五番 町 夕 霧 楼
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あらすじ[編集 ]
映画 [編集 ]
1963年版 [編集 ]
1980年版 [編集 ]
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キャスト[編集 ]
片桐 夕子 演 -松坂 慶子 [1]冒頭 で夕 霧 楼 の遊女 となる。夕 霧 楼 に来 た時 にかつ枝 から「(夕子 は)19歳 でこの中 で一番 若 い」と他 の遊女 たちに紹介 されている。若 い頃 から親 しい正 順 に好意 を寄 せている。作中 では遊女 になる前 から周 りから美貌 を褒 められ、実際 に接客 された甚造からは「絹 のような肌 」と絶賛 される。遊女 になる前 に正 順 からもらったビーズ製 のブレスレットを右 手首 にしている。櫟 田 正 順 (くぬぎだせいじゅん)演 -奥田 瑛二 夕子 の幼 なじみの大学 1年生 。寺 の息子 で将来 僧侶 になることを目指 し、鳳 閣 寺 に住 み込 み大学 に通 いながら修行 している。作中 では、子供 の頃 にある日 突然 吃音 症 になりそれ以来 話 し方 が変 わったという描写 がある。特技 は尺八 。夕子 とは相思相愛 で、彼女 が夕 霧 楼 の遊女 になったと知 り寺 の者 に隠 れて遊郭 にいる彼女 に会 いに行 く。夕子 と関 わる主 な人 たち-
夕 霧 楼 女将 ・かつ枝 演 -浜 木綿子 五番 町 では名 の知 られた遊郭 の経営 者 。夫 を亡 くしたばかりの未亡人 。自身 の店 では『お母 はん』と呼 ばれる。自身 の店 について「世間 から後 ろ指 さされる商売 」と自認 している。拝金 主義 者 やいわゆる“やり手 婆 ”という感 じではなく、品 のある人柄 で面倒 見 が良 く遊女 たちの第 2の母親 のような存在 。竹末 甚造演 -長門 裕之 夕 霧 楼 の得意 客 。西陣 の帯 問屋 の大 旦那 。夕 霧 楼 では周 りから『たーさん』と呼 ばれる。かつ枝 から「西陣 でも指折 りの遊 び人 」と評 されている。数 年 前 に妻 を亡 くしそれ以来 独身 。夕子 を気 に入 り初 めての客 となり、彼女 に入 れ込 む。写真 屋 演 -横内 正 敬子 の客 。普段 はロケ隊 を組 んで木曽 の山 などに撮影 に行 っている。遊女 たちから『先生 』と呼 ばれている。妻子 がいたが離婚 しており現在 は独身 。ある時 夕 霧 楼 に訪 れた時 に目当 ての敬子 が空 いておらず、たまたま都合 がついた夕子 と過 ごすことになり心 が傾 く。
夕 霧 楼 の人 たち-
久子 演 -中島 葵 夕 霧 楼 の遊女 。かつ枝 に信頼 されているらしく、冒頭 で彼女 に付 き添 い彼女 の夫 の葬儀 に2人 で参列 した。遊女 になる前 の夕子 に初 めて会 った時 にその美貌 に「えらい掘 り出 し物 」と評価 する。敬子 演 -風吹 ジュン夕 霧 楼 の遊女 。趣味 は短歌 で作中 に幾 つかの短歌 を即興 で創作 している。他 の遊女 が夕子 の人気 に嫉妬 する中 、彼女 に好意 的 な態度 を見 せる。照 千代 演 -根岸 季衣 夕 霧 楼 の遊女 。歯 に衣 着 せぬ物言 いをする率直 な性格 。遊女 としてのケジメにこだわっており、遊女 が決 め事 などに反 する行動 を取 ると「ケジメがつかん」とよく腹 を立 てている。松代 演 -清 水石 あけみ夕 霧 楼 の遊女 。黒 い猫 を飼 っており客 を待 つ待機 部屋 では、いつも猫 を抱 いている。雛菊 (ひなぎく)演 -佐々木 梨 里 夕 霧 楼 の遊女 。髪型 はおかっぱ。客 に人気 のある夕子 に嫉妬 するようになる。- きよ
