元もと仁じん宗むね

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元もと仁じん宗むね 普ふ顏がお篤あつし汗あせ Буянт хаан
元朝がんちょう皇帝こうてい 蒙こうむ古こ大だい汗あせ
臺北たいぺい國立こくりつ故こ宮みや博物はくぶつ院いん藏元くらもと仁ひとし宗そう欽孝皇帝こうてい像ぞう
元朝がんちょう第だい4位い（任にん）皇帝こうてい 蒙こうむ古こ大だい汗あせ
統治とうち	1311年ねん4月がつ7日にち-1320年ねん3月がつ1日にち（8年ねん329天てん）
登のぼり基はじめ	元もと武たけ宗はじめ至大しだい四よん年ねん辛からし亥い豬年三さん月がつ十じゅう八はち日にち （1311年ねん4月がつ7日にち） 元もと大だい都と皇すめらぎ宫大明だいめい殿どの（今いま北京ぺきん市し西城にししろ区く）
前任ぜんにん	元もと武たけ宗はじめ海山みやま
繼つぎ任にん	元もと英えい宗むね硕德八はち剌
出生しゅっしょう	元もと世よ祖そ至いたり元もと二に十じゅう二に年ねん乙おつ酉とり雞年三さん月がつ初はつ四よん日にち 1285年ねん4月がつ9日にち 上うえ都路みやこじ缙山县香水こうすい园（1316年ねん缙山县改名かいめい龙庆州しゅう，划归大だい都路みやこじ管かん辖） 今いま北京ぺきん市し延のべ庆县沈家营镇上下じょうげ花はな园一带
逝世	元もと仁じん宗むね延のべ祐ゆう七なな年ねん庚申こうしん猴年正月しょうがつ二に十じゅう一いち日にち （三さん十じゅう六ろく歲さい） 1320年ねん3月がつ1日にち(1320歲さい—03—01)（34歲さい） 元もと大だい都と皇すめらぎ宫光ひかり天てん宫（今いま北京ぺきん市し西城にししろ区く）
安やす葬そう	起おこり輦谷
王おう后きさき	阿おもね纳失失しつ里さと
子こ嗣	子こ： 元もと英えい宗むね（格かく堅けん汗あせ） 兀都思おもえ不ふ花はな 女おんな： 阔阔伦
全ぜん名な 名字みょうじ： 愛育あいいく黎はじむ拔力八はち達たち（ᠠᠶᠤᠷᠪᠠᠷᠪᠠᠳᠠ），「寿山ことぶきやま」 年號ねんごう 皇すめらぎ慶けい：1312年ねん-1313年ねん 延のべ祐ゆう：1314年ねん-1320年ねん 谥号 聖せい文ぶん欽孝皇帝こうてい 庙号 仁じん宗むね 蒙こうむ古こ语尊號そんごう 普ふ顏がお篤あつし皇帝こうてい
父親ちちおや	答こたえ剌麻八はち剌
母親ははおや	答こたえ己おのれ
宗教しゅうきょう信仰しんこう	藏ぞう传佛教ぶっきょう、騰あが格かく里さと、薩滿教きょう

元もと仁じん宗むね愛育あいいく黎はじむ拔力八はち達たち（蒙こうむ古こ语：ᠠᠶᠤᠷᠪᠠᠷᠪᠠᠳᠠ，鲍培转写：Ayuur balbad，西里にしざと尔字母はは：Аюурбарбад；藏ぞう語ご：ཨཡུརྤརྦཏཿ།，威い利り转写：a yu par pa ta，1285年ねん4月がつ9日にち—1320年ねん3月がつ1日にち，梵语意い为寿山ことぶきやま），中国ちゅうごく元朝がんちょう第だい4位い皇帝こうてい及蒙こうむ古こ帝国ていこく第だい8位い大だい汗あせ，于公元もと1311年ねん4月がつ至いたり1320年ねん3月がつ在位ざいい，共きょう计近9年ねん。

元もと仁じん宗むね早年そうねん助じょ兄あに长海山みやま即位そくい，被ひ海うみ山立やまだち为皇太子こうたいし（元朝がんちょう的てき皇位こうい继承人じん一律いちりつ称しょう皇太子こうたいし），相あい约兄终弟及，叔侄相しょう传。武たけ宗はじめ逝世后きさき，其即位そくい，前ぜん后きさき使用しよう年號ねんごう皇すめらぎ慶けい、延のべ祐ゆう。

去さ世よ后きさき，諡號しごう聖せい文ぶん欽孝皇帝こうてい，廟びょう號ごう仁じん宗むね，蒙こうむ古語こご稱號しょうごう普ふ顏がお篤あつし皇帝こうてい（蒙こうむ古こ语：ᠪᠤᠶᠠᠨᠲᠤ
ᠬᠠᠭᠠᠨ，鲍培转写：Buyan-tu qaγがんまan，西里にしざと尔字母はは：Буянт хаан；又また譯わけ巴ともえ顏がお圖ず可か汗あせ。

倾心儒学じゅがく

至大しだい四よん年ねん正月しょうがつ初はつ八はち日にち（1311年ねん1月がつ27日にち），元もと武たけ宗はじめ病やまい逝。至大しだい四よん年ねん三さん月がつ十じゅう八はち日にち（1311年ねん4月がつ7日にち），元もと仁じん宗むね在ざい大だい都と大明だいめい殿どの即位そくい。

