ポーの一族
ポーの | |
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ジャンル | ファンタジー |
レーベル | フラワーコミックス フラワーコミックススペシャル ポーの |
1972 | |
フラワーコミックススペシャル) | |
57 | |
テンプレート - ノート |
『ポーの
1976
概要
[1974
『ポーの
2016
作品
[本編
[- すきとおった
銀 の髪 (『別冊 少女 コミック』1972年 3月 号 ) - ポーの
村 (『別冊 少女 コミック』1972年 7月 号 ) - グレンスミスの
日記 (『別冊 少女 コミック』1972年 8月 号 ) - ポーの
一族 (『別冊 少女 コミック』1972年 9月 号 - 12月号 )[+ 4] - メリーベルと
銀 のばら(『別冊 少女 コミック』1973年 1月 号 - 3月 号 )[+ 5][+ 6] 小鳥 の巣 (『別冊 少女 コミック』1973年 4月 号 - 7月 号 )- エヴァンズの
遺書 (『別冊 少女 コミック』1975年 1月 号 - 2月 号 ) - ペニー・レイン(『
別冊 少女 コミック』1975年 5月 号 ) - リデル・
森 の中 (『別冊 少女 コミック』1975年 6月 号 )[+ 7] - ランプトンは
語 る(『別冊 少女 コミック』1975年 7月 号 ) - ピカデリー7
時 (『別冊 少女 コミック』1975年 8月 号 ) - ホームズの
帽子 (『別冊 少女 コミック』1975年 11月 号 ) 一 週間 (『別冊 少女 コミック』1975年 12月 号 )- エディス(『
別冊 少女 コミック』1976年 4月 号 - 6月 号 ) 春 の夢 (『月刊 フラワーズ』2016年 7月 号 、2017年 3月 号 - 7月 号 )- ユニコーン(『
月刊 フラワーズ』2018年 7月 号 - 9月 号 、2019年 5月 号 - 6月 号 ) 秘密 の花園 (『月刊 フラワーズ』2019年 7月 号 、2020年 8月 号 - 11月号 、2021年 6月 号 - 8月 号 、10月 号 - 11月号 )青 のパンドラ(『月刊 フラワーズ』2022年 7月 号 [12] - 8月 号 、10月 号 、2023年 1月 号 - 2月 号 、6月 号 - 7月 号 、9月 号 、11月号 、2024年 1月 号 、8月 号 、)
番外 編
[ショートストーリー
[1ページ劇場
[あらすじ
[1744
1754
3
主 な登場 人物
[ポーの一族
[エドガー・ポーツネル(1740
物語 の主人公 。巻 き毛 で青 い目 の持 ち主 。4歳 のときに生 まれたばかりの妹 メリーベルとともに森 に捨 てられるが、老 ハンナ・ポーに拾 われ、以後 、老 ハンナの館 で育 てられる。14歳 のときに大老 (キング)ポーによりポーの一族 に加 えられ、ポーツネル男爵 夫妻 の養子 になる。3年 後 、メリーベルを一族 に加 える。性格 は冷静 にして酷薄 。その一方 で、弱 い者 には同情 を寄 せたり助 けを差 し伸 べたりするやさしさを見 せる面 もある。妹 メリーベルにはことに深 い愛情 を寄 せ、常 に人間 に戻 ることを望 みながらも、メリーベルを守 るため呪 われたバンパネラとして生 き続 けなければならない矛盾 に悩 み苦 しむ。1879年 、メリーベルと男爵 夫妻 をなくした後 、アラン・トワイライトを一族 に加 え、以後 100年 近 くの時 を2人 で駆 け巡 る。- 1976
年 、エヴァンズ家 の火災 後 、消息 不明 になっていたが、2016年 、ミュンヘンでファルカとシルバーに再会 し、大老 ポーの直系 の血 を受 けたバリー・ツイストと出会 う。
メリーベル・ポーツネル(1744
- エドガーの
妹 。銀色 の長 い髪 の少女 。生 まれてすぐにエドガーとともに森 に捨 てられ、老 ハンナ・ポーに拾 われる。エドガーの要望 により7歳 のときにアート男爵 家 の養女 となりエドガーと別 れる。13歳 の時 に、母親 違 いの兄 オズワルド・オー・エヴァンズと彼 の父親 違 いの弟 ユーシスに出会 い、ユーシスと恋 に落 ちるが、彼 は自殺 してしまう。その後 いったんはエヴァンズ家 の養女 となるが、そこに現 れたエドガーに連 れられ、結果 的 に一族 に加 わることになった。 明 るく純真 、可憐 な永遠 の少女 。一族 に加 わった当初 は人間 であったころと同様 に活発 な面 もあったが、身体 が弱 くなるにつれはかなさが増 すようになる。1879年 、クリフォード医師 に銀 の弾丸 を撃 ち込 まれ消滅 するが、その後 もエドガーの心 に大 きく存在 し続 ける。
アラン・トワイライト(1865
古 い港町 の貿易 商会 の子息 。直 毛 の金髪 の少年 。8歳 のときに港 の事故 で父親 と婚約 者 を亡 くし、伯父 夫婦 に預 けられる。14歳 のときにエドガーとメリーベルに出会 い、エドガーと仲良 くなり、メリーベルに恋 をする。メリーベルの消滅 後 、エドガーに連 れられ一族 に加 わる。性格 は勝気 でわがままだが、女 の子 には優 しさを示 す。1966年 、クエントン館 の火災 の際 、シャーロッテ・エヴァンズを助 けられなかった負 い目 を持 ち、10年 後 に出会 った彼女 の妹 エディスと付 き合 い始 める。しかし、エヴァンズ家 の火災 に巻 き込 まれたエディスを助 けようとした際 、炎 に包 まれた階下 に落下 し、消息 不明 になる。- 2016
年 、ヨークのマルチングラ塔 の地下 で、小 さくなった体 に大老 ポーが振 るう「炎 の剣 」の炎 と「青 い壺 」から出 た青 い霧 を浴 びることにより蘇 る。
フランク・ポーツネル
- エドガーの
養父 。1754年 に一族 に加 わったエドガーを養子 に、3年 後 に一族 に加 わったメリーベルを養女 に迎 え、妻 シーラとともに4人 で100年 以上 の時 を過 ごす。厳格 な性格 で、しばしばエドガーと衝突 する。1879年 、最愛 の妻 シーラを失 うと、後 を追 うように馬車 を暴走 させ、その下敷 きになって消滅 する。
シーラ・ポーツネル
- エドガーの
養母 。15歳 のときにポーツネル男爵 と出会 い、金銭 的 事由 から16歳 のときにさる伯爵 家 に嫁 ぐものの、20歳 のときにポーツネル男爵 と駆 け落 ちする。後 に一族 に加 わり、ポーツネル男爵 夫人 となる。妖艶 な美女 で、如才 なく感情 を高 ぶらせることがない。1879年 、クリフォード医師 にピッチフォークで胸 を刺 され、傷 が癒 える前 に消滅 する。
- エドガーとメリーベルの
育 ての親 で、一族 の中 で最 も濃 い血 を持 つ大老 (キング)ポーの連 れ合 い。8世紀 ごろ、大老 ポーによって仲間 に加 えられる。ポーの村 をクロエらブリトン人 たちと築 く。 森 の中 に捨 てられていたエドガーとメリーベルを拾 い、人間 と同 じように育 てる。元々 は2人 を一族 に加 えるつもりはなかったが、エドガーに一族 の秘密 を知 られたため、メリーベルには手 を出 さない替 わりに、10年 後 に一族 に加 わることをエドガーに約束 させる。その3年 後 、村人 に正体 を見破 られ、胸 を貫 かれて消滅 する。
老 ハンナの連 れ合 いで、一族 の中 で最 も長 い時 を生 きるとともに最 も濃 い血 を持 つ。「血 の神 」を祭 る祭司 。元 は古代 ギリシャの「ポーの島 」の神官 で、「血 の神 」を祭 る助祭 を務 めていた。300年 以上 眠 っていたが、1754年 、老 ハンナが消滅 したことを感知 して目覚 め、老 ハンナの遺志 を継 ぎ、エドガーを一族 に加 える。- イギリスに
定住 する不死 の一族 たちをポーの一族 以外 も含 めて管理 しており、それが縁 で1944年 にエドガーと再会 する。アルゴスとシスター・ベルナドットからは「イオン」と呼 ばれる。
アーサー・トマス・クエントン
風景 画 や静物 画 を好 んで描 いた画家 で、クエントン館 の主 。幼少 時 に遭 った馬車 の事故 で左 耳 を失 くしており、また、顎 にかけて裂傷 があるため、それらを隠 すために髪 を長 く伸 ばしている。無口 で頑固 なアーサーは、生涯 を独身 で通 した。1888年 9月 末 に顔 違 い(顔 だけがエドガー)のランプトンの絵 を描 き、その後 も顔 だけがエドガーのランプトンをモチーフとした絵 を1889年 5月 までの間 に10枚 描 く。その3か月 後 の8月 21日 、多量 に吐血 して亡 くなったとされているが、実際 にはその日 に一族 に加 わり、葬儀 後 、埋葬 された墓地 から抜 け出 し、以後 、エドガーとアランの後見人 となる[+ 14]。- 「エディス」と「ユニコーン」[+ 15]
以降 の作品 に登場 する。2015年 、元 の姿 から変 わり果 てたエドガーを保護 する。
クロエ(8??
大老 ポーと老 ハンナが去 った後 のポーの村 の統治 者 。元 はヨークシャーの村 に住 んでいたブリトン人 で、9世紀 頃 、老 ハンナにより一族 に加 えられる。アランを生 かしておく代 わりに、ポーの村 から毎年 7人 、エドガーの“気 ”を吸 うという「契約 」を履行 すべく、1944年 にエドガーと面会 する。その後 も契約 外 でエドガーの“気 ”を吸 おうとしたため、大老 ポーに“気 ”を絞 り尽 くされて村 の地下 の棺 に閉 じ込 められたが、ゴールドの“気 ”を絞 り取 って復活 し、村中 の薔薇 を枯 らして逃走 する。1975年 、ロンドンでカンタベリーのシスターとしてエドガーと再会 する。
シルバー・ピーターバラ(8??
- ポーの
村 の住民 。クロエの仲間 のブリトン人 の青年 。大老 ポーにより、クロエの後 のポーの村 の統治 者 に任命 される。1888年 にクエントン館 に身 を寄 せるエドガーに会 いに来 る。2016年 にミュンヘンでエドガーと再会 する。
ゴールド(? - )
- ポーの
村 の住民 。ふくよかな女性 。昔 、クロエに助 けられて仲間 に加 えられたことから、棺 に閉 じ込 められたクロエを逃 がした。しかしその際 、クロエに“気 ”を絞 り尽 くされてしまい、干 からびながらも生 きている。
バリー・ツイスト(2??
