(Translated by https://www.hiragana.jp/)
コルグ - Wikipedia コンテンツにスキップ

コルグ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
KORGから転送てんそう
株式会社かぶしきがいしゃコルグ
KORG INC.
本社ほんしゃビル
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
206-0812
東京とうきょう稲城いなぎ矢野口やのくち4015-2
設立せつりつ 1964ねん1がつ10日とおか
業種ぎょうしゅ その製品せいひん
法人ほうじん番号ばんごう 8011301002577
事業じぎょう内容ないよう デジタルピアノシンセサイザーなど電子でんし楽器がっき開発かいはつ製造せいぞうおよ販売はんばい海外かいがいブランド楽器がっきなどの輸入ゆにゅう販売はんばい音楽おんがくデータ作成さくせい
代表だいひょうしゃ 代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう 加藤かとう世紀せいき
資本しほんきん 4おく8000まんえん
従業じゅうぎょう員数いんずう 290めい
主要しゅよう子会社こがいしゃ 株式会社かぶしきがいしゃコルテック
関係かんけいする人物じんぶつ 加藤かとうはじめ創業そうぎょうしゃ, もと代表だいひょう取締役とりしまりやく会長かいちょう
外部がいぶリンク http://www.korg.com/jp/
テンプレートを表示ひょうじ

株式会社かぶしきがいしゃコルグ英文えいぶん社名しゃめいKORG INC. )は、シンセサイザーデジタルピアノなど電子でんし楽器がっき製造せいぞう販売はんばいしているメーカー。本社ほんしゃ所在地しょざいち東京とうきょう稲城いなぎ矢野口やのくち4015-2(京王けいおうよみうりランドえきまえ)。アンプメーカーVOXをはじめ、海外かいがい楽器がっき/音響おんきょう機器ききメーカーすうしゃPaul Reed SmithWarwickMoog、ARTURIA、ALLEN & HEATH英語えいごばん )の日本にっぽん正規せいき輸入ゆにゅう代理だいりてんでもある。

来歴らいれき[編集へんしゅう]

創業そうぎょう[編集へんしゅう]

1963ねん昭和しょうわ38ねん)、東京とうきょう世田谷せたがや桜上水さくらじょうすい京王けいおう技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょとして創業そうぎょうした。社名しゃめい由来ゆらい創業そうぎょうしゃ2人ふたり加藤かとうはじめ(かとう つとむ、1926ねん8がつ28にち - 2011ねん3がつ15にち[ちゅう 1]の「K」とアコーディオン奏者そうしゃ長内おさないはし(おさない ただし)の「O」で「K・O」、これに本社ほんしゃ京王線けいおうせん沿いにあったことから「京王けいおう」のてられたもの。KORGという名称めいしょうは「KOのつくったl'orgue(フランス語ふらんすごオルガン)」からとられた造語ぞうごである。これは1972ねん発売はつばいされたオルガン(『Korgue』、通称つうしょうデカ・コルグ)の商品しょうひんめいにもなったが、「ue」の部分ぶぶんをどう発音はつおんすればよいかわかりにくいとの意見いけんがあったため[よう出典しゅってん]、これ以降いこう製品せいひんには「ue」の部分ぶぶんをなくした「KORG」という名称めいしょうがブランドめいとして使つかわれるようになった。

最初さいしょ製造せいぞうしたのは、1963ねん発売はつばいリズムマシン。「ドンカマチック(DONCA MATIC)」と命名めいめいされた。この型名かためい由来ゆらいは、バスドラムの「ドン」というおとと、クラベスの「カッ」というおとからとわれる[1]。1964ねん杉並すぎなみ下高井戸しもたかいど移転いてんし、株式会社かぶしきがいしゃ京王けいおう技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ設立せつりつした。

はつ国産こくさんシンセサイザー発表はっぴょう[編集へんしゅう]

