小田急おだきゅうロマンスカー

小田急おだきゅうロマンスカー（おだきゅうロマンスカー、英えい: ODAKYU ROMANCECAR）は、小田急電鉄おだきゅうでんてつが運行うんこうする特急とっきゅう列車れっしゃおよび特急とっきゅう車両しゃりょうの総称そうしょう。列車れっしゃにより小田原線おだわらせん、江ノ島線えのしませんのほか、小田急おだきゅう箱根はこね鉄道てつどう線せんや東京とうきょう地下鉄ちかてつ（東京とうきょうメトロ）千代田ちよだ線せん・東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう（JR東海とうかい）御殿場ごてんば線せんと直通ちょくつう運転うんてんを行おこなう。また「ロマンスカー」は小田急電鉄おだきゅうでんてつの登録とうろく商標しょうひょう（ロマンスカーの記事きじも参照さんしょう）。

ロゴマーク

初代しょだい小田急おだきゅうロマンスカー3000形かたち（左ひだり）と70000形かたち（右みぎ）

本ほん項こうでは、「小田急おだきゅう」と表記ひょうきした場合ばあい、小田原おだわら急行きゅうこう鉄道てつどうおよび小田急電鉄おだきゅうでんてつを指さすものとし、小田急おだきゅう箱根はこねの箱根湯本はこねゆもと駅えきに乗のり入いれる特急とっきゅう列車れっしゃについては、特とくに区別くべつの必要ひつようがない場合ばあいは「箱根はこね特急とっきゅう」と標記ひょうきする。

「ロマンスカー」の名称めいしょう

ホーム上じょうの特急とっきゅう券けん券売けんばい機きにみられる「こんどのロマンスカー」の標記ひょうき

「ロマンスカー」の呼称こしょうは昭和しょうわ初期しょきから存在そんざいし、京阪電気鉄道けいはんでんきてつどうが1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）に新造しんぞうした転換てんかんクロスシート車しゃの1550型がた（後のちに600型がたに改あらため番ばん）を「ロマンスカー」と称しょうしたのが日本にっぽんにおける「ロマンスカー」の初出しょしゅつと見みられ、この時点じてんでは「ロマンスカー」は小田急おだきゅうの専有せんゆう名称めいしょうではなかった。

京阪けいはんでは、一時いちじは盛さかんにロマンスカーの呼称こしょうを用もちいたが、1953年ねん登場とうじょうの2代目だいめ特急とっきゅう専用せんよう車しゃ（京阪けいはん特急とっきゅう）1800系けいに1954年ねんからテレビ受像じゅぞう器きを搭載とうさいし、これを看板かんばん車両しゃりょう「テレビカー」としてアピールするようになり、1960年ねんの広告こうこくでは「テレビ付づけロマンスカー」という表現ひょうげんが使つかわれていた。その後ご、「京阪けいはんロマンスカー」の呼称こしょうは消滅しょうめつした。

一方いっぽう、小田急おだきゅうでは、1934年ねん頃ころの江えの島しま海水浴かいすいよく宣伝せんでんのパンフレットに「ロマンスカーは走はしる」「大だい東京とうきょうのセンター新宿しんじゅくから」の文言もんごんが掲載けいさいされ、電車でんしゃ内ないの写真しゃしんにも「小田急おだきゅうのロマンスカー」と説明せつめいがつけられた。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごの1949年ねん頃ころに、新宿しんじゅくの映画えいが館かん「新宿しんじゅく武蔵野むさしの館かん」を復旧ふっきゅう改装かいそうするにあたり、恋人こいびと同士どうしの映画えいが鑑賞かんしょうを企図きとして2人ふたり掛かけの座席ざせきを館内かんない2階かいに設もうけたところ「ロマンスシート」としてマスメディアに取とり上あげられた。その頃ころに運行うんこうを開始かいしした小田急おだきゅうの特急とっきゅう車両しゃりょうが2人ふたり掛かけの対面たいめん座席ざせきを採用さいようしたことから「ロマンスカー」と称しょうされ、「小田急おだきゅうロマンスカー」と命名めいめいされた。しかしこの時期じきにはまだ、国鉄こくてつを含ふくめ他社たしゃも同様どうようの車両しゃりょうを有ゆうし、その一部いちぶは「ロマンスカー」を名乗なのっていた。

1991年ねんに東武とうぶ1720系けい「デラックスロマンスカー (DRC)」が引退いんたいしたのを機きに、小田急おだきゅうは「ロマンスカー」を自社じしゃで商標しょうひょう登録とうろくした。なお小田急おだきゅう以外いがいで「ロマンスカー」として製造せいぞうされた車両しゃりょうが完全かんぜんに引退いんたいしたのは、2012年ねんの長野ながの電鉄でんてつ2000系けいの運用うんよう離脱りだつである。

なお「ロマンスカー」は和製わせい英語えいごであり、英語えいご圏けんでは通つうじない。60000形かたちMSE車しゃのブルネル賞しょう受賞じゅしょう表彰ひょうしょう式しきに際さいし、小田急おだきゅうの担当たんとう者しゃが「6両りょうと4両りょうの2編成へんせいがキスをするからロマンスカーなのか」と現地げんちの人ひとから質問しつもんされたというエピソードもある。

2010年ねん時点じてんで、小田急電鉄おだきゅうでんてつにおける特急とっきゅう列車れっしゃはロマンスカーを指さし、他社たしゃは「つぎ（こんど）の特急とっきゅう」と標記ひょうきするところを、ホーム上じょうに設置せっちした特急とっきゅう券けん券売けんばい機きで「つぎ（こんど）のロマンスカー」と標記ひょうきしている。それ以外いがいの旅客りょかく上じょうの案内あんないでは、小田急おだきゅうと東京とうきょうメトロともに「特急とっきゅうロマンスカー」という表現ひょうげんを用もちいている。

沿革えんかく

前史ぜんし - 週末しゅうまつ温泉おんせん急行きゅうこう

1927年ねん4月がつ1日にちに開業かいぎょう当初とうしょの小田急おだきゅうは、昭和しょうわ初期しょきの不ふ況きょうの影響えいきょうで沿線えんせんは一向いっこうに発展はってんせず、もともと過大かだいな初期しょき投資とうしに加くわえて乱脈らんみゃく経営けいえいが祟たたったこともあり、厳きびしい経営けいえい状態じょうたいを余儀よぎなくされていた。1929年ねん4月がつ1日にちに江ノ島線えのしませんが開業かいぎょうしてからは夏季かきの海水浴かいすいよく客きゃく輸送ゆそうの時ときに運賃うんちんを往復おうふくで5割引わりびきにするなどして増収ぞうしゅう策さくを図はかり、全ぜん車両しゃりょうをフル稼働かどうさせて対応たいおうしていた。

一方いっぽう、あまり積極せっきょく的てきではなかったものの、小田原線おだわらせんも箱根はこねへの観光かんこう客きゃく輸送ゆそうを目的もくてきの1つとしており、増収ぞうしゅう策さくの一環いっかんとして、週末しゅうまつのみ新宿しんじゅくから小田原おだわらまでをノンストップで運行うんこうする列車れっしゃが立案りつあんされた。小田急おだきゅうではこの列車れっしゃの車内しゃないでは、沿線えんせん案内あんないをレコードで流ながし、合間あいまに「小田急おだきゅう行進曲こうしんきょく」と「小田急おだきゅう音頭おんど」を流ながすことを発案はつあん、当時とうじ新宿しんじゅくに存在そんざいした娯楽ごらく施設しせつのムーランルージュ新宿しんじゅく座ざに「小田急おだきゅう行進曲こうしんきょく」「小田急おだきゅう音頭おんど」の製作せいさくを依頼いらいし、沿線えんせん案内あんないの吹ふき込こみはムーランルージュ新宿しんじゅく座ざの看板かんばん女優じょゆうであった明日あした待子まちこが担当たんとうした。78回転かいてん盤ばん（SPレコード）6枚まい組ぐみに仕上しあがったレコードが完成かんせいし、実際じっさいに走行そうこう中ちゅうの車内しゃないでテストしたが針はりが飛とんでしまい、この試こころみは失敗しっぱいであった。

101形かたち

ともあれ、1935年ねん6月1日にちから、新宿しんじゅく - 小田原おだわら間あいだをノンストップで結むすぶ「週末しゅうまつ温泉おんせん急行きゅうこう」の運行うんこうを開始かいしした。この急行きゅうこうには車両しゃりょうはクロスシートを装備そうびした便所べんじょ付づけの車両しゃりょうであった101形かたちなどが使用しようされ、新宿しんじゅく - 小田原おだわら間あいだを90分ふんで結むすんだ。運行うんこうは土曜日どようびの下くだり列車れっしゃのみで、帰かえりとなる日曜日にちようびは通常つうじょうの急行きゅうこう列車れっしゃが運行うんこうされた。これが小田急おだきゅうロマンスカーのルーツとなる列車れっしゃであるが、陰かげでは「おしのび電車でんしゃ」などと言いわれていたという。

しかし、1941年ねん12月に太平洋戦争たいへいようせんそうが始はじまり、1942年ねん1月がつから週末しゅうまつ温泉おんせん急行きゅうこうは運休うんきゅうとなり、同年どうねん4月がつにはダイヤ上じょうの設定せっていもなくなった。小田急おだきゅう自体じたいも、同年どうねん5月がつには東京とうきょう横浜よこはま電鉄でんてつと合併がっぺいし東京急行電鉄とうきょうきゅうこうでんてつ（大だい東急とうきゅう）となった。

終戦しゅうせん後ご

ノンストップ特急とっきゅう運転うんてん開始かいし

終戦しゅうせん後ごの1946年ねんには大だい東急とうきゅうで「鉄てつ軌道きどう復興ふっこう3カ年かねん計画けいかく」が策定さくていされたが、この中なかには小田原おだわら線せんの箱根登山鉄道はこねとざんてつどう（現在げんざいの小田急おだきゅう箱根はこね）への乗のり入いれ計画けいかくが含ふくまれていた。また、終戦しゅうせんの時点じてんでは新宿しんじゅくから小田原おだわらまでは2時じ間あいだ30分ふんもの所要しょよう時間じかんを要ようしていたが、五島ごしま慶太けいたは終戦しゅうせん直後ちょくごにこの所要しょよう時間じかんを半分はんぶんにするように指示しじしていた。

1948年ねん6月1日にちに大だい東急とうきゅうから小田急おだきゅうが分離ぶんり独立どくりつしたが、小田急おだきゅうは東急とうきゅうと比較ひかくすると営業えいぎょう路線ろせん長ちょうは約やく2倍ばいあったにもかかわらず、運輸うんゆ収入しゅうにゅうは半分はんぶんに過すぎなかった。そこで、収入しゅうにゅう増ぞうの方策ほうさくとして箱根はこねへの直通ちょくつう旅客りょかく増加ぞうかを図はかることとなり、その一環いっかんとして新宿しんじゅくと小田原おだわらをノンストップで結むすぶ特急とっきゅう列車れっしゃの運行うんこうが計画けいかくされた。複数ふくすう車種しゃしゅで試運転しうんてんなどを行おこなった結果けっか、この特急とっきゅうに使用しようされる車両しゃりょうとして1600形かたちの中なかから「復興ふっこう整備せいび車しゃ」として重点的じゅうてんてきに整備せいびされていた車両しゃりょうが指定していされ、特急とっきゅう料金りょうきんの制定せいていや各種かくしゅポスターの製作せいさくなど準備じゅんびが行おこなわれた。

1600形がた（写真しゃしんは戦時せんじ中ちゅうに撮影さつえいされたもの）

こうして、1948年ねん10月がつ16日にちから新宿しんじゅくと小田原おだわらを結むすぶ特急とっきゅう列車れっしゃの運行うんこうが開始かいしされた。土曜日どようびは下くだり1本ほんのみ、日曜日にちようびは下くだり1本ほん・上のぼり2本ほんのみの運行うんこうで、所要しょよう時間じかんは100分ふんであった。使用しよう車両しゃりょうは、朝あさラッシュ時じの通勤つうきん輸送ゆそうに使用しようした1600形かたちが入庫にゅうこした後のちに、3つある乗降じょうこう用よう扉とびらのうち真まん中なかの扉とびらを締しめ切きった上うえで補助ほじょ座席ざせきを置おき、ロングシートに白しろいカバーをかけた上うえでスタンド式しき灰皿はいざらを並ならべただけであったが、戦後せんごの復興ふっこう途上とじょうだったこの時期じきにおいては精しらげ一いち杯はいのサービスであった。当初とうしょ計画けいかくでは同年どうねん10月がつ9日にちから運行うんこう開始かいしの予定よていであったが、豪雨ごううの影響えいきょうで箱根登山鉄道はこねとざんてつどう線せんが不通ふつうになってしまったために1週間しゅうかん延期えんきされている。

運行うんこう開始かいし当初とうしょは集客しゅうきゃくがうまくいかず、運輸うんゆ部門ぶもんでは縁故えんこを通つうじて乗客じょうきゃくの勧誘かんゆうに歩あるき回まわり、駅えきの出札しゅっさつ窓口まどぐちでも積極せっきょく的てきに特急とっきゅう列車れっしゃの売うり込こみを行おこなった。乗客じょうきゃくが少すくない時ときには、本社ほんしゃ勤務きんむの社員しゃいんが「サクラ」となって乗車じょうしゃしたりしたこともあったというが、次第しだいに利用りよう者しゃが増加ぞうかし、予想よそうを上回うわまわる好成績こうせいせきとなった。

なおこのころには、戦争せんそうで疲弊ひへいした輸送ゆそう施設しせつの復旧ふっきゅうと改善かいぜんを主おも目的もくてきとして設置せっちされた輸送ゆそう改善かいぜん委員いいん会かいにおいて、「新宿しんじゅくと小田原おだわらを60分ふんで結むすぶ」という将来しょうらい目標もくひょうが設定せっていされている。

特急とっきゅう車両しゃりょう1910形がたの登場とうじょう

1949年ねんには、小田急おだきゅうが分離ぶんり独立どくりつしてから初はじめて新型しんがた電車でんしゃを製造せいぞうすることになった。当時とうじの新車しんしゃ製造せいぞうは割当わりあて制せいであり、小田急おだきゅうには15両りょうが割わり当あてられた。割わり当あてのうち10両りょうが1900形かたちとして発注はっちゅうされることになったが、営業えいぎょう部門ぶもんからクロスシートを装備そうびした特急とっきゅう車両しゃりょうを要望ようぼうする意見いけんが強つよかったため、このうち4両りょうを特急とっきゅう車両しゃりょうの1910形かたちとして製造せいぞうすることになった。ただし、朝あさのラッシュ時じには通勤つうきん輸送ゆそうにも使用しようすることになったので、扉とびら付近ふきんをロングシートとした2扉とびらセミクロスシートの車両しゃりょうとなった。また、編成へんせいは3両りょう固定こてい編成へんせいとし、中間なかま車しゃには日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう（国鉄こくてつ）の戦災せんさい焼失しょうしつ車しゃの台たい枠わくを流用りゅうようした改造かいぞう車両しゃりょうを連結れんけつすることとなった。また、前年ぜんねんに近畿日本鉄道きんきにほんてつどうが特急とっきゅうの運行うんこうを再開さいかいした際さいに、2200系けいがレモンイエローと青あおの2色しょく塗ぬりとしていたものにあやかり、この特急とっきゅう車両しゃりょうの外部がいぶ塗ぬり色しょくは濃こ黄色きいろと紺色こんいろの2色しょく塗ぬりとすることになった。

1910形かたちは同年どうねん7月がつに入線にゅうせんし、同年どうねん8月がつから2両りょう編成へんせいで営業えいぎょう運行うんこうを開始かいし（ただしこの時点じてんでは、まだロングシートの新車しんしゃ1900形かたちを2連れんで使用しようした時ときもあった）、同年どうねん9月がつから本来ほんらいの3両りょう固定こてい編成へんせいとなって運行うんこうを開始かいしした。1910形かたちを使用しようした特急とっきゅうでは、「走はしる喫茶きっさ室しつ」と称しょうした、車内しゃないに喫茶きっさカウンターを設もうけ、車内しゃないで飲のみ物ものを販売はんばいするサービスが開始かいしされた。所要しょよう時間じかんは90分ふんであった。

また、同年どうねん10月がつのダイヤ改正かいせいから、特急とっきゅうは1往復おうふくが毎日まいにち運転うんてんされることになった。小田急おだきゅうが公式こうしきに「ロマンスカー」という愛称あいしょうを用もちいたのはこの時ときからで、ポスターで「ニュールックロマンスカー毎日まいにち運転うんてん」と宣伝せんでんされた。

箱根登山鉄道はこねとざんてつどうへの直通ちょくつう運転うんてん開始かいし

このころ、小田急おだきゅうでは箱根登山鉄道はこねとざんてつどう（現在げんざいの小田急おだきゅう箱根はこね）箱根湯本はこねゆもと駅えきに乗のり入いれるための計画けいかくが進すすめられていた。

しかし、小田急おだきゅうの軌間きかんが1,067 mmであるのに対たいして箱根はこね登山とざんは1,435 mm、架線かせん電圧でんあつも小田急おだきゅうの1,500 Vに対たいして箱根はこね登山とざんは600 Vであった。また、箱根はこね登山とざんでは小田原おだわらから箱根湯本はこねゆもとまでの区間くかんを「平坦へいたん線せん」と称しょうしていたが、これは箱根はこね登山とざんの80 ‰という急きゅう勾配こうばいと比較ひかくしての話はなしで、実際じっさいには40 ‰もの勾配こうばいが続つづいており、小田急おだきゅうの最さい急きゅう勾配こうばいが25 ‰であったのと比くらべればはるかに急きゅうな勾配こうばいであった。

この対応たいおうとして、軌道きどうは三さん線せん軌条きじょうとし、架線かせん電圧でんあつについては小田原おだわらと箱根湯本はこねゆもとの間あいだは1,500 Vに昇圧しょうあつすることになり、1950年ねん8月がつ1日にちから小田急おだきゅうから箱根湯本はこねゆもとまでの直通ちょくつう運転うんてんが開始かいしされた。この時ときに新宿しんじゅくと小田原おだわらの間あいだについてもスピードアップが図はかられ、新宿しんじゅくと小田原おだわらは80分ふんで結むすばれるようになった。

この直通ちょくつう運転うんてん開始かいし後ごに特急とっきゅうの利用りよう者しゃは急増きゅうぞうし、同年どうねん10月がつからは特急とっきゅうは毎日まいにち3往復おうふくに増発ぞうはつされた。

特急とっきゅう専用せんよう車両しゃりょう1700形がたの登場とうじょう

特急とっきゅう利用りよう者しゃの増加ぞうかは続つづき、2000形かたちが2編成へんせいだけでは不足ふそくするようになり、「特急とっきゅう券けんがとれない」という苦情くじょうも来くるほどで、営業えいぎょう部門ぶもんからは特急とっきゅう車両しゃりょう増ぞう備の要望ようぼうが高たかまってきた。また、2000形かたちは扉とびら付近ふきんの座席ざせきがロングシートであり、全すべての座席ざせきをクロスシートにして欲ほしいという要望ようぼうもあった。しかし、収支しゅうし面めんからはラッシュ輸送ゆそうに使用しようできない特急とっきゅう専用せんよう車しゃの新造しんぞうを危あやぶむ意見いけんもあった。社内しゃないでの検討けんとうの結果けっか、将来しょうらいを考かんがえて特急とっきゅう専用せんよう車しゃを導入どうにゅうするが、製造せいぞうコストをできるだけ安価あんかにするため、台たい枠わくは国鉄こくてつの戦災せんさい復旧ふっきゅう車しゃや事故じこ焼失しょうしつ車しゃのものを流用りゅうようすることになった。

1700形かたち

こうして1951年ねん2月がつに登場とうじょうしたのが1700形かたちで、全すべての座席ざせきが転換てんかんクロスシートとなり、さらに座席ざせき数すうを増ふやすため、乗降じょうこう用ようの扉とびらは3両りょうで2箇所かしょという思おもい切きった設計せっけいとした。この1700形かたちが、小田急おだきゅうロマンスカーの地位ちいを不動ふどうのものにしたとされている。この1700形がたの導入どうにゅう後ごの同年どうねん8月がつ20日はつかから、それまでは座席ざせき定員ていいん制せいだったものを座席ざせき指定してい制せいに変更へんこうした。また、夕方ゆうがたに新宿しんじゅくに到着とうちゃくした特急とっきゅう車両しゃりょうにビール樽たるを積つみ込こみ、江ノ島えのしままで往復おうふくする「納涼のうりょうビール電車でんしゃ」の運行うんこうも開始かいしされたこの時点じてんでは、検査けんさ時じや増発ぞうはつ時じには引ひき続つづき2000形かたちも使用しようされていた。しかし、設備せつび面めんの格差かくさが大おおきいことによる苦情くじょうがあり、同年どうねん8月がつまでに第だい2編成へんせいが製造せいぞうされた。

