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セレギリン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
セレギリン
IUPAC命名めいめいほうによる物質ぶっしつめい
臨床りんしょうデータ
発音はつおん [səˈlɛɪln] sə-LEJ-i-leen
販売はんばいめい Eldepryl, Jumex, Zelapar, Emsam, others[1]
Drugs.com monograph
MedlinePlus a697046
ライセンス US FDA:リンク
胎児たいじ危険きけん分類ぶんるい
  • AUえーゆー: B2
  • US: C
法的ほうてき規制きせい
投与とうよ経路けいろ By mouth, transdermal (patch)
薬物やくぶつ動態どうたいデータ
生物せいぶつがくてき利用りようのう10% (oral), 73% (patch)
血漿けっしょうタンパク結合けつごう94%
代謝たいしゃIntestines and liver
代謝たいしゃ物質ぶっしつN-Desmethylselegiline, L-amphetamine, L-methamphetamine
半減はんげん10 hours (oral)[よう出典しゅってん], 18–25 hours[よう出典しゅってん] (transdermal)
排泄はいせつUrine
識別しきべつ
CAS番号ばんごう
14611-51-9 チェック
14611-52-0 (HCl)
ATCコード N04BD01 (WHO) QN06AX90 (WHO)
PubChem CID: 26757
IUPHAR/BPS 6639
DrugBank DB01037 チェック
ChemSpider 24930 チェック
UNII 2K1V7GP655 チェック
KEGG D03731  チェック
ChEBI CHEBI:9086 チェック
ChEMBL CHEMBL972 チェック
別名べつめい L-Deprenyl; (R)-(–)-N,αあるふぁ-Dimethyl-N-2-propynylphenethylamine; (R)-(–)-N-Methyl-N-2-propynylamphetamine; (R)-(–)-N-2-propynylmethamphetamine
化学かがくてきデータ
化学かがくしきC13H17N
分子ぶんしりょう187.281
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セレギリンえい: Selegiline)は、パーキンソンびょうおよびだいうつびょうせい障害しょうがい治療ちりょう使用しようされるくすりである[1]L-deprenylとしてもられ、ブランドめいエフピー、Eldepryl 、Emsamのした販売はんばいされている。パーキンソンびょうには経口けいこう摂取せっしゅ錠剤じょうざいかたちで、うつびょうには皮膚ひふ適用てきようされるパッチとして提供ていきょうされる。 ただし日本にっぽんでは経口けいこう投与とうよ錠剤じょうざいのみである(後述こうじゅつ)。

セレギリンはモノアミンオキシダーゼ阻害そがいざいとして作用さようし、のうないモノアミン神経しんけい伝達でんたつ物質ぶっしつのレベルを増加ぞうかさせる。典型てんけいてき臨床りんしょう用量ようりょうでは、セレギリンは選択せんたくてきかつ可逆かぎゃくてきモノアミンオキシダーゼB(MAO-B)の阻害そがいざいであり、のうないドーパミンのレベルを増加ぞうかさせる。よりこう用量ようりょうでは、その特異とくいせいうしなMAO-A阻害そがいし、のうないセロトニンノルエピネフリン、およびドーパミンのレベルを増加ぞうかさせる。

医療いりょう用途ようと

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パーキンソンびょう

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錠剤じょうざいかたちで、セレギリンはパーキンソンびょう症状しょうじょう治療ちりょうするために使用しようされる[2]たんざい療法りょうほうとして適応てきおうがい使用しようされてきたが、レボドパL -DOPA)などの薬物やくぶつ補助ほじょざいとしてもっともよく使用しようされている[3] [4]。セレギリンをレボドパに追加ついかする理論りろんてき根拠こんきょは、必要ひつようなレボドパの用量ようりょうらし、したがってレボドパ療法りょうほうにおける運動うんどう合併症がっぺいしょうらすことにある[5]。また、セレギリンは、レボドパ治療ちりょう必要ひつようになる時点じてんを、診断しんだんやく11かげつからやく18かげつまでおくらせる[6]。セレギリンが神経しんけい保護ほございとして作用さようし、疾患しっかん進行しんこう速度そくど低下ていかさせるといういくつかのエビデンスがあるが、これには議論ぎろんがある。

