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第七高等学校造士館 (旧制) - Wikipedia
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第だい七なな高等こうとう学校がっこう造づくり士し館かん (旧制きゅうせい)

旧制きゅうせい高等こうとう学校がっこう
第だい七なな高等こうとう学校がっこう造づくり士し館かん（七なな高だか）
創立そうりつ 1901年ねん（明治めいじ34年ねん）
所在地しょざいち 鹿児島かごしま県けん鹿児島かごしま市し山下やました町まち117番地ばんち
初代しょだい校長こうちょう 岩崎いわさき行こう親おや
廃止はいし 1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）
後身こうしん校こう 鹿児島大学かごしまだいがく
同窓会どうそうかい

旧制きゅうせい第だい七なな高等こうとう学校がっこう 造づくり士し館かん（きゅうせいだいしちこうとうがっこう ぞうしかん）は、鹿児島かごしま県けん鹿児島かごしま市し山下やました町まち（今いまの城山じょうざん町まち）にあった官立かんりつ旧制きゅうせい高等こうとう学校がっこう。

1901年ねん（明治めいじ34年ねん）4月がつに設立せつりつされた。略称りゃくしょうは「七なな高だか」（しちこう）。

概要がいよう

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沿革えんかく

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第だい七高等学校造士館設立前の経緯けいい
  • 1773年ねん（安永やすなが2年ねん）- 鹿児島かごしま藩はん主おも・島津しまつ重豪しげひでにより藩校はんこう「造みやつこ士し館かん」が創設そうせつされる。
  • 1871年ねん（明治めいじ4年ねん）- 廃藩置県はいはんちけんにより、藩校はんこうが廃止はいしされる。
  • 1884年ねん（明治めいじ17年ねん）12月 - 「鹿児島かごしま県立けんりつ中学ちゅうがく造みやつこ士し館かん」が設置せっちされる。
    • 旧きゅう・鹿児島かごしま藩主はんしゅ公爵こうしゃく・島津しまつ忠義ただよしが祖先そせんの遺志いしを引ひき継つぎ、巨額きょがくの金員きんいんを寄付きふして造みやつこ士し館かん再興さいこうの件けんを鹿児島かごしま県庁けんちょうに委託いたく。その結果けっか、中学校ちゅうがっこう教則きょうそく大綱たいこうに基もとづいて鹿児島かごしま中学ちゅうがくと鹿児島かごしま学校がっこうを廃止はいしの上うえ、両りょう資産しさんをあわせ、元もと・鹿児島かごしま学校がっこうの旧跡きゅうせきに教場きょうじょうが増築ぞうちくされた。
  • 1885年ねん（明治めいじ18年ねん）
    • 2月がつ - 生徒せいと募集ぼしゅうを実施じっし。
    • 3月 - 授業じゅぎょうを開始かいし。
  • 1887年ねん（明治めいじ20年ねん）12月 - 公爵こうしゃく・島津しまつ忠義ただよしの請願せいがんにより、諸しょ学校がっこう通則つうそく第だい1条じょうに従したがい、更さらに高等こうとう中学校ちゅうがっこうの制せいにより文部省もんぶしょうの管轄かんかつとなし「鹿児島かごしま高等こうとう中学ちゅうがく造づくり士し館かん」と称しょうする。
  • 1888年ねん（明治めいじ21年ねん）1月がつ - 学科がっか課程かていを定さだめ、その学科がっかを本科ほんか・予よ科か・補充ほじゅう科かの3科かとし、元もと・県立けんりつ中学ちゅうがく造づくり士し館かんの生徒せいとを収容しゅうようして授業じゅぎょうを開始かいし。
  • 1891年ねん（明治めいじ24年ねん）8月がつ - 文部省もんぶしょう視学しがく官かん・川上かわかみ彦次ひこじが第だい2代だい館長かんちょうに命めいじられる。生徒せいと2名めいが初はじめて本科ほんかを卒業そつぎょうする。
  • 1893年ねん（明治めいじ26年ねん）3月がつ - 前ぜん館長かんちょう・島津しまつ珍ちん彦が館長かんちょうに復職ふくしょく（第だい3代だい）。
  • 1896年ねん（明治めいじ29年ねん）
    • 9月 - 廃校はいこうとなり、生徒せいとは他たの高等こうとう学校がっこうに転学てんがく。（1887年ねん（明治めいじ20年ねん）高等こうとう中学校ちゅうがっこうの制度せいどに改あらためられた時ときからわずか8年間ねんかんに卒業生そつぎょうせいを48名めい出だした。）
    • 12月 - 再ふたたび鹿児島かごしま県庁けんちょうの管轄かんかつに属ぞくし、「鹿児島かごしま県けん尋常じんじょう中学ちゅうがく造みやつこ士し館かん」と称しょうする。
  • 1897年ねん（明治めいじ30年ねん）1月がつ - 元もと・高等こうとう中学ちゅうがく造づくり士し館かん予よ科かの生徒せいとを収容しゅうようして授業じゅぎょうを開始かいし。
  • 1901年ねん（明治めいじ34年ねん）- 第だい七なな高等こうとう学校がっこう造づくり士し館かんが設置せっちされるにあたり、鹿児島かごしま県けん尋常じんじょう中学ちゅうがく造づくり士し館かんを廃止はいしし、生徒せいとはすべて同時どうじに設置せっちされた鹿児島かごしま第だい一いち中学校ちゅうがっこう分校ぶんこうに収容しゅうよう。
 
