめい共用きょうよう
  • ターボソニック
  • フットワーク

オンキヨー(2代目だいめ法人ほうじん以前いぜんオンキヨーホームエンターテイメントオンキヨーテクノロジープレミアムオーディオカンパニーテクノロジーセンター[編集へんしゅう]

  • ZAC55(ザック ゴーゴー) - 同社どうしゃではセパレートがたラジカセのことを「デスクトップコンポ」と名乗なのっていた。

ケンウッド(げん・JVCケンウッド)[編集へんしゅう]

  • WOODSTOCK(ウッドストック) - ミニコンポとシリーズめい共用きょうよう
  • RAMPAGE(ランページ) - 2010ねん12月に最終さいしゅう機種きしゅである「MDX-L1」の生産せいさん終了しゅうりょうし、消滅しょうめつした。

三洋電機さんようでんき[編集へんしゅう]

  • U4 - 通称つうしょう「おしゃれなテレコ」
  • V2 - 上記じょうきのU4シリーズ同様どうよう通称つうしょう「おしゃれなテレコ」でしたしまれた
  • BiG BEN(ビッグベン)
  • Σしぐま)ZooSCENE(ズシーン) - CMにボン・ジョヴィ起用きようしていたことでも有名ゆうめい。1988ねん当時とうじボン・ジョヴィは三洋さんようのAV機器ききのキャラクターでもあった。1989ねんにはホイットニー・ヒューストンを、1990ねんには今井いまい美樹みき起用きよう
  • (S)ZooSCENE(エス・ズシーン) - 後述こうじゅつするプリミエールの前身ぜんしんとなるコンパクトけいCDラジカセのブランド。
  • primaire(プリミエール)- Sズシーンの後継こうけいブランドだが最上級さいじょうきゅう機種きしゅかぎドルビーBタイプNR・メタルテープ録音ろくおん電動でんどうパネル・CDチェエンジャー機能きのう・サイトリックスコーンスピーカー[30]搭載とうさい
  • ROBO(ロボ) - 先述せんじゅつのMy First Sony同様どうよう、カラフルな知育ちいく玩具おもちゃ意識いしきした9さい以下いか子供こども対象たいしょうとしたラジカセ。電子でんし貯金ちょきんばこまでラインナップされていた。
  • CD POT(CDポット)

鳥取三洋電機とっとりさんようでんきげん三洋さんようテクノソリューションズ鳥取とっとり[編集へんしゅう]

  • FISHER(フィッシャー) - かつてU4シリーズを海外かいがいけに「FISHER」ブランドをかんしていた。もともとはアメリカ電機でんきメーカー「エマソン・エレクトリック傘下さんか高級こうきゅうオーディオメーカーであり、1975ねん三洋電機さんようでんき買収ばいしゅうし、海外かいがい専用せんようブランドとしてオーディオ製品せいひん販売はんばいしていた。

シャープ[編集へんしゅう]

  • THE SEARCHER(ザ・サーチャー) - たてきラジオカセットでははつのWデッキ採用さいよう。シングルカセット採用さいよう機種きしゅのGF-8Sには当時とうじ数少かずすくなかったシンセサイザーチューナーを搭載とうさいしていた。
  • AUTO DISC(オートディスク) - 日本にっぽんはつのレコードプレーヤー内蔵ないぞうラジオカセット。レコード再生さいせいにオートリバース機構きこう採用さいようしコンポがたおなじシリーズめいである。
  • SEGNO(セグノ) - ヤマハとの共同きょうどう開発かいはつひん同社どうしゃのASTシステムを搭載とうさいさい上位じょうい機種きしゅにはタッチパネル液晶えきしょう装備そうび
  • TWINCAM W(ツインカムダブル) - 1つのスロットにカセットテープを2ほん装填そうてんし、それぞれのテープリールをおな回転かいてんじく駆動くどう
  • MD studio(MDスタジオ) - ミニコンポとシリーズめい共用きょうよう(2003ねん5がつ発売はつばいのMD-F350をもってシリーズ展開てんかい終了しゅうりょう以降いこう機種きしゅ下記かきのAuviシリーズとして発売はつばいされた)。
  • Auvi(アウビィ) - ミニコンポ、ポータブルMDとシリーズめい共用きょうよう(2006ねん発売はつばいのSD-FX33をもってシリーズ展開てんかい終了しゅうりょう。2023ねん現在げんざい、シャープはオーディオ事業じぎょうからすで撤退てったいみとなっている)。
  • DIGITURBO(デジターボ)

NASA通信つうしん[編集へんしゅう]

  • NASA1200GX DJ573 - シャープのOEM

日本にほんコロムビア、もしくはDENON(デンオン)げんデノン コンシューマーマーケティング[編集へんしゅう]

日本にほんビクター(げん・JVCケンウッド)[編集へんしゅう]

