東急とうきゅう池上線いけがみせん

池上線いけがみせん（いけがみせん）は、東京とうきょう都と品川しながわ区くの五反田ごたんだ駅えきと東京とうきょう都と大田おおた区くの蒲田かまた駅えきを結むすぶ東急とうきゅう電鉄でんてつが運営うんえいする鉄道てつどう路線ろせん。

池上線いけがみせん
池上線いけがみせんで運用うんようされる7000系けい （2021年ねん3月がつ14日にち 石川台いしかわだい駅えき - 雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えき間あいだ）
基本きほん情報じょうほう
国くに	日本にっぽん
所在地しょざいち	東京とうきょう都と
起点きてん	五反田ごたんだ駅えき
終点しゅうてん	蒲田かまた駅えき
駅えき数すう	15駅えき
路線ろせん記号きごう	IK
路線ろせん色しょく	ピンク
開業かいぎょう	1922年ねん10月6日にち
所有しょゆう者しゃ	東急とうきゅう電鉄でんてつ
運営うんえい者しゃ	東急とうきゅう電鉄でんてつ
使用しよう車両しゃりょう	使用しよう車両しゃりょうの節ふしを参照さんしょう
路線ろせん諸しょ元もと
路線ろせん距離きょり	10.9 km
軌間きかん	1,067 mm
線路せんろ数すう	複線ふくせん
電化でんか方式ほうしき	直流ちょくりゅう1,500 V 架空かくう電車でんしゃ線せん方式ほうしき
閉塞へいそく方式ほうしき	自動じどう閉塞へいそく式しき
保安ほあん装置そうち	東急とうきゅう型がたATS
最高さいこう速度そくど	80 km/h
路線ろせん図ず

停車場ていしゃじょう・施設しせつ・接続せつぞく路線ろせん

凡例はんれい ←JR東ひがし：山手やまて線せん→ ←JR東ひがし：埼京線さいきょうせん・湘南しょうなん新宿しんじゅくライン→ 0.0 IK01 五反田ごたんだ駅えき 目黒めぐろ川がわ 0.3 IK02 大崎おおさき広小路ひろこうじ駅えき 桐きりヶ谷たに駅えき -1953年ねん 1.4 IK03 戸越とごし銀座ぎんざ駅えき 戸越とごし駅えき 都営とえい：浅草線あさくさせん→ 2.1 IK04 荏原えばら中延なかのぶ駅えき 旗はたヶ岡おか駅えき -1951年ねん 3.1 IK05 旗はたの台だい駅えき ←大井おおい町まち線せん→ 3.7 IK06 長原ながはら駅えき ←JR東海とうかい：中央ちゅうおう新幹線しんかんせん（建設けんせつ中ちゅう）→ 4.3 IK07 洗足せんそく池いけ駅えき 4.9 IK08 石川台いしかわだい駅えき 呑川 雪ゆきヶ谷たに駅えき -1933年ねん ←目黒めぐろ蒲田かまた電鉄でんてつ：新しん奥沢おくさわ線せん 5.6 IK09 雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えき 雪ゆきが谷たに検車けんしゃ区く 調布ちょうふ大塚おおつか駅えき -1933年ねん 6.4 IK10 御嶽山みたけさん駅えき ←JR東海とうかい：東海道新幹線とうかいどうしんかんせん→ ←JR東ひがし：横須賀よこすか線せん→ 7.1 IK11 久くが原はら駅えき 光明寺こうみょうじ駅えき -1926年ねん 8.0 IK12 千鳥町ちどりちょう駅えき 9.1 IK13 池上いけがみ駅えき 10.1 IK14 蓮沼駅えき ←東急とうきゅう多摩川線たまがわせん 10.9 IK15 蒲田かまた駅えき ←JR東ひがし：京浜東北線けいひんとうほくせん→ ←JR東ひがし：東海道とうかいどう線せん→

路線ろせん図ずや駅えきナンバリングで使用しようされる路線ろせんカラーはピンク、路線ろせん記号きごうはIK。

本ほん項こうでは関連かんれん路線ろせんとして未成みせい線せんに終おわった泉岳寺せんがくじ線せん（せんがくじせん）についても記述きじゅつする。

路線ろせんデータ

• 路線ろせん距離きょり：10.9 km
• 軌間きかん：1,067 mm
• 駅えき数すう：15駅えき（起おこり終点しゅうてん駅えき含ふくむ）
• 複線ふくせん区間くかん：全線ぜんせん
• 電化でんか区間くかん：全線ぜんせん（直流ちょくりゅう1,500 V）
• 閉塞へいそく方式ほうしき：自動じどう閉塞へいそく式しき
• 保安ほあん装置そうち：東急とうきゅう型がたATS
• 最高さいこう速度そくど：80 km/h

運行うんこう概況がいきょう

列車れっしゃ種別しゅべつは各駅かくえき停車ていしゃのみであり、東急とうきゅう多摩川たまがわ線せんと共通きょうつうの18m車体しゃたい、3扉とびらの3両りょう編成へんせいで運転うんてんされる。1998年ねん（平成へいせい10年ねん）3月16日にちからはワンマン運転うんてんを実施じっししている。ワンマン運転うんてんの安全あんぜん確保かくほのため、ホーム柵しがらみとホームセンサーを用もちいており、乗客じょうきゃくが乗降じょうこうするホーム柵しがらみの位置いちにあわせて列車れっしゃを所定しょてい停止ていし位置いちに停止ていしさせるための支援しえん装置そうちとしてTASCを採用さいようしている。