仁ひとし宗そう自じ幼よう熟讀じゅくどく儒籍，傾かたぶけ心こころ釋しゃく典のり。他た从十几岁起就师从著名儒士李り孟はじめ，儒家じゅか的てき伦理和わ政治せいじ观念对他有ゆう很强的てき影かげ响。他た在ざい登とう基もと称しょう帝みかど之の前まえ，先さき后きさき在ざい身み边任用にんよう的てき有ゆう王おう约、赵孟頫、张养浩ひろし等とう汉儒和わ很多艺术家か以及翻こぼし译家和わ散ち曲きょく作家さっか。

仁ひとし宗そう不ふ仅能够读、写うつし汉文，还能鉴赏中国ちゅうごく书法与あずか绘画，此外他た还非常ひじょう熟じゅく悉儒家学かがく说和中国ちゅうごく历史。

仁じん宗むね下か诏下令れい將はた《貞さだ觀かん政せい要よう》、《帝みかど範はん》、《資し治ち通どおり鑒》和かず儒家じゅか经典《尚なお书》、《大学だいがく衍义》等とう書しょ翻こぼし译成蒙こうむ古文こぶん并刊行かんこう天下でんか，令れい蒙こうむ古人こじん、色目いろめ人じん誦習。 仁じん宗むね支持しじ下か刊行かんこう天下でんか的てき汉文著作ちょさく包括ほうかつ：儒家じゅか经典《孝こう经》、《烈女れつじょ傳でん》、《春秋しゅんじゅう纂例》、《辨わきまえ疑うたぐ》、《微ほろ旨むね》以及元朝がんちょう官かん修おさむ农书《农桑辑要》。

恢复科か举

参まいり见：延のべ祐ゆう復ふく科か

1234年ねん起おこり，蒙こうむ古こ帝国ていこく灭金かね朝あさ、控ひかえ制せい中原なかはら地区ちく之の后きさき需要じゅよう大量たいりょう人才じんさい治ち理り国家こっか。1237年ねん秋あき八はち月がつ，元げん太ふとし宗むね窝阔台だい根ね据すえ中ちゅう书令耶律楚すわえ材ざい的てき建けん议下诏开科取と士し，诸路考こう试均于1238年ねん（戊つちのえ戌年いぬどし）举行，史し称しょう“戊つちのえ戌いぬ选试”；这次考こう试共录取东平杨奂等とう4030人にん，皆みな为一时名士し，朝廷ちょうてい得え到いた了りょう需要じゅよう的てき各かく方面ほうめん的てき人才じんさい，但ただし后きさき来らい因いん“当世とうせい或ある以为非ひ便びん，事こと复中止ちゅうし”。在ざい此之后きさき，定宗さだむね（贵由）、宪宗（蒙こうむ哥）、世よ祖そ、成なり宗むね、武たけ宗はじめ等ひとし朝あさ，朝廷ちょうてい多た次つぎ讨论恢复科か举，但ただし因よし为多种原因げんいん一直没能实现。

皇すめらぎ庆改元かいげん（1312年ねん）仁ひとし宗将むねのぶ其儒师王约特拜はい集しゅう贤大学士がくし，并将王おう约、李り孟はじめ“兴科举”的てき建けん议“著ちょ为令甲かぶと”（《元もと史し》列れつ传第六ろく十じゅう五ご王おう约）。皇すめらぎ庆二に年ねん（1313年ねん）农历十じゅう月がつ，仁ひとし宗むね要求ようきゅう中ちゅう书省议行科か举。中ちゅう书省官かん员建议只设德行明ぎょうめい经一科か取と士し，仁ひとし宗むね同意どうい。

皇すめらぎ庆二に年ねん农历十じゅう一いち月がつ十じゅう八はち日にち（1313年ねん12月6日にち），元もと仁じん宗むね下か诏恢复科举，以朱しゅ熹集しゅう注ちゅう的てき《四よん书》，即そく《四よん书章句集くしゅう注ちゅう》为所有しょゆう科か举考试者的てき指定してい用よう书，并以朱しゅ熹和其他宋そう儒注释的《五ご经》为汉人じん科か举考试者增ぞう试科目的もくてき指定してい用よう书。指ゆび望もち中ちゅう举的读书人じん必须熟じゅく读，不ふ得とく另外解かい释。明あきら清しん两朝沿用该做法ほう。

这一变化最终确定了程ほど朱しゅ理学りがく在ざい今こん后きさき600年ねん里さと的てき国家こっか正せい统学说地位い，因いん为后来らい明あきら清きよし两朝的てき科か举取士し基本きほん上じょう沿袭元朝がんちょう的まと科か举制度せいど及实施ほどこせ办法，并在此基础上进一いち步ほ加か以发展てん、充たかし实和完かん善ぜん。

