温度おんどの比較ひかく

温度おんどの比較ひかく（おんどのひかく）では、（熱ねつ力学りきがく的てき）温度おんどの比較ひかくができるよう、昇順しょうじゅんに表ひょうにする。

表ひょう

因数いんすう	単位たんい	値ね			説明せつめい
				ケルビン		ファーレンハイト度ど	セルシウス度ど
	−1 nK	−1 nK			カリウム40原子げんしによる実現じつげんされた負ふ温度おんどのおおよその値ね。
10−∞		0 K	−459.67 ℉	−273.15 ℃	絶対ぜったい零れい度ど
10−18	1 aK	1 aK			OJ 287（最もっとも重おもいブラックホール）のホーキング放射ほうしゃによる温度おんど。
10−14	10 fK	14 fK			銀河系ぎんがけいの中心ちゅうしん部ぶにあるブラックホールいて座ざA*のホーキング放射ほうしゃによる温度おんど。
10−10	100 pK	250 pK			これまでに作つくり出だされた最低さいてい温度おんどの記録きろく（ヘルシンキ工科こうか大学だいがく低温ていおん研究所けんきゅうじょで核かく磁気じき秩序ちつじょの実験じっけん中ちゅうに）
		450 pK			これまでに作つくり出だされたボース＝アインシュタイン凝縮ぎょうしゅくの最低さいてい温度おんどの記録きろく（マサチュまさちゅーセッツ工科大学せっつこうかだいがくにおいてナトリウムガスにより[1]）
10−9	1 nK
10−8	10 nK	21 nK			IGR J17091-3624（最もっとも軽かるいブラックホール）のホーキング放射ほうしゃによる温度おんど。
		50 nK			フェルミ粒子りゅうしであるカリウム原子げんしの凝縮ぎょうしゅくを観測かんそく（デボラ・ジンら）
10−7	100 nK
10−6	1 µK				断熱だんねつ消磁しょうじ(nuclear demagnetization)
10−5	10 µK
10−4	100 µK
10−3	1 mK	2.5 mK			ヘリウム-3のFermi melting point
10−2	10 mK
10−1	100 mK	300 mK		-272.85 ℃	ヘリウム-3の蒸発じょうはつ冷却れいきゃく
		950 mK	−457.96 ℉	−272.2 ℃	ヘリウムの融点ゆうてん
100	1 K	1 K	−457.87 ℉	−272.15 ℃	水みずの三重みえ点てんの熱ねつ力学りきがく温度おんどの1/273.16 (ケルビンの定義ていぎ)
		1 K	−458 ℉	−272 ℃	ブーメラン星雲せいうんにおける温度おんど(既知きちの自然しぜんな状態じょうたいの宇宙うちゅう空間くうかんの中なかでは最もっとも低ひくい温度おんど)
		2.17 K	−455.76 ℉	−270.98 ℃	ヘリウム-4が超ちょう流動りゅうどう状態じょうたいとなる温度おんど
		2.725 K	−454.765 ℉	−270.425 ℃	宇宙うちゅう背景はいけい放射ほうしゃ
		4 K	−452 ℉	−268 ℃	水銀すいぎんが超ちょう伝導でんどう状態じょうたいとなる温度おんど
		4 K	−452 ℉	−268 ℃	ヘリウムの沸点ふってん
		5.19 K	−450.33 ℉	−267.96 ℃	ヘリウムの臨界りんかい温度おんど
		7.2 K	−446.8 ℉	−266.0 ℃	鉛なまりが超ちょう伝導でんどう状態じょうたいとなる温度おんど
		9.3 K	−443.0 ℉	−263.9 ℃	ニオブが超ちょう伝導でんどう状態じょうたいとなる温度おんど
101	10 K	13.8033 K	−434.8241 ℉	−259.3467 ℃	平衡へいこう水素すいその三重みえ点てん (ITS-90の定義ていぎ定点ていてん)
		14.01 K	−434.45 ℉	−259.14 ℃	水素すいその融点ゆうてん
		20 K	−422 ℉	−252 ℃	水素すいその沸点ふってん
		33 K	−400 ℉	−240 ℃	水素すいその臨界りんかい温度おんど
		44 K	−380 ℉	−229 ℃	冥王星めいおうせいの平均へいきん表面ひょうめん温度おんど
		53 K	−364 ℉	−220 ℃	海王星かいおうせいの平均へいきん表面ひょうめん温度おんど
		63 K	−344 ℉	−209 ℃	窒素ちっその融点ゆうてん
		68 K	−337 ℉	−205 ℃	天王星てんのうせいの平均へいきん表面ひょうめん温度おんど
