山川やまかわ浩ひろし

山川やまかわ（やまかわ） 浩ひろし（ひろし）
渾名あだな	知恵ちえ山川やまかわ
生誕せいたん	1845年ねん12月4日にち（弘ひろし化か2年ねん11月6日にち） 陸奥みちのく国こく会津若松あいづわかまつ（現在げんざいの福島ふくしま県けん会津若松あいづわかまつ市し）
死没しぼつ	(1898-02-04) 1898年ねん2月がつ4日にち（52歳さい没ぼつ） 東京とうきょう府ふ東京とうきょう市し（現在げんざいの東京とうきょう都と）
所属しょぞく組織そしき	大日本帝国だいにっぽんていこく陸軍りくぐん
軍ぐん歴れき	1873年ねん - 1888年ねん
最終さいしゅう階級かいきゅう	陸軍りくぐん少将しょうしょう
除隊じょたい後ご	高等こうとう師範しはん学がく校長こうちょう、貴族きぞく院いん議員ぎいん
墓所はかしょ	青山あおやま霊園れいえん（東京とうきょう都と港みなと区く）

日本にっぽんの政治せいじ家か 山川やまかわ 浩ひろし
貴族きぞく院いん議員ぎいん
選挙せんきょ区く	（勅みことのり選せん議員ぎいん）
在任ざいにん期間きかん	1890年ねん9月29日にち - 1898年ねん2月がつ4日にち
斗と南みなみ藩はん権けん大だい参事さんじ
在任ざいにん期間きかん	1871年ねん（明治めいじ4年ねん） - 同年どうねん

山川やまかわ 浩ひろし（やまかわ ひろし、弘ひろし化か2年ねん11月6日にち〈1845年ねん12月4日にち〉- 明治めいじ31年ねん〈1898年ねん〉2月がつ4日にち）は、日本にっぽんの武士ぶし（会津あいづ藩はん家老がろう）、陸軍りくぐん軍人ぐんじん、政治せいじ家か、教育きょういく者しゃ。最終さいしゅう階級かいきゅうは陸軍りくぐん少将しょうしょう、位階いかい勲等くんとう・爵位しゃくいは従したがえ三さん位い勲くん三さん等とう・男爵だんしゃく。

陸軍りくぐん省しょう人員じんいん局長きょくちょう 兼けん 輜重しちょう局長きょくちょう、陸軍りくぐん省しょう総務そうむ局きょく制せい規ぶんまわし課長かちょう、高等こうとう師範しはん学がく校長こうちょう、貴族きぞく院いん議員ぎいんを歴任れきにんした。明治めいじ初年しょねんまでの諱いみなは重じゅう栄さかえ、字じは士し亮あきら、通称つうしょうは大蔵おおくら（おおくら）、与あずか七なな郎ろう。号ごうは屠ほふ竜子りゅうこ。

生涯しょうがい

幕末ばくまつ

斗と南みなみ藩士はんし時代じだいの山川やまかわ

父ちちは、会津あいづ藩はん士し・山川やまかわ尚江なおえ重じゅう固かた。山川やまかわ家かの家いえ禄ろくは1千せん石いし。重おも固かたの役職やくしょくは、家老がろう、または郡ぐん奉行ぶぎょう主役しゅやく。

母ははは会津あいづ藩士はんし・西郷さいごう近きん登之としの娘むすめ・えん。姉あねに山川やまかわ二に葉よう、弟おとうとに山川やまかわ健次郎けんじろう、妹いもうとに山川やまかわ常盤ときわ、大山おおやま捨松すてまつらがいる。

