パナソニックトライアンズ

パナソニックトライアンズ Panasonic Trians
愛称あいしょう	トライアンズ
所属しょぞくリーグ	JBL
創設そうせつ年ねん	1951年ねん
解散かいさん年ねん	2013年ねん
チーム史し	松下電器まつしたでんきバスケットボール部ぶ （1951年ねん - 1996年ねん） 松下電器まつしたでんきスーパーカンガルーズ （1996年ねん - 1998年ねん） 松下電器まつしたでんきパナソニック スーパーカンガルーズ （1998年ねん - 2006年ねん） パナソニックスーパーカンガルーズ （2006年ねん - 2007年ねん） パナソニックトライアンズ （2007年ねん - 2013年ねん）
本拠地ほんきょち	大阪おおさか府ふ枚方ひらかた市し
アリーナ	パナソニックアリーナ
チームカラー	ブルー
企業きぎょう	パナソニック
ヘッドコーチ	清水しみず良りょう規ぶんまわし
優勝ゆうしょう歴れき	13回かい（1967-68, 75-76, 76-77, 79-80, 80-81, 81-82, 83-84, 84-85, 85-86, 86-87, 87-88, 89-90, 94-95）
ホーム アウェイ

パナソニックトライアンズ（英えい: Panasonic Trians）は、かつて存在そんざいしていた日本にっぽんのバスケットボールチーム。本拠地ほんきょちは大阪おおさか府ふ枚方ひらかた市し。JBLに所属しょぞくしていた。母体ぼたい企業きぎょうはパナソニック。

現在げんざい、近畿きんきリーグに所属しょぞくしている和歌山わかやまトライアンズの実質じっしつ的てきな前身ぜんしんとなったチームである。

概要がいよう

2009年ねん2月がつ14日にち、代々木よよぎ第だい二に体育館たいいくかん

初代しょだい日本にっぽんリーグ王者おうじゃであり、リーグ戦せん13回かい、オールジャパン10回かい、全日本ぜんにほん実業じつぎょう団だん1回かい、国体こくたい2回かいを制覇せいはした古豪こごう。獲得かくとくした全国ぜんこくタイトル計けい26回かいは、NKKシーホークスに次ついで歴代れきだい2位いの多おおさを誇ほこる。

最後さいごのリーグ優勝ゆうしょうは1994-95で、この時ときのMVPはルーキーの長谷川はせがわ誠まことで新人しんじん王おうも獲得かくとくしている。

日本人にっぽんじんプロ契約けいやく選手せんしゅは所属しょぞくしておらず、新しんJBL移行いこう後ごも嘱託しょくたく（セミプロ）契約けいやく選手せんしゅが主力しゅりょくを占しめていた。

チーム名めい由来ゆらい

「TRI（三みっつの）+AN（～の人ひと）+S（英語えいごの造語ぞうご）」としてチーム・地域ちいき・企業きぎょうの三さん者しゃが一体いったいとなる運営うんえいを理想りそうとすることを表現ひょうげん。

また、本拠地ほんきょちである枚方ひらかた市しの形状けいじょうが三角形さんかっけい（トライアングル）であることから、三さん銃じゅう士しのように勇敢ゆうかんで強つよく、チームワークのあるプレーを目指めざしている。

マスコットキャラクター

ガンバラナイト

• 「イエロー」「ブルー」「イエロー」の3体たい。
• 休部きゅうぶ後ごは残のこされたパナソニックのスポーツ活動かつどう全体ぜんたいのマスコットとなった。

NBL断念だんねん、休部きゅうぶへ

会社かいしゃの経営けいえい悪化あっかに伴ともない、2012-13シーズンを最後さいごに休部きゅうぶする方針ほうしんであることが報道ほうどうされている。これを受うけJBLに代かわり創設そうせつされるナショナル・バスケットボール・リーグ（NBL）には不参加ふさんかが通達つうたつされた。そして2012年ねん10月がつ31日にち、バドミントン部ぶとともに休部きゅうぶが正式せいしき発表はっぴょうされた。

2012年ねん12月18日にち、パナソニック創業そうぎょう者しゃ松下まつした幸之助こうのすけ生誕せいたんの地ちである和歌山わかやま県けんにプロチームが新設しんせつされ、NBL参加さんか権けんが譲渡じょうとされることが報道ほうどうされている。翌よく19日にちのNBL最高さいこう責任せきにん者しゃ会議かいぎで参加さんか権けん譲渡じょうとが承認しょうにんされた。

