赤あか壁かべ

赤あか壁かべ是ぜ一いち地名ちめい，聞名於西元もと208年ねん之の赤あか壁かべ之の戰たたかえ，以及大だい文豪ぶんごう蘇そ軾以赤壁かべ為ため題だい之の著名ちょめい詞し賦ふ。而現代だい指ゆび1998年ねん改名かいめい為ため赤あか壁かべ市し的てき原はら湖北こほく省しょう蒲かば圻市。

赤あか壁かべ之の戰たたかえ[編輯へんしゅう]

赤あか壁かべ之の戰たたかえ發生はっせい於漢かん末まつ三さん國こく時期じき，乃三さん大戰たいせん役やく之の一いち，當時とうじ基本きほん上じょう控ひかえ制せい了りょう中國ちゅうごく北方ほっぽう的てき曹操そうそう率りつ領りょう大軍たいぐん在ざい長江ながえ沿岸えんがん赤あか壁かべ、烏がらす林りん一線いっせん與あずか劉りゅう備、孫まご權けん的てき聯れん軍ぐん交戰こうせん，結果けっか人數にんずう處しょ劣勢れっせい的てき孫まご劉りゅう聯れん軍ぐん發動はつどう火ひ攻おさむ，曹軍大敗たいはい，失しつ去さ了りょう統一とういつ海うみ內的機會きかい，也大致確定かくてい了りょう三さん國こく時代じだい三さん足そく鼎立ていりつ、分割ぶんかつ天下でんか的てき局面きょくめん。

赤あか壁かべ之の戰たたかえ不ふ但ただし對たい當時とうじ歷史れきし產さん生せい了りょう深遠しんえん影響えいきょう，參戰さんせん雙方そうほう的てき主要しゅよう人物じんぶつ如曹操そうそう、周しゅう瑜、諸しょ葛かずら亮あきら等とう也為後代こうだい所しょ熟知じゅくち、敬仰けいぎょう，而民間あいだ更さら流傳りゅうでん了りょう一大批生動的故事，如群ぐん英えい會かい、草くさ船せん借か箭や、借か東風こち、連環れんかん計けい等ひとし，「火燒ひたき赤あか壁かべ」成なり為ため了りょう中國ちゅうごく歷史れきし上じょう最知さいち名めい的てき戰せん事ごと之の一いち。

赤あか壁かべ之の戰たたかえ發生はっせい地點ちてん及爭議そうぎ[編輯へんしゅう]

數すう百ひゃく年來ねんらい，歷史れきし學界がっかい對たい於「赤あか壁かべ」之これ戰せん發生はっせい的てき地點ちてん問題もんだい多た有ゆう討論とうろん，諸說しょせつ並なみ起おこり，被ひ傳つて媒なかだち稱しょう為ため「新しん赤あか壁かべ大戰たいせん」。一般いっぱん統計とうけい，至いたり少しょう有ゆう七なな種しゅ「赤あか壁かべ說せつ」：蒲かば圻說せつ、黃き州しゅう說せつ、鍾祥說せつ、武たけ昌あきら說せつ、漢かん陽ひ說せつ、漢かん川がわ說せつ、嘉よしみ魚ぎょ說せつ。從したがえ現げん當代とうだい觀點かんてん來らい看み，爭そう論ろん的てき焦こげ點在てんざい蒲かば圻說せつ和わ嘉よしみ魚ぎょ說せつ之の間あいだ，而歷史學しがく出版しゅっぱん物ぶつ和わ已やめ發現はつげん文物ぶんぶつ證據しょうこ更さら偏向へんこう於蒲圻說。

蒲かば圻說[編輯へんしゅう]

陰かげ法ほう魯主おも編へん的てき《古文こぶん觀かん止とめ譯注やくちゅう》中ちゅう寫うつし道どう：「那な個こ赤あか壁かべ，在ざい今こん湖北こほく省しょう蒲がま圻縣西北せいほく，長江ながえ南岸なんがん。」《元和げんな郡ぐん縣けん圖ず志こころざし》亦また稱しょう：「赤あか壁かべ山やま在ざい蒲がま圻縣西にし一いち百ひゃく二に十じゅう里り，北きた臨大江おおえ，其北岸がん即そく烏がらす林りん，即そく周しゅう瑜用黃き蓋ぶた策さく，焚曹公こう舟ふね船せん敗走はいそう處しょ。」胡えびす三さん省しょう注ちゅう的てき《資し治ち通どおり鑒》和わ譚たん其驤主おも編へん的てき《中國ちゅうごく歷史れきし地圖ちず集しゅう》也採用さいよう了りょう這一學說がくせつ。1970年ねん以後いご，蒲かば圻市赤あか壁かべ山やま及長江ちょうこう對岸たいがん的てき烏がらす林りん連續れんぞく出土しゅつど了りょう大量たいりょう東ひがし漢かん時期じき的てき文物ぶんぶつ，包括ほうかつ1973年ねん出土しゅつど的てき銅どう馬ば鐙あぶみ、「建たて安やすし八はち年ねん」（203年ねん）字じ樣さま的てき瓦かわら硯すずり，1976年ねん赤あか壁かべ山下やました土ど層そう中ちゅう的てき沉船遺のこ址し、赤あか壁かべ山上さんじょう的てき各かく式しき漢かん朝ちょう帶たい鈎かぎ，1987年ねん開ひらけ探さがせ的てき墓はか室しつ中ちゅう諸しょ葛かずら亮あきら設計せっけい的てき銅どう弩いしゆみ機き、東ひがし漢かん通行つうこう的てき五ご銖錢等ひとし等ひとし。1991年ねん，湖北こほく大學だいがく人文じんぶん學院がくいん專せん門出かどで版ばん了りょう《古戰場こせんじょう蒲がま圻赤壁かべ論ろん文集ぶんしゅう》。1998年ねん，蒲かば圻市正式せいしき改名かいめい為ため赤あか壁かべ市し。