元 は古代 ローマ人 で、3世紀 頃 、大老 ポーから直接 血 を受 けた青年 。誰 よりも慕 う異母 兄 フォンティーンを地下 深 くに薔薇 の根 に縛 られて閉 じ込 められてしまったことから、ポーの村 の薔薇 を枯 らして逃走 し、村 から追放 された。大老 ポーのことを“天敵 ”と呼 び、彼 を倒 してフォンティーンを助 け出 すことを生 き甲斐 としている。エドガーと同 じ月桂樹 (ローレル)の香 りがする。兄 と同 じような金髪 のアランを気 に入 り、仲良 くなろうと近 づく。様々 な名 を持 ち、ファルカからは“ダイモン”と呼 ばれる。その本名 は、フォンティーンに名付 けられた“ユニコーン”。秘密 の名前 であり、その名 を呼 ばれるとその相手 に逆 らえなくなる。
アルゴス(? - )
エヴァンズ家
[エヴァンズ
- エドガーとメリーベルの
実 の父親 。当時 の貴族 の常道 としてほかにも複数 の恋人 がいたが、2人 の母親 であるメリーウェザーには心 を尽 くしてひたすら愛 した。メリーウェザーの死後 、エドガーとメリーベルを正式 に引 き取 ろうとしたが、2人 は流行 り病 で死 んだと乳母 に聞 かされ、長 い間 それを信 じていた。ユーシスの死後 、メリーベルをエヴァンズ家 の養女 として迎 える。
メリーウェザー(17??
- エドガーとメリーベルの
母親 で、容姿 はメリーベルに瓜 二 つ。落 ちぶれた男爵 家 の末 娘 で、2人 の父親 であるエヴァンズ伯爵 の最愛 の恋人 であった。メリーベルの出産 後 、具合 が悪 く病弱 になり、幼 い2人 を残 して死去 する。
- エヴァンズ
伯爵 家 の長男 にして、エドガーとメリーベルの母親 違 いの兄 。エドガーと同 じ青 い目 を持 つ。奔放 だが心 優 しい青年 。22歳 のときにアート男爵 家 の養女 のメリーベルと、次 いでバンパネラになったエドガーと出会 い、2人 が自分 の弟妹 であることを知 る。メリーベルがエドガーに連 れ去 られた後 も2人 のことを気 にかけ、子孫 に向 けていつか2人 が現 れたらエヴァンズ家 の資産 をすべて与 えるよう遺書 を残 す。
ユーシス・エヴァンズ(174?
- エヴァンズ
伯爵 家 の次男 にして、オズワルドの父親 違 いの弟 。よって、エドガーとメリーベルとの血縁 はない。ネーデルランドの若 い宮廷 楽師 であった実 の父親 譲 りのみごとな金髪 を持 つ美少年 。メリーベルと恋 し合 うが、ユーシスを盲愛 する母親 (伯爵 夫人 )との板挟 みから、どちらも選 ぶことができず自殺 する。
ヘンリー・エヴァンズ
- オズワルド・オー・エヴァンズの
孫 。エドガーとメリーベルが現 れたらエヴァンズ家 の資産 をすべて与 えよ、というオズワルドの遺書 を受 ける。1820年 、崖 から落 ちて記憶 を失 ったエドガーを助 けて世話 をする。亡 き妻 の面影 をエドガーに見 ていた。
- オズワルド・オー・エヴァンズおよびヘンリー・エヴァンズ
伯爵 の子孫 。14歳 のときにクエントン館 で開 かれた集会 で、ジョン・オービンたちからエドガーたちバンパネラの話 を聞 く。そこで火災 が発生 し、顔 だけがエドガーのランプトンの絵 を1枚 持 ち出 そうとして逃 げ遅 れ、焼死 する。
エディス・エヴァンズ(1962
- シャーロッテの
妹 。顔立 ちがエドガーによく似 ている。明 るく純真 な少女 。14歳 のときにエドガーとアランに出会 い、アランと付 き合 うようになる。ガス爆発 による自宅 の炎上 の際 、救出 に現 れたアランが炎上 する階下 に落下 し、エドガーもその後 を追 って飛 び降 りたため、それを見 ていたバリー・ツイストに助 けられる。 - アランというイタリアの
青年 と結婚 し、古物商 の跡地 に「エディスとアラン」というレストランを営 み、2016年 時点 では長女 が店 を継 いだ後 は引退 して孫 の子守 りをしている。
他 の不死 の一族
[ファルカ(11??
- ポーの
一族 とは別 系統 の吸血鬼 (ヴァンピール)。レオパード柄 のスカーフを巻 き、「男装 の麗人 」の女装 をしている青年 。吸血鬼 の“気 ”が漏 れ出 すのを塞 ぐ能力 と、空間 の“目 ”を見 つけて通 り抜 ける能力 を持 つ。人間 時代 は紅 ルーシの地方 領主 だったが、攻 め滅 ぼされて妻子 を失 った後 、バリー・ツイストによって一族 に加 えられた。「ファルカ」の名 は人間 時代 の愛称 で、ニシコクマルガラス(ウクライナ語 で「ハルカ」)に由来 する。 - 1925
年 、パリ万博 でエドガーとアランに出会 い、弱 っていたアランの生気 を回復 させた。1958年 にベネチアでエドガーとアランに再会 、2016年 にミュンヘンでエドガーと再会 する。
ブランカ(1928
- アングルシー
島 でエドガーとアランが出会 ったユダヤ系 ドイツ人 の少女 。黒 い巻 き髪 が特徴 。両親 と弟 ノアとハンブルグで暮 らしていたが、ナチス・ドイツのユダヤ人 迫害 を受 け、イギリス人 のダン・オットマーと結婚 した伯母 を頼 ってウェールズへ渡 英 、1944年 、エドガーとアラン、ファルカと出会 い親 しくなる。弟 を守 るため頑 なになり気丈 に振 る舞 っているが、本来 は歌 が好 きな明 るい少女 。塔 から落 ちて瀕死 の状態 となり、エドガーに頼 まれたファルカが一族 に加 える。人間 時代 は濃 色 の髪 だったが、塔 から落 ちる直前 にショックで白髪 化 し、以降 は帽子 を被 る場面 も多 い。 - 1958
年 、ベネチアでエドガーとアラン、ダン・オットマーに再会 する。
サルヴァトーレ・ルチオ(17??
- ナポリ
生 まれのオットマー家 の先祖 で、ギリシャ系 の不死 の“ルチオ[+ 17]”一族 。オットマー家 の男 たちは代々 43、44歳 で“眠 れない病気 ”を発病 し、眠 れずに消耗 して45、46歳 で死 んでしまうが、望 めば不死 の力 を得 られる。子孫 のダン・オットマーに不死 の力 を与 えるために、ダンの母親 の前 に現 れた。ベネチアでサンタルチア協会 のコンサートを主催 しており、1958年 のコンサートでエドガーと再会 する。
ダン・オットマー(1900
- サルヴァトーレの200
年 ほど後 の子孫 でブランカの母方 の伯父 。“眠 れない病気 ”を発病 し、母親 に望 まれてルチオ一族 に加 えられた。1958年 、ベネチアでエドガーとアラン、ブランカに再会 する。
シスター・ベルナドット(? - )
- ルチオ
一族 の始祖 。元 は古代 ギリシャの巫女 で、大老 ポーと共 に「シビュラの預言 者 」と呼 ばれていた。古代 ギリシャ滅亡 後 、ローマに渡 り、ローマが国教 をキリスト教 に変 えた際 に異教徒 ・悪魔 とみなされて追放 され、ラヴェンナで大老 ポーたちと別 れ、以降 ベネチアに留 まり、貴重 な古代 の予言 書 などの管理 をしている。誇 り高 い性格 で、予言 を与 えることでバチカンをコントロールしているという。大老 ポーのことを「イオン」と呼 ぶ。大老 ポーからは「ベラ」と呼 ばれる。
オリオン(? - )
- シスター・ベルナドットの
孫 。しゃべらない。アルゴスの弟子 。「血 の神 」はオリオンのそばでは割 とおとなしい。
その他 の人物
[ジャン・クリフォード(18??
古 い港町 の医師 。世話 になった恩師 の娘 ・ジェインと婚約 しているが、恋愛 と結婚 は別 と割 り切 っている。ポーツネル男爵 一家 がバンパネラであることを見破 り、シーラの胸 をピッチフォークで刺 し貫 いた後 、メリーベルを銀 の弾丸 で撃 ち消滅 させるが、その直後 、エドガーにメリーベルを撃 った銃 で射殺 される。
グレンスミス・ロングバード
- 1865
年 、友人 のラトランド伯 からサン・ダウン城 に招 かれて狩 りをしていた最中 、ポーの村 に迷 い込 み、誤 ってメリーベルを撃 つ。幸 いメリーベルは命 を取 り留 めたが、嵐 のために村 で2夜 を過 ごしたところ、血 の足 りないメリーベルのためにエドガーに血 を吸 われる。翌朝 になって城 へ帰 り着 くが、誰 も村 のことは知 らず、城 の周辺 を探 し回 ったものの、村 を見 つけることができなかったため、その間 のできごとを日記 に書 き残 す。
- グレンスミスの
曽 孫 (ひまご)。グレンスミスの日記 を祖母 エリザベスから受 け継 ぐ。小説 家 となり、1960年 『グレンスミスの日記 』を発表 する(英訳 本 の出版 は1964年 )。 - 1964
年 、同書 を読 んだドン・マーシャルと知 り合 い結婚 。翌年 、ドン・マーシャルと共著 で『バンパネラ狩 り(ハント)』を発表 する。
ルイス・バード(1945
- マルグリット・ヘッセンの
甥 。1959年 、ガブリエル・スイス・ギムナジウム(※ガブリエル・スイス高等 中学校 〈ギムナジウム〉)の4年生 のときにグレンスミスの日記 を読 み、ポーの村 に登場 するエドガーが最近 転入 してきたエドガーによく似 ていたことから彼 に声 をかけたところ、メリーベルという妹 がいたが、ずいぶん前 に死 んだと聞 かされる。 - 1964
年 、『グレンスミスの日記 』を読 んでマルグリットに会 いにきたドン・マーシャルに、1959年 にガブリエル高等 中学校 にエドガーとアランが転入 してきたことを教 える。
ドン・マーシャル(1928
- 1950
年 、旅行 中 にクエントン館 で顔 違 い(顔 だけがエドガー)のランプトンの絵 を見 つけ、その後 出会 ったエドガーとアランと国定 公園 の文化 記念 館 で1夜 を過 ごす。3年 後 、そのときのできごとを「ランプトン」と題 した短編 にまとめ、大学 の同人 誌 に発表 する。 - 1964
年 、『グレンスミスの日記 』を読 み、著者 マルグリット・ヘッセンに会 いにドイツに行 き、そこで1959年 にガブリエル・スイス・ギムナジウムにエドガーとアランが転入 してきたことを知 る。同年 マルグリットと結婚 し、翌年 、共著 で『バンパネラ狩 り(ハント)』を発表 する。
ドクトル・ドド(17??
