PEARL PIERCE

『PEARL PIERCE』
松任谷まつとうや由実ゆみのスタジオ・アルバム
リリース	1982年ねん6月21日にち
録音ろくおん	1982年ねん1月がつ - 5月
ジャンル	J-POP
時間じかん	46分ふん10秒びょう
レーベル	EXPRESS
プロデュース	松任谷まつとうや正隆まさたか
チャート最高さいこう順位じゅんい
	週間しゅうかん1位い（オリコン）; 1982年度ねんど年間ねんかん9位い（オリコン）;
松任谷まつとうや由実ゆみアルバム年表ねんぴょう
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『PEARL PIERCE』（パール・ピアス）は、松任谷まつとうや由実ゆみ（ユーミン）の13枚まい目めのオリジナルアルバム。1982年ねん 6月21日にちに東芝とうしばEMIからリリースされた（LP：ETP-90175、CT：ZH28-1200）。1982年ねん 9月13日にちから1983年ねん 2月がつ6日にち、『PEARL PIERCE～ようこそ輝かがやく時間じかんへ～』全国ぜんこくコンサートツアーが行おこなわれた。1982年ねん11月1日にちに東芝とうしばEMIの第だい1弾だんCDとして初はつCD化か（CA35-1001）。1985年ねん 6月1日にちに2度目どめのCD化か（CA32-1139）。1999年ねん 2月がつ24日にちにLPのブックレットを復刻ふっこくし、バーニー・グランドマンによるデジタルリマスタリングで音質おんしつを大幅おおはばに向上こうじょうしたリマスタリングCD（TOCT-10646）とLP（TOJT-10646）をリリース。

解説かいせつ[編集へんしゅう]

ユーミンが考かんがえる都会とかいのOLはこんなトーンで暮くらしているのではないかというのを意識いしきしたアルバム。サックスブルーをイメージカラーにして、グラスにかいた汗あせのように透明とうめいでアンニュイな、ユーミン自身じしん一番いちばん凄すごく好すきなアルバム。
ジャケット・アートディレクションは太田おおた和彦かずひこ。ブックレットのイラストは安西あんざい水みず丸まるが描えがいた。
キャッチコピーは「YUMINGの世界せかいは恋こい、愛あい、想おもえ、波乱万丈はらんばんじょう。刺激しげき的てき。」
1982年ねんの第だい24回かい日本にっぽんレコード大賞たいしょうベストアルバム賞しょうを受賞じゅしょう。
本ほん作さく発売はつばいにあたり「DANG DANG」が非売品ひばいひんサンプル7インチシングル盤ばんでシングル・カットされた（B面めんは「夕涼ゆうすずみ」、規格きかく品番ひんばん：PRT-1089）。

収録しゅうろく曲きょく[編集へんしゅう]

CD[編集へんしゅう]

#	タイトル	作詞さくし	作曲さっきょく・編曲へんきょく	時間じかん
全ぜん作詞さくし・作曲さっきょく: 松任谷まつとうや由実ゆみ、全ぜん編曲へんきょく: 松任谷まつとうや正隆まさたか。
1.	「ようこそ輝かがやく時間じかんへ -Come See the Amusement Park Illumination-^{[注釈ちゅうしゃく 1]}」	松任谷まつとうや由実ゆみ	松任谷まつとうや由実ゆみ	4:39
2.	「真珠しんじゅのピアス -Pearl Pierce-」	松任谷まつとうや由実ゆみ	松任谷まつとうや由実ゆみ	5:44
3.	「ランチタイムが終おわる頃ころ -Right When the Lunch Time Is Over-」	松任谷まつとうや由実ゆみ	松任谷まつとうや由実ゆみ	3:58
4.	「フォーカス -Focus-」	松任谷まつとうや由実ゆみ	松任谷まつとうや由実ゆみ	5:17
5.	「夕涼ゆうすずみ -Stay, Summer Dream-」	松任谷まつとうや由実ゆみ	松任谷まつとうや由実ゆみ	4:29
6.	「私わたしのロンサム・タウン -My Lonesome Town-」	松任谷まつとうや由実ゆみ	松任谷まつとうや由実ゆみ	4:09
7.	「DANG DANG」	松任谷まつとうや由実ゆみ	松任谷まつとうや由実ゆみ	5:29
8.	「昔むかしの彼かれに会あうのなら -If You Were To See Your Ex-Boyfriend-」	松任谷まつとうや由実ゆみ	松任谷まつとうや由実ゆみ	3:39
9.	「消息しょうそく -Your Rainy Blue Sweater-」	松任谷まつとうや由実ゆみ	松任谷まつとうや由実ゆみ	4:25
10.	「忘わすれないでね -Don't Forget-」	松任谷まつとうや由実ゆみ	松任谷まつとうや由実ゆみ	4:17