2013年ねん2月がつ9日にち、チーム名めいが「トライアンズ」を継承けいしょうした「和歌山わかやまトライアンズ」と発表はっぴょうされ、加くわえてパナソニックもスポンサーの一角いっかくに入はいり、登録とうろく15人にんのうちパナソニック所属しょぞく選手せんしゅは半数はんすう程度ていどになる見込みこみであることが明あきらかになった。

ラストシーズンとなる2012-13は16年ねんぶりのオールジャパン優勝ゆうしょうを果はたしたが、リーグ戦せんは5位いに終おわりプレーオフを逃のがしたため2013年ねん3月がつ24日にちの最終さいしゅう戦せんを以って松下電器まつしたでんきバスケットボール部ぶ時代じだいから数かぞえて62年ねんの歴史れきしを持もつパナソニックとしての競技きょうぎ活動かつどうは幕まくを下おろし、新しんチームへ継承けいしょうされる。

最終さいしゅう所属しょぞく選手せんしゅのうち新しんチームへ移籍いせきが決きまったのは7名めいで、他たは2012年ねん11月にNBL/NBDL加盟かめい全ぜんチーム参加さんかによるポスティングを実施じっしして12月に4名めいの移籍いせきが決定けってい、残のこる日本人にっぽんじん1名めいと外国がいこく人じん2名めいは「自由じゆう契約けいやく選手せんしゅリスト」に公示こうじされた。

なお、パナソニックはトライアンズ撤退てったいから10年ねん後ごの2023年ねんに、関連かんれん会社かいしゃのパナソニックスポーツを介かいして、B1リーグの大阪おおさかエヴェッサとゴールドパートナーとして提携ていけいを結むすんでいる。

沿革えんかく

• 1951年ねん創部そうぶ。
• 1996年ねん、愛称あいしょうを「松下電器まつしたでんきスーパーカンガルーズ（Super Kangaroos）」とする。
• 1998年ねん、「松下電器まつしたでんきパナソニックスーパーカンガルーズ（Panasonic Super Kangaroos）」に改名かいめい。
• 2006年ねん、「パナソニックスーパーカンガルーズ」に改名かいめい。
• 2007年ねん、新しんJBL発足ほっそくに当あたり「パナソニックトライアンズ」に改名かいめい。興行こうぎょう権けんは日本にっぽんバスケットボールオペレーションズ（JBO）に委託いたく。
• 2008年ねん、興行こうぎょう権けん委託いたくを大阪おおさか市しのイベント会社かいしゃ「夢ゆめs（MUZU）」に変更へんこう。
• 2013年ねん、休部きゅうぶ。チームの権利けんりは「和歌山わかやまトライアンズ」へ移譲いじょう。

成績せいせき

旧きゅうJBL

年度ねんど	リーグ	ディビジョン	回かい	レギュラーシーズン			セミファイナル		ファイナル		最終さいしゅう結果けっか
				勝かち	敗はい	順位じゅんい	勝かち	敗はい	勝かち	敗はい
1967	日本にっぽんリーグ		1	6	1	?	?	?	?	?	優勝ゆうしょう
1968			2	5	2	?	?	?	?	?	3位い
1969			3	5	2	?	?	?	?	?	3位い
1970			4	4	6	?	?	?	?	?	4位い
1971			5	6	4	?	?	?	?	?	3位い
1972			6	5	5	?	?	?	?	?	4位い
1973			7	4	6	?	?	?	?	?	4位い
1974			8	7	3	?	?	?	?	?	準じゅん優勝ゆうしょう
1975			9	9	1	位くらい					優勝ゆうしょう
1976			10	10	0	位くらい					優勝ゆうしょう
1977			11	5	5	位くらい					4位い
1978	日本にっぽんリーグ	1部ぶ	12	5	5	位くらい					3位い
1979			13	9	1	位くらい					優勝ゆうしょう
1980			14	9	1	位くらい					優勝ゆうしょう
1981			15	10	0	位くらい					優勝ゆうしょう
1982			16	13	2	位くらい					準じゅん優勝ゆうしょう
1983			17	10	0	位くらい					優勝ゆうしょう
1984			18	14	0	位くらい					優勝ゆうしょう
1985			19	11	3	位くらい					優勝ゆうしょう
1986			20	13	1	位くらい					優勝ゆうしょう
1987			21	12	2	位くらい					優勝ゆうしょう
1988			22	14	1	C1位い					準じゅん優勝ゆうしょう
1989			23	13	2	T1位い					優勝ゆうしょう
1990			24	13	2	C1位い					準じゅん優勝ゆうしょう
1991			25	13	2	T1位い					準じゅん優勝ゆうしょう
1992			26	12	10	位くらい					4位い
1993			27	9	1	T1位い					7位い
1994			28	13	3	C1位い					優勝ゆうしょう
1995			29	12	4	T1位い					7位い
1996			30	7	9	C4位い					8位い
1997			31	8	8	T4位い					7位い
1998			32	9	7	C2位い					3位い
1999			33	10	6	T2位い					6位い
2000		SL	34	6	15	8位い	---				8位い
2001	スーパーリーグ		1	2	19	8位い	---				8位い
2002			2	11	10	4位い	0	2	---		4位い
2003			3	14	14	4位い	0	2	---		4位い
2004			4	14	14	5位い	---				5位い
2005			5	9	17	7位い	---				7位い
2006			6	13	11	4位い	1	2	---		4位い