セレギリンはまた、アルツハイマーびょうにおける認知にんちしょう緩和かんわ治療ちりょうとして、適応てきおうがい使用しようされている[4]

日本にっぽんではパーキンソンびょう治療ちりょうざい選択せんたくてきMAO-B阻害そがいざい)のセレギリン塩酸えんさんしお(Selegiline hydrochloride)錠剤じょうざいとしてジェネリック医薬品いやくひんがある。先発せんぱつひんのエフピーじょう口腔こうくうない崩壊ほうかいじょう(ODじょう)。

うつびょう

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セレギリンはまた、だいうつびょうせい障害しょうがい治療ちりょうとして、けいがわパッチ投与とうよされる[7][8]

2015ねん発表はっぴょうされた量的りょうてきレビューでは、重要じゅうよう試験しけんのプールされた結果けっかについて、症状しょうじょう軽減けいげんのためのセレギリンパッチの治療ちりょう必要ひつようすう(number needed to treat; NNT、効果こうかおおきさの兆候ちょうこうなので、かずすくないほうい)は11であり、寛解かんかいについては9[8]である。 がいおよぼすのに必要ひつようかず (number needed to harm、NNTの逆数ぎゃくすう、ここではたかかずのぞましい)は、性的せいてき副作用ふくさようの387から適用てきよう部位ぶい反応はんのうの7までの範囲はんいだった。すくわれるかがいける可能かのうせい(likelihood to be helped or harmed; LHH)にかんして、分析ぶんせきにより、セレギリンパッチは、寛解かんかいにつながる可能かのうせい副作用ふくさようによる中止ちゅうしにつながる可能かのうせいが3.6ばいたかかったことがしめされた。寛解かんかいvs不眠症ふみんしょう発生はっせいりつのLHHは2.1、寛解かんかいvs不眠症ふみんしょうによる中止ちゅうしのLHHは32.7だった。寛解かんかいvs不眠症ふみんしょうおよびせい機能きのう障害しょうがいのLHHは、どちらも非常ひじょうひくかった。

日本にっぽんではパッチざい販売はんばいされていない。

注意ちゅうい欠陥けっかんどうせい障害しょうがい

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一部いちぶ研究けんきゅうでは、セレギリンは、子供こども[9][10][11]成人せいじん両方りょうほう注意ちゅうい欠陥けっかんどうせい障害しょうがい (ADHD)の治療ちりょうメチルフェニデートおなじくらい効果こうかてきであるが、副作用ふくさようとく食欲しょくよく抑制よくせい不安ふあん頭痛ずつう睡眠すいみん妨害ぼうがいすくないことがわかっている[12][13]パーキンソンびょう治療ちりょう使用しようされるMAO-B阻害そがいざいであるセレギリンは、チトクロームP450によってL-デスメチルセレギリン、L-アンフェタミン、およびL-メタンフェタミンに代謝たいしゃされる[14][15]

特別とくべつ集団しゅうだん

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ヒトへのすべての用途ようととすべてのざいがたで、セレギリンは妊娠にんしんカテゴリCである。妊娠にんしんした実験じっけん動物どうぶつもちいた研究けんきゅうでは、胎児たいじへの悪影響あくえいきょうしめされているが、ヒトを対象たいしょうとした適切てきせつ研究けんきゅう[2] [7]

副作用ふくさよう

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レボドパ併用へいようした錠剤じょうざい副作用ふくさようには、頻度ひんどたかじゅんに、幻覚げんかく錯乱さくらんうつびょうバランスの喪失そうしつ不眠症ふみんしょう随意ずいい運動うんどう増加ぞうか興奮こうふんじょみゃくまたは不整脈ふせいみゃく妄想もうそう高血圧こうけつあつ狭心症きょうしんしょう発症はっしょうまたは増加ぞうか、および失神しっしん[2]副作用ふくさようのほとんどは、こうドーパミンシグナル伝達でんたつ原因げんいんであり、レボドパの用量ようりょうらすことで緩和かんわできる[1]