2000年ねん（平成へいせい12年ねん）8月がつ6日にち以降いこうのダイヤでは、五反田ごたんだ駅えき - 蒲田かまた駅えき間あいだの全線ぜんせん通とおし運転うんてんのほか、朝あさラッシュ時じや夜間やかん、始発しはつ・終電しゅうでん時間じかん帯たいを中心ちゅうしんに車両しゃりょう基地きち（雪ゆきが谷たに検車けんしゃ区く）のある雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えきと五反田ごたんだ駅えきや蒲田かまた駅えき間あいだの区間くかん運転うんてんがある 。なお、2014年ねん（平成へいせい26年ねん）3月がつ14日にちまでは平日へいじつの夕方ゆうがたと夜間やかんの帰宅きたくラッシュ時間じかん帯たいに五反田ごたんだ駅えき - 雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えき間あいだの区間くかん列車れっしゃが多数たすう運転うんてんされていたが、翌よく15日にちのダイヤ改正かいせいで19時じ台だい1本ほん、21時じ台だい1本ほん、23時じ台だい1本ほん、24時じ台だい3本ほんを除のぞいて運転うんてん区間くかんが全すべて蒲田かまた駅えき行いきに延長えんちょうされ、五反田ごたんだ駅えき発はつの夕方ゆうがたと夜間やかんの区間くかん列車れっしゃは激減げきげんした。また、東急とうきゅう多摩川線たまがわせんには車両しゃりょう基地きちがないため、同線どうせんへの車両しゃりょう出入でいり庫こも池上線いけがみせんの営業えいぎょう列車れっしゃとして行おこなわれており、蒲田かまた駅えきでスイッチバックして東急とうきゅう多摩川たまがわ線せんへ乗のり入いれる多摩川たまがわ駅えき発着はっちゃくの列車れっしゃが1日にちに数すう本ほん設定せっていされている（多摩川たまがわ駅えき行いきも五反田ごたんだ駅えき発着はっちゃく・雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えき発着はっちゃくの2系統けいとうを設定せってい） 。ただし、時刻じこく表ひょう上じょうや駅えきの発車はっしゃ案内あんない板ばんはこれらの列車れっしゃも全すべて蒲田かまた行いきとなっており、実際じっさいの列車れっしゃの行いき先さきも一部いちぶの車両しゃりょうで「多摩川線たまがわせん直通ちょくつう」と表示ひょうじされる以外いがいは全すべて蒲田かまた行いきの表示ひょうじとなっている。

五反田ごたんだ駅えき - 蒲田かまた駅えき間あいだの所要しょよう時間じかんは最短さいたんで22分ふん。乗降じょうこうや待まち時間じかんを含ふくめて30分ふん前後ぜんこう程度ていどである。

毎年まいとし10月12日にちの夜よるには、池上いけがみ駅えきが最寄もより駅えきである池上本門寺いけがみほんもんじで行おこなわれるお会式えしきの万まん灯とう行列ぎょうれつへの参拝さんぱい・見物けんぶつ客きゃく輸送ゆそうのため臨時りんじダイヤとなり、列車れっしゃが増発ぞうはつされる。

雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えき以外いがいで車両しゃりょうの夜間やかん停泊ていはくがある駅えきは五反田ごたんだ駅えきと蒲田かまた駅えきである（五反田ごたんだ駅えき2本ほん停泊ていはく・蒲田かまた駅えき1本ほん停泊ていはく）。

駅えき設備せつびは依然いぜんとして古ふるいものが多おおく、木造もくぞうの旅客りょかく上屋うわやや上屋うわやと一体化いったいかした木製もくせいベンチなどが今いまも現役げんえきで残のこっている。かつては池上いけがみ駅えきに構内こうない踏切ふみきりが設置せっちされていたが、橋上はしがみ駅舎えきしゃ化かに伴ともない2020年ねん7月がつに廃止はいしされた。現在げんざいはホームごとに簡素かんそな改札かいさつ口こうが設もうけられた駅えきが多おおい。このような駅えきでは片側かたがわのホームにしかトイレがなく、構内こうない通路つうろもないため反対はんたい側がわのホームからは利用りようすることができない。老朽ろうきゅう化か対策たいさくへの動うごきも見みられ、2013年度ねんどまでに山手やまて通どおりをまたぐ鉄橋てっきょう架かけ替かえ工事こうじと共ともに駅えき施設しせつの一部いちぶを更新こうしんした大崎おおさき広小路ひろこうじ駅えきや、同どう年度ねんどまでにバリアフリー化かとしてJR連絡れんらく通路つうろにエレベーター・エスカレーター設置せっち済ずみの五反田ごたんだ駅えきでは、ホーム屋根やね掛かけ替がえ工事こうじ等とう駅えき設備せつび改良かいりょう工事こうじが実施じっしされている。

「いい街まち いい電車でんしゃ プロジェクト」の一環いっかんとして、多摩たま地区ちくで生産せいさんされた木材もくざい（多摩たま産さん材ざい）を使用しようした「木きになるリニューアル」が、2016年ねんに戸越とごし銀座ぎんざ駅えき（第だい1弾だん）、2019年ねんに旗はたの台だい駅えき（第だい2弾だん）で行おこなわれた。「気きになるリニューアル」によって、戸越とごし銀座ぎんざ駅えきや旗はたの台だい駅えきの老朽ろうきゅう化かしたホームの屋根やねは立たて替かえられ、待合室まちあいしつや駅舎えきしゃそのものも改修かいしゅうされた。

後述こうじゅつの通とおり車しゃ両面りょうめんにおいても長年ながねん、東横線とうよこせんなどの主要しゅよう路線ろせんで使用しようされていた18m中型ちゅうがた車しゃに改造かいぞうを施ほどこした上うえで池上線いけがみせんに転属てんぞくさせており、種たね車しゃ製造せいぞうから50年ねん近ちかく経過けいかしている中古ちゅうこの車両しゃりょうが主力しゅりょくとして使つかわれている状況じょうきょうとなっていた。1993年ねんに1000系けいが投入とうにゅうされて以降いこう、2007年ねんに7000系けいが投入とうにゅうされるなどの取とり組くみによって、車両しゃりょうの近代きんだい化かが進行しんこうしてきている。

