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建設機械 - Wikipedia

建設けんせつ機械きかい(けんせつきかい、英語えいご: construction equipment)は、土木どぼく建築けんちく作業さぎょう工事こうじ)に使つかわれる機械きかい総称そうしょうである。省略しょうりゃくしてけん(けんき)、または重機じゅうき(じゅうき、heavy equipment)や土工どこう(どこうき。土木どぼく工事こうじ機械きかいりゃく)とも呼称こしょうされる。人力じんりき施工しこうすることが困難こんなん作業さぎょう機械きかいしたものがほとんどである。

一般いっぱんてき油圧ゆあつショベルコマツせい

高度こうど経済けいざい成長せいちょうに、高層こうそう建築けんちくぶつ道路どうろ整備せいびダム建設けんせつで、建設けんせつ機械きかい日本にっぽんインフラストラクチャー整備せいびたした実績じっせきおおきい。20世紀せいきすえから21世紀せいき現在げんざいでは、公共こうきょう事業じぎょう削減さくげんさけばれており、建設けんせつ機械きかいにはさらなる作業さぎょう効率こうりつ役割やくわりもとめられる。

日本にっぽんでの建設けんせつ機械きかい需要じゅようの60%きょうは、レンタル活用かつよううつってきている。建設けんせつ業者ぎょうしゃ経営けいえい合理ごうりけ、機械きかい経費けいひ削減さくげんのために、このながれは加速かそくしている。


概説がいせつ

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一般いっぱんてきになじみのある建設けんせつ機械きかいには、油圧ゆあつショベル(ショベルカー)やラフテレーンクレーン(クレーンしゃ)などがある。

世界せかいてきれば、近代きんだい建設けんせつ機械きかいは18世紀せいき後半こうはん蒸気じょうき機関きかん発達はったつはしはっしたとえる。産業さんぎょう発達はったつによりおおきく進化しんかしてきたという事実じじつは、建設けんせつ機械きかい産業さんぎょう機械きかいいち分野ぶんやであるともえる。

最近さいきん建設けんせつ機械きかい一般いっぱんてき姿すがたは、だいいち世界せかい大戦たいせん終盤しゅうばんけてその原型げんけいあらわれており、だい世界せかい大戦たいせんときにはブルドーザ登場とうじょうし、アメリカぐん急速きゅうそく進攻しんこうおおきく寄与きよした。

日本にっぽんでは、戦時せんじちゅう少数しょうすうのブルドーザが小松製作所こまつせいさくしょにより、また「ショベルバックホウではない)」も少数しょうすう神戸製鋼所こうべせいこうしょ日立製作所ひたちせいさくしょなどで生産せいさんされていた。戦後せんご復興ふっこうともな国土こくど早急そうきゅうさい構築こうちくさけばれ、機械きかいはか機運きうん建設省けんせつしょう中心ちゅうしんたかまり、ブルドーザー、パワーショベル(ワイヤしき)、油圧ゆあつショベル(バックホウ)などが次々つぎつぎ開発かいはつ発売はつばいされた。

前述ぜんじゅつのように、産業さんぎょう機械きかい一部いちぶカテゴリーととらえた場合ばあいとく油圧ゆあつショベルなどはあるしゅロボットともえ、「る」作業さぎょうから、「つかむ、くだく」などの作業さぎょう可能かのう装置そうち(アタッチメント)をけ、製鉄せいてつしょ・リサイクルぎょうなど様々さまざま産業さんぎょう活躍かつやくしており、たん建設けんせつ機械きかいとはべなくなってきているほど活躍かつやくひろがっている。また無人むじんよう有人ゆうじんようがあり、特殊とくしゅ用途ようととして災害さいがい救助きゅうじょ瓦礫がれき撤去てっきょ工作こうさくしゃなどとしても活用かつようされはじめており、東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしまだいいち原子力げんしりょく発電はつでんしょ事故じこでは、おおくの無人むじん有人ゆうじん建設けんせつ機械きかい投入とうにゅうされた。レスキューロボット参照さんしょう