中ちゅう书省对于乡试、会かい试（“会かい试”之これ名めい亦また始はじめ见于金かね朝あさ）、殿しんがり试的てき举行时间，每次まいじ考こう试的录取人数にんずう、考こう试内容ないよう、考こう官かん来らい源げん、各行かくこう省しょう的てき乡试录取名めい额分配ぶんぱい、考こう试过程ほど中なか的てき考こう场纪律りつ等とう都と做了详细的てき规定。

乡试，每まい三さん年ねん一いち次じ，都みやこ是ただし在ざい八はち月がつ二に十じゅう日にち举行，全ぜん国共こっきょう在ざい17个省级区域くいき设17处乡试科场，按照不同ふどう的てき地方ちほう的てき人口じんこう和わ民族みんぞく进行名めい额分配ぶんぱい，从赴试者中ちゅう选300名めい合格ごうかく者しゃ次じ年ねん二に月がつ到いた大だい都と参加さんか会かい试。值得注意ちゅうい的てき是ぜ，高麗こうらい王朝おうちょう所在しょざい的てき征せい东行省しょう也有やゆう乡试科か场，并在300名めい乡试中ちゅう选者中有ちゅうう3人的じんてき名めい额。

延のべ祐ゆう元年がんねん（1314年ねん）农历八はち月がつ二に十じゅう日にち，全国ぜんこく举行乡试，一いち共きょう录取三さん百ひゃく人にん。

延のべ祐ゆう二に年ねん（1315年ねん）农历二に月がつ初はつ一いち日にち，三さん百ひゃく名めい乡试合格ごうかく者しゃ在ざい大だい都と举行会かい试第だい一いち场，初はつ三さん日にち第だい二に场，初はつ五日いつか第だい三さん场，取と中ちゅう选者一いち百ひゃく人にん。

延のべ祐ゆう二に年ねん（1315年ねん）农历三さん月がつ七なな日にち，一百名会试中选者在大都皇宫举行殿しんがり试（廷试），最さい终录取护都答こたえ儿、张起岩がん等とう五ご十じゅう六ろく人にん为进士。

当とう元もと仁じん宗そう在ざい1313年ねん下か诏恢复科举时，距离元もと太ふとし宗そう窝阔台だい在ざい1238年ねん的てき“戊つちのえ戌いぬ选试”已やめ经有75年ねん，史し稱しょう“延のべ祐ゆう復ふく科か”；至いたり此天下か读书的てき士人しじん再さい次つぎ获得以科举方式しき晉すすむ身み做官的てき途と徑みち，方便ほうべん了りょう不同ふどう社会しゃかい阶层之の间的流りゅう动，缓和了りょう社会しゃかい矛盾むじゅん。

从1315年ねん元げん仁ひとし宗そう开科取と士し到いた1368年ねん元もと順じゅん帝みかど逃离大だい都と使つかい元朝がんちょう垮台形成けいせい北元きたもと为止，科か举每三さん年ねん一いち次じ，元朝がんちょう一共举行了16次じ科か举考试，考こう中ちゅう进士的てき共きょう计1139人にん（中ちゅう间因为因为元もと順じゅん帝みかど时期丞相じょうしょう伯はく颜擅权，执意废科举，1336年ねん科か举和1339年ねん科か举停办），国子くにこ学がく积分及格生せい员参加さんか廷试录取正ただし副ふく榜284人にん，总计为1423人にん。

延のべ祐ゆう经理

参まいり见：延のべ祐ゆう经理

延のべ祐ゆう元年がんねん（1314年ねん），元もと仁じん宗むね下か诏在江あるえ浙、江西えにし、河南かなん等とう三行省地进行田产登记，清きよし查田亩，以增加ぞうか国家こっか税收ぜいしゅう，但ただし是ぜ当とう1314年ねん农历十月经理正式实行时，由よし于官吏かんり对此上下じょうげ其手导致的てき执行不ふ力ちから，很多富民とみん通どおり过贿赂官吏隐瞒田产，很多贫苦农民和わ有田ありた富民とみん则被官吏かんり乱らん加か亩数，广大农民深ふか受其害がい，最さい终导致1315年ねん江西えにし赣州蔡五九きゅう起おこり义，虽然两个月がつ中ちゅう就被平定へいてい，但ただし是ぜ元もと仁じん宗そう迫さこ于形势，不ふ得とく不ふ停止ていし经理，并减免めん所しょ查出的てき漏も隐田亩租税そぜい。「延のべ祐ゆう经理」以失败告终。

风宪宏ひろし纲

参まいり见：风宪宏ひろし纲

元もと仁じん宗むね即位そくい后きさき，“以格例れい条じょう画が有ゆう关于风纪者しゃ，类集成しゅうせい书，”编修成なり一部专门的监察法规《风宪宏ひろし纲》，并命监察御ご史し马祖常つね作さく《风宪宏ひろし纲序》。

元もと順じゅん帝みかど至いたり元もと二に年ねん（1336年ねん），在ざい增ぞう订《风宪宏ひろし纲》的てき基もと础上，将はた有ゆう关御史し台だい典章てんしょう制度せいど汇编为《宪台通どおり纪》。