		77.3 K	−320.4 ℉	−195.8 ℃	窒素ちっその沸点ふってん
		90.19 K	−297.33 ℉	−182.96 ℃	酸素さんその沸点ふってん
		92 K	−294 ℉	−181 ℃	Y-Ba-Cu-Oの超ちょう伝導でんどう転移てんい温度おんど
102	100 K	125 K	−234 ℉	−148 ℃	Tl-Ba-Cu-Oの超ちょう伝導でんどう転移てんい温度おんど
		138 K	−211 ℉	−135 ℃	Hg-Tl-Ba-Ca-Cu-Oの超ちょう伝導でんどう転移てんい温度おんど
		143 K	−202 ℉	−130 ℃	土星どせいの平均へいきん表面ひょうめん温度おんど
		152 K	−186 ℉	−121 ℃	木星もくせいの平均へいきん表面ひょうめん温度おんど
		183.7 K	−128.9 ℉	−89.4 ℃	世界せかいの最低さいてい気温きおん記録きろく（1983年ねん7月がつ21日にち、南極なんきょくボストーク基地きち）
		194.6 K	−109.3 ℉	−78.5 ℃	二酸化炭素にさんかたんそ（ドライアイス）の昇華しょうか点てん
		210 K	−81 ℉	−63 ℃	火星かせいの平均へいきん表面ひょうめん温度おんど
		211 K	−80 ℉	−62 ℃	塩化えんか亜鉛あえん/氷こおりの寒剤かんざいの到達とうたつ可能かのう温度おんど (塩化えんか亜鉛あえん51wt%、氷こおり49wt%)
		231.7 K	−42.7 ℉	−41.5 ℃	日本にっぽんで観測かんそくされた最低さいてい気温きおん（観測かんそく所しょ）（1931年ねん1月がつ27日にち、北海道ほっかいどう美深びふか町まち）
		232.2 K	−41.8 ℉	−41.0 ℃	日本にっぽんで観測かんそくされた最低さいてい気温きおん（気象きしょう官署かんしょ）（1902年ねん1月がつ25日にち、北海道ほっかいどう旭川あさひかわ市し）
		233.15 K	−40 ℉	−40 ℃	℃と℉の単位たんいを入いれ替かえても同おなじ温度おんどを示しめす温度おんど。
		234.3156 K	−37.9019 ℉	−38.8344 ℃	水銀すいぎんの三重みえ点てん (ITS-90の定義ていぎ定点ていてん)
		234.32 K	−37.89 ℉	−38.83 ℃	水銀すいぎんの融点ゆうてん
		252 K	−6.2 ℉	−21.2 ℃	食塩しょくえん/氷こおりの寒剤かんざいの到達とうたつ可能かのう温度おんど (食塩しょくえん22.4wt%、氷こおり77.6wt%共きょう晶あきら点てん)
		255.3722 K	0 ℉	−17.78 ℃	0 °F（華氏かし度ど）
		273.15 K	32 ℉	0 ℃	水みずの融点ゆうてん
		273.16 K	32.02 ℉	0.01 ℃	水みずの三重みえ点てん (定義ていぎ、1968年ねん)
		287 K	57 ℉	14 ℃	地球ちきゅうの平均へいきん表面ひょうめん温度おんど
		290 K	63 ℉	17 ℃	波長はちょう 10µm に放射ほうしゃピークを持もつ黒くろ体たいの温度おんど
		293 K	68 ℉	20 ℃	冬ふゆの室温しつおん
		300 K	81 ℉	27 ℃	褐色かっしょく矮星WISEPA J182831.08+265037.8の表面ひょうめん温度おんど
		310 K	95–99 ℉	35–37 ℃	人間にんげんの体温たいおん
		314.55 K	106.5 ℉	41.1 ℃	日本にっぽんで観測かんそくされた最高さいこう気温きおん（気象きしょう官署かんしょ）（2018年ねん7月がつ23日にち、埼玉さいたま県けん熊谷くまがや市し）
		315.7 K	108.5 ℉	42.5 ℃	日本にっぽんで観測かんそくされた最高さいこう気温きおん（観測かんそく所しょ）（1923年ねん8月がつ6日にち、徳島とくしま県けん板野いたの郡ぐん撫養むや町まち（現げん 鳴門なると市し））
		329.85 K	134.1 ℉	56.7 ℃	世界せかいの最高さいこう気温きおん記録きろく（1913年ねん7月がつ10日とおか、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくカリフォルニア州しゅうデスヴァレー）