加藤かとうはシンセサイザーをつくろうとしていた三枝さえぐさ文夫ふみおむかえて1967ねんころからシンセサイザーの研究けんきゅう開発かいはつにも着手ちゃくしゅし、1970ねんはつ国産こくさんシンセサイザー「試作しさくいち号機ごうき」を完成かんせいした。この技術ぎじゅつのちに、1972ねん発売はつばいのコンボ・オルガン「Korgue」、1973ねん発売はつばいのシンセサイザー「miniKORG 700」へと発展はってんした。

1970ねん京王けいおう技研工業ぎけんこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃあらため、その、800DV(1974ねんとうて、1977ねんPS-3100/PS-3200/PS-3300ポリフォニックシンセサイザー発表はっぴょうにより、世界せかいてき評価ひょうかされる会社かいしゃとなった。

1978ねんMS-20はコストパフォーマンスのたかいモノシンセとしてだいヒット。1981ねんにはPolysixでポリフォニックシンセをアマチュアのとど楽器がっきにした。

ヤマハの資本しほん参加さんか期間きかん[編集へんしゅう]

1983ねんのヤマハDX-7発売はつばい以降いこう、デジタルシンセサイザー開発かいはつへの出遅でおくれにより経営けいえい状態じょうたい悪化あっかし、ヤマハによる資本しほん参加さんか経営けいえい再建さいけんおこなわれる。M1発売はつばいまで低迷ていめい時代じだいつづいた。1986ねんサンプリングシンセサイザーDSS-1とFM音源おんげんシンセサイザーDS-8を発売はつばいした。1987ねん株式会社かぶしきがいしゃコルグにあらため、ヤマハの資本しほん参加さんかによりうめかげせいふく社長しゃちょう就任しゅうにんして経営けいえい再建さいけんおこなった。1988ねんワークステーションタイプのシンセサイザーM1発売はつばいした。そく戦力せんりょくとなるプリセットを満載まんさいし、MIDI音楽おんがく製作せいさくいちだい完結かんけつできることでだいヒットした。M1はプリセット選択せんたくだけで使つかえる手軽てがるさを強化きょうかし、従来じゅうらい製品せいひん比較ひかくしておとづく作業さぎょう大幅おおはば低減ていげんしたほかのサンプリング機能きのうや、デジタルレコーディング機能きのうまで統合とうごうしたTRINITYTRITONといったデジタルワークステーションの草分くさわけとなった。

クロマチック・チューナー CA-30

また1980年代ねんだい発表はっぴょうしたチューニング・メーターはチューニングのずれをアナログメータによってあらわし、基準きじゅんおん内蔵ないぞうスピーカですこともできるといった特長とくちょうっており、ヒット商品しょうひんとなった。

1992ねん埼玉さいたまけん大里おおさとぐん花園はなぞのまちげん:深谷ふかや)に自社じしゃ工場こうじょうもうけ、2003ねんにはコルテック分社ぶんしゃ。2004ねんには稲城いなぎよみうりランド付近ふきん本社ほんしゃ移転いてんした。

ヤマハとの関係かんけい[編集へんしゅう]

コルグは1980年代ねんだいなかばの経営けいえいなんさい、ヤマハの資本しほん参加さんかによりすくわれている。2006ねん3がつ31にち現在げんざい、コルグはヤマハの関連かんれん会社かいしゃであり、持分もちぶんほう適用てきよう会社かいしゃとなっている。コルグにおけるヤマハの議決ぎけつけんは29.2%。コルグの取締役とりしまりやくとしてヤマハからいちめいしている。