  • ラジオカセッター(RCシリーズ)
    • レポ - 同社どうしゃのカセッター(カセットテープレコーダー)と商標しょうひょう共有きょうゆう
    • CELLUAR(セルラ) - 同社どうしゃのFM/AMラジオと商標しょうひょう共有きょうゆう。セルラホーンがたスピーカーグリルを採用さいようしているのが特徴とくちょう
    • ろくかい(ロクスケ)- VHF/UHFのTVチューナーを搭載とうさい
  • ステレオカセッター(どうRCシリーズ)
    • STEREO(ステレオ)
    • スペクテーター
    • BIPHONIC(バイホニック)
    • BILBO(ビルボ)
    • メタルカセッター(RC-Mシリーズ) - メタルテープ録音ろくおん再生さいせい標準ひょうじゅん対応たいおうしたステレオカセッター(ステレオラジカセ)のシリーズの総称そうしょう
  • P-COMPO(ピーコン・PCシリーズ) - 3電源でんげん対応たいおうした搬型セパレートミニコンポであるが、そのコンセプトじょう先述せんじゅつのアイワのキャリーコンポ同様どうよう、セパレートがたラジカセとみなすことができる。
    • WAO!(ワオ!) - 上記じょうきのP-COMPOの格納かくのうしきレコードプレーヤー搭載とうさいモデルにあたる。
    • P-COMPO MINI(ピーコン・ミニ) - 上記じょうきのP-COMPOの縮小しゅくしょうばん。カセット部分ぶぶん脱着だっちゃく可能かのうであり、録音ろくおん機能きのうきのヘッドホンステレオとして利用りようできる。
    • √2(ルート2) - 上記じょうきのP-COMPOのWカセットばんシリーズ。
  • DOBLES(ダブルス) - カセット部分ぶぶん脱着だっちゃく可能かのうで、録音ろくおん機能きのうきのヘッドホンステレオとして利用りようできるミニステレオラジカセ。
  • CDean(シーディーン)
  • CDian(シーディアン)
  • CDioss(シーディオス)
  • G-HORN(ジーホーン)
  • SLENDY(スレンディ)
  • DRUM CAN(ドラムカン)
  • Sound Rocket!(サウンドロケット)
  • MD CREATION(MDクリエイション) - ミニコンポとシリーズめい共用きょうよう
  • Clavia(クラビア) - 一般いっぱん市場いちばけは2015ねんまでにすべ生産せいさん終了しゅうりょう教育きょういく市場いちばけのベーシックなCDラジカセとなるRC-QS21のみ2016ねんまつまでに生産せいさん販売はんばい終了しゅうりょう

日本にほんマランツげんマランツコンシューマーマーケティング[編集へんしゅう]

  • STANDARD(スタンダード)- 前身ぜんしんのポータブルラジオメーカー「スタンダード工業こうぎょう」のブランド(1975ねんまで)。
  • SUPERSCOPE(スーパースコープ) - 日本にほんマランツの当時とうじ親会社おやがいしゃ名前なまえ日本にっぽんはつのダブルカセット、日本にっぽんはつの3ヘッド搭載とうさいなど。
  • unix(ユニックス) - 1980年代ねんだい初頭しょとう採用さいようしていたブランド。
  • marantz(マランツ) - 一部いちぶ大型おおがたにのみ採用さいよう高級こうきゅうブランドと位置いちづけていたため)。これらはいずれもブランドめいであり、とくにシリーズめいっていなかった。

パイオニア (ホームAV機器きき事業じぎょうのパイオニアホームエレクトロニクス→オンキヨー&パイオニア→オンキヨーホームエンターテイメント→オンキヨーテクノロジー→プレミアムオーディオカンパニーテクノロジーセンター)[編集へんしゅう]

  • CENTREX(セントレックス) - 本来ほんらい北米ほくべい市場いちばけのブランド。
  • MultiBoy(マルチボーイ)- ステレオラジカセ。
  • Runaway(ランナウェイ) - 上記じょうきのMultiBoyの後継こうけいシリーズとなるステレオラジカセ。CMソングにデビュー当時とうじのシャネルズ(ラッツ&スター)を起用きようしていた。

日立製作所ひたちせいさくしょげん日立ひたちコンシューマ・マーケティング)[編集へんしゅう]

  • Lo-D(ローディー)[31]
  • PERDiSCO(パディスコ) - CDし。ヘッドホンステレオ内蔵ないぞう機種きしゅ(アイワからのOEM)も存在そんざいした。
  • CDロードジム - CDき。EDITBORG登場とうじょう欧米おうべい専売せんばい機種きしゅに。
  • EDITBORG(エディットボーグ) - CDき。ぜん機種きしゅメーカーからのOEM、および韓国かんこくGoldster(げんLG)との共同きょうどう開発かいはつ生産せいさん委託いたく製品せいひん
  • 見聞けんぶんろく(けんぶんろく) - 白黒しろくろテレビ機種きしゅによってはカラーテレビき、いわゆるラテカセ