- ヘンリー・エヴァンズ
伯爵 の友人 で医師 。オズワルド・オー・エヴァンズの遺書 と、館 に現 れたエドガーとメリーベルに興味 を持 ち、2人 が去 った後 、2人 の滞在 中 のできごとや2人 の過去 に関係 があると思 われることなどを手記 にまとめる。
リデラード(リデル)・ソドサ(1877
- エドガーとアランに
育 てられた少女 。黒髪 で人形 のような容姿 だっため、2人 から「リデル人形 」と呼 ばれていた。2歳 のときに貴族 の両親 をエドガーに殺害 された後 、エドガーに拾 われた(本人 は両親 をエドガーに殺 されたことは認識 していない)。以後 、エドガーとアランとともに暮 らす。10歳 のときに祖母 に引 き渡 され、その後 は普通 の人間 としての生涯 を送 る。 - 1940
年 、ジョン・オービンにエドガーのことを話 す。没年 は不明 だが、1966年 の時点 では既 に亡 くなっている。
テオドール・プロニス(1945
- ガブリエル・スイス・ギムナジウムの4
年生 のときにエドガーとアランが転入 してきたクラスの委員 長 。まじめで堅物 な一方 、黒 魔術 や魔物 好 きという趣味 を持 つ。エドガーによりバンパネラ化 した級友 マチアスに同 じく級友 のキリアン・ブルンスウィッグが血 を吸 われかけたところを、枯 れ枝 でマチアスを刺 し貫 き消滅 させる。以後 、血液 の研究 のため、1966年 時点 ではボンの大学 に通 っていた。同年 、クエントン館 での集会 で、マチアスを消滅 させた経緯 を証言 する。
ジョン・オービン(1900
魔法 と魔物 を信 じる者 。自称 魔法使 いで、髪 を長 く伸 ばしている。1934年 にエドガーと出会 い、彼 が魔物 であると信 じて、以後 の生涯 をエドガーの追跡 に費 やす。1966年 にクエントン館 でエドガーたちに出会 った人々 をそろえて集会 を行 うが、火災 によりシャーロッテ・エヴァンズが死亡 、館 とともにランプトンの絵 や多 くの証拠 を焼失 する。- 1976
年 、シャーロッテの妹 、エディスの前 に現 れたエドガーに再会 するが、エヴァンズ家 の火災 でエドガーが燃 えてしまったものと思 い、もう二度 と会 えないと嘆 き悲 しむ。その後 、吸血鬼 伝説 『はるかなる一族 』を執筆 、刊行 する。 - 2000
年 、クエントン館 でアーサー・トマス・クエントン卿 に(本人 とは知 らずに)出会 う。
エヴァンズ家 系譜
[メリーウェザー | エドガー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
メリーベル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エヴァンズ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シャーロッテ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オズワルド | クリフォード | ヘンリー | (4 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エディス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ユーシス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
年表
[- 1740
年 5月12日 - エドガー(エドガー・ポーツネル)の誕生 。 - 1744
年 - メリーベル(メリーベル・ポーツネル)の
誕生 。メリーウェザーの死去 。 - エドガー(4
歳 )とメリーベルが、エヴァンズ伯爵 夫人 の命 でイルリー乳母 によって森 に捨 てられる。老 ハンナ・ポーがエドガーとメリーベルを拾 う。(「メリーベルと銀 のばら」)
- メリーベル(メリーベル・ポーツネル)の
- 1751
年 - フランク・ポーツネル
男爵 とシーラ(20歳 )が結婚 。 - シーラがバンパネラ
化 する。 儀式 を見 たエドガー(11歳 )が、20歳 になると一族 に加 わると約束 させられる。- メリーベル(7
歳 )、アート男爵 家 の養女 になる。(「メリーベルと銀 のばら」)
- フランク・ポーツネル
- 1754
年 -老 ハンナ・ポーが消滅 する。エドガー(14歳 )が大老 (キング)ポーによってバンパネラ化 する。エドガー、スコッティの村 を追 われてポーツネル男爵 夫妻 と町 へ移 る。(「メリーベルと銀 のばら」) - 1757
年 - メリーベル(13
歳 )、オズワルド・オー・エヴァンズ(22歳 )とユーシス・エヴァンズに会 う。 - ユーシス・エヴァンズが
自殺 。 - メリーベルがエヴァンズ
家 の養女 になる。 - メリーベル、エドガーに
連 れられてバンパネラになる。(「メリーベルと銀 のばら」) - オズワルドがマドンナと
結婚 。
- メリーベル(13
- 1780
年 - オズワルド・オー・エヴァンズが遺書 を残 して死去 する。 - 1783
年 - クリフォード・エヴァンズ、館 を図書館 として市 に寄贈 する。 - 1810
年 - クリフォード・エヴァンズが、息子 ヘンリー・エヴァンズにオズワルド・オー・エヴァンズの遺書 を託 して死去 する。 - 1815
年 - エドガーとメリーベル、チャールズ(14歳 )の近所 に滞在 する。(「すきとおった銀 の髪 」)[+ 18] - 1820
年 1月 - エドガーとメリーベル、ヘンリー・エヴァンズの館 に滞在 する。(「エヴァンズの遺書 」) - 1845
年 - エドガーとメリーベル、チャールズ(44歳 )に会 う。(「すきとおった銀 の髪 」)[+ 19] - 1865
年 - 7
月 7日 - グレンスミス・ロングバード男爵 (20歳 のころ)、ポーの村 で2夜 を過 ごす。(「ポーの村 」) - アラン・トワイライトの
誕生 。
- 7
- 1873
年 - アラン(8歳 )の父親 とアランの婚約 者 ロゼッティ・エンライト(7歳 )が港 で事故死 する。 - 1879
年 - 1887
年 春 - リデル(10歳 )が、エドガーおよびアランと別 れて祖母 と暮 らし始 める。(「リデル・森 の中 」) - 1888
年 - 1889
年 喀血 して死 に瀕 したクエントン卿 は、エドガーが呼 び寄 せたポーの村 の村長 のクロエやシルバーたちの立会 いのもと、一族 に加 わる。(「秘密 の花園 」)- 8
月 21日 - クエントン卿 (33歳 )の死去 。(「ランプトンは語 る」)(「秘密 の花園 」) - 1か
月 後 、墓地 で掘 り返 された棺 の中 は空 になっており、クエントン卿 はエドガー、アラン、シルバーと合流 する。(「秘密 の花園 」)
時代 不 詳 [+ 20] - エドガーがエルゼリ・バードと会 う。(「はるかな国 の花 や小鳥 」)- 1899
年 12月25日 - グレンスミス・ロングバード男爵 の死去 。(「グレンスミスの日記 」) - 1900
年 - グレンスミスの娘 エリザベス・ロングバードが、トニーと結婚 し、ドイツに渡 る。(「グレンスミスの日記 」) 時代 不 詳 [+ 21][+ 22] - エドガーとアラン、ポリスター卿 に会 うためにロンドンを訪 れる。その後 、ラトランドへ行 く。(「ピカデリー7時 」)- 1914
年 7月 -第 一 次 世界 大戦 勃発 。トニーが戦死 する。 - 1921
年 - 1
月 - エリザベスの次女 ユーリエ(17歳 )が死去 。 - 6
月 - エリザベスの長女 ジュリエッタが結婚 。
- 1
- 1922
年 - エリザベスの三 女 アンナ(17歳 )、ピエール・ヘッセンと結婚 する。 - 1923
年 - アンナ・ヘッセンの長男 ピエールが誕生 。 - 1924
年 - アンナ・ヘッセンの長女 エレーナが誕生 。 - 1925
年 - エドガーとアラン、パリ万国博覧会 で同族 異種 の吸血鬼 ファルカと出会 う。(「春 の夢 」) 時代 不 詳 [+ 23][+ 24][+ 25] - アラン、カレンとジューンに会 う。エドガーとアランがリトルヘブンでポラスト先生 に会 い、ドーバー海峡 を越 える。(「一 週間 」)- 1932
年 - アンナ・ヘッセンの四 女 マルグリットが誕生 。 - 1933
年 - アンナ・ヘッセンの次女 ベルタが死亡 。 - 1934
年 - ジョン・オービン(34歳 )、ロンドンでエドガーに会 う。(「ホームズの帽子 」) - 1940
年 - ジョン・オービン、リデルにエドガーの話 を聞 く。(「リデル・森 の中 」) - 1942
年 - マルグリット・ヘッセン、祖母 エリザベスからグレンスミスの日記 の話 を聞 く。(「グレンスミスの日記 」) - 1944
年 - 1945
年 - ジョン・オービン、エヴァンズ図書館 でオズワルド・オー・エヴァンズの遺書 とドクトル・ドドの手記 を発見 する。(「ランプトンは語 る」) - 194?