子 演 -水島 美奈子 夕 霧 楼 の遊女 。食 いしん坊 で、待機 部屋 ではいつも何 かを食 べている。かつ枝 によると両親 が共 に寝 たきりとのことで、遊女 の中 でも特 に金 を必要 としている。- お
新 演 -中原 早苗 夕 霧 楼 の引 き手 (遊郭 に訪 れた客 の世話 をする役目 )。営業 時間 になると店先 で、通 り掛 かる男 たちに言葉 をかけて勧誘 したり、客 と相手 をする遊女 との交渉 を取 り持 つ。
丹後 で暮 らす人 たち-
櫟 田 まさ演 -奈良岡 朋子 正 順 の母 。かつ枝 の夫 が晩年 近所 で1人 暮 らしていたため、夫妻 のことをよく知 っている。正 順 の話 し方 が変 わってしまった原因 は、子供 の頃 に夕子 が息子 を驚 かせたせいだと内心 良 く思 っていない。櫟 田 承 源 演 -加藤 嘉 正 順 の父 。故人 。小 さな寺 の住職 だが、晩年 は病気 で満足 に仕事 ができずに療養 していた。生前 正 順 の話 し方 についてまさと意見 が分 かれた時 に、寺 にある鼻 が欠 けた地蔵 を例 に出 して正 順 の味方 をする。片桐 三 左衛門 演 -佐野 浅夫 夕子 の父 。肺病 を患 う妻 と夕子 と幼 い娘 3人 と暮 らしていたが生活 に困 り、夕子 に遊郭 で働 いてもらう。- 臨源
寺 玄 悠 演 -織本 順吉 - 臨源
寺 の住職 。夕子 の家 は、臨源寺 の檀家 。地元 の町 で葬儀 や法事 があるとその家 に赴 きお経 を上 げるなどしている。僧侶 の修行 中 の正 順 の様子 を見 に鳳 閣 寺 に訪 れ、田上 から最近 の生活 ぶりを聞 く。
鳳 閣 寺 の僧侶 たち-
田上 慈州演 -佐分利 信 鳳 閣 寺 の住職 。他 の僧侶 たちから『長老 』と呼 ばれている。正 順 たち僧侶 と寺 で一緒 に生活 している。金銭 感覚 に厳 しく、僧侶 たちから陰 でケチ呼 ばわりされている。正 順 の生活 が乱 れた時 に言葉 で諭 す。鳳 閣 寺 ・大原 演 -山谷 初男 正 順 より年上 の僧侶 。普段 の修行 意外 に、参拝 客 の拝観 料 を勘定 するなどしている。趣味 は麻雀 で、写真 屋 と乃理子 とアメリカ人 の4人 で卓 を囲 むことがある。鳳 閣 寺 ・承 道 演 -林 ゆたか正 順 の先輩 僧侶 。僧侶 にしては長老 の陰口 を叩 いたり隠 れてタバコを吸 ったりとどちらかと言 うと素行 は良 くない。作中 では、正 順 の話 し方 について「どもらずにちゃんと言 え」などと注意 することがある。鳳 閣 寺 ・倫 道 演 -佐久田 修 正 順 より年下 らしき僧侶 。僧侶 になるために寺 の雑務 をこなしている。真面目 な性格 で正 順 を慕 っている。
スタッフ[編集 ]
監督 :山根 成之 [1]製作 :樋口 清 原作 :水上 勉 『五番 町 夕 霧 楼 』(文藝春秋 新 社 刊 )、『金 閣 炎上 』(新潮社 刊 )。本 作 は、この2作品 を合 わせて映画 化 したもの[3]。脚本 :中島 丈 博 撮影 :坂本 典 隆 音楽 :岸田 智史 、田辺 信一 [4]美術 :横山 豊 編集 :石井 巌 録音 :平松 時夫 、小尾 幸 魚 照明 :八 亀 実 助監督 :長尾 啓司 - スチル:
長谷川 宗 平
主題歌 ・挿入歌 [編集 ]
主題歌 唄 ・岸田 智史 「五番 町 夕 霧 楼 」挿入歌 - 「
与謝 の糸取 り唄 」(作詞 :水上 勉 、作曲 :池辺 晋一郎 ) - 「
雨 は降 れども、雪 ども降 るな」の歌詞 の歌 。作中 で、夕子 と正 順 が歌唱 する。
TVドラマ[編集 ]
1968年版 [編集 ]
キャスト[編集 ]
スタッフ[編集 ]