大元おおもと通どおり制せい

参まいり见：大元おおもと通どおり制せい

至大しだい四よん年ねん（1311年ねん）三月元仁宗即位不久，允まこと中ちゅう书所奏そう，“择耆旧きゅう之これ贤、明あきら练之士し，时则若わか中なか书右丞すすむ伯はく杭くい、平たいら章あきら政事せいじ商しょう议中书刘正せい等とう，由ゆかり开创以来いらい政せい制せい法ほう程ほど可か著ちょ为令者しゃ，类集折衷せっちゅう，以示所司しょし，”分ぶん为制せい诏、条じょう格かく、断だん例れい三さん部分ぶぶん：此外将しょう介かい于《条じょう格かく》、《断だん例れい》之の间的内容ないよう编成成なり别类。

延のべ祐ゆう三さん年ねん（1316年ねん）五ご月がつ，书成。书成之の后きさき，又また命いのち“枢密すうみつ、御ご史し、翰林かんりん、国史こくし、集あつまり贤之臣しん相しょう与あずか正せい是ぜ，凡经八年而是事未克果。”

至いたり治ち三さん年ねん二に月がつ十じゅう九きゅう日にち（1323年ねん3月がつ26日にち），元もと英えい宗むね最さい终审定じょう，命名めいめい《大元おおもと通どおり制せい》，颁行天下でんか。全ぜん书共88卷かん，2539条じょう。

《大元おおもと通どおり制せい》是ぜ继《至いたり元新もとしん格かく》之の后きさき元朝がんちょう的てき第だい二に部ぶ法典ほうてん，现在只ただ有ゆう条じょう格かく的てき一いち部分ぶぶん(22卷かん，653条じょう)流りゅう传下来らい，称しょう为《通つう制せい条じょう格かく》。

内外ないがい政せい绩

在位ざいい期間きかん，减裁冗员，整せい顿朝政ちょうせい，推行“以儒治國ちこく”政策せいさく。

又また出兵しゅっぺい西北せいほく，击败察合台だい后きさき王おう也先不ふ花はな。

打破だは叔侄相しょう传

元朝がんちょう历代皇帝こうてい中ちゅう，仁ひとし宗そう是ただし对元朝あさ较有贡献和わ有ゆう一番作为的其中一位（其他几位較有作為さくい的てき分ぶん别是元もと世よ祖そ、元成もとなり宗むね、元もと英えい宗むね和わ元もと文ぶん宗むね）。

仁じん宗むね后きさき将はた武たけ宗之むねゆき長子ちょうし和世かずよ㻋徙居云うん南みなみ，立たて自己じこ兒じ子こ碩德せきとく八はち剌为皇太子たいし，打破だは叔侄相しょう传的誓約せいやく。這個做法導しるべ致後來き元もと朝長あさおさ達たち二に十年的政治混亂及宮廷鬥爭。

去さ世よ

延のべ祐ゆう七なな年ねん正月しょうがつ二に十じゅう一いち日にち（1320年ねん3月がつ1日にち），元もと仁じん宗むね在ざい大だい都と光ひかり天てん宫驾崩くずれ，享年きょうねん三さん十じゅう六ろく岁（虚きょ龄），其英年ねん早はや逝可能かのう和好かずよし酒しゅ伤身有ゆう关。

尊みこと谥庙号ごう

延のべ祐ゆう七なな年ねん八はち月がつ初はつ十じゅう日にち（1320年ねん9月がつ12日にち），元もと英えい宗むね为父亲愛育あいいく黎はじむ拔力八はち達たち上じょう諡號しごう聖せい文ぶん欽孝皇帝こうてい，廟びょう號ごう仁じん宗むね，蒙こうむ古語こご稱號しょうごう普ふ顏がお篤あつし皇帝こうてい。

《仁ひとし宗そう皇帝こうてい谥册文ぶん》，内容ないよう如下：

维延祐ゆう七なな年ねん，岁次庚申こうしん、八はち月がつ丁ちょう未み朔ついたち、越えつ十日とおか丙へい辰たつ，孝子こうし嗣皇帝こうてい臣しん某ぼう谨再拜さいはい稽首言ごと：

臣しん闻观其谥而知其行，著ちょ王者おうじゃ之の丕称；禋于庙而诔于郊，实邦家か之の彝つね典てん。虽天地ち之の大だい，莫能拟议；而臣子こ之の情じょう，宜むべ极形容けいよう。爰体至いたり公こう，式しき扬景铄。钦惟大だい行ぎょう皇帝こうてい聪明冠かんむり古いにしえ，勇いさむ智さとし自じ天てん。初はつ大德だいとく之の陟のぼる遐，生内しょうない衅于不ふ测。乃从潜せん邸てい，独どく运圣谟，正せい神器じんぎ于几危，定てい乾いぬい维而重じゅう构。丰功盛もり烈れつ，奋立一いち时；伟望英えい声ごえ，扬溢四海しかい。寻被武たけ皇すめらぎ之の历试，纳于大麓だいろく以弗迷。由よし母はは弟おとうと之の懿亲，膺元良之よしゆき重じゅう寄よせ。取と法ほう裕ひろし庙，王おう鬯之道隆みちたか；奉たてまつ养东朝あさ，因いん心こころ之孝ゆきたか全ぜん。及嗣历服，益えき见猷为。月つき恒つね日び升ます，廓くるわ昭代しょうだい文明ぶんめい之の治ち；海うみ涵春煦，推圣人じん博はく爱之仁じん。至いたり于敦劝农桑くわ，不ふ嗜田猎。每まい覆くつがえ奏そう于庶狱，必恻怛于宸衷。肇はじめ设制科か以待天下でんか之の士し，特とく旌死节以励天下之したの忠ちゅう。临御十じゅう年ねん，始はじめ终一德とく。身み卫斯文しぶん而不倦，人にん由ゆかり其道而莫知ち。克かつ谨持盈みつる，谅多遗美。属ぞく升ます崇たかし于吉祔，用よう袛荐于鸿名めい。上うえ以慰在天ざいてん之の灵，下しも以协造庭つくりにわ之の请。是ぜ诹刚日び，备举缛仪，谨遣太ふとし尉じょう某ぼう官かん某ぼう，奉たてまつ玉たま册さつ玉だま宝たから，上うえ尊たかし谥曰圣文钦孝皇帝こうてい，庙号仁じん宗むね。