万延まんえん元年がんねん（1860年ねん）、父ちちの死去しきょにより数かぞえ16歳さいで家督かとくを相続そうぞくして山川やまかわ 大蔵たいぞうと名乗なのった。文久ぶんきゅう2年ねん（1862年ねん）、藩主はんしゅ・松平まつだいら容保かたもりの京都きょうと守護しゅご職しょく拝命はいめいに伴ともなって上洛じょうらくした。慶応けいおう2年ねん（1866年ねん）には幕府ばくふの遣や露ろ使節しせつ団だんの一員いちいんとしてフランスへ渡航とこうし、陸路りくろプロシアなどを経へてロシアを訪問ほうもんした。この際さいにヨーロッパ諸国しょこくの発展はってんぶりを見聞けんぶんして世界せかいの大勢おおぜいを知しり、劣勢れっせいである自国じこくを省かえりみて、攘夷じょういの非ひを悟さとったと伝つたえられている。（「樺太からふと島とう仮かり規則きそく」）

戊辰戦争ぼしんせんそうでは、鳥羽とば・伏見ふしみの戦たたかいを経へて江戸えど、会津あいづへと転戦てんせんするなど、若年寄わかどしよりとして戦費せんぴ調達ちょうたつや藩はん兵へいの西洋せいよう化かなどに尽力じんりょくした。日光にっこう口こうの戦たたかいでは、土佐とさ藩はんの谷たに干城かんじょうが率ひきいる部隊ぶたいを相手あいてに戦たたかうも敗北はいぼくし、会津あいづ西にし街道かいどうの藤原ふじわらまで撤退てったいした。藤原ふじわらでは追撃ついげきしてくる敵てき軍ぐんを敗走はいそうさせた。その後ご敵てき軍ぐんは、中村なかむら半次郎はんじろうが来くるまで日光にっこう口こうからは会津あいづに突入とつにゅうすることは出来できなかった。続つづく会津あいづ戦争せんそうでは撤兵てっぺいが遅おくれたため、既すでに包囲ほういされていた会津若松あいづわかまつ城じょうに入城にゅうじょうできなかったため、会津あいづ地方ちほうの伝統でんとう芸能げいのう・彼岸ひがん獅子じしを先頭せんとうで舞まわせながら、この勢いきおいに紛まぎれて入城にゅうじょうするという奇策きさくを使つかった。入城にゅうじょう前まえに会津あいづ藩はん家老がろうに任にんじられていた山川やまかわは、入城にゅうじょう後ごは籠城ろうじょう戦せんの総そう指揮しき官かん（防衛ぼうえい総督そうとく）として戦たたかった。籠城ろうじょう戦せんのさなかに妻つま・トセが敵てきの砲弾ほうだんにより爆死ばくししている。戦後せんごは禁固きんこ謹慎きんしんに処しょせられ、明治めいじ3年ねん（1870年ねん）には会津あいづ藩はんが転うたて封ふうされた先さきの斗と南みなみ藩はん権けん大だい参事さんじに就ついた。しかし斗と南みなみ藩はんの実収じっしゅうは少すくなかったため藩士はんしらの生活せいかつは困窮こんきゅうし、自身じしんも妹いもうと・咲子さきこ（捨松すてまつ）を函館はこだてへ里子さとごに出だすなどの苦労くろうを重かさねている。