年 (1952年 夏 にかけて) - エドガーとアラン、ミッドランドでロビン・カーに会 う。(「ランプトンは語 る」) - 1950
年 8月 21日 - ドン・マーシャルが、レスターへ旅行 中 にクエントン卿 の館 でエドガーを描 いた絵 を発見 。国定 公園 の文化 記念 館 でエドガー、アランと1夜 を過 ごす。(「ランプトンは語 る」) - 1952
年 - ロビン・カー、両親 が離婚 したことで母親 とリバプールへ移 る。ロビン・カー、父親 に連 れられてスイスへ移 る。ロビン・カーの父 、ロビンを西 ドイツのガブリエル・スイス・ギムナジウムに残 して再婚 し、イタリアへ移 る。(「小鳥 の巣 」) - 1953
年 - ドン・マーシャル、同人 誌 に「ランプトン」を発表 。(「ランプトンは語 る」) - 1957
年 - 5月 - ロビン・カー(12
歳 )が創立 記念 祭 の前日 に張 り出 し窓 から墜落 死 する[+ 26]。 - エドガーとアラン、ロビン・カーを
迎 えにリバプールへ向 かう。 - エドガーとアラン、ロビン・カーを
追 ってスイスへ向 かう。(「小鳥 の巣 」)
- 5月 - ロビン・カー(12
- 1958
年 - 1959
年 - 3月 - エドガーとアラン、ガブリエル・スイス・ギムナジウムに
転入 する。(「ポーの一族 」「小鳥 の巣 」) - マルグリット・ヘッセンの
甥 ルイス・バードが、グレンスミスの日記 の話 を聞 き、エドガーにメリーベルのことを尋 ねる。(「グレンスミスの日記 」) - 5月 - エドガーとアランがマチアスを
一族 に加 えようとする。ロビン・カーの死体 が発見 される。キリアン・ブルンスウィッグが、目覚 めたマチアスにかまれる。テオドール・プロニスに枯 れ枝 を突 きされてマチアスが消滅 。エドガーとアランが転校 する。(「小鳥 の巣 」)
- 3月 - エドガーとアラン、ガブリエル・スイス・ギムナジウムに
- 1960
年 - グレンスミスの曾孫 マルグリット・ヘッセンが『グレンスミスの日記 』を発表 。(「ランプトンは語 る」) - 1963
年 - ロンドン郊外 でアランがバリーと再会 する。(「ユニコーン」) - 1964
年 - ドン・マーシャル(36歳 )、マルグリット・ヘッセンと結婚 。(「ランプトンは語 る」) - 1965
年 夏 - ドン・マーシャルとマルグリットが『バンパネラ狩 り(ハント)』を発表 。- ジョン・オービンがクエントン
卿 の館 を購入 。(「ランプトンは語 る」)
- 1966
年 春 - ルイス・バードがキリアン・ブルンスウィッグと共 にテオドール・プロニスを訪 ねる。(「ランプトンは語 る」)- 7
月 - ジョン・オービン、クエントン卿 の館 で集会 を開 く。館 が出火 し、シャーロッテ・エヴァンズ(14歳 )が死亡 。(「ランプトンは語 る」)
- 1975
年 6月 - ロンドンで、エドガーはクロエと、アランはバリーと再会 する。(「ユニコーン」) - 1976
年 - エドガーとアラン、ロンドンでエディス・エヴァンズ(14
歳 )に会 う。 - アランが、ストラスフォードのクエントン
卿 からもらった絵 をエディス・エヴァンズに渡 す。 - ジョン・オービンがエドガーと
再会 。 - アランが
消滅 する[+ 28][+ 29]。 - ジョン・オービン、クエントン
卿 によく似 た人物 (アーサー)を目撃 。(「エディス」)
- エドガーとアラン、ロンドンでエディス・エヴァンズ(14
- 2000
年 7月 1日 - 100歳 になるジョン・オービンは、クエントン館 で本人 とは知 らずにクエントン卿 と会 う。クエントン卿 をファルカとブランカが訪 ねてくる。(「秘密 の花園 」) - 2015
年 暮 れ - エドガーがクエントン卿 を訪 ねる。(「ユニコーン」) - 2016
年
バンパネラ
[本 作 オリジナル
[起源
[特徴
[バンパネラは、
「
「ポーの一族 」構想 メモ
[「ポーの
この
作品 の補足
[- ^ 『CREA』1992
年 9月 号 「特集 THE少女 マンガ!!夢 の永久 保存 版 」のインタビューに、長編 連載 をやるには早 すぎると編集 から「待 った」がかかったため、「すきとおった銀 の髪 」などの短編 を小出 しに描 き、そんなにやりたいのならとようやく編集 から了解 が出 たことが語 られている。 - ^ 『
週刊 少女 コミック』(小学館 )1976年 3月 28日 号 の『ポーの一族 』とじ込 みポスター裏面 「萩尾 望都 の素顔 初 公開 !!」に、「ポーの村 」について「シリーズを続 けるきっかけに!」と記 されている。 - ^ 『
別冊 少女 コミック』1972年 9月 号 掲載 の「ポーの一族 」第 1話 1ページ目 に「不死 の生命 を持 つバンパネラ……その一族 を描 く3部 作 〈第 1話 〉」と記 されている。 - ^ 『
別冊 少女 コミック』1972年 10月 号 掲載 の「ポーの一族 」第 2話 最終 ページに「次回 は最終 回 」との予告 が記 されていることから、その時点 では11月号 で終了 する予定 であった。 - ^ 『
別冊 少女 コミック』1973年 1月 号 掲載 の「メリーベルと銀 のばら」第 1話 見開 き扉 ページに「『ポーの一族 』のシリーズにひきつづいて、『メリーベルと銀 のばら』を、4回 にわたってお贈 りする、萩尾 望都 先生 の連作 長編 !!」と記 されていることから、その時点 では4月 号 で終了 する予定 であった。 - ^ エドガーがバンパネラ
化 した直後 の話 は作品 が単行本 化 された際 に加筆 されたもので、雑誌 連載 時 には割愛 されている。 - ^ 『
別冊 少女 コミック』1975年 5月 号 掲載 の6月 号 の予告 ページには「一 週間 (仮題 )」と記 され、そこにリデル(らしき少女 )のイラストが描 かれている。「リデル・森 の中 」の構想 作品 を「一 週間 (仮題 )」としていただけなのか、あるいは「一 週間 」にリデルが登場 する予定 であったのかは不明 。 - ^
掲載 号 である『週刊 少女 コミック』1975年 37号 のもくじページに、「華麗 なるタッチで描 く"ポーの一族 "番外 編 !!」と記 されている。 - ^
掲載 号 である『月刊 フラワーズ』2020年 7月 号 の表紙 には「ショート番外 編 」、本編 ページともくじページには「番外 編 」と記 されている。 - ^
掲載 号 である『月刊 フラワーズ』2021年 2月 号 の表紙 と本編 ページおよびもくじページには「番外 編 」、本編 ページ冒頭 には「新春 おとしだまショート」と記 されている。 - ^
掲載 号 である『月刊 フラワーズ』2021年 12月 号 の本編 ページには「特別 ショートストーリー」と記 されている。 - ^ 「すきとおった
銀 の髪 」掲載 号 の前月 号 に、エドガーとメリーベルのイラストと吸血鬼 の一族 に寄 せる詩 が掲載 されている。ページの隅 には「筆者 は吸血鬼 (バンパイア)の兄妹 のお話 をかきたくてうずうずしてるのです。12.10」と手書 きで記 されている。 - ^ 「エヴァンズの
遺書 」前編 掲載 号 の前月 号 に、エドガーとメリーベルとアランのイラストが描 かれ、この後 連載 される予定 の「エヴァンズの遺書 」以降 の作品 がダイジェストに紹介 されている。 - ^ 「
秘密 の花園 」の中 でその経緯 が明 らかにされている。 - ^ 「ユニコーン」の
中 でアーサー・トマス・クエントン卿 と明記 されている。 - ^
単行本 『ポーの一族 春 の夢 』65ページには「オレはたかだか800年 ほどさ」と述 べ、120ページには「その姿 になって何 年 だ?」とのエドガーの問 いに「600年 ぐらいか?」と答 えているため、矛盾 が生 じているが、便宜上 、前者 に基 づき「11??年 」と記述 。 - ^ 「
光 」を意味 する。 - ^ 『
萩尾 望都 の世界 テレビランド増刊 イラストアルバム(6)』(徳間書店 1978年 )の「ポーの一族 年表 」に「1815 チャールズ、メリーベルと会 う」と記 されている。 - ^ 『
萩尾 望都 の世界 テレビランド増刊 イラストアルバム(6)』(徳間書店 1978年 )の「ポーの一族 年表 」に「1845年 老 いたチャールズ、変 わらぬメリーベルと会 う」と記 されている。 - ^ 『
月刊 フラワーズ』2017年 3月 号 に掲載 の「ポーの一族 ヒストリー」に「時代 不 詳 」と記載 されている。 - ^ 『
月刊 フラワーズ』2017年 3月 号 に掲載 の「ポーの一族 ヒストリー」に「時代 不 詳 」と記載 されている。 - ^ 『
別冊 少女 コミック』1974年 12月 号 の1ページ劇場 「ポーの伝説 によせて」に、作者 は「戦争 のすこしまえ ロンドンで殺人 事件 が起 こりましたが死体 が見 つかりませんでした」と記 している。 - ^ 『
月刊 フラワーズ』2017年 3月 号 に掲載 の「ポーの一族 ヒストリー」に「時代 不 詳 」と記載 されている。 - ^ 「
一 週間 」について、『萩尾 望都 マンガの魅力 』(鈴木 志郎 康 著 清山 社 1978年 )、『ぱふ』特集 萩尾 望都 (清 彗社 1980年 )、『「ポーの一族 」の秘密 』(名作 少女 マンガ研究 会 データハウス 1996年 ISBN 4-88718-389-5)、『マンガ夜話 』Vol.2萩尾 望都 「ポーの一族 」・大島 弓子 「秋日 子 かく語 りき」・岡崎 京子 「pink」(キネマ旬報社 1999年 ISBN 4-87376-504-8)のいずれにも1959年 、または「一 週間 」の後 「小鳥 の巣 」に続 くと記 されているが、いずれにもその根拠 は記 されていない。おそらくイギリス以外 の外国 を舞台 にした作品 が「小鳥 の巣 」(と「グレンスミスの日記 」)しかないことから、エドガーたちがドーバーを越 えたのはこのときしかないと考 えたことによるものだろうが、例 えばエドガー自身 が「小鳥 の巣 」の中 で「まえにきた時 は東西 に別 れてなかったのにな」と語 っている(ドイツが東西 に分裂 したのは1948年 )。つまりエドガーたちは1948年 以前 にもドイツに来 ており、ドーバーを越 えたのが1959年 に限定 される理由 はない。 - ^ 『
女 の下着 の歴史 』(セシル・サンローラン著 、深井 晃子 訳 文化出版局 1981年 )に「1928年 、モードは一 つの極限 に達 した。(中略 )すなわちパンティ時代 の到来 へと向 かっていく。」とあり、カレンがズロースをはいているこの作品 は、それより以前 の話 であることが確認 できる。 - ^
事故死 なのか自殺 なのかは不明 。 - ^
作品 の中 ではおぼれたというだけで死 んだとの記載 はない。しかし、『別冊 少女 コミック』1973年 6月 号 掲載 の「小鳥 の巣 」第 3話 冒頭 のあらすじに「この学校 にはへんな伝説 があった。2年 まえロビン・カーという少年 が張 り出 し窓 から川 へ落 ち、それからその幽霊 がでて毎年 同 じ日 にだれかが死 ぬというのだ。」と記載 されており、ロビン・カー以後 「同 じ日 にだれかが死 ぬ」に該当 するのは、この時点 ではガブリエル・スイス以外 にはいない。 - ^ 『
別冊 少女 コミック』1974年 12月 号 の1ページ劇場 「ポーの伝説 によせて」の最後 に、作者 は「炎 のなかで ひとりの少年 が燃 えて消滅 しました」と記 している。 - ^ 「エディス」
連載 終了 直後 の『別冊 少女 コミック』1976年 8月 号 の「少年 たちは今 どこに!?」(作者 と羽仁 未央 との対談 )で次 のやりとりがある。未央 「ところで6月 号 の『エディス』では、アランが燃 えてしまったでしょう。あたしの理想 の人 を殺 しちゃうなんて、ひどいわー!!」萩尾 「ああいう男 の子 が理想 なの? わたしはエドガーのほうが好 きなんだけれど……」- (