沿線えんせん風景ふうけい

品川しながわ区くの商業しょうぎょうの中心ちゅうしん地ちである五反田ごたんだと、大田おおた区くの行政ぎょうせい・商業しょうぎょうの中心ちゅうしん地ちである蒲田かまたとを、各区かっくの郊外こうがいにあたる内陸ないりく部ぶを経由けいゆして結むすぶ路線ろせんである。五反田ごたんだ駅えき - 雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えき間あいだでは中原なかはら街道かいどうと、雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えき - 蒲田かまた駅えき間あいだでは環たまき八はち通とおりとおおむね並行へいこうしている。各駅かくえきに小規模しょうきぼな駅前えきまえ商店しょうてん街がいが形成けいせいされている。

西側にしがわに目黒めぐろ線せん・東急とうきゅう多摩川線たまがわせん（旧きゅう目蒲線めかません）が通とおり、約やく1km前後ぜんこうの間隔かんかくを保たもちながら終点しゅうてんの蒲田かまた駅えきで合流ごうりゅうする。両りょう線せんの駅えき同士どうしで最もっとも近ちかいのは千鳥町ちどりちょう駅えきと下丸子しもまるこ駅えきの約やく500mで、徒歩とほでも7 - 8分ふん程度ていどで到達とうたつできる。

五反田ごたんだ - 旗はたの台だい

五反田ごたんだ駅えきから戸越とごし銀座ぎんざ駅えきまでは、概おおむね商業しょうぎょう地ちを走はしる。五反田ごたんだ駅えきは、駅えきビル「五反田ごたんだ東急とうきゅうスクエア」4階かいに直結ちょっけつしてホームがある。接続せつぞくするJR東日本ひがしにっぽんの山手やまて線せんを見下みおろす高たかい位置いちである。山手やまて線せんとの連絡れんらく通路つうろにはエスカレーターとエレベーターが設置せっちされ、乗のり換かえ客きゃくは連絡れんらく用よう改札かいさつを、都営地下鉄とえいちかてつ浅草線あさくさせん利用りよう者しゃや五反田ごたんだ駅えきで降おりる客きゃくは「五反田ごたんだ東急とうきゅうスクエア」直結ちょっけつの改札かいさつ口こうを利用りようする。電車でんしゃは4階かいホームから南みなみへ向むけて出発しゅっぱつし、すぐに目黒めぐろ川がわを渡わたる。高架こうかのまま山手やまて通どおりを跨またぐと、大崎おおさき広小路ひろこうじ駅えきに着つく。大崎おおさき広小路ひろこうじ駅えきを出でた列車れっしゃは左右さゆうに急きゅうなカーブを抜ぬけ、池上線いけがみせんで最初さいしょの踏切ふみきりである大崎おおさき広小路ひろこうじ1号ごう踏切ふみきり道どうを越こえて切通きりどおしに入はいる。国道こくどう1号ごうとの交差こうさ部ぶの手前てまえ約数やくすう十じゅうメートルで鉄道てつどう用地ようちが若干じゃっかん広ひろくなるが、これはかつて桐きりヶ谷たに駅えきがあった跡あとである。直後ちょくごに頭上ずじょうを国道こくどう1号ごうが越こえ、左ひだりカーブを抜ぬけると戸越とごし銀座ぎんざ駅えきへ到着とうちゃくする。同どう駅えきは都営地下鉄とえいちかてつ浅草線あさくさせん戸越とごし駅えきとの連絡れんらく駅えきで、駅前えきまえには直線ちょくせんで約やく1.6 km続つづく戸越とごし銀座ぎんざ商店しょうてん街がいが伸のびている。戸越とごし銀座ぎんざを過すぎると商業しょうぎょう地ちは住宅じゅうたく地ちに変かわり、商店しょうてん等とうも少すくなくなる。住宅じゅうたく地ちは旗はたの台だいまで続つづく。荏原えばら中延なかのぶ駅えきとその前後ぜんごは1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）3月がつに地下ちか化かされ、地上ちじょうの旧きゅう線路せんろ敷じきは公園こうえんなどとなっている。旗はたの台だい駅えきでは高架こうかとなっている大井おおい町まち線せんの下したを立体りったい交差こうさする。同どう駅えきでは大井おおい町まち線せんへ乗のり換かえるための連絡れんらく通路つうろが長原ながはら駅えき寄よりにある。昭和大学しょうわだいがく（昭和大学しょうわだいがく病院びょういん）の最寄もより駅えきでもある。

旗はたの台だい - 雪ゆきが谷大塚やおおつか

池上線いけがみせんにおける列車れっしゃ運行うんこうの境界きょうかいは雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えきであるが、旗はたの台だい駅えきを境さかいに周囲しゅういは緑地りょくちと宅地たくちの混在こんざいした地域ちいきとなり、これが千鳥町ちどりちょう駅えきまで続つづく。

旗はたの台だい駅えきを出でた池上線いけがみせんは、長原ながはら駅えきの手前てまえで再度さいど地下ちかに潜くぐる。これは環たまき七なな通とおりとの交差こうさのためで、同どう駅えきは1972年ねんに地下ちか化かされた。周辺しゅうへんは武蔵野台むさしのだい地ちの突端とったん部ぶに近ちかく、急坂きゅうざかの多おおい複雑ふくざつな地形ちけいであり、1957年ねんに架線かせん電圧でんあつが600Vから1500Vに昇圧しょうあつされる要因よういんともなった。この付近ふきんから洗足せんそく池いけ駅えき付近ふきんまでにかけては、大だい深度しんど地下ちかを通とおる中央ちゅうおう新幹線しんかんせん（建設けんせつ中ちゅう）の第だい一いち首都しゅと圏けんトンネルとほぼ並行へいこうしている。地上ちじょうに出でると洗足せんそく池いけ駅えきがあり、駅前えきまえを通とおる中原なかはら街道かいどうを渡わたると洗足せんそく池ちが広ひろがっている。桜さくらの名所めいしょでもあり、花見はなみシーズンは多おおくの人ひとで賑にぎわう。石川台いしかわだい駅えきまでは切きり通どおし区間くかんとなっている。過去かこには両りょう脇わきの土手どてには桜さくらが植うえられていたが、現在げんざいでは安全あんぜん上じょうの観点かんてんからほとんどが伐採ばっさいされている。石川台いしかわだい駅えきを出でて呑川を渡わたり、築堤ちくていを走はしると雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えきである。