ヤマハからは部品ぶひん購入こうにゅうするという取引とりひき関係かんけいがある。製品せいひんたいするヤマハの影響えいきょうは、以下いかのようなものがあげられる。

  • ヤマハせいFM音源おんげんチップの採用さいよう1980年代ねんだい発表はっぴょうしたDS-8707)。- このときがもっとも経営けいえいくるしいときであり、ヤマハ既存きそん技術ぎじゅつ活用かつよう新規しんき投資とうし最小限さいしょうげんにし危機ききけた。こののち、ワークステーションM1成功せいこうによりコルグはなおるきっかけをつかんでいる。
  • ヤマハ提唱ていしょうMIDI音源おんげん規格きかくXG対応たいおうした音源おんげんモジュール製品せいひんNX5Rなど。
  • TRITON-Rackが、ヤマハが規格きかく提唱ていしょうしたmLAN対応たいおう
  • 物理ぶつりモデル音源おんげん採用さいようした機種きしゅを90年代ねんだいすう機種きしゅ発売はつばい
  • ヤマハが1987ねんシーケンシャル・サーキットしゃ買収ばいしゅう、プロフェットVSでもちいられたベクトル・シンセシス音源おんげん技術ぎじゅつはコルグにうつされ、WAVESTATIONシリーズへ。
  • ヤマハが開発かいはつDX7採用さいようしたFS鍵盤けんばんというセミウェイト鍵盤けんばんをワークステーションM1にも採用さいようした。
  • コルグせいチューナーおよびメトロノームをヤマハミュージックジャパンにOEM供給きょうきゅう

機種きしゅ[編集へんしゅう]

黎明れいめい[編集へんしゅう]

  • 1963ねん
    • ドンカマチック DA-20 - コルグ最初さいしょのリズムマシン。機械きかいしきシーケンサー、真空しんくうかん回路かいろ採用さいよう
  • 1966ねん
    • ドンカマチック DE-20- シーケンサーにトランジスタ回路かいろ採用さいよう
    • ドンカマチック DE-11- DE-20の廉価れんかばん
  • 1967ねん
  • 発売はつばいねん不明ふめい
    • ドンカマチック DC-11
    • Mini Pops MP-5
    • Mini Pops MP-7
    • ドンカマチック ROCKMATE - のひらサイズのぜんトランジスタしき小型こがたリズムマシン
    • ドンカマチック ROCKBEAT

アナログシンセ登場とうじょう[編集へんしゅう]

  • 1970ねん
    • 試作しさくいち号機ごうき - コルグ最初さいしょのシンセ(のちにKORGUE、miniKORGで製品せいひん
  • 1972ねん
    • コルグ (KORGUE) - 通称つうしょうデカ・コルグ。幅広はばひろ音色ねいろづくりが可能かのうなオルガン
    • Treveler F-1 / V-C-F / Mr. Multi - 試作しさくいち号機ごうきのエフェクト技術ぎじゅつ製品せいひん
  • 1973ねん
    • miniKORG 700 - コルグ最初さいしょのシンセ製品せいひん (1973ねん3がつ発売はつばい)電子でんしオルガンにせて使つかだい3のキーボード。はじめて"KORG"ロゴが使つかわれた
  • 1974ねん
    • 800DV - 通称つうしょうマキシ・コルグ。シンセ2だいぶん搭載とうさいで2ボイスを実現じつげん喜多きたろういま愛用あいよう
    • miniKORG 700S - miniKORG 700を2オシレータ (ユーザ要望ようぼう対応たいおう)
900PS

ポリフォニックとその応用おうよう[編集へんしゅう]