ブラザぶらざ工業こうぎょう[編集へんしゅう]

  • JOYSOUND(ジョイサウンド) - シリーズめいではなく、同社どうしゃのオーディオブランドであった。のちにグループ企業きぎょうエクシング通信つうしんカラオケのサービスめい転用てんようされた。

三菱電機みつびしでんき[編集へんしゅう]

  • JEAGAM(ジーガム) - BCLラジオとブランドめい共用きょうよう
  • DIATONE(ダイヤトーン)

ヤマハ(げんヤマハミュージックジャパン[編集へんしゅう]

  • TIFFANY(ティファニー) - ASTシステム搭載とうさい。ミニコンポ、ポータブルCDプレーヤーとシリーズめい共用きょうよう。また、本体ほんたい(のデザイン)もミニコンポと共用きょうようぜん機種きしゅAC電源でんげん専用せんよう、かつダブルカセットで、重量じゅうりょうがあるのでハンドルは2ほん装備そうび。スピーカーは(付属ふぞくホルダーを付属ふぞくスピーカーにビスめすることで)本体ほんたい一体いったいでき、また、ワンタッチで分離ぶんりもでき、AST-C25/15では別売べつうりのスタンドにスピーカーを固定こていしてゆかき(スピーカーはちゅうく)することもでき、しんのレイアウトフリーを(ラジカセで)実現じつげんしている。AMは付属ふぞくループアンテナ(本体ほんたい背面はいめん装着そうちゃくずみ可動かどうしき)で受信じゅしんぜん機種きしゅTV(アナログ)音声おんせいチューナー(ぜんチャンネル(1~62ch)・ステレオおん対応たいおう搭載とうさい。AM、FMとも外部がいぶアンテナにも対応たいおう。なお、ASTシステムを搭載とうさいしている都合つごうじょう付属ふぞく以外いがいのスピーカーは使用しようできない。(専用せんようプラグのため物理ぶつりてきにも接続せつぞく不可ふか。)

松下電器産業まつしたでんきさんぎょう → パナソニック(初代しょだい法人ほうじんげんパナソニックホールディングス[編集へんしゅう]