楽曲がっきょく解説かいせつ[編集へんしゅう]

ようこそ輝かがやく時間じかんへ
後楽園こうらくえんゆうえんちのスカイフラワー^[1]から見みる当時とうじの後楽園こうらくえん球場きゅうじょうをモチーフにした、大人おとなの夏休なつやすみを描えがいた作品さくひん。
真珠しんじゅのピアス
ファンレターに綴つづられたファンの実体験じつたいけんをもとに作つくられたという曲きょく^[2]。TBS『ルージュの伝言でんごん』でドラマ化かされた（第だい6話わ、主演しゅえん・高樹たかぎ沙耶さや）。
ランチタイムが終おわる頃ころ -Right When the Lunch Time Is Over-
日比谷公園ひびやこうえんを舞台ぶたいにした、昼休ひるやすみのOLの生態せいたいを歌うたった曲きょく。1982年ねんTBS『風かぜの鳴なる国境こっきょう明子あきこと早苗さなえ』テーマソング。ユーミンと友達ともだちの南野みなみの陽子ようこが全ぜんユーミンソングの中なかでも一番いちばん好すきな作品さくひんだという。
フォーカス
当時とうじ、写真しゃしん週刊しゅうかん誌しの『FOCUS』が創刊そうかんされて社会しゃかい現象げんしょうとなったためにユーミンがタイトルを拝借はいしゃくして題材だいざいにした楽曲がっきょくを作つくりたいと思おもって制作せいさくしたとラジオなどで語かたっている。
夕涼ゆうすずみ
上述じょうじゅつの通とおり非売品ひばいひんサンプル7インチシングル盤ばんでシングル・カット。

2020年ねん7月がつ24日にち放送ほうそうの「松任谷まつとうや由実ゆみのYuming Chord」にて、ユーミン自身じしんが自分じぶんの夏なつの歌うたの中なかで最もっとも気きに入いっていると発言はつげんした。

ユーミン自身じしんは後年こうねんラジオにて「もっと（自分じぶんに）歌唱かしょう力りょくがあれば良よかったのに…」と本ほん作さくについて述のべている。
私わたしのロンサム・タウン
新潟にいがたのご当地とうちソング。晩秋ばんしゅうのライブツアー途中とちゅうのオフの情景じょうけいを歌うたっていると言いわれている。歌詞かしの中なかに「ナホトカ」が登場とうじょうする。
DANG DANG
前作ぜんさく「昨晩さくばんお会あいしましょう」のツアーで「土用波どようなみ」というタイトルで初はじめて披露ひろうされた。1984年ねん富士ふじフイルム「ビデオテープスーパーHG HiFi」CMソング。1983年ねんに金子かねこマリがカヴァー。1995年ねん映画えいが『キャンプで逢あいましょう』劇げき中歌なかうた。

上述じょうじゅつの通とおり非売品ひばいひんサンプル7インチシングル盤ばんでシングル・カット。
昔むかしの彼かれに会あうのなら
1976年ねんのポニーテールへの提供ていきょう曲きょく「二人ふたりは片想かたおもい」が原曲げんきょく。それ故ゆえに本ほん作さく出版しゅっぱん者しゃはフジパシフィックミュージック｟© 1982 by FUJIPACIFIC MUSIC INC.｠である（ユーミンが「松任谷まつとうや由実ゆみ」になってからの作品さくひんの大半たいはんは雲母うんも音楽おんがく出版しゅっぱん｟© KIRARA MUSIC PUBLISHER｠が出版しゅっぱん者しゃとして登録とうろく）。
消息しょうそく
忘わすれないでね