伏ふく冀睿灵，俯垂歆鉴，流りゅう光こう有水ありみず，锡羡无疆。

仁じん宗むね实录

延のべ祐ゆう七なな年ねん十じゅう一いち月がつ初はつ九きゅう日にち（1320年ねん12月9日にち），元もと英えい宗むね敕翰林りん国史こくし院いん纂修《仁ひとし宗そう实录》。

至いたり治ち三さん年ねん二に月がつ初はつ四よん日にち（1323年ねん3月がつ11日にち），翰林かんりん国史こくし院いん向こう元もと英えい宗むね进呈《仁ひとし宗そう实录》。《仁ひとし宗そう实录》，包括ほうかつ《仁ひとし宗そう皇帝こうてい实录》60卷かん，《事こと目め》17卷かん，《制せい诏录》13卷かん，总计90卷かん。明朝みんちょう初年しょねん史官しかん修おさむ《元もと史し》，参照さんしょう实录修成しゅうせい《仁ひとし宗そう本ほん纪》3卷かん，《仁ひとし宗そう实录》今こん已やめ失しつ传，其主干ひ内容ないよう保ほ存在そんざい《仁ひとし宗そう本ほん纪》中ちゅう。

翰林かんりん国史こくし院いん《进实录表》，内容ないよう如下：

十じゅう年ねん御ご极，聿修四よん系けい之の编；亿载扬休，殊こと乏とぼし三さん长之笔。袛成信しん史し，上うえ彻宸旒。洪ひろし惟おもんみ仁じん宗むね圣文钦孝皇帝こうてい，仁ひとし静せい根ね心しん，温あつし恭きょう合ごう德とく。诗书造づくり士し，阐学制せい以设科か；法律ほうりつ为师，严官规而限げん禄ろく。诹经作さく则，稽古けいこ鉴今，蓍めどぎ龟定主ぬし鬯之公こう，棫朴蔼奉璋あきら之の众。宜むべ登とう琬琰，永えい秘ひ缣缃。钦惟继天体てんたい道どう敬けい文ぶん仁じん武たけ大昭たいしょう孝こう皇帝こうてい陛下へいか，慕切羹あつもの墙，令れい行金こうきん石せき。率りつ时昭考かんがえ，摭言行げんこう以无遗；迪すすむ惟おもんみ前人ぜんじん，继圣明あかり而有造づくり。臣しん等とう尊みこと闻传信しんじ，竭思纂题。阅历岁年，已やめ深ふか惭于尸しかばね素もと；经纬日月じつげつ，期き不朽ふきゅう于汗青あお。臣しん某ぼう等とう所しょ编成《仁ひとし宗そう皇帝こうてい实录》六ろく十じゅう卷かん，《事こと目め》一いち十じゅう七なな卷かん，《制せい诏录》一いち十じゅう三さん卷かん，总计九きゅう十じゅう卷かん，用よう黄き罗袱封ふう全ぜん，谨具进呈。

家庭かてい

父母ちちはは

• 答こたえ剌麻八はち剌，1286年ねん真金まがね太子たいし去さ世よ后きさき元もと世よ祖そ本ほん打算ださん立りつ为皇太子たいし，但ただし因いん病びょう1292年ねん去さ世よ，1307年ねん元もと武たけ宗はじめ追つい尊みこと为皇帝こうてい，为答剌麻八はち剌上廟びょう號ごう順じゅん宗むね，汉文諡號しごう昭あきら聖せい衍孝皇帝こうてい。
• 答こたえ己おのれ王妃おうひ，1307年ねん元もと武たけ宗はじめ登のぼり基はじめ后きさき尊みこと为皇太后こうたいごう，1311年ねん元げん仁ひとし宗そう登のぼる基もと后きさき继续尊みこと为皇太后こうたいごう，1320年ねん元もと英えい宗むね登のぼり基はじめ后きさき尊みこと为太皇太后たいこうたいこう，1322年ねん病びょう逝，1323年ねん元もと英えい宗むね上じょう谥号昭あきら献けんじ元もと圣皇后こうごう。