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  石川台いしかわだい駅えき - 洗足せんそく池いけ駅えき間あいだの切きり通どおし区間くかんには多おおくの桜さくらが植樹しょくじゅされていた（1997年ねん）

雪ゆきが谷大塚やおおつか - 蒲田かまた

雪ゆきが谷たに検車けんしゃ区くを右みぎに見みながら左ひだりに大おおきくカーブし、直線ちょくせんを少すこし走はしると御嶽山みたけさん駅えきに着つく。駅えき北西ほくせい側がわのイオンスタイル御嶽山みたけさん駅前えきまえの裏うらに御嶽みたけ神社じんじゃが鎮座ちんざしているため、この名ながある。駅えきの南端なんたん直下ちょっかをJR東海道新幹線とうかいどうしんかんせんや品しな鶴づる線せん（横須賀よこすか線せん・湘南しょうなん新宿しんじゅくライン・相鉄そうてつ線せん直通ちょくつう列車れっしゃ）がくぐっている。これはJRを除のぞく普通ふつう鉄道てつどう（鉄道てつどうからモノレール・新しん交通こうつうシステムなどを除のぞいたもの）事業じぎょう者しゃの路線ろせんが新幹線しんかんせんをオーバーパスしている数少かずすくない例れいである。久くが原はら駅えき、千鳥町ちどりちょう駅えきと短みじかい間隔かんかくで駅えきが続つづく。周囲しゅういは緑地りょくちと宅地たくちの混こん在地ざいちであり、千鳥町ちどりちょう駅前えきまえには区民くみん農園のうえんがある。千鳥町ちどりちょう駅えきを出でると左ひだりに大おおきくカーブしながら上のぼり、国道こくどう1号ごうの上うえを再度さいど跨またぐ形かたちで立体りったい交差こうさする。国道こくどう1号ごうを越こえると商業しょうぎょうエリアとなり、五反田ごたんだ駅えき - 戸越とごし銀座ぎんざ駅えき間あいだと同様どうように再ふたたび商店しょうてん等とうが増ふえるが、旗はたの台だい駅えき - 千鳥町ちどりちょう駅えき間あいだに見みられるような宅地たくちは少すくなくなる。勾配こうばいを下くだり、右みぎにカーブしながら地上ちじょう5階かい建だての駅えきビルを有ゆうする池上いけがみ駅えきに進入しんにゅうする。池上いけがみは日蓮宗にちれんしゅうの大本山だいほんざんである池上本門寺いけがみほんもんじの門前もんぜ町まちで、駅えきから参道さんどうが続つづき、徒歩とほ数すう分ふんで総門そうもんに着つく。駅前えきまえのバスターミナルに面めんして名物めいぶつの葛餅くずもちを売うる店みせなどがある。池上いけがみ駅えきを出でてすぐ右みぎに急きゅうカーブし、踏切ふみきりで多摩たま堤つつみ通どおりを越こえると蓮沼はすぬま駅えきに着つく。左ひだりに急きゅうカーブし、右手みぎてから東急とうきゅう多摩川線たまがわせんが寄より添そうと両りょう路線ろせんの複線ふくせんが揃そろって頭あたま端はし式しきの蒲田かまた駅えきに進入しんにゅうする。

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  蒲田かまた駅えきで合流ごうりゅうする池上線いけがみせん（右みぎ）と東急とうきゅう多摩川線たまがわせん

使用しよう車両しゃりょう

現在げんざい運用うんようされている車両しゃりょう

東急とうきゅう多摩川たまがわ線せんと共通きょうつう運用うんようとなっている。全車ぜんしゃ3両りょう編成へんせい。当とう路線ろせんでは1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん）12月に五反田ごたんだ - 雪ゆきヶ谷だに大塚おおつか間あいだ（当時とうじ）の区間くかん列車れっしゃで3両りょう編成へんせい運転うんてんを、1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん）4月がつに全ぜん列車れっしゃが3両りょう編成へんせい運転うんてんとなって以降いこう、編成へんせいの増結ぞうけつ（4両りょう編成へんせい以上いじょう）は実施じっしされていない。