PE-1000
PS-3300
  • 1976ねん
    • PE-2000 - 分厚ぶあつおとの3系統けいとうポリフォニック・アンサンブル・オーケストラ (44かぎ)。オシレータけい144搭載とうさい(かくかぎ3)。音色ねいろはプリセット8種類しゅるい (ストリングス、パイプ・オルガン、ブラス、コーラスをかく2種類しゅるいずつ)
    • PE-1000 - 独立どくりつ音源おんげん方式ほうしきのポリフォニック・アンサンブル (60かぎ)。オシレータ60搭載とうさい(かくかぎ1個いっこ)。音色ねいろはプリセット7しゅ、シンセ機能きのう (トラベラー)
    • 770 - miniKORG 700Sの後継こうけい、コンセプトはソロ楽器がっき
  • 1977ねん
    • PS-3100 / PS-3200 / PS-3300 - 完全かんぜんポリフォニック・シンセで、ぜん鍵盤けんばんにシンセを1だいずつ搭載とうさいキース・エマーソンジャン・ミッシェル・ジャール細野ほその晴臣はるおみらが使用しよう前述ぜんじゅつとおりKORGのブランドを世界せかいてき確立かくりつした記念きねんてき製品せいひんであり、2022ねん現在げんざいでもまれにインターネットオークションサイトに出品しゅっぴんされることがあり、非常ひじょう高値たかね取引とりひきされている。
      • PS-3100: 1ボイスあたり2オシレータ構成こうせい、モジュレーション経路けいろをパッチ可能かのう細野ほその晴臣はるおみイエロー・マジック・オーケストラころほんで「RYDEEN」のバッキングのうまける蹄の効果こうかおんつくり、きしている。
      • PS-3200: 音色ねいろメモリー搭載とうさい(16メモリー)
      • PS-3300: PS-3100 を 3系統けいとう搭載とうさいした最高峰さいこうほうモデル。ロバート・モーグをして「最高さいこうのシンセサイザー」とわしめたほどの高性能こうせいのうほこったが、製造せいぞうすうきわめてすくなく50だいほど製造せいぞうされたのみとされている。
    • M-500 / M-500SP - プリセットタイプのモノフォニック・シンセ

VC-10 MS-20
SQ-10 MS-10
  • 1978ねん
    • VC-10 - 鍵盤けんばんヴォコーダー
    • MS-20 - パッチ可能かのうモノフォニック・シンセ。マニアックなパッチ機能きのうをコンパクトにまとめ、すぐれたコストパフォーマンスでだいヒットした。小説しょうせつ安部あべ公房こうぼう使用しようしていた。[2][構成こうせい] 2VCO、2VCF(LP,HP)、2VCA、2EG(ADSR)、1LFO、NG、S&H、外部がいぶ信号しんごうプロセッサ(F/V Conv, ENVF)
    • MS-10 - 1オシレーターのてい価格かかくモデル
    • MS-50 - 拡張かくちょう音源おんげんモジュール (鍵盤けんばんなし)冨田とみたいさお使用しようしていた。
    • SQ-10 - アナログシーケンサー・モジュール
    • SE-500/SE-300 - テープエコー
    • SD-400/SD-200 - シグナルディレイ
Λらむだ, Polysix, TRIDENT
  • 1979ねん
    • X-911 - ギター・シンセサイザー
    • Σしぐま (シグマ) - レイヤー可能かのうなプリセットがたソロシンセ
    • Λらむだ (ラムダ) - プリセットがたポリフォニックシンセ (PEシリーズ後継こうけい)
    • Δでるた (デルタ) - ストリングス搭載とうさいポリフォニックシンセ (VCF以降いこう1系統けいとう)

ポリフォニックシンセの進化しんか[編集へんしゅう]

  • 1980ねん
    • TRIDENT (トライデント) - 音色ねいろメモリー搭載とうさい8ボイス・ポリシンセにストリングスとブラスをくわえたふくあいキーボード。のちにシンセ強化きょうかばん TRIDENT MkII を海外かいがいリリース
    • CX-3/BX-3 - トーンホイール・サウンドにこだわった本格ほんかくドローバー・オルガン
    • LP-10 - コルグはつエレクトロニックピアノ (ベロシティ機能きのうなし)
  • 1981ねん
    • Polysix (ポリシックス) - 6ボイス・ポリフォニックシンセたかいコストパフォーマンスでだいヒットした
    • Mono/Poly (モノポリー) - 4VCOシンセサイザー。分厚ぶあついソロと 4ボイス簡易かんいポリフォニックを提供ていきょう (VCF以降いこう1系統けいとう)
POLY-61
POLY-800
DSS-1
  • 1982ねん
    • POLY-61 - DCO搭載とうさいポリフォニックシンセ。オシレータをディジタル制御せいぎょ、パラメータもディジタル入力にゅうりょくのちにMIDIキットをリリース
    • SDD-3000 - デジタルディレイ
  • 1983ねん
    • POLY-800 - 8ボイス簡易かんいポリフォニックシンセ。コルグはつのMIDI対応たいおう機種きしゅ (VCF以降いこう1系統けいとう)
    • SAS-20 - 自動じどう伴奏ばんそうつきホーム・キーボード