兄弟きょうだい姐あね妹いもうと

• 大だい哥 阿木あぎ哥，郭かく妃ひ所生しょせい，1307年ねん元もと武たけ宗はじめ即位そくい，封ふう为魏ぎ王おう，赐兽纽金印しるし。1311年ねん元げん仁ひとし宗そう赐钞二に万まん锭，1312年ねん，赐庆元もと路みち定てい海うみ县六ろく万まん五千户为食邑。不ふ久ひさ因いん为获罪ざい贬谪到高こう丽耽ふけ罗岛，后きさき来らい贬谪到高こう丽大だい青あお岛，后きさき来らい因いん涉わたる嫌いや谋反被ひ贬谪到山西さんせい大同だいどう。1324年ねん，元げん泰やすし定てい帝みかど将はた阿木あぎ哥召回かい京きょう师，1324年ねん六ろく月がつ去さ世よ。长子阿おもね鲁，1330年ねん被かむ元もと文ぶん宗むね封ふう为西にし靖やすし王おう，出で镇陕西にし；次子じし孛罗帖じょう木き儿，1324年ねん袭封魏ぎ王おう，1353年ねん在ざい河南かなん因いん为疏于防范被红巾军所ところ杀。
• 二に哥 元もと武たけ宗はじめ海山みやま，生母せいぼ答こたえ己おのれ王妃おうひ，1307年ねん即位そくい称しょう帝みかど，1311年ねん去さ世よ。
• 鲁国公主こうしゅ 祥さち哥剌吉きち（约1283-1331年ねん），生母せいぼ答こたえ己おのれ王妃おうひ，下しも嫁よめ碉阿不ふ拉ひしげ，1307年ねん元もと武たけ宗はじめ即位そくい，封ふう鲁国大だい长公主ぬし，1311年ねん元げん仁ひとし宗むね即位そくい，进号皇すめらぎ姐あね大だい长公主ぬし。热衷书画收藏しゅうぞう，有ゆう“皇すめらぎ姊图书”印しるし，中国ちゅうごく历史上じょう第だい一いち位い女おんな收藏しゅうぞう家か。

妻妾さいしょう

• 阿おもね纳失失しつ里さと皇后こうごう，弘吉ひろきち剌氏，1322年ねん元もと英えい宗むね上じょう谥号庄しょう懿慈圣皇后こうごう，1327年ねん元げん泰やすし定てい帝みかど改あらため谥宣慈惠じえ圣皇后こうごう
• 答こたえ里さと麻あさ失しつ里さと皇后こうごう，金きむ氏し，高こう丽人
• 伯はく颜忽笃皇后こうごう，王おう氏し，高こう丽人

子女しじょ

• 长子：元もと英えい宗むね硕德八はち剌，生母せいぼ是ぜ阿おもね纳失失しつ里さと皇后こうごう
• 次子じし：兀都思おもえ不ふ花はな
• 鲁国公主こうしゅ 阔阔伦，下しも嫁よめ脱だつ罗本

相關そうかん史料しりょう

• 《大だい元もと圣政国こく朝あさ典章てんしょう》，简称《元もと典章てんしょう》，元もと英えい宗むね在位ざいい后きさき期き（1322年ねん—1323年ねん）官かん修おさむ政せい书，收おさむ录1234年ねん—1322年ねん元朝がんちょう各地かくち地方ちほう官吏かんり会かい抄しょう的てき有ゆう关政治せいじ、经济、军事、法律ほうりつ等とう方面ほうめん的てき圣旨条じょう画が、律令りつりょう格かく例れい以及司法しほう部ぶ门所判ばん案あん例れい的てき汇编，分ふん为前集しゅう和わ新しん集しゅう，史實しじつ多おお為ため《元もと史し》所しょ不ふ載の。
• 《大元おおもと通どおり制せい》，1323年ねん元もと英えい宗むね颁布的てき元朝がんちょう第だい二に部ぶ法律ほうりつ，现存残ざん本もと收おさむ录1234年ねん—1316年ねん元朝がんちょう官かん方かた颁布的てき关于法律ほうりつ方面ほうめん的てき圣旨条じょう画が、律令りつりょう格かく例れい以及司法しほう部ぶ门所判ばん案あん例れい的てき汇编，史し实多为《元もと史し》所しょ不ふ载。
• 《至いたり正せい条じょう格かく》，1346年ねん元もと順じゅん帝みかど颁布的てき元朝がんちょう第だい三さん部ぶ法律ほうりつ，现存残ざん本もと收おさむ录1260年ねん—1344年ねん元朝がんちょう官かん方かた颁布的てき关于法律ほうりつ方面ほうめん的てき圣旨条じょう画が、律令りつりょう格かく例れい以及司法しほう部ぶ门所判ばん案あん例れい的てき汇编，史し实多为《元もと史し》所しょ不ふ载。
• 《元もと史し·仁じん宗むね本紀ほんぎ》 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆），明朝みょうちょう官かん修おさむ正史せいし
• 《新元しんもと史し·仁じん宗そう本ほん纪》 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆），民みん国こく官かん修おさむ正史せいし
• 《续资治ち通どおり鉴》 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆），清朝せいちょう史学しがく家か毕沅撰せん写うつし。
• 《元もと史し类编》，清朝せいちょう史学しがく家か邵远平ひらた撰せん写うつし。
• 《元もと史し新しん编》，清朝せいちょう史学しがく家か魏ぎ源げん撰せん写うつし。
• 《元もと书》，清朝せいちょう史学しがく家か曾廉撰せん写うつし。
• 《蒙こうむ兀儿史し记》，清きよし末すえ民みん初はつ史学しがく家か屠ほふ寄よせ撰せん写うつし。

