MP-443

9mm拳銃けんじゅうMP-443
	MP-443 グラッチ
概要がいよう
種類しゅるい	軍ぐん・警察けいさつ用よう自動じどう拳銃けんじゅう; 自動じどう拳銃けんじゅう
製造せいぞう国こく	ロシア
設計せっけい・製造せいぞう	イジェフスク機械きかい工場こうじょう社しゃ
性能せいのう
口径こうけい	9mm
銃身じゅうしん長ちょう	112.5mm（MP-443）; 112.8mm（MP-446）
使用しよう弾薬だんやく	9x19mmパラベラム弾だん
装弾そうだん数すう	18発はつ; （初期しょき型がた17発はつ）
作動さどう方式ほうしき	ショートリコイル
全長ぜんちょう	198mm
重量じゅうりょう	950g（MP-443）; 870g（MP-446）
銃口じゅうこう初速しょそく	450m/s
有効ゆうこう射程しゃてい	50m
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イジェメック MP-443（ИМЗ MP-443）またはPYa「グラッチ」は、ロシアのイジェフスク機械きかい工場こうじょうで開発かいはつされた自動じどう拳銃けんじゅう。

概要がいよう

イジェフスク機械きかい工場こうじょう社しゃの技師ぎしウラジミール・ヤリギン（Vladimir Yarygin）^[1]の手てによって設計せっけいされた。

9x19mmパラベラム弾だんを使用しようしており、西欧せいおうの自動じどう拳銃けんじゅうに近ちかい様式ようしきの拳銃けんじゅうであるが、スライド、グリップフレームが昔むかしながらのスチール製せい^[1]と、保守ほしゅ的てき・堅実けんじつな設計せっけいとなっている。

通常つうじょう弾薬だんやくに加くわえ、中央ちゅうおう精密せいみつ工学こうがく研究所けんきゅうじょによって開発かいはつされた9×19mmPBP弾だんなど高性能こうせいのう徹てっ甲かぶと弾だんを使用しよう可能かのうで、「ОСТ Р 50744-95規格きかくのクラス2a」の防弾ぼうだん装備そうびを貫通かんつうする能力のうりょくを備そなえている^[2]。

2008年ねんからロシア連邦れんぽう軍ぐんやFSB・MVDのスペツナズなどに配備はいびされている。また、MP-446が欧米おうべい向むけに製造せいぞう・販売はんばいされているなど、民間みんかん市場いちばの商品しょうひんとしても注目ちゅうもくされている。

MP-443はイジェフスク機械きかい工場こうじょう側がわの呼称こしょうで、ロシア連邦れんぽう軍ぐんではПЯと呼よぶ。どちらもグラッチと呼よんで差さし支つかえない^[3]。

自動じどう拳銃けんじゅうの比較ひかく^{[疑問ぎもん点てん – ノート]}
	BHP	P220^{[注ちゅう 1]}	Cz75	92F	P226	グロック17	SFP9	MP-443
画像がぞう
使用しよう弾薬だんやく	9x19mm
装弾そうだん数すう^{[要よう出典しゅってん]}	13発はつ	9発はつ	15発はつ			17発はつ	15-20発はつ	18発はつ
銃身じゅうしん長なが^{[要よう出典しゅってん]}	118 mm	112 mm	120 mm	125 mm	112 mm	114 mm	104 mm	112.5 mm
全長ぜんちょう^{[要よう出典しゅってん]}	200 mm	198 mm	206 mm	217 mm	196 mm	186 mm	187 mm	198 mm
重量じゅうりょう^{[要よう出典しゅってん]}	810 g	830 g	1,000 g	970 g	964 g	703 g	753 g	950 g
作動さどう方式ほうしき^{[要よう出典しゅってん]}	反動はんどう利用りようシングルアクション	反動はんどう利用りようシングルアクションおよびダブルアクション				反動はんどう利用りようダブルアクション		反動はんどう利用りよう

歴史れきし

1990年ねん初頭しょとう、ソ連それん防衛ぼうえい省しょうは次世代じせだい拳銃けんじゅう開発かいはつ計画けいかく「グラッチ」を開始かいしした。ヤリギン技師ぎしは1993年ねん以降いこうに試作しさく品ひんMP-443を提出ていしゅつし、2000年ねんまでテストされた。

こののち2003年ねんにロシア連邦れんぽう軍ぐんが「9-мм пистолет Ярыгина（9-mmヤリギン式しき拳銃けんじゅう）」略称りゃくしょうПЯ（PYa）の名称めいしょうで採用さいようした。2010年ねんごろから公式こうしきにロシア連邦れんぽう軍ぐん、内務省ないむしょうなどで実際じっさいに運用うんようされており、また2011年ねんからは旧式きゅうしきのPMからの更新こうしんも始はじまっている。^[4]