上岡うえおか龍太郎りゅうたろう

上岡うえおか（かみおか） 龍太郎りゅうたろう（りゅうたろう）
本名ほんみょう	小林こばやし（こばやし） 龍太郎りゅうたろう（りゅうたろう）
別べつ名義めいぎ	横山よこやまパンチ 伊井いいパンチ
生年月日せいねんがっぴ	1942年ねん3月がつ20日はつか
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(2023-05-19) 2023年ねん5月19日にち（81歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん地ち	日本にっぽん・京都きょうと府ふ京都きょうと市し左京さきょう区く吉田中大路よしだなかおおじ町まち
血液けつえき型がた	AB型がた
身長しんちょう	165cm
言語げんご	日本語にほんご
方言ほうげん	京きょう言葉ことば
最終さいしゅう学歴がくれき	京都きょうと西にし高校こうこう
トリオ名めい	漫画まんがトリオ（1960年ねん - 1968年ねん）
相方あいかた	横山よこやまノック 横山よこやまフック
芸風げいふう	漫才まんざい
立たち位置いち	右みぎ端はし
事務所じむしょ	吉本興業よしもとこうぎょう プランニングオオサカ 上岡うえおかプロモーション（個人こじん事務所じむしょ） 米べい朝ちょう事務所じむしょ（芸能げいのう界かい引退いんたい後ごの窓口まどぐち）
活動かつどう時期じき	1960年ねん - 1968年ねん（横山よこやまパンチ時代じだい） 1968年ねん - 2000年ねん（上岡うえおか龍太郎りゅうたろう時代じだい）
過去かこの代表だいひょう番組ばんぐみ	ラブアタック! 花はなの新婚しんこん!カンピューター作戦さくせん 鶴つる瓶びん上岡かみおかパペポTV 探偵たんてい!ナイトスクープ 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうにはダマされないぞ! など
配偶はいぐう者しゃ	既婚きこん
親族しんぞく	小林こばやし為ため太郎たろう（父ちち） 小林こばやしタマ (母はは) 小林こばやし聖きよし太郎たろう（実子じっし） 三木みき昴すばる生せい（甥おい、ミキ、妹いもうとの長男ちょうなん） 三木みき亜あ生せい（甥おい、ミキ、妹いもうとの次男じなん）
弟子でし	大空おおぞらテント 九きゅう十じゅう九きゅう一いち 野口のぐち小太郎こたろう ぜんじろう

上岡うえおか 龍太郎りゅうたろう（かみおか りゅうたろう、1942年ねん〈昭和しょうわ17年ねん〉3月がつ20日はつか - 2023年ねん〈令れい和わ5年ねん〉5月19日にち）は、日本にっぽんの元もと漫才まんざい師し、元もと司会しかい者しゃ、元もとタレント。上岡うえおか劇団げきだん座長ざちょう。

本名ほんみょうは小林こばやし 龍太郎りゅうたろう。京都きょうと府ふ京都きょうと市し左京さきょう区く出身しゅっしん。旧きゅう芸名げいめいは横山よこやま パンチ、伊井いい パンチ。 その他た、講談こうだん師し旭あさひ堂どう 南みなみ蛇へび（なんじゃ）、落語らくご立川たつかわ流りゅうBコース高座こうざ名めい・立川たちかわ右みぎ太ふと衛門えもんを持もつ。また、作詞さくし家かとしての別べつ名義めいぎにミケランジェロをもじった「三池みいけ嵐あらし次郎じろう」（みいけ らんじろう）がある。