※日本にっぽんリーグ1部ぶの第だい22回かい（1988年ねん）から第だい33回かい（1999年ねん）まではC（クーガー）、T（タイガー）のディビジョン制せいを導入どうにゅう。
※日本にっぽんリーグ1部ぶの第だい34回かい（2000年ねん）のディビジョンはSL（プレスーパーリーグ）、NL（日本にっぽんリーグ）として実施じっし。

JBL

年度ねんど	リーグ	回かい	レギュラーシーズン			セミファイナル		ファイナル		最終さいしゅう結果けっか	HC
			勝かち	敗はい	順位じゅんい	勝かち	敗はい	勝かち	敗はい
2007-08	JBL	1	18	17	5位い	---				5位い	清水しみず良りょう規ぶんまわし
2008-09		2	22	13	3位い	1	2	---		3位い
2009-10		3	25	17	3位い	1	2	---		3位い
2010-11		4	26	10	2位い	震災しんさいのためプレイオフ実施じっしせず
2011-12		5	24	18	4位い	1	2	---		4位い
2012-13		6	20	22	5位い	---				5位い

獲得かくとくタイトル

• 日本にっぽんリーグ
  • 優勝ゆうしょう13回かい（1967・1975・1976・1979・1980・1981・1983・1984・1985・1986・1987・1989・1994）
• オールジャパン（天皇杯てんのうはい）
  • 優勝ゆうしょう10回かい（1976・1979・1982・1983・1986・1987・1988・1995・1997・2013）
• 全日本ぜんにほん実業じつぎょう団だんバスケットボール選手権せんしゅけん（現げん:実業じつぎょう団だん競技きょうぎ大会たいかい）
  • 優勝ゆうしょう1回かい
• 国体こくたい
  • 優勝ゆうしょう2回かい