• 1000系けい - 16本ほん。1993年ねん（平成へいせい5年ねん）1月がつ以降いこうに池上いけがみ線せんへ就役しゅうえき。
  • このうち6本ほんは、池上線いけがみせん用ように新しん製せい投入とうにゅうされた車両しゃりょう（3本ほんの先頭せんとう車しゃのみ）、東横線とうよこせん・目蒲線めかません共通きょうつう運用うんよう車しゃからの転用てんよう車しゃ（2本ほん）、目蒲線めかませんからの転用てんよう車しゃ（1本ほんの全車ぜんしゃ・3本ほんの中なか間あいだ車しゃのみ）である。
  • もう10本ほんは1500番台ばんだいで、1524F（元もと1024F）は池上線いけがみせん用ように新しん製せい投入とうにゅうされた編成へんせい、1522F、1523F（元もと1022F、元もと1023F）は池上線いけがみせん用ように新しん製せい投入とうにゅうされた先頭せんとう車しゃと目蒲線めかませんから転用てんようされた中なか間あいだ車しゃによる編成へんせい、それ以外いがいは東横線とうよこせん（日比谷線ひびやせん直通ちょくつう用よう）からの転用てんよう車しゃである。2014年度ねんどから7700系けいの置おき換かえ目的もくてきで導入どうにゅうされている（この目的もくてきは7700系けいが2018年ねん11月に運用うんようを終了しゅうりょうしたことで達成たっせい）。
  • 1993年ねんに新しん製せい投入とうにゅうするまで、池上線いけがみせんでは他た路線ろせんで使用しようした中古ちゅうこの車両しゃりょうが使用しようされており、直接ちょくせつ新車しんしゃを導入どうにゅうするのは池上いけがみ電気でんき鉄道てつどう時代じだいの1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）6月がつに導入どうにゅうしたモハ200系けい以来いらい、実じつに63年ねんぶりであった。
• 7000系けい - 15本ほん。上記じょうきの1000系けい以来いらい14年ねんぶりの直接ちょくせつ投入とうにゅうの新型しんがた車両しゃりょう（ただし東急とうきゅう多摩川たまがわ線せんとの共用きょうようとなる）。
  • 5000系けいをベースとした東急とうきゅう多摩川たまがわ線せんと共通きょうつうの新型しんがた車両しゃりょう。2007年ねん度どは2本ほん導入どうにゅう。第だい1編成へんせいは同年どうねん12月がつ25日にちから営業えいぎょう運転うんてんを開始かいし。2011年ねん度どまでに大幅おおはばな増ぞう備を行おこない、19本ほん（計けい57両りょう）となる予定よていであったが、その後ごの計画けいかく変更へんこうにより1000系けいを改造かいぞうして投入とうにゅうする方針ほうしんに変更へんこうしたことから、在籍ざいせき車両しゃりょう数すうは予定よてい増ぞう備数を下回したまわっていた。2017年ねんより増ぞう備が再開さいかいされ、2017年度ねんどに2本ほん、2018年度ねんどに6本ほんが導入どうにゅうされた。そしてそれによって7700系けいが2018年ねん11月24日にちをもって運用うんようから退しりぞいた。

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  1000系けい
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  7000系けい

過去かこに運用うんようされた車両しゃりょう

池上いけがみ電気でんき鉄道てつどう時代じだいの車両しゃりょうについては「池上いけがみ電気でんき鉄道てつどうの電車でんしゃ」を参照さんしょう

• 7700系けい - 1995年ねん（平成へいせい7年ねん）3月がつ以降いこう池上線いけがみせんに就役しゅうえき。2007年度ねんど以降いこう7000系けいの増ぞう備つぶさによる置おき換かえが始はじまり、2014年度ねんどからは1000系けい1500番台ばんだいへの置おき換かえが進すすめられた。2017年度ねんど以降いこう、再ふたたび7000系けいの増ぞう備つぶさにより置おき換かえられ、2018年ねん（平成へいせい30年ねん）11月24日にちに営業えいぎょう運転うんてんを終了しゅうりょうした。
• 7600系けい - 1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）3月がつ中旬ちゅうじゅん池上線いけがみせんに就役しゅうえき。2015年ねん（平成へいせい27年ねん）2月がつに営業えいぎょう運転うんてんを終了しゅうりょうした。
• 7200系けい - 池上線いけがみせんに導入どうにゅうされた初はつの高性能こうせいのう車しゃ・冷房れいぼう車しゃであった。1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）5月がつ9日にちより池上線いけがみせんで営業えいぎょう運転うんてんを開始かいしした。その後ご、1995年ねん（平成へいせい7年ねん）10月がつまでに全ぜん車両しゃりょうが目蒲線めかませんに転属てんぞくし、池上線いけがみせんにおいて運転うんてんを終了しゅうりょうした。
• 3000系けい (初代しょだい) - 1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）に前述ぜんじゅつの7200系けいが導入どうにゅうされるまでは、全ぜん車両しゃりょうが非ひ冷房れいぼう・吊つり掛かけ駆動くどう方式ほうしきの初代しょだい3000系列けいれつであった。

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  7700系けい　
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  7600系けい

歴史れきし

池上本門寺いけがみほんもんじ参詣さんけい客きゃくの輸送ゆそうを目的もくてきに、池上いけがみ電気でんき鉄道てつどうの手てによって開業かいぎょうした。なお、開業かいぎょう当初とうしょの蒲田かまた駅えき - 池上いけがみ駅えき間あいだは、現存げんそんする東急とうきゅう電鉄でんてつの鉄道てつどう路線ろせんでは、最もっとも早はやくに開業かいぎょうした区間くかんである。

同社どうしゃは後のちに東京とうきょう川崎かわさき財閥ざいばつの傘下さんかに入はいり、中央ちゅうおう本線ほんせん国分寺こくぶんじ駅えきへの延伸えんしんを目指めざし、雪ゆきヶ谷たに駅えき（現在げんざいの雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えき）から分岐ぶんきして新しん奥沢おくさわ駅えきに至いたる新しん奥沢おくさわ線せんを1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）に開業かいぎょうさせている。しかし、1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）には目黒めぐろ蒲田かまた電鉄でんてつ（後ごの東急とうきゅう、当時とうじ目蒲線めかませんを運営うんえい）の五島ごしま慶太けいたによって買収ばいしゅうされた。これは五島ごしまが自社じしゃの開発かいはつ地ちを侵おかすものとして国分寺こくぶんじ延伸えんしん計画けいかくを阻止そしし、さらには買収ばいしゅうを行おこなうに至いたったとされている。買収ばいしゅう後ご、新しん奥沢おくさわ線せんは不ふ採算さいさん路線ろせんということもあって1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）に廃止はいしされる。

元々もともと、対立たいりつする会社かいしゃ同士どうしの経営けいえいだった名残なごりで、大井おおい町まち線せんとの交点こうてんには長ながらく連絡れんらく駅えきを設もうけていなかった。しかし、1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）に当とう路線ろせんの旗はたヶ岡おか駅えきと大井おおい町まち線せんの旗はたの台だい駅えきとを統合とうごうする形かたちで接続せつぞくを図はかっている。