  • RQシリーズ
  • The 3(ザ・サード) - スピーカー着脱ちゃくだつしきぜん機種きしゅがメタルろくさい対応たいおうのほか、RX-C45をのぞくほとんどの機種きしゅドルビーBタイプNR対応たいおうしており、このうち上級じょうきゅう機種きしゅかぎろくさいヘッドにはラジカセようとしては贅沢ぜいたくアモルファスろくさいヘッドが搭載とうさいされた。さら小型こがたしたThe 3Mini(ザ・サードミニ、RX-C50)やドルビーBタイプNRの搭載とうさい見限みかぎわりにろくさい対応たいおう5素子そしグラフィックイコライザー搭載とうさいしたThe 3グライコ(RX-C45)も存在そんざいほんコンセプトはCDラジカセRX-E250にがれた。
  • STATION(ステーション)
  • Kangaroo(カンガルー) - ヘッドホンステレオ内蔵ないぞうしき
  • RIDDIM VOX(リディムボックス) - パーソナルPAシステム。ギターやベースを直接ちょくせつ接続せつぞくできる。
  • SPATIALIZER(スペシャライザー)
  • MUSIC STATION(ミュージックステーション) - DCC/CDシステム。RX-DD1、RX-DD2どもにダブルオートリバースデッキモデルで、デッキ1はACC録音ろくおん/再生さいせい(ドルビーBタイプNR搭載とうさい)、デッキ2はDCC録音ろくおん/再生さいせいおよびACC再生さいせい対応たいおうしている。(りょうデッキともオートテープセレクターきでさらにデッキ1はハイポジ/メタルろくさいにも対応たいおう)AC電源でんげん専用せんよう。なお、テレビ朝日てれびあさひ同名どうめい番組ばんぐみとはまった無関係むかんけいである。
  • FDシリーズ
  • DTシリーズ - ダブルデッキモデル。バブルのラジカセでもっと人気にんきたかい。発売はつばい当初とうしょさい上位じょうい機種きしゅかぎりドルビーBタイプNRのみならず、ドルビーCタイプNR搭載とうさいした機種きしゅ(RX-DT80、RX-DT9/8)も存在そんざいしていた。DT、EDシリーズは「コブラトップ」「サイバートップ」のブランドがられている。前者ぜんしゃ電動でんどう開閉かいへいしきディスプレイ、後者こうしゃはパワーローディングカセット(電動でんどう開閉かいへいしきカセットホルダー)をそれぞれ搭載とうさいしている。「コブラトップ」にはさらにバリエーションがあり、音声おんせいガイド「テクノボイス」を併載した「テクノコブラトップ」、(RX-DT909のみ。AC電源でんげん電源でんげんきり」かつコブラトップ閉時)センサーにをかざすとコブラトップがひらき、最後さいご演奏えんそうしていたソースの再生さいせい同時どうじはじまる「マジカルコブラトップ」(無効むこう設定せってい工場こうじょう出荷しゅっか有効ゆうこう設定せってい)もあった。また、「サイバートップ」コンセプト(RX-DT901/701)のうち、パワーローディングカセットは先述せんじゅつの「MUSIC STATION」(ぜん機種きしゅ)のほか、「マジカルコブラトップ」(RX-DT75のみ)やSTシリーズ(RX-ST7/9G)などにがれた。
  • DSシリーズ - シングルデッキモデル。DTシリーズ同様どうよう上級じょうきゅう機種きしゅ(RX-DS50、およびRX-DS55/45)にかぎりハイポジ/メタルろくさい・ドルビーBタイプNR対応たいおう。それ以外いがい機種きしゅはハイポジろくさい/メタル再生さいせい、もしくはハイポジ/メタル対応たいおう
    • オレッキー - DSシリーズの1つ。イタリアで「みみ」の意味いみであり、スピーカー着脱ちゃくだつ不可ふか)がぞうみみをイメージした形状けいじょうであることが特徴とくちょう。RX-DS33、RX-DS36Gの2機種きしゅのみのリリースで、前者ぜんしゃはマイク入力にゅうりょくたないわりにマイクを本体ほんたいひだりスピーカー上部じょうぶ内蔵ないぞうし(数少かずすくないマイク内蔵ないぞうCDラジカセの1機種きしゅ)、後者こうしゃはそれをはずわりにマイク入力にゅうりょく映像えいぞう出力しゅつりょく音声おんせいはテレビに接続せつぞく不可ふか)を装備そうびくわえてCDをCD+G対応たいおうとすることでカラオケに対応たいおう一見いっけん、(本体ほんたい縦長たてながなので)たてがたえるが、実際じっさいはスピーカーふくめたよこはばたかさをえるので横型よこがた分類ぶんるいされる。
  • STシリーズ - ダブルデッキモデル。たてがたフォルムが特徴とくちょう。(実際じっさいにはよこはばたかさ(ST5/5Dはコブラトップ閉時)をえるので横型よこがた分類ぶんるいされる)
  • EDシリーズ - 国内こくないメーカーのテープセレクターき(ハイポジろくさい対応たいおうするがメタルは再生さいせいのみ対応たいおう)としては2011ねんにして唯一ゆいいつ機種きしゅであったが、現在げんざいすでに生産せいさん終了しゅうりょう販売はんばい終了しゅうりょうみ。
  • ESシリーズ
  • DDシリーズ - DCC/CDシステム
  • MDXシリーズ - MDシステム
  • Dシリーズ
    • RX-D47 - 先代せんだい機種きしゅとなるRX-D45をもとにワイドFMに対応たいおうするなどの一部いちぶ改良かいりょう実施じっしされた機種きしゅ。2016ねん発売はつばいされ、2021ねん7がつ現在げんざい時点じてんにおいて同社どうしゃ販売はんばいするラジカセ・CDラジカセるい機種きしゅとしては唯一ゆいいつ現行げんこう機種きしゅとなっていたが同年どうねん8がつを以って生産せいさん終了しゅうりょうとなり、2022ねん3がつまでに販売はんばい終了しゅうりょう。これにより事実じじつじょう同社どうしゃ生産せいさん販売はんばいするラジカセはすべ姿すがたすこととなり、名実めいじつども53ねん歴史れきしまくろすこととなった。

そう[編集へんしゅう]

  • WS-90 - 2016ねん高機能こうきのうワイドFM対応たいおうCDダブルラジカセを開発かいはつ国内こくない唯一ゆいいつハイスペック路線ろせん継続けいぞくしていたが2018ねんにはハピネスショップほかの購買こうばいサイトそのものが消滅しょうめつしている。

かくモデルのおもて形式けいしき一覧いちらん[編集へんしゅう]