選手せんしゅとスタッフ

2013年ねん休部きゅうぶ当時とうじ

監督かんとく陣じん

• ヘッドコーチ: 清水しみず良りょう規ぶんまわし
• コーチ: 大野おおの篤史あつし
• アシスタントコーチ: 金田かねだ詳しょう徳とく

選手せんしゅ

No.	名前なまえ	生年せいねん	身長しんちょう、体重たいじゅう	出身しゅっしん	前ぜん所属しょぞく
1	木下きのした博之ひろゆき	1980	178cm、70kg	大阪おおさか府ふ	日本体育大学にほんたいいくだいがく
2	阿部あべ佑たすく宇	1984	178cm、75kg	北海道ほっかいどう	東海大学とうかいだいがく
6	永山ながやま誠まこと	1977	184cm、80kg	兵庫ひょうご県けん	日本にっぽん大学だいがく
7	小林こばやし慎太郎しんたろう	1985	184cm、83kg	熊本くまもと県けん	東海大学とうかいだいがく
10	大西おおにし崇たかし範はん	1983	196cm、95kg	兵庫ひょうご県けん	日本体育大学にほんたいいくだいがく
12	久保田くぼた遼りょう	1989	197cm、94kg	大分おおいた県けん	早稲田大学わせだだいがく
13	渡邉わたなべ裕ひろし規ぶんまわし	1988	180cm、74kg	神奈川かながわ県けん	青山学院大学あおやまがくいんだいがく
14	金丸かねまる晃あきら輔	1989	192cm、78kg	福岡ふくおか県けん	明治大学めいじだいがく
18	中務なかつかさ敏宏としひろ	1986	187cm、89kg	大阪おおさか府ふ	筑波大学つくばだいがく
21	根来ねごろ新之助しんのすけ	1987	195cm、96kg	大阪おおさか府ふ	天理大学てんりだいがく
22	チャールズ・オバノン	1975	201cm、100kg	米国べいこく	東芝とうしばブレイブサンダース
24	広瀬ひろせ健太けんた	1985	193cm、90kg	島根しまね県けん	青山学院大学あおやまがくいんだいがく
25	平尾ひらお充たかし庸いさお	1989	178cm、70kg	徳島とくしま県けん	天理大学てんりだいがく
31	青野あおの文彦ふみひこ	1978	210cm、120kg	愛媛えひめ県けん	青山学院大学あおやまがくいんだいがく
40	ジャミール・ワトキンス	1977	211cm、116kg	米国べいこく

過去かこの主おもな所属しょぞく選手せんしゅ

• 荒井あらい利一としかず
• 三神みかみ雅明まさあき
• 阪田さかた修三しゅうぞう
• 杉田すぎた勝彦かつひこ
• 中島なかじま康行やすゆき
• 清水しみず良りょう規ぶんまわし（1972-78、HCも歴任れきにん）
• 沼田ぬまた宏文ひろふみ （1975-85）
• 斎藤さいとう文夫ふみお
• 大原おおはら輝隆てるたか
• 野口のぐち孝治こうじ
• 長谷川はせがわ誠まこと（1994-96）
• 竹原たけはら太一たいち（1998-2000）
• 天日てんじつ謙作けんさく（1989-2001、HCも歴任れきにん）
• 比嘉ひか靖やすし（1996-2001）
• 山崎やまざき昭あきら史し（1991-2002）
• 三宅みやけ学まなぶ（1999-2003）
• 寺下てらした太ふとし基もと（2002-2003）

• 赤穂あかほ真しん（1998-2004）
• 川面かわづら剛つよし（1997-2005）
• 仲村なかむら直人なおと（1999-2006）
• 佐藤さとう浩ひろし貴たか（2004-2006）
• 石坂いしざか秀一ひでかず（1999-2008）
• 川かわ曽そ努つとむ（2003-08）
• 西にし塔とう佳郎よしお（2005-08）
• 佐藤さとう信長のぶなが（2006-08）
• 竹田たけだ謙けん（2006-08）
• ティロ・キレット（2006-08）
• 山田やまだ大治だいじ（2007-08）
• 大野おおの篤史あつし（2007-10）
• ジェラルド・ハニーカット（2008-11）
• 梁川はしかわ禎ただし浩ひろし（2009-11）
• エイドリアン・カスタス（2006-07/07-12）
• 青島ちんたお心しん（2006-12）
• 濱田はまだ卓たく実み（2008-12）
• 金丸かねまる晃あきら輔 (2011-13)

大阪おおさかエヴェッサとの関係かんけい

JBLのライバルであるbjリーグの大阪おおさかエヴェッサとは、同おなじ大阪おおさか府ふを本拠地ほんきょちとしていた事こともあり、大阪おおさかのスポーツチームや団体だんたいによって結成けっせいされている「大阪おおさかスポーツ王国おうこく」にともに参加さんかしていた。また、エヴェッサにはヘッドコーチである天日てんじつ謙作けんさくを始はじめ、パナソニックOBも所属しょぞく。エヴェッサ側がわはこの2チームの将来しょうらい的てきな合併がっぺいも視野しやに入いれていた

パナソニックトライアンズ休部きゅうぶから10年ねんが経過けいかしようとした2023年ねん3月、パナソニックグループのスポーツ部門ぶもんを統括とうかつするパナソニックスポーツが大阪おおさかエヴェッサとオフィシャルゴールドパートナー契約けいやくを締結ていけつ。

関連かんれん項目こうもく

• バスケットボール
• 日本にっぽんバスケットボールリーグ