評價ひょうか

• 明朝みょうちょう官かん修おさむ正史せいし《元もと史し》宋そう濂等ひとし的てき評價ひょうか是ぜ：“仁ひとし宗そう天性てんせい慈孝，聪明恭きょう俭，通つう达儒术，妙みょう悟さとる释典，尝曰：‘明あきら心こころ见性，佛教ぶっきょう为深；修身しゅうしん治国ちこく，儒道じゅどう为切。’又また曰：‘儒者じゅしゃ可か尚なお，以能维持三纲五常之道也。’平居ひらい服ふく御ご质素，澹然无欲，不ふ事こと游ゆう畋，不ふ喜き征伐せいばつ，不ふ崇たかし货利。事こと皇太后こうたいごう，终身不ふ违颜色しょく；待まち宗むね戚勋旧きゅう，始はじめ终以礼れい。大臣だいじん亲老，时加恩おん赉；太ふとし官かん进膳，必分赐贵近ちか。有司ゆうし奏そう大だい辟，每まい惨むご恻移时。其孜孜しし为治，一遵世祖之成宪云。”

• 清朝せいちょう史学しがく家か邵远平ひらた《元もと史し类编》的てき評價ひょうか是ぜ：“册さつ曰：立たて极电扫，稗ひえ政せい悉除；设科辍猎，屏へい言げん利り徒と；澹然无欲，十じゅう年ねん罔渝；是ぜ惟おもんみ令れい主ぬし，信しん史し用よう书。”

• 清朝せいちょう史学しがく家か毕沅《续资治ち通どおり鉴》的てき評價ひょうか是ぜ：“帝みかど天性てんせい恭きょう俭，通つう达儒术，兼けん晓释典てん，每まい曰：‘明あきら心こころ见性，佛教ぶっきょう为深；修身しゅうしん治国ちこく，儒道じゅどう为大。’在位ざいい十じゅう年ねん，不ふ事こと游ゆう畋，不ふ喜き征伐せいばつ，尊みこと贤重士し，待まち宗むね戚勋旧きゅう，始はじめ终有礼れい。有司ゆうし奏そう大だい辟，每まい惨むご恻移时。其孜孜しし为治，一遵世祖成宪云。”

• 清朝せいちょう史学しがく家か魏ぎ源げん《元もと史し新しん编》的てき評價ひょうか是ぜ：“武たけ仁ひとし授受じゅじゅ之の际，无可议者，仁ひとし宗そう初はつ政せい，首しゅ革かわ尚なお书省敝政，在位ざいい九きゅう年ねん，仁ひとし心こころ仁じん闻，恭きょう俭慈厚あつ，有ゆう汉文帝みかど之の风。惟武これたけ宗そう初はつ约，由ゆかり帝みかど传位己おのれ子し和世かずよ㻋而后きさき及于英えい宗むね。及武宗むね崩くずれ，仁ひとし宗むね立りつ，乃出封ふう和世かずよ㻋于云うん南みなみ，而立じりつ子こ硕德八はち剌为太子たいし。虽迫于皇太后こうたいごう之の命めいじ，而已不ふ守もり初はつ约矣。和世かずよ㻋不之の云うん南みなみ而举兵へい赴漠北きた，又また不ふ予よ以总兵へい和わ林りん之の任にん，于是英えい宗むね被ひ弑而泰やすし定てい以晋王おう入にゅう绍大统，武たけ宗はじめ旧臣きゅうしん燕つばめ帖じょう木き儿不服ふく，遂とげ于泰定てい殂后迎むかえ立たて周しゅう王おう于漠北きた，迎むかい立たて怀王于江陵りょう。怀王先立さきだて，周しゅう王おう后きさき至いたり，岂肯让于兄けい，于是弑之于中途ちゅうと，而国乱らん者しゃ数すう世せい。使つかい当初とうしょ即そく立たて周しゅう王おう，何なに至いたり于此。至いたり铁木迭儿奸贪不法ふほう，已やめ经言官かん列れつ款弹劾，而犹碍于皇太后こうたいごう，不ふ敢质问，遂とげ贻英宗むね以奸党とう谋逆之の祸，不ふ得とく谓非仁じん宗むね贻谋不ふ臧有以致之の也。”

• 清朝せいちょう史学しがく家か曾廉《元もと书》的てき評價ひょうか是ぜ：“论曰：元もと代だい科か举之议久矣，至いたり延のべ祐ゆう而后行ぎょう之の，何なに其难乎？夫おっと元もと代だい文学ぶんがく之の盛もり，亦また不ふ须科举也。然しか儒风以振矣。天下てんか啧啧以盛事せいじ归之。仁ひとし宗そう不ふ亦また宜むべ乎？”