また1700形かたち投入とうにゅう後ごに特急とっきゅう利用りよう者しゃの増加ぞうか傾向けいこうが見みられ、特急とっきゅうの営業えいぎょう的てきな成功せいこうは明あきらかとなった。このため、1952年ねん8月がつに完全かんぜんな新造しんぞう車両しゃりょうとして第だい3編成へんせいが投入とうにゅうされた。特急とっきゅうの利用りよう者しゃ数すうがさらに増加ぞうかするのに対応たいおうし、1953年ねんには特急とっきゅうの増発ぞうはつが行おこなわれたほか、それまで使用しようされていた2000形かたちを使用しようした座席ざせき定員ていいん制せいの急行きゅうこう列車れっしゃが運行うんこうされた。

また、1954年ねん夏なつからは江ノ島線えのしませんにも特急とっきゅう料金りょうきんが設定せっていされ、夏季かき海水浴かいすいよく客きゃく輸送ゆそうの期間きかんには江ノ島線えのしませんにも1700形かたちを使用しようした特急とっきゅうが運行うんこうされるようになった。

このころの小田急おだきゅうでは、先さきに述のべた「新宿しんじゅくと小田原おだわらを60分ふんで結むすぶ」という将来しょうらい目標もくひょうに向むけて、高性能こうせいのう車しゃの開発かいはつに向むけた試験しけんを進すすめていた。1954年ねん7月がつには小田急おだきゅうではじめてカルダン駆動くどう方式ほうしきを採用さいようした通勤つうきん車両しゃりょうとして2200形かたちが登場とうじょうしており、同年どうねん9月がつ11日にちには「画期的かっきてきな軽量けいりょう高性能こうせいのう新しん特急とっきゅう車しゃ」の開発かいはつが決定けっていしていた。

しかし、予想よそうを上回うわまわる特急とっきゅう利用りよう者しゃ数すうの増加ぞうかがあり、新型しんがた特急とっきゅう車両しゃりょうの登場とうじょうを待まつ余裕よゆうはないと判断はんだんされたが、すでに通勤つうきん車両しゃりょうがカルダン駆動くどう方式ほうしきを採用さいようしているのに、今いまさら特急とっきゅう車両しゃりょうを旧式きゅうしきの吊つり掛かけ駆動くどう方式ほうしきで増ぞう備することは考かんがえられなかった。このため、暫定ざんてい的てきに2200形がたの主要しゅよう機器ききを使用しようし、車体しゃたいを特急とっきゅう用ようとした2300形かたちが1955年ねんに登場とうじょうした。また、この年としの10月がつからは、御殿場ごてんば線せんへ直通ちょくつうする特別とくべつ準急じゅんきゅうの運行うんこうが開始かいしされている。

高度こうど成長せいちょう期き

軽量けいりょう高性能こうせいのう新しん特急とっきゅう車しゃSE車しゃの登場とうじょう

3000形かたちSE車しゃ

1954年ねんから国鉄こくてつ鉄道てつどう技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょの協力きょうりょくを得えて開発かいはつが進すすめられていた「画期的かっきてきな軽量けいりょう高性能こうせいのう新しん特急とっきゅう車しゃ」は、1957年ねんに3000形かたちとして登場とうじょうした。この3000形かたちは "Super Express car" 、略りゃくして「SE車しゃ」と呼よばれる車両しゃりょうで、数すう多おおくの新しん機軸きじくが盛もり込こまれ、軽量けいりょう車両しゃりょうで安全あんぜんに走行そうこうするための条件じょうけんが徹底的てっていてきに追求ついきゅうされた、低てい重心じゅうしん・超ちょう軽量けいりょうの流ながれ線形せんけい車両しゃりょうであった。「電車でんしゃといえば四角しかくい箱はこ」であった時代じだいにおいて、SE車しゃはそれまでの電車でんしゃの概念がいねんを一変いっぺんさせるものとなり、鉄道てつどうファンだけではなく一般いっぱん利用りよう者しゃからも注目ちゅうもくを集あつめた。同年どうねん7月がつ6日にちよりSE車しゃの営業えいぎょう運行うんこうが開始かいしされたが、すぐに夏休なつやすみに入はいったこともあって、連日れんじつ満席まんせきとなる好成績こうせいせきとなり、営業えいぎょう的てきにも成功せいこうした。

また、同年どうねん9月がつには国鉄こくてつ東海道本線とうかいどうほんせんでSE車しゃを使用しようした高速こうそく走行そうこう試験しけんが行おこなわれたが、私鉄してつの車両しゃりょうが国鉄こくてつの路線ろせん上じょうで走行そうこう試験しけんを行おこなうこと自体じたいが異例いれいのことであるのみならず、当時とうじの狭軌きょうき鉄道てつどうにおける世界せかい最高さいこう速度そくど記録きろくである145km/hを樹立じゅりつした。また、これを契機けいきに鉄道てつどう友ともの会かいでは優秀ゆうしゅうな車両しゃりょうを表彰ひょうしょうする制度せいどとしてブルーリボン賞しょうを創設そうせつし、SE車しゃは第だい1回かい受賞じゅしょう車両しゃりょうとなった。

SE車しゃが運用うんよう開始かいしされた1957年ねん時点じてんでは、新宿しんじゅくと小田原おだわらは75分ふんで結むすばれていたが、SE車しゃは1958年ねんまでに4編成へんせいが製造せいぞうされ、特急とっきゅうが全すべてSE車くるまによる運行うんこうとなったため、1959年ねんからは67分ふんで結むすばれるようになった。さらに1961年ねんには新宿しんじゅくと小田原おだわらの間あいだの所要しょよう時間じかんは64分ふんにまでスピードアップした。

1959年ねんからは、特急とっきゅうを補完ほかんするための準じゅん特急とっきゅうの運行うんこうが開始かいしされた。使用しよう車両しゃりょうは2扉とびらセミクロスシート車しゃで、特急とっきゅう運用うんようから外はずれた2300形かたちと、新造しんぞうした2320形かたちが使用しようされた。

前面ぜんめん展望てんぼう車しゃNSE車しゃの登場とうじょう

3100形かたちNSE車しゃ

箱根はこねゴールデンコース

SE車しゃの登場とうじょう以後いご、特急とっきゅう利用りよう者しゃ数すうはさらに増加ぞうかし、週末しゅうまつには輸送ゆそう力りょく不足ふそくの状態じょうたいとなっていた。また、1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）には箱根はこねロープウェイが完成かんせいし、「箱根はこねゴールデンコース」と呼よばれる周遊しゅうゆうコースが完成かんせいしたことから、箱根はこねへ向むかう観光かんこう客きゃく自体じたいが急増きゅうぞうした。更さらに、1964年ねん東京とうきょうオリンピックの開催かいさいを控ひかえていたこともあり、特急とっきゅうの輸送ゆそう力りょく増強ぞうきょう策さくが検討けんとうされた。その結果けっかとして、1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）に3100形かたちが登場とうじょうした。この3100形かたちは "New Super Express" 、略りゃくして「NSE車しゃ」と呼よばれ、8両りょう連接れんせつ車しゃだったSE車しゃに対たいし、NSE車しゃでは11両りょう連接れんせつ車しゃとし、さらに編成へんせい両りょう端はしを展望てんぼう席せきとすることによって定員ていいん増ぞうを図はかった車両しゃりょうである。また、SE車しゃと比較ひかくすると豪華ごうかさが強調きょうちょうされる車両しゃりょうとなった。1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）にNSE車しゃが4編成へんせい製造せいぞうされたことによって、箱根はこね特急とっきゅうの30分ふん間隔かんかく運行うんこうが実現じつげんし、同時どうじに新宿しんじゅくと小田原おだわらの間あいだの所要しょよう時間じかんは62分ふんにまでスピードアップした。

この時期じきまで、箱根はこね特急とっきゅうの列車れっしゃ愛称あいしょうは列車れっしゃごとに異ことなり、後述こうじゅつするようにNSE登場とうじょう直前ちょくぜんの時点じてんで16種類しゅるいの愛称あいしょうが使用しようされていたが、NSE車しゃの登場とうじょう後ごの1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）11月4日にちからは5種類しゅるいに整理せいりされたほか、準じゅん特急とっきゅうという種別しゅべつは廃止はいしとなった。その後ご、NSE車しゃはさらに3編成へんせいが増ぞう備され、1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん）からは箱根はこね特急とっきゅうの全ぜん列車れっしゃがNSE車しゃで運用うんようされることになった。

「あさぎり」の運用うんように就つくSE車しゃ

また、1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）3月がつ21日にちからは、それまで夏季かきのみ運行うんこうされていた江ノ島線えのしませんの特急とっきゅうが土ど休日きゅうじつのみであるが通年つうねん運行うんこうとなり、1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）3月がつ1日にちからは毎日まいにち運転うんてんとなった。1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）6月がつ1日にちからは特急とっきゅうの愛称あいしょうがさらに整理せいりされ、新宿しんじゅくから小田原おだわらまでノンストップの列車れっしゃは「はこね」、途中とちゅう向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえんと新しん松田まつだに停車ていしゃする列車れっしゃは「さがみ」、江ノ島線えのしません特急とっきゅうは「えのしま」に統一とういつされた。なお、途中とちゅう駅えきに停車ていしゃする特急とっきゅうはこのときの改正かいせいで新設しんせつされたもので、元来がんらいは沿線えんせん在住ざいじゅうの箱根はこね観光かんこう客きゃくを対象たいしょうとしたものであった。1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）7月がつ1日にちからは、御殿場ごてんば線せん直通ちょくつう列車れっしゃが気動車きどうしゃからSE車しゃに置おき換かえられ、愛称あいしょうも「あさぎり」に統一とういつされた。列車れっしゃ種別しゅべつは同年どうねん10月がつから「連絡れんらく急行きゅうこう」に変更へんこうされている。1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）12月31日にちからは、初詣はつもうで客きゃくに対応たいおうする特急とっきゅう「初詣はつもうで号ごう」の運行うんこうが行おこなわれるようになったが、この列車れっしゃは普段ふだんは各駅かくえき停車ていしゃしか停車ていしゃしない参宮さんぐう橋きょうにも停車ていしゃするのが特徴とくちょうであった。

しかし、通勤つうきん輸送ゆそうへの対応たいおうやそれに伴ともなう新宿しんじゅく駅えき再さい改良かいりょう工事こうじなどの影響えいきょうで、1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）以降いこう、新宿しんじゅくから小田原おだわらまでの所要しょよう時間じかんは最速さいそくでも69分ふんへのスピードダウンを余儀よぎなくされた。線路せんろ容量ようりょう不足ふそくのため、上のぼり「さがみ」の一部いちぶが新宿しんじゅくまで運行うんこうできず、向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえん終着しゅうちゃくとする措置そちまで行おこなわれた。

通勤つうきん利用りよう者しゃ向むけ特急とっきゅうの運行うんこう開始かいし

その一方いっぽうで、通勤つうきん輸送ゆそうに特急とっきゅうを活用かつようする施策しさくも開始かいしされた。

1967年ねん4月がつ27日にちからは江ノ島線えのしません特急とっきゅう「えのしま」が新しん原町田はらまちだ停車ていしゃとなり、同年どうねん6月がつ23日にちからは特急とっきゅう券けんを購入こうにゅうすれば定期ていき乗車じょうしゃ券けんでも特急とっきゅうに乗車じょうしゃできるようになり、さらに同年どうねん8月がつからは新しん原町田はらまちだに停車ていしゃする特急とっきゅう「あしがら」の新設しんせつと増発ぞうはつが行おこなわれた。特とくに、新宿しんじゅくに到着とうちゃくして相模大野さがみおおのの車庫しゃこへ回送かいそうされる列車れっしゃを新原しんはら町田まちだまで客扱きゃくあつかいしたところ、通勤つうきん帰がえりの利用りよう者しゃが多おおくなったため、1968年ねんには経堂きょうどうの車庫しゃこへ回送かいそうされる車両しゃりょうを相模大野さがみおおのの車庫しゃこへの入庫にゅうこに変更へんこうするなどして増発ぞうはつが行おこなわれた。同年どうねん7月がつ10日とおかからは「さがみ」の本厚木ほんあつぎ停車ていしゃが開始かいしされた。

これは優等ゆうとう列車れっしゃによる通勤つうきん・通学つうがく対応たいおうとしては日本にっぽんでは初はつの事例じれいであり、この後のちも徐々じょじょに通勤つうきん対応たいおうの特急とっきゅうが増発ぞうはつされてゆく。なお、1971年ねん10月1日にちからは、連絡れんらく急行きゅうこう「あさぎり」の新しん原町田はらまちだ停車ていしゃが開始かいしされたが、「あさぎり」についてはこの時点じてんでは定期ていき乗車じょうしゃ券けんでの利用りようはできなかった。

1980年代ねんだい - 1990年代ねんだい

レジャーの多様たよう化かへ向むけて

7000形かたちLSE車しゃ		東海道とうかいどう本線ほんせんを走行そうこうするLSE車しゃ

しばらくは特急とっきゅうロマンスカーについては大おおきな動うごきはなかったが、1970年代ねんだいに入はいるとSE車しゃの老朽ろうきゅう化かが進すすみ、代替だいたいを検討けんとうする時期じきとなっていた。このため、SE車しゃの代替だいたいを目的もくてきとして、1980年ねんに7000形かたちが登場とうじょうした。7000形かたちは "Luxury Super Express" 、略りゃくして「LSE車しゃ」と呼よばれる車両しゃりょうで、編成へんせい長ちょうや定員ていいんはNSE車しゃと大おおきく変かわらないものの、デザインや主要しゅよう機器ききなどが一部いちぶ変更へんこうされている。LSE車しゃの導入どうにゅうにより、特急とっきゅうの輸送ゆそう力りょく増強ぞうきょうが図はかられた。1982年ねん12月には、国鉄こくてつからの申もうし入いれにより、東海道とうかいどう本線ほんせん上じょうでの走行そうこう試験しけんにLSE車しゃが使用しようされた。国鉄こくてつの路線ろせん上じょうで私鉄してつの車両しゃりょうが走行そうこう試験しけんを行おこなった事例じれいは、SE車しゃとこのLSE車しゃだけである。

1984年ねん2月がつ1日にちからは、連絡れんらく急行きゅうこう「あさぎり」の停車駅ていしゃえきに本厚木ほんあつぎ・谷峨こくがが追加ついかされ、1985年ねんからは「あさぎり」も定期ていき乗車じょうしゃ券けんでの利用りようが可能かのうとなった。また、1986年ねん10月4日にちからは、LSE車しゃの車内しゃないに公衆こうしゅう電話でんわが設置せっちされた。

10000形かたちHiSE車しゃ		20000形かたちRSE車しゃ

この時期じきになると、レジャーの傾向けいこうは多様たよう化かが進すすんでおり、ゆとり以外いがいに「一味いちみ違ちがったもの」が求もとめられていた。また、観光かんこうバスや他たの鉄道てつどう事業じぎょう者しゃの車両しゃりょうにおいては高床たかゆか（ハイデッキ）構造こうぞうの車両しゃりょうが登場とうじょうしており、折おりしも1987年ねんは小田急おだきゅうの開業かいぎょう60周年しゅうねんとなることから、これを記念きねんするために新型しんがた特急とっきゅう車両しゃりょうとして10000形かたちが登場とうじょうした。10000形かたちは "High decker" 、 "High grade" 、 "High level" 、 "High performance" などのキーワードから連想れんそうする、上級じょうきゅうというイメージを表あらわして「HiSE車しゃ」と呼よばれ、客席きゃくせきを高たかくしたハイデッキ構造こうぞうとし、「走はしる喫茶きっさ室しつ」にオーダーエントリーシステムが採用さいようされたほか、外装がいそうも近代きんだい的てきなイメージを意図いとしたカラーリングに変更へんこうした。

一方いっぽう、1988年ねん7月がつ、小田急おだきゅうが東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう（JR東海とうかい）に対たいし、連絡れんらく急行きゅうこう「あさぎり」に使用しようしていたSE車しゃの置おき換かえを申もうし入いれたことがきっかけとなり、特急とっきゅうに格上かくあげした上うえで両社りょうしゃがそれぞれ新形しんがた車両しゃりょうを導入どうにゅうした上うえで相互そうご直通ちょくつう運転うんてんに変更へんこうし、運行うんこう区間くかんも新宿しんじゅくと沼津ぬまづの間あいだに延長えんちょうすることとなり。1991年ねんに20000形かたちが登場とうじょうした。20000形かたちは "Resort Super Express" 、略りゃくして「RSE車しゃ」と呼よばれる車両しゃりょうで、JR東海とうかい371系けい電車でんしゃと基本きほん仕様しようを統一とういつしたため、それまでの特急とっきゅうロマンスカーの特徴とくちょうであった連接れんせつ構造こうぞうや前面ぜんめん展望てんぼう席せきは採用さいようされず、2階かい建だて車両しゃりょう（ダブルデッカー）や特別とくべつ席せき（スーパーシート・グリーン席せき）を設置せっちするなど、それまでの小田急おだきゅうロマンスカーの仕様しようからはかけ離はなれた車両しゃりょうとなった。

日常にちじょう利用りようへの対応たいおう - EXE車しゃの登場とうじょう

このころになると、小田急おだきゅうロマンスカーの利用りよう者しゃ層そうにも変化へんかが生しょうじていた。観光かんこう客きゃく以外いがいの日常にちじょう利用りようが増加ぞうかしていたほか、1967年ねんから開始かいしされた夕方ゆうがた新宿しんじゅく発はつの通勤つうきん用よう特急とっきゅうは増発ぞうはつが続つづけられ、当初とうしょの「回送かいそう列車れっしゃの客扱きゃくあつかい」という思惑おもわくを超こえ、わざわざ新宿しんじゅくまで出庫しゅっこさせる運用うんようまで登場とうじょうしていたが、それでも輸送ゆそう力りょくの増強ぞうきょうが求もとめられていた。しかし、当時とうじはまだ通勤つうきん輸送ゆそうに対応たいおうした複々線ふくふくせん化か工事こうじは進展しんてんしておらず、これ以上いじょうの増発ぞうはつやスピードアップは困難こんなんな状況じょうきょうで、単位たんい輸送ゆそう力りょくの向上こうじょう、い換いかえれば列車れっしゃの定員ていいんを増ふやすしか方法ほうほうがなかった。また、1963年ねんから導入どうにゅうされているNSE車しゃが置おき換かえの時期じきとなっていた。

30000形かたちEXE車しゃ

こうした状況じょうきょう下か、箱根はこね特急とっきゅうの利用りよう者しゃ数すうが年率ねんりつ5%程度ていどの減少げんしょう傾向けいこうが続つづいており、これを日常にちじょう的てきな目的もくてきでの特急とっきゅう利用りよう者しゃを増加ぞうかさせることで補おぎなう意図いともあった。これにあわせて、1996年ねんにそれまでとは一線いっせんを画かくす車両しゃりょうとして30000形かたちが登場とうじょうした。30000形かたちは "Excellent Express" 、略りゃくして「EXE車しゃ」と呼よばれる車両しゃりょうで、それまでの小田急おだきゅうロマンスカーの特徴とくちょうであった前面ぜんめん展望てんぼう席せきも連接れんせつ構造こうぞうも導入どうにゅうされていない。

EXE車しゃの導入どうにゅう後ごも、日常にちじょう利用りようへの対応たいおうは続つづけられた。1998年ねんからは相模大野さがみおおの・秦野はたのにも特急とっきゅうが停車ていしゃすることとなり、1999年ねん7月がつからは「あしがら」「さがみ」を統合とうごうして「サポート」としたほか、新宿しんじゅくを18時じ以降いこうに発車はっしゃする特急とっきゅうは全すべて「ホームウェイ」という愛称あいしょうになった。こうした施策しさくによって、1987年ねん時点じてんでは1100万まん人にんだった特急とっきゅうの年間ねんかん利用りよう者しゃ数すうは、2003年ねんには1400万まん人にんに増加ぞうかしたのである。