建設けんせつ機械きかい」の範囲はんい言葉ことば定義ていぎ

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  • 広義こうぎではすべての作業さぎょう機械きかいす。
  • 日本にっぽん建設けんせつ機械きかい協会きょうかい狭義きょうぎでは一般いっぱん土木どぼく工事こうじよう機械きかい河川かせん港湾こうわん橋梁きょうりょう農用地のうようち造成ぞうせい工事こうじよう機械きかいふくみ、ダム施工しこう除雪じょせつ専用せんよう機械きかいふくまない)のみをすこともある。
  • 建設けんせつ機械きかい重機じゅうき、ロボットのそれぞれの明確めいかく言葉ことば定義ていぎ区別くべつはなく、建設けんせつ機械きかい用途ようとひろがるにれ、かなり重複じゅうふくしてきている。福島ふくしまだいいち原発げんぱつ瓦礫がれき撤去てっきょため投入とうにゅうされた無人むじん遠隔えんかく操作そうさ可能かのうボブキャットけんだが、メディアはロボットとつたえた[1]。ところがコマツなどが投入とうにゅうした同種どうしゅけんは、無人むじん重機じゅうきつたえた[2]近年きんねん、このような用語ようご混乱こんらんられ、けん無人むじん重機じゅうき、ロボットなどの境界きょうかいうすれてきている。

特徴とくちょう

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  • オペレーター(操縦そうじゅうしゃ)を必要ひつようとする機械きかいは、操縦そうじゅうにはせんもん資格しかく必要ひつようになる(おも労働ろうどう安全あんぜん衛生えいせいほうもとづく、後述こうじゅつ)。
  • 小型こがたのものは、ガソリンによる原動機げんどうきつか電動でんどうしきであることがおおく、大型おおがたのものは軽油けいゆによるディーゼルエンジンっている。
  • 運用うんようあやまると重大じゅうだい事故じこにつながる場合ばあいがあるので、視認しにんしやすいいろおおくはあかるい黄色おうしょく)で塗装とそうされている車種しゃしゅおお[3]
  • 建設けんせつ機械きかいには高価こうか機械きかいすくなくないので、建設けんせつ機械きかいによる作業さぎょうおこな会社かいしゃ購入こうにゅうするのではなく、レンタル会社かいしゃより期間きかんりすることがおおい。特殊とくしゅ作業さぎょうもちいる機械きかい場合ばあいは、使つか頻度ひんどすくないことから、そういったれいがよりおおくなる(日本にっぽんけんレンタル依存いぞんは50%をえる)。
    • ちゅう: 一般いっぱんてきにレンタル会社かいしゃとリース会社かいしゃとは混同こんどうされがちではあるが、システムてき本質ほんしつまったことなり、建設けんせつ機械きかいかんしては、レンタルのシステムをもちいることが主流しゅりゅうである。
  • どういち車種しゃしゅ重機じゅうきは、建設けんせつ現場げんば複数ふくすうじんまわすために、かぎが3~6種類しゅるいしか存在そんざいしなかったが、近年きんねん盗難とうなん事件じけん犯罪はんざいへの悪用あくようえないことから、電子でんしキーやGPSによる管理かんりシステムなどが装備そうびされだしている[4]
  • しん開発かいはつ工法こうほうなど用途ようと限定げんていした専門せんもんせいたか機械きかいも、新規しんき開発かいはつされている(工法こうほう開発かいはつ機械きかい開発かいはつ直結ちょっけつしていることがおおいため、おも大手おおてゼネコンなどがしん工法こうほう開発かいはつんでいる)。
  • おな目的もくてき使用しようできる建設けんせつ機械きかいであっても作業さぎょう現場げんばない距離きょり地理ちりてき条件じょうけん地質ちしつなど施行しこう条件じょうけんによって使つかけ、もしくはわせて使用しようする。たとえば土砂どしゃ運搬うんぱんにおいて短距離たんきょり(70m程度ていど以下いか)であればブルドーザ、ホイールローダーまたはモーターグレーダなどを選択せんたくし、それ以上いじょう距離きょりであればダンプトラック、パワーショベル、油圧ゆあつショベルとモータースクレイパーなど利用りようなども選択肢せんたくしとなる[5]