嘉よしみ魚さかな說せつ[編輯へんしゅう]

語かたり言げん學がく家か王おう力つとむ主おも編へん的てき《古代こだい漢語かんご》和わ朱しゅ東あずま潤じゅん主おも編へん的てき《中國ちゅうごく歷代れきだい文學ぶんがく作品さくひん選せん》，都と持じ赤あか壁かべ在ざい今こん湖北こほく嘉よしみ魚さかな縣けん東北とうほく的てき觀點かんてん。如上じょじょう溯さかのぼ此說之の源みなもと，有ゆう《大だい清きよし一統いっとう志こころざし》引據《水みず經けい注ちゅう》為ため證しょう。《水みず經けい注ちゅう》曰：「赤あか壁かべ山やま在ざい百ひゃく人にん山南さんなん，應おう在ざい嘉よしみ魚さかな縣けん東北とうほく，與あずか江夏えなつ接せっ界かい處しょ，上うえ去さ烏がらす林りん二に百ひゃく里さと。」此說後來こうらい為ため清末きよすえ著名ちょめい地理ちり學がく家か楊守敬けい所ところ首肯しゅこう。

東ひがし坡赤壁かべ[編輯へんしゅう]

北きた宋そう大だい文豪ぶんごう蘇そ軾在ざい被ひ貶官至いたり黃き州しゅう（今いま湖北こほく黃き岡おか）時じ，曾先後ご寫うつし下か了りょう《念ねん奴やつ嬌·赤あか壁かべ懷古かいこ》、《前ぜん赤あか壁かべ賦ふ》和かず《後こう赤あか壁かべ賦ふ》三部千古傳誦的名篇。《念ねん奴やつ嬌》一詞更是以其恢宏的氣度，幾いく乎成為ため後代こうだい評ひょう說せつ追つい念ねん三さん國こく的まと點てん題だい之の作さく。不ふ過か一般認為蘇軾實際遊覽的赤壁，是ぜ黃き州しゅう東北とうほく的てき赤鼻あかばな磯いそ，而不是ぜ發生はっせい赤あか壁かべ之の戰たたかえ的てき蒲かば圻或ある嘉よしみ魚ぎょ赤あか壁かべ。

但ただし是ぜ由よし於蘇東ひがし坡文章ぶんしょう的てき深遠しんえん影響えいきょう，黃き州しゅう赤あか壁かべ也因此成名めい，被ひ稱しょう為ため「文ぶん赤あか壁かべ」或ある「東ひがし坡赤壁かべ」，與原よはら來らい的てき「武たけ赤あか壁かべ」相對そうたい應おう。還かえ有ゆう學者がくしゃ認みとめ為ため蘇そ東ひがし坡本來ほんらい就知道どう這個赤あか壁かべ不ふ是ぜ赤あか壁かべ之の戰たたかえ的てき赤あか壁かべ，所以ゆえん在ざい詞し作中さくちゅう明確めいかく加か上うえ了りょう「人道じんどう是ぜ，三さん國周くにちか郎ろう赤あか壁かべ」的てき字じ眼め。^[1]

赤あか壁かべ市し[編輯へんしゅう]

1998年ねん，為ため了りょう開發かいはつ旅たび遊ゆう資源しげん等とう考慮こうりょ，湖北こほく省しょう咸寧市し下した的てき蒲かば圻市正式せいしき改名かいめい為ため赤あか壁かべ市し。該市西北せいほく的てき赤あか壁かべ山さん和かず長江ちょうこう對岸たいがん的てき烏がらす林りん在ざい1970年代ねんだい後ご連續れんぞく出土しゅつど了りょう東ひがし漢かん銅どう鐵器てっき、箭や簇むらが、貨幣かへい等とう大量たいりょう文物ぶんぶつ，成なり為ため現代げんだい主導しゅどう赤あか壁かべ所在地しょざいち爭議そうぎ的てき重要じゅうよう證據しょうこ。

現在げんざい赤あか壁かべ是ぜ赤あか壁かべ市し的てき重要じゅうよう旅たび遊ゆう地ち，距離きょり市區しく40公里くり的てき赤あか壁かべ鎮，主要しゅよう由よし赤あか壁かべ山さん、南みなみ屏山へいざん、金きむ鸞山組成そせい。鎮內開發かいはつ了りょう三さん國こく赤あか壁かべ古戰場こせんじょう5A級きゅう旅たび遊ゆう景けい區く，有ゆう很多三さん國こく相關そうかん景けい點てん，除じょ了りょう江邊えべ懸崖けんがい的てき「赤あか壁かべ」二に字じ外がい，還かえ有ゆう湖北こほく省しょう境さかい內最大さいだい的てき人物じんぶつ石せき雕巨型がた周しゅう瑜塑像そぞう，以及武たけ侯こう拜はい風ふう台だい、鳳雛ほうすう庵あん、碑いしぶみ廊ろう、陳列ちんれつ館かん等とう。

參まいり見み[編輯へんしゅう]

註釋ちゅうしゃく[編輯へんしゅう]

^ 易えき中天ちゅうてん，《品しな三さん國こく·大だい江東こうとう去さ》。

[1] 易えき中天ちゅうてん，《品しな三さん國こく·大だい江東こうとう去さ》。

[1]