1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）に池上線いけがみせんを舞台ぶたいにした歌うた『池上線いけがみせん』（作曲さっきょく・唄うた：西島にししま三重子みえこ 作詞さくし：佐藤さとう順じゅん英えい）が大だいヒットし、その名なが日本にっぽん全国ぜんこくに広ひろがった。しかし、この歌詞かしに池上線いけがみせんの車両しゃりょうの古ふるさや状態じょうたいの悪わるさを思おもわせる箇所かしょがあり、東急とうきゅうがそれらを否定ひていするコメントを出だす事態じたいとなった。ただ、当時とうじの池上線いけがみせんを走はしっていた車両しゃりょうはほとんどが戦前せんぜん製せいのデハ3450形かたちを始はじめとした旧型きゅうがた車しゃの初代しょだい3000系けいで、車体しゃたいの更新こうしん工事こうじは始はじまっていたものの、製造せいぞうから40年ねん以上いじょうが経過けいかしたものがあった。

その初代しょだい3000系列けいれつは1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）3月9日にちをもって撤退てったいし、予備よび編成へんせい1本ほんを残のこして運用うんようを終了しゅうりょうした。池上線いけがみせんは初代しょだい3000系けいが撤退てったいした翌日よくじつの3月がつ10日とおかより、一足ひとあし先さきに新しん性能せいのうステンレス車しゃ（当時とうじは7200系けい・7600系けい）のみの運行うんこうとなった。ただし、デハ3450形かたち3472編成へんせい（デハ3472 - サハ3375 - デハ3471）1本ほんは予備よび編成へんせいとして池上線いけがみせんに残のこっていた（原則げんそくとして営業えいぎょう運転うんてんには就つかず）。しかし、同年どうねん8月がつ18日にちダイヤ改正かいせいにより、戸越とごし銀座ぎんざ - 旗はたの台だい間あいだ立体りったい交差こうさ工事こうじ完成かんせいによる徐行じょこう解除かいじょと7200系けい・7600系けいに対応たいおうした運転うんてん曲きょく線せんにより、全線ぜんせんで約やく1分ぶんのスピードアップが行おこなわれた。平日へいじつ朝あさラッシュ時じの最大さいだい運用うんよう本数ほんすうは16本ほん→15本ほんとなり、7200系けい・7600系けいの予備よび車しゃは2本ほんとなる。このため、翌よく8月がつ19日にちにデハ3450形かたち3472編成へんせいが雪ゆきが谷たに検車けんしゃ区くから長津田ながつた検車けんしゃ区くまで廃車はいしゃ回送かいそうされ、ようやく旧きゅう性能せいのう車しゃの完全かんぜんな置おき換かえが完了かんりょうした。

その後ご2007年ねん（平成へいせい19年ねん）には「池上線いけがみせん開通かいつう80周年しゅうねん」企画きかくの一環いっかんとして「池上線いけがみせんの名前なまえを全国ぜんこくに広ひろめた」ということで特別とくべつ列車れっしゃ「名曲めいきょく池上線いけがみせん号ごう」が運転うんてんされ、この曲きょくを歌うたった西島にししま三重子みえこも乗車じょうしゃしてイベントが行おこなわれた。

泉岳寺せんがくじ線せんの計画けいかく

戦後せんごの1960年代ねんだいには、1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）に休止きゅうしし1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん）に廃止はいしした桐きりヶ谷たに駅えきを復活ふっかつさせ、池上線いけがみせんの五反田ごたんだ駅えき - 桐きりヶ谷たに駅えき間あいだを廃止はいしする代かわりに泉岳寺せんがくじ駅えき - 桐きりヶ谷たに駅えき間あいだに新しん線せんとして泉岳寺せんがくじ線せんを建設けんせつし、途中とちゅうに高架こうか駅えきの池上線いけがみせんから地下ちか駅えきの泉岳寺せんがくじ線せんに移設いせつした五反田ごたんだ駅えきから東京とうきょう都と交通こうつう局きょく（都営地下鉄とえいちかてつ）浅草線あさくさせんと並行へいこうして建設けんせつして泉岳寺せんがくじ駅えきまで結むすび（浅草線あさくさせんでは途中とちゅうに高輪たかなわ台うてな駅えきを設置せっちしているが、東急とうきゅう泉岳寺せんがくじ線せんは五反田ごたんだ駅えき - 泉岳寺せんがくじ駅えき間あいだに途中とちゅう駅えきを建設けんせつする予定よていはなかった）、泉岳寺せんがくじ線せんを都営地下鉄とえいちかてつ三田みた線せん、さらに高島平たかしまだいら駅えきから当時とうじ計画けいかくされていた東武とうぶ高島平たかしまだいら線せんを介かいして東武とうぶ東上とうじょう線せんと相互そうご乗のり入いれさせる計画けいかくがあった。また旗はたの台だい駅えきを大幅おおはばに改良かいりょうし、泉岳寺せんがくじ線せん・池上いけがみ線せんから田園都市線でんえんとしせん（現在げんざい一部いちぶ区間くかんは大井おおい町まち線せんに名称めいしょうを戻もどしている）に直通ちょくつうさせる計画けいかくもあった。

しかし、この計画けいかくは1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）1月がつに東急とうきゅうが帝都ていと高速度こうそくど交通こうつう営団えいだん（営団えいだん地下鉄ちかてつ）、後ごの東京とうきょう地下鉄ちかてつ（東京とうきょうメトロ）半蔵門線はんぞうもんせんとの直通ちょくつう運転うんてんに方針ほうしん変更へんこうしたため中止ちゅうしされた。三田みた線せんは後年こうねんになって営団えいだん地下鉄ちかてつ、後ごの東京とうきょうメトロ南北線なんぼくせんとともに同おなじ東急とうきゅうの目黒めぐろ線せんと相互そうご直通ちょくつう運転うんてんを開始かいしした。