デジタル[編集へんしゅう]

  • 1984ねん
  • 1985ねん
    • DT-1 - 電子でんしチューナー
  • 1986ねん
    • DS-8 - FM音源おんげん方式ほうしきのデジタルシンセサイザーである。ヤマハのFM音源おんげんチップが搭載とうさいされている。
    • DSS-1 - デジタル・サンプリング・シンセサイザー。ユーザー・サンプリング、波形なみかた編集へんしゅう/手書てが波形はけい作成さくせい、シンセ機能きのうによるおとづくりが可能かのう
  • 1987ねん
    • DSM-1 - ラックマウントばんサンプラー。たんなるDSS-1互換ごかんではなく、それぞれ固有こゆう機能きのう
    • SG-1D/SG-1 - ステージよう電子でんしピアノ
    • CONCERT C-7000 - 本格ほんかくてき家庭かていようデジタルピアノ
KORG M1
WAVESTATION
01/W FD

ワークステーション登場とうじょう[編集へんしゅう]

  • 1988ねん
    • M1 - コルグ最初さいしょのミュージック・ワークステーション。こう品位ひんいPCMサンプル音源おんげんと、マルチトラック・シーケンサーをかくとしたワークステーション草分くさわけとしてだいヒットした
    • A3 - マルチエフェクター
  • 1989ねん
    • T1/T2/T3 - M1の高機能こうきのうばんマスター・キーボード機能きのう、サンプル再生さいせい機能きのう、FDD追加ついか
  • 1990ねん
  • 1991ねん
    • 01/W - だい3世代せだいミュージック・ワークステーション

DAW製品せいひん、DSP音源おんげん、アレンジャーの登場とうじょう[編集へんしゅう]

Prophecy, Z-1, TRITON
  • 1994ねん
    • WAVEDRUM (ウェイブドラム) - DSP搭載とうさい電子でんしパーカッション。豊富ほうふなシンセサイズ方式ほうしきやアルゴリズムを提供ていきょう
    • X5 - 軽量けいりょうシンセサイザー
  • 1995ねん
  • 1996ねん
    • N364N264 - テクノ/ダンスけいワークステーション
    • WT-30S、WT-30K 「調しらべ」 - 和楽わらく器用きようチューナー。30Sが三味線しゃみせんもちい、30Kがそうよう
  • 1997ねん
    • Z1 - MOSS(物理ぶつりモデル)音源おんげん搭載とうさいシンセサイザー
    • D8 - HDマルチトラックレコーダー
TRITON
ElecTribeシリーズ
EA-1 ER-1 ES-1
  • 1999ねん
    • TRITON - ミュージック・ワークステーション。
    • ELECTRIBE A / ELECTRIBE R - テクノ/ダンスけいトラック制作せいさくようグルーヴマシン
    • KAOSS PAD - 指先ゆびさき操作そうさのタッチパッド・エフェクター

ソフトウェア音源おんげん、アナログ・モデリング、DSDレコーダーの登場とうじょう[編集へんしゅう]

