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アペプ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
アピペから転送てんそう
よる象徴しょうちょうたる大蛇おろちアペプ(みぎ)とアトゥム=ラーの象徴しょうちょうたる去勢きょせいねこひだり)。両者りょうしゃ毎晩まいばんたたかっているとされた。(インヘルカウのはか壁画へきが

アペプApep)は、エジプト神話しんわにおけるあく化身けしん古代こだいエジプトかたりでのに、アーペプアアペプAapep)、アペピApepi)、アピペApipe)、アポペApope)などがげられる。古代こだいエジプトヒエログリフは、母音ぼいん明確めいかく記述きじゅつしないため本来ほんらい発音はつおんは、はっきりしない。古典こてんギリシア転記てんきであるアポピス’Αποφις, Apophis)でもよくられる。

概要がいよう[編集へんしゅう]

やみ混沌こんとん象徴しょうちょうし、その姿すがたは、おも大蛇おろちとしてえがかれる。へびは、古代こだいエジプトじんにとって身近みぢか畏怖いふされる存在そんざいであった。太陽たいよう運行うんこう邪魔じゃまするのでラー最大さいだいてきとされる。

アポピスは、世界せかい誕生たんじょうするまえヌン象徴しょうちょうされる原始げんしみずなかからまれた。世界せかい秩序ちつじょさだまるまえまれたので秩序ちつじょ破壊はかいしようとするとかんがえられた。あるいは、もとは、太陽たいようしんとしての役割やくわりになっていたが、それをラーにうばわれたためかれ非常ひじょうにくみ、敵対てきたいするようになった。ここからラーの太陽たいようふね運航うんこう邪魔じゃまし、日食にっしょくこすとかんがえられた。

冥界めいかいとらえられており、ここを死者ししゃたましいとおるとおそう。死者ししゃしょは、アポピスからまも方法ほうほうえがかれているとされた。またラーの太陽たいようふね通過つうかするときセトふねまもりアポピスをたおすため天敵てんてきといわれている。しかし時代じだいくだると、その邪悪じゃあくさのためにセトと同一どういつされた。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]