アウトワーク (要塞ようさい)

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マルタヴァレッタ要塞ようさい英語えいごばんながめ。しゅ要塞ようさい(左側ひだりがわバスチョン英語えいごばん)、なかほり、および右側みぎがわのアウトワーク(カウンターガード英語えいごばん)

アウトワーク(outwork)はしゅたる要塞ようさい(本塁ほんるい)の境界きょうかいより外側そとがわ建設けんせつまたは設置せっちされた、副次的ふくじてき要塞ようさい施設しせつである。

本塁ほんるいとははなれている場合ばあいも、一部いちぶつながっている場合ばあいもある。そとるいやくされる場合ばあいがある。 バスチョン英語えいごばん(bastion: りょう堡)やカーテンウォール火砲かほう直射ちょくしゃから防護ぼうごするため、ラヴリン(ravelin)、ルネット (要塞ようさい)英語えいごばん(lunette)、フレッシュ (要塞ようさい)英語えいごばん(flèche)、カポニア英語えいごばん(caponier)のようなアウトワークは16世紀せいき発展はってんした。 のちに、戦争せんそう規模きぼ拡大かくだいし、攻囲こういがわがよりおおくの(人的じんてき物的ぶってき))資源しげんもちいるようになったことも、この発展はってん加速かそくした。攻撃こうげきしゃ前進ぜんしんおそくし、よりおおくのコスト(人的じんてき物的ぶってき経済けいざいてき)をかけさせるために、アウトワークのシステムはますます精緻せいちになり、外側そとがわ拡大かくだいした。 アウトワークめん塁壁るいへき(rampart)はく、それはてきぐん奪取だっしゅされたとき本塁ほんるいからの砲火ほうかたいてきぐん完全かんぜん防備ぼうびになることを意味いみする。[1]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]