現在げんざい整備せいびちゅうひょう

ラジカセのモデル一覧いちらん
ブランドめい 型式けいしきめい メーカーめい ステレオ/モノラルのべつ カセットのかず(シングル/ダブル) CD搭載とうさい 備考びこう 最初さいしょのモデルの発売はつばいねん 最終さいしゅうモデル(最新さいしんモデル)発売はつばいねん メーカー販売はんばい継続けいぞく/終了しゅうりょう
Belsona TRT-398 (ベルソーナ TRT-398) 日立製作所ひたちせいさくしょ (ラジカセ以前いぜん製品せいひんはつトランジスタラジオ搭載とうさいオープンリールしきテープレコーダ。 1963ねん 終了しゅうりょう
RQ-231 松下電器産業まつしたでんきさんぎょうげん・パナソニックホールディングス) モノラル シングル 世界せかいはつの2バンドラジオ(FM・AM)しきラジカセ 1967ねん12月 終了しゅうりょう
TPR-101 アイワ モノラル シングル 国産こくさんはつの3バンドラジオ(FM・SW・AM)しきラジカセ 1968ねん5がつ 終了しゅうりょう
スタジオ1980 CF-1980 ソニー モノラル シングル ミキシング録音ろくおん機能きのう音源おんげんとしてラジオ、テープ、外部がいぶマイク、ライン入力にゅうりょくから2系統けいとう選択せんたくしミックス)。ツーウェイスピーカー(16cmウーファー + 5cmツイーター)。FM/AM。70まんだいというラジカセのこ販売はんばい台数だいすう記録きろく[32][33] 1974ねん 終了しゅうりょう
スタジオ1990 CF-1990 ソニー モノラル シングル スタジオ1980の拡張かくちょうばん。ミキシング録音ろくおん機能きのう音源おんげんを3系統けいとう選択せんたくしミックス)。2ウェイスピーカー(20cmウーファー + 5cmツイーター)。FM/SW/MW[34] 1976ねん 終了しゅうりょう
SONAHAWK(ソナホーク) ソニー ステレオ ダブル CD シリーズさい廉価れんか機種きしゅのZS-3をのぞくほとんどの機種きしゅメタルポジションようカセットテープの録音ろくおん再生さいせい、およびドルビーBタイプNRもちいた録音ろくおん再生さいせいにそれぞれ対応たいおう。FM/AM(このうちZS-8、およびZS-66のみAMステレオ放送ほうそう受信じゅしん機能きのう対応たいおう)。ひかりデジタル出力しゅつりょく端子たんしTOSリンクS/PDIF搭載とうさい別売べつばい付属ふぞくのワイヤレスリモコンによる本体ほんたいのリスニングポジションを任意にんいでコントロール可能かのう電動でんどうジャイロステージ(電動でんどうスイーベルスタンド)が用意よういされていた。 1990ねん - 1995ねん 終了しゅうりょう
メタルカセッターM70 RC-M70 日本にほんビクター(げん・JVCケンウッド) ステレオ シングル 業界ぎょうかいはつメタルポジションようカセットテープの録音ろくおん再生さいせい対応たいおうした大型おおがたステレオラジカセ。録音ろくおん/再生さいせい消去しょうきょよう各種かくしゅ磁気じきヘッドに同社どうしゃ高級こうきゅうクラスのカセットデッキにも採用さいようされたセンアロイ(SA)ヘッドを搭載とうさいワウ・フラッター0.065%(WRMS)を達成たっせいし、前後ぜんご10きょく自動じどうあたま選曲せんきょくやマイクミキシング録音ろくおん再生さいせい機能きのうはりしき左右さゆう独立どくりつVUレベルメーター。2ウェイステレオスピーカー(16cmウーファー + 5cmツイーター×2)。総合そうごう実用じつよう最大さいだい出力しゅつりょく20W(10W + 10W)。FM/AM。 1979ねん9がつ 終了しゅうりょう
メタルカセッターM60 RC-M60 日本にほんビクター(げん・JVCケンウッド) ステレオ シングル メタルポジションようカセットテープの録音ろくおん再生さいせい対応たいおうした大型おおがたステレオラジカセ。録音ろくおん/再生さいせい消去しょうきょよう各種かくしゅ磁気じきヘッドに同社どうしゃ高級こうきゅうクラスのカセットデッキにも採用さいようされたセンアロイ(SA)ヘッドを搭載とうさい。2モーター・フルロジックメカニズムを採用さいようし、ワウ・フラッター0.06%(WRMS)を達成たっせいはりしきシングルレベルメーター(ただし、録音ろくおんのみ)。バイホニック・ステレオ・サウンド・システム。2ウェイステレオスピーカー(16cmウーファー + 5cmツイーター×2)。総合そうごう実用じつよう最大さいだい出力しゅつりょく8W(4W + 4W)。FM(ワイドバンド対応たいおう)/AM。このほか、ほんのオプションとして有線ゆうせん接続せつぞくによるリモートコントローラー(リモコン)からの遠隔えんかく操作そうさ可能かのうだった。 1980ねん2がつ 終了しゅうりょう
メタルカセッターM80 RC-M80 日本にほんビクター(げん・JVCケンウッド) ステレオ シングル メタルポジションようカセットテープの録音ろくおん再生さいせい対応たいおうした大型おおがたステレオラジカセ。録音ろくおん/再生さいせい消去しょうきょよう各種かくしゅ磁気じきヘッドに同社どうしゃ高級こうきゅうクラスのカセットデッキにも採用さいようされたセンアロイ(SA)ヘッドを搭載とうさい。2モーター・フルロジックメカニズムを採用さいようし、ワウ・フラッター0.055%(WRMS)を達成たっせい。ボルテージしきFM/AMシンセサイザーチューナー。2ウェイステレオスピーカー(16cmウーファー + 5cmツイーター×2)。総合そうごう実用じつよう最大さいだい出力しゅつりょく12W(6W + 6W)。このほか、ほんのオプションとして有線ゆうせん接続せつぞくによるリモートコントローラー(リモコン)からの遠隔えんかく操作そうさ可能かのうだった。なお、メタルカセッターシリーズとしては唯一ゆいいつ、レベルメーターを装備そうびしていない。 1980ねん6がつ 終了しゅうりょう