MS2000B
microKORG
  • 2000ねん
    • MS2000 - アナログ・モデリング方式ほうしきのシンセ/ヴォコーダー
  • 2001ねん
    • KARMA - 演奏えんそうおう多彩たさいなアレンジを提案ていあんするKARMAアルゴリズム搭載とうさいミュージック・ワークステーション
  • 2002ねん
    • microKORG (マイクロコルグ) - てい価格かかくミニ鍵盤けんばんのアナログ・モデリング・シンセ/ヴォコーダー
  • 2003ねん
    • MS2000B / MS2000BR - MS2000のアップデートばん / どうラックばん
    • ELECTRIBE mkII / MX / SX - ELECTRIBEのアップデートばん / 高機能こうきのうばん
  • 2004ねん
    • KORG Legacy Collection (レガシー・コレクション) - 過去かこをソフトウェア音源おんげん特別とくべつばんには MS-20コントローラ(フィジコン)が付属ふぞく
      • [再現さいげん機種きしゅ] MS-20PolysixWAVESTATION (後継こうけい追加ついか: Mono/PolyM-1)。
      • [対応たいおう環境かんきょう] VST/AUえーゆー, Win&Mac (後継こうけい追加ついか: RTAS, Intel Mac)
  • 2005ねん
    • OASYS - ハイエンド・ミュージック・ワークステーション。DAW / シーケンサ / サンプラーをはじめ、多彩たさいなシンセサイズ機能きのう (PCM/アナログ・モデリング/トーンホイール・オルガンモデリング)、KARMAの自動じどう伴奏ばんそう機能きのう とう最新さいしん技術ぎじゅつ結集けっしゅうした統合とうごうワークステーション
  • 2006ねん
    • RADIAS - マルチプル・モデリング方式ほうしき本格ほんかくシンセ/ヴォコーダー
    • MR-1 - 1bitオーディオに対応たいおうした、世界せかいはつのポータブルDSDレコーダー。内蔵ないぞうハードディスク音源おんげん記録きろくする方式ほうしき
    • MR-1000 - MR-1のスタジオレコーディングバージョン。
KAOSSILATOR nano KEY
KORG DS-10
  • 2007ねん
    • M3 - 最新さいしん機能きのうをコンパクトに濃縮のうしゅくしたミュージック・ワークステーション
    • KAOSSILATOR (カオシレーター) - 指先ゆびさき操作そうさフレーズ・シンセサイザー
  • 2008ねん
    • M50 - ミュージック・ワークステーション
    • microKORG XL - microKORGのパワーアップばん。マルチプル・モデリング方式ほうしき
    • nanoシリーズ (nano KEY, nano PAD, nano KONTROL) - モバイル対応たいおうコントローラ
    • DS-10 - MS-10をモチーフにしたニンテンドーDSようソフトウェア(AQインタラクティブ共同きょうどう開発かいはつ)
    • MR2000S - MR1000後継こうけい機種きしゅ
  • 2009ねん
    • DS-10 PLUS - DS-10ニンテンドーDSiけの機能きのう拡張かくちょうしたニンテンドーDSようソフトウェア。Limited Editionでは学研がっけん 大人おとな科学かがくマガジン 制作せいさくのガイドブックがどうこりされる
    • SV-1 ステージ・ヴィンテージ・ピアノ - レトロ&フューチャリスティックなボディで定番ていばんヴィンテージ・キーボードのサウンド (Eピアノ, Eクラビコード, グランド・ピアノ, コンボ・オルガン, 初期しょきシンセ)提供ていきょう [3]
    • WAVEDRUM ダイナミック・パーカッション・シンセサイザー [4]
    • microSAMPLER - いちだいでとことんあそべるコンパクト・キーボード・サンプラー [5]

アナログシンセサイザーのさい開発かいはつと、モバイルOSけアプリの展開てんかい[編集へんしゅう]