1959年ねん、「横山よこやまパンチ」の芸名げいめいで、横山よこやまノック・横山よこやまフックとのトリオ芸人げいにん『漫画まんがトリオ』として大阪おおさかでデビュー。漫画まんがトリオ解消かいしょう後ごの1970年代ねんだいからはピンでラジオ、テレビに出演しゅつえんし、80年代ねんだいには『鶴つる瓶びん上岡かみおかパペポTV』（パペポ）や『探偵たんてい!ナイトスクープ』などテレビ司会しかい者しゃとして活躍かつやく。元々もともとは全国ぜんこく進出しんしゅつの考かんがえはなかったものの、パペポでのトークが評判ひょうばんとなったことから1990年代ねんだいには東京とうきょうにも進出しんしゅつを果はたし、東京とうきょうでは『上岡うえおか龍太郎りゅうたろうにはダマされないぞ!』などで活躍かつやくしたが、同どう時期じきより「僕ぼくの芸げいは20世紀せいきまで」と語かたり、その公言こうげん通どおり20世紀せいきの最後さいごの年としとなる2000年ねんをもって芸能げいのう界かいを引退いんたいした。

長男ちょうなんは映画えいが監督かんとくの小林こばやし聖きよし太郎たろう。三さん人にん姉あね弟おとうとの長男ちょうなんで姉あねと異母いぼ妹いもうとがいる。兄弟きょうだい漫才まんざいコンビのミキは甥おい（異母いぼ妹いもうとの長男ちょうなん・二男じなん）にあたる。

血液けつえき型がたはAB型がた。

経歴けいれき

父親ちちおやは高知こうち県けん幡多はた郡ぐん下川口しもかわぐち村むら（現在げんざいの土佐清水とさしみず市し）大津おおつの出身しゅっしんで、京都きょうと帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶ卒業そつぎょうの弁護士べんごし、小林こばやし為ため太郎たろう（旧姓きゅうせい・上岡うえおか）。母親ははおやは宮崎みやざき県けんの出身しゅっしんで、42歳さいで上岡うえおかを出産しゅっさん、上岡うえおかが小学しょうがく4年生ねんせいの時ときに乳癌にゅうがんのために早世そうせいした。資産しさん家かで高学歴こうがくれきの出だしだった母ははは家事かじ雑事ざつじを使用人しようにんに任まかせ、育児いくじを子供こどもの勉学べんがくに充あてていた。母はははあまり良よい顔かおをしなかったが、龍太郎りゅうたろうは香具師こうぐしや芝居しばい、歌舞伎かぶきや映画えいがに熱中ねっちゅう。この頃ころの将来しょうらいの夢ゆめは芝居しばい役者やくしゃだった。

京都きょうと市立しりつ第だい四よん錦にしき林りん小学校しょうがっこうから京都きょうと市立しりつ近衛このえ中学校ちゅうがっこうを経へて私立しりつ京都きょうと西高にしこう校こう（現げん・京都きょうと外がい大西おおにし高等こうとう学校がっこう）第だい一いち期生きせいとなる。入学にゅうがく当時とうじ、その頃ころ関西かんさい唯一ゆいいつの民放みんぽうテレビ局てれびきょくだった大阪おおさかテレビ放送ほうそう（後ごの朝日放送あさひほうそうテレビ）が学校がっこうを取材しゅざいに訪おとずれ、そのニュース映像えいぞうに映うつっていたことが、1992年ねんの『探偵たんてい!ナイトスクープ』内ないで紹介しょうかいされた（1992年ねん10月がつ2日にち放映ほうえい「一人ひとり学生がくせい服ふくの上岡うえおか龍太郎りゅうたろう少年しょうねん」）。高校こうこう在学ざいがく中ちゅうにロカビリーが流行りゅうこうし、その気きに感化かんかされる。「同おなじ落おちるのならレベルの高たかい大学だいがくを受験じゅけんしよう」と立命館大学りつめいかんだいがくの入試にゅうしに挑いどむが不ふ合格ごうかく。目標もくひょうであった大学だいがく進学しんがくを断念だんねんし、本格ほんかく的てきに芸能げいのうの道みちを進すすむことになる。高校こうこう卒業そつぎょう後ごは京都きょうとでバンドボーイ、ジャズバンドの司会しかいなどを経験けいけん。軽かろやかな口跡こうせきが知しられ、ハンサムな司会しかい者しゃとして有名ゆうめいになる。