(1967.10.30 - 1968.1.26) |
(1968.1.29 - 1968.4.26) |
(1968.4.29 - 1968.6.28) |
1974年版 [編集 ]
TBS
キャスト[編集 ]
スタッフ[編集 ]
TBS |
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(1974.1.7 - 1974.3.1) |
(1974.3.4 - 1974.5.3) |
(1974.5.6 - 1974.7.5) |
関連 項目 [編集 ]
吃音 症 鹿苑寺 (金閣寺 )金閣寺 放火 事件 金閣寺 (小説 )八ツ橋 -井筒 八 ッ橋 本舗 により、本 作 にちなむ京 銘菓 として「夕子 」というあん入 り生 八 ッ橋 商品 が発売 されている[5]。ロ ート製薬 - 1980年 当時 「新 Vロート」のイメージキャラクターを松坂 慶子 が務 めており、劇場 版 の一部 シーンをスタジオで撮影 した様子 がテレビCMに使用 された。
脚注 [編集 ]
外部 リンク[編集 ]
水上 勉 『五番 町 夕 霧 楼 』(改版 )新潮社 〈新潮 文庫 、み-7-1〉、1987年 。ISBN 4101141010。 NCID BN12959765。天野 知幸 「戦後 の京都 と「赤 線 」の町 :水上 勉 「五番 町 夕 霧 楼 」論 (京都 における日本 近代 文学 の生成 と展開 )」『佛教大学 総合 研究所 紀要 』第 2008巻 第 1号 、佛教大学 総合 研究所 、2008年 12月、161-176頁 、ISSN 1340-5942、NAID 110007974208。孫 暘「水上 勉 の《救済 》の観念 : 『五番 町 夕 霧 楼 』を中心 に」『現代 社会 文化 研究 』第 45号 、新潟大学 大学院 現代 社会 文化 研究 科 、2009年 7月 、121-134頁 、ISSN 13458485、NAID 120006744682。水上 勉 の京都 を歩 く千本中 立売 から五番 町 界隈 編 五番 町 夕 霧 楼 - IMDb(英語 )五番 町 夕 霧 楼 - MOVIE WALKER PRESS五番 町 夕 霧 楼 - KINENOTE五番 町 夕 霧 楼 -映画 .com五番 町 夕 霧 楼 - allcinema
カテゴリ:
水上 勉 の小説 - 1962
年 の小説 花街 ・遊廓 を舞台 とした小説 終戦 直後 の日本 を舞台 とした小説 仏教 を題材 とした小説 宗教 施設 を舞台 とした作品 京都 市 を舞台 とした小説 上京 区 を舞台 とした作品 実際 の犯罪 に基 づいた小説 京 の花街 - 1980
年 の映画 日本 の恋愛 映画 - エロス
映画 松竹 製作 の映画 作品 山根 成之 の監督 映画 水上 勉 原作 の映画 作品 中島 丈 博 の脚本 映画 仏教 を題材 とした映画 作品 終戦 直後 の日本 を舞台 とした映画 作品 花街 ・遊廓 を舞台 とした映画 作品 京都 市 を舞台 とした映画 作品 宗教 施設 を舞台 とした映画 作品 実際 の犯罪 に基 づいた映画 作品 水上 勉 原作 のテレビドラマ- 1968
年 のテレビドラマ 東海 テレビ制作 昼 の帯 ドラマ日本 の小説 を原作 とするテレビドラマ京都 市 を舞台 としたテレビドラマ- 1974
年 のテレビドラマ 愛 の劇場 実際 の出来事 に基 づいた作品 実際 の出来事 に基 づいた日本 の映画 作品 実際 の出来事 に基 づいたドラマ作品 花街 ・遊廓 を舞台 としたテレビドラマ終戦 直後 の日本 を舞台 としたテレビドラマ宗教 施設 を舞台 としたテレビドラマ実際 の犯罪 に基 づいたドラマ作品 鹿苑寺 昭和 時代 戦後 の京都