うつびょうのパッチざいおも副作用ふくさようには、貼付ちょうふ部位ぶい反応はんのう不眠症ふみんしょう下痢げりのどいたみ などがある[7] 。セレギリンパッチは、とくわかひとたいして自殺じさつ企図きとリスク上昇じょうしょう可能かのうせいという黒枠くろわく警告けいこくがあり、2007ねん以降いこうのすべてのこううつやく同様どうようである[16]

相互そうご作用さよう

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経口けいこうざいとパッチざい両方りょうほうとも、セレギリンはセロトニン症候群しょうこうぐんこす可能かのうせいのある薬物やくぶつSSRIせきやくデキストロメトルファンなど)をわせることにたいして、つよ警告けいこく表示ひょうじされる [2] [7] [17]。セレギリンとオピオイド鎮痛ちんつうやくペチジン併用へいようは、深刻しんこく副作用ふくさようこす可能かのうせいがあるため推奨すいしょうされない。トラマドールメタドンなどのいくつかのほか合成ごうせいオピオイド、およびさまざまなトリプタンは 、セロトニン症候群しょうこうぐん可能かのうせいがあるため禁忌きんき[18] [19]

エチニルエストラジオールとプロゲスチンをふく経口けいこう避妊ひにんやく(OC)は、セレギリンのバイオアベイラビリティを10ばいから20ばい増加ぞうかさせる[20]。セレギリンちゅう濃度のうどがることで、MAO-B選択せんたくせい喪失そうしつにつながる可能かのうせいがあり、セレギリンがMAO-Aも同様どうよう阻害そがいはじめる可能かのうせいがある。これにより、セロトニン作動さどうやくわせると、チラミン誘発ゆうはつせいだか血圧けつあつ発症はっしょうや、セロトニン毒性どくせいなどの、選択せんたくてきMAOI副作用ふくさようたいする感受性かんじゅせいたかまる。

経口けいこう錠剤じょうざいとパッチざいはいずれも、MAO阻害そがいざい関連かんれんする高血圧こうけつあつ危機きき回避かいひするための食事しょくじ制限せいげんがある[2] [7]。パッチざいは、開発かいはつさいし、食事しょくじ制限せいげん克服こくふくする目的もくてきもあった。臨床りんしょう試験しけん成功せいこうしたことをしめした。さらに、2006ねん4がつから2010ねん10がつまでの市販しはん調査ちょうさでは、29,141かい薬物やくぶつへの曝露ばくろのうち、高血圧こうけつあつイベントまたは高血圧こうけつあつ可能かのうせいのある自己じこ報告ほうこくは13けんのみであり、客観きゃっかんてき臨床りんしょうデータをともなうものはかった[8]。パッチによる薬物やくぶつ送達そうたつほう最低さいてい用量ようりょう(6 mg / 24あいだ)には、食事しょくじ制限せいげん必要ひつようない[21]ふる選択せんたくてきMAOIとのわせであろうと、可逆かぎゃくてきMAO-A阻害そがいざいモクロベミドとのわせであろうと、パッチおよび経口けいこう製剤せいざいこう用量ようりょうには、ひくチラミンしょく必要ひつようとなる[17]

薬理やくりがく

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くすり力学りきがく

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セレギリンはMAO-Bの選択せんたくてき阻害そがいざいであり、共有きょうゆう結合けつごうすることにより可逆かぎゃくてき阻害そがいする[1] [22]。ドーパミンの分解ぶんかいをブロックすることにより効果こうか発揮はっきし、それによりドーパミン活性かっせい増加ぞうかさせる[23]。セレギリンの神経しんけい保護ほご特性とくせい可能かのうせいは、MAO-B作動さどうによって放出ほうしゅつされる遊離ゆうり酸素さんそラジカルからちかくのニューロンを保護ほごすることによるかもしれない。こう用量ようりょうでは、セレギリンはMAO-Bにたいする選択せんたくせいうしない、 MAO-Aも阻害そがいする 。

セレギリンはCYP2A6も阻害そがいし、結果けっかとしてニコチン効果こうかたかめることができる[24]。セレギリンは、σしぐま1受容じゅようたいもまた活性かっせいするようである。これらの受容じゅようたいたいして比較的ひかくてきたか親和しんわせいゆうし、やく 400 nM[25] [26]

