従属じゅうぞく国こく

従属じゅうぞく国こく（じゅうぞくこく、英えい: client state）は、独立どくりつ国こく（主権しゅけん国家こっか体制たいせいを参照さんしょう）であるが、事実じじつ上じょうの政治せいじ的てき・経済けいざい的てき・軍事ぐんじ的てきに従属じゅうぞく関係かんけいにある国くに。狭義きょうぎでは「付づけ庸いさお国こく」と「保護ほご国こく」のみを指さす。属国ぞっこく（ぞっこく）ともいう。

概要がいよう

広義こうぎでの従属じゅうぞく国こくはなんらかの従属じゅうぞく関係かんけいを宗主そうしゅ国こくと結むすんでいるものをいうが、従属じゅうぞく関係かんけいは一律いちりつではなく、さまざまな関係かんけいがみられる。狭義きょうぎにおいては国内こくない法ほうもしくは国際こくさい法ほうを根拠こんきょとし、従属じゅうぞく下かにある国くにを指さすが、狭義きょうぎにおいてもその関係かんけい内容ないようは一律いちりつではない。国際こくさい法学ほうがく者しゃで名古屋大学なごやだいがく教授きょうじゅ・佐さ分ぶん晴夫はるおによる分類ぶんるいを下記かきに図示ずしする^[1]^[2]。

従属じゅうぞく国こく（広義こうぎ）

事実じじつ上じょう、政治せいじ的てき、経済けいざい的てきに従属じゅうぞく関係かんけいにある国くに。

従属じゅうぞく国こく（狭義きょうぎ）

付づけ庸いさお国こく

一いち国こくの一部いちぶが国内こくない法ほうにより独立どくりつ的てき地位ちいが認みとめられたもの。
（国内こくない法ほうを根拠こんきょとする。）

保護ほご国こく

条約じょうやくにより他たの国家こっかの保護ほご下かにあるもの。
（国際こくさい法ほうを根拠こんきょとする。）

従属じゅうぞく国こく（広義こうぎ）

広義こうぎでの従属じゅうぞく国こくはなんらかの従属じゅうぞく関係かんけいを宗主そうしゅ国こくと結むすんでいるものをいうが、従属じゅうぞく関係かんけいは一律いちりつではなく、さまざまな関係かんけいが見みられる。よく名称めいしょうが挙あげられ議論ぎろんされるものとしては以下いかのものがあげられる。

冊さつ封ふう国こく

冊さつ封ふう国こくは、中国ちゅうごくを宗主そうしゅ国こくとし、従属じゅうぞく国こくとなった周辺しゅうへん国こくを指さす。多分たぶんに名目めいもく的てきな従属じゅうぞく関係かんけいであり、中国ちゅうごく及および他たの周辺しゅうへん国こくとの交易こうえきなどを目的もくてきとして関係かんけいを結むすんだものも多おおい。

傀儡かいらい国家こっか

傀儡かいらい国家こっか（英えい: puppet state）は、名目めいもく上じょう独立どくりつしているが、実際じっさいには他国たこくなどの強つよい影響えいきょう下かにある国くにをいう。

植民しょくみん地ち

植民しょくみん地ち（英えい: colony）は、原義げんぎとしては植民しょくみんによって獲得かくとくした領土りょうどのことであるが、近きん現代げんだいにおいては本国ほんごくに対たいして従属じゅうぞく的てき地位ちいにある領土りょうどを指さす。

20世紀せいき初頭しょとうの西洋せいよう列強れっきょうによる支配しはい統治とうち下かにあった、国力こくりょくの劣おとるアフリカ、アジアなどに多おおくみられた。

従属じゅうぞく国こく（狭義きょうぎ）

狭義きょうぎにおける従属じゅうぞく国こくは、主権しゅけんの行使こうしの一部いちぶを他国たこくに委ゆだねることで、結合けつごう体たいの中なかで従属じゅうぞく的てきな地位ちいにある国家こっかを指さす。付づけ庸いさお国こく、被ひ保護ほご国こくの類型るいけいが知しられている。主権しゅけんを不完全ふかんぜんにしか持もたないため、半はん主権しゅけん国こくとも呼よばれる。