明治めいじ期き

陸軍りくぐん歩兵ほへい少佐しょうさ時代じだいの山川やまかわ

廃藩置県はいはんちけん後こうは青森あおもり県けんに出仕しゅっししたが、戊辰戦争ぼしんせんそうでの活躍かつやくを識る谷たに干城かんじょうの推薦すいせんにより、明治めいじ6年ねん（1873年ねん）に陸軍りくぐんに八はち等とう出仕しゅっしした。同年どうねん、陸軍りくぐん歩兵ほへい少佐しょうさとして熊本くまもと鎮台ちんだいに移うつり、明治めいじ7年ねん（1874年ねん）には佐賀さがの乱らんで左腕さわんに重傷じゅうしょうを負おったが、軍功ぐんこうにより陸軍りくぐん歩兵ほへい中佐ちゅうさに昇進しょうしんした。明治めいじ10年ねん（1877年ねん）の西南せいなん戦争せんそうには征討せいとう軍団ぐんだん参謀さんぼうとして出征しゅっせいした。熊本くまもと鎮台ちんだい司令しれい長官ちょうかん・谷たに干城かんじょうが立たて篭こもる熊本くまもと城じょうは西郷さいごう軍ぐんが攻撃こうげき中ちゅうであったが、選抜せんばつ隊たいを率ひきいた山川やまかわは戦火せんかの中なかを熊本くまもと城じょうへ入城にゅうじょうし、救援きゅうえん部隊ぶたい第だい1号ごうとなった。西南せいなん戦争せんそうを「会津あいづ藩はん名誉めいよ回復かいふくの戦争せんそう」と捉とらえており、「薩摩さつま人ひと みよや東ひがしの丈夫じょうふ（ますらお）が 提さげ佩はく太刀たちの 利り（と）きか鈍にぶきか」という歌うたを詠よんでいる。明治めいじ13年ねん（1880年ねん）4月がつには陸軍りくぐん歩兵ほへい大佐たいさに進級しんきゅうした。その後ご、陸軍りくぐん省しょう人員じんいん局長きょくちょう 兼けん 輜重しちょう局長きょくちょう、陸軍りくぐん省しょう総務そうむ局きょく制せい規ぶんまわし課長かちょうを歴任れきにんした。

明治めいじ19年ねん（1886年ねん）4月がつ、現役げんえきの陸軍りくぐん歩兵ほへい大佐たいさのまま、高等こうとう師範しはん学校がっこう（のち東京とうきょう高等こうとう師範しはん学校がっこう→東京文理科大とうきょうぶんりかだい学がく→東京教育大学とうきょうきょういくだいがく→現げん：筑波大学つくばだいがく）の校長こうちょう兼任けんにんを命めいじられ、明治めいじ24年ねん（1891年ねん）8月がつまで在任ざいにんした。高等こうとう師範しはん学校がっこう附属ふぞく中学校ちゅうがっこうの校友こうゆう会かいである「桐きり陰かげ会かい」の会長かいちょうも務つとめた。

明治めいじ20年ねん（1887年ねん）、高等こうとう師範しはん学校がっこうの附属ふぞく学校がっこうについて次つぎのように述のべている。

「附属ふぞく校こう園えんは全国ぜんこく学校がっこうの模範もはんたるべきものである。然しかるに規律きりつなく乱雑らんざつでは仕方しかたないから、之これを改革かいかくするために努力どりょくせよ。その為ためには全ぜん生徒せいとに退学たいがくを命めいずるもよし、或あるいは授業じゅぎょう料りょうを三さん倍ばいにし、従来じゅうらいの生徒せいとの此の校こうに居いるのをひかせるのもよい」

当時とうじの授業じゅぎょう料りょうは50銭ぜにで、生徒せいとは六ろく百ひゃく数すう十じゅう名めいだったが、授業じゅぎょう料りょうを値上ねあげしてもほとんどが在学ざいがくを望のぞんだため、増収ぞうしゅうにより良よい教師きょうしを招聘しょうへいして大おおいに校風こうふうを振起しんきすることができた。山川やまかわは軍人ぐんじんであったため校内こうない規律きりつを厳きびしく締しめ上あげた。このため校内こうないは秩序ちつじょ整然せいぜんとしたものになった。

軍人ぐんじんとしては、高等こうとう師範しはん学がく校長こうちょうを務つとめながら明治めいじ19年ねん（1886年ねん）12月に陸軍りくぐん少将しょうしょうに進級しんきゅうし、明治めいじ21年ねん（1888年ねん）12月に予備よび役やくに編入へんにゅうされた。明治めいじ23年ねん（1890年ねん）7月がつ、第だい1回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょに旧きゅう会津あいづ藩はん領りょうである福島ふくしま4区くから立候補りっこうほしたものの落選らくせんするが、同年どうねんの9月がつ29日にちに貴族きぞく院いん議員ぎいんに勅みことのり選せんされた。谷たにや曾我そが祐ゆう準じゅんとともに院内いんない会派かいは・懇話こんわ会かいを旗揚はたあげして「貴族きぞく院いん三さん将軍しょうぐん」の異名いみょうをとった。