薬物やくぶつ動態どうたい

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セレギリンの経口けいこうバイオアベイラビリティやく10%で、分子ぶんしあぶら溶性ようせいであるため、脂肪しぼうしょく一緒いっしょ摂取せっしゅすると増加ぞうかする[1] [27]。セレギリンとその代謝たいしゃ産物さんぶつは、血漿けっしょうタンパク質たんぱくしつ広範囲こうはんい結合けつごうする(94%)。セレギリンは 血液けつえきのう関門かんもん通過つうかしてのうはいり、 視床ししょう大脳だいのう基底きていかくちゅうのう 、および帯状おびじょうかいもっと集中しゅうちゅうする[4] [7]

セレギリンはだい部分ぶぶんちょう肝臓かんぞう代謝たいしゃされる。変化へんかたい代謝たいしゃぶつ尿にょうちゅう排泄はいせつされる[1]

セレギリンの口腔こうくうない投与とうよ(OD)は、生物せいぶつがくてき利用りようのうが5ばいたかくなり、ちゅう濃度のうどがより再現さいげんせいたか上昇じょうしょうし、アンフェタミン代謝たいしゃ産物さんぶつ経口けいこう投与とうよ錠剤じょうざいよりもすくなくなる[28]

代謝たいしゃ

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セレギリンはシトクロムP450によって代謝たいしゃされてL-デスメチルセレギリンとL-メタンフェタミンになり、後者こうしゃメタンフェタミンエナンチオマーかがみぞう異性いせいたい)の1つである[14] [15]。デスメチルセレギリンはMAO-Bにたいしていくらかの活性かっせいっているが、セレギリンよりもはるかにちいさい[23][22]CYP2C19によってさらに代謝たいしゃされるとかんがえられている[29]。L-メタンフェタミンはL- アンフェタミン変換へんかんされる(セレギリンを服用ふくようしているひとも、薬物やくぶつスクリーニング検査けんさでアンフェタミンまたはメタンフェタミンの検査けんさ陽性ようせいとなる場合ばあいがある)[30]。アンフェタミン代謝たいしゃぶつは、神経しんけい伝達でんたつ物質ぶっしつであるドーパミンとノルエピネフリンさい阻害そがいするセレギリンの能力のうりょく寄与きよしている可能かのうせいがあるが、起立きりつせいてい血圧けつあつ幻覚げんかくとも関連かんれんしている[31] [32]。アンフェタミン代謝たいしゃ産物さんぶつヒドロキシルされ、フェーズII代謝たいしゃでは、グルクロニルトランスフェラーゼによって抱合ほうごうされる。

あたらしいこうパーキンソンMAO-B阻害そがいざいラサギリンは、アンフェタミンのような特性とくせいたない1(R)-aminoindanに代謝たいしゃされる[33]

パッチをヒトに適用てきようしたのち、セレギリン含量の平均へいきん25%から30%が24あいだにわたって全身ぜんしんてき送達そうたつされる。けいがわ投与とうよは、経口けいこう投与とうよ比較ひかくして、セレギリンへの曝露ばくろ有意ゆういたかく、すべての代謝たいしゃ産物さんぶつへの曝露ばくろひくくなる。これは、経口けいこう投与とうよざい広範こうはん初回しょかい通過つうか代謝たいしゃと、パッチざいひく初回しょかい通過つうか代謝たいしゃによるものである。貼付ちょうふする場所ばしょは、くすりがどのように分布ぶんぷするかについて重要じゅうよう要素ようそではない。ヒトでは、セレギリンは皮膚ひふ蓄積ちくせきせず、皮膚ひふ代謝たいしゃされない[7]

化学かがく

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セレギリンは、 フェネチルアミンおよびアンフェタミン化学かがくファミリーにぞくする。 L-deprenyl、および (R)-(–)-N,αあるふぁ-dimethyl-N-(2-propynyl)phenethylamineまたは (R)-(–)-N-methyl-N-2-propynylamphetamineとしてもられている。この化合かごうぶつは、窒素ちっそ原子げんしプロパルギルもと結合けつごうしたレボメタンフェタミン(L-メタンフェタミン)の誘導体ゆうどうたいである。 この詳細しょうさいは、フェネチルアミングループのふるいMAO-B阻害そがいざいであるパルギリンから借用しゃくようしたものである[34]。セレギリンは、ラセミ混合こんごうぶつデプレニルのひだり旋性エナンチオマー