  • 2010ねん
    • monotron - アナログ・リボン・シンセサイザー。片手かたておさまるサイズのアナログシンセサイザーで、リボンコントローラーで演奏えんそうする。初心者しょしんしゃでもにあつかえるよう操作そうさ簡単かんたんMS-10/MS-20とおなじVCF回路かいろ搭載とうさい。アルカリたん4電池でんち2ほんでも可動かどうであり屋外おくがいでも演奏えんそう可能かのう。スピーカー内蔵ないぞう
    • iELECTRIBE for iPad - 2010ねん4がつ発売はつばいiPadようアプリ。コルグのiOSけアプリのだいいちだん
    • iMS-20 - MS-20をモデリングしたiOSけアプリ。
    • M01 - 2010ねん12月発売はつばいのニンテンドーDSようソフトウェア
    • MR-2 - MR-1の後継こうけい機種きしゅ。1bitオーディオに対応たいおうしたポータブルDSDレコーダー。PCM方式ほうしきWAV方式ほうしきMP2MP3録音ろくおん方式ほうしき対応たいおう付属ふぞくソフトである「AudioGate」をもちいてDSDフォーマットをPCM24bit/192kHzきろへるつ変換へんかん可能かのうさらにコンパクトディスクやDSDディスクを作成さくせい可能かのう記録きろくメディアはSDメモリーカード記録きろく
  • 2011ねん
    • KRONOS - OASYSと同等どうとう音源おんげんそなえ、さらに多彩たさいなシンセシス機能きのうくわわったミュージック・ワークステーション
    • monotribe-アナログ・リボン・ステーション。monotronからはじまったアナログ回帰かいきだいだん機種きしゅである。「単音たんおんげん」・「リズムマシン」・「シーケンサー一体いったいでステップごとのON、OFFとうでフレーズを作成さくせい出来できる。2012ねんにはアナログ機種きしゅではめずらしいバージョンアップをげている。(wavファイル音声おんせいによって)
    • iKaossilator - KAOSSILATOR機能きのう拡張かくちょうしたiOSけアプリ。
  • 2012ねん
    • KRONOS X - ユーザーメモリーが2GB、SSD容量ようりょうが62GBに倍増ばいぞうしたKRONOS機能きのう拡張かくちょうばん
    • KROME - M50の後継こうけいミュージック・ワークステーション。M3をベースにKRONOSの機能きのうれ、3.8GBという膨大ぼうだいなWAVE ROMをあわつ。61, 73, 88かぎの3タイプあり、KORG50周年しゅうねん記念きねんモデルとして61かぎのみ3しょく(レッド、ブルー、ゴールド)を数量すうりょう限定げんてい発売はつばい名称めいしょうはギリシャいろ意味いみする『Chroma』に由来ゆらい[6]
    • KROSS - PCM音源おんげんのEDS-i(Enhanced Definition Synthesis - integrated)を内蔵ないぞうした、ミュージック・ワークステーション。4.3, 12.4kgと軽量けいりょうたん3電池でんちでも駆動くどうする、61, 88かぎモデル[7][8]
    • iPolysix for iPad mini & iPad - PolysixをモデリングしたiOSけアプリ。
  • 2013ねん
    • M01D - M01機能きのう拡張かくちょうしたニンテンドー3DSようダウンロードソフトウェア
    • MS-20mini - MS-20を86%サイズで復刻ふっこくしたアナログシンセサイザー。のちに、てをユーザーがおこなうMS-20kit(サイズはオリジナルとおなじ)や、モジュールされたMS-20Mkitが発売はつばいされている。
    • Volcaシリーズ - あるしゅ音色ねいろとくした、自動じどう演奏えんそうきの小型こがたシンセサイザーと周辺しゅうへん機器ききのラインナップシリーズ。リズムボックスのVolca Beats、アナログベースシンセのVolca Bass、アナログシンセサイザーのVolca Keysではじまり、としうごとに2014ねんにサンプラーのVolca Sample、2016ねんに3ボイスFMシンセのVolca FMとアナログキックオシレーターのVolca Kick、2018ねんにミキサーのVolca Mixが、それぞれシリーズに追加ついかされている。
  • 2014ねん
    • KORG Gadget - iOS音楽おんがく制作せいさくアプリ。複数ふくすう音源おんげんはいっている。バージョンアップにより音源おんげん追加ついかされDAWとしての機能きのうっている。2017ねんにはmacOSはんがリリースされ、2018ねんにはNintendo SwitchけにJoy-Con形態けいたいでリリースされている。
    • DSN-12 - ニンテンドー3DSようダウンロードソフトウェア
    • MIKU STOMP - ギターコード進行しんこうわせてVOCALOIDであるはつおとミクこえ演奏えんそうできるボーカロイド・エフェクター。演奏えんそうする歌詞かしはアプリを使用しようすることで自由じゆう設定せってい可能かのう出荷しゅっかはあらかじめ千本せんぼんさくらがプリセットされている。
    • KRONOS 2 - デザインを一新いっしんし、一部いちぶ音源おんげん強化きょうかしたKRONOS Xのマイナーチェンジばん
  • 2015ねん
    • iM1 for iPad - M1の音源おんげん機能きのう再現さいげんしたiOSアプリ。アプリない課金かきんにより、歴代れきだいのサウンドカードのすべてを購入こうにゅうできる。
    • ARP Odyssey - 以前いぜんアープしゃ製造せいぞうされていたOdysseyを復刻ふっこくしたもの。2017ねんにモジュールタイプのARP ODYSSEY Module Rev1 / Rev3が発売はつばいされている。
  • 2016ねん
    • minilogue - ポリフォニックアナログシンセサイザー。本物ほんもののアナログ・サウンドを提供ていきょうする。しん開発かいはつした4ボイスのアナログ・シンセサイザー回路かいろ登載とうさい。フル・プログラマブル仕様しようで、200のプログラムをメモリー可能かのう。オートメーション可能かのうな16ステップ・ポリフォニック・シーケンサー登載とうさい。シンクすることでのグルーヴ・マシンとセッション可能かのう
    • monologue - モノフォニックアナログシンセサイザー。基本きほんてきスタイルはminilogueを踏襲とうしゅうしているが、モノフォニックなこともあり、音色ねいろ操作そうさけいなどに変更へんこうがある。
    • iWAVESTATION - WAVESTATIONの機能きのう再現さいげんしたiOSアプリ。アプリない課金かきんにより、歴代れきだいのサウンドカードのすべてを購入こうにゅうできる。
    • iODYSSEI - ARP Odysseyの機能きのう拡張かくちょうしたiOSアプリ。ポリフォニック対応たいおう。アプリない課金かきんにより、すべてのリビジョンのタイプをそろえることができる。
  • 2018ねん
    • Prologue - ポリフォニックアナログシンセサイザー。16おとタイプと8おとタイプがある。KORGが提供ていきょうするSDKキットにより、ユーザーみずからのでオシレーターをプログラミングできる機能きのうつ。[9]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん修士しゅうし三菱化学みつびしかがく化学かがくしゃ同姓どうせい同名どうめい別人べつじん