ウィキソースに文部省もんぶしょう直轄ちょっかつ諸しょ學校がっこう官制かんせい中ちゅう改正かいせいノ件けんの原文げんぶんがあります。
第だい七なな高等こうとう学校がっこう造づくり士し館かん設立せつりつ
  • 1901年ねん（明治めいじ34年ねん）
    • 3月 - 勅みことのり令れい第だい24号ごうで文部省もんぶしょう直轄ちょっかつ諸しょ学校がっこう官制かんせい中ちゅう改正かいせいの件けんが公布こうふされ、同どう官制かんせい第だい1条じょう第だい1項こう中ちゅうに「第だい七なな高等こうとう学校がっこう造づくり士し館かん」が追加ついかされる。勅みことのり令れい第だい25号ごうで職員しょくいんの定員ていいんを制定せいてい。
    • 4月がつ - 鹿児島かごしま県けん第だい一いち中学校ちゅうがっこう校長こうちょう兼けん教諭きょうゆ・鹿児島かごしま県けん中学ちゅうがく造づくり士し館長かんちょう、岩崎いわさき行こう親おやが本校ほんこう教授きょうじゅに任にんじられ、校長こうちょう心得こころえを命めいじられる。
    • 5月 - 校則こうそくを制定せいてい。
    • 6月がつ - 文部省もんぶしょう令れい第だい13号ごうをもって、大学だいがく予よ科かを設置せっち。文部省もんぶしょう令れい第だい125号ごうをもって本校ほんこうの位置いちを「鹿児島かごしま県けん鹿児島かごしま市し山下やました町まち117番地ばんち」に定さだめる。
    • 7月がつ - 予よ科か各部かくぶ第だい1学年がくねんを募集ぼしゅう。
    • 8月がつ - 事務じむ分掌ぶんしょう規程きていおよび事務所じむしょ順序じゅんじょを定さだめる。
    • 9月 - 入学にゅうがく試験しけんを実施じっし。合格ごうかく者しゃ147名めいに入学にゅうがくを許可きょか。
    • 同月どうげつ - 本校ほんこう諸しょ規則きそくを定さだめ、生徒せいとの制服せいふく・制帽せいぼうおよび帽章ぼうしょうを規定きてい。
    • 9月26日にち - 授業じゅぎょうを開始かいし。
    • 9月30日にち - 寄宿舎きしゅくしゃを開ひらき、生徒せいとが入寮にゅうりょう。
    • 10月25日にち - 開校かいこう式しきを挙行きょこう。文部もんぶ大臣だいじん菊池きくち大麓だいろくが臨席りんせき[1]。（開校かいこう記念きねん日びとする）
  • 1903年ねん（明治めいじ36年ねん）8月がつ - 学科がっか主任しゅにん規程きていと評議ひょうぎ員いん規程きていを定さだめる。
  • 1904年ねん（明治めいじ37年ねん）
    • 4月がつ - 規則きそく中ちゅうに成業せいぎょうの見込みこみがないと認みとめられた者ものは除名じょめいするという項目こうもくを加くわえる。
    • 7月がつ - 第だい1回かい卒業そつぎょう式しきを挙行きょこう。各部かくぶ3年生ねんせい、計けい87名めいが卒業そつぎょう。
  • 1905年ねん（明治めいじ38年ねん）4月がつ - 従来じゅうらい学校がっこうの経費けいひは1901年ねん（明治めいじ34年ねん）の創設そうせつ以来いらい、島津しまつ公爵こうしゃくの寄付きふ金きんで賄まかなわれていたが、この時ときより国庫こっこ支弁しべんに帰属きぞくすることとなる。
  • 1906年ねん（明治めいじ39年ねん）
    • 7月がつ - 岩崎いわさき校長こうちょう以下いか教員きょういん4名めい、校医こうい1名めい、生徒せいと53名めいが許可きょかをえて、満まん韓かん地方ちほうに修学旅行しゅうがくりょこうを行おこなう。
    • 9月 - 初はじめて清国きよくにの学生がくせい（6名めい）を収容しゅうよう。
    • この年とし - 校旗こうきを制定せいてい。
  • 1907年ねん（明治めいじ40年ねん）
    • 9月 - 新入生しんにゅうせいの保証人ほしょうにんを廃止はいしし、担任たんにん教師きょうしの制度せいどを定さだめる。
    • 10月 - 皇太子こうたいしが来校らいこう。
  • 1908年ねん（明治めいじ41年ねん）
    • 3月 - 文部省もんぶしょう告示こくじ第だい78号ごうをもって大学だいがく予よ科か入学にゅうがく者しゃ選抜せんばつ試験しけん規程きていが廃止はいしされ、学校がっこう別べつに試験しけんを行おこなうことに改あらためられる。
    • 同月どうげつ - 文部省もんぶしょう令れい第だい9号ごうをもって高等こうとう学校がっこうの修業しゅうぎょう年限ねんげんおよび入学にゅうがく資格しかく程度ていどを廃止はいしし、同時どうじに大学だいがく予よ科か入学にゅうがく者しゃ資格しかくを定さだめる。
  • 1909年ねん（明治めいじ42年ねん）9月がつ - 第一高等学校だいちこうとうがっこうを卒業そつぎょうした清国きよくに学生がくせい5名めいを収容しゅうよう。
  • 1911年ねん（明治めいじ44年ねん）7月がつ - 高等こうとう中学校ちゅうがっこう令れいの公布こうふと同時どうじに高等こうとう中学校ちゅうがっこう規程きていが制定せいていされる。
  • 1912年ねん（明治めいじ45年ねん）2月がつ - 寄宿舎きしゅくしゃ1棟むねを増築ぞうちく。
  • 1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）8月がつ - 中等ちゅうとう教員きょういん夏期かき講習こうしゅう会かいを開設かいせつ。
  • 1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）
    • 1月がつ - 桜島さくらじま大だい噴火ふんかにより、校舎こうしゃ石垣いしがき等とうが多大ただいの損害そんがいを受うけ、文部省もんぶしょう建築けんちく課長かちょうの取とり調しらべ（調査ちょうさ）が実施じっしされ、復旧ふっきゅう工費こうひ約やく7万まん円えんの予算よさんが配分はいぶんされる。
    • 7月がつ - 復旧ふっきゅう工事こうじが起工きこう。
  • 1915年ねん（大正たいしょう4年ねん）