セレギリンは、においプロパルギルを使用しようした (−)-メタンフェタミンのアルキルによって合成ごうせいされる[35][36] [37] [38]

アンフェタミンクラスの臨床りんしょう使用しようされているもう1つのMAOIは、トラニルシプロミンである。

歴史れきし

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結核けっかくくすりイプロニアジド服用ふくようしている人々ひとびとが、服用ふくようにより気分きぶんたかめたという発見はっけんと、その薬効やっこうはおそらくMAO阻害そがいによるものであるという発見はっけんつづき、おおくの研究けんきゅうしゃ製薬せいやく企業きぎょうこううつやくとして使用しようするMAO阻害そがいざい発見はっけんしようとこころはじめた。 ハンガリーの製薬せいやく企業きぎょうであるChinoin(1993ねん以降いこうサノフィ一部いちぶ)のZoltan Ecseriによって、セレギリンは発見はっけんされた [39]かれらは、E-250とんでいた [40] :66–67 。Chinoinは1962ねんにこのくすり特許とっきょ取得しゅとくし、この化合かごうぶつは1965ねん英語えいご科学かがく文献ぶんけん最初さいしょ発表はっぴょうされた:67 [41]実験じっけん動物どうぶつとヒトにおけるE-250の、生物せいぶつがく影響えいきょうかんする研究けんきゅうは、 ブダペストにあるセンメルヴァイス大学だいがくのヨーゼフノール(József Knoll)グループによっておこなわれた :67

Emsamけいがわパッチ、6mg / 24hr 投与とうよ

デプレニル(Deprenyl)は、 エナンチオマーばれる2つの異性いせいたい混合こんごうぶつであるラセミ化合かごうぶつである。さらなる研究けんきゅうにより、1967ねん発表はっぴょうでは、ひだり旋性かがみぞう異性いせいたいlからだ)がより強力きょうりょくなMAO阻害そがいざいであり、その研究けんきゅうで、単一たんいつかがみぞう異性いせいたいL-デプレニルをもちいておこなわれたことが判明はんめいした[40] :67 [42] [43]

1971ねん、ノールは、セレギリンが選択せんたくてきにモノアミンオキシダーゼ(MAO-B)を阻害そがいし、選択せんたくてきMAO阻害そがいざいこす悪名あくめいたかい「チーズ効果こうか(cheese effect)」(チラミン含有がんゆう食品しょくひんこす高血圧こうけつあつ危機きき; hypertensive crisis)をしょうじにくいことをしめした。 すうねん、ウィーンに拠点きょてん2人ふたりのパーキンソンびょう研究けんきゅうしゃ、Peter RiedererとWalther Birkmayerは、セレギリンがパーキンソンびょう有用ゆうようである可能かのうせいがあることを認識にんしきした。かれらの同僚どうりょう一人ひとりMoussa B.H. Youdimがブダペストのノールをおとずれ、セレギリンをウィーンにかえった。1975ねん、Birkmayerのグループはパーキンソンびょうにおけるセレギリンの効果こうかかんする最初さいしょ論文ろんぶん発表はっぴょうした[43] [44]

1970年代ねんだいには、それがこう老化ろうかくすりまたは媚薬びやくとして有用ゆうようであるかもしれないという推測すいそくもあった[45]

ニュージャージーしゅうのSomerset Pharmaceuticalsは、米国べいこくでセレギリンを開発かいはつする権利けんり取得しゅとくしており、1987ねんFDA新薬しんやく申請しんせいnew drug application; NDA)を提出ていしゅつし、米国べいこくでパーキンソンびょうやく販売はんばい申請しんせいをした[46]。NDAの審査しんさちゅう、Somersetは2つのジェネリック医薬品いやくひん会社かいしゃマイランとBolan Pharmaceuticalsによって吸収きゅうしゅう合併がっぺいされた。セレギリンは、1989ねんにFDAによってパーキンソンびょう承認しょうにんけた。