建設けんせつ機械きかい一覧いちらん

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一般いっぱん建設けんせつ機械きかい

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港湾こうわん河川かせん海岸かいがん工事こうじよう機械きかい

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ダム工事こうじよう機械きかい

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除雪じょせつ機械きかい

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下水道げすいどう工事こうじよう機械きかい

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地雷じらい除去じょきょ機械きかい

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免許めんきょ資格しかく

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建設けんせつ機械きかいはその操作そうさ運転うんてんさい危険きけんともなうため、労働ろうどう安全あんぜん衛生えいせいほうなどで就業しゅうぎょう制限せいげん規定きていもうけられている。事業じぎょうぬしは、所定しょてい技能ぎのう講習こうしゅうひとしけていないもの操作そうさ運転うんてんをさせてはならないし、労働ろうどうしゃ作業さぎょうしゃ)はそれらの資格しかくいのに運転うんてんしてはならない。もし、資格しかくたずに操作そうさ運転うんてんしたり、させた場合ばあい事業じぎょうぬしは6ヶ月かげつ以下いか懲役ちょうえきもしくは50まんえん以下いか罰金ばっきん資格しかく操作そうさ運転うんてんしたものは50まんえん以下いか罰金ばっきんしょせられる。

建設けんせつ機械きかい施工しこう技士ぎし技能ぎのう講習こうしゅう特別とくべつ教育きょういく建設けんせつ機械きかい講習こうしゅう免除めんじょ講習こうしゅう科目かもく一部いちぶ免除めんじょ

建設けんせつ機械きかい整備せいび技能ぎのう技能ぎのう検定けんていひとつで建設けんせつ機械きかい整備せいびにおける名称めいしょう独占どくせん資格しかくひとつ)

技能ぎのう講習こうしゅう

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特別とくべつ教育きょういく

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つるしじょう荷重かじゅう5トン以上いじょう移動いどうしきクレーンのように技能ぎのう講習こうしゅうでなく免許めんきょ必要ひつようなものもある。一方いっぽう上述じょうじゅつ括弧かっこない規模きぼ下回したまわるもの(最大さいだい荷重かじゅう1トン未満みまんフォークリフトなど)は、技能ぎのう講習こうしゅうより講習こうしゅう時間じかんみじかい「特別とくべつ教育きょういく」を修了しゅうりょうすれば操作そうさ運転うんてんすることが可能かのうである。

労働ろうどう安全あんぜん衛生えいせい教育きょういく

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また、あらたに労働ろうどう災害さいがい原因げんいん調しらべるとともに労働ろうどうしゃ業務ぎょうむたいする知識ちしき経験けいけん不足ふそくによるものがおおきな割合わりあいめてるので労働ろうどう安全あんぜん衛生えいせいほうによる事業じぎょうおこなものたいし、安全あんぜん衛生えいせいかんする社員しゃいん教育きょういくおこな義務ぎむしている。安全あんぜん衛生えいせい教育きょういくとは、この法律ほうりつによりおこなわれる特別とくべつ教育きょういくふくめての社員しゃいん教育きょういく総称そうしょうであり、これにより、労働ろうどう災害さいがい防止ぼうしすることを目的もくてきとしている。事業じぎょうしゃ労働ろうどうしゃやとえれたとき作業さぎょう内容ないよう変更へんこうしたとき安全あんぜん衛生えいせい教育きょういくおこなわなければならないとされている(労働ろうどう安全あんぜん衛生えいせいほうだい59じょう)。