明治めいじ31年ねん（1898年ねん）1月がつ26日にち、軍務ぐんむ等とうの功こうにより男爵だんしゃくに叙じょせられた。同年どうねん2月がつ4日にち薨去こうきょ。戒名かいみょうは忠ちゅう烈れつ院いん殿どの靖やすし誉ほまれ桜さくら山大やまだい居士こじ。墓はかは青山あおやま霊園れいえんにある。

山川やまかわ男爵だんしゃく家かは、妹いもうとの常盤ときわと妹いもうと婿むこ（婿養子むこようし）山川やまかわ徳治とくじの息子むすこの戈ほこ登とう、次ついで戈ほこ登とうの弟おとうとの廉れん、次ついで浩ひろしの弟おとうと健次郎けんじろうの四よん男なんの建けんと、養子ようし入いりにより名跡みょうせきを保たもった。

家族かぞく

• 祖父そふ・山川やまかわ兵衛ひょうえ重じゅう英えい - 会津あいづ藩はん士し。目付めつけ、普請ふしん奉行ぶぎょう、町奉行まちぶぎょう等とうを経へて、勘定かんじょう奉行ぶぎょう、若年寄わかどしより、1839年ねんに家老がろうに昇進しょうしんした
• 父ちち・山川やまかわ尚江なおえ重じゅう固かた - 会津あいづ藩士はんし
• 母はは・えん - 会津あいづ藩士はんし・西郷さいごう近きん登之としの娘むすめ
• 姉あね・山川やまかわ二に葉よう
• 弟おとうと・山川やまかわ健次郎けんじろう - 男爵だんしゃく
• 妹いもうと・山川やまかわ常盤ときわ - 三男さんなん、四よん男なんが浩ひろしの養子ようしとなり襲爵しゅうしゃく。娘むすめのきくゑ（1888年生ねんせい）は名尾なお良辰りょうしんの妻つま。
• 妹いもうと・大山おおやま捨松すてまつ
• 妻つま・登勢とせ - 会津あいづ戦争せんそうで砲弾ほうだんを浴あびて戦死せんし。
• 妻つま・なか（1860年生ねんせい） - 池谷いけがや金五郎きんごろうの娘むすめ。1878年ねん頃ごろ再婚さいこん。
• 長男ちょうなん・洸こう（1872-1906） - 内妻ないさいの志しづとの子こ。米国べいこくで客死かくし。
• 養子ようし・山川やまかわ戈ほこ登とう（ごるどん、1886-1910） - 甥おい（妹いもうと・常盤ときわの三男さんなん）。名前なまえは浩ひろしが尊敬そんけいしていたチャールズ・ゴードンにちなんだと言いわれる。浩ひろしの男爵だんしゃくを継ついだが東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく在学ざいがく中ちゅうに死去しきょ。
• 養子ようし・山川やまかわ廉れん（1892-1913） - 甥おい（妹いもうと・常盤ときわの四よん男なん）。戈ほこ登とうに次ついで襲爵しゅうしゃくしたが急死きゅうし。
• 養子ようし・山川やまかわ建けん - 甥おい（弟おとうと・健次郎けんじろうの四よん男なん）。廉かどに次ついで襲爵しゅうしゃく。没後ぼつご、子この健けん重じゅうが襲爵しゅうしゃく。