2000年代ねんだい以降いこう

観光かんこう特急とっきゅうの原点げんてんに回帰かいき - VSE車しゃの登場とうじょう

ところが、日常にちじょう的てきな特急とっきゅうの利用りよう者しゃ数すうが増加ぞうかする一方いっぽうで、箱根はこね特急とっきゅうの利用りよう者しゃ数すうは大幅おおはばに減少げんしょうしていた。1987年ねんの箱根はこね特急とっきゅうの年間ねんかん利用りよう者しゃ数すうは550万まん人にんであったが、2003年ねんの利用りよう者しゃ数すうは300万まん人にん程度ていどにまで落おち込こんでいたのである。この理由りゆうを調しらべると、バブル崩壊ほうかい後ごの景気けいき低迷ていめいもあって箱根はこねを訪おとずれる観光かんこう客きゃく自体じたいも減少げんしょう傾向けいこうにあったほか、EXE車しゃには「小田急おだきゅうロマンスカーのイメージ」とされた展望てんぼう席せきが存在そんざいしなかったことが挙あげられた。また、2001年ねんから運行うんこうを開始かいししたJR東日本ひがしにっぽんの「湘南しょうなん新宿しんじゅくライン」も2004年ねんには運行うんこう区間くかんが延長えんちょうされ、特急とっきゅうロマンスカーとあまり変かわらない所要しょよう時間じかんで新宿しんじゅくと小田原おだわらを結むすぶようになった。

このような状況じょうきょう下か、2002年ねんからは箱根はこね特急とっきゅうへのてこ入いれが開始かいしされることになった。宣伝せんでんポスターも、ロマンスカーを大写おおうつしにするのではなく、あくまで風景ふうけいの一部いちぶとしてロマンスカーを取とり入いれる施策しさくに変更へんこうした。この時とき考案こうあんされた「きょう、ロマンスカーで。」のキャッチコピーは、2023年ねん現在げんざいに至いたるまで使用しようされている。また、ロマンスカーの看板かんばん車両しゃりょうとして、前面ぜんめん展望てんぼう席せきのあるHiSE車しゃを再ふたたび起用きようすることになったが、そのHiSE車しゃは登場とうじょうした1987年ねん当時とうじの時点じてんでは全まったく想定そうていしていなかったバリアフリー対応たいおうが困難こんなんであることから、更新こうしんは行おこなわずに小田急おだきゅうは苦渋くじゅうの決断けつだんで新型しんがた特急とっきゅう車両しゃりょうで置おき換かえることになった。新型しんがた特急とっきゅう車両しゃりょうは、「もはやロマンスカーとは名乗なのらないくらいの覚悟かくごで、新あたらしい発想はっそうを取とり入いれる」か、「ロマンスカーの原点げんてんに立たち返かえり、ロマンスカーの中なかのロマンスカーとする」という2つの方向ほうこう性せいがあったが、後者こうしゃの方向ほうこう性せいで進すすめられることになった。

50000形かたちVSE車しゃ

こうして、2005年ねんに「小田急おだきゅうロマンスカー」ブランドの復権ふっけんを掲かかげ、小田急おだきゅうの新あらたなフラッグシップモデルとして50000形かたちが登場とうじょうした。50000形かたちは前面ぜんめん展望てんぼう席せきと連接れんせつ構造こうぞうを採用さいようし、乗のり心地ごこち向上こうじょうのために車体しゃたい傾斜けいしゃ制御せいぎょや台車だいしゃ操舵そうだ制御せいぎょなどを取とり入いれたほか、「箱根はこねへ向むかう乗客じょうきゃくにときめきを与あたえ、乗のった瞬間しゅんかんに箱根はこねが始はじまる」ことを目指めざした車両しゃりょうで、客室きゃくしつ内ないの様式ようしきから "Vault Super Express" 、略りゃくして「VSE車しゃ」と呼よばれる車両しゃりょうである。VSE車しゃの登場とうじょう後ご、箱根はこねを周遊しゅうゆうするための乗車じょうしゃ券けんである「箱根はこねフリーパス」の販売はんばい枚数まいすうは、2006年ねんに49万まん8000枚まいだったものが、2009年ねんには74万まん枚まいに増加ぞうかした。

なお、2004年ねん12月には再度さいどロマンスカーの愛称あいしょうの整理せいりが行おこなわれ、箱根はこね特急とっきゅうは全すべて「はこね」、箱根湯本はこねゆもとに乗のり入いれない小田原おだわら線せんの特急とっきゅうは停車駅ていしゃえきに関かかわらず「さがみ」という愛称あいしょうに変更へんこうされた。その影響えいきょうにより、「サポート」の愛称あいしょうは登場とうじょうわずか6年ねんほどですべて廃止はいしされている。

日本にっぽん初はつの地下鉄ちかてつ直通ちょくつう有料ゆうりょう特急とっきゅう - MSE車しゃの登場とうじょう

60000形かたちMSE車しゃ

2005年ねんに、小田急おだきゅうと東京とうきょうメトロでは、ロマンスカーを東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せん（湯島ゆじま駅えき - 代々木上原よよぎうえはら駅えき間あいだ、のちに北きた千住せんじゅ駅えきまでに変更へんこう）に乗のり入いれる計画けいかくを発表はっぴょうした。これは日本にっぽんでは初はじめての事例じれいとなる「座席ざせき指定してい制せい特急とっきゅう列車れっしゃの地下鉄ちかてつ直通ちょくつう」で、このために60000形かたちが登場とうじょうした。60000形かたちは「多彩たさいな運行うんこうが可能かのうな特急とっきゅう列車れっしゃ」という意味いみで "Multi Super Express" 、略りゃくして「MSE車しゃ」と呼よばれる車両しゃりょうで、2008年ねん3月から営業えいぎょう運行うんこうを開始かいしした。

2012年ねん3月17日にちからは、「あさぎり」の運行うんこう区間くかんは新宿しんじゅく駅えきと御殿場ごてんば駅えきの間あいだに短縮たんしゅくされることになり、「あさぎり」全ぜん列車れっしゃがMSE車しゃにより運行うんこうされることになった。

EXE車しゃのリニューアル開始かいし - EXEαあるふぁの登場とうじょう　

EXEαあるふぁ

2017年ねん、日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞうでEXE車しゃのリニューアルが開始かいしされ、その後ご同年どうねん3月がつ1日にちから営業えいぎょう運転うんてんを開始かいしした。従来じゅうらいの塗ぬり色しょくから、ロマンスカー伝統でんとうの赤あかい線せんが追加ついかされ、車内しゃないも大幅おおはばにリニューアルされた。例たとえば座席ざせきは構造こうぞうを変更へんこうし、トイレも車椅子くるまいす対応たいおうの洋式ようしきに改造かいぞうされ、車体しゃたいのロゴもMSEと同様どうようになり、走行そうこう装置そうちもSiC素子そしを用もちいたVVVFインバータを採用さいようし、省しょうエネ化かが図はかられた。現在げんざい4両りょう編成へんせい×3編成へんせい、6両りょう編成へんせい×3編成へんせいがリニューアルされている。

複々線ふくふくせん化か完成かんせいと長年ながねんの悲願ひがんの達成たっせい - GSE車しゃの登場とうじょう

70000形かたちGSE車しゃ

2018年ねん3月17日にち、10年ねんぶりとなる新型しんがた車両しゃりょう70000形かたちが営業えいぎょう運転うんてんを開始かいしした。VSE車しゃ以来いらい13年ねんぶりとなる展望てんぼう席せきが設置せっちされたが、「ホームウェイ」などの通勤つうきん利用りようも考慮こうりょして連接れんせつ台車だいしゃ構造こうぞうは採用さいようされず、20m級きゅう車体しゃたいのボギー台車だいしゃ構造こうぞうとなった。「箱根はこねにつづく時間じかん（とき）を優雅ゆうがに走はしるロマンスカー」という意味いみで"Graceful Super Express"、略りゃくして「GSE車しゃ」と呼よばれている。

また、この年としに長年ながねんの悲願ひがんであった代々木上原よよぎうえはら駅えき〜登戸のぶと駅えき間あいだの複々線ふくふくせん化かが完成かんせいし、GSE車しゃのデビューと同日どうじつに行おこなわれたダイヤ改正かいせいで平日へいじつ朝あさの上のぼり列車れっしゃを増発ぞうはつし、新宿しんじゅく駅えき・千代田ちよだ線せん大手町おおてまち駅えきに9時じ30分ふんまでに到着とうちゃくする列車れっしゃを「モーニングウェイ」「メトロモーニングウェイ」に改称かいしょうした。加くわえて、土ど休日きゅうじつの一部いちぶの「スーパーはこね」が新宿しんじゅく駅えき〜小田原おだわら駅えき間あいだを最短さいたん59分ふんで結むすぶようになり、SE車しゃ開発かいはつ当時とうじの悲願ひがんであった「新宿しんじゅく〜小田原おだわら間あいだ60分ふん以内いない」の目標もくひょうが達成たっせいされた。

運行うんこう概要がいよう

小田急おだきゅうロマンスカー運行うんこう系統けいとう図ず
停車駅ていしゃえき 一部いちぶ停車駅ていしゃえき 運転うんてん停車ていしゃ 詳細しょうさいな停車駅ていしゃえきは各かく列車れっしゃ名めいを参照さんしょう。 北きた千住せんじゅ駅えき 大手町おおてまち駅えき 霞ケ関かすみがせき駅えき 新宿しんじゅく駅えき 表参道おもてさんどう駅えき 代々木上原よよぎうえはら駅えき 成城せいじょう学園前がくえんまえ駅えき 新しん百ひゃく合ごうヶ丘おか駅えき 町田まちだ駅えき 相模大野さがみおおの駅えき 海老名えびな駅えき 大和やまと駅えき 本ほん厚木あつぎ駅えき 藤沢ふじさわ駅えき 伊勢原いせはら駅えき 片瀬かたせ江ノ島えのしま駅えき 秦野はだの駅えき 松田まつだ駅えき 小田原おだわら駅えき 駿河するが小山おやま駅えき 箱根湯本はこねゆもと駅えき 御殿場ごてんば駅えき

運賃うんちんや料金りょうきんについては、公式こうしきサイトを参照さんしょう

箱根はこね特急とっきゅう・小田原おだわら線せん特急とっきゅう

詳細しょうさいは「はこね (列車れっしゃ)」および「モーニングウェイ・ホームウェイ」を参照さんしょう

戦前せんぜんの「週末しゅうまつ温泉おんせん急行きゅうこう」がルーツとなる、箱根はこねへの観光かんこう客きゃくを輸送ゆそうするための列車れっしゃである。1950年ねんから箱根登山鉄道はこねとざんてつどう（現げん：小田急おだきゅう箱根はこね）箱根湯本はこねゆもと駅えきまで乗のり入いれるようになった。

1950年ねん10月がつ以降いこうは愛称あいしょうが設定せっていされたが、列車れっしゃごとに異ことなる愛称あいしょうが設定せっていされており、毎日まいにち運転うんてんの列車れっしゃが「あしがら」「はこね」「乙女おとめ」、休きゅう前日ぜんじつ・休日きゅうじつのみ運行うんこうの列車れっしゃでは「明神みょうじん」という愛称あいしょうであった。その後ご増発ぞうはつされるごとに愛称あいしょうも増加ぞうかし、1963年ねんにNSE車しゃが登場とうじょうする直前ちょくぜんの時点じてんでは、新宿しんじゅく駅えき発車はっしゃ時刻じこく順じゅんに「あしのこ」「明星みょうじょう」「あしがら」「さがみ」「大観たいかん」「仙石せんごく」「はつはな」「湯坂ゆさか」「明神みょうじん」「はこね」「乙女おとめ」「神山かみやま」「姥うば子こ」「金時きんとき」「早さ雲くも」「夕ゆう月がつ」という16種類しゅるいに上のぼった。NSE車しゃの登場とうじょう後ごの1963年ねん11月4日にちから、愛称あいしょうは「あしがら」「あしのこ」「はこね」「きんとき」「おとめ」の5種類しゅるいに整理せいりされた。1966年ねん6月がつ1日にちからは停車駅ていしゃえき別べつに愛称あいしょうが分わけられ、新宿しんじゅく - 小田原おだわらの間あいだをノンストップで運行うんこうする列車れっしゃは「はこね」、途中とちゅう向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえん・新しん松田まつだに停車ていしゃする列車れっしゃは「さがみ」、1967年ねん8月がつから運行うんこう開始かいしされた新しん原町田はらまちだに停車ていしゃする列車れっしゃは「あしがら」という愛称あいしょうになった。

1996年ねん3月がつからは愛称あいしょうごとの停車駅ていしゃえきが変更へんこうされ、「はこね」の停車駅ていしゃえきに町田まちだが、「あしがら」の停車駅ていしゃえきに本厚木ほんあつぎが追加ついかされ、新宿しんじゅくと小田原おだわらの間あいだをノンストップで運行うんこうする列車れっしゃの愛称あいしょうは「スーパーはこね」に変更へんこうされた。さらに、1999年ねん7月がつからは、日にち中ちゅうの特急とっきゅうは「あしがら」と「さがみ」を統合とうごうして「サポート」という愛称あいしょうに変更へんこうされたほか、18時じ以降いこうに新宿しんじゅくを発車はっしゃする下くだり特急とっきゅうの愛称あいしょうは全すべて「ホームウェイ」に変更へんこうされた。

2004年ねん12月には、箱根はこね特急とっきゅうは「はこね」「スーパーはこね」、小田原線おだわらせん内ないのみ運行うんこうの特急とっきゅうは全すべて「さがみ」という愛称あいしょうが設定せっていされることになった。

2018年ねん3月がつ17日にちのダイヤ改正かいせいから、9時じ30分ふんまでに新宿しんじゅくに到着とうちゃくするロマンスカーは「モーニングウェイ」に変更へんこうされ、ロマンスカー全ぜん列車れっしゃの向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえん・新しん松田まつだ停車ていしゃが終了しゅうりょうした。

江ノ島線えのしません特急とっきゅう

詳細しょうさいは「えのしま (列車れっしゃ)」および「モーニングウェイ・ホームウェイ」を参照さんしょう

江ノ島線えのしませんの特急とっきゅうは、1951年ねん7月がつに新宿しんじゅくに到着とうちゃくした箱根はこね特急とっきゅうの車両しゃりょうを利用りようして、「納涼のうりょうビール電車でんしゃ」と称しょうする特殊とくしゅ急行きゅうこうを運行うんこうしたものが始はじまりである。

1952年ねん夏なつには2000形かたちを使用しようして料金りょうきん不要ふようのサービス特急とっきゅうが設定せっていされ、1954年ねんからは1700形かたちが投入とうにゅうされるのに伴ともない特急とっきゅう料金りょうきんが設定せっていされた。進行しんこう方向ほうこうが変かわる藤沢ふじさわは運転うんてん停車ていしゃだった。列車れっしゃごとに異ことなる愛称あいしょうが設定せっていされており、「かもめ」、「ちどり」、「かたせ」、「なぎさ」、「しおじ」という愛称あいしょうが存在そんざいした。1964年ねんまでは夏季かきのみ運行うんこうであったが、1964年ねんから通年つうねん運行うんこうが開始かいしされて以降いこう、愛称あいしょうは「えのしま」1種類しゅるいとなった。

1996年ねん3月がつからは大和やまとが停車駅ていしゃえきに追加ついかされたほか、1999年ねん7月がつから18時じ以降いこうに新宿しんじゅくを発車はっしゃする下くだり特急とっきゅうの愛称あいしょうが全すべて「ホームウェイ」に変更へんこうされ、2018年ねん3月がつから朝方あさがたに新宿しんじゅく方面ほうめんへ向むけて発車はっしゃする上のぼり特急とっきゅうの愛称あいしょうが全すべて「モーニングウェイ」に変更へんこうされた。

平成へいせいになると、さまざまな乗客じょうきゃくのニーズに応こたえるためや、海水浴かいすいよくへの利便りべん性せい向上こうじょうがさらなる課題かだいとなり、えのしま号ごうを補完ほかんする目的もくてきで「湘南しょうなんマリンエクスプレス」「サマービーチ」、21世紀せいきに入はいると「湘南しょうなんマリン」（前者ぜんしゃの湘南しょうなんマリンエクスプレスとは別べつ）の各かく愛称あいしょうで臨時りんじ増発ぞうはつが毎年まいとし行おこなわれている。前者ぜんしゃは主おもに旧型きゅうがたのNSEを中心ちゅうしんに使用しようされていたが、先述せんじゅつの置換おきかえによる影響えいきょう、さらにスーパーはこね登場とうじょうによるダイヤの調整ちょうせいの影響えいきょう、車内しゃない販売はんばい「走はしる喫茶きっさ室しつ」廃止はいしの煽あおりがあり1995年ねんシーズンを以もって廃止はいしされている。

現在げんざいは箱根はこね運用うんように重点じゅうてんを置おいているが、展望てんぼう席せきのある車くるま型がたでの定期ていき運行うんこうも存在そんざいする。車内しゃない販売はんばいは2008年ねんを以もって廃止はいしされている。

2018年ねん3月がつ17日にちのダイヤ改正かいせいで、土ど休日きゅうじつに北千住きたせんじゅから片瀬かたせ江ノ島えのしまの区間くかんに｢メトロえのしま号ごう｣が新設しんせつされた。

多摩線たません特急とっきゅう

詳細しょうさいは「モーニングウェイ・ホームウェイ」を参照さんしょう

多摩線たませんに特急とっきゅうの運行うんこうが行おこなわれたのは、1990年ねんのゴールデンウィークに多摩線たません開通かいつう15周年しゅうねんを記念きねんして「江ノ島えのしま・鎌倉かまくらエクスプレス」が運行うんこうされたのが始はじまりである。同年どうねん夏なつには先述せんじゅつの「湘南しょうなんマリンエクスプレス」が運行うんこうされ、翌年よくねん以降いこうも引ひき続つづき運行うんこうされた。

多摩たま線せんにおける定期ていき列車れっしゃの特急とっきゅうは、2000年ねん12月2日にちから設定せっていされた、新宿しんじゅく発はつ唐木田からきだ行いきの「ホームウェイ」からとなる。2016年ねんのダイヤ改正かいせい発表はっぴょう時じに多摩線たません特急とっきゅうの廃止はいしが告知こくちされ、ダイヤ改正かいせい施行しこう前日ぜんじつの3月がつ25日にち、ホームウェイ75号ごうを以って廃止はいしされた。

御殿場ごてんば線せん直通ちょくつう

詳細しょうさいは「ふじさん」を参照さんしょう

御殿場ごてんば線せん直通ちょくつうの優等ゆうとう列車れっしゃは、1950年ねん10月がつ1日にちから運行うんこうが開始かいしされた2往復おうふくが初はつで、1959年ねん7月がつには1日にち4往復おうふくに増発ぞうはつされた。当初とうしょは気動車きどうしゃによる片かた乗のり入いれであったが、御殿場ごてんば線せん電化でんかに伴ともない、1968年ねん7月がつ1日にちからSE車しゃによる直通ちょくつう運転うんてんが開始かいしされた。国鉄こくてつ線せん内ないでは準急じゅんきゅう・急行きゅうこうという扱あつかいであったため、小田急おだきゅう線せん内ないでは「特別とくべつ準急じゅんきゅう」「連絡れんらく急行きゅうこう」という種別しゅべつとなっていた。

1991年ねん3月がつ16日にちからは沼津ぬまづまで延長えんちょうされると同時どうじに特急とっきゅうに格上かくあげされ、同時どうじにJR東海とうかいとの相互そうご直通ちょくつう運転うんてんが開始かいしされたが、2012年ねん3月17日にち改正かいせいからはこれと同時どうじに運行うんこう区間くかんは新宿しんじゅく駅えきと御殿場ごてんば駅えきの間あいだに短縮たんしゅくされ、毎日まいにち運行うんこうの列車れっしゃは3往復おうふくとなり、前述ぜんじゅつのようにふたたび片かた乗のり入いれとなった。

2018年ねん3月がつ17日にちのダイヤ改正かいせいで、列車れっしゃ名めいがそれまでの「あさぎり」から「ふじさん」に変更へんこうされた。

初詣はつもうで特急とっきゅう

詳細しょうさいは「ニューイヤーエクスプレス」を参照さんしょう

初詣はつもうで客きゃくを対象たいしょうに毎年まいとし大晦日おおみそか深夜しんやから元旦がんたん未明みめいにかけて運行うんこうされる列車れっしゃで、1968年ねん12月31日にちから運行うんこうが行おこなわれるようになった。明治めいじ神宮じんぐうの初詣はつもうで客きゃくに対応たいおうし、普段ふだんは各駅かくえき停車ていしゃしか停車ていしゃしない参宮さんぐう橋きょうにも停車ていしゃするのが特徴とくちょう。2000年度ねんどは「2001初詣はつもうで号ごう」という愛称あいしょうとなり、2001年度ねんどからは「ニューイヤーエクスプレス」という愛称あいしょうに変更へんこうされた。