中略 )
- (
未央 「アランは消滅 してしまったんだけど、エドガーは?」萩尾 「ふっふっふっ……。エドガーは大好 きだから絶対 に殺 さないのじゃ。これ、作者 の特権 ね(笑)。」
- ^ 「
小鳥 の巣 」のラストで、マチアスに血 を吸 われたキリアン・ブルンスウィッグについて、「バンパネラの血 はキリアンの体内 に深 くしずんで存在 した。それは潜在 的 な因子 として子孫 にうけつがれてゆき……。」と記 されている。ただし、それはキリアンに限 らず、「ポーの村 」のグレンスミス、「エヴァンズの遺書 」のアーネスト、さらにはグレンスミスの子孫 であるマルグリット・ヘッセンやルイス・バードにもあてはまることである。
登場 人物 名 の由来
[- バンパネラの
一族 を指 す名前 である「ポー」と、エドガーとアランの名前 は、エドガー・アラン・ポーに由来 する[注 10]。 - メリーベルの
名前 の由来 は作者 によって明 らかにされていなかったため、エドガー・アラン・ポーに13歳 で嫁 いだ妻 ヴァージニアのことをポーがつづった詩 「アナベル・リー」が由来 であるとする説 [16]や、「ベッシー・ベルとメリー・グレー」というマザーグースが由来 であるという説 [17]などがあった。しかし、2018年 4月 、作者 によって「「メリーベル」は「メリー××」にしたいと思 ったから。「メリーベル」のベル (belle) には「美 しい」という意味 が含 まれているので、自分 でもぴったりとしたものがつけられたと思 った。」と明 らかにされた[18]。 - 「
小鳥 の巣 」に登場 する委員 長 テオドール・プロニスの名前 について、作者 は「名前 というものあれこれ」というエッセイ[19]の中 で、水野 英子 の『エーデルワイス』の主人公 「テオドール」に由来 する旨 を記 している。 - リデルとシャーロッテ・エヴァンズ、エディス・エヴァンズの
名前 について、『不思議 の国 のアリス』のモデルであるアリス・プレザンス・リデル(Alice Pleasance Liddell)とその姉 ロリーナ・シャーロッテ・リデル(Lorina Charlotte Liddell)および妹 エディス・メアリィ・リデル(Edith Mary Liddell)の名前 が由来 であるとの推測 に基 づき、『不思議 の国 のアリス』と『ポーの一族 』とに密接 な関係 があると説 く研究 がある[16]。
作品 の舞台 (登場 する主 な地名 )
[- ロンドン
- イギリスおよびイングランドの
首都 ロンドン。 - 「メリーベルと
銀 のばら」の後半 、「エヴァンズの遺書 」のラスト、「ピカデリー7時 」「ホームズの帽子 」「エディス」の主 舞台 となる。 物騒 な町 でいつも事件 ばかり起 こっているが(「メリーベルと銀 のばら」でのポーツネル男爵 談 )、陰気 だが派手 に遊 べるところもある(「エヴァンズの遺書 」でのロジャー・エヴァンズ談 )。
- 「メリーベルと
銀 のばら」の前半 の舞台 。エドガーとメリーベルが育 てられた村 。 - 「ポーの
一族 」構想 メモでは当初 「ロビン村 」という名称 であった。場所 は「イギリス、山間 」と記 されているだけで、それ以上 どのあたりに所在 するのか不明 であったが、「ユニコーン」でのエドガーの台詞 からウェールズに所在 していたことが判明 した。
- ドーバー
- ドーバー
海峡 のイギリス側 の港町 ドーバー。対岸 のフランス側 の港町 がカレーで、フランス側 ではこの海峡 をカレー海峡 と呼 んでいる。 - 「ポーの
一族 」では「市 (シティ)」と呼 ばれるだけで地名 が明 らかにされていないが、「ポーの一族 」構想 メモには「イギリス、ドーバー」と記 されている。
- 「エヴァンズの
遺書 」でエドガーはポーツネル男爵 たちが待 つリトル・ヘヴンのホテルに向 かう途中 、馬車 が崖 から落 ち、ヘンリー・エヴァンズ伯爵 の館 で看護 される。イギリスのどのあたりに所在 するのかは不明 。 - 「
一 週間 」の中 で、エドガーがアランに「リトルヘブンまで行 ってドーバーをこえるよ」と語 っているが、この「リトルヘブン」と「エヴァンズの遺書 」の「リトル・ヘヴン」が同一 の地名 であるかは不明 。 - 「
一 週間 」のリトルヘブンは、のんびりと馬車 でリトルヘブンに向 かってそこからドーバーに行 こうというぐらいだから、ドーバーまでそう遠 くない場所 に位置 していると思 われる。
- ラトランド
- ミッドランド
地方 (イングランド中央 部 )の東 に位置 するイングランド最小 の州 ラトランド。1974年 に西 隣 のレスターシャーに併合 されたが、1997年 に再 び一 州 として独立 した[20]。 - ラトランドのどこかにポーの
村 の入 り口 があると考 え、「ピカデリー7時 」のラストでエドガーとアランはラトランドに向 かう。 - 「ポーの
村 」でグレンスミスはラトランド伯 の招 きでサン・ダウン城 を訪 れポーの村 に迷 い込 むことから、ラトランドはラトランド伯 の所領 地 であったと考 えられる。 - ただし、「
春 の夢 」でファルカは、ヨークシャーのどこかの谷 にポーの村 の入 り口 があるとの噂 を聞 いていると語 っている。
- レスター
- レスターシャーの
中心 都市 レスター。シェイクスピアのリア王 と王女 たちの故郷 と言 われている[20]。 - 「
秘密 の花園 」の中 で、エドガーはレスターに向 かう途中 で川 に落 ちたアランを休 ませるため、近 くのクエントン館 を訪 れて当主 のアーサー・トマス・クエントン卿 の元 に身 を寄 せている。 - 「ランプトンは
語 る」の中 で、ドン・マーシャルはレスターに向 かう途中 雷雨 に遭 い、飛 び込 んだクエントン館 で顔 だけエドガーのランプトンの複製 画 を見 つけている。
- 「ペニー・レイン」でエドガーが
立 ち寄 った村 。イギリスのどこに所在 するのかは不明 。 - エドガーたちはこの
村 を半年 ほど前 に通 ったとあることから、ポーの村 を出 た後 のことと思 われる。ポーの村 がラトランドのどこかにあるとして、また「ポーの一族 」の舞台 が構想 どおりドーバーであれば、ウィッシュの村 はラトランドとドーバーの間 に位置 することになる。
- ベルリン
- ドイツの
首都 ベルリン。 - グレンスミスの
娘 エリザベスはトニーと結婚 して北海 を渡 り、ベルリンで暮 らす。(「グレンスミスの日記 」) - キリアン・ブルンスウィッグは
幼少 のころベルリン郊外 の家 に住 んでいて、そこで戦車 の群 れを見 た。(「小鳥 の巣 」)
- ブレーメン
- グリム
童話 にゆかりのある町 を結 ぶドイツ・メルヘン街道 の終点 に位置 する都市 ブレーメン。「ブレーメンの音楽 隊 」で知 られる。 - エリザベスの
三 女 アンナがピエール・ヘッセンと結婚 して、ブレーメンに移 り住 む。(「グレンスミスの日記 」) - ヘッセン
家 は1942年 にピエールの兄 がいるツェレに引 っ越 すことになるが、その後 再 びブレーメンに戻 ってきて、1959年 にはマルグリット・ヘッセンが父 ピエールと2人 で暮 らしている。
- ケルン
- ドイツ
西部 、ベルギーの国境 近 くに位置 する年 ケルン、ケルン大 聖堂 で知 られる。 - 「
小鳥 の巣 」の舞台 、ガブリエル・スイス・ギムナジウムが所在 する地名 は明 らかにされていないが、ロビン・カーの死体 を探 すためにケルン市 のほうまで川 をさらったと上級生 が語 っていたり、創立 祭 の前日 マチアスが家 に帰 る際 「ケルンだからすぐだよ」と語 っていることから、ケルン近郊 に位置 するのは間違 いない。 - 「ポーの
一族 」構想 メモには「小鳥 の巣 」の舞台 は「西 ドイツ、オーストリアの国境 に近 い高等 中学 」と記 されているが、ケルンはベルギーの国境 に近 いので、構想 から設定 を変更 したものと思 われる。
- ボン
- ケルンの
南方 に位置 する都市 ボン。東西 ドイツが統一 される以前 、1949年 から1990年 まで西 ドイツの首都 であった。 - 「ランプトンは
語 る」の中 で、ルイス・バードはボンの大学 にテオドール・プロニスを訪 ねている。
- ホービス
市
- 「はるかな
国 の花 や小鳥 」でエルゼリ・バードを捨 てた恋人 、ハロルド・リーが住 む町 。イギリスのどのあたりに所在 するか、また実在 する地名 であるのかも不明 。
- 「エディス」でアーサー・クエントン
卿 が住 んでいた村 。イギリスのどのあたりに所在 するのか不明 であったが、「ユニコーン」でのエドガーの台詞 からイースト・サセックスに所在 する村 で、「ストラトフォード・ウェルズ」という名称 であることが判明 した。ただし、実在 の村 であるのか作品 中 の架空 の村 であるのかは不明 。
- パリ
- アングルシー
島
- ウェールズ
最大 の島 であるアングルシー島 。 - アングルシー
島 の村 でエドガーとアランは、ドイツから来 た少女 ・ブランカと彼女 が身 を寄 せるダン・オットマー一家 に出会 い、ファルカや大老 ポーと再会 する。(「春 の夢 」)
- ハンブルク
- チェスター
- イングランドの
北西 部 、チェシャーの州都 チェスター。 - ブランカが
身 を寄 せるオットマー家 は昔 、チェスターのワイン業者 であった。エドガーは、チェスターのサンタ・ルチアホテルでポーの村 からの使者 ・クロエたちと会 う。(「春 の夢 」)
- ベネチア
- イタリア
北東 部 に位置 する都市 ヴェネツィア(表記 揺 れ:ベネチア、ほか)のことで、本 作 では「ベネチア」と表記 している。また、舞台 がイギリスのときは英語 読 みで「ベニス」と表記 している。ラグーナに築 かれた水 の都 で、運河 が縦横 に走 る。 - エドガーとアランは、この
地 で、ブランカとファルカ、ダン・オットマー、サルヴァトーレに再会 する。また、“ミューズ”と名乗 る男 (バリー・ツイスト)とシスター・ベルナドットにも出会 う。(「ユニコーン」)
- ミュンヘン
- ヨーク
- イングランド
北部 ノース・ヨークシャーの単一 自治体 かつシティ、ヨーク。町 の周囲 は12世紀 から14世紀 にかけて築 かれたという城壁 に取 り囲 まれている。北 ヨーロッパで最大 のゴシック建築 寺院 であるヨーク・ミンスターが市 の中央 に位置 する。 - 「
青 い壺 」の中 で、アランはマルチングラ塔 の地下 で、小 さくなった体 に大老 ポーが振 るう「炎 の剣 」の炎 と「青 い壺 」から出 た青 い霧 を浴 びることにより蘇 る。
作品 中 のマザーグース
[『ポーの
- ハンプティ・ダンプティ (Humpty Dumpty) 「メリーベルと
銀 のばら」 誰 が殺 した? クック・ロビン (Who killed Cock Robin?) 「小鳥 の巣 」- オレンジとレモン (Oranges and Lemons) 「ピカデリー7
時 」 - ライオンとユニコーン (The Lion and the Unicorn) 「ペニー・レイン」
- A - はアップルパイ (A was an apple-pie) 「はるかな
国 の花 や小鳥 」 月曜日 の子 ども (Monday's Child is fair of face) 「一 週間 」世界中 がアップルパイで (If all the world was apple-pie) 「一 週間 」- あめあめやめやめ (Rain,rain,go away) 「
一 週間 」 - ラバダバダ (Rub-a-dub-dub) 「