参加さんかミュージシャン[編集へんしゅう]

キーボード: 松任谷まつとうや正隆まさたか
ギター：松原まつばら正樹まさき、鈴木すずき茂しげる
ベース：高水たかみず健司けんじ
ドラム：林はやし立夫たつお、島村しまむら英二えいじ
パーカッション：斎藤さいとうノブ、浜口はまぐち茂しげる外がい也
サキソフォン：Jake H. Conception
ホーン：数かず原はら晋すすむ、新井あらい英治えいじ
ウッドウィンド：衛藤えとう幸雄ゆきお
ストリングス：トマト・ストリングス・アンサンブル
ハープ：山川やまかわ恵子けいこ
コーラス : Lilica、Leona、Clara、BUZZ、タイムファイブ、伊集いじゅ加代子かよこ、和田わだ夏代子かよこ、鈴木すずき宏子ひろこ、松任谷まつとうや由実ゆみ
シンセサイザー・プログラミング：浦田うらた恵めぐみ司し

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

^ 配信はいしんを機きに本人ほんにん監修かんしゅうのもと全曲ぜんきょく英語えいご表記ひょうきが公式こうしきに発表はっぴょうされた。 https://itunes.apple.com/us/album/pearl-pierce/1436012454

出典しゅってん[編集へんしゅう]

^ スカイフラワー
^ 自伝じでん『ルージュの伝言でんごん』より

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

松任谷まつとうや由実ゆみオフィシャルサイトによる紹介しょうかいページ
- PEARL PIERCE

この項目こうもくは、アルバムに関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（P:音楽おんがく/PJアルバム）。

[1] 配信はいしんを機きに本人ほんにん監修かんしゅうのもと全曲ぜんきょく英語えいご表記ひょうきが公式こうしきに発表はっぴょうされた。 https://itunes.apple.com/us/album/pearl-pierce/1436012454

[2] スカイフラワー

[3] 自伝じでん『ルージュの伝言でんごん』より

[注釈ちゅうしゃく 1]

[1]

[2]

表ひょう話はなし編へん歴れきオリコン週間しゅうかんLPチャート第だい1位い（1982年ねん 7月がつ5日にち付づけ）
1月がつ	11日にち・18日にち（合算がっさん週しゅう: 2週しゅう分ぶん）ギンギラギンにさりげなく（近藤こんどう真彦まさひこ） 25日にちセせーラらー服ふくと機関きかん銃じゅう（サウンドトラック）
2月がつ	1日にちセせーラらー服ふくと機関きかん銃じゅう（サウンドトラック） 8日にち・15日にち・22日にち FOR YOU（山下やました達郎たつお）
3月がつ	1日にちメモリアル（中村なかむら雅俊まさとし） 8日にち MY LIFE（松山まつやま千春ちはる） 15日にち・22日にちメモリアル（中村なかむら雅俊まさとし） 29日にち寒水かのみず魚ぎょ（中島なかじまみゆき）
4月がつ	5日にち・12日にち・19日にち・26日にち寒水かのみず魚ぎょ（中島なかじまみゆき）
5月	3日にち・10日とおか青春せいしゅんのメモワール（薬師丸やくしまるひろ子こ） 17日にち寒水かのみず魚ぎょ（中島なかじまみゆき） 24日にちタッグ・オブ・ウォー（ポール・マッカートニー） 31日にち Pineapple（松田まつだ聖子せいこ）
6月がつ	7日にち・14日にち・21日にち・28日にち Pineapple（松田まつだ聖子せいこ）
7月がつ	5日にち PEARL PIERCE（松任谷まつとうや由実ゆみ） 12日にち・19日にち I LOVE YOU（オフコース） 26日にち P.M.9（矢沢やざわ永吉えいきち）
8月がつ	2日にち・9日にち・16日にち・23日にち NUDE MAN（サザンオールスターズ）
9月	6日にち NUDE MAN（サザンオールスターズ） 13日にち・20日はつかベストオブ田原たはら俊彦としひこ（田原たはら俊彦としひこ） 27日にち SAUDADE（高中たかなか正義まさよし）
10月	4日にち・11日にち・18日にち・25日にち NEXT SOUND TRACK（オフコース）
11月	1日にち NEXT SOUND TRACK（オフコース） 8日にち・15日にちバリエーション〈変奏曲へんそうきょく〉（中森なかもり明菜あきな） 22日にち・29日にち Candy（松田まつだ聖子せいこ）
12月	6日にち STAGE（松山まつやま千春ちはる） 13日にち・20日はつか・27日にち金色きんいろのリボン（松田まつだ聖子せいこ）
LP：1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 アルバム：1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 デジタルアルバム：2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 合算がっさんアルバム：2018・2019 2020 2021 2022 2023 2024