1959年ねん、当時とうじ東京とうきょうに進出しんしゅつしていた浜村はまむら淳あつしに弟子入でしいりを懇願こんがんしたが断ことわられ、浜村はまむらの紹介しょうかいでロカビリーバンド「田た川元かわもと祥さち&リズムワゴンボーイズ」に加入かにゅう。1960年ねんに横山よこやまノックの誘さそいにより、「横山よこやまパンチ」の芸名げいめいで横山よこやまフック（初代しょだい。後のちに現在げんざいの青あお芝しばフックが2代目だいめとして加入かにゅう）と共ともに漫画まんがトリオを結成けっせいする。

1968年ねん、横山よこやまノックの参議院さんぎいん議員ぎいん選挙せんきょ出馬しゅつばにより漫画まんがトリオも活動かつどうを停止ていし。以後いご、作家さっかの香川かがわ登枝緒としおによって命名めいめいされた「伊井いいパンチ」を一時いちじ名乗なのったが、婿養子むこようしだった父ちちの旧姓きゅうせいを取とって「上岡うえおか龍太郎りゅうたろう」を名乗なのるようになった。

1970年代ねんだいには近畿放送きんきほうそう、朝日放送あさひほうそう、ラジオ大阪おおさかといった近畿きんき圏けんの放送ほうそう局きょくでレギュラーを獲得かくとくし、中部日本放送ちゅうぶにっぽんほうそうでもレギュラー番組ばんぐみを持もつなど近畿きんき圏けんと中京ちゅうきょう圏けんを拠点きょてんに活動かつどうする。かつての相方あいかたのノックの誘さそいにより『ノックは無用むよう!』『ラブアタック!』『花はなの新婚しんこん!カンピューター作戦さくせん』などで司会しかい者しゃを務つとめ、関西かんさいを代表だいひょうするタレントとなった。

上岡うえおかは長年ながねん、番組ばんぐみ中ちゅうや楽屋裏がくやうらでは「俺おれは絶対ぜったいに東京とうきょうに行いかへん!」と語かたっていたが、1984年ねん10月2日にち（火曜日かようび）に『森田もりた一義かずよしアワー 笑わらっていいとも!』のテレフォンショッキングに出演しゅつえんし、1987年ねんには『鶴つる瓶びん上岡かみおかパペポTV』（読売よみうりテレビ）が放送ほうそう開始かいしされた。『パペポTV』は翌年よくねん10月がつからキー局きょくの日本にほんテレビでも放送ほうそう開始かいしされ、これが上岡うえおかの東京とうきょう進出しんしゅつへの決定けってい打だとなる。1988年ねん、代表だいひょう番組ばんぐみとなる『探偵たんてい!ナイトスクープ』（朝日放送あさひほうそう）が放送ほうそうを開始かいしした。

1990年代ねんだいには、上岡うえおか演劇えんげき祭さいなる小しょう劇場げきじょう系けいの演劇えんげき賞しょうを主宰しゅさいしていた。

1980年代ねんだい以降いこう引退いんたいまで、上岡うえおかは舞台ぶたいでの役やく作づくりのため眼鏡めがねを外はずすとき以外いがいは原則げんそく、出演しゅつえん番組ばんぐみでは眼鏡めがねを着用ちゃくようしトレードマークになっていた。上岡うえおかも長ながらくにわたってすべての出演しゅつえん番組ばんぐみで縁えんが透明とうめいの太ふとい枠わくにレンズが広ひろい眼鏡めがねを愛用あいようして着用ちゃくようしていたが、1999年ねん年明としあけの「LIVE PAPEPO 鶴づる+龍りゅう 正月しょうがつスペシャル」から縁えんの細ほそい枠わくにレンズが狭せまい眼鏡めがねに変更へんこうしていた。

2000年ねん4月がつ、以前いぜんから放送ほうそうで上岡うえおかは「俺おれは、芸能げいのう生活せいかつ40周年しゅうねんを迎むかえる2000年ねんの春はるになったら完全かんぜんに隠居いんきょする!」と公約こうやくしていた通とおりに芸能げいのう界かいを引退いんたいした。その2か月げつ前まえにあたる2月がつには引退いんたい会見かいけんを開ひらいていた。

