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RD-0410

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RD-0410 (РД-0410, GRAU index: 11B91) はソビエト連邦れんぽうで1965ねんから1980年代ねんだい開発かいはつされ、液体えきたい水素すいそ推進すいしんざい使用しようするかくねつロケットエンジン(nuclear thermal rocket engine)で[1]セミパラチンスク試験場しけんじょうでエンジンの地上ちじょう試験しけん実施じっしされた[2]。1994ねんのKurchatov有人ゆうじん火星かせい飛行ひこう計画けいかくあんen:List of manned Mars mission plans in the 20th century参照さんしょう)に、ほん使用しよう検討けんとうされた。[1]

米国べいこく計画けいかくされたNERVAのエンジンよりも排気はいき温度おんど推力すいりょくでは高性能こうせいのうだが、推力すいりょくひくかった。RD-0410の推力すいりょくはわずか35.2 kNで、333.6 kNを発揮はっきするNERVAの1/10程度ていどだった。このことは、ツィオルコフスキーの公式こうしき観点かんてんからはすぐれたエンジンだが、原子力げんしりょくロケットであることもあり、その自重じちょうのために、場合ばあいによってはブースターとう併用へいよう必要ひつようなことを意味いみする。原子げんし炉心ろしん設計せっけいには炭化たんかウラン/タングステンカーバイト燃料ねんりょう水素すいそジルコニウム減速げんそくざいあいだ断熱だんねつざいふくまれていた。これは炉心ろしん設計せっけい大幅おおはば小型こがたする目的もくてきだった。水素すいそりゅう中性子ちゅうせいしのエネルギーをひくく、吸収きゅうしゅうだん面積めんせきおおきく維持いじするため最初さいしょ減速げんそくざい冷却れいきゃくするので燃料ねんりょうぼう直接ちょくせつ接触せっしょくして加熱かねつされる。カーバイトと水素すいそあいだ化学かがく反応はんのうしょうじることにより、減速げんそくざい通過つうかには1 pct の ヘプタン水素すいそくわわる[3]

水素すいそ加圧かあつターボポンプはキマフトマティキ設計せっけいきょくによって設計せっけいされた。[4]

出典しゅってん

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  1. ^ a b Wade, Mark. “RD-0410”. Encyclopedia Astronautica. 2009ねん9がつ25にち閲覧えつらん
  2. ^ «Konstruktorskoe Buro Khimavtomatiky» - Scientific-Research Complex / RD0410. Nuclear Rocket Engine. Advanced launch vehicles”. KBKhA - Chemical Automatics Design Bureau. 2009ねん9がつ25にち閲覧えつらん
  3. ^ USSR's Nuclear rocket engines (russian)
  4. ^ Demyanenko, Y.; Dmitrenko, A.; Ivanov, A.; Pershin, V.; Shostak, A.; Zelkind, G.; Minick, A.; Bracken, R. (July 2005). "Ground Test Demonstrator Engine Boost Turbopumps Design and Development" (PDF). 41st AIAA/ASME/SAE/ASEE Joint Propulsion Conference & Exhibit. Tucson, Arizona: American Institute of Aeronautics and Astronautics, Inc.,. 2012ねん8がつ21にち閲覧えつらん

資料しりょう

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