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ECMレコード

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ECMレコード
ECM Records
親会社おやがいしゃユニバーサル ミュージック グループ
設立せつりつ1969ねん
設立せつりつしゃマンフレート・アイヒャー
販売元はんばいもとユニバーサル ミュージック グループ
ジャンルジャズ
フュージョン/コンテンポラリー・ジャズ
現代げんだい音楽おんがく
クラシック音楽おんがく
ニュー・エイジ
ワールド・ミュージック
くにドイツの旗 ドイツ
本社ほんしゃ所在地しょざいちミュンヘン
公式こうしきサイト公式こうしきウェブサイト

ECMレコードえい: Editions of Contemporary MusicECM Records)は、1969ねん西にしドイツ当時とうじミュンヘンマンフレート・アイヒャーによって設立せつりつされたレコード会社かいしゃ主要しゅよう配給はいきゅうもとユニバーサル ミュージック グループである。

ジャズおもとしたレーベルであり、アメリカやヨーロッパ各国かっこくのミュージシャンのアルバムをリリースしている。また、ECM New Seriesにて現代げんだい音楽おんがく古楽こがくなどのクラシックがけている。

沿革えんかく

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スタイル

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このレーベルのおとづくりのコンセプトとして"The Most Beautiful Sound Next To Silence"(「沈黙ちんもくつぎうつくしいおと」)がしばしば言及げんきゅうされる。わずかにリバーブのかかったおとづくりは、このレーベル独特どくとく空気くうきかんしている。うつくしいジャケットデザインも評価ひょうかたかい。[1]レコーディングはぜん世界せかいおこなわれているが、メイン・スタジオはノルウェーオスロにあるレインボー・スタジオ専属せんぞくのエンジニアにヤン・エイク・コングスハウクがいる。またレーベル全体ぜんたい統一とういつかんをもって企画きかくされているため、レーベル自体じたい固定こていファンを獲得かくとくしている。キース・ジャレットはこのレーベル随一ずいいち人気にんきほこるアーティストである。

レコード番号ばんごうにはとお番号ばんごう採用さいようしているが、ぜん番号ばんごうまっているわけではなく、正確せいかくなリリースじゅんでもない。1200、1300といったいわゆる「キリばん」は、キース・ジャレットヤン・ガルバレク2人ふたりがほとんどをめる。

ECM New Series

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1980年代ねんだいよりスティーヴ・ライヒアルヴォ・ペルト作品さくひん紹介しょうかい手始てはじめに、現代げんだい音楽おんがくのリリースもおこなうようになった。現在げんざい現代げんだい音楽おんがく以外いがいにも、古楽こがくバロック音楽おんがくなどにも充実じゅうじつしたラインナップをつ。アイヒャー自身じしん、このレーベルのタイトルによってグラミーしょう最優秀さいゆうしゅうクラシック・プロデューサーしょうすうかい受賞じゅしょうしている。ギドン・クレーメルアンドラーシュ・シフなど大物おおもの演奏えんそうもこのレーベルから新作しんさくをリリースするなど、ジャズだけでなくクラシックかいからの評価ひょうかたかい。

代表だいひょうてきなアーティスト

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ECM New Series

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現在げんざいレーベルへ移籍いせきした人物じんぶつには*を付加ふかする。

傘下さんかレーベル

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配給はいきゅうもと

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アメリカでの配給はいきゅうもとポリドールポリグラムワーナーBMG複数ふくすうのレコード会社かいしゃ点々てんてんとしている。現在げんざいユニバーサル ミュージック配給はいきゅうをしている。

日本にっぽん国内こくないでは、1970年代ねんだい後半こうはんから1980年代ねんだい前半ぜんはんにかけてはトリオレコード配給はいきゅう。ポリドールの配給はいきゅうのちに、現在げんざいはアメリカと同様どうようにユニバーサル(ユニバーサル・ミュージック・ジャパン)が配給はいきゅうをしている。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 2006ねん2007ねんユニクロからECMジャケットデザインをプリントしたコラボレーションTてぃーシャツが発売はつばいされた。

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 稲岡いなおかくにわたる増補ぞうほ改訂かいていばん ECMの真実しんじつ河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2009ねん
  • はら雅明まさあき「ECMというサウンド・デザイン」『Jazz Thing ジャズというなにか:ジャズがもとめたサウンドをめぐって』DU BOOKS、2018ねん
  • Sleeves of Desire: a Cover Story (1996). Edited by Lars Müller, Lars Müller Publishers ISBN 978-3-906700-85-4. 1996
  • Horizons Touched: the Music of ECM (2007). Steve Lake and Paul Griffiths, eds. Granta Books ISBN 978-1-86207-880-2
  • Windfall Light: The Visual Language of ECM (2010). Edited by Lars Müller, Lars Müller Publishers ISBN 978-3-03778-157-9. 2009 [English] & ISBN 978-3-03778-197-5. 2009 [German]
  • Der Blaue Klang (2010). Edited by Rainer Kern, Hans-Jürgen Linke and Wolfgang Sandner, Wolke Verlag ISBN 978-3-936000-83-2 (German only)
  • ECM - A Cultural Archaeology (2012). Edited by Okwui Enwezor and Markus Müller, Prestel Verlag ISBN 978-3-7913-5285-5 [English] & ISBN 978-3-7913-5284-8 [German]

外部がいぶリンク

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