地下鉄ちかてつ直通ちょくつう

詳細しょうさいは「はこね (列車れっしゃ)」、「えのしま (列車れっしゃ)」、「モーニングウェイ・ホームウェイ」、および「ニューイヤーエクスプレス」を参照さんしょう

日本にっぽんでは初はじめての事例じれいとなる「座席ざせき指定してい制せい特急とっきゅう列車れっしゃの地下鉄ちかてつ直通ちょくつう」で、MSE車しゃが使用しようされる。

停車駅ていしゃえきは限かぎられているが、千代田ちよだ線せん内ないに待避たいひ設備せつびがないため、地下鉄ちかてつ線せん内ないで普通ふつう電車でんしゃの追おい越こしはない。

2008年ねん3月がつ15日にちより「メトロさがみ」「メトロはこね」「メトロホームウェイ」が運行うんこう開始かいしされたほか、日にちによっては有楽町線ゆうらくちょうせん新木場しんきば駅えきまで乗のり入いれる「ベイリゾート」も運行うんこうされた。「ベイリゾート」については、同線どうせん各駅かくえきへのホームドア設置せっちの関連かんれんで2011年ねん10月がつ以降いこう運行うんこうを休止きゅうし、そのまま運転うんてん終了しゅうりょうとなった

2010年ねん元旦がんたんからは「メトロニューイヤー」の運行うんこうも開始かいしされた。

2018年ねん3月がつ17日にちのダイヤ改正かいせいから、朝方あさがたの北きた千住せんじゅ行いき「メトロさがみ」は「メトロモーニングウェイ」に変更へんこうされ、また前述ぜんじゅつの「メトロえのしま号ごう」も地下鉄ちかてつに直通ちょくつう運転うんてんする。

シートサービス

詳細しょうさいは「走はしる喫茶きっさ室しつ」を参照さんしょう

ロマンスカーの車内しゃないで「走はしる喫茶きっさ室しつ」と称しょうするシートサービスが開始かいしされたのは、1949年ねんの1910形かたち運行うんこう開始かいしの時ときからである。乗客じょうきゃくサービスとして「お茶ちゃでも出だせないか」という発想はっそうから検討けんとうされたもので、乗客じょうきゃく全員ぜんいんに紅茶こうちゃとケーキを提供ていきょうするという案あんもあったが、特急とっきゅう券けんを購入こうにゅうした乗客じょうきゃくに物品ぶっぴんを提供ていきょうするのは規則きそく上じょう禁止きんしされていたため、飲料いんりょうの販売はんばいを行おこなうことに決定けっていしたものである。

VSE車しゃのシートサービスの例れい。飲料いんりょうは専用せんようのガラスカップで提供ていきょうされる

編成へんせいも乗車じょうしゃ時間じかんも短みじかいため、食堂しょくどう車しゃなどを連結れんけつするのではなく、車内しゃないにカウンターを設もうけた上うえでシートサービスを行おこなうようにした。しかし、森永製菓もりながせいかや明治製菓めいじせいかに打診だしんしたところ採算さいさん面めんから断ことわられ、三井農林みついのうりん（日東にっとう紅茶こうちゃ）も当初とうしょは断ことわったものの、「紅茶こうちゃの普及ふきゅう宣伝せんでん」という方針ほうしんで受諾じゅだくしたものである。その後ごの特急とっきゅう車両しゃりょうでは車内しゃないに喫茶きっさカウンターが設もうけられた。

その後ご、NSE車しゃが7編成へんせいとなった時点じてんで、日東にっとう紅茶こうちゃだけでは対応たいおうできなくなったことから、1963年ねんから森永もりながの宣伝せんでんを兼かねて森永もりながエンゼルが参入さんにゅうすることになった。1987年ねんに運行うんこう開始かいししたHiSE車しゃではオーダーエントリーシステムも導入どうにゅうされた。しかし、1991年ねん3月がつから運行うんこうを開始かいしした「あさぎり」では、シートサービスではなくワゴンによる販売はんばいサービスを行おこなうことになった。さらに、1995年ねんまでにシートサービスは終了しゅうりょうし、以後いごはワゴンサービスのみとなった。

2005年ねんに登場とうじょうしたVSE車しゃでは、「走はしる喫茶きっさ室しつ」と同様どうようのシートサービスの営業えいぎょうが復活ふっかつ、飲料いんりょうはVSE専用せんようのガラスカップによって提供ていきょうされた。しかし、2016年ねん3月がつ26日にちのダイヤ改正かいせいにおいてこのサービスは廃止はいしされ、VSE車しゃも含ふくめてワゴンサービスに変更へんこうされた。

2021年ねん3月がつ13日にちのダイヤ改正かいせいをもって、全すべてのロマンスカーでの車内しゃない販売はんばいサービスが終了しゅうりょうした。

予よ約やくシステム

運行うんこう開始かいし当初とうしょから1979年ねんまで

列車れっしゃ愛称あいしょう別べつに地紋じもんの色いろを変かえた特急とっきゅう券けん（左上ひだりうえ:「はこね」/右みぎ上じょう:「あしがら」/左下ひだりした:「さがみ」/右みぎ下か:「あさぎり」）		上のぼり列車れっしゃ用よう特急とっきゅう券けん（下した）には斜線しゃせんが入はいる		出札しゅっさつ補充ほじゅう券けんで発行はっこうされた特急とっきゅう券けん

戦前せんぜんの「週末しゅうまつ温泉おんせん急行きゅうこう」は座席ざせき定員ていいん制せいを導入どうにゅうしており、「列車れっしゃ指定してい割引わりびき乗車じょうしゃ券けん」という名称めいしょうの往復おうふく乗車じょうしゃ券けんを発売はつばいし、この乗車じょうしゃ券けんの発売はつばいによって人員じんいん制限せいげんを行おこなっていた。

戦後せんごに1600形かたちを使用しようしたノンストップ特急とっきゅうでも初はじめて特急とっきゅう料金りょうきんは設定せっていされた。初はじめて特別とくべつ急行きゅうこう券けん（特急とっきゅう券けん）が発売はつばいされたのは1949年ねんの1910形がたの投入とうにゅう時じで、温泉おんせんマークの入はいった硬かた券けん特急とっきゅう券けんが発行はっこうされた。それまでは座席ざせき定員ていいん制せいであったが、1700形かたち導入どうにゅう後ごの1951年ねん8月がつ20日はつかから座席ざせき指定してい制せいを採用さいようし、特急とっきゅう券けんに号車ごうしゃ番号ばんごうと座席ざせき番号ばんごうが記入きにゅうされるようになった。

1966年ねんには途中とちゅう駅えき停車ていしゃの「さがみ」が運行うんこうを開始かいし、1967年ねん4月がつには「えのしま」の新しん原町田はらまちだ停車ていしゃ、同年どうねん10月がつからは新しん原町田はらまちだ停車ていしゃの「あしがら」が運行うんこうを開始かいししたが、この時ときから愛称あいしょうごとに地紋じもんの色いろを変かえ、発売はつばい時じに一目いちもくで分わかるように区別くべつできるようにした。また、上のぼり列車れっしゃ用ようの特急とっきゅう券けんには斜線しゃせんを入いれた。

座席ざせき予よ約やくシステムの導入どうにゅう

1979年ねんから使用しようされたSR端末たんまつによって発券はっけんされた特急とっきゅう券けん		1987年ねんのSRシステム更新こうしん後ごのSR端末たんまつ発行はっこうの特急とっきゅう券けん

特急とっきゅうの座席ざせきについては、新宿しんじゅく駅えき構内こうないに設もうけられた割当わりあてセンターで台帳だいちょう管理かんりされていたが、1970年代ねんだい後半こうはんになると管理かんりする座席ざせき数すうは67万まん座席ざせきとなり、発売はつばい窓口まどぐちと割当わりあてセンターとの電話でんわ連絡れんらくの中なかで重複じゅうふく発行はっこうなどの誤あやま取とり扱あつかいの発生はっせい、待まち時間じかんなどの問題もんだいが発生はっせいしていた。

これを解決かいけつするため、座席ざせき予よ約やくシステム（ "Seat Reservation" 、以下いか「SR」と略りゃくす）を導入どうにゅうすることになり、1979年ねん2月がつ27日にちから使用しようを開始かいしした。SR端末たんまつは特急とっきゅう停車駅ていしゃえきや案内あんない所しょ、小田急おだきゅうトラベルサービスの主要しゅよう営業えいぎょう所しょに設置せっちされた。また、新宿しんじゅく駅えき当日とうじつ特急とっきゅう券けん発売はつばい所しょには、他たの端末たんまつの7倍ばいの発券はっけん速度そくどを有ゆうする高速こうそくプリンターを設置せっちした。予よ約やく受付うけつけは5ヶ月かげつ前まえから、発売はつばいは3週間しゅうかん前まえから行いっていた。

1987年ねんには禁煙きんえん席せきの導入どうにゅうに対応たいおうするため、SRシステムの更新こうしんが行おこなわれた。更新こうしんされたシステムでは、払はらい戻もどしや取とり消けしの際さいに端末たんまつ機きが発券はっけんコードを読よみ取とって上うえで自動じどう処理しょりを行おこなうことで、誤あやま取とり消けしによる重複じゅうふく発売はつばいの防止ぼうしが図はかられた。また、これと同時どうじに、新宿しんじゅく駅えきには当日とうじつ特急とっきゅう券けん券売けんばい機きを導入どうにゅうしたほか、予よ約やく受付うけつけを6ヶ月かげつ前まえから、発売はつばいを1ヶ月かげつ前まえからに変更へんこうした。

1991年ねんからはプッシュホンによる空席くうせき照会しょうかいと予約よやくが可能かのうとなった。

磁気じき化かされた特急とっきゅう券けん		MFITTシステムと接続せつぞくされた多た機能きのう券売けんばい機きから発券はっけんされた特急とっきゅう券けん

1995年ねんにSRシステムのリニューアルを行おこない、全ぜん駅えきにSR端末たんまつを設置せっちしたほか、特急とっきゅう券けんが磁気じきエンコード化かされ、乗車じょうしゃ券けんとともに発券はっけんされた場合ばあいでも自動じどう改札かいさつ機きを通過つうかできるようにした。1996年ねんには大手おおて旅行りょこう会社かいしゃの端末たんまつとSRシステムのホストを直結ちょっけつし、迅速じんそくな発券はっけんを可能かのうとした。

1999年ねん7月がつからは車掌しゃしょう携帯けいたい用よう座席ざせき確認かくにんシステムを導入どうにゅうし、乗車じょうしゃ時じの特急とっきゅう券けん確認かくにん作業さぎょうを廃止はいしした。このシステムはザウルス端末たんまつを利用りようして、携帯けいたい電話でんわ回線かいせん経由けいゆでホストコンピュータにアクセスすることにより、その発売はつばい状じょう況きょうを号車ごうしゃ別べつ・座席ざせき別べつ・区間くかん別べつに車掌しゃしょうが把握はあくし、その情報じょうほうを車内しゃないでの改札かいさつ業務ぎょうむに利用りようできるシステムである。これにより、発売はつばい情報じょうほうとは異ことなる座席ざせきに着席ちゃくせきしている乗客じょうきゃくに対たいしてのみ車内しゃない改札かいさつを実施じっしすることが可能かのうとなった。

2001年ねんからはホームページ上じょうからの特急とっきゅう券けん予約よやくが可能かのうとなった。2003年ねんには座席ざせき予約よやくや発売はつばい業務ぎょうむを管理かんりするシステムとして、全ぜん駅えきの窓口まどぐち・自動じどう券売けんばい機き・旅行りょこう会社かいしゃのシステムに接続せつぞくされるMFITTシステム（ "Multimedia Future Intelligent Total Traffic service system" の略りゃく）を導入どうにゅうした。2004年ねんからは、多た機能きのう券売けんばい機きの導入どうにゅうにより、全ぜん駅えきの券売けんばい機きで特急とっきゅう券けんの購入こうにゅうが可能かのうとなった。2012年ねん時点じてんでは、予約よやく・発売はつばいとも1ヶ月かげつ前まえから開始かいしとなっている。

ロマンスカー@クラブ

「ロマンスカー@クラブ」で予約よやく・購入こうにゅうした座席ざせきの情報じょうほう

2001年ねん7月がつから、インターネットに対応たいおうした携帯けいたい電話でんわで特急とっきゅう券けんを購入こうにゅうし、そのまま乗車じょうしゃ可能かのうとなるチケットレス乗車じょうしゃシステムとして「ロマンスカー@クラブ」のサービスを開始かいしした。

このサービスは駅えき窓口まどぐちに申もうし込こみすることで会員かいいん登録とうろくされ、当日とうじつから利用りよう可能かのうとなる。携帯けいたい電話でんわからの特急とっきゅう券けん購入こうにゅうに使用しようされる「特急とっきゅうポイント」の積つみ立たては、クレジットカードと現金げんきんが利用りよう可能かのうである。2009年ねんには携帯けいたい電話でんわやパソコンの高機能こうきのう化かに対応たいおうし、スマートフォンやパソコンからも特急とっきゅう券けんを購入こうにゅうすることが出来できるようにシステムがリニューアルされた。

どこからでも携帯けいたい電話でんわを利用りようして座席ざせきを確保かくほすることが出来できることによって利便りべん性せいが向上こうじょうし、2010年ねん時点じてんでは平日へいじつ夕方ゆうがたの「ホームウェイ」の乗客じょうきゃくの4割わりが「ロマンスカー@クラブ」を利用りようしている。

2022年ねん7月がつ、乗客じょうきゃくから「予約よやくが埋うまっていた展望てんぼう席せきに誰だれも乗のっていない」との指摘してきが複数ふくすう寄よせられて、調査ちょうさの結果けっか、虚偽きょぎの空そら予約よやくを約やく9300回かい繰くり返かえし、業務ぎょうむ妨害ぼうがいしたとして、埼玉さいたま県けん志木しき市しの40代だい男性だんせいを偽計ぎけい業務ぎょうむ妨害ぼうがい容疑ようぎで書類しょるい送検そうけんされた。これは、発車はっしゃ15分ふん前まえ迄までに決済けっさいしなかった場合ばあいは無む手数料てすうりょうで自動的じどうてきにキャンセルになる仕組しくみを悪用あくようしたものと思おもわれる。予よ約やくシステムの脆弱ぜいじゃくさ欠点けってんが露あらわになった。

上記じょうきの虚偽きょぎ予よ約やく被害ひがいを鑑かんがみて、2023年ねん6月がつより展望てんぼう席せきについては事前じぜん予約よやく不可能ふかのうになり購入こうにゅうのみとなった。

車両しゃりょう

車両しゃりょうの特徴とくちょう

「小田急電鉄おだきゅうでんてつの鉄道てつどう車両しゃりょう#車両しゃりょうの特徴とくちょう」も参照さんしょう

連接れんせつ構造こうぞう

3000形かたちSE車しゃで初はつ採用さいようとなった連接れんせつ構造こうぞう		空気くうきばね位置いちを高たかく設定せっていした50000形かたちVSE車しゃの連接れんせつ構造こうぞう

1台だいの台車だいしゃによって2車体しゃたいを連結れんけつする連接れんせつ構造こうぞうは、1957年ねんに登場とうじょうした3000形かたちSE車しゃにおいて初はじめて採用さいようされた。曲線きょくせんの多おおい小田急おだきゅう線せんの軌道きどう条件じょうけんにおいて曲線きょくせん通過つうかを容易よういにできること、車体しゃたい支持しじ間隔かんかくの短縮たんしゅくにより車体しゃたい剛性ごうせいを確保かくほできること、オーバーハング部分ぶぶんがないため乗のり心地ごこちを改善かいぜんできる、台車だいしゃ配置はいちの平均へいきん化かにより軌道きどうへの負担ふたんが軽減けいげんされることが理由りゆうとして挙あげられており、当時とうじ小田急おだきゅうの取締役とりしまりやく兼けん考査こうさ局長きょくちょうであった山本やまもと利三郎としさぶろうの強つよい主張しゅちょうにより採用さいようされたものである。この当時とうじ、日本にっぽんの高速こうそく電車でんしゃにおける連接れんせつ車しゃの採用さいよう実績じっせきは、京阪けいはん60型がた電車でんしゃ・西鉄にしてつ500形かたち電車でんしゃ・名鉄めいてつ2代目だいめ400形かたち電車でんしゃの3形式けいしきだけであり、一挙いっきょに8車体しゃたいもの連接れんせつ車しゃを導入どうにゅうしたのは当時とうじとしては大だい英断えいだんであったといわれている。

その後ご、連接れんせつ構造こうぞうは1963年ねんに登場とうじょうした3100形かたちNSE車しゃ・1980年ねんに登場とうじょうした7000形かたちLSE車しゃ・1987年ねんに登場とうじょうした10000形かたちHiSE車しゃにおいても採用さいようされており、小田急おだきゅうの特急とっきゅう車両しゃりょうの大おおきな特徴とくちょうとなった。日本にっぽんの高速こうそく電車でんしゃ全体ぜんたいでの連接れんせつ車しゃの採用さいよう事例じれいの中なかでも、小田急おだきゅうの特急とっきゅう車両しゃりょうにおける採用さいよう事例じれいが突出とっしゅつして多おおい。

しかし、1991年ねんに登場とうじょうした20000形かたちRSE車しゃではJR東海とうかいとの協定きょうていにより371系けいと基本きほん仕様しようを統一とういつしたため通常つうじょうの鉄道てつどう車両しゃりょうと同様どうようのボギぼぎー車しゃとなったが、車内しゃない販売はんばいのカウンターが車くるま端はし部ぶのオーバーハング部分ぶぶんに設置せっちされたため、それまで連接れんせつ車しゃにしか乗務じょうむした経験けいけんのなかった車内しゃない販売はんばいの担当たんとう者しゃから「RSE車しゃに乗のると乗のり物もの酔よいになる」という声こえも上あがった。さらに、1996年ねんに登場とうじょうした30000形かたちEXE車しゃにおいても、定員ていいん増ぞうのためにはボギぼぎー車しゃが有利ゆうりであると判断はんだんされ、連接れんせつ構造こうぞうは採用さいようされなかった。2008年ねんに登場とうじょうした地下鉄ちかてつ直通ちょくつう用よう車両しゃりょうの60000形かたちMSE車しゃ、2018年ねんに登場とうじょうした70000形かたちGSE車しゃも通常つうじょうのボギぼぎー車しゃである。

ただし、小田急おだきゅう側がわでは「連接れんせつ車しゃをやめたわけではない」「連接れんせつ車しゃはわが社しゃ（小田急おだきゅう）だからできること」ともしており、2005年ねんの50000形かたちVSE車しゃ登場とうじょうにあたっては乗のり心地ごこちの向上こうじょうのためには不可欠ふかけつなものとして連接れんせつ構造こうぞうが採用さいようされた。また、VSE車しゃでは台車だいしゃが車体しゃたい間あいだにあるという連接れんせつ車しゃの構造こうぞうを利用りようして、空気くうきばねの位置いちを車体しゃたい重心じゅうしん近ちかくの高たかい位置いちにする構造こうぞうとなっている。しかし、上述じょうじゅつの通とおり70000形かたちGSE車しゃでは「連接れんせつ車しゃだとホームドアが合あわなくなる」として連接れんせつ構造こうぞうをやめ、展望てんぼう席せき設置せっち車両しゃりょうとしては初はつとなるボギぼぎー車しゃが採用さいようされた。

上述じょうじゅつの経緯けいいにより、2018年ねんの7000形かたちLSE車しゃの運用うんよう離脱りだつ以降いこう、連接れんせつ構造こうぞうを採用さいようするのは50000形かたちVSE車しゃ2編成へんせいのみとなっているが、2023年ねん12月のVSE車しゃ運用うんよう離脱りだつをもって全すべての車両しゃりょうがボギぼぎー車しゃに統一とういつされた。

展望てんぼう席せき

展望てんぼう席せきを設もうけた特急とっきゅう車両しゃりょう NSE車しゃ（左上ひだりうえ）/LSE車しゃ（右上みぎうえ） HiSE車しゃ（左下ひだりした）/VSE車しゃ（右みぎ下か）		GSE車しゃの展望てんぼう席せき