		約やく373.124 K	約やく211.953 ℉	約やく99.974 ℃	水みずの沸点ふってん (標準ひょうじゅん気圧きあつ下したで約やく99.974℃)
		395 K	252 ℉	122 ℃	生物せいぶつの生育せいいく限界げんかい温度おんど（Methanopyrus kandleri 116株かぶ、130℃3時じ間あいだのオートクレーブでも生なま残ざん）
		400 K	261 ℉	127 ℃	コンコルドの鼻先はなさきの最高さいこう温度おんど
		452 K	354 ℉	179 ℃	水星すいせいの平均へいきん表面ひょうめん温度おんど
		456 K	361 ℉	183 ℃	共きょう晶あきらはんだの融点ゆうてん（スズと鉛なまりの共きょう晶あきら点てん）。
		505.9 K	451 ℉	232.8 ℃	紙かみが自然しぜん発火はっかする温度おんど(華氏かし451度ど)
		574.5875 K	574.5875 ℉	301.44 ℃	Kと℉の単位たんいを入いれ替かえても同おなじ温度おんどを示しめす温度おんど。
		600.65 K	621.5 ℉	327.50 ℃	鉛なまりの融点ゆうてん
		647.30 K	705.47 ℉	374.15 ℃	水みずの臨界りんかい点てん
		737 K	867 ℉	464 ℃	金星かなぼしの平均へいきん表面ひょうめん温度おんど
		933.473 K	1220.581 ℉	660.323 ℃	アルミニウムの標準ひょうじゅん気圧きあつ下かの凝固ぎょうこ点てん (ITS-90の定義ていぎ定点ていてん)
		966 K	1279 ℉	693 ℃	波長はちょう 3µm に放射ほうしゃピークを持もつ黒くろ体たいの温度おんど
103	1 kK	約やく1100 K	約やく1500 ℉	約やく800 ℃	ダイオキシンを分解ぶんかいするために必要ひつような温度おんど
		1357.77 K	1984.32 ℉	1084.62 ℃	銅どうの標準ひょうじゅん気圧きあつ下かの凝固ぎょうこ点てん (ITS-90の定義ていぎ定点ていてん)
		1500 K	2240 ℉	1200 ℃	玄武岩げんぶがん質しつマグマ
		1700 K	2600 ℉	1400 ℃	青あおい蝋燭ろうそくの炎ほのお
		1808 K	2795 ℉	1535 ℃	鉄てつの融点ゆうてん
		1900 K	3000 ℉	1600 ℃	ブンゼンバーナーの炎ほのお
		1900 K	3000 ℉	1600 ℃	秒速びょうそく8kmで大気圏たいきけん突入とつにゅう時じのスペースシャトルの表面ひょうめん温度おんど
		2013 K	3164 ℉	1740 ℃	鉛なまりの沸点ふってん
		2500–3900 K	4000–6700 ℉	2200–3600 ℃	スペクトル型がたM型がたの恒星こうせいの有効ゆうこう温度おんど
		2900 K	4800 ℉	2600 ℃	波長はちょう 1µm に放射ほうしゃピークを持もつ黒くろ体たいの温度おんど
		3300 K	5500 ℉	3000 ℃	広島ひろしま原爆げんばく爆発ばくはつ1秒びょう後ごの温度おんど
		3683 K	6170 ℉	3410 ℃	タングステンの融点ゆうてん
		3900–5300 K	6600–9100 ℉	3600–5000 ℃	スペクトル型がたK型がたの恒星こうせいの有効ゆうこう温度おんど
		3925 K	6605 ℉	3652 ℃	炭素たんその昇華しょうか点てん
		4160 K	7028 ℉	3890 ℃	炭化たんかハフニウムの融点ゆうてん
		4488 K	7619 ℉	4215 ℃	Ta4HfC5の融点ゆうてん(知しられている中なかで最もっとも融点ゆうてんの高たかい物質ぶっしつ)。
		5300–6000 K	9100–1万まん0300 ℉	5000–5700 ℃	スペクトル型がたG型がたの恒星こうせいの有効ゆうこう温度おんど
		5780 K	9940 ℉	5510 ℃	太陽たいよう（スペクトル型がたG2型がた）の表面ひょうめん温度おんど
		5828 K	1万まん0031 ℉	5555 ℃	タングステンの沸点ふってん
		6000 K	1万まん0300 ℉	5700 ℃	ビッグバンから30万まん年ねん後ごの宇宙うちゅうの平均へいきん温度おんど
		6000–7500 K	1万まん0300–1万まん3100 ℉	5700–7200 ℃	スペクトル型がたF型がたの恒星こうせいの有効ゆうこう温度おんど