  • 1918年ねん（大正たいしょう7年ねん）12月 - 高等こうとう学校がっこう令れいが公布こうふされる。
  • 1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）3月がつ - 高等こうとう学校がっこう規程きていが制定せいていされる。（高等こうとう科かを設置せっち）
  • 1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）4月がつ - 高等こうとう学校がっこうの開始かいし期きをこの時ときから4月がつに繰くり上あげる。
  • 1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）
  • 1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）
    • 3月 - 運動うんどう場じょうを拡張かくちょう。
    • 4月がつ - 陸軍りくぐん将校しょうこうが配属はいぞくされる。教練きょうれんが実施じっしされる。
  • 1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）10月がつ - 雨天うてん体操たいそう場じょうが完成かんせい。
  • 1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）
    • 2月がつ22日にち - 火災かさいにより寄宿舎きしゅくしゃの西にし寮りょう・南みなみ寮りょうの2棟むねを焼失しょうしつ。
    • 5月 - 鹿児島かごしま大林おおばやし区く署しょ跡あと建物たてものを仮かり寄宿舎きしゅくしゃとして借かり受うけ、生徒せいと100名めいを収容しゅうよう。
    • 8月がつ - 天文てんもん観測かんそく室しつが完成かんせい。
    • 9月 - 西側にしがわ裏門うらもんを新設しんせつ。
    • 10月 - 水泳すいえい場じょう（プール）が完成かんせい。
  • 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）
    • 3月 - この時ときから選抜せんばつ試験しけん（入試にゅうし）を本校ほんこう以外いがいに沖縄おきなわ県庁けんちょうで実施じっし。
    • 3月 - 仮かり寄宿舎きしゅくしゃとして使用しようしていた鹿児島かごしま大林おおばやし区く署しょ跡あとの建物たてものを大蔵省おおくらしょうに返還へんかんする。
    • 6月がつ - 寄宿舎きしゅくしゃが完成かんせい。
    • 11月 - 生徒せいと監かんを生徒せいと主事しゅじに改あらためる。
  • 1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）3月がつ - 授業じゅぎょう料りょうを1年ねん65円えんから80円えんに増額ぞうがく。
  • 1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）11月 – 公民こうみん教育きょういく講座こうざを県けん教育きょういく会館かいかんで実施じっし。
  • 1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）11月17日にち - 天皇てんのうが来校らいこう。
  • 1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）7月がつ - 従来じゅうらいの本館ほんかんを明治天皇めいじてんのう臨幸りんこう記念きねん館かんとして磯浜いそはまの旧きゅう位置いちに移転いてん。
  • 1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）5月がつ - 本館ほんかんが新築しんちく完成かんせい。
  • 1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）3月がつ - 沖縄おきなわ県庁けんちょうで実施じっししてきた選抜せんばつ試験しけんを中止ちゅうし。
  • 1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）11月17日にち - 学友がくゆう会かいを廃止はいしし、報国ほうこく団だんを結成けっせい。
  • 1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）11月21日にち - 造みやつこ士し館かん創設そうせつ者しゃ従したがえ三さん位い島津しまつ重豪しげひでの頌徳碑ひを建立こんりゅう。
  • 1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）6月15日にち - 学内がくないに設置せっちされた胸像きょうぞう・銅像どうぞうが軍事ぐんじ物資ぶっし製造せいぞうのために回収かいしゅうされる。
  • 1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）
  • 1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）3月がつ - 校こう名めいから「造みやつこ士し館かん」を除のぞき、「第だい七なな高等こうとう学校がっこう」に改称かいしょう[2]。
  • 1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）5月31日にち - 新制しんせい「鹿児島大学かごしまだいがく」の発足ほっそくにより、包括ほうかつされ「鹿児島大学かごしまだいがく第だい七なな高等こうとう学校がっこう」と改称かいしょう。
  • 1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）3月がつ31日にち - 廃校はいこう。