表ひょう話はなし編へん歴れき日本にっぽんレコード大賞たいしょう最優秀さいゆうしゅうアルバム賞しょう受賞じゅしょう作品さくひん
1970年代ねんだい	1979 『栄光えいこうへの脱出だっしゅつ〜武道館ぶどうかんライブ』（アリス）, 『10ナンバーズ・からっと』（サザンオールスターズ）, 『夢ゆめ供養くよう』（さだまさし）
1980年代ねんだい	1980 『逆流ぎゃくりゅう』（長渕ながぶち剛つよし）, 『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』（YMO）, 『MOONGLOW』（山下やました達郎たつお） 1981 『A LONG VACATION』（大滝おおたき詠一えいいち）, 『水みずの中なかのASIAへ』（松任谷まつとうや由実ゆみ）, 『We are』（オフコース） 1982 『寒水かのみず魚ぎょ』（中島なかじまみゆき）, 『NUDE MAN』（サザンオールスターズ）, 『PEARL PIERCE』（松任谷まつとうや由実ゆみ） 1983 『綺麗きれい』（サザンオールスターズ）, 『ユートピア』（松田まつだ聖子せいこ）, 『REINCARNATION』（松任谷まつとうや由実ゆみ） 1984 『Triad』（髙橋真梨子まりこ） 1985 『9.5カラット』（井上いのうえ陽水ようすい） 1986 『SUPREME』（松田まつだ聖子せいこ） 1987 『LICENSE』（長渕ながぶち剛つよし） 1988 『FLOWERS for ALGERNON』（氷室ひむろ京介きょうすけ） 1989 『CIRCUIT of RAINBOW』（杏里あんり）
1990年代ねんだい	1990 『真夜中まよなかのシャワー』（桂銀淑けいうんすく）, 『ケダモノの嵐あらし』（UNICORN） 1991 『GENTS』（堀内ほりうち孝雄たかお）, 『ARTISAN』（山下やました達郎たつお） 1992 『男おとこ惚ほれ』（坂本さかもと冬ふゆ実み）, 『世よに万まん葉ようの花はなが咲さくなり』（サザンオールスターズ） 1993 『Quiet Life』（竹内たけうちまりや） 1994 『孤独こどくの太陽たいよう』（桑田くわた佳祐けいすけ） 1995 『清河きよかわへの道みち～48番ばん』（新井あらい英一ひでかず） 1996 『globe』（globe） 1997 『BELOVED』（GLAY） 1998 『Time to Destination』（Every Little Thing） 1999 『First Love』（宇多田うただヒカル）
2000年代ねんだい	2000 『Duty』（浜崎はまざきあゆみ） 2001 『Love Notes』（ゴスペラーズ） 2002 『ハイヌミカゼ』（元もとちとせ） 2003 『LØVE』（中島なかじま美嘉みか） 2004 『おんなの絵本えほん』（五木いつきひろし） 2005 『ケツノポリス4』（ケツメイシ） 2008 『BEST FICTION』（安室あむろ奈美恵なみえ） 2009 『塩しお、コショウ』（GReeeeN）
2010年代ねんだい	2010 『ハジマリノウタ』（いきものがかり） 2011 『どーも』（小田おだ和正かずまさ） 2012 『Love Place』（西野にしのカナ） 2014 『TRAD』（竹内たけうちまりや） 2015 『葡萄ぶどう』（サザンオールスターズ） 2016 『Fantome』（宇多田うただヒカル） 2017 『THE KIDS』（Suchmos） 2018 『BOOTLEG』（米津よねつ玄げん師し） 2019 『9999』（THE YELLOW MONKEY）