運転うんてん室しつを2階かいに上あげ、最さい前部ぜんぶまで客室きゃくしつとした前面ぜんめん展望てんぼう構造こうぞうとする構想こうそう自体じたいは、1700形かたちが製造せいぞうされた時期じきには既すでに存在そんざいしており、その後ごも特急とっきゅう車両しゃりょうの設計せっけいが行おこなわれる度たびに検討けんとうされたが実現じつげんには至いたらず、1963年ねんに登場とうじょうした3100形かたちNSE車しゃで初はつ採用さいようとなった。この構造こうぞうは、乗客じょうきゃくに眺望ちょうぼうを楽たのしんでもらうという意図いとの他ほかに、輸送ゆそう力りょく増強ぞうきょう策さくの一ひとつでもあるとされていた。その後ご、展望てんぼう席せきは「いつか乗のってみたい存在そんざい」というステータスとして定着ていちゃくし、7000形かたちLSE車しゃ、10000形かたちHiSE車しゃにも同様どうようの構造こうぞうが引ひき継つがれた。1991年ねんに登場とうじょうした20000形かたちRSE車しゃでは、連接れんせつ車しゃと同様どうようの理由りゆうによりこの構造こうぞうは採用さいようされなかったが、客席きゃくせきをハイデッキ構造こうぞうにしたため客席きゃくせきからの展望てんぼうは確保かくほされていた。

しかし、1996年ねんに登場とうじょうした30000形かたちEXE車しゃでは分割ぶんかつ併合へいごうを行おこなう事こととなり、貫通かんつう路ろを設置せっちする先頭せんとう車しゃでの展望てんぼう席せき設置せっちは困難こんなんとなった。また、分割ぶんかつして運行うんこうする区間くかんが長ながいため、その際さいにも違和感いわかんのない前面ぜんめん形状けいじょうとするという理由りゆうによって、非ひ貫通かんつうタイプの運転うんてん台だいでも展望てんぼう席せきは採用さいようされなかった。ところが、この構造こうぞうは前述ぜんじゅつしたように箱根はこね特急とっきゅうの利用りよう者しゃ減少げんしょうの一因いちいんとなり、家族かぞく旅行りょこうで箱根はこね特急とっきゅうを利用りようする際さいにEXE車しゃを見みた子供こどもから「こんなのはロマンスカーじゃない」という苦情くじょうも寄よせられたという。このため、2002年ねんからは広告こうこくで使用しようされる車両しゃりょうを前面ぜんめん展望てんぼう席せきのあるHiSE車しゃに変更へんこうしたほか、2005年ねんに登場とうじょうした50000形かたちVSE車しゃでは再ふたたび展望てんぼう席せきが採用さいようされた。

2008年ねんに登場とうじょうした60000形かたちMSE車しゃは、地下鉄ちかてつ直通ちょくつう時じの非ひ常用じょうよう通路つうろとして前面ぜんめん貫通かんつう路ろ設置せっちが必須ひっすであったことから、展望てんぼう席せき設置せっちは見送みおくられた。その後ご、2018年ねんに登場とうじょうした70000形かたちGSE車しゃにおいて復活ふっかつを果はたしている。

補助ほじょ警報けいほう音おん

補助ほじょ警報けいほう音おんは、1957年ねんに登場とうじょうした3000形かたちSE車しゃにおいて、遠とおくからでも高速こうそくで走はしる電車でんしゃの接近せっきんが分わかるようにするために考案こうあんされたものである。これは西部せいぶ劇げきの映画えいがの中なかで、機関きかん車しゃが鐘かねを鳴ならしながら走行そうこうしていることをヒントにしたものであるが、音色ねいろの決定けっていに際さいしては、運輸省うんゆしょうから「警報けいほう装置そうちとしての条件じょうけんを満足まんぞくさせるべき」と、警視庁けいしちょうからは「騒音そうおん公害こうがいにならないように」という要望ようぼうがあった。この相反あいはんするようにみえる要望ようぼうを満みたすため小田急おだきゅう沿線えんせん在住ざいじゅうの音楽家おんがくかである黛まゆずみ敏郎としおにも相談そうだん、音響おんきょう心理しんり学がく研究所けんきゅうじょの指導しどうを得えて、最終さいしゅう的てきにはヴィブラフォンの音色ねいろで、2km付近ふきんまで達たっする音量おんりょうとなった。SE車しゃではエンドレステープが使用しようされたが、営業えいぎょう運行うんこう後ごにテープが伸のびたり切きれてしまうことが多おおかったため、3100形かたちNSE車しゃ以降いこうはトランジスタ発振器はっしんきに変更へんこうされ、20000形かたちRSE車しゃまで搭載とうさいされた。

常時じょうじ音楽おんがくを鳴ならしながら走はしることから、ロマンスカーは「オルゴール電車でんしゃ」と呼よばれるようになったほか、「小田急おだきゅうピポーの電車でんしゃ」というCMソングも作つくられたなど、小田急おだきゅうロマンスカーのシンボルの1つとなった。しかし、列車れっしゃ本数ほんすうの増加ぞうかなどにより騒音そうおんとみなされるようになってしまい、10000形かたちHiSE車しゃが製造せいぞうされた1987年ねんごろにはほとんど鳴ならす機会きかいはなくなっていた。

しかし、50000形かたちVSE車しゃでは、通常つうじょうの警笛けいてき（電子でんし笛ふえ）と回路かいろを共用きょうようする補助ほじょ警報けいほうとしてこの音色ねいろを復活ふっかつさせ、60000形かたちMSE車しゃ、70000形かたちGSE車しゃでも実装じっそう、小田急おだきゅう線せんと東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せんで使用しようされている（JR東海とうかい・御殿場ごてんば線せんは、空気くうき笛ふえ以外いがいを「警笛けいてき」と認みとめていないJR東海とうかいの規定きていで通常つうじょうの空気くうき笛ふえが使用しようされる）。

シンボルマーク

ヤマユリをあしらったシンボルマーク

ロマンスカーのシンボルマークは、1951年ねん8月がつに登場とうじょうした1700形がたの第だい2編成へんせいで、それまでは社しゃ紋もんが置おかれていた側面そくめんの中央ちゅうおう窓まど下かにアルミ製せいのヤマユリの紋章もんしょうを取とり付つけたものが始はじまりである。ヤマユリは神奈川かながわ県けんの県花けんかであり、相模さがみの山野さんやを走はしるロマンスカーにはふさわしい花はなとみられていた。この紋章もんしょうは1700形がたの全ぜん編成へんせいに設置せっちされたが、1700形かたちが一般いっぱん車両しゃりょうに格下かくさげとなった際さいに外はずされた。

この紋章もんしょうが復活ふっかつしたのは1980年ねん登場とうじょうの7000形かたちLSE車しゃからで、登場とうじょう後ごまもなく車内しゃないの自動じどうドアにぶつかる乗客じょうきゃくが目立めだったことから、目線めせんの高たかさに1700形がたの紋章もんしょうに準じゅんじたシンボルマークをカッティングシートで貼付ちょうふしたものである。この自動じどうドアのステッカーは10000形かたちHiSE車しゃ・20000形かたちRSE車しゃでも継承けいしょうされ、LSE車しゃより前まえに登場とうじょうした3100形かたちNSE車しゃの自動じどうドアにもこのマークが貼はられるようになった。さらに1996年ねんからは車体しゃたい修理しゅうりを受うけたLSE車しゃ・HiSE車しゃ・RSE車しゃの車体しゃたい側面そくめんにも同様どうようのマークが貼はられるようになった。しかしこれらの車両しゃりょうは全すべて引退いんたいし、その後ごの車両しゃりょうには受うけ継つがれなかったため、このヤマユリのマークを見みることはできない。

これとは別べつに、30000形かたちEXE車しゃ・50000形かたちVSE車しゃ・60000形かたちMSE車しゃ、70000形かたちGSE車しゃでは、車両しゃりょう愛称あいしょうのロゴをデザインしている。

ブルーリボン賞しょう

SE車しゃのブルーリボン賞しょう受賞じゅしょうプレート		VSE車しゃのブルーリボン賞しょう受賞じゅしょうプレート

鉄道てつどう友ともの会かいが優秀ゆうしゅうな車両しゃりょうを表彰ひょうしょうする制度せいどとしてブルーリボン賞しょうの制度せいどを創設そうせつしたのは、3000形かたちSE車しゃが東海道本線とうかいどうほんせん上じょうで当時とうじの狭軌きょうき鉄道てつどうにおける世界せかい最高さいこう速度そくど記録きろくを樹立じゅりつしたことがきっかけである。むしろSE車しゃを表彰ひょうしょうするために制度せいどが創設そうせつされたという方ほうが実情じつじょうに近ちかく、事実じじつSE車しゃは理事りじ会かいの決定けっていにより無む投票とうひょうで第だい1回かい受賞じゅしょう車両しゃりょうに選出せんしゅつされた。

その後ごも、30000形かたちEXE車しゃを除のぞく8形式けいしきが受賞じゅしょうしており、2019年ねん時点じてんでの受賞じゅしょう回数かいすう8回かいは大手おおて私鉄してつでは近畿日本鉄道きんきにほんてつどうとともに最多さいたであった。

歴代れきだい運用うんよう車両しゃりょう

特急とっきゅう専用せんよう車しゃ

1910形かたち→2000形かたち

1949年ねんに登場とうじょうした、分離ぶんり発足ほっそく後ご初はつの新車しんしゃ。6両りょうが特急とっきゅう車両しゃりょうとして登場とうじょうした「初代しょだい小田急おだきゅうロマンスカー」であるが、1952年ねんを最後さいごに特急とっきゅう運用うんようからは外はずれた。

1700形かたち

1951年ねんに登場とうじょうした、初はつの特急とっきゅう専用せんよう車しゃである。1957年ねんに特急とっきゅう運用うんようから外はずれた。

2300形かたち

後述こうじゅつするSE車しゃが登場とうじょうするまでの「つなぎ役やく」として1955年ねんに登場とうじょう、1959年ねんに特急とっきゅう運用うんようから外はずれた。

キハ5000形かたち

1955年ねんに登場とうじょう、1968年ねんの御殿場ごてんば線せん電化でんかにより運用うんようから外はずれる。

3000形がた（SE車しゃ）

1957年ねんに登場とうじょうした軽量けいりょう高性能こうせいのう新しん特急とっきゅう車しゃ。1968年ねんには編成へんせい短縮たんしゅくの上うえ御殿場ごてんば線せん直通ちょくつうにも使用しようされるようになり、1991年ねんに運用うんようから外はずれた。第だい1回かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう車両しゃりょう。

3100形がた（NSE車しゃ）

前面ぜんめん展望てんぼう席せきを設もうけて1963年ねんに登場とうじょう、1999年ねんまで運用うんようされた。第だい7回かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう車両しゃりょう。

7000形がた（LSE車しゃ）

1980年ねんに登場とうじょう。2018年ねんまで運用うんようされた。第だい24回かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう車両しゃりょう

10000形がた（HiSE車しゃ）

展望てんぼう席せき以外いがいを高床たかゆか化かして1987年ねんに登場とうじょう。2012年ねんに運用うんようから外はずれた。第だい31回かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう車両しゃりょう。

20000形がた（RSE車しゃ）

御殿場ごてんば線せん直通ちょくつう用ようとして1991年ねんに登場とうじょう。2012年ねんに運用うんようから外はずれた。第だい35回かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう車両しゃりょう。

30000形がた（EXE車しゃ）

1996年ねんに登場とうじょう、初はじめて分割ぶんかつ併合へいごうに対応たいおうした。2017年ねんより「EXEαあるふぁ」に順次じゅんじリニューアル。

50000形がた（VSE車しゃ）

前面ぜんめん展望てんぼう席せきと連接れんせつ構造こうぞうを復活ふっかつさせて2005年ねんに登場とうじょう。第だい49回かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう車両しゃりょう。2022年ねんに定期ていき運行うんこうから外はずれた。

60000形がた（MSE車しゃ）

日本にっぽん初はつの地下鉄ちかてつ直通ちょくつう有料ゆうりょう特急とっきゅう用ようとして2008年ねんに登場とうじょう。第だい52回かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう車両しゃりょう。

70000形がた（GSE車しゃ）

下北沢しもきたざわ駅えき付近ふきんの複々線ふくふくせん化か完成かんせいに伴ともなう増発ぞうはつ用よう・LSE車しゃの置おき換かえ用ようとして2018年ねんに登場とうじょう。前面ぜんめん展望てんぼう席せき付つき車両しゃりょうでは初はつのボギぼぎー車しゃ。第だい62回かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう車両しゃりょう。

一般いっぱん車両しゃりょう

1600形かたち

1948年ねんに6両りょうが戦後せんご初はつの特急とっきゅうとして運用うんようされた。乗車じょうしゃには特急とっきゅう料金りょうきんが必要ひつようだった。

2400形がた（HE車しゃ）

1965年ねん前後ぜんこうの数すう年間ねんかん、特急とっきゅう需要じゅようのピーク時じや検査けんさ入場にゅうじょう時じなどに特急とっきゅう車両しゃりょうが不足ふそくするため、一部いちぶの「えのしま」に運用うんようされた。特急とっきゅう料金りょうきん不要ふようではあるが座席ざせき定員ていいん制せいで、「サービス特急とっきゅう」と呼よばれた

8000形かたち

1987年ねん1月がつ、NSE車しゃとLSE車しゃが各かく1編成へんせいずつ工場こうじょうに入場にゅうじょうしていた時期じきに、踏切ふみきり事故じこによりSE車しゃが1編成へんせい使用しよう不能ふのうになったため、本来ほんらいはSE車しゃが運用うんようされる「さがみ」の一部いちぶ列車れっしゃに運用うんようされた

1000形かたち

2016年ねん12月12日にち、本来ほんらい運用うんよう予定よていの車両しゃりょうの故障こしょうが原因げんいんで、1051編成へんせい＋1251編成へんせいの10両りょうが「えのしま74号ごう」に充当じゅうとうされた。

他社たしゃからの乗のり入いれ

JR東海とうかい371系けい電車でんしゃ

1991年ねんから小田急おだきゅうに乗のり入いれ開始かいし。2012年ねんに乗のり入いれ運用うんようから外はずれた。

年表ねんぴょう

各かく車両しゃりょう編成へんせいの就役しゅうえき日びなどは、各かく車両しゃりょう形式けいしきの歴史れきしの項こうを参照さんしょう。

SE車しゃ導入どうにゅうまで（1957年ねん以前いぜん）

• 1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）
  • 6月1日にち：土曜どよう・休日きゅうじつに限かぎり新宿しんじゅく駅えき - 小田原おだわら駅えき間あいだ無む停車ていしゃの「週末しゅうまつ温泉おんせん列車れっしゃ」の運転うんてん開始かいし。ムーランルージュ新宿しんじゅく座ざの看板かんばん女優じょゆう・明日あした待子まちこが吹ふき込こんだレコードで、沿線えんせん案内あんないを行おこなう準備じゅんびをした。
• 1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）
  • 1月がつ：太平洋戦争たいへいようせんそうの激化げきかに伴ともない「週末しゅうまつ温泉おんせん列車れっしゃ」の運行うんこう休止きゅうし。
• 1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん）
  • 8月がつ13日にち・27日にち：特急とっきゅうの試運転しうんてんを実施じっし。13日にちは1805+1853の2両りょう編成へんせいが、27日にちは1601+1607の2両りょう編成へんせいが新宿しんじゅく駅えき - 小田原おだわら駅えき間あいだを95分ふん20秒びょうで走破そうは。
  • 10月16日にち：「戦災せんさい復興ふっこう車しゃ」と称しょうされた1607+1651, 1601+1602, 1610+1315の3編成へんせいにより新宿しんじゅく駅えき - 小田原おだわら駅えき間あいだ無む停車ていしゃの特急とっきゅうを土曜どよう・休日きゅうじつに限かぎり運転うんてん開始かいし。同日どうじつより特別とくべつ急行きゅうこう料金りょうきん制度せいど（新宿しんじゅく駅えき - 小田原おだわら駅えき50円えん）を制定せいてい。当初とうしょ同月どうげつ9日にちからの運転うんてん開始かいしだったが、同月どうげつ7日にちに「リビー台風たいふう」が箱根はこね地方ちほうを直撃ちょくげきしたため延期えんきされた。
• 1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）
  • 8月がつ13日にち：1910形かたち就役しゅうえき。
  • 10月1日にち：新宿しんじゅく駅えき - 小田原おだわら駅えき間あいだの特急とっきゅうが毎日まいにち運行うんこうとなる。
• 1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）
  • 8月がつ1日にち：箱根はこね登山とざん線せん箱根湯本はこねゆもと駅えきまで乗のり入いれ開始かいし。
• 1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）
  • 2月がつ1日にち：ロマンスシート装備そうびの専用せんよう車しゃである1700形かたちが就役しゅうえき。
  • 7月がつ：新宿しんじゅく駅えき - 片瀬かたせ江ノ島えのしま駅えき間あいだで納涼のうりょうビール列車れっしゃ「すず風かぜ号ごう」「いそ風ふう号ごう」の運転うんてん開始かいし。
  • 8月がつ20日はつか：座席ざせき指定してい制度せいどを導入どうにゅう。
• 1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん）
  • 7月がつ：小田急おだきゅうロマンスカーのシンボルマークとして「白百合しらゆり」のマークが1700形かたちに取とり付つけられる。
• 1954年ねん（昭和しょうわ29年ねん）
  • 7月がつ13日にち：江ノ島線えのしませんに特急とっきゅう料金りょうきんを制定せいてい。
• 1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）
  • 4月がつ1日にち：2300形かたち就役しゅうえき。
  • 10月1日にち：日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう御殿場ごてんば線せん御殿場ごてんば駅えきまで乗のり入いれ開始かいし。これに充当じゅうとうするためキハ5000形かたち気動車きどうしゃが就役しゅうえき。同時どうじに連絡れんらく準じゅん急行きゅうこう料金りょうきん（新宿しんじゅく駅えき - 御殿場ごてんば駅えき間あいだ70円えん）制定せいてい。