付づけ庸いさお国こく

付づけ庸いさお国こく（英えい: vassal state）は、一いち国こくの一部いちぶが国内こくない法ほうにより独立どくりつ的てき地位ちいが認みとめられたもので、なお本国ほんごくとの従属じゅうぞく関係かんけいが残のこされているものをいう。

保護ほご国こく

保護ほご国こく（英えい: protected state）は、条約じょうやくにより他たの国家こっかの保護ほごの下したに置おかれ、通常つうじょうは対外たいがい的てき権能けんのうの一部いちぶが制限せいげんされたもの。

イギリスの一部いちぶでありながら別べつの法体ほうたい系けいを維持いじするスコットランドなどがその例れいとして挙あげられる。

古代こだい

ロろーマ帝国まていこく

中国ちゅうごく大陸たいりく

近代きんだい

イギリス（大だい英えい帝国ていこく）

かつて、イギリスは世界せかい最大さいだいの帝国ていこくだった。また、アフリカ、アメリカ大陸あめりかたいりく、アジア、オセアニアなどさまざまな地域ちいきで植民しょくみん地ち支配しはいをしていた。

日本にっぽん

日本にっぽんは当時とうじ、明治維新めいじいしんによって大日本帝国だいにっぽんていこく憲法けんぽうを制定せいていし、1930年代ねんだい後半こうはんから、自みずから大日本帝国だいにっぽんていこくと呼よぶようになった^[3]。

日本にっぽんは日にち清しん戦争せんそうや第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせんの戦勝せんしょう国こくとなったため^[4]、中国ちゅうごく大陸たいりくなど中心ちゅうしんに従属じゅうぞく国こくを誕生たんじょうさせた。第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんには中国ちゅうごくだけでなく、アジアなどを中心ちゅうしんに様々さまざまな日本にっぽんの従属じゅうぞく国こくまたは傀儡かいらい政権せいけん国家こっかが誕生たんじょうした^{[要よう出典しゅってん]}。

全体ぜんたいの時期じきとすれば台湾たいわんや朝鮮半島ちょうせんはんとうを併合へいごう、植民しょくみん地ち化かから1945年ねんの第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん終戦しゅうせんまでとされている。第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんで日本にっぽんは敗戦はいせんのため、従属じゅうぞく国こくの国家こっかや日本にっぽんの海外かいがい領地りょうちは全すべて消滅しょうめつ、解体かいたいさせられた^{[要よう出典しゅってん]}。

フランス

ソビエト連邦れんぽう

ソビエト連邦れんぽうは第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ご、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくと直接的ちょくせつてきな戦争せんそうはしなかったものの、冷戦れいせんという形かたちで対立たいりつをしていた。アメリカ側がわ（自由じゆう主義しゅぎ陣営じんえい）と違ちがい、ソ連それん側がわ（社会しゃかい主義しゅぎ陣営じんえい）は、傀儡かいらい国家こっかや衛星えいせい国家こっかなどを実際じっさいに建国けんこくさせていた。

モンゴル
東ひがしドイツ（ドイツ統一とういつ後ご、自由じゆう主義しゅぎ陣営じんえいへ）
キューバ

ナチス・ドイツ

独どく・伊い・英えい・仏ふつの四よんヶ国かこくのミュンヘン会談かいだんによりズデーテン地方ちほうを割譲かつじょうされた後のち、当時とうじのチェコスロバキアへ侵攻しんこう、チェコスロバキアを解体かいたいした。

そのうち、現在げんざいのスロバキア地域ちいきからハンガリーへ割譲かつじょうされた南部なんぶカルパティア・ルテニアを除のぞく地域ちいきを支配しはいするナチス・ドイツ保護ほご国こくとして下記かきのスロバキア第だい一いち共和きょうわ国こくが成立せいりつした。