メタルカセッターM50 RC-M50 日本にほんビクター(げん・JVCケンウッド) ステレオ シングル メタルポジションようカセットテープの録音ろくおん再生さいせい対応たいおうした中型ちゅうがたステレオラジカセでメタルカセッターシリーズのさい廉価れんかばんとして位置いちづけられた機種きしゅ録音ろくおん/再生さいせい兼用けんよう磁気じきヘッドに同社どうしゃ普及ふきゅうクラスのカセットデッキにも採用さいようされたメタパーム(ハードパーマロイ)ヘッドを、消去しょうきょ専用せんよう磁気じきヘッドに2ギャップ・フェライトヘッドをそれぞれ搭載とうさい。ワウ・フラッター0.12%(WRMS)。LEDしきシングルレベルメーター。2ウェイステレオスピーカー(16cmウーファー + 5cmツイーター×2)。総合そうごう実用じつよう最大さいだい出力しゅつりょく12W(6W + 6W)。FM(ワイドバンド対応たいおう)/AM。 1981ねん6がつ 終了しゅうりょう
メタルカセッターM90 RC-M90 日本にほんビクター(げん・JVCケンウッド) ステレオ シングル メタルポジションようカセットテープの録音ろくおん再生さいせい対応たいおうした大型おおがたステレオラジカセ。一連いちれんのステレオラジカセとしては唯一ゆいいつANRS( ≒ ドルビーBタイプNR)/Super ANRSノイズリダクションシステムを搭載とうさいしているほか、録音ろくおん/再生さいせい兼用けんよう磁気じきヘッドに同社どうしゃ普及ふきゅうクラスのカセットデッキにも採用さいようされたメタパーム(ハードパーマロイ)ヘッドを、消去しょうきょ専用せんよう磁気じきヘッドにセンアロイ(SA)ヘッドをそれぞれ搭載とうさい。2モーター・フルロジックメカニズムを採用さいようし、ワウ・フラッター0.05%(WRMS)を達成たっせいはりしき左右さゆう独立どくりつVUレベルメーター。2ウェイステレオスピーカー(20cmウーファー + 6.5cmツイーター×2)。総合そうごう実用じつよう最大さいだい出力しゅつりょく30W(15W + 15W)。FM(ワイドバンド対応たいおう)/AM。このほか、ほんのオプションとして有線ゆうせん接続せつぞくによるリモートコントローラー(リモコン)からの遠隔えんかく操作そうさ可能かのうだった。 1981ねん8がつ 終了しゅうりょう
おしゃれなテレコ U4 三洋電機さんようでんき ステレオ シングルまたはダブル (ごく一部いちぶ機種きしゅにCD搭載とうさいモデルあり) 1979ねん - 2009ねん 終了しゅうりょう
ACTAS(アクタス) 東京とうきょう芝浦しばうら電気でんきげん東芝とうしば モノラル シングル 1973ねん - 1978ねん 終了しゅうりょう
ACTUS BOMBEAT 東京とうきょう芝浦しばうら電気でんきげん東芝とうしば ステレオ シングル 1977ねん 終了しゅうりょう
BOMBEAT(ボンビート) 東京とうきょう芝浦しばうら電気でんきげん東芝とうしば ステレオ シングル 1978ねん - 1984ねん 終了しゅうりょう
SUGAR(シュガー) 東芝とうしば ステレオ シングルまたはダブル 1984ねん - 1989ねん 終了しゅうりょう
SUGAR CD 東芝とうしば ステレオ シングル CD 1986ねん - 1988ねん 終了しゅうりょう
CD WORKS(シーディーワークス) 東芝とうしば ステレオ シングル CD 1987ねん - 1990ねん 終了しゅうりょう
CUTEBEAT(キュートビート) 東芝とうしばライフスタイル ステレオ シングル CD 2006ねん - 2014ねん 終了しゅうりょう
Aurex TY-AK1 東芝とうしばライフスタイル ステレオ シングル CD 世界せかいはつのハイレゾ音源おんげん対応たいおうCDラジカセ。SDカードおよびUSBメモリ対応たいおう[注釈ちゅうしゃく 5] 2018ねん3がつ 終了しゅうりょう
Aurex TY-AK2 東芝とうしばライフスタイル ステレオ シングル CD 上記じょうきのTY-AK1のリファインばんにあたるハイレゾ音源おんげん対応たいおうCDラジカセ。基本きほんてき機能きのうはTY-AK1から継続けいぞくされているが、あらたにBluetoothインターフェース(受信じゅしんのみならず送信そうしんにも対応たいおう)が追加ついかされた。また、カセットデッキ部分ぶぶんはTY-AK1同様どうよう、ハイポジションようカセットテープの再生さいせい対応たいおう 2020ねん10がつ 終了しゅうりょう
AUREX TY-AK21 東芝とうしばライフスタイル ステレオ シングル CD 上記じょうきのTY-AK2のマイナーチェンジばんにあたるハイレゾ音源おんげん対応たいおうCDラジカセ。基本きほんてき機能きのう上記じょうきのTY-AK2と同一どういつ 2023ねん7がつ 継続けいぞくちゅう