• 清きよし末すえ民みん初はつ史学しがく家か屠ほふ寄よせ《蒙こうむ兀儿史し记》的てき評價ひょうか是ぜ：“汗あせ事ごと兴圣太ふとし后きさき。终身不ふ违颜色しょく，手て勘内かんない难，迎むかえ奉たてまつ海山うみやま汗あせ，退すさ处东宫，不ふ矜不伐き，及海山うみやま汗あせ升ます遐，哀あい恸不已やめ。居きょ丧再逾月，而后践阼。其孝友とも盖天性せい也。通つう达儒术，妙みょう悟さとる释典，尝曰：‘明あきら心こころ见性，佛教ぶっきょう为深；修身しゅうしん治国ちこく，儒道じゅどう为切。’又また曰：‘儒者じゅしゃ可か尚なお，以能维持三纲五常之道也。’居きょ东宫日び，即そく有志ゆうし兴学，以铁穆きよし耳みみ汗あせ朝あさ建国けんこく子こ监未成みせい，趋台臣しん奏そう毕其功こう。既すんで即位そくい，一再增广国子生额，行ぎょう科か举取士し之の法ほう。又また尝遣使し四方しほう，旁つくり求もとめ经籍。得とく秘ひ笈きゅう，辄识以小玉だま印しるし，命いのち近侍きんじ掌てのひら之の。承うけたまわ旨むね忽ゆるがせ都と鲁都儿迷失しつ、刘赓进宋儒真德とく秀しゅう《大学だいがく衍义》，汗あせ觉而善之よしゆき，谓侍臣じしん曰：‘治ち天下でんか此一书足矣。’命いのち翰林かんりん学士がくし阿おもね邻铁木き儿并《贞观政せい要よう》皆みな译以国こく语，与あずか图象《孝こう经》、《列れつ女おんな传》同どう刊かん印しるし，以赐蒙兀、色目いろめ诸臣。平居ひらい服ふく御ご，质素澹然，无欲不ふ事こと游ゆう畋，不ふ喜き征伐せいばつ，不ふ崇たかし货利，不ふ受虚誉ほまれ。待まち宗むね戚勋旧きゅう始はじめ终以礼れい，太ふとし官かん进膳，必分赐贵近きん；有司ゆうし奏そう大だい辟，每まい惨むご恻移时。尝谓札さつ鲁忽赤あか买闾曰：‘札さつ鲁忽赤あか，人命じんめい所しょ系けい，其详阅狱辞やめ，事こと无大小しょう，必谋诸同寮りょう，疑うたぐ不能ふのう决，与あずか省しょう台だい臣しん集しゅう议以闻。’又また顾谓侍臣じしん曰：‘卿きょう等とう以朕居きょ帝位ていい为安耶？朕ちん惟おもんみ太ぶと祖そ创业艰难，世せい祖そ混こん一いち不易ふえき，兢业守成しゅせい，恒つね惧不能ふのう当とう天心てんしん，绳祖武たけ，使つかい万方百姓各得其所，朕ちん念ねん虑在兹，卿きょう等とう固かた不ふ知也ともや。’其孜孜しし为治，一遵忽必烈汗成宪。 惟おもんみ饮酒无度，或ある其短祚之由よし欤。”

• 民みん国こく官かん修おさむ正史せいし《新元しんもと史し》柯劭忞的てき評價ひょうか是ぜ：“仁ひとし宗孝むねたか慈恭俭，不ふ迩ちかし声色こわいろ，不ふ殖ふえ货利。侍さむらい宗むね戚勋旧きゅう，始はじめ终以礼れい，大臣だいじん亲老，时加恩おん赍。有司ゆうし奏そう大だい辟，辄恻怛移时，晋すすむ宁侯甲かぶと兄弟きょうだい五ご人にん，俱坐法ほう死し，帝みかど悯之，宥なだめ一いち人にん以养其父母ちちはは。崇たかし尚なお儒学じゅがく，兴科举之法ほう，得とく士し为多，可か谓元之の令れい主しゅ矣。然しか受制母后ぼこう，嬖幸之の臣しん见权用事ようじ，虽稔知ち其恶，犹曲贷之。常つね问右丞相じょうしょう阿おもね散ち曰：‘卿きょう日び行ぎょう何事なにごと。’对曰：‘臣しん等とう奉行ぶぎょう诏旨而已。’帝みかど曰：‘祖宗そそう遣や训，朝廷ちょうてい大法たいほう，卿きょう辈犹不ふ遵守じゅんしゅ，况朕之の诏旨乎。’其切责宰相しょう如此。有ゆう君くん而无臣しん，惜哉！”

注ちゅう释

元もと仁じん宗むね 孛兒只ただ斤きん家族かぞく 出生しゅっしょう于：1285年ねん4月がつ9日にち逝世於：1320年ねん3月がつ1日にち
統治とうち者しゃ頭あたま銜
前任ぜんにん者しゃ： 元もと武たけ宗はじめ	大だい元もと皇帝こうてい 1311年ねん—1320年ねん	繼つぎ任にん者しゃ： 元もと英えい宗むね
前任ぜんにん者しゃ： 曲きょく律りつ汗あせ （元もと武たけ宗はじめ）	蒙こうむ古こ大だい汗あせ 1311年ねん—1320年ねん	繼つぎ任にん者しゃ： 格かく坚汗 （元もと英えい宗むね）