スロバキア第だい一いち共和きょうわ国こく

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんにおいては戦勝せんしょう国こくであり、イギリスやドイツなどのヨーロッパ諸国しょこくと違ちがい、本土ほんどがほぼ爆ばく撃げき被害ひがいに遭あわなかったため、1940年代ねんだい後半こうはんからソ連それんと冷戦れいせんという形かたちで対立たいりつするようになった。そのため、アメリカ側がわ（自由じゆう主義しゅぎ陣営じんえい）の国家こっかは従属じゅうぞく国こくと呼よばれる事ことがあった。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごから現在げんざいまで

現代げんだいにおける従属じゅうぞく国こくという単語たんごは自国じこくの政府せいふを批判ひはんする際さいに用ようされる事ことがある。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくは世界せかい最大さいだいの経済けいざい力りょく、軍事ぐんじ力りょく、メディアやハリウッド映画えいが、フードなどの文化ぶんか力りょくを有ゆうする覇権はけん国家こっかである。そのため、経済けいざい的てき、軍事ぐんじ的てきな影響えいきょう下かにある国家こっかが多数たすう存在そんざい^[5]している。また、冷戦れいせん期きからアメリカ軍ぐん、アメリカ軍ぐん基地きちは経済けいざい的てきな主要しゅよう国こく、同盟どうめい国こくを中心ちゅうしんにほぼ全すべての国家こっかに展開てんかい（アメリカ統合とうごう軍ぐん）されている^[6]。

例たとえば、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんにおいて、大だい規模きぼな攻撃こうげきを受うけなかったアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくは戦後せんごに、疲弊ひへいしたヨーロッパ（西側にしがわ諸国しょこくのみ）をマーシャル・プランという名なで経済けいざい、軍事ぐんじの援護えんごしたことにより、西側にしがわ諸国しょこくは事実じじつ上じょう、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの影響えいきょう下かに置おかれ、経済けいざい発展はってんしたと共ともに、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく主導しゅどうの元もと、北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこう（NATO）が設立せつりつされ、経済けいざいだけではなく、イギリス、西にしドイツ、イタリア、ギリシャなどの国内こくないに多数たすうの米べい軍ぐん基地きちなども設置せっちされる他ほか、ANZUSなどにより、オーストラリアなどにおいても影響えいきょう力りょくを高たかめた。

アメリカ軍ぐんは冷戦れいせん期きから現在げんざいまでドイツ、オランダ、ベルギー、イタリア、トルコの米べい軍ぐん基地きち内ないに、アメリカが管理かんりする核兵器かくへいきが配備はいびさせている^[7]。これらの国くには米べい軍ぐんの軍事ぐんじ的てきな保護ほごの依存いぞん度どが高たかい^[7]。

ソビエト連邦れんぽうとの冷戦れいせん期き、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくは東南とうなんアジア諸国しょこくを影響えいきょう下かに置おきたいため、東南とうなんアジア条約じょうやく機構きこうを設立せつりつし、南みなみベトナム、フィリピン（米べい比ひ相互そうご防衛ぼうえい条約じょうやく）、タイ王国おうこく内うちに多数たすうの米べい軍ぐん基地きちを設置せっちした。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくは集団しゅうだん安全あんぜん保障ほしょうだけでなく、個別こべつ安全あんぜん保障ほしょうにも携たずさわった。それが日本にっぽん（日米にちべい安全あんぜん保障ほしょう条約じょうやく）、韓国かんこく（米べい韓かん相互そうご防衛ぼうえい条約じょうやく）、中華民国ちゅうかみんこくいわゆる台湾たいわん（米べい華はな相互そうご防衛ぼうえい条約じょうやく）である。

ソビエト連邦れんぽうの崩壊ほうかい後ご、ワルシャワ条約じょうやく機構きこうが解体かいたいされ、東側ひがしがわ諸国しょこくであったポーランドやルーマニア、バルト三さん国こく、ジョージア、ウクライナは、親米しんべい路線ろせんと反はん露ろ路線ろせんを確立かくりつした。ジョージアやウクライナを除のぞく国家こっかはNATOやEUの加盟かめい国こくでもあり自国じこく内ないに米べい軍ぐん基地きちを設置せっちさせている。