		6500 K	1万まん1200 ℉	6200 ℃	この温度おんどで黒くろ体たい輻射ふくしゃが発はっする光ひかりをD6500と呼よび、照明しょうめいの標準ひょうじゅん白色はくしょく光こうとなっている。
		7500–10000 K	1万まん3000–1万まん7500 ℉	7200–9700 ℃	スペクトル型がたA型がたの恒星こうせいの有効ゆうこう温度おんど
104	10 kK	10 kK	1万まん8000 ℉	1万まん ℃	シリウスAの表面ひょうめん
		10-15 kK	1万まん8000-2万まん7000 ℉	1万まん-1万まん5000 ℃	窒素ちっそ原子げんしの再さい結合けつごう アーク溶接ようせつの温度おんど
		10–29 kK	1万まん8000-5万まん2000 ℉	1万まん0000-2万まん9000 ℃	スペクトル型がたB型がたの恒星こうせいの有効ゆうこう温度おんど
		11.604 kK	2万まん428 ℉	1万まん1330 ℃	分子ぶんしの平均へいきん運動うんどうエネルギーが 1 eV であるときの温度おんど
		25 kK	4万まん5000 ℉	2万まん5000 ℃	ビッグバン後こう10,000 年ねん後ごの宇宙うちゅうの平均へいきん温度おんど
		29 kK	5万まん2000 ℉	2万まん9000 ℃	波長はちょう 100nm に放射ほうしゃピークを持もつ黒くろ体たいの温度おんど
		29–60 kK	5万まん2000-10万まん8000 ℉	2万まん9000-6万まん0000 ℃	スペクトル型がたO型がたの恒星こうせいの有効ゆうこう温度おんど
		32 kK	5万まん7000 ℉	3万まん2000 ℃	シリウスBの表面ひょうめん
105	100 kK	100 kK	18万まん ℉	10万まん ℃	広島ひろしま原爆げんばく爆発ばくはつ10ミリ秒びょう後ごのおよその温度おんど
106	1 MK	1–5 MK	180-900万まん ℉	100-500万まん ℃	太陽たいようのまわりのコロナ温度おんど
		8 MK	1400万まん ℉	800万まん ℃	中性子星ちゅうせいしせいの表面ひょうめん温度おんど
107	10 MK	13.6 MK	2450万まん ℉	1360万まん ℃	太陽たいようの核かくの温度おんど
108	100 MK	400 MK	7億おく2000万まん ℉	4億おく ℃	大型おおがたの水素すいそ爆ばく弾だんの中心ちゅうしん部ぶの温度おんど
		520 MK	9億おく4000万まん ℉	5億おく2000万まん ℃	人類じんるいが手てにした最高さいこう温度おんど（核かく融合ゆうごう実験じっけん炉ろJT-60で達成たっせい）。
		800 MK	14億おく ℉	8億おく ℃	中性子星ちゅうせいしせいの核かくの温度おんど
109	1 GK	1 GK	18億おく ℉	10億おく ℃	超新星ちょうしんせい周辺しゅうへんの温度おんどとして観測かんそくされた値ね[2] ブラックホールの降着こうちゃく円盤えんばんの温度おんど
		1 GK	18億おく ℉	10億おく ℃	ビッグバン100 秒びょう後ごの温度おんど
1010	10 GK	10 GK	180億おく ℉	100億おく ℃	ビッグバンの1秒びょう後ご
		10 GK	180億おく ℉	100億おく ℃	超新星ちょうしんせい爆発ばくはつの中心ちゅうしん温度おんど
		50 GK	900億おく ℉	500億おく ℃	鉄てつの光ひかり崩壊ほうかい
1011	100 GK	100 GK	1800億おく ℉	1000億おく ℃
1012	1 TK	1 TK	1兆ちょう8000億おく ℉	1兆ちょう ℃	中性子星ちゅうせいしせい同士どうしの衝突しょうとつ(キロノヴァ)の温度おんど
1013	10 TK	10 TK	18兆ちょう ℉	10兆ちょう ℃	ビッグバンの100マイクロ秒びょう後ごの温度おんど
1027		1–10 RK		1027–1028 ℃	3つの力ちからの大だい統一とういつ理論りろんの破やぶれ（強つよい相互そうご作用さようが電でん弱じゃく力りょくから分わかれる）。ビッグバン後のち10−35 秒びょう後のちに起おこる。
1032		141.679 QK		1.41679×1032 ℃	プランク温度おんど ウィーンの変位へんい則そくにより放射ほうしゃされる電磁波でんじはの波長はちょうがプランク長ちょうになる温度おんど。