人物じんぶつ

• 鳥羽とば伏見ふしみの戦たたかいの敗走はいそう中ちゅうに腸ちょうチフスと思おもわれる熱病ねつびょうを患わずらい、紀伊きい国こく小松原こまつばら村むら（御坊ごぼう市し湯川町小松原ゆかわちょうこまつばら）の旅人たびびと宿やど「中屋なかや」で看護かんごを受うけ、その恩義おんぎから1882年ねん（明治めいじ15年ねん）5月がつに感謝かんしゃの手紙てがみと九谷焼くたにやきの大皿おおざら2枚まいを贈おくり以後いごも交流こうりゅうが続つづいた。
• 腕うでっぷしが強つよく強情ごうじょうな性格せいかくだった。エジプトでピラミッドを見学けんがくした際さい、東洋とうよう人じんをさげすむ態度たいどをとった現地げんちガイドを殴なぐりつけたという。
• 妹いもうと・捨松すてまつが旧友きゅうゆうアリス・ベーコンに送おくった手紙てがみや柴しば五郎ごろうの回顧かいこなどによると、邸宅ていたくには常つねに元もと会津あいづ藩はん関係かんけい者しゃが寄宿きしゅくしており、また出世しゅっせした浩ひろしに対たいしてたかりのように仕送しおくりをせがむ親戚しんせきもいたらしく、晩年ばんねんまで生活せいかつは非常ひじょうに苦くるしかったという。また、生涯しょうがいにわたって会津あいづ藩はんに尽つくしたが、一方いっぽうで非常ひじょうに反骨はんこつ心しんのある人物じんぶつで、藩学はんがくだった朱子学しゅしがくを嫌きらって陽明学ようめいがくを学まなんでいたという。
• 幕末ばくまつの一いち級きゅう史料しりょうである『京都きょうと守護しゅご職しょく始末しまつ』を記しるしたことで有名ゆうめいだが、自身じしんは草稿そうこう段階だんかいで死去しきょしたため、実際じっさいは弟おとうと・健次郎けんじろうが完成かんせいさせたとするのが定説ていせつとなっている。

栄典えいてん・授章じゅしょう・授賞じゅしょう

位階いかい

• 1874年ねん（明治めいじ7年ねん）
  • 3月26日にち - 従したがえ六ろく位い
  • 6月14日にち - 正せい六ろく位い
• 1880年ねん（明治めいじ13年ねん）6月8日にち - 従したがえ五ご位い
• 1886年ねん（明治めいじ19年ねん）10月28日にち - 従したがえ四よん位い
• 1891年ねん（明治めいじ24年ねん）8月がつ13日にち - 従したがえ三さん位い

勲章くんしょう等とう

• 1878年ねん（明治めいじ11年ねん）1月がつ31日にち - 勲くん四よん等とう旭日きょくじつ小しょう綬章じゅしょう
• 1885年ねん（明治めいじ18年ねん）4月がつ7日にち - 勲くん三さん等とう旭日きょくじつ中ちゅう綬章じゅしょう
• 1889年ねん（明治めいじ22年ねん）11月25日にち - 大日本帝国だいにっぽんていこく憲法けんぽう発布はっぷ記念きねん章あきら
• 1898年ねん（明治めいじ31年ねん）1月がつ26日にち - 男爵だんしゃく

著作ちょさく

• 『さくら山さん集しゅう』 高木たかぎ盛もり之の輔編纂へんさん、長谷川はせがわ調ちょう七なな、1902年ねん9月がつ
  • 『山川やまかわ浩ひろし』 櫻井さくらい懋編、1967年ねん12月 ／ 『復刻ふっこく版ばん 山川やまかわ浩ひろし』 歴史れきし春秋しゅんじゅう出版しゅっぱん、2016年ねん6月がつ、ISBN 9784897578811
• 『京都きょうと守護しゅご職しょく始末しまつ』 沼沢ぬまさわ七郎しちろうほか、1911年ねん11月
  • 『京都きょうと守護しゅご職しょく始末しまつ』 沼沢ぬまさわ七郎しちろうほか、1912年ねん9月がつ増ぞう訂てい再版さいはん ／ マツノ書店しょてん、2004年ねん7月がつ
  • 『京都きょうと守護しゅご職しょく始末しまつ』 郷土きょうど研究けんきゅう社しゃ、1930年ねん6月がつ
  • 『京都きょうと守護しゅご職しょく始末しまつ : 旧きゅう会津あいづ藩はん老臣ろうしんの手記しゅき』2冊さつ、遠山とおやま茂樹しげき校こう注ちゅう、金子かねこ光晴みつはる訳わけ、平凡社へいぼんしゃ〈東洋文庫とうようぶんこ〉、1965年ねん8月がつ-1966年ねん2月がつ、ISBN 4582800491 4582800602
• 「詩文しぶん」「唐とう依よの歌うた」（前掲ぜんけい 『山川やまかわ浩ひろし』）