校こう地ちの変遷へんせんと継承けいしょう

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設立せつりつ時じの事情じじょう

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七なな高だか造づくり士し館かん設立せつりつ前まえに存在そんざいした鹿児島かごしま高等こうとう中学ちゅうがく造づくり士し館かんは、1886年ねん - 1887年ねんに全国ぜんこくで設立せつりつされた7校こうの高等こうとう中学校ちゅうがっこうのうちの最後さいごの学校がっこうで、山口やまぐちと同おなじくナンバーのつかない例外れいがい的てき存在そんざいであった。この学校がっこうの設立せつりつの背景はいけいには、旧きゅう藩主はんしゅ家かである島津しまつ家か（校こう名めい中ちゅうに「造みやつこ士し館かん」の称しょうを留とめることを強つよく希望きぼうした）や同郷どうきょう出身しゅっしんの人材じんざいを優先ゆうせん的てきに育成いくせいしたいという薩摩さつま閥ばつ政治せいじ家かの意向いこうがあったといわれ、初代しょだい校長こうちょうには旧きゅう藩主はんしゅ（忠義ちゅうぎ）の弟おとうと・島津しまつ珍ちん彦が就任しゅうにんした。 七なな高だか設立せつりつにおいては新潟にいがたと長野ながのとの間あいだの新設しんせつ高校こうこう争奪そうだつ戦せんもあったなかで鹿児島かごしまでの設置せっちが実現じつげんしており、設立せつりつ時じには島津しまつ家か当主とうしゅの忠重ただしげから多額たがくの寄附きふがなされた（旧制きゅうせい高等こうとう学校がっこうにおけるナンバースクールの最後さいごは1908年ねん設立せつりつの第だい八はち高等こうとう学校がっこう；現げん名古屋大学なごやだいがく）。

入試にゅうし

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七なな高だかは九州きゅうしゅう最南端さいなんたんに位置いちし、かつ近隣きんりんの熊本くまもとに五ご高だかが所在しょざいしているということから、入学にゅうがく希望きぼう者しゃを集あつめるのに苦労くろうした時期じきがあった。これを解消かいしょうするため1908年ねんから3年間ねんかんの入試にゅうしは、東京とうきょうにおいても実施じっしし、かつ試験しけん日びを他たの高校こうこうより1ヶ月かげつ半はん早はやくするという措置そちが認みとめられ競争きょうそう率りつが急上昇きゅうじょうしょうした。一いち高だか受験じゅけんに失敗しっぱいしていた石黒いしぐろ忠篤ただあつはこの時ときに入学にゅうがくした。