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ KORG MUSEUM ドンカマチック”. KORG INC.. 2013ねん2がつ25にち閲覧えつらん
  2. ^ 出典しゅってん新潮しんちょう日本にっぽん文学ぶんがくアルバム51 安部あべ公房こうぼう』 p.3. 1994ねん
  3. ^ SV-1 Stage Vintage Piano”. KORG INC.. 2009ねん9がつ14にち閲覧えつらん
  4. ^ WAVEDRUM Dynamic Percussion Synthesizer”. KORG INC.. 2009ねん9がつ14にち閲覧えつらん
  5. ^ microSAMPLER SAMPLING KEYBOARD”. KORG INC.. 2009ねん9がつ14にち閲覧えつらん
  6. ^ KROME : FUNCTIONS”. KORG INC.. 2016ねん3がつ15にち閲覧えつらん
  7. ^ KROSS Music Workstation”. KORG INC.. 2016ねん3がつ15にち閲覧えつらん
  8. ^ 女子じょし軽々かるがるてる61かぎシンセは「ライブの時代じだい」の先端せんたんをいく?”. ASCII.jp (2013ねん6がつ15にち). 2016ねん3がつ15にち閲覧えつらん
  9. ^ author. “prologue - POLYPHONIC ANALOGUE SYNTHESIZER | KORG (Japan)”. KORG Global. 2018ねん10がつ24にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]