年表ねんぴょう

• 1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）10月6日にち 池上いけがみ電気でんき鉄道てつどうにより蒲田かまた駅えき - 池上いけがみ駅えき間あいだ (1.8km) 開業かいぎょう。
• 1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）5月4日にち 池上いけがみ駅えき - 雪ゆきヶ谷たに駅えき間あいだ (3.5km) 開業かいぎょう。
• 1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）
  • 8月がつ 末広すえひろ駅えき（現げん・久くが原はら駅えき） - 池上いけがみ駅えき間あいだの光明寺こうみょうじ駅えきを廃止はいし。
  • 8月がつ6日にち 慶大けいだいグラウンド前まえ駅えき（現げん・千鳥町ちどりちょう駅えき）開業かいぎょう。
• 1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）
  • 8月がつ19日にち 雪ゆきヶ谷たに駅えき - 御嶽山みたけさん前ぜん駅えき間あいだに調布ちょうふ大塚おおつか駅えき開業かいぎょう。
  • 8月がつ28日にち 雪ゆきヶ谷たに駅えき - 桐きりヶ谷たに駅えき（現在げんざい廃止はいし、大崎おおさき広小路ひろこうじ駅えき - 戸越とごし銀座ぎんざ駅えき間あいだ）間あいだ(4.7km)開業かいぎょう。
  • 10月9日にち 桐きりヶ谷たに駅えき - 大崎おおさき広小路ひろこうじ駅えき間あいだ (0.6km) 開業かいぎょう。
• 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）
  • 4月がつ13日にち 石川いしかわ駅えきを石川台いしかわだい駅えきに、末広すえひろ駅えきを東ひがし調布ちょうふ駅えき（現げん・久くが原はら駅えき）に改称かいしょう。
  • 6月17日にち 大崎おおさき広小路ひろこうじ駅えき - 五反田ごたんだ駅えき間あいだ (0.3km) 開業かいぎょう（全通ぜんつう）。
• 1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）6月1日にち 雪ゆきヶ谷たに駅えきに調布ちょうふ大塚おおつか駅えきを統合とうごうし雪ゆきヶ谷だに大塚おおつか駅えきに、御嶽山みたけさん前ぜん駅えきを御嶽山みたけさん駅えきに改称かいしょう。
• 1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）10月1日にち 池上いけがみ電気でんき鉄道てつどうが目黒めぐろ蒲田かまた電鉄でんてつ（東急とうきゅうの前身ぜんしん）に吸収きゅうしゅう合併がっぺいされる。
• 1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）1月がつ1日にち 東ひがし調布ちょうふ駅えきを久ひさヶ原はら駅えきに、慶大けいだいグラウンド前ぜん駅えきを千鳥町ちどりちょう駅えきに改称かいしょう。
• 1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）7月がつ25日にち 桐きりヶ谷たに駅えきを休止きゅうし。
• 1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）5月1日にち 旗はたヶ岡おか駅えきが大井おおい町まち線せんとの交差こうさ位置いちに移転いてんし、大井おおい町まち線せん東ひがし洗足せんぞく駅えきが移転いてん・改称かいしょうした旗はたの台だい駅えきに統合とうごう。
• 1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん）
  • 8月がつ12日にち 桐きりヶ谷たに駅えきを廃止はいし。
  • 12月15日にち 五反田ごたんだ - 雪ゆきヶ谷だに大塚おおつか間あいだ（当時とうじ）の区間くかん列車れっしゃで3両りょう編成へんせい運転うんてんを開始かいし。
• 1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん）4月がつ1日にち 全ぜん列車れっしゃが3両りょう編成へんせい運転うんてんとなる。
• 1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）8月がつ10日とおか 架線かせん電圧でんあつを600Vから1500Vに昇圧しょうあつ。
• 1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）12月1日にち 保安ほあん度ど向上こうじょうのため、ATSの前身ぜんしんとなる車内しゃない警報けいほう装置そうちを導入どうにゅう。
• 1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）1月がつ20日はつか 雪ゆきヶ谷だに大塚おおつか駅えきを雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えきに、久ひさヶ原はら駅えきを久くが原はら駅えきに改称かいしょう。
• 1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）6月9日にち 長原ながはら駅えき地下ちか化か。
• 1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）4月がつ1日にち さらなる保安ほあん度ど向上こうじょうのため、ATS（東急とうきゅうATS）を導入どうにゅう。東急とうきゅう鉄道てつどう全線ぜんせんへのATS導入どうにゅうが完了かんりょうする。
• 1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）11月30日にち 旗はたの台だい駅えき - 池上いけがみ駅えき間あいだの荷物にもつ輸送ゆそうを廃止はいし。
• 1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）5月9日にち 7200系けいによる冷房れいぼう車両しゃりょうの運転うんてん開始かいし（7200系けい池上線いけがみせんで使用しよう開始かいし）。
• 1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）
  • 3月9日にち 旧きゅう性能せいのう電車でんしゃ（初代しょだい3000系けい）の運用うんよう、この日ひ限かぎりで終了しゅうりょう。翌日よくじつからは全ぜん車両しゃりょうがオールステンレスカー7200系けい・7600系けいでの運転うんてんとなる。
  • 3月19日にち 荏原えばら中延なかのぶ駅えき地下ちか化か。
  • 8月がつ18日にち 荏原えばら中延なかのぶ駅えき地下ちか化かと7200系けい・7600系けい統一とういつによるダイヤ改正かいせい。翌日よくじつに最後さいごまで予備よび編成へんせいとして残のこっていたデハ3450形かたちが撤退てったい。
• 1993年ねん（平成へいせい5年ねん）
  • 1月がつ30日にち 目蒲線めかませんから転属てんぞくした1000N'系けいが営業えいぎょう運転うんてんを開始かいし。
  • 3月15日にち 池上線いけがみせんにおける63年ねんぶりの新車しんしゃとなる1000N'系けいが営業えいぎょう運転うんてんを開始かいし。
• 1995年ねん（平成へいせい7年ねん）
  • 3月 7700系けいが池上線いけがみせんにおいて営業えいぎょう運転うんてんを開始かいし。
  • 10月 7200系けいが池上線いけがみせんにおいて営業えいぎょう運転うんてんを終了しゅうりょう。
• 1998年ねん（平成へいせい10年ねん）
  • 3月16日にち ワンマン運転うんてん開始かいし。ただし、4月がつ28日にちまでは試行しこう期間きかん。
  • 4月がつ29日にち ワンマン運転うんてんの本ほん実施じっしを開始かいし。
• 2007年ねん（平成へいせい19年ねん）
  • 12月16日にち 池上線いけがみせん開業かいぎょう80周年しゅうねん記念きねんの貸切かしきり列車れっしゃとして、午前ごぜんに「大相撲おおずもう尾上おがみ部屋へや号ごう」、午後ごごに「名曲めいきょく池上線いけがみせん号ごう」を運転うんてん。それぞれ1000系けいが充当じゅうとうされる。
  • 12月25日にち 14年ねんぶりの池上線いけがみせん向むけ新車しんしゃとなる7000系けい（2代だい）営業えいぎょう運転うんてん開始かいし。
• 2014年ねん（平成へいせい26年ねん）5月がつ10日とおか 1000系けい1500番台ばんだい営業えいぎょう運転うんてん開始かいし。
• 2017年ねん（平成へいせい29年ねん）
  • 9月6日にち 品川しながわ区く・大田おおた区くと連携れんけいして、池上線いけがみせん沿線えんせんを活性かっせい化かさせる「生活せいかつ名所めいしょ」プロジェクトを開始かいし。
  • 10月9日にち 「開通かいつう90周年しゅうねん記念きねんイベント 10月がつ9日にち池上線いけがみせんフリー乗車じょうしゃデー」を実施じっし。この日ひに限かぎり池上線いけがみせんのみが運賃うんちん無料むりょうで乗車じょうしゃできる「東急とうきゅう池上線いけがみせん1日にちフリー乗車じょうしゃ券けん」を各駅かくえきの改札かいさつで配布はいふ。
• 2018年ねん（平成へいせい30年ねん）11月23-24日にち 生活せいかつ名所めいしょプロジェクト第だい二に弾だんとして「池上線いけがみせん全線ぜんせん祭まつり」開催かいさい（一いち路線ろせんの全ぜん駅えきでのイベント開催かいさいは首都しゅと圏けん初はつ）。