1990年代ねんだいハーバードメディカルスクール関連かんれんであるマクリーン病院びょういんMcLean Hospital)のJ. Alexander Bodkinは、MAO阻害そがいざい既知きち食事しょくじ制限せいげん回避かいひするために、Somersetと共同きょうどうけいがわパッチをもちいたセレギリンの送達そうたつ開発かいはつした[45] [47] [48]。Somersetは、2006ねんにパッチ販売はんばいのFDA承認しょうにん取得しゅとくした [49]

社会しゃかい文化ぶんか

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E for Ecstasy英国えいこくで、ストリートドラッグエクスタシー使用しよう検討けんとうしているほん)で、作家さっか活動かつどう、エクスタシーの擁護ようごしゃであるニコラス・サンダーズ(Nicholas Saunders)は、特定とくてい薬物やくぶつ混在こんざいぶつ(consignment)としてセレギリンがふくまれていることをしめ試験しけん結果けっか強調きょうちょうした[50]。「ストロベリー(Strawberry)」「シッティングダック(Sitting Duck)」としてられるエクスタシーじょう混在こんざいぶつとして、サンダースがあらわすところによると、「 ケタミンエフェドリン 、セレギリンの潜在せんざいてき危険きけんわせ」がふくまれていた[51]

米国べいこく小説しょうせつグレッグ・ハーウィッツ(Gregg Hurwitz)の作品さくひんOut of the Dark[52]で、セレギリン(Emsam)とチラミン含有がんゆう食品しょくひんは、米国べいこく大統領だいとうりょう暗殺あんさつするために使用しようされた。

獣医じゅうい使用しよう

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獣医じゅういがくでは、セレギリンはAnipryl(Zoetisしゃ)のブランドめい販売はんばいされている。イヌの認知にんち機能きのう障害しょうがい治療ちりょうもちいられ、よりこう用量ようりょうでは、下垂かすいたい依存いぞんせい副腎ふくじん皮質ひしつ機能きのう亢進こうしんしょう(PDH)にももちいられる[53] [54]。イヌの認知にんち機能きのう障害しょうがいは、ヒトのアルツハイマーびょうよう認知にんちしょう一種いっしゅ。セレギリン治療ちりょうけたろういぬは、睡眠すいみんパターンの改善かいぜん失禁しっきん減少げんしょう活動かつどうレベルの増加ぞうかしめし、ほとんどが1かげつ改善かいぜんしめ[55] [56]。セレギリンにはイヌようとしてのみ表示ひょうじされているが、認知にんち機能きのう障害しょうがいのあるろうねこにも適応てきおうがい使用しようされてきた [57]

下垂かすいたい依存いぞんせい副腎ふくじん皮質ひしつ機能きのう亢進こうしんしょう治療ちりょうにおけるセレギリンの有効ゆうこうせいには、議論ぎろんがある[53]理論りろんてきには、ドーパミンのレベルをげることで作用さようし、 ACTH放出ほうしゅつ抑制よくせいし 、最終さいしゅうてきコルチゾールのレベルを低下ていかさせる[57]一方いっぽう、セレギリンは下垂かすいたいぜん(ほとんどのイヌのケースをふくむ)の病変びょうへんによってこされるPDHの治療ちりょうにのみ有効ゆうこうであると主張しゅちょうするひともいる[58]改善かいぜん最大さいだい兆候ちょうこう腹部ふくぶ膨満の減少げんしょうである[55]

イヌでは副作用ふくさよう一般いっぱんてきではないが、嘔吐おうと下痢げり聴力ちょうりょく低下ていか唾液だえき分泌ぶんぴつ体重たいじゅう減少げんしょう行動こうどう過多かた無気力むきりょく見当けんとう障害しょうがい反復はんぷく運動うんどうなどの行動こうどう変化へんかふくまれる[54] [58]

セレギリンはウマには臨床りんしょう効果こうかがないとかんがえられている[58]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d e f Selegiline”. Drugs.com. February 7, 2016閲覧えつらん
  2. ^ a b c d e Selegiline oral label. Updated December 31, 2008
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  4. ^ a b c Selegiline Hydrochloride Monograph for Professionals”. Drugs.com. February 23, 2018閲覧えつらん
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