一 週間 」 - ジョージィポージィ (Georgie Porgie) 「
一 週間 」
- 「クック・ロビン」は「Cock Robin」を「Cook Robin」と
作者 が見 誤 ってカナ表記 したもので[注 11]、それがのちに『パタリロ!』(魔 夜 峰 央 著 )の「クック・ロビン音頭 」に引用 され[注 12]一般 化 したものであると指摘 されている[16]。 作者 は「クックロビンは一体 何 をしでかしたんだ」というエッセイ[21]の中 で、中公新書 の『マザー・グースの唄 』(平野 敬一 著 、1972年 )でマザーグースと出会 ったことを記 している。- 1975
年 (昭和 50年 )から翌 1976年 (昭和 51年 )にかけて『マザー・グースのうた(全 5集 )』(谷川 俊太郎 訳 、草 思 社 )が出版 されたことにより、マザーグースは一大 ブームを迎 え、『ポーの一族 』でマザーグースを知 ったファンによりマザーグースの読者 層 のひとつが形成 されたとの記事 が当時 の毎日新聞 に記 されている[22]。谷川 については「マザー・グース#谷川 発 のブーム」にも解説 あり。 - 「
一 週間 」に多数 のマザーグースが用 いられていることから、マザーグース研究 家 の鳥山 淳子 は「マザーグースを使 いたいがために作 り出 した短編 だと言 ってもいいだろう」と記 している[23]。 - 7.「
世界中 がアップルパイで」(If all the world was apple-pie) の最後 の一節 は「いったい何 を飲 めばいいんだ?」(What should we have to drink?) で、アランは作品 中 で「should」を「would」に変 えて歌 っている。また、これとそっくりな「もしもこの世 が紙 でできてて」(If all the world were paper) という別 の詩 があり、最後 の一節 がどちらも同 じなことから、どちらの詩 をアランが歌 ったのか見解 が分 かれている[24]。
単行本 ・文庫本
[- フラワーコミックス『ポーの
一族 』(全 5巻 )
第 1巻 1974年 6月 1日 初版 発行 ISBN 4-09-130001-4収録 作品 「ポーの一族 」、「ポーの村 」、「グレンスミスの日記 」、「すきとおった銀 の髪 」
第 2巻 1974年 7月 1日 初版 発行 ISBN 4-09-130002-2収録 作品 「メリーベルと銀 のばら」、他 ポー・シリーズ以外 2編 (「ふしぎの国 の人形 たち」、「10月 の少女 たち」)
第 3巻 1974年 8月 1日 初版 発行 ISBN 4-09-130003-0収録 作品 「小鳥 の巣 」、他 ポー・シリーズ以外 2編 (「六 月 の声 」、「妖精 の子 もり」)
第 4巻 1976年 2月 5日 初版 発行 ISBN 4-09-130004-9収録 作品 「エヴァンズの遺書 」、「ペニー・レイン」、「リデル・森 の中 」、「ランプトンは語 る」
第 5巻 1976年 9月 5日 初版 発行 ISBN 4-09-130005-7収録 作品 「ピカデリー7時 」、「はるかな国 の花 や小鳥 」、「ホームズの帽子 」、「一 週間 」、「エディス」
萩尾 望都 作品 集 第 1期 (全 17巻 中 、第 6巻 -第 9巻 )
第 6巻 『ポーの一族 1』 1977年 11月 10日 初版 発行 ISBN 4-09-178006-7収録 作品 「ポーの一族 」、「ポーの村 」、「グレンスミスの日記 」、「すきとおった銀 の髪 」、「はるかな国 の花 や小鳥 」
第 7巻 『ポーの一族 2』 1977年 12月 10日 初版 発行 ISBN 4-09-178007-5収録 作品 「メリーベルと銀 のばら」、「エヴァンズの遺書 」
第 8巻 『ポーの一族 3』 1978年 1月 15日 初版 発行 ISBN 4-09-178008-3収録 作品 「ペニー・レイン」、「リデル・森 の中 」、「一 週間 」、「小鳥 の巣 」
第 9巻 『ポーの一族 4』 1978年 1月 15日 初版 発行 ISBN 4-09-178009-1収録 作品 「ピカデリー7時 」、「ホームズの帽子 」、「ランプトンは語 る」、「エディス」、ポーの一族 名 場面 集 (イラスト)、『とってもしあわせモトちゃん』番外 編 「ジョニーウォーカーくんのバラのものがたり」
小学館 叢書 『ポーの一族 』(全 3巻 )
第 1巻 1988年 7月 1日 初版 発行 ISBN 4-09-197061-3収録 作品 「すきとおった銀 の髪 」、「ポーの村 」、「グレンスミスの日記 」、「ポーの一族 」、「メリーベルと銀 のばら」
第 2巻 1988年 8月 10日 初版 発行 ISBN 4-09-197062-1収録 作品 「小鳥 の巣 」、「ペニー・レイン」、「ピカデリー7時 」、「はるかな国 の花 や小鳥 」、「一 週間 」、他 ポー・シリーズ以外 3編 (「モードリン」、「白 き森 白 き少年 の笛 」、「ヴィオリータ」)
第 3巻 1988年 9月 10日 初版 発行 ISBN 4-09-197063-X収録 作品 「エヴァンズの遺書 」、「ランプトンは語 る」、「リデル・森 の中 」、「ホームズの帽子 」、「エディス」、他 ポー・シリーズ以外 4編 (「白 い鳥 になった少女 」、「妖精 の子 もり」、「雪 の子 」、「月蝕 」)
小学館 文庫 『ポーの一族 』(全 3巻 )
第 1巻 1998年 8月 10日 初版 発行 ISBN 4-09-191251-6収録 作品 「ポーの一族 」、「ポーの村 」、「グレンスミスの日記 」、「すきとおった銀 の髪 」、「ペニー・レイン」、「はるかな国 の花 や小鳥 」、「リデル・森 の中 」、「一 週間 」
第 2巻 1998年 8月 10日 初版 発行 ISBN 4-09-191252-4収録 作品 「メリーベルと銀 のばら」、「エヴァンズの遺書 」、「ピカデリー7時 」、「ホームズの帽子 」
第 3巻 1998年 8月 10日 初版 発行 ISBN 4-09-191253-2収録 作品 「小鳥 の巣 」、「ランプトンは語 る」、「エディス」、『とってもしあわせモトちゃん』番外 編 「ジョニーウォーカーくんのバラのものがたり」
- フラワーコミックススペシャル
萩尾 望都 Perfect Selection(全 9巻 中 、第 6巻 -第 7巻 )
第 6巻 『ポーの一族 I』 2007年 12月1日 初版 発行 ISBN 978-4-09-131219-8収録 作品 「すきとおった銀 の髪 」、「ポーの村 」、「グレンスミスの日記 」、「ポーの一族 」、「メリーベルと銀 のばら」、「小鳥 の巣 」
第 7巻 『ポーの一族 II』 2007年 12月26日 初版 発行 ISBN 978-4-09-131220-4収録 作品 「エヴァンズの遺書 」、「ペニー・レイン」、「リデル・森 の中 」、「ランプトンは語 る」、「ピカデリー7時 」、「はるかな国 の花 や小鳥 」、「ホームズの帽子 」、「一 週間 」、「エディス」
- フラワーコミックス『ポーの
一族 』復刻 版 (全 5巻 。各巻 の背 表紙 に「復刻 版 」の記載 がある。)
第 1巻 2016年 5月 11日 初版 発行 ISBN 978-4-09-138400-3収録 作品 「ポーの一族 」、「ポーの村 」、「グレンスミスの日記 」、「すきとおった銀 の髪 」
第 2巻 2016年 5月 11日 初版 発行 ISBN 978-4-09-138409-6収録 作品 「メリーベルと銀 のばら」、他 ポー・シリーズ以外 2編 (「ふしぎの国 の人形 たち」、「10月 の少女 たち」)
第 3巻 2016年 5月 11日 初版 発行 ISBN 978-4-09-138410-2収録 作品 「小鳥 の巣 」、他 ポー・シリーズ以外 2編 (「六 月 の声 」、「妖精 の子 もり」)
第 4巻 2016年 5月 11日 初版 発行 ISBN 978-4-09-138414-0収録 作品 「エヴァンズの遺書 」、「ペニー・レイン」、「リデル・森 の中 」、「ランプトンは語 る」
第 5巻 2016年 5月 11日 初版 発行 ISBN 978-4-09-138415-7収録 作品 「ピカデリー7時 」、「はるかな国 の花 や小鳥 」、「ホームズの帽子 」、「一 週間 」、「エディス」
- フラワーコミックススペシャル『ポーの
一族 』復刻 版 限定 BOX
- 2016
年 5月 11日 初版 発行 ISBN 978-4-09-941869-4限定 BOX内容 『ポーの一族 』復刻 版 (全 5巻 。各巻 の背 表紙 に「復刻 版 」の記載 はない。)、特典 ポストカード8枚
- 『ポーの
一族 プレミアムエディション』
上巻 2019年 3月 3日 初版 発行 ISBN 978-4-09-179270-9収録 作品 「ポーの一族 」、「すきとおった銀 の髪 」、「ポーの村 」、「グレンスミスの日記 」、「メリーベルと銀 のばら」、「ペニー・レイン」、「リデル・森 の中 」、「はるかな国 の花 や小鳥 」、「一 週間 」
下巻 2019年 3月 3日 初版 発行 ISBN 978-4-09-179277-8収録 作品 「小鳥 の巣 」、「エヴァンズの遺書 」、「ランプトンは語 る」、「ピカデリー7時 」、「ホームズの帽子 」、「エディス」
2016
- フラワーコミックススペシャル『ポーの
一族 春 の夢 』(全 1巻 )
- 2017
年 7月 15日 発行 (同年 7月 10日 発売 ) ISBN 978-4-09-139560-3
- フラワーコミックススペシャル『ポーの
一族 ユニコーン』(全 1巻 )
- 2019
年 7月 15日 発行 (同年 7月 10日 発売 ) ISBN 978-4-09-870579-5
- フラワーコミックススペシャル『ポーの
一族 秘密 の花園 I』
- 2020
年 11月15日 発行 (同年 11月 10日 発売 ) ISBN 978-4-09-871208-3収録 作品 「秘密 の花園 」、「大 英 博物館 マンガ展 探訪 記 」、「月曜日 はキライ」
- フラワーコミックススペシャル『ポーの
一族 秘密 の花園 2』
- 2021
年 11月15日 発行 (同年 11月 10日 発売 ) ISBN 978-4-09-871499-5収録 作品 「秘密 の花園 」、「満月 の夜 」
- フラワーコミックススペシャル『ポーの
一族 青 のパンドラ I』
- 2023
年 2月 14日 発行 (同年 2月 9日 発売 ) ISBN 978-4-09-871889-4収録 作品 「青 のパンドラ」、「火曜日 はダイエット」
パロディ作品
[『とってもしあわせモトちゃん』番外 編
[ジョニー・ウォーカーは
エロガーはエドガーをシニア(
『ペーの一族 』
[ラジオドラマ
[ラジオドラマ ステレオ劇画 「ポーの一族 」
[NHK-FMで1980
「連続 ラジオドラマ ポーの一族 」
[ラジオ
ドラマCD
[「連続 ラジオドラマ ポーの一族 」ディレクターズカット版
[「
出演 者 - エドガー -
朴 璐美 - アラン -
斎賀 みつき - メリーベル - いのくちゆか
- ポーツネル
男爵 -石飛 幸治 - シーラ(
男爵 夫人 ) -佐々木 瑶子
- エドガー -
- ポーの
一族 ドラマCD第 1巻 2007年 12月発売 。 - ポーの
一族 ドラマCD第 2巻 2008年 1月 発売 。 - ポーの
一族 ドラマCD第 3巻 2008年 2月 発売 。 - ポーの
一族 ドラマCD第 4巻 2008年 3月 発売 。 - ポーの
一族 ドラマCD第 5巻 2008年 4月 発売 。 - ポーの
一族 ドラマCD第 6巻 2008年 5月 発売 。
「ポーの一族 エドガーとアラン篇 」
[- キャスト
収録 作品 - 「ホームズの
帽子 」 - 「ペニーレイン」