建設けんせつ機械きかいにおける免許めんきょ

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これらの免許めんきょによりみとめられる業務ぎょうむにはそれぞれの下位かい資格しかく技能ぎのう講習こうしゅう特別とくべつ教育きょういく)の運転うんてん操作そうさとうふくまれる。※免許めんきょ技能ぎのう講習こうしゅう特別とくべつ教育きょういく

建設けんせつ機械きかい製作せいさく会社かいしゃ

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日本にっぽん

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コマツ
日本にっぽん最大さいだいにして世界せかいだい2建設けんせつ機械きかいメーカー。フォークリフト産業さんぎょう機械きかいをグループで展開てんかい。かつては建設けんせつ電子でんし部品ぶひん農林のうりん機器ききをグループで展開てんかいしていた。
日立建機ひたちけんき
日立ひたちグループ油圧ゆあつショベルを中心ちゅうしんとした製品せいひん中心ちゅうしん。グループないホイールローダーフォークリフト農業のうぎょう機械きかい周辺しゅうへんにも展開てんかい関連かんれん会社かいしゃでも鉱山こうざん機械きかい鉱研工業こうけんこうぎょうもある。中型ちゅうがた油圧ゆあつショベルをクボタにOEM供給きょうきゅうしている。
キャタピラージャパン
世界せかいだい1のキャタピラーしゃ日本にっぽん法人ほうじん三菱重工みつびしじゅうこう合弁ごうべん設立せつりつしたキャタピラー三菱みつびし(のちに三菱重工業みつびしじゅうこうぎょう大型おおがた建設けんせつ機械きかい部門ぶもん(※兵庫ひょうご製造せいぞう拠点きょてんふくむ)を会社かいしゃ分割ぶんかつ方式ほうしき統合とうごうして新キャタピラしんきゃたぴら三菱みつびし社名しゃめい変更へんこう)が前身ぜんしん
コベルコけん
神戸製鋼所こうべせいこうしょ建設けんせつ機械きかい部門ぶもん独立どくりつ。2016ねん4がつおな神戸製鋼所こうべせいこうしょグループのコベルコクレーン吸収きゅうしゅう合併がっぺいきゅうコベルコクレーンはクローラークレーンにおいて、国内こくないシェアーやく50%、世界せかいシェアーやく17%。グローバル展開てんかいちかられ、日米にちべいおう移動いどうしきクレーンメーカーとしてもはじめて、インドにどくクローラークレーン専用せんよう工場こうじょう建設けんせつ
ボーマクジャパン
ドイツBOMAGしゃ日本にっぽん法人ほうじん。2010ねん活動かつどう休止きゅうし[7]
三菱重工業みつびしじゅうこうぎょう
かつては様々さまざまなモデルを手掛てがけていたが、キャタピラーと合弁ごうべん設立せつりつしたキャタピラー三菱みつびしがれた。そのためキャタピラージャパンのアスファルトフィニッシャは、いまでもMITSUBISHIブランドである。現在げんざいはフォークリフトじゅん大手おおて三菱みつびしロジスネクストきゅう日本輸送機にほんゆそうき)を傘下さんかおさめてどう事業じぎょう強化きょうか
川崎重工業かわさきじゅうこうぎょうKCM
おもにホイールローダーを本州ほんしゅう中心ちゅうしんおも関西かんさいけん中京ちゅうきょうけん首都しゅとけん)で販路はんろ展開てんかい。2009ねんをもって分社ぶんしゃ翌年よくねん5がつちゅう同業どうぎょう大手おおて日立建機ひたちけんき資本しほん業務ぎょうむ提携ていけい第三者だいさんしゃ割当わりあて増資ぞうし締結ていけつ
KYBカヤバシステムマシナリー
国内こくない最大さいだいのコンクリートミキサーしゃメーカー。国内こくないシェアはやく80%にいたる。極東開発工業きょくとうかいはつこうぎょうにはOEM供給きょうきゅうインドのコンクリート建設けんせつ機器ききメーカーを買収ばいしゅうし、インドにも事業じぎょう展開てんかい。また、子会社こがいしゃカヤバシステムマシナリー自由じゆう断面だんめん掘削くっさくなどの建設けんせつ機械きかい製造せいぞう