歴代れきだい校長こうちょう

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鹿児島かごしま高等こうとう中学ちゅうがく造づくり士し館かん 館長かんちょう
  • 初代しょだい - 島津しまつ珍ちん彦（1887年ねん（明治めいじ20年ねん）12月 - 1891年ねん（明治めいじ24年ねん）8月がつ16日にち）
  • 第だい2代だい - 川上かわかみ彦次ひこじ（1891年ねん（明治めいじ24年ねん）8月がつ16日にち - 1893年ねん（明治めいじ26年ねん）3月がつ13日にち）
  • 第だい3代だい - 島津しまつ珍ちん彦（1893年ねん（明治めいじ26年ねん）3月がつ13日にち - 1896年ねん（明治めいじ29年ねん）9月がつ2日にち）
第だい七なな高等こうとう学校がっこう造づくり士し館かん・第だい七なな高等こうとう学校がっこう 校長こうちょう
  • 初代しょだい - 岩崎いわさき行こう親おや（1901年ねん（明治めいじ34年ねん）4月がつ 校長こうちょう心得こころえ（1902年ねん（明治めいじ35年ねん）5月がつから校長こうちょう） - 1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）9月がつ）
-（前まえ）鹿児島かごしま県けん第だい一いち中学ちゅうがく校長こうちょう兼けん教諭きょうゆ、鹿児島かごしま県けん中学ちゅうがく造づくり士し館かん館長かんちょう　（後ご）依願いがん退官たいかん
  • 第だい2代だい - 小西こにし重しげる直ただし（1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）9月がつ - 1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）8月がつ）- （前まえ）文部省もんぶしょう視学しがく官かん （後ご）京都きょうと帝国ていこく大学だいがく分科ぶんか大学だいがく教授きょうじゅ
  • 事務じむ取扱とりあつかい - 井上いのうえ恒二つねじ　館長かんちょう事務じむ取扱とりあつかい （1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）8月がつ - 同年どうねん10月がつ）
  • 第だい3代だい - 吉田よしだ賢けん龍りゅう（1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）10月がつ 事務じむ取扱とりあつかい（1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）4月がつから校長こうちょう） - 1920年ねん（大正たいしょう9年ねん）4月がつ）
- （前まえ）第だい三さん高等こうとう学校がっこう教授きょうじゅ　（後ご）広島ひろしま高等こうとう師範しはん学校がっこう校長こうちょう

著名ちょめいな出身しゅっしん者しゃ

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【鹿しか】は前身ぜんしんの鹿児島かごしま高等こうとう中学ちゅうがく造づくり士し館かん本科ほんか卒業生そつぎょうせい（尋常じんじょう中学ちゅうがくに相当そうとうする予よ科かの出身しゅっしん者しゃは「中学ちゅうがく造づくり士し館かん」のページを参照さんしょう。）

政治せいじ・行政ぎょうせい

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社会しゃかい運動うんどう・社会しゃかい活動かつどう

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法曹ほうそう

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経済けいざい・実業じつぎょう

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報道ほうどう・マスコミ

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学術がくじゅつ・研究けんきゅう（理り・工こう・農みのり・医い系けい）

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学術がくじゅつ・研究けんきゅう（人文じんぶん学がく・社会しゃかい科学かがく・人間にんげん科学かがく系けい）

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文学ぶんがく・評論ひょうろん・文筆ぶんぴつ

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芸術げいじゅつ・工芸こうげい・芸能げいのう・スポーツ

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その他た

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著名ちょめいな教職員きょうしょくいん

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歴代れきだい校長こうちょうと出身しゅっしん者しゃは各かく節ふしを、前身ぜんしんの鹿児島かごしま高等こうとう中学ちゅうがく造づくり士し館かん教員きょういんは中学ちゅうがく造づくり士し館かんのページを参照さんしょう。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 『官報かんぽう』第だい5502号ごう、明治めいじ34年ねん11月4日にち。
  2. ^ 高等こうとう師範しはん学校がっこう官制かんせい等とう中ちゅう改正かいせいノ件けん、2022年ねん8月がつ28日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b 『官報かんぽう』第だい4865号ごう、昭和しょうわ18年ねん4月がつ2日にち。

参考さんこう資料しりょう

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関連かんれん書籍しょせき

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尾崎おざきムゲン作成さくせい「文部省もんぶしょう管轄かんかつ高等こうとう教育きょういく機関きかん一覧いちらん」参照さんしょう
「主要しゅよう高等こうとう教育きょういく機関きかん一覧いちらん」参照さんしょう

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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