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Ȝ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
Ȝ ȝ Ȝ ȝ

Ȝ, ȝ(Yogh、ヨッホ、ヨッグ)は、ちゅう英語えいご中期ちゅうきスコットランド使つかわれた文字もじである。かた口蓋こうがい接近せっきんおんもしくはなんらかの軟口蓋なんこうがいおんあらわす。これは英語えいごのgの音韻おんいん変化へんかからるものである。[1][2][3]

しかしちゅう英語えいご筆記ひっきほうでその字形じけい次第しだいエッジュƷ)と区別くべつがつかなくなり、中期ちゅうきスコットランドかた口蓋こうがい接近せっきんおんあらわすヨッホは草書そうしょZ混同こんどうされ、スコットランドの印刷いんさつこうはヨッホが使用しよう不可能ふかのうさいはZで代用だいようすることもしばしばあった[2]。そのため現在げんざい一部いちぶスコットランド単語たんごでは本来ほんらいヨッホのあるべき位置いちにZがかれている。[3]

またヨッホはその形状けいじょうていることからオンラインではアラビア数字すうじ3代用だいようされることもある。このようにヨッホは英語えいごがまだ体系たいけいされていない時代じだい文字もじであるため様々さまざま混乱こんらんまねいているのである。

エジプトがくにおいて

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フランス東方とうほう考古学こうこがく研究所けんきゅうじょ英語えいごばんによって採用さいようされたユニコード準拠じゅんきょこぼし字体じたいけいでは、古代こだいエジプトの"アレフ"("Aleph")のグリフ
A
こぼしとして、このヨッホ ȝ の文字もじ使用しよう推奨すいしょうした(Unicode 4.1と5の段階だんかいで、マイクロソフトOSでは2000およびXPとうでの使用しよう想定そうていしていた)。[4]

エジプトがく実際じっさい使用しようされているとう記号きごうは、で、ひだりひらいたふたつの半輪はんりんである。Unicode 5.1以降いこう符号ふごう位置いちてられた(大文字おおもじ U+A722 Ꜣ LATIN CAPITAL LETTER EGYPTOLOGICAL ALEF “ラテン文字もじ大文字おおもじのエジプトがくのアレフ”小文字こもじ U+A723 ꜣ LATIN SMALL LETTER EGYPTOLOGICAL ALEF “ラテン文字もじ小文字こもじのエジプトがくのアレフ”)。こちらも数字すうじの3で代用だいようされることがある。

符号ふごう位置いち

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大文字おおもじ Unicode JIS X 0213 文字もじ参照さんしょう 小文字こもんじ Unicode JIS X 0213 文字もじ参照さんしょう 備考びこう
Ȝ U+021C - Ȝ
Ȝ
ȝ U+021D - ȝ
ȝ

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 堀田ほった隆一りゅういち(ほったりゅういち) (2016ねん2がつ28にち). “#2498. yogh の文字もじ”. hellog~英語えいごブログ. 2018ねん4がつ11にち閲覧えつらん
  2. ^ a b 堀田ほった隆一りゅういち(ほったりゅういち) (2014ねん7がつ24にち). “#1914. <g> の仲間なかまたち”. hellog~英語えいごブログ. 2018ねん4がつ11にち閲覧えつらん
  3. ^ a b 堀田ほった隆一りゅういち(ほったりゅういち) (2010ねん7がつ18にち). “#447. Dalziel, MacKenzie, Menzies の <z>”. hellog~英語えいごブログ. 2018ねん4がつ11にち閲覧えつらん
  4. ^ Polices de caractères” (フランス語ふらんすご). Institut français d'archéologie orientale – Le Caire. 13 September 2014閲覧えつらん