酒井重工業さかいじゅうこうぎょう
うたてあつ機械きかいでは日本にっぽん代表だいひょうする会社かいしゃ関電かんでんグループきゅう三和さんわグループ資本しほん取引とりひきてき関係かんけいつよい。
住友建機すみともけんき
住友すみともしげる機械きかいから分離ぶんり独立どくりつした住友すみともグループ建設けんせつ機械きかい大手おおて道路どうろ機械きかいでは国内こくないトップ。油圧ゆあつショベルをベースとした製品せいひんちかられている。本体ほんたいきゅう会社かいしゃ(※下記かき参照さんしょう)より大型おおがたクレーン以外いがいぜん事業じぎょう継承けいしょう純粋じゅんすい持株もちかぶ会社かいしゃ移行いこうし、製造せいぞう販売はんばいはそれぞれの事業じぎょう子会社こがいしゃ一任いちにん。なお、2010年度ねんど以降いこう製造せいぞう子会社こがいしゃ吸収きゅうしゅう住友建機すみともけんき事業じぎょう持株もちかぶ会社かいしゃ移行いこうした。
住友重機すみともじゅうき械建クレーン
きゅう住友建機すみともけんきのこった大型おおがたクレーン事業じぎょう設立せつりつしたきゅう住友重機すみともじゅうき械建クレーン日立建機ひたちけんき出資しゅっし住友すみともしげる機械きかい日立建機ひたちけんき合弁ごうべん事業じぎょうとしてさい出発しゅっぱつ。なお、合弁ごうべん当初とうしょ住友すみともしげる機械きかい連結れんけつ決算けっさん対象たいしょうからはずれていたが、その出資しゅっし比率ひりつ見直みなおされ住友すみとも主導しゅどう体制たいせいわった
新明和工業しんめいわこうぎょう
もと日立ひたちけい[注釈ちゅうしゃく 1]ダンプトラックミキサーしゃなど特装車とくそうしゃそう大手おおてメーカー。航空機こうくうき部品ぶひんみず処理しょり関連かんれんでも大手おおて
極東開発工業きょくとうかいはつこうぎょう
ダンプトラックコンクリートポンプなど特装車とくそうしゃそう大手おおてメーカー。国内こくない自動車じどうしゃメーカーの地場じば有力ゆうりょくディーラーを傘下さんかつ。中小ちゅうしょうトラックよう部品ぶひんメーカー・日本にっぽんトレクス住友すみとも軽金属けいきんぞくからぜん株式かぶしき取得しゅとく子会社こがいしゃ
古河機械金属ふるかわきかいきんぞく
事業じぎょう子会社こがいしゃにてけん事業じぎょう展開てんかい
古河ふるかわロックドリル油圧ゆあつクローラドリルで国内こくない首位しゅい世界せかいだい3油圧ゆあつブレーカ・油圧ゆあつ圧砕あっさいでは国内こくない大手おおて一角いっかく
古河ふるかわユニックはトラック搭載とうさいがたクレーン(通称つうしょう:ユニッククレーン)で国内こくない最大手さいおおて
NICHIJOきゅう日本にっぽん除雪じょせつ製作所せいさくしょ
川崎重工かわさきじゅうこう傘下さんか除雪じょせつ代表だいひょうてきメーカー。
加藤かとう製作所せいさくしょ
クレーン、油圧ゆあつショベルが事業じぎょうだい部分ぶぶんめるが、基礎きそ工事こうじ機械きかい路面ろめん清掃せいそうしゃなどもがける。油圧ゆあつショベルは根強ねづよいユーザーがおおい。
KATO HICOMきゅう石川島建機いしかわじまけんき→IHIけん
加藤かとう製作所せいさくしょ子会社こがいしゃ。ミニショベル、クレーンを中心ちゅうしんにしている。TEREX-DEMAGのクレーンもあつかっている。かつてはIHI子会社こがいしゃであった。
竹内たけうち製作所せいさくしょ
ミニショベル、クローラーローダーを中心ちゅうしん展開てんかい
ヤンマーけん
ヤンマーグループはのうおよび船舶せんぱくエンジンで有名ゆうめいだが、油圧ゆあつショベルやホイールローダなど建設けんせつ機械きかいがける。けん事業じぎょう子会社こがいしゃのヤンマーけんはヤンマーの全額ぜんがく出資しゅっし子会社こがいしゃ販売はんばいどう系列けいれつのヤンマー販売はんばい継承けいしょうされている。
ロジスネクストユニキャリア