回想 「ポーの一族 」- 「
小鳥 の巣 」 - 「エディス」
- CAST TALK(
松岡 禎 丞 ×江口 拓也 ×堀江 一眞 )
- 「ホームズの
テレビドラマ
[『ストレンジャー〜バケモノが
キャスト
[不老不死 の一族
所轄 警察 署
- その
他
前島 康夫 (古書 店 店主 ) -段田 安則 [29]長井 秀樹 (監察 医 ) -菅原 永二 西崎 汐 里 (カメラマニア、連続 殺人 事件 の被害 者 ) -玉井 詩織 (ももいろクローバーZ)[30]伊東 香織 (三 杉 が迎 えに来 るのを待 っていた、連続 殺人 事件 の被害 者 ) -宮下 かな子 [31]相沢 陽子 (自殺 を図 り三 杉 に助 けられた) -愛 原 実花 小川 裕子 (児童 養護 施設 「すみれ園 」職員 ) ‐春木 みさよ稲村 一郎 (『私 と三 杉 晃 』という本 を出版 した) ‐田村 泰 二郎 稲村 史郎 (稲村 一郎 の息子 、民俗 学者 ) -益岡 徹
スタッフ
[原案 -萩尾 望都 『ポーの一族 』脚本 -鈴木 勝秀 監督 -本 広 克行 監督 補 -木村 好克 特殊 メイク -田中 玲 伊 子 - アクションコーディネーター -
谷本 峰 (アクションチーム・ラルク) 技術 協力 - バスク、ジェニック、ジースタッフ- CG・
美術 協力 -テレビ朝日 クリエイト 制作 管理 - インナップ- ゼネラルプロデューサー -
横地 郁 英 (テレビ朝日 ) - プロデューサー -
船津 浩一 (テレビ朝日 )、牧野 治 康 (プロダクションI.G)、森谷 雄 (アットムービー) 制作 プロダクション - アットムービー制作 協力 - プロダクションI.G制作 著作 -テレビ朝日
原作 との違 い
[舞台 を日本 に移 し、主人公 のパンパネラの少年 にあたる役 どころを香取 が演 じる[29]。原作 のアラン・トワイライトに相当 する真理亜 は女性 で(少女 のまま時 が止 まっているというメリーベルの設定 も付加 されている)、原作 とは逆 に真理亜 がエドガー・ポーツネルに相当 する三 杉 をバンパネラに加 える[31]。主人公 がパンパネラになった経緯 も大 きく異 なる。原作 では、エドガーは最愛 の妹 ・メリーベルを巻 き込 まないためにバンパネラになることを老 ハンナに約束 し、老 ハンナの死後 彼女 の遺志 を継 いだ大老 ・ポーに無理 やり仲間 に加 えられた。テレビドラマでは、三杉 は最愛 の妻 と息子 を失 い睡眠薬 自殺 を図 ったところを真理亜 に助 けられ、以来 、不老不死 となる[31]。
舞台
[ミュージカル・ゴシック『ポーの一族 』(宝塚歌劇 花 組 公演 )
[この
メイン・キャスト
[- エドガー・ポーツネル -
明日 海 りお(聖 乃あすか) - シーラ・ポーツネル
男爵 夫人 -仙 名 彩 世 (城 妃 美 伶) - アラン・トワイライト -
柚 香 光 (飛 龍 つかさ) 大老 ポー -一樹 千尋 (矢吹 世 奈)- カスター
先生 -飛鳥 裕 (碧 宮 るか) 老 ハンナ -高 翔 みず希 (峰 果 とわ)- レイチェル -
花野 じゅりあ(凛 乃しづか) - フランク・ポーツネル
男爵 -瀬戸 かずや(綺 城 ひか理 ) - ジャン・クリフォード -
鳳 月 杏 (亜 蓮 冬 馬 ) - バイク・ブラウン[
注 15] / バイク・ブラウン4世 [注 15] -水 美 舞 斗 (帆 純 まひろ) - メリーベル -
華 優希 (舞 空 瞳 ) - オルコット
大佐 [注 16] -羽立 光来 (峰 果 とわ) - ブラヴァツキー[
注 16] -芽 吹幸奈(若草 萌 香 )
スタッフ
[原作 -萩尾 望都 脚本 ・演出 -小池 修一郎 作曲 ・編曲 -太田 健 編曲 -青木 朝子 音楽 指揮 -佐々田 愛一郎 振付 -若 央 りさ、桜木 涼介 、KAORIalive、鈴 懸 三 由岐 擬 闘 -栗原 直樹 装置 -大橋 泰弘 衣装 -有村 淳 、加藤 真美 照明 -笠原 俊幸 音響 -大坪 正 仁 - サウンドプログラマー -
上田 秀夫 小道具 -今岡 美也子 映像 -奥 秀太郎 歌唱 指導 -飯田 純子 、やまぐちあきこ演出 助手 -田渕 大輔 、竹田 悠 一郎 、熊倉 飛鳥 装置 補 -國包 洋子 、稲生 英介 舞台 進行 -荒川 陽平 (第 一幕 )、香取 克 英 (第 二 幕 )舞台 美術 製作 -株式会社 宝塚 舞台 演奏 -宝塚歌劇 オーケストラ制作 -井 塲睦之 制作 補 -恵 見和 弘 制作 ・著作 -宝塚歌劇団 主催 -阪急電鉄 株式会社
日程
[宝塚 大 劇場 - 2018年 1月 1日 (月 )- 2月 5日 (月 )東京 宝塚劇場 - 2018年 2月 16日 (金 )- 3月25日 (日 )
ミュージカル・ゴシック『ポーの一族 』
[2021
キャスト
[- エドガー・ポーツネル -
明日 海 りお - アラン・トワイライト -
千葉 雄大 - フランク・ポーツネル
男爵 -小西 遼 生 - ジャン・クリフォード -
中村 橋之助 - シーラ・ポーツネル
男爵 夫人 -夢 咲 ねね - メリーベル -
綺 咲 愛里 大老 ポー/オルコット大佐 -福井 晶一 老 ハンナ/ブラヴァツキー -涼風 真世 - ジェイン -
能 條 愛 未 - レイチェル -
純 矢 ちとせ
スタッフ
[原作 -萩尾 望都 脚本 ・演出 -小池 修一郎 作曲 ・音楽 監督 -太田 健 美術 -松井 るみ照明 -笠原 俊幸 音響 -大坪 正 仁 衣装 -生 澤 美子 - ヘアメイク -
岡田 智江 映像 -九 頭 竜 ちあき- サウンドプログラマー -
上田 秀夫 振付 -桜木 涼介 、KAORIalive、新海 絵理子 - アクション -
諸 鍛冶 裕 太 歌唱 指導 -西野 誠 、堂 ノ脇 恭子 演出 助手 -長町 多 寿子 技術 監督 -小林 清隆 舞台 監督 -徳永 泰子 指揮 -福田 光太郎 企画 ・制作 -梅田 芸術 劇場 主催 -梅田 芸術 劇場 (大阪 ・東京 )御園座 ・中日新聞社 (愛知 )
日程
[イベント
[ポーの一族 展
[東京 会場 - 2019年 7月 25日 (木 ) - 8月 6日 (火 )、松屋 銀座 名古屋 会場 - 2019年 9月 30日 (月 ) - 10月17日 (木 )、名古屋 パルコ南館 大阪 会場 - 2019年 12月4日 (水 ) - 12月16日 (月 )、阪急 うめだ本店 鹿児島 会場 - 2020年 12月12日 (土 ) - 2021年 1月 17日 (日 )、長島 美術館 福岡 会場 - 2021年 4月 17日 (土 ) - 2021年 6月 13日 (日 )、久留米 市 美術館
脚注
[注釈
[- ^ 『CREA』1992
年 9月 号 「特集 THE少女 マンガ!!夢 の永久 保存 版 」の「大 アンケートによる永遠 の少女 マンガベスト100」より。作家 ・文化 人 等 189名 を対象 に実施 したアンケートによるもので、回答 として寄 せられたベスト10をもとに、1位 10点 、2位 9点 、という形 で得点 を集計 、ベスト100を選定 したもの。本 作 は360点 で1位 、以下 、2位 『日 出処 の天子 』(山岸 凉子 )252点 、3位 『ベルサイユのばら』(池田 理代 子 )231点 、4位 『ガラスの仮面 』(美内 すずえ)206点 、5位 『リボンの騎士 』(手塚 治虫 )189点 であった。萩尾 作品 ではほかに、10位 『トーマの心臓 』(143点 )、13位 『11人 いる!』(114点 )、58位 『銀 の三角 』(28点 )、76位 『スター・レッド』(23点 )がランクインしている。 - ^ 『
萩尾 望都 の世界 テレビランド増刊 イラストアルバム(6)』(徳間書店 1978年 )のインタビューでは、「子 どもっていうのはすぐおとなになっちゃうでしょう。つまらないなあ、と思 って。年 をとらないこと、つまりおばけとか吸血鬼 とか、死 んでしまった人 の怨念 とかいろいろ考 えているうちに吸血鬼 がでてきたのね。」と語 っている。 - ^ 『
毎日 グラフ』1986年 10月 26日 号 「COMIC界 の“超 少女 ”たち〔女性 マンガ家 インタビュー〕」では、『きりとばらとほしと』は小学校 のときに読 んだと語 られている。 - ^
石ノ森 章太郎 萬 画 大全 集 動画 インタビュー萩尾 望都 では、『きりとばらとほしと』を読 んだのは中学生 ぐらいと語 られている。 - ^ 『ユリイカ』(
青土 社 )1981年 7月 臨時 増刊 号 「総 特集 少女 マンガ」の吉本 隆明 との対談 (「自己 表現 としての少女 マンガ」)では、『きりとばらとほしと』を読 んだのは小学校 6年 か中学校 1年 と語 られている。 - ^
雑誌 『grape fruit(グレープフルーツ)』(新書 館 )1981年 7月 に掲載 されたエッセイ「しなやかに、したたかに」(エッセイ集 「思 い出 を切 りぬくとき」(あんず堂 1998年 ISBN 4-87282-231-5、河出 文庫 2009年 ISBN 978-4-309-40987-0)に所収 )に、『トーマの心臓 』の連載 を打 ち切 って『ポーの一族 』の続 きを描 くようにと主張 する編集 部 の意向 をかわしながら、『トーマの心臓 』を最終 回 まで描 き終 えたことが記 されている。 - ^
大老 ポーが老人 になったハンナを仲間 に加 えた数 年 後 にテラ島 の噴火 が起 き、その噴火 が考古学 研究 によると紀元前 1628年 頃 だったらしいと、大老 ポーが語 っている[13]。 - ^
大老 ポー自身 が「紀元前 2000年 頃 ぐらいじゃないかな」と語 っている[14]。 - ^ 「マルグリッド」と「マルグリット」の
混在 は雑誌 掲載 時 の原作 や単行本 の中 にも見 られたが、2019年 発売 のプレミアムエディション版 ではすべて「マルグリット」に統一 されている。 - ^ 『
別冊 少女 コミック』1976年 8月 号 「少年 たちは今 どこに!?」(作者 と羽仁 未央 との対談 )で次 のやりとりがある。未央 「ところで『ポーの一族 』のエドガーやアランという名 まえは怪奇 小説 家 のエドガー・アラン・ポーから取 ったのですか?」萩尾 「そうです。ゴロ合 わせみたいなもンですね。」
- ^ 『
別冊 少女 コミック』1973年 6月 号 掲載 の「小鳥 の巣 」第 3話 で、エドガーが「だれが殺 した? クック・ロビン……」と歌 っているページの欄外 に「クック・ロビン (Cook Robin)…駒鳥 のオス」と記 されている。 - ^ 『パタリロ!』(
白泉社 「花 とゆめコミックス」第 6巻 )で「クック・ロビン音頭 」初 披露 の際 、「すばらしい。小鳥 の巣 以来 の感激 だ。」という台詞 がある。 - ^ ジャケットには
誤 って「ジェーン」と印刷 されているが、CDでは原作 どおり「ジューン」と呼 ばれている。なお、『萩尾 望都 マンガの魅力 』(鈴木 志郎 康 著 清山 社 1978年 )、『マンガ夜話 』Vol.2萩尾 望都 「ポーの一族 」・大島 弓子 「秋日 子 かく語 りき」・岡崎 京子 「pink」(キネマ旬報社 1999年 )にも同 じ誤 りが見 られる。 - ^ 5
巻 のジャケットには「マルグリット」と印刷 されているが、CDでは「マルグリッド」と呼 ばれている。 - ^ a b バイク・ブラウンとバイク・ブラウン4
世 は原作 には登場 しない人物 。 - ^ a b オルコット
大佐 とブラヴァツキーは原作 には登場 しない実在 の人物 。
出典
[- ^ a b
小学館 『デジタル大辞泉 プラス』. “ポーの一族 ”. コトバンク.株式会社 DIGITALIO. 2020年 7月 2日 閲覧 。 - ^ a b c d e f g h i j Hagio & Thorn (2019).