参考さんこう文献ぶんけん

• 秋山あきやまひさ「明治めいじ初期しょき女子じょし留学生りゅうがくせいの生涯しょうがい -山川やまかわ捨松すてまつの場合ばあい-」『論集ろんしゅう』第だい31巻かん第だい3号ごう、神戸女学院大学こうべじょがくいんだいがく、1985年ねん、81-104頁ぺーじ、doi:10.18878/00000964、ISSN 03891658、NAID 110009040242。 
• 久野くの明子あきこ『鹿しか鳴な館かんの貴婦人きふじん 大山おおやま捨松すてまつ：日本にっぽん初はつの女子じょし留学生りゅうがくせい』中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1988年ねん。ISBN 4-12-001750-8。 
• 寺沢てらさわ龍りゅう『明治めいじの女子じょし留学生りゅうがくせい：最初さいしょに海うみを渡わたった五ご人にんの少女しょうじょ』平凡社へいぼんしゃ〈平凡社へいぼんしゃ新書しんしょ〉、2009年ねん。ISBN 978-4-582-85449-7。 
• 中村なかむら彰彦あきひこ著ちょ 『会津あいづ武士ぶし道どう : 侍さむらいたちは何なにのために生いきたのか』 PHP研究所けんきゅうじょ、2007年ねん1月がつ、ISBN 4569657095 ／ PHP研究所けんきゅうじょ〈PHP文庫ぶんこ〉、2012年ねん11月、ISBN 9784569679099
• 秦はた郁いく彦 編著へんちょ『日本にっぽん陸海りくかい軍ぐん総合そうごう事典じてん』（第だい2版はん）東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2005年ねん。 
• 星ほし亮一りょういち著ちょ 『偽いつわりの明治維新めいじいしん : 会津あいづ戊辰戦争ぼしんせんそうの真実しんじつ』 大和やまと書房しょぼう〈だいわ文庫ぶんこ〉、2008年ねん1月がつ、ISBN 9784479301516

関連かんれん文献ぶんけん

• 「従したがえ三さん位い勲くん三さん等とう 貴族きぞく院いん議員ぎいん陸軍りくぐん少将しょうしょう 山川やまかわ浩ひろし」（杉本すぎもと勝二郎かつじろう編纂へんさん 『国くに乃礎後編こうへん 下か編へん』 国こく乃礎編輯へんしゅう所しょ、1895年ねん4月がつ ／ 霞かすみ会館かいかん、1991年ねん10月がつ）
• 「山川やまかわ浩ひろし君くん之の伝つて」（前掲ぜんけい 『さくら山さん集しゅう』）
• 「陸軍りくぐん少将しょうしょう山川やまかわ男おとこ伝でん」（三島みしま毅あつし著ちょ 『中洲なかす文ぶん稿こう第だい四よん集しゅう 三さん』 二松学舍にしょうがくしゃ、1917年ねん4月がつ）
• 櫻井さくらい懋編 『山川やまかわ浩ひろし』 1967年ねん12月
  • 『続ぞく山川やまかわ浩ひろし』 続ぞく山川やまかわ浩ひろし伝でん刊行かんこう会かい、1974年ねん3月がつ
  • 『復刻ふっこく版ばん 山川やまかわ浩ひろし』 歴史れきし春秋しゅんじゅう出版しゅっぱん、2016年ねん6月がつ、ISBN 9784897578811
• 今田いまだ二郎じろう 「父ちち勝しょう與あずかの 山川やまかわ将軍しょうぐんに関かんする思おもい出で」（『会津あいづ史談しだん』第だい56号ごう、会津あいづ史談しだん会かい、1982年ねん7月がつ）
  • 「長篠ながしの古いにしえ戦せん城じょうと山川やまかわ浩ひろし歌碑かひ」（『会津あいづ史談しだん』第だい58号ごう、1984年ねん5月がつ）
  • 「山川やまかわ浩ひろし将軍しょうぐんを偲しのぶ」（『会津あいづ史談しだん』第だい59号ごう、1985年ねん5月がつ）
  • 「続ぞく・山川やまかわ浩ひろし将軍しょうぐんを偲しのぶ」（『会津あいづ史談しだん』第だい60号ごう、1986年ねん5月がつ）
• 「山川やまかわ健けん重じゅう（男爵だんしゃく）」（霞かすみ会館かいかん華族かぞく家系かけい大成たいせい編輯へんしゅう委員いいん会かい編へん 『平成へいせい新しん修おさむ 旧きゅう華族かぞく家系かけい大成たいせい 下巻げかん』 霞かすみ会館かいかん、1996年ねん11月、ISBN 9784642036719）
• 中村なかむら彰彦あきひこ著ちょ 『逆風ぎゃくふうに生いきる : 山川やまかわ家かの兄弟きょうだい』 角川書店かどかわしょてん、2000年ねん1月がつ、ISBN 4048732064
  • 改題かいだい 『山川やまかわ家かの兄弟きょうだい : 浩ひろしと健次郎けんじろう』 学陽書房がくようしょぼう〈人物じんぶつ文庫ぶんこ〉、2005年ねん11月、ISBN 4313752072