ソ連それん崩壊ほうかいにより、新あたらしく建国けんこくされたロシア連邦れんぽうの影響えいきょう力りょくは、設立せつりつから既すでにソビエト連邦れんぽうと比較ひかくしても政治せいじ力りょく、経済けいざい力りょく、軍事ぐんじ力りょくも大幅おおはばに衰退すいたいし、ヨーロッパにおけるアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの一極いっきょく的てきな影響えいきょうは冷戦れいせん期きと比較ひかくしても大幅おおはばに広ひろがった。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの属国ぞっこくと常つねに言いわれているのは自由じゆう連合れんごう盟約めいやくの国家こっかである。実際じっさいには独立どくりつ国こくであるが、加盟かめい国こくの外交がいこうなどは全すべてアメリカの合法ごうほう的てきな管理かんり下かであるため、合法ごうほう的てきな従属じゅうぞく国こくと呼よばれる。

国際こくさい機関きかん

北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこう（NATO）^[8]^[9]^[10]^[11]^[12]^[13]
欧州おうしゅう連合れんごう（EU）^[14]^[10]^[15]^[16]^[17]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの影響えいきょう下かの国家こっか

また、アメリカの大手おおてメディアは以下いかの国家こっかをアメリカの従属じゅうぞく国こくリストとして記載きさいした^[18]。アメリカをはじめとするメディアにおいてはアフガニスタンやパキスタン、イラクを実質じっしつ的てきにアメリカの植民しょくみん地ちであると猛烈もうれつに批判ひはんした^[19]。

以下いかが、米国べいこくメディアにアメリカの従属じゅうぞく国こくと批判ひはんされた国くにである。2022年ねん、ロシアがウクライナに侵攻しんこうした際さいに、アメリカに同調どうちょうし、ロシアへ経済けいざい制裁せいさいやロシア批判ひはんを行おこなった国家こっかに対たいして、ロシア大統領だいとうりょうウラジーミル・プーチンは｢主権しゅけんのないアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの植民しょくみん地ち群ぐん」とG7各国かっこくやアメリカの同盟どうめい国こくに対たいして猛烈もうれつに批判ひはん^[20]した。

パキスタン^[19]
アフガニスタン^[19]
イラク
ハイチ
イスラエル
大韓民国だいかんみんこく^[21]^[22] - 緊急きんきゅう時じにおける大韓民国だいかんみんこく国軍こくぐんの戦時せんじ作戦さくせん統制とうせい権けんを在ざい韓米かんべい軍ぐんが保有ほゆう^[23]している。戦時せんじ作戦さくせん統制とうせい権けんを保有ほゆうしていない国家こっかは韓国かんこくのみであるため、従属じゅうぞく国こくと批判ひはんされている。韓国かんこく政府せいふはアメリカ政府せいふ（アメリカ軍ぐん）に対たいして戦時せんじ作戦さくせん統制とうせい権けんの返還へんかんを求もとめている。
イエメン
エルサルバドル
中華民国ちゅうかみんこく
コロンビア
ペルー
バーレーン
ジャマイカ
クウェート
パナマ
リベリア
タンザニア
ホンジュラス
チリ
コスタリカ
ヨルダン

以下いかの国家こっかも自国じこく政府せいふを批判ひはんする時ときに国民こくみんやメディア、評論ひょうろん家かなどに「我わが国くにはアメリカの従属じゅうぞく国こくである」と批判ひはんされている。