- ^ 『AERA』2006
年 5月 1日 -8日 合併 増大 号 「萩尾 望都 少女 漫画 が文学 を超 えた日 」より。 - ^
財団 法人 大阪 国際 児童 文学 館 ・日本 の子 どもの本 100選 - 『ポーの一族 』。 - ^ デビュー40
周年 記念 萩尾 望都 原画 展 のカタログ P.4。 - ^ 『
萩尾 望都 マンガの魅力 』(鈴木 志郎 康 著 清山 社 1978年 )のインタビューより。 - ^ 『
萩尾 望都 の世界 テレビランド増刊 イラストアルバム(6)』(徳間書店 1978年 )の萩尾 望都 インタビューより。 - ^ a b c 『CREA』1992
年 9月 号 「特集 THE少女 マンガ!!夢 の永久 保存 版 」のインタビューより。 - ^
萩尾 望都 「ポーの一族 」新作 が40年 ぶりに登場 !flowersに掲載 コミックナタリー 2016年 4月 28日 、同日 閲覧 。 - ^
萩尾 望都 「ポーの一族 」40年 ぶり掲載 雑誌 、発売 直後 に完売 !異例 の重版 決定 …ファンの予 約 殺到 産経 ニュース(産経 WEST) 2016年 6月 7日 、2019年 11月30日 閲覧 。 - ^ “このマンガがすごい!2018【オンナ
編 】 ランキングベスト50”. 2018年 1月 4日 閲覧 。 よみコミ! - ^ “「ポーの
一族 」の新 シリーズがflowersで開幕 、西 炯子2本立 て&ねむようこ読 み切 り”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年 5月 27日 ). 2022年 5月 27日 閲覧 。 - ^ 「ポーの
一族 青 のパンドラ」『月刊 フラワーズ』2023年 1月 、207-208頁 。 - ^ 「ポーの
一族 青 のパンドラ」『月刊 フラワーズ』2023年 1月 、187頁 。 - ^ 『
週刊 少女 コミック フラワー・デラックス』1976年 8月 28日 号 に掲載 。 - ^ a b c 『ふしぎの
国 の『ポーの一族 』』(いとうまさひろ著 新風 舎 文庫 2007年 ISBN 978-4-289-50354-4)より。 - ^ 『マザーグースと
日本人 』(鷲 津名 都 江 著 吉川弘文館 2001年 ISBN 4-642-05529-0)の「コミックスのマザーグース出典 一覧 」より。 - ^ “『ポーの
一族 の世界 漫画 の魅力 』の講演 会 2018.4.22のレポート”. あしたの糧 . 2018年 5月 4日 閲覧 。 - ^
雑誌 『grape fruit(グレープフルーツ)』(新書 館 )1982年 2月 に掲載 (『思 い出 を切 りぬくとき』(あんず堂 1998年 、河出 文庫 2009年 )に所収 )。 - ^ a b 『ロンリープラネットの
自由 旅行 ガイド英国 』(メディアファクトリー 2003年 ISBN 4-8401-0821-8)より。 - ^ 『マザー・グースのうた
第 4集 』(谷川 俊太郎 訳 、草 思 社 、1976年 )の付録 。作者 のエッセイ集 『一瞬 と永遠 と』(幻 戯 書房 、2011年 )に収載 。 - ^ 「
大変 な人気 「マザー・グース」“谷川 俊太郎 訳 ”が引 き金 に」『毎日新聞 』毎日新聞社 、1976年 5月 3日 。2020年 6月 21日 閲覧 。 - ^ 『もっと
知 りたいマザーグース』(鳥山 淳子 著 、スクリーンプレイ、2002年 、ISBN 4-89407-321-8)。 - ^ 「
世界中 がアップルパイで」(If all the world was apple-pie) を支持 しているのは『ふしぎの国 の『ポーの一族 』』(いとうまさひろ著 、新風 舎 文庫 、2007年 )、「もしもこの世 が紙 でできてて」(If all the world were paper) と記 されているのは『マザーグースと日本人 』(鷲 津名 都 江 著 、吉川弘文館 、2001年 )の「コミックスのマザーグース出典 一覧 」。 - ^
萩尾 望都 対談 集 『物語 るあなた *絵 描 くわたし』(河出書房新社 、2012年 11月)第 7章 「私 の人生 を変 えた萩尾 作品 」(萩尾 と東村 の対談 )参照 。 - ^ “ラジオドラマ ステレオ
劇画 「ポーの一族 」再 放送 のお知 らせ”.月刊 Flower編集 部 .小学 館 (2023年 1月 23日 ). 2023年 1月 24日 閲覧 。 - ^
連続 ラジオドラマ-アニたまどっとコム内 HP。 - ^ a b c d “
香取 慎吾 主演 のサスペンスドラマ名作 漫画 『ポーの一族 』モチーフに”. ORICON STYLE. オリコン株式会社 (2016年 2月 26日 ). 2016年 2月 26日 閲覧 。 - ^ a b c d “「ポーの
一族 」原案 のドラマ、3月放送 !香取 慎吾 がバンパネラに”. コミックナタリー.株式会社 ナターシャ (2016年 2月 26日 ). 2016年 2月 26日 閲覧 。 - ^ “ももクロ・
玉井 詩織 、ドラマ単独 初 出演 死体 役 で女優 開眼 ”. ORICON STYLE. オリコン株式会社 (2016年 3月 4日 ). 2016年 3月 23日 閲覧 。 - ^ a b c “ドラマスペシャル ストレンジャー〜バケモノが
事件 を暴 く〜 3月27日 よる9時 放送 ”.テレビ朝日 (2016年 3月 4日 ). 2016年 3月 27日 閲覧 。 - ^ a b c “「ポーの
一族 」宝塚 花 組 にて舞台 化 、2018年 に上演 ”. コミックナタリー.株式会社 ナターシャ (2017年 5月 23日 ). 2017年 5月 24日 閲覧 。 - ^
宝塚 大 劇場 花 組 公演 『ポーの一族 』を原作 者 萩尾 望都 氏 が観劇 宝塚歌劇団 公式 ホームページ - ^ ポーの
一族 Blu-ray版 宝塚 クリエイティブアーツ公式 サイト - ^ “
明日 海 りおが宝塚 退団 後 初舞台 男役 時代 の当 たり役 「エドガー」に女優 で挑戦 ”. SANSPO.COM. (2020年 9月 4日 ) 2020年 9月 16日 閲覧 。 - ^ “
千葉 雄大 、念願 の初 ミュージカル 「ポーの一族 」で美少年 、アラン役 ”. SANSPO.COM. (2020年 9月 16日 ) 2020年 9月 16日 閲覧 。 - ^ “ミュージカル・ゴシック ポーの
一族 2021.2.23TUE - 2.28SUN御園座 (名古屋 )”.御園座 (2020年 12月21日 ). 2021年 1月 13日 閲覧 。 - ^ “
萩尾 望都 先生 デビュー50周年 記念 「ポーの一族 展 」のおしらせ”.月刊 フラワーズ (2019年 1月 5日 ). 2019年 6月 28日 閲覧 。 - ^ “
特報 !緊急 開催 決定 ! 「デビュー50周年 記念 萩尾 望都 ポーの一族 展 」名古屋 会場 のおしらせ”.月刊 フラワーズ (2019年 9月 10日 ). 2021年 1月 2日 閲覧 。 - ^ “[
萩尾 望都 ポーの一族 展 ]鹿児島 と福岡 で開催 のおしらせ”.月刊 フラワーズ (2020年 9月 18日 ). 2021年 1月 2日 閲覧 。 - ^ 『
月刊 フラワーズ』2019年 8月 号 「萩尾 望都 デビュー50周年 を記念 [ポーの一族 展 ] スペシャルガイド」
参考 文献
[- Hagio, Moto (Author); Thorn, Rachel (Translator) (20 August 2019) [01 June 1974] (English) (Hardcover). The Poe clan. Vo.1 (1st ed.). Seattle: Fantagraphics Books. OCLC 1061817991 ISBN 1683962087, ISBN 978-1683962083.
外部 リンク
[漫画 - ポーの
一族 復刻 版 -小学館 - ポーの
一族 (文庫本 ) -小学館 萩尾 望都 パーフェクトセレクション ポーの一族 -小学館 - ポーの
一族 プレミアムエディション -小学館 松岡 正 剛 の千 夜 千 冊 『ポーの一族 』 -松岡 正 剛 による書評 。
- ポーの
- ラジオドラマ
連続 ラジオドラマ ポーの一族 公式 サイト - アニたまどっとコム
- テレビドラマ
- ドラマスペシャル『ストレンジャー〜バケモノが
事件 を暴 く〜』公式 サイト - ウェイバックマシン(2016年 2月 26日 アーカイブ分 ) -テレビ朝日
- ドラマスペシャル『ストレンジャー〜バケモノが
舞台 花 組 公演 『ポーの一族 』公式 サイト -宝塚歌劇団 - ミュージカル・ゴシック『ポーの
一族 』公式 サイト -梅田 芸術 劇場
- イベント