前身ぜんしん会社かいしゃひとつであるTCM株式会社かぶしきがいしゃ丹羽たんば発祥はっしょうのフォークリフト大手おおてで、クラークしゃ(米国べいこく)の技術ぎじゅつをもとに国産こくさんだいいちごうとなるフォークリフトを製作せいさくした。戦後せんご日立造船ひたちぞうせん日立建機ひたちけんき資本しほん業務ぎょうむ提携ていけいしてきゅう日産にっさんけいきゅう接近せっきん。2009ねん12月に日立建機ひたちけんき完全かんぜん子会社こがいしゃとなり日立ひたちグループの一員いちいんに。2013ねん日産にっさんフォークリフト吸収きゅうしゅう合併がっぺいしたうえ商号しょうごう変更へんこうしたが、2016ねんにニチユ三菱みつびしフォークリフト傘下さんかはいり、2017ねんのニチユ三菱みつびしフォークリフトとの経営けいえい統合とうごうともな製造せいぞう三菱みつびしロジスネクストへ一本いっぽんされ、ユニキャリアはロジスネクストユニキャリアへ商号しょうごう変更へんこうされ、三菱みつびしロジスネクスト製品せいひん販売はんばい会社かいしゃとなった。
タダノ
ホイールクレーン専業せんぎょう大手おおて高所こうしょ作業さぎょうしゃがける。ラフテレーンクレーンオールテレーンクレーンでは日本にっぽん代表だいひょうするメーカー。
クボタ
のうのイメージがつよいが、小型こがたけん(ミニバックホー)は世界せかい最大手さいおおて。かつてはクレーンも技術ぎじゅつ提携ていけい製造せいぞう実績じっせきあり。日立建機ひたちけんき生産せいさん委託いたくした油圧ゆあつショベルの販売はんばいもしている。
諸岡もろおか
ゴムクローラキャリアダンプで有名ゆうめい大型おおがたゴムクローラを世界せかいはつ開発かいはつした。林業りんぎょう機械きかい環境かんきょう機械きかい農業のうぎょう機械きかいなど整地せいちとくした車両しゃりょう製造せいぞう販売はんばいおこなう。かつてはブルドーザ、バックホウ、トラクターも製造せいぞうしていた。
子会社こがいしゃがアメリカやドイツに存在そんざいする。
ウインブルヤマグチ
かつては自社じしゃでミニショベルを設計せっけい製造せいぞうしていた。
筑水ちくすいキャニコム
ネーミング大賞たいしょう受賞じゅしょうするなど製品せいひんめいのユニークさが特徴とくちょう[8]むら鍛冶たんやから農業のうぎょう機械きかいメーカーとして成長せいちょうし、現在げんざい農業のうぎょうよう土木どぼく建設けんせつよう林業りんぎょうよう運搬うんぱんしゃ草刈くさかり作業さぎょうしゃおよび産業さんぎょうよう機械きかい製造せいぞう販売はんばいおこなう。
S・K・K(柴田しばたけん研究所けんきゅうじょ)
日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう
クレーン以外いがいにもスクレープドーザー、クローラクレーン、掘削くっさく製造せいぞう現在げんざいJR東海とうかい連結れんけつ会社かいしゃとなり、主力しゅりょく鉄道てつどう車両しゃりょう関連かんれん強化きょうかちゅう
アイチコーポレーション
豊田とよだ織機しょっきのグループ会社かいしゃ上記じょうきおなじく中京ちゅうきょうけん出身しゅっしん高所こうしょ作業さぎょうしゃ国内こくない最大手さいおおて
はん機械きかい
おも小型こがたアスファルトフィニッシャのメーカーとして有名ゆうめい除雪じょせつよう機械きかい製造せいぞうしている。
北越工業ほくえつこうぎょう
エンジンコンプレッサー、モーターコンプレッサー、高所こうしょ作業さぎょうしゃ、ミニバックホーを製造せいぞうしている。
MB Japan
イタリアを本社ほんしゃ世界せかい代表だいひょうする建設けんせつ機械きかいアタッチメントメーカーの日本にっぽん法人ほうじんバケットクラッシャー世界せかいのリーダーカンパニー。
長野ながの工業こうぎょう
おもにミニショベル、高所こうしょ作業さぎょうしゃ製造せいぞうしている。
オノデラ製作所せいさくしょ
アタッチメントの製造せいぞうおこなっている。