イギリス - イギリスの大手おおてガーディアン紙しは「イギリスはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの従属じゅうぞく国こく」と批判ひはんした^[24]^[25]。また、レイクンヒース空軍くうぐん基地きちなどはイギリス所有しょゆうのものの、基地きち内ないにイギリス空軍くうぐんは居おらず、アメリカ軍ぐん専用せんよう駐留ちゅうりゅう基地きち（在ざい英えいアメリカ空軍くうぐん）になっているなど不ふ平等びょうどうであるなどと、国内こくないで問題もんだいになっている^[26]^[24]^[27]。イラク戦争せんそう時ときにはイギリスはアメリカ軍ぐんにほぼ全すべて追従ついしょうした事ことで当時とうじのトニー・ブレア首相しゅしょうはブッシュの犬いぬと批判ひはんされ続つづけたが、ブッシュ大統領だいとうりょうはブレア首相しゅしょうを「プードル（犬いぬ）以上いじょうの仲なかである。」とジョークを交まじえて発言はつげんした^[28]。また、数すう年ねん後ごのEU離脱りだつ後ごのイギリスはアメリカの経済けいざい的てき植民しょくみん地ちになると批判ひはんした^[29]。2021年ねん、フランス高官こうかんがイギリスに対たいして名指なざしで「英国えいこくは米国べいこくの属国ぞっこく」と猛烈もうれつに批判ひはんした^[30]^[31]^[32]。同年どうねん、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコは英国えいこく放送ほうそう協会きょうかい（BBC）の取材しゅざいに対たいして、「イギリスはアメリカのポチ（犬いぬ）だ。」と批判ひはんした^[33]。
日本にっぽん - 日本にっぽんは第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ご、アメリカの従属じゅうぞく国こくと度重たびかさなる批判ひはんを日本にっぽん政府せいふは受うけている。また、日本にっぽん国内こくないには唯一ゆいいつの外国がいこく軍ぐんの在ざい日米にちべい軍ぐんが現在げんざいも駐留ちゅうりゅうしており、2021年ねん、中国ちゅうごく外務省がいむしょうの趙ちょう立たて堅けんは「日本にっぽんは米国べいこくの顔色かおいろをうかがう戦略せんりゃく的てき従属じゅうぞく国こく」と名指なざしして、批判ひはんした^[34]^[35]^[36]^[37]。
- ジブチ^[38] - 元々もともとはフランスの植民しょくみん地ちである。ジブチ国内こくないに自衛隊じえいたいが駐留ちゅうりゅうしており、その際さいに結むすばれている日本にっぽんジブチ地位ちい協定きょうていがフランス植民しょくみん地ち時代じだいの不平等ふびょうどう条約じょうやく（治外法権ちがいほうけん及および特権とっけん）をそのまま自衛隊じえいたいにも適応てきおうさせたものなので日本にっぽんの新あらたな植民しょくみん地ちと言いわれる^[39]他た、日本にっぽんの国会こっかいの議論ぎろんによれば自衛隊じえいたいによる過失かしつ犯はんにおいては無罪むざいとなる^[40]。
ウクライナ^[41]
ルーマニア^[42]
ブルガリア- ブルガリア国内こくないで、突如とつじょアメリカの法律ほうりつが適用てきようされ、ブルガリア人じんが不当ふとう逮捕たいほされたことをきっかけに「ブルガリアはアメリカの植民しょくみん地ち」と批判ひはんする声こえが挙あがった^[43]。
イタリア - イタリアは第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ご、多数たすうの米べい軍ぐん基地きちが駐留ちゅうりゅうしている事ことによって軍事ぐんじ的てき、政治せいじ的てき、経済けいざい的てきにアメリカに追従ついしょうすることがあるためアメリカの従属じゅうぞく国こくと批判ひはんを受うけている^[44]。
ノルウェー^[45]
カナダ
ガーナ^[46]
ドイツ - ドイツは世界せかい最多さいたの米べい軍ぐん基地きちが存在そんざいする事ことと、軍事ぐんじ的てき、経済けいざい的てきに対たい米べい依存いぞんが激はげしいため「アメリカの従属じゅうぞく国こく」と長年ながねん批判ひはんされてきた^[47]。2019年ねんにはロシアのプーチン大統領だいとうりょうがドイツに対たいして「ドイツは主権しゅけん国家こっかではない。」と発言はつげんした。
南みなみアフリカ共和きょうわ国こく^[46]
オーストラリア^[48]
ポーランド^[49]^[50]
チェコ^[51]
アイスランド^[52]
スウェーデン^[53]