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

関連かんれん文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • ニッポンラジカセだい図鑑ずかん 出版しゅっぱんしゃ:standards ISBN 978-4866360676
  • ラジカセのデザイン! 増補ぞうほ改訂かいていばん 出版しゅっぱんしゃ:たてひがししゃ ISBN 978-4845628056

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 当時とうじのテレビの外部がいぶ出力しゅつりょく端子たんしはイヤホン端子たんしのみが大半たいはんで、これは通常つうじょうイヤホンをむと同時どうじスピーカーからのおと遮断しゃだんされる仕様しようになっている。RCA端子たんし装備そうびはビデオデッキの普及ふきゅう以降いこうである。
  2. ^ テレビ音声おんせい録音ろくおん需要じゅよう考慮こうりょして、1980年代ねんだい前半ぜんはんからTVのVHF/UHF放送ほうそう音声おんせい放送ほうそう部分ぶぶんだけをけるチューナーを搭載とうさいした発売はつばいするメーカーもあったが、そのおおくは欧米おうべいのFM放送ほうそう周波数しゅうはすう領域りょういきとも互換ごかんするVHF1-3chのものがおもだった。
  3. ^ コンポーネントステレオの1コンポーネントとして使つかう、がたのレコーダー(スピーカーもふくまず、ラジオもふくまない装置そうち)は通常つうじょう「カセットデッキ」とばれる。
  4. ^ ただし、デジタルチューニングタイプのものであらかじめテレビの1-3chの周波数しゅうはすう (95.75, 101.75, 107.75MHz)のみにプリセットされたものは受信じゅしん不可ふか[17]
  5. ^ SDカードやUSBメモリーへ保存ほぞんした、最高さいこう192kHzきろへるつ/24bitのハイレゾ音源おんげんファイル(FLAC、WAV)を再生さいせい可能かのう。CDやアナログカセットのかく音源おんげんをそれぞれデジタル処理しょりでアップサンプリングしてハイレゾ相当そうとう音質おんしつ拡張かくちょうする機能きのうそなえている。また、カセットデッキ部分ぶぶん基本きほんてきにノーマルポジションようカセットテープの録音ろくおん再生さいせい対応たいおうしているがハイ(クローム)ポジションようカセットテープは再生さいせいかぎ対応たいおうする(また、メタルテープをほん再生さいせいする場合ばあい、そのままカセットホルダーに装着そうちゃくするとカセットデッキ内部ないぶ存在そんざいする保護ほごスイッチが動作どうさするため再生さいせい不可能ふかのうとなるものの、うらわざてき手段しゅだんとしてカセットハーフ上面うわつら中央ちゅうおう部分ぶぶんにあるメタルポジションよう自動じどう検出けんしゅつあなをセロハンテープで封印ふういんすることにより再生さいせい可能かのうとなる)。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ ただし1980年代ねんだい後半こうはんや1990年代ねんだいなど、ラジカセが大型おおがたした時代じだいには、おおおもすぎて実際じっさいにははこびが困難こんなん機種きしゅおおかった。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q スタイルワークスちょ『ニッポンラジカセだい図鑑ずかん』standards、2017ねん ISBN 978-4866360676無料むりょうのkndleばんあり)。pp.003-005。
  3. ^ その、パイオニアはホームAV機器きき事業じぎょうすべオンキヨー&パイオニアオンキヨーホームエンターテイメント〈2022ねん5がつ経営けいえい破綻はたんみ〉をオンキヨーテクノロジー製造元せいぞうもと〉/ティアック発売はつばい販売元はんばいもと〉へ移管いかん
  4. ^ www.radiomuseum.org「TRT-398」
  5. ^ 日本にっぽんラジオ博物館はくぶつかん「FM放送ほうそうはじまり」
  6. ^ ビデオ工房こうぼう「RQ-231」
  7. ^ sts.kahaku.go.jp「TPR-101」
  8. ^ コンパクトカセット+FM SW AM 3バンドラジオしき
  9. ^ [1]コラム、ラジカセ考察こうさつ
  10. ^ ゴールデン横丁よこちょうレトロラジオ・ラジカセかん「CF-1980Ⅱ ソニー - モノラルラジカセの完成かんせいがたとのごえも」