SE・NSE時代じだい（1957年ねん - 1980年ねん）

• 1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）
  • 6月27日にち：3000形かたちSE車しゃ展示てんじ会かいを実施じっし。
  • 7月がつ6日にち：3000形かたちSE車しゃ就役しゅうえき。
  • 9月がつ20日はつか - 28日にち：3000形かたちSE車しゃが国鉄こくてつへ貸かし出だされて高速こうそく走行そうこう実験じっけんを実施じっし。中なかでも27日にちには東海道本線とうかいどうほんせん函南かんなみ駅えき - 沼津ぬまづ駅えき間あいだで当時とうじの狭軌きょうき世界せかい最高さいこう速度そくどである145km/hを樹立じゅりつしている。
• 1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）
  • 1月がつ29日にち：3000形かたちSE車しゃが1958年ねん第だい1回かい鉄道てつどう友ともの会かいブルーリボン賞しょうを受賞じゅしょう。
• 1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）
  • 3月3日にち：3000形かたちSE車しゃによる臨時りんじスケート特急とっきゅう「白銀はくぎん号ごう」を運行うんこう。
  • 3月16日にち：小田急おだきゅうロマンスカー史上しじょう初はつの展望てんぼう席せき設置せっち列車れっしゃとして3100形かたちNSE車しゃ就役しゅうえき。またこれに先立さきだち同月どうげつ13日にち - 15日にちには展示てんじ会かいを実施じっし。
  • 春はる：小田急おだきゅう百貨店ひゃっかてんの夏なつの商戦しょうせんの一環いっかんとして3100形かたちNSE車しゃ車内しゃないにて水着みずぎショーを実施じっし。
  • 11月：3000形かたち・3100形かたちとも小田原線おだわらせん内ないの営業えいぎょう最高さいこう速度そくどを110km/hに引ひき上あげるダイヤ改正かいせいを実施じっし。新宿しんじゅく駅えき - 小田原おだわら駅えき間あいだは最速さいそく62分ふんとなる。
• 1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）
  • 1月がつ17日にち・26日にち：皇太子こうたいし明仁あきひと親王しんのう・同妃どうひ美智子みちこが新宿しんじゅく駅えき - 箱根湯本はこねゆもと駅えき間あいだを往復おうふく乗車じょうしゃ。
  • 2月がつ17日にち - 21日にち・24日にち - 28日にち・3月2日にち - 6日にち：3100形かたちNSE車しゃが6両りょう編成へんせいにて運行うんこうされる（通常つうじょうは11両りょう編成へんせい）。
  • 3月がつ20日はつか、新宿しんじゅく駅えき - 片瀬かたせ江ノ島えのしま駅えき間あいだで「えのしま」が休日きゅうじつに限かぎり定期ていき運行うんこうを開始かいし（途中とちゅう停車駅ていしゃえきは藤沢ふじさわ）。
  • 7月がつ10日とおか：3100形かたちNSE車しゃが1964年ねん鉄道てつどう友ともの会かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう。
• 1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）
  • 　3月1日にち：「えのしま」の毎日まいにち運転うんてん開始かいし。
• 1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）
  • 4月がつ1日にち：すべての特別とくべつ急行きゅうこう列車れっしゃの列車れっしゃ無線むせん使用しよう開始かいし。
  • 6月1日にち：新宿しんじゅく駅えき - 箱根湯本はこねゆもと駅えき間あいだで「さがみ」運転うんてん開始かいし（途中とちゅう停車駅ていしゃえきは向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえん・新しん松田まつだ・小田原おだわら）。同時どうじに新宿しんじゅく駅えき - 小田原おだわら駅えき間あいだ無む停車ていしゃの特急とっきゅうに対たいして「はこね」と名付なづけられる。
• 1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん）
  • 6月23日にち：特急とっきゅう列車れっしゃに定期ていき券けんによる乗車じょうしゃを認みとめる。
  • 7月がつ2日にち：3000形かたちSE車しゃの御殿場ごてんば線せん乗のり入いれ用ようの5両りょう編成へんせい化か工事こうじ実施じっし（ - 1968年ねん3月がつ29日にち）。
  • 10月1日にち：新宿しんじゅく駅えき - 箱根湯本はこねゆもと駅えき間あいだで「あしがら」運転うんてん開始かいし（途中とちゅう停車駅ていしゃえきは新しん原町田はらまちだ〈現げん・町田まちだ〉・小田原おだわら）。
• 1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）
  • 6月3日にち：特急とっきゅう料金りょうきんに小児しょうに制度せいどが制定せいていされる。
  • 6月30日にち：御殿場ごてんば線せんの電化でんかに伴ともないキハ5000形かたち・5100形かたちによる連絡れんらく準じゅん急行きゅうこう廃止はいし。不要ふようとなった両りょう形式けいしきは関東かんとう鉄道てつどうへ売却ばいきゃく。
  • 7月がつ1日にち：3000形かたちSE車しゃによる御殿場ごてんば線せん直通ちょくつうの運転うんてん開始かいし。同時どうじに列車れっしゃ種別しゅべつが「連絡れんらく準じゅん急行きゅうこう」から「連絡れんらく急行きゅうこう」となり、連絡れんらく急行きゅうこう料金りょうきん制度せいどを制定せいていし、連絡れんらく準じゅん急行きゅうこう料金りょうきん廃止はいし。
• 1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）1月がつ1日にち：新宿しんじゅく駅えき - 新原しんはら町田まちだ駅えきで臨時りんじ特急とっきゅう「初詣はつもうで号ごう」が1往復おうふく運行うんこうされる（途中とちゅう停車駅ていしゃえきは参宮さんぐう橋きょうと向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえん）。以後いご、毎年まいとし初詣はつもうで客きゃく向むけの特急とっきゅうが運行うんこうされるようになる。
• 1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）8月がつ24日にち：沿線えんせんに居住きょじゅうしていた英国えいこく人ひと教師きょうしより「補助ほじょ警報けいほう音おんは騒音そうおん公害こうがい源みなもとである」とする抗議こうぎを受うけ、相模大野さがみおおの駅えき以東いとうでの使用しようが禁止きんしとなる。
• 1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）2月がつ27日にち：特急とっきゅう券けんの座席ざせき予約よやく・販売はんばいにオンラインシステムを導入どうにゅう。

LSE・HiSE時代じだい（1980年ねん - 1991年ねん）

箱根はこねに向むかうLSE車しゃ

• 1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）
  • 12月25日にち：7000形かたちLSE車しゃ完成かんせい記念きねん列車れっしゃが運行うんこうされる。
  • 12月27日にち：7000形かたちLSE車しゃ (7001×11) 就役しゅうえき。
• 1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）
  • 3月29日にち：「鉄道てつどう友ともの会かい 主催しゅさい新型しんがたロマンスカー試乗しじょう会かい」が7000形かたちLSE車しゃを使つかって海老名えびな→小田原おだわら→新宿しんじゅく間あいだで運行うんこうされる。
  • 6月15日にち：FM東京とうきょう主催しゅさい・資生堂しせいどう提供ていきょうの団体だんたい列車れっしゃ「ORANGE EXPRESS」が7000形かたちLSE車しゃ (7001×11) にて運行うんこうされる。
  • 9月13日にち：7000形かたちLSE車しゃが1981年ねん鉄道てつどう友ともの会かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう。
  • 9月18日にち - 12月25日にち：TBSで『想おもい出でづくり。』というロマンスカー・スチュワーデスを主人公しゅじんこうとしたテレビドラマが放映ほうえいされる。
• 1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）
  • 7月がつ25日にち：向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえんでのイベントの関連かんれん企画きかくとして新宿しんじゅく駅えき - 向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえん駅えき間あいだで伊藤いとうつかさが車掌しゃしょうとなって乗車じょうしゃする団体だんたい列車れっしゃ「你好（ニーハオ）つかさ号ごう」が3000形かたちSE車しゃにて運行うんこうされる。
  • 12月8日にち - 15日にち：日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどうの「新型しんがた特急とっきゅう車両しゃりょう開発かいはつ計画けいかく」の一環いっかんとして7000形かたちLSE車しゃ（7002×11）が小田急おだきゅうから国鉄こくてつに貸かし出だされ、東海道とうかいどう本線ほんせん大船おおふな駅えき - 熱海あたみ駅えき間あいだで試験しけん走行そうこうを実施じっし。
• 1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん）
  • 3月30日にち：3000形かたちSE車しゃ (3001×5) が大井川鉄道おおいがわてつどう（現げん・大井川鐵道おおいがわてつどう）へ譲渡じょうと（1989年ねん5月がつ廃車はいしゃ）。
  • 5月：区間くかん禁煙きんえん（新宿しんじゅく - 町田まちだ間あいだ）を実施じっし開始かいし。
  • 7月がつ：新宿しんじゅく駅えき - 片瀬かたせ江ノ島えのしま駅えき間あいだで団体だんたい列車れっしゃ「め組ぐみEXPRESS」が3000形かたちSE車しゃにて運行うんこうされる。
• 1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）
  • 3月25日にち：臨時りんじ団体だんたい列車れっしゃ「小田急おだきゅう箱根はこねクイズラリー号ごう」が運転うんてんされる。
  • 8月がつ9日にち：3000形かたちSE車しゃ車体しゃたい修繕しゅうぜん工事こうじ実施じっし（ - 1985年ねん3月がつ27日にち）。
  • 12月25日にち：3100形かたちNSE車しゃ車体しゃたい修繕しゅうぜん工事こうじ実施じっし（ - 1988年ねん10月がつ20日はつか）。
• 1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん）10月4日にち、7000形かたちLSE車しゃ車内しゃないに車内しゃない電話でんわが設置せっちされる。

HiSE車しゃ

• 1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）
  • 2月がつ頃ごろ：7000形かたちLSE車しゃが事故じこに遭遇そうぐうした影響えいきょうでロマンスカーの車両しゃりょう数すうが不足ふそくし、急遽きゅうきょ、通勤つうきん形がた車両しゃりょう（8000形かたち）が特急とっきゅうとして運行うんこうされる。
  • 7月がつ1日にち：ロマンスカー全ぜん列車れっしゃの1 - 3号車ごうしゃに禁煙きんえん車しゃが設置せっちされる（小田急おだきゅうロマンスカー史上しじょう初はつの禁煙きんえん席せきの登場とうじょう）。
  • 12月23日にち：10000形かたちHiSE車しゃ就役しゅうえき。
• 1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）
  • 1月がつ1日にち：10000形かたちHiSE車しゃで運行うんこうされた「初詣はつもうで号ごう」で「走はしる喫茶きっさ室しつ」のサービスが行おこなわれる（「初詣はつもうで号ごう」での「走はしる喫茶きっさ室しつ」のサービスはこの回かい限かぎり）。
  • 9月11日にち：10000形かたちHiSE車しゃが1988年ねん鉄道てつどう友ともの会かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう。同時どうじに新宿しんじゅく→小田急おだきゅう多摩たまセンター間あいだにて受賞じゅしょう記念きねん列車れっしゃ運行うんこう。
• 1990年ねん（平成へいせい2年ねん）
  • 4月がつ - 5月：多摩たま線せん開業かいぎょう15周年しゅうねんを記念きねんし、臨時りんじ列車れっしゃ「江ノ島えのしま・鎌倉かまくらエクスプレス」が唐木田からきだ駅えき - 新しん百ひゃく合ごうヶ丘おか駅えき - 片瀬かたせ江ノ島えのしま駅えき間あいだで運行うんこうされる。
  • 7月がつ - 8月がつ：同どう区間くかんで臨時りんじ列車れっしゃ「湘南しょうなんマリンエクスプレス」が運行うんこうされる。
• 1991年ねん（平成へいせい3年ねん）3月15日にち、この日ひ限かぎりで3000形かたちSE車しゃの定期ていき運用うんようから離脱りだつ、新宿しんじゅく駅えきにて記念きねん式典しきてん挙行きょこう。連絡れんらく急行きゅうこう料金りょうきん廃止はいし。

RSE・EXE時代じだい（1991年ねん - 2005年ねん）

RSE車しゃと371系けい「あさぎり」

• 1991年ねん（平成へいせい3年ねん）
  • 3月16日にち：20000形かたちRSE車しゃ・JR東海とうかい371系けい電車でんしゃ就役しゅうえき。「あさぎり」が連絡れんらく急行きゅうこうから特急とっきゅうに格上かくあげ、運転うんてん区間くかんを沼津ぬまづ駅えきまで延長えんちょう。特別とくべつ席せき"スーパーシート・グリーン車しゃ"が設置せっちされる。同時どうじに特別とくべつ席せき（スーパーシート・グリーン車しゃ）料金りょうきん制定せいてい。同日どうじつ、ORS（小田急おだきゅうレストランシステム）とジェイダイナー東海とうかい（現げん・ジェイアール東海とうかいパッセンジャーズ）が車内しゃない販売はんばいのサービスを開始かいしする。
  • 7月がつ：臨時りんじ列車れっしゃ「ビア・エクスプレス納涼のうりょう号ごう」が運行うんこうされる。
• 1992年ねん（平成へいせい4年ねん）
  • 3月8日にち：新宿しんじゅく駅えき→唐木田からきだ駅えき間あいだで「さようなら3000形かたち走行そうこう会かい」実施じっし。
  • 3月25日にち：上記じょうきの同どう区間くかんで臨時りんじ列車れっしゃ「サンリオピューロランド号ごう」が運行うんこうされる。
  • 3月31日にち：3000形かたちSE車しゃ全廃ぜんぱい。全廃ぜんぱい時じには「小田急おだきゅうメモリアル」というイベントが展開てんかいされる。
  • 6月がつ：臨時りんじ列車れっしゃ「あじさい号ごう」が運行うんこうされる。
  • 8月がつ29日にち：20000形かたちRSE車しゃが1992年ねん鉄道てつどう友ともの会かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう。同時どうじに新宿しんじゅく→唐木田からきだ間あいだにて受賞じゅしょう記念きねん列車れっしゃ運行うんこう。
  • 10月3日にち：第だい9回かい全国ぜんこく緑化りょくかかながわフェアの開催かいさいを記念きねんし、臨時りんじ列車れっしゃ「グリーンウェーブ相模原さがみはら号ごう」が7000形かたちLSE車しゃで運行うんこうされる。
  • 10月25日にち：団体だんたい列車れっしゃ「カントリーインアサギリ号ごう」が20000形かたちRSE車しゃにて新宿しんじゅく駅えき - （御殿場ごてんば線せん・東海道とうかいどう本線ほんせん経由けいゆ） - 身延線みのぶせん富士宮ふじのみや駅えき間あいだで運行うんこうされる。
  • 11月10日にち：大野おおの工場こうじょうに3000形かたちSE車しゃの記念きねんモニュメントを設置せっち。
• 1993年ねん（平成へいせい5年ねん）
  • 3月9日にち ：3000形かたちSE車しゃ (3021×5) を大野おおの工場こうじょうにて静態せいたい保存ほぞん向むけの工事こうじを実施じっし。うち2両りょうを竣工しゅんこう当時とうじの「SE」仕様しように復元ふくげん。
  • 3月16日にち：静態せいたい保存ほぞん用よう工事こうじを実施じっしした3000形かたちSE車しゃ（3021×5） を海老名えびな車両しゃりょう基地きちに回送かいそう。
  • 3月がつ20日はつか：3000形かたちSE車しゃ（3021×5）を海老名えびな車両しゃりょう基地きち内ないの保管ほかん庫こへ搬送はんそう、永久えいきゅう保存ほぞんへ。
  • 3月28日にち：日東にっとう紅茶こうちゃ（三井農林みついのうりん）が小田急おだきゅうロマンスカーの「走はしる喫茶きっさ室しつ」のサービスから撤退てったい。同日どうじつ鉄道てつどう友ともの会かい30周年しゅうねん記念きねん行事ぎょうじとして3100形かたちNSE車しゃが小田急おだきゅう多摩たまセンター駅えき4番ばんホームに展示てんじされる。同時どうじに京王けいおう多摩たまセンター駅えき1番線ばんせんにNSE車しゃと同どう時期じきに製造せいぞうされた京王帝都電鉄けいおうていとでんてつ（現げん・京王けいおう電鉄でんてつ）初代しょだい5000系けいが展示てんじされ、両社りょうしゃの名車めいしゃが並ならんで展示てんじされた。
• 1995年ねん（平成へいせい7年ねん）3月4日にち：一部いちぶの「あしがら」が本ほん厚木あつぎ駅えきへの停車ていしゃ開始かいし。
• 1995年ねん（平成へいせい7年ねん）
  • 7000形かたちLSE車しゃにリニューアル工事こうじが施ほどこされる（ - 1997年ねん）。
  • 3月26日にち：森永もりながが小田急おだきゅうロマンスカーの「走はしる喫茶きっさ室しつ」のサービスから撤退てったいする。これにより、小田急おだきゅうロマンスカーの伝統でんとうであった「走はしる喫茶きっさ室しつ」のサービスが廃止はいしとなる。

1996年ねんから運用うんよう開始かいししたEXE車しゃ

• 1996年ねん（平成へいせい8年ねん）
  • 3月23日にち：30000形かたちEXE車しゃ就役しゅうえき。「はこね」のほとんどの列車れっしゃが町田まちだ駅えきに停車ていしゃするようになったため、町田まちだ駅えきに停車ていしゃしない「はこね」を「スーパーはこね」に改称かいしょう。30000形かたちEXE車しゃ就役しゅうえきにより一部いちぶの「はこね」「あしがら」と「えのしま」の併結運転うんてんが開始かいし。「えのしま」が大和やまと駅えきへの停車ていしゃを開始かいし。
• 1997年ねん（平成へいせい9年ねん）
  • 6月23日にち：禁煙きんえん車しゃの割合わりあいを約やく70％に増加ぞうかさせる。
  • 9月1日にち：小田原おだわら線せん開業かいぎょう70周年しゅうねんを記念きねんし、3100形かたちNSE車しゃ (3161×11) を改造かいぞうした「ゆめ70」が運転うんてん開始かいし。
• 1999年ねん（平成へいせい11年ねん）
  • 7月がつ11日にち：相模大野さがみおおの駅えき - 唐木田からきだ駅えき間あいだにて「3100形かたちNSEさよなら走行そうこう会かい」を実施じっし。
  • 7月がつ16日にち：3100形かたちNSE車しゃが定期ていき列車れっしゃから撤退てったいするにあたり、新宿しんじゅく駅えきと箱根湯本はこねゆもと駅えきにて記念きねん式典しきてん挙行きょこう。
  • 7月がつ17日にち：「さがみ」「あしがら」の名称めいしょうを廃止はいしし、「サポート」「ホームウェイ」の列車れっしゃ愛称あいしょうが登場とうじょう。同日どうじつより特急とっきゅう列車れっしゃの乗車じょうしゃ口こうによる検札けんさつを廃止はいし。
• 2000年ねん（平成へいせい12年ねん）
  • 4月がつ23日にち：「ゆめ70 さよなら運転うんてん」実施じっし。
  • 4月がつ26日にち：3100形かたちNSE (3161×11) 「ゆめ70」廃車はいしゃ。これにより3100形かたちNSE車しゃ全廃ぜんぱい。
  • 12月2日にち：多摩線たません初はつの定期ていき列車れっしゃのロマンスカーとして、「ホームウェイ」登場とうじょう。

開成かいせい駅前えきまえにて静態せいたい保存ほぞんされたNSE車しゃ

• 2001年ねん（平成へいせい13年ねん）
  • 3100形かたちNSE車しゃ3181号車ごうしゃが開成かいせい駅前えきまえにて静態せいたい保存ほぞんされる。
  • 4月がつ24日にち：10000形かたちHiSE車しゃ10041×11が「イタリアンエクスプレス」として運行うんこうされ、イタリアの国旗こっきをイメージした「赤あか・白しろ・緑みどり」のストライプを施ほどこした記念きねん塗装とそうとなる（ - 2002年ねん3月がつ）。
  • 7月がつ8日にち：「ロマンスカー@クラブ」の予よ約やく開始かいし。
  • 7月がつ15日にち：特急とっきゅう券けんのチケットレスサービスが開始かいしされる。
  • 9月3日にち：3100形かたちNSE車しゃ（3221×11）が喜多見きたみ電車でんしゃ基地きち内ないにて静態せいたい保存ほぞんされる。
  • 10月：「ロマンスカー@クラブPC」のサービス開始かいし。
  • 12月31日にち：従来じゅうらい「初詣はつもうで号ごう」として運行うんこうされていた初詣はつもうで客きゃく向むけ臨時りんじ特急とっきゅうの列車れっしゃ名めいを「ニューイヤーエクスプレス」に改称かいしょう。
• 2002年ねん（平成へいせい14年ねん）
  • 2月がつ1日にち：30000形かたちEXE車しゃの1号車ごうしゃにて「@TRAIN」と題だいして小田急おだきゅうロマンスカー車内しゃないでIPv6を用もちいた無線むせんLANインターネット接続せつぞく実験じっけんが行おこなわれる（ - 3月31日にち）。
  • 3月23日にち：特急とっきゅう料金りょうきんの値下ねさげ（10円えん - 60円えん）が実施じっしされる。36キロ以上いじょうの特定とくてい料金りょうきんは廃止はいし。
  • 小田急おだきゅうロマンスカーの新しんテレビCM「きょう、ロマンスカーで。」が始はじまる。
• 2003年ねん（平成へいせい15年ねん）4月がつ6日にち：座席ざせき番号ばんごうの表記ひょうき方法ほうほうを変更へんこう。従来じゅうらいの連れん番ばん式しき（例れい：101,102･･･）から数字すうじとアルファベットを組くみ合あわせたJR式しき（例れい：1A,1B･･･）になる。
• 2004年ねん（平成へいせい16年ねん）12月11日にち：「サポート」を廃止はいしし、「さがみ」の列車れっしゃ愛称あいしょうが復活ふっかつ。「えのしま」の運転うんてん本数ほんすうを大幅おおはば削減さくげん。