日本にっぽん国外こくがい

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日本にっぽんけんレンタル会社かいしゃ

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ただ春光しゅんこうけい関連かんれんでは現在げんざい日立ひたちけいあつかいになっている

出典しゅってん

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  1. ^ 杉本すぎもとたかし (2011ねん5がつ17にち). “がれき撤去てっきょへロボット集結しゅうけつ 3号機ごうき次々つぎつぎ投入とうにゅう”. 朝日新聞あさひしんぶんデジタル. 2011ねん11月28にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2012ねん3がつ8にち閲覧えつらん
  2. ^ 東京電力とうきょうでんりょく株式会社かぶしきがいしゃ (2011ねん4がつ28にち). “福島ふくしまだいいち原子力げんしりょく発電はつでんしょ事故じこ対策たいさくにおけるロボット(遠隔えんかく操作そうさ機器きき)の活用かつよう” (PDF). 東京電力とうきょうでんりょく株式会社かぶしきがいしゃ. 2012ねん6がつ18にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2012ねん3がつ8にち閲覧えつらん
  3. ^ トラックファイブ
  4. ^ しゃ日本にっぽん建設けんせつ機械きかい工業こうぎょうかい: あなたの大切たいせつ機械きかいねらわれています!
  5. ^ 運搬うんぱんよう建設けんせつ機械きかい新版しんぱん 2きゅう土木どぼく施工しこう管理かんり技士ぎし 受験じゅけんよう図解ずかいテキスト5 用語ようごしゅう』p32 土木どぼく施工しこう管理かんり技士ぎしテキスト編集へんしゅう委員いいんかいへん 1987ねん
  6. ^ 伊藤いとうこう 1994, p. 5-6.
  7. ^ BOMAG JAPAN(ボーマクジャパン㈱)の直接ちょくせつ販売はんばい事業じぎょう引継ひきつぎについて”. www2.kobelco-kenki.co.jp. 2023ねん6がつ24にち閲覧えつらん
  8. ^ 木村きむら元紀もとのり 2009, p. 40-43.

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 伊藤いとうひろ移動いどうしきクレーンの知識ちしき』(しん鹿島かしま出版しゅっぱんかい、1994ねん12月、5-6ぺーじISBN 4306023028 
  • 木村きむら元紀もとのり地方ちほうからだいマーケットで勝負しょうぶ どうせやるなら世界一せかいいち(Vol.18)筑水ちくすいキャニコム」『Fole みずほ総合そうごう研究所けんきゅうじょ株式会社かぶしきがいしゃ へん』2009ねん6がつ、40-43ぺーじ 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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