駅えき一覧いちらん

• 全ぜん駅えき東京とうきょう都と内うちに所在しょざい。
• 駅えき番号ばんごうは、2012年ねん2月がつ上旬じょうじゅんから順次じゅんじ導入どうにゅう。

駅えき番号ばんごう	駅名えきめい	駅えき間あいだキロ	累計るいけいキロ	接続せつぞく路線ろせん	所在地しょざいち
IK01	五反田ごたんだ駅えき	-	0.0	東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう： 山手やまて線せん (JY 23) 都営地下鉄とえいちかてつ： 浅草線あさくさせん (A-05)	品川しながわ区く
IK02	大崎おおさき広小路ひろこうじ駅えき	0.3	0.3
IK03	戸越とごし銀座ぎんざ駅えき	1.1	1.4	都営地下鉄とえいちかてつ： 浅草線あさくさせん（戸越とごし駅えき：A-04）
IK04	荏原えばら中延なかのぶ駅えき	0.7	2.1
IK05	旗はたの台だい駅えき	1.0	3.1	東急とうきゅう電鉄でんてつ： 大井おおい町まち線せん (OM06)
IK06	長原ながはら駅えき	0.6	3.7		大田おおた区く
IK07	洗足せんそく池いけ駅えき	0.6	4.3
IK08	石川台いしかわだい駅えき	0.6	4.9
IK09	雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えき	0.7	5.6
IK10	御嶽山みたけさん駅えき	0.8	6.4
IK11	久くが原はら駅えき	0.7	7.1
IK12	千鳥町ちどりちょう駅えき	0.9	8.0
IK13	池上いけがみ駅えき	1.1	9.1
IK14	蓮沼はすぬま駅えき	1.0	10.1
IK15	蒲田かまた駅えき	0.8	10.9	東急とうきゅう電鉄でんてつ： 東急とうきゅう多摩川線たまがわせん (TM07) 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう： 京浜東北線けいひんとうほくせん (JK 17)

廃はい駅えき

• 桐きりヶ谷たに駅えき（大崎おおさき広小路ひろこうじ - 戸越とごし銀座ぎんざ間あいだ）…1945年ねん7月がつ25日にち休止きゅうし、1953年ねん8月がつ12日にち廃止はいし。
• 調布ちょうふ大塚おおつか駅えき（雪ゆきが谷大塚やおおつか - 御嶽山みたけさん間あいだ）…1933年ねん6月がつ1日にちに雪ゆきヶ谷たに駅えきと統合とうごうされ雪ゆきヶ谷だに大塚おおつか駅えき（現げん・雪ゆきが谷大塚やおおつか駅えき）となる。
• 光明寺こうみょうじ駅えき（久くが原はら - 千鳥町ちどりちょう間あいだ）…1927年ねん6月がつ24日にち廃止はいし。現在げんざいの久くが原はら6号ごう踏切ふみきり付近ふきんに駅えき跡あとがある。

脚注きゃくちゅう

参考さんこう文献ぶんけん

• 『東京急行電鉄とうきょうきゅうこうでんてつ50年ねん史し』東京急行電鉄とうきょうきゅうこうでんてつ、1973年ねん4月がつ18日にち。 

関連かんれん項目こうもく

• 日本にっぽんの鉄道てつどう路線ろせん一覧いちらん
• 西島にししま三重子みえこ - 1976年ねん4月発売はつばいのシングル『池上線いけがみせん』がロングヒット、自身じしんの代表だいひょう曲きょくとなった。

外部がいぶリンク

• 池上線いけがみせん　路線ろせん情報じょうほう - 東急とうきゅう電鉄でんてつ
• 池上線いけがみせん　各駅かくえき情報じょうほう - 東急とうきゅう電鉄でんてつ