VSE・MSE時代じだい（2005年ねん - 2017年ねん）

新宿しんじゅく超ちょう高層こうそうビル群ぐんを背景はいけいに箱根はこねに向むかうVSE車しゃ

• 2005年ねん（平成へいせい17年ねん）
  • 2月がつ19日にち：50000形かたちVSE車しゃが海老名えびな電車でんしゃ基地きち内ないにて車両しゃりょう見学けんがく会かいを実施じっし。
  • 3月5日にち：50000形かたちVSE車しゃの試乗しじょう会かいを新宿しんじゅく→小田急おだきゅう多摩たまセンター間あいだと唐木田からきだ→新宿しんじゅく間あいだで実施じっし。
  • 3月19日にち：50000形かたちVSE車しゃ就役しゅうえき。同日どうじつ、車内しゃないで配布はいふする無料むりょう観光かんこう情報じょうほう誌し『るるぶFREE ロマンスカー 箱根はこね 小田原おだわら』創刊そうかん。
  • 4月がつ1日にち：特急とっきゅう券けんを購入こうにゅうした際さいに小田急おだきゅうポイントカードにポイントが加算かさんされるサービスが開始かいしされる。
  • 5月17日にち：小田急おだきゅうロマンスカーの東京とうきょう地下鉄ちかてつへの乗のり入いれと新型しんがた車両しゃりょう60000形かたちMSE車しゃの導入どうにゅうを発表はっぴょう。
  • 7月がつ1日にち：小田急おだきゅうポイントカードに貯たまったポイントで特急とっきゅう券けんを購入こうにゅうできるサービスが開始かいしされる。
  • 8月がつ12日にち：10000形かたちHiSE車しゃの2編成へんせい（10021×11・10061×11）が長野ながの電鉄でんてつに譲渡ゆずりわたされる。
  • 10月1日にち：従来じゅうらい禁止きんしされていた小田原おだわら駅えき - 箱根湯本はこねゆもと駅えき間あいだの乗車じょうしゃに際さいして列車れっしゃに空席くうせきがあった場合ばあいに限かぎり座席ざせき指定していを行おこなわない「座席ざせき券けん」が発売はつばいされ乗車じょうしゃ可能かのうとなる。なお、「座席ざせき券けん」は当日とうじつロマンスカーの発車はっしゃ直前ちょくぜんにホームにて発売はつばい。
  • 10月6日にち - 10月11日にち：「ロマンスカー@クラブ」にて他たの利用りよう者しゃの個人こじん情報じょうほうが閲覧えつらんできるという事態じたいが起おこる。
• 2006年ねん（平成へいせい18年ねん）
  • 1月がつ12日にち：50000形かたちVSE車しゃが2005年度ねんどグッドデザイン賞しょう受賞じゅしょう。
  • 1月がつ14日にち：50000形かたちVSE車しゃのグッドデザイン賞しょう受賞じゅしょうを記念きねんし、受賞じゅしょう記念きねんの「G」マークが車体しゃたいに貼はられる。
  • 2月がつ16日にち：「はこね43号ごう」として運行うんこうしていた7000形かたちLSE車しゃ7001×11が、小田急おだきゅう相模原さがみはら駅えきを通過つうかしていた18時じ16分ふん、ホームから男性だんせいが飛とび込こみ自殺じさつした。その際さいに展望てんぼう席せきのフロントガラスが大破たいはし、展望てんぼう席せきの乗客じょうきゃく9名めいが怪我けがを負おう。
  • 2月がつ17日にち：前日ぜんじつの事故じこを受うけ、全ぜん列車れっしゃの前ぜん展望てんぼう席せきの使用しようを中止ちゅうしとする。
  • 2月がつ24日にち：展望てんぼう席せきのフロントガラスに「飛散ひさん防止ぼうしフィルム」を貼はるという安全あんぜん対策たいさくを施ほどこしたことから、前ぜん展望てんぼう席せきの使用しようを再開さいかい。
  • 3月19日にち：50000形かたちVSE車しゃ就役しゅうえき1周年しゅうねんを記念きねんして、新宿しんじゅく・町田まちだ・小田原おだわら・箱根湯本はこねゆもとの各駅かくえきに到着とうちゃく・発車はっしゃ時じに補助ほじょ警笛けいてき（ミュージックフォーン）を鳴ならすサービスを開始かいし。同日どうじつ、50000形かたちVSE車しゃの就役しゅうえき1周年しゅうねんを記念きねんして「1st ANNIVERSARY」という記念きねんのロゴが車体しゃたいに貼付ちょうふされる。
  • 3月31日にち：「ロマンスカーカフェ」が新宿しんじゅく駅えきの西口にしぐち地上ちじょう改札かいさつ内ないに開設かいせつされ、営業えいぎょうを開始かいしする。
  • 4月がつ8日にち：はこね14号ごうとして運行うんこうしていた50000形かたちVSE車しゃが、町田まちだ駅えき発車はっしゃ後ご、展望てんぼう席せきにて雨漏あまもり発生はっせい。後日ごじつ、雨漏あまもり対策たいさく工事こうじ実施じっし。
  • 5月15日にち：特急とっきゅう券けんを所持しょじせずに特急とっきゅうに乗車じょうしゃした者ものに限かぎり通常つうじょうの特急とっきゅう料金りょうきんに300円えんを加算かさんして販売はんばいする制度せいどができる。なお、この制度せいどで購入こうにゅうした特急とっきゅう券けんには座席ざせきの指定していがなされない。
  • 9月がつ10日とおか：50000形かたちVSE車しゃが2006年ねん鉄道てつどう友ともの会かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう。定期ていき列車れっしゃである「スーパーはこね13号ごう」の一部いちぶを鉄道てつどう友ともの会かいが貸切かしきりにして受賞じゅしょう記念きねん列車れっしゃを運行うんこう。また、これを記念きねんして「Blue Ribbon ROMANCECAR VSE 2006」という記念きねんのロゴが車体しゃたいに貼付ちょうふされる。
• 2007年ねん（平成へいせい19年ねん）
  • 3月18日にち：全席ぜんせき終日しゅうじつ禁煙きんえん化か。同日どうじつ、「湘南しょうなん国際こくさいマラソン号ごう（臨時りんじ31号ごう）」が新宿しんじゅく駅えき→片瀬かたせ江ノ島えのしま駅えき間あいだにて運行うんこう。
  • 7月がつ6日にち：小田急おだきゅうロマンスカー3000形かたちSE車しゃ就役しゅうえき50周年しゅうねんを記念きねんし、7000形かたちLSE車しゃ7004×11が旧きゅう塗装とそうとなる。同時どうじに「旧きゅう塗装とそう特別とくべつ記念きねん号ごう」が新宿しんじゅく→小田原おだわら間あいだにおいて運行うんこうされるとともに在籍ざいせき中ちゅうのロマンスカー全ぜん編成へんせいに50周年しゅうねんの記念きねんロゴが貼付ちょうふされる。同日どうじつ、小田急おだきゅうロマンスカーCMソング「ロマンスをもう一度いちど」のCDを発売はつばい。
  • 8月がつ18日にち・25日にち：団体だんたい列車れっしゃ「ウルトラマンロマンスカー M78星雲せいうん号ごう」、成城せいじょう学園前がくえんまえ駅えき - 小田原おだわら駅えき間あいだにて運行うんこう。
  • 10月19日にち：60000形かたちMSE車しゃの関係かんけい者しゃ向むけの公開こうかいが行おこなわれる。同日どうじつ、小田急おだきゅうロマンスカーの東京とうきょう地下鉄ちかてつへの乗のり入いれの概要がいようを発表はっぴょう。
  • 10月がつ20日はつか・21日にち：両日りょうじつに海老名えびな電車でんしゃ基地きちで開催かいさいされた「ファミリー鉄道てつどう展てん2007」において、3000形かたちSE車しゃ・3100形かたちNSE車しゃ・7000形かたちLSE車しゃによる旧きゅう塗装とそう車しゃの展示てんじと60000形かたちMSE車しゃの一般いっぱん向むけの初はつ公開こうかいが行おこなわれる。

地下鉄ちかてつに乗のり入いれたMSE車しゃ

• 2008年ねん（平成へいせい20年ねん）
  • 2月がつ9日にち：団体だんたい列車れっしゃ「ハローキティ号ごう」、秦野はだの駅えき - 新しん百ひゃく合ごうヶ丘おか駅えき - 小田急おだきゅう多摩たまセンター駅えき間あいだにて運行うんこう。
  • 3月15日にち：60000形かたちMSE車しゃ就役しゅうえき。東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せん直通ちょくつうロマンスカーの運転うんてん開始かいし。
  • 5月3日にち：60000形かたちMSE車しゃによる不定期ふていきでの東京とうきょうメトロ千代田線経由有楽町線直通列車「ベイリゾート」の運転うんてん開始かいし。
  • 7月がつ15日にち：60000形かたちMSE車しゃ車内しゃない専用せんよう配布はいふ無料むりょう観光かんこう情報じょうほう誌し『るるぶFREE MELLODA』創刊そうかん。
  • 7月がつ22日にち - 8月がつ22日にち：同期どうき間あいだの平日へいじつに限かぎり、「湘南しょうなんマリン号ごう（臨時りんじ51号ごう（片瀬かたせ江ノ島えのしま行いき）・臨時りんじ52号ごう（唐木田からきだ行いき））」を唐木田からきだ駅えき - 片瀬かたせ江ノ島えのしま駅えき間あいだで運行うんこう。
  • 9月30日にち：60000形かたちMSE車しゃが第だい10回かいブルネル賞しょう車両しゃりょう部門ぶもん奨励しょうれい賞しょうを受賞じゅしょう。
  • 10月8日にち：60000形かたちMSE車しゃがグッドデザイン賞しょうを受賞じゅしょう。同日どうじつより「Gマーク」が車体しゃたいに掲出けいしゅつされる。
• 2009年ねん（平成へいせい21年ねん）
  • 2月がつ14日にち・15日にち・21日にち・22日にち：「メトロおさんぽ号ごう（臨時りんじメトロ80号ごう）」を町田まちだ駅えき - 北きた千住せんじゅ駅えき間あいだにて運行うんこう。
  • 3月22日にち：団体だんたい列車れっしゃ「エコロマンスカー号ごう」を新宿しんじゅく駅えき - 小田原おだわら駅えき間あいだにて運行うんこう。環境かんきょう大臣だいじん（当時とうじ）・斉藤さいとう鉄夫てつお、気象きしょう予報よほう士し・森田もりた正ただし光こうらが乗車じょうしゃし、車内しゃないで「親子おやこで学まなぼう！春はるの温暖おんだん化か防止ぼうしスクール」を実施じっし。
  • 7月がつ21日にち - 8月がつ21日にち：同期どうき間あいだの平日へいじつに限かぎり、「湘南しょうなんマリン号ごう」を成城学園せいじょうがくえん前ぜん駅えき - 片瀬かたせ江ノ島えのしま駅えき間あいだで運行うんこう。また、8月がつ3日にちから8月がつ7日にちまでは「クールビズトレイン」として車内しゃない設定せってい温度おんどを1 - 2度ど上あげて運行うんこう。
  • 9月13日にち：60000形かたちMSE車しゃの2009年ねん鉄道てつどう友ともの会かいブルーリボン賞しょう受賞じゅしょう式典しきてん挙行きょこう。定期ていき列車れっしゃである「はこね15号ごう」の一部いちぶを鉄道てつどう友ともの会かいが貸切かしきりにして受賞じゅしょう記念きねん列車れっしゃを運行うんこう。また、これを記念きねんして「Blue Ribbon ROMANCECAR MSE 2009」という記念きねんのロゴが車体しゃたいに貼付ちょうふされる。
  • 11月15日にち：「メトロもみじ号ごう（臨時りんじ81号ごう（小田原おだわら行いき）・臨時りんじ82号ごう（北千住きたせんじゅ行いき））」を北きた千住せんじゅ駅えき - 小田原おだわら駅えき間あいだにて運行うんこう。
• 2010年ねん（平成へいせい22年ねん）
  • 1月がつ6日にち：7000形かたちLSE車しゃ7002×11が廃車はいしゃとなる。
  • 1月がつ：7000形かたちLSE車しゃ（3編成へんせい）と10000形かたちHiSE車しゃ（2編成へんせい）計けい5編成へんせいの車両しゃりょうの連結れんけつ部分ぶぶんの金属きんぞくに複数ふくすうの傷きずが見みつかり、当面とうめんの間あいだLSE車しゃとHiSE車しゃの運転うんてんを休止きゅうしする（長野ながの電鉄でんてつに譲渡ゆずりわたされた元もと10000形かたちHiSE車しゃの1000形がた「ゆけむり」2編成へんせいも運転うんてんを休止きゅうし）。

節電せつでんによるロマンスカー運転うんてん休止きゅうしの告知こくち（左ひだり）と、発券はっけん中止ちゅうしとなった特急とっきゅう券けん券売けんばい機き（右みぎ）

• 2011年ねん（平成へいせい23年ねん）
  • 3月11日にち：東北とうほく地方ちほう太平洋たいへいよう沖おき地震じしんが発生はっせいし、ロマンスカー全ぜん列車れっしゃの運転うんてんを休止きゅうしする。
  • 3月14日にち、福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょなどの停止ていしに伴ともなう電力でんりょく供給きょうきゅうの逼迫ひっぱくのため、東京電力とうきょうでんりょくが輪番りんばん停電ていでん（計画けいかく停電ていでん）を実施じっし。これに伴ともない、この日ひからロマンスカー全ぜん列車れっしゃの運転うんてんを休止きゅうしし、特急とっきゅう券けんの販売はんばいを停止ていしする。
  • 4月がつ16日にち：この日ひから臨時りんじダイヤにより運転うんてん再開さいかい。一部いちぶ運行うんこう再開さいかいとなった「あさぎり号ごう」以外いがいは臨時りんじ特急とっきゅう（臨時りんじ○○号ごう）として運行うんこうし、東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せん直通ちょくつうロマンスカーは引ひき続つづき運行うんこう休止きゅうし。ロマンスカー全ぜん車両しゃりょうには「がんばろう日本にっぽん」のステッカーを貼付ちょうふ。また、4月がつ16日にちに運転うんてんするロマンスカーの全ぜん列車れっしゃ（あさぎり号ごうを除のぞく）の特急とっきゅう料金りょうきん相当そうとう額がくを義援金ぎえんきんとして日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃに寄付きふ。
  • 4月がつ29日にち：通常つうじょうの列車れっしゃ名めいで運転うんてん再開さいかい。
  • 10月：東京とうきょうメトロ有楽町ゆうらくちょう線せんホームドア設置せっち工事こうじのため、「ベイリゾート」の運転うんてんを休止きゅうしする。
• 2012年ねん（平成へいせい24年ねん）
  • 2月がつ19日にち：7000形かたちLSE車しゃ7001×11の営業えいぎょう運転うんてん終了しゅうりょう。
  • 3月16日にち：10000形かたちHiSE車しゃ、20000形かたちRSE車しゃの運行うんこうを終了しゅうりょう。JR東海とうかい371系けいが「あさぎり」から撤退てったい。スーパーシート・グリーン席せき・セミコンパートメント席せきの営業えいぎょうを終了しゅうりょう。
  • 3月17日にち：「あさぎり」に60000形かたちMSE車しゃが就役しゅうえき。運行うんこう区間くかんを新宿しんじゅく駅えき - 御殿場ごてんば間あいだに短縮たんしゅく。「メトロはこね」を平日へいじつに運行うんこう開始かいし。「ベイリゾート」の運転うんてんを終了しゅうりょう。
• 2016年ねん（平成へいせい28年ねん）
  • 3月26日にち：新あらたに海老名えびな駅えき、伊勢原いせはら駅えきに停車ていしゃ開始かいし。唐木田からきだ行いき列車れっしゃを廃止はいしし、多摩たま線せんへの乗のり入いれが無なくなる。平日へいじつの「メトロホームウェイ」を増発ぞうはつ。平日へいじつ藤沢ふじさわ行いき「ホームウェイ」1本ほんに50000形かたちVSEを充当じゅうとう（VSE初はつの定期ていき「ホームウェイ」、定期ていきの江ノ島線えのしません運用うんよう）。
  • 12月12日にち、本来ほんらい運用うんよう予定よていの車両しゃりょうの故障こしょうが原因げんいんで、1000形かたち1051編成へんせい＋1251編成へんせいの10両りょうが「えのしま74号ごう」に充当じゅうとうされた。

EXEαあるふぁ

• 2017年ねん（平成へいせい29年ねん）
  • 3月1日にち、30000形かたちEXE車しゃのリニューアル編成へんせい、「EXEαあるふぁ」運行うんこう開始かいし。以降いこう、リニューアルが順次じゅんじ行おこなわれる。

VSE・MSE・GSE時代じだい（2018年ねん以降いこう）

• 2017年ねん（平成へいせい29年ねん）
  • 12月5日にち：70000形かたちGSE車しゃが報道陣ほうどうじん向むけに公開こうかいされる。

映像えいぞう外部がいぶリンク
小田急おだきゅう、新型しんがたロマンスカー発表はっぴょう＝赤あか基調きちょうボディーに大型おおがた窓まどの展望てんぼう車両しゃりょう YouTube：時事通信社じじつうしんしゃが2016年ねん10月がつ20日はつかにアップ

• 2018年ねん（平成へいせい30年ねん）
  • 2月がつ19日にち：70000形かたちGSE車しゃの運行うんこう開始かいし周知しゅうちのため、新宿しんじゅく駅えき西口にしぐち構内こうないに車体しゃたいを模もした飲食いんしょく店てん「GSE Cafe」を期間きかん限定げんてい（4月がつ1日にちまで）開業かいぎょう。
  • 3月17日にち：70000形かたちGSE車しゃの営業えいぎょう運転うんてんを開始かいし。
    また同日どうじつのダイヤ改正かいせいで「メトロえのしま」を新設しんせつ、「あさぎり」を「ふじさん」に、「メトロさがみ」を「メトロモーニングウェイ」に、朝方あさがたの新宿しんじゅく方面ほうめんへの「さがみ」と「えのしま」を「モーニングウェイ」にそれぞれ改称かいしょう。代々木上原よよぎうえはら駅えき - 登戸のぶと駅えき間あいだの複々線ふくふくせん化か完成かんせいにより、土曜どよう・休日きゅうじつの一部いちぶの下くだり「スーパーはこね」が、新宿しんじゅく駅えき - 小田原おだわら駅えき間あいだを59分ふん、新宿しんじゅく駅えき - 箱根湯本はこねゆもと駅えきを73分ふんで結むすぶようになる。向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえん駅えき、新しん松田まつだ駅えきへの停車ていしゃを廃止はいし。
  • 4月がつ27日にち：海老名えびな駅えき隣接りんせつ地ちにて、歴代れきだいのロマンスカー運用うんよう車両しゃりょうの展示てんじを主おもとする博物館はくぶつかん「ロマンスカーミュージアム」を2021年ねん春はるに開業かいぎょうすることが発表はっぴょうされる。
  • 7月がつ10日とおか：この日ひをもって7000形かたちLSE車しゃの定期ていき運行うんこうを終了しゅうりょう、以降いこうは臨時りんじ団体だんたい列車れっしゃでの運用うんようのみとなる。
  • 10月13日にち：この日ひ運行うんこうの「さよならツアー」をもって7000形かたちLSE車しゃが完全かんぜん引退いんたい。
• 2021年ねん（令れい和わ3年ねん）
  • 3月12日にち：この日ひをもって72年間ねんかん続つづいたロマンスカーでの車内しゃない販売はんばいが終了しゅうりょうとなる。
  • 4月がつ19日にち：「ロマンスカーミュージアム」が開館かいかん。
• 2022年ねん（令れい和わ4年ねん）
  • 3月11日にち この日ひをもって50000形かたちVSE車しゃの定期ていき運行うんこうを終了しゅうりょう、以降いこうは2023年ねん頃ごろまで臨時りんじ団体だんたい列車れっしゃでの運用うんようのみとなる。
  • 7月がつ：予よ約やくシステムを悪用あくようして空そら予約よやくを繰くり返かえしていた、志木しき市しの40代だい男性だんせいを偽計ぎけい業務ぎょうむ妨害ぼうがい容疑ようぎで書類しょるい送検そうけんした。
  • 11月15日にち ホームドア設置せっち計画けいかくの進捗しんちょくに伴ともない、この日ひより、EXE車しゃ・EXEαあるふぁ車しゃ・MSE車しゃを対象たいしょうに、4・7号車ごうしゃをドアカットする。但ただし御殿場ごてんば線せん内ないと千代田ちよだ線せん内ないは対象たいしょう外がいで、従来じゅうらい通どおりの乗降じょうこうになる。
• 2023年ねん（令れい和わ5年ねん）2月がつ25日にち：新宿しんじゅく駅えき西口にしぐち改札かいさつ内ない「ロマンスカーカフェ」がこの日ひを最終さいしゅう営業えいぎょうに、再さい開発かいはつに伴ともない閉店へいてん。
  • 6月がつ：予よ約やくシステム変更へんこうに伴ともない、展望てんぼう席せきについては事前じぜん予約よやく不可能ふかのうになり購入こうにゅうのみになる

イメージソング

• ロマンスをもう一度いちど - 2002年ねんから2022年ねんまで使用しようされていた小田急おだきゅうロマンスカーのCMソング。VSE・GSEでは車内しゃないチャイムとして使つかわれている。
• 小田急おだきゅうピポーの電車でんしゃ - 昭和しょうわ30年代ねんだいごろのCMソング。「ピポー」とは補助ほじょ警笛けいてき音おんのことであり、イントロに補助ほじょ警笛けいてき音おんがアレンジされたものが使つかわれている。