関連かんれん作品さくひん

小説しょうせつ

• 星ほし亮一りょういち 『会津あいづ将軍しょうぐん山川やまかわ浩ひろし』 新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ、1994年ねん5月がつ、ISBN 440402102X
• 秋山あきやま香かおり乃 『獅子ししの棲すむ国くに』 文芸ぶんげい社しゃ、2002年ねん11月、ISBN 4835549589 ／ 中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ〈中公ちゅうこう文庫ぶんこ〉、2012年ねん11月、ISBN 9784122057203

漫画まんが

• 如月きさらぎ弘ひろ鷹たか 『死しにたがりの獅子しし : 山川やまかわ大蔵おおくら 幕末ばくまつ異聞いぶん』 KADOKAWA、2013年ねん10月がつ、ISBN 9784041208663

映画えいが

• 花はなの白虎隊びゃっこたい（1954年ねん、演えんじ：尾上おがみ栄さかえ五郎ごろう）
• 吶喊とっかん（1975年ねん、演えんじ：田中たなか邦衛くにえ）

テレビドラマ

• 獅子ししの時代じだい（NHK大河たいがドラマ、1980年ねん、演えんじ：倉石くらいし功いさお）
• 白虎隊びゃっこたい（日本にほんテレビ系けい、1986年ねん、演えんじ：堤つつみ大二郎だいじろう）
• 白虎隊びゃっこたい（テレビ朝日てれびあさひ系けい、2007年ねん、演えんじ：松尾まつお敏伸としのぶ）
• 八重やえの桜さくら（NHK大河たいがドラマ、2013年ねん、演えんじ：玉山たまやま鉄二てつじ）

ドラマCD

• 彼岸ひがん獅子じしの入城にゅうじょう（花春かばる酒造しゅぞう、2014年ねん、演えんじ：保志ほし総一朗そういちろう）

関連かんれん項目こうもく

• 佐川さがわ官兵衛かんべえ
• 斎藤さいとう一はじめ
• 山川やまかわ建けん（山川やまかわ男爵だんしゃく家かの第だい4代だい当主とうしゅ）
• 長谷川はせがわ戍吉（山川やまかわ家か家僕かぼく）
• 町野まちの武たけし馬ば（山川やまかわ家か書生しょせい）

外部がいぶリンク

• 帝国ていこく議会ぎかい会議かいぎ録ろく検索けんさくシステム - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん
• お茶ちゃの水女子大学みずじょしだいがくデジタルアーカイブズ - 肖像しょうぞう画が・肖像しょうぞう写真しゃしんが閲覧えつらんできる。

日本にっぽんの爵位しゃくい
先代せんだい 叙爵じょしゃく	男爵だんしゃく 山川やまかわ（浩ひろし）家か初代しょだい 1898年ねん	次代じだい 山川やまかわ戈ほこ登とう