  11. ^ 当時とうじ市場いちば状況じょうきょう形状けいじょう質感しつかんおも製造せいぞうメーカー など)がおおよそかる写真しゃしん。モノラルの機種きしゅと、モノラルでスピーカーをおおきくして高音こうおんしつにした機種きしゅと、ステレオで左右さゆうにスピーカーがある機種きしゅ、いずれも販売はんばいされていた。
  12. ^ https://twitter.com/sharp_jp/status/532373741989138432”. Twitter. 2023ねん8がつ7にち閲覧えつらん
  13. ^ なおパナソニック松下電器産業まつしたでんきさんぎょう)からはトリプルラジカセも発売はつばいされたが、こう価格かかく海賊版かいぞくばんテープ作成さくせい容易よういなどで苦情くじょう殺到さっとうし、わずか1機種きしゅ短期間たんきかん販売はんばいされたのみであった。
  14. ^ たとえばラジオ部分ぶぶんると、一時期いちじきはVHFのぜんチャンネルだけではなく、UHFのぜんチャンネルが受信じゅしんできる機種きしゅや、さらにそれらテレビの音声おんせい多重たじゅう放送ほうそう対応たいおうしたタイプまで製造せいぞう発売はつばいされていたこともある。
  15. ^ 参考さんこう情報じょうほう
  16. ^ これにもラジオや外部がいぶ端子たんし利用りようした自然しぜんおん録音ろくおん機能きのう搭載とうさいされるモデルがおおい。
  17. ^ 地上ちじょうアナログテレビ放送ほうそう終了しゅうりょうかんするおらせ | ラジオ(ソニー)・ワイドFM・Q.手持てもちのラジオでワイドFMをけますか。日本にっぽん総務そうむしょう
  18. ^ AudioComm USBメモリ対応たいおう ステレオラジオカセットレコーダー 品番ひんばん07-9725”. www.ohm-electric.co.jp. ム電機むでんき. 2020ねん3がつ5にち閲覧えつらん
  19. ^ a b c d e f g なつかしいラジカセてん わか世代せだい関心かんしん. NHK NEWS WEB. (2017ねん8がつ2にち). https://archive.is/1HueR 2018ねん9がつ1にち閲覧えつらん 
  20. ^ a b c d e 最新さいしんのカセットテープ再生さいせい4せん. kakakumag.com. (2017ねん11月7にち). https://kakakumag.com/av-kaden/?id=11354&lid=exp_iv_117513_K0000924673 2018ねん9がつ1にち閲覧えつらん 
  21. ^ SCR-B5|AUDIO ORIONオーディオ|株式会社かぶしきがいしゃドウシシャ A&V事業じぎょう”. www.doshisha-av.com. 2023ねん8がつ7にち閲覧えつらん
  22. ^ SCR-B7|AUDIO ORIONオーディオ|株式会社かぶしきがいしゃドウシシャ A&V事業じぎょう”. www.doshisha-av.com. 2023ねん8がつ7にち閲覧えつらん
  23. ^ “カセットでもハイレゾ相当そうとう音質おんしつ再現さいげんできる、CDラジオカセットレコーダー発売はつばい. tlet.co.jp. (2018ねん3がつ12にち). http://tlet.co.jp/news/ty_ak1.htm 2018ねん9がつ1にち閲覧えつらん 
  24. ^ 東芝とうしば、キーコントロール機能きのう搭載とうさいしたCDラジカセ「TY-CDW990」「TY-CDX91」”. news.kakaku.com. 価格かかく.com (2020ねん6がつ11にち). 2020ねん6がつ18にち閲覧えつらん
  25. ^ 外部がいぶリンク
  26. ^ 外部がいぶリンク
  27. ^ カラオケCDダブルラジカセ 【WUTA(ウータ)】」”. www.kumazaki-aim.co.jp. クマザキエイム. 2021ねん5がつ16にち閲覧えつらん
  28. ^ MP3も再生さいせい出来でき簡単かんたん操作そうさのシンプル・ラジカセ”. www.kumazaki-aim.co.jp. クマザキエイム. 2022ねん11がつ10日とおか閲覧えつらん
  29. ^ ラジオCDカセットプレーヤー 2018ねん7がつ27にち閲覧えつらん
  30. ^ べいのもみがら由来ゆらい有機物ゆうきぶつ配合はいごうしたコーンもちいたスピーカー。
  31. ^ 一時いちじ消滅しょうめつしたが、現在げんざい日立製作所ひたちせいさくしょ子会社こがいしゃである日立ひたちコンシューマ・マーケティング・リビングサプライしゃから発売はつばいしている。
  32. ^ [2]
  33. ^ [3]
  34. ^ [4]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]