脚注きゃくちゅう

参考さんこう文献ぶんけん

書籍しょせき

• 青田あおた孝たかし『ゼロ戦せんから夢ゆめの超ちょう特急とっきゅう 小田急おだきゅうSE車しゃ世界せかい新しん記録きろく誕生たんじょう秘話ひわ』交通こうつう新聞しんぶん社しゃ〈交通こうつう新聞しんぶん社しゃ新書しんしょ008〉、2009年ねん。ISBN 978-4330105093。 
• 青田あおた孝たかし『箱根はこねの山やまに挑いどんだ鉄路てつろ 「天下てんかの険けん」を越こえた技わざ』交通こうつう新聞しんぶん社しゃ〈交通こうつう新聞しんぶん社しゃ新書しんしょ032〉、2011年ねん。ISBN 978-4330231112。 
• 生方うぶかた良雄よしお、諸しょ河かわ久ひさし『日本にっぽんの私鉄してつ5 小田急おだきゅう』保育ほいく社しゃ、1981年ねん。0165-508530-7700。 
• 生方うぶかた良雄よしお、諸しょ河かわ久ひさし『日本にっぽんの私鉄してつ5 小田急おだきゅう』保育ほいく社しゃ、1985年ねん。ISBN 4586505303。 
• 生方うぶかた良雄よしお、諸しょ河かわ久ひさし『日本にっぽんの私鉄してつ1 小田急おだきゅう』保育ほいく社しゃ、1988年ねん。ISBN 4586507683。 
• 生方うぶかた良雄よしお、諸しょ河かわ久ひさし『小田急おだきゅうロマンスカー物語ものがたり』保育ほいく社しゃ、1994年ねん。ISBN 4586180293。 
• 生方うぶかた良雄よしお『小田急おだきゅう物語ものがたり』多摩川たまがわ新聞しんぶん社しゃ、2000年ねん。ISBN 4924882372。 
• 生方うぶかた良雄よしお『小田急おだきゅうロマンスカー総覧そうらん』大正たいしょう出版しゅっぱん、2005年ねん。ISBN 978-4811706559。 
• 慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく鉄道てつどう研究けんきゅう会かい『シティ電車でんしゃ』保育ほいく社しゃ〈カラーブックス〉、1987年ねん。ISBN 458650725X。 
• 小山こやま育男いくお、諸しょ河かわ久ひさし『私鉄してつの車両しゃりょう2 小田急おだきゅう』保育ほいく社しゃ、1985年ねん。ISBN 978-4586532025。 
• 鉄道てつどう友ともの会かい 編へん『ブルーリボン賞しょうの車両しゃりょう'88』保育ほいく社しゃ〈カラーブックス〉、1988年ねん。ISBN 458650756X。 
• 鉄道てつどう友ともの会かい東京とうきょう支部しぶ『私鉄してつ特急とっきゅう全ぜん百科ひゃっか』小学館しょうがくかん〈コロタン文庫ぶんこ46〉、1979年ねん。ISBN 4092810466。 
• 吉川よしかわ文夫ふみお 編へん『小田急おだきゅう 車両しゃりょうと駅えきの60年ねん』大正たいしょう出版しゅっぱん、1987年ねん。0025-301310-4487。 
• 『2012 小田急おだきゅう時刻じこく表ひょう』交通こうつう新聞しんぶん社しゃ〈トラベルムック〉、2012年ねん。ISBN 9784330279121。 
• 『首都しゅと圏けん沿線えんせんガイド1 小田急おだきゅう線せん各駅かくえき停車ていしゃ』椿つばき書院しょいん、1977年ねん。0026-710192-4820。 
• 「新しん世紀せいきロマンスカー VSE&MSE」『鉄道てつどうのテクノロジー Vol.12―車両しゃりょう技術ぎじゅつから鉄道てつどうを理解りかいしよう』三栄書房さんえいしょぼう〈SAN-EI MOOK〉、2011年ねん10月がつ、2-25頁ぺーじ。ISBN 978-4779613494。 
• 「斉藤さいとう雪乃ゆきののメトロはこね初はつ乗車じょうしゃ体験たいけん記き」『鉄道てつどうのテクノロジー Vol.12―車両しゃりょう技術ぎじゅつから鉄道てつどうを理解りかいしよう』12号ごう、三栄書房さんえいしょぼう〈SAN-EI MOOK〉、2011年ねん10月がつ、122-127頁ぺーじ。ISBN 978-4779613494。 

雑誌ざっし記事きじ

• 青木あおき栄一えいいち「小田急電鉄おだきゅうでんてつのあゆみ（戦後せんご編へん）」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい679号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1999年ねん12月、93-105頁ぺーじ。 
• 飯塚いいづか豊彦とよひこ「小田急おだきゅう30000形かたち」『鉄道てつどうファン』第だい421号ごう、交友こうゆう社しゃ、1996年ねん5月がつ、54-64頁ぺーじ。 
• 市川いちかわ健三けんぞう「乗車じょうしゃ券けんから見みた小田急おだきゅう特急とっきゅうの移うつり変かわり」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい405号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1982年ねん6月がつ、162-165頁ぺーじ。 
• 生方うぶかた良雄よしお「小田急おだきゅうロマンスカーの移うつり変かわり」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい491号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1988年ねん2月がつ、10-15頁ぺーじ。 
• 生方うぶかた良雄よしお「御殿場ごてんば線せん乗のり入いれ列車れっしゃの思おもい出で」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい546号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1991年ねん7月がつ、157-163頁ぺーじ。 
• 生方うぶかた良雄よしお「小田急おだきゅう3000形かたちSE車しゃの復元ふくげんに寄よせて」『鉄道てつどうファン』第だい386号ごう、交友こうゆう社しゃ、1993年ねん6月がつ、67-69頁ぺーじ。 
• 生方うぶかた良雄よしお「小田急おだきゅうロマンスカーの思おもい出で」『鉄道てつどうファン』第だい422号ごう、交友こうゆう社しゃ、1996年ねん6月がつ、47-50頁ぺーじ。 
• 生方うぶかた良雄よしお「小田急おだきゅうの歴史れきしに見みられる興味きょうみ・話題わだいから」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい679号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1999年ねん12月、118-122頁ぺーじ。 
• 生方うぶかた良雄よしお「私鉄してつ車両しゃりょうめぐり37 小田急電鉄おだきゅうでんてつ」『鉄道てつどうピクトリアル アーカイブスセレクション』第だい1号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2002年ねん9月がつ、42-71頁ぺーじ。 
• 大だい幡はた哲あきら海うみ「小田急おだきゅうロマンスカー3000,3100,7000系けい 車両しゃりょうのあゆみ」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい491号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1988年ねん2月がつ、16-24頁ぺーじ。 
• 大だい幡はた哲あきら海うみ「私鉄してつ車両しゃりょうめぐり145 小田急電鉄おだきゅうでんてつ」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい546号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1991年ねん7月がつ、175-197頁ぺーじ。 
• 大だい幡はた哲あきら海うみ「小田急おだきゅう"特急とっきゅうロマンスカー"変遷へんせん史し」『鉄道てつどうダイヤ情報じょうほう』第だい145号ごう、弘ひろ済ずみ出版しゅっぱん社しゃ、1996年ねん5月がつ、49-55頁ぺーじ。 
• 大だい幡はた哲あきら海うみ「私鉄してつ車両しゃりょうめぐり164 小田急電鉄おだきゅうでんてつ」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい679号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1999年ねん12月、201-243頁ぺーじ。 
• 小田急電鉄おだきゅうでんてつ（株）かぶしきがいしゃ車しゃ両部りょうぶ車両しゃりょう課か「小田急電鉄おだきゅうでんてつ新形しんがた特急とっきゅう車しゃ10000形かたち」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい491号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1988年ねん2月がつ、47-53頁ぺーじ。 
• 小田急電鉄おだきゅうでんてつ（株）かぶしきがいしゃ車しゃ両部りょうぶ車両しゃりょう課か「小田急おだきゅうロマンスカーVSE 50000形かたち特急とっきゅう車両しゃりょう」『鉄道てつどうジャーナル』第だい464号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、2005年ねん6月がつ、36-43頁ぺーじ。 
• 加藤かとう一郎いちろう「小田急おだきゅうロマンスカーの輸送ゆそう及および運転うんてん現況げんきょう」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい491号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1988年ねん2月がつ、42-46頁ぺーじ。 
• 加藤かとう新一しんいち「大だい東急とうきゅうにおける小田急おだきゅう」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい405号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1982年ねん6月がつ、149-153頁ぺーじ。 
• 刈田かりた草くさ一いち「小田急おだきゅう列車れっしゃ運転うんてん慨史」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい405号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1982年ねん6月がつ、15-23頁ぺーじ。 
• 刈田かりた草くさ一いち「小田急電鉄おだきゅうでんてつ 列車れっしゃ運転うんてんの変遷へんせん」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい546号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1991年ねん7月がつ、145-156頁ぺーじ。 
• 川島かわしま常雄つねお「新宿しんじゅく-御殿場ごてんば直通ちょくつう列車れっしゃ キハ5000形かたちに乗務じょうむした頃ころ」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい679号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1999年ねん12月、123-130頁ぺーじ。 
• 岸上きしがみ明彦あきひこ「小田急電鉄おだきゅうでんてつ現有げんゆう車両しゃりょうプロフィール」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい829号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2010年ねん1月がつ、241-295頁ぺーじ。 
• 輿水こしみず醇あつし「LSEの企画きかくから完成かんせいまで」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい405号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1982年ねん6月がつ、81-85頁ぺーじ。 
• 佐々木ささき文信ふみのぶ「営業えいぎょうの施策しさくと概況がいきょう」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい546号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1991年ねん7月がつ、20-21頁ぺーじ。 
• 佐々木ささき文信ふみのぶ「輸送ゆそうと運転うんてん」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい679号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1999年ねん12月、26-35頁ぺーじ。 
• 曽根そね悟さとる「連接れんせつ車しゃ -ボギぼぎー車しゃとの比較ひかくと評価ひょうか-」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい789号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2007年ねん5月がつ、10-16頁ぺーじ。 
• 佐藤さとう寛之ひろゆき「近年きんねんの箱根はこね観光かんこう輸送ゆそう」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい829号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2010年ねん1月がつ、28-33頁ぺーじ。 
• 嶋崎しまざき章あきら臣しん、今城いましろ光英みつひで「小田急電鉄おだきゅうでんてつの鉄道てつどう事業じぎょうを語かたる」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい829号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2010年ねん1月がつ、17-23頁ぺーじ。 
• 末岡すえおか秀和ひでかず「小田急おだきゅう走はしる喫茶きっさ室しつスチュワーデス」『鉄道てつどうファン』第だい317号ごう、交友こうゆう社しゃ、1987年ねん9月がつ、42-45頁ぺーじ。 
• 杉田すぎた弘志ひろし「小田急電鉄おだきゅうでんてつ 列車れっしゃ運転うんてんの変遷へんせんとその興味きょうみ」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい829号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2010年ねん1月がつ、204-219頁ぺーじ。 
• 須田すだ寬ひろし「新しん特急とっきゅうあさぎり 経緯けいいと期待きたい」『鉄道てつどうジャーナル』第だい297号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、1991年ねん7月がつ、34-35頁ぺーじ。 
• 種村たねむら直樹なおき「DIARY 2005/5」『鉄道てつどうジャーナル』第だい466号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、2005年ねん8月がつ、149頁ぺーじ。 
• 丹たん克かつ暁あかつき、大路おおじ弘幸ひろゆき、亀井かめい進すすむ「車両しゃりょう総説そうせつ」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい829号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2010年ねん1月がつ、49-58頁ぺーじ。 
• 土屋つちや武之たけゆき「MSE 青あおいロマンスカー スタート!」『鉄道てつどうジャーナル』第だい500号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、2008年ねん6月がつ、92-101頁ぺーじ。 
• 鶴つる通孝みちたか、山やま﨑友也ともや「列車れっしゃ追跡ついせきシリーズ548 何なん度どでも乗のってみたい特急とっきゅうロマンスカー わくわくの85分ふん」『鉄道てつどうジャーナル』第だい464号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、2005年ねん6月がつ、25-35頁ぺーじ。 
• 富田とみた丈たけ一いち「小田急おだきゅうロマンスカー「走はしる喫茶きっさ室しつ」よもやま話ばなし」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい405号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1982年ねん6月がつ、166-168頁ぺーじ。 
• 中山なかやま嘉彦よしひこ「小田急おだきゅう車両しゃりょう -音おとと色いろ-」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい829号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2010年ねん1月がつ、189-191頁ぺーじ。 
• 根本ねもと幸男ゆきお「小田急おだきゅう電車でんしゃ 全線ぜんせん歩あるき乗のり記き」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい829号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2010年ねん1月がつ、220-225頁ぺーじ。 
• 野田のだ健一けんいち「営業えいぎょう設備せつびとサービス」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい829号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2010年ねん1月がつ、24-27頁ぺーじ。 
• 浜はま武たけ喜久雄きくお「ロマンスカーの輸送ゆそうサービスと座席ざせき予よ約やくシステム」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい405号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1982年ねん6月がつ、104-106頁ぺーじ。 
• 細谷ほそや和一郎かずいちろう「営業えいぎょう設備せつびとサービス」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい679号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1999年ねん12月、22-25頁ぺーじ。 
• 本多ほんだ聡志さとし「小田急電鉄おだきゅうでんてつ列車れっしゃ運転うんてんの興味きょうみ」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい546号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1991年ねん7月がつ、106-112頁ぺーじ。 
• 本多ほんだ聡志さとし「小田急電鉄おだきゅうでんてつ 列車れっしゃ運転うんてんの興味きょうみ」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい679号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1999年ねん12月、189-193頁ぺーじ。 
• 真鍋まなべ裕司ゆうじ「日本にっぽんの連接れんせつ車しゃ 高速こうそく電車でんしゃ編へん」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい789号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2007年ねん5月がつ、20-31頁ぺーじ。 
• 南みなみ謙治けんじ「特急とっきゅうあさぎり 22年ねん目めの再さい出発しゅっぱつ」『鉄道てつどうジャーナル』第だい548号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、2012年ねん6月がつ、44-51頁ぺーじ。 
• 宮原みやはら正和まさかず、沖おき勝則かつのり「列車れっしゃ追跡ついせきシリーズ291 箱はこ根ねエキサイティング特急とっきゅう」『鉄道てつどうジャーナル』第だい258号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、1988年ねん4月がつ、12-20頁ぺーじ。 
• 山岸やまぎし庸いさお次郎じろう「悲運ひうんのエース 2300形かたちロマンスカー回顧かいこ」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい405号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1982年ねん6月がつ、107-112頁ぺーじ。 
• 山岸やまぎし庸いさお次郎じろう「小田急おだきゅう電車でんしゃ 進歩しんぽのあと」『鉄道てつどうピクトリアル アーカイブスセレクション』第だい2号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2002年ねん12月、46-58頁ぺーじ。 
• 山岸やまぎし庸いさお次郎じろう「SE車しゃの保守ほしゅ現場げんば -苦労くろうを重かさねた誕生たんじょう当時とうじの検けん修おさむ作業さぎょう-」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい789号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2007年ねん5月がつ、53-57頁ぺーじ。 
• 山下やました和幸かずゆき「小田急おだきゅうロマンスカーの足跡あしあと」『鉄道てつどうファン』第だい422号ごう、交友こうゆう社しゃ、1996年ねん6月がつ、30-46頁ぺーじ。 
• 山下やました和幸かずゆき「1960-80年代ねんだいの小田急おだきゅう回想かいそう」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい829号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2010年ねん1月がつ、8頁ぺーじ。 
• 山村やまむら秀幸ひでゆき「小田急おだきゅうの車両しゃりょう技術ぎじゅつの回顧かいこ SE車しゃ」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい546号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1991年ねん7月がつ、82-86頁ぺーじ。 
• T記者きしゃ「お手並てなみ拝見はいけん 見みたり・聞きいたり・乗のったりの記き 小田急おだきゅうSE車しゃ」『鉄道てつどうピクトリアル アーカイブスセレクション』第だい1号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2002年ねん9月がつ、112-118頁ぺーじ。 
• T記者きしゃ「お手並てなみ拝見はいけん 小田急おだきゅう新しんSE車しゃを見みる」『鉄道てつどうピクトリアル アーカイブスセレクション』第だい1号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2002年ねん9月がつ、119-122頁ぺーじ。 
• 「TOPIC PHOTOS」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい478号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1987年ねん4月がつ、104-111頁ぺーじ。 
• 「EXE 115DAYS」『鉄道てつどうダイヤ情報じょうほう』第だい145号ごう、弘ひろ済ずみ出版しゅっぱん社しゃ、1996年ねん5月がつ、14-32頁ぺーじ。 
• 「開発かいはつ担当たんとう者しゃ EXEを語かたる」『鉄道てつどうダイヤ情報じょうほう』第だい145号ごう、弘ひろ済ずみ出版しゅっぱん社しゃ、1996年ねん5月がつ、42-48頁ぺーじ。 
• 「小田急おだきゅうロマンスカー」『鉄道てつどうファン』第だい422号ごう、交友こうゆう社しゃ、1996年ねん6月がつ、8-29頁ぺーじ。 
• 「Railway Topics『小田急おだきゅう30000形がた「EXE」 3月がつ23日にちに運転うんてん開始かいし』」『鉄道てつどうジャーナル』第だい356号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、1996年ねん6月がつ、90-97頁ぺーじ。 
• 「Railway Topics『小田急おだきゅう ダイヤ改正かいせいで多た停車ていしゃ型がた特急とっきゅう<サポート>登場とうじょう』」『鉄道てつどうジャーナル』第だい396号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、1999年ねん10月がつ、91-97頁ぺーじ。 
• 「1962年ねん・夏季かき輸送ゆそう 小田急おだきゅう列車れっしゃ運行うんこう図表ずひょう」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい679号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、1999年ねん12月、巻末かんまつ。 
• 「小田急おだきゅう座談ざだん (Part1) 車両しゃりょう編へん」『鉄道てつどうピクトリアル アーカイブスセレクション』第だい1号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2002年ねん9月がつ、6-16頁ぺーじ。 
• 「小田急おだきゅう座談ざだん (Part2) 輸送ゆそう・運転うんてん編へん」『鉄道てつどうピクトリアル アーカイブスセレクション』第だい2号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2002年ねん12月、6-20頁ぺーじ。 
• 「小田急電鉄おだきゅうでんてつ発行はっこうの案内あんないパンフレット コレクション」『鉄道てつどうピクトリアル アーカイブスセレクション』第だい2号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2002年ねん12月、142-151頁ぺーじ。 
• 「小田急おだきゅう60000形がた「MSE」」『鉄道てつどうファン』第だい563号ごう、交友こうゆう社しゃ、2008年ねん3月がつ、55-59頁ぺーじ。 
• 「あの日ひ、あの頃ころ 小田急おだきゅうの情景じょうけい」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい829号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2010年ねん1月がつ、173-183頁ぺーじ。 
• 「歴代れきだいラインナップで見みる小田急おだきゅうロマンスカー」『鉄道てつどうピクトリアル』第だい829号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2010年ねん1月がつ、234-235頁ぺーじ。 
• 「Railway Topics『小田急おだきゅうLSE・HiSEが運用うんようから外はずれる』」『鉄道てつどうジャーナル』第だい522号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、2010年ねん4月がつ、147-148頁ぺーじ。 
• 「夜行やこう急行きゅうこう「きたぐに」も定期ていき運転うんてんを終了しゅうりょう 2012年ねん3月がつ17日にちダイヤ改正かいせいの概要がいよう」『鉄道てつどうジャーナル』第だい545号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、2012年ねん3月がつ、22-27頁ぺーじ。 

関連かんれん項目こうもく

• ロマンスカー
• ロマンスカーミュージアム
• ロマンスカー (村むら下か孝蔵こうぞうの曲きょく)
• 特急とっきゅう形がた車両しゃりょう
• 踊おどり子こ (列車れっしゃ)
• 東海とうかい (列車れっしゃ)
• 小田急おだきゅうハイウェイバス
• ロマンス (2015年ねんの映画えいが)
• パノラマカー - 名古屋鉄道なごやてつどう。こちらもロマンスカーと同おなじく日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞうが製造せいぞう。

外部がいぶリンク

• きょう、ロマンスカーで。小田急おだきゅうロマンスカー
• ロマンスカー｜小田急電鉄おだきゅうでんてつ
• 日本にっぽん地下鉄ちかてつ協会きょうかい『SUBWAY』2011年ねん1月がつ号ごう現場げんばから「小田急おだきゅう線せんと東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せん間あいだの特急とっきゅう列車れっしゃ相互そうご直通ちょくつう運転うんてんの状況じょうきょうについて」 (PDF) （pp.44 - 49掲載けいさい）