ラブラドル海うみ

中央ちゅうおうに“Labrador Sea”と記しるされている

ラブラドル海うみを取とり巻まく海流かいりゅう

ラブラドル海うみ（ラブラドルかい、英えい: Labrador Sea）は、カナダのラブラドル半島はんとうとグリーンランドの間あいだにある海うみである。北きたはデービス海峡かいきょうでバフィン湾わんに、南みなみは大西おおにし洋ひろしにつながっており、大西洋たいせいようの一部いちぶとする考かんがえ方かたもある。中央ちゅうおう部ぶの水深すいしんは約やく3kmあり、南西なんせい・北西ほくせいおよび北東ほくとうに大陸棚たいりくだなが連つらなる。冬ふゆは流氷りゅうひょうにより船舶せんぱくの航行こうこうは困難こんなんとなる。ラブラドル海流かいりゅうが流ながれている。

ラブラドル海うみの形成けいせいは今いまから約やく6100万まん年ねん前まえに始はじまり4000万まん年ねん前まえに終おわった海洋かいよう底そこ拡大かくだいによるものと考かんがえられている。氷河ひょうが時代じだいには北きたアメリカの氷こおり床ゆかから流ながれ出でた大量たいりょうの氷山ひょうざんが流ながれ込こみ、それらが溶解ようかいすることで溶とけ出だした岩石がんせきが現在げんざいのラブラドル海うみの底そこに岩石がんせき層そうを成なしている。