2023年ねん5月がつ19日にち、肺癌はいがんと間あいだ質しつ性せい肺炎はいえんのため大阪おおさか市内しないの病院びょういんで死去しきょした。81歳さいだった。上岡うえおかの訃報ふほうは、6月2日にちに報ほうじられた 。

引退いんたいから20年ねん以上いじょうが経過けいかしていたが、笑福亭鶴瓶しょうふくていつるべ、明石家あかしやさんま、上沼かみぬま恵美子えみこ、松本まつもと人志ひとし、和田わだアキ子あきこ、有吉ありよし弘行ひろゆき、桂かつら文枝ふみえなど、多おおくの著名ちょめい人じんが追悼ついとうのコメントを発表はっぴょうした。

人物じんぶつ

芸風げいふう

舌鋒ぜっぽう鋭するどい話芸わげいで、立たて板いたに水みずを流ながしたような流暢りゅうちょうな口調くちょうと理路りろ整然せいぜんとした語かたり、一方いっぽうで切きれ味あじ鋭するどい毒舌どくぜつを吐はきつつ芸人げいにんとしてバカを演えんじてオチをつけるというスタイルであり、司会しかい業ぎょうにも優すぐれていた。流暢りゅうちょうな話術わじゅつと博覧強記はくらんきょうきに支ささえられたそのような語かたりは、上岡うえおか節たかしとして高たかく評ひょうされた。

また上岡うえおかはしゃべり出だしに常套句じょうとうくや和歌わか・俳諧はいかいなど昔むかしからい古いふるされている言葉ことばを多用たようした。これはデビュー当時とうじに担当たんとうしたラジオ大阪おおさかで放送ほうそうされた1時じ間あいだのラジオ番組ばんぐみの同時どうじ録音ろくおんテープを当時とうじのディレクターから送おくってもらった。ところがそれは上岡うえおかが「ああ～」「え〜っと」などと言いってしまう癖くせを編集へんしゅうで集あつめただけのものであり、「おまえ1時じ間あいだの番組ばんぐみでこんだけ言ゆうてたら視聴しちょう者しゃついてこん」と言いわれて、以降いこう、会話かいわのなかで「え～」とは言いわないと決きめたことに由来ゆらいする。また、漫画まんがトリオ結成けっせい前まえにノックが上岡うえおか（当時とうじ：パンチ）を誘さそってネタを合あわせたものの、ノックの出だすネタに「はぁ」としか返かえせず、「これではあかん、成なりたん。」と言いわれ、上岡うえおかが話芸わげいを磨みがくきっかけの一ひとつでもあったとともに、初代しょだいフックが誘さそわれた（ただし、初代しょだいフックは後のちに離はなれ、二に代目だいめフックに引ひき継つがれる）。

戸田とだ学まなぶは2018年ねんの著書ちょしょで、西条さいじょう凡児ぼんじ・浜村はまむら淳あつしとともに上岡うえおかを取とり上あげ、この3人にんを関西かんさい弁べんの「話芸わげいの達人たつじん」としながら、彼かれらの芸風げいふうは異ことなる話芸わげい（凡児ぼんじは落語らくご、浜村はまむらは浪花節なにわぶし、上岡うえおかは講談こうだん）の特徴とくちょうを受うけ継ついでいると評ひょうし、凡児ぼんじが上岡うえおかに「新聞しんぶんや『週刊しゅうかん朝日あさひ』みたいな堅かたいものを読よみなはれや、『アサヒ芸能げいのう』は読よまんでよろしい」とアドバイスした話はなしも紹介しょうかいしている。「知性ちせいで笑わらわせられる芸人げいにん」との評ひょうがある。なお、上岡うえおかはデビューまでに歌手かしゅの美空みそらひばりのエピソードに倣ならって百人一首ひゃくにんいっしゅを覚おぼえたり、露天商ろてんしょうの口上こうじょうを覚おぼえたりと、この時期じきに吸収きゅうしゅうしたものが上岡うえおかの芸げいに存分ぞんぶんに発揮はっきされている。

これについて、上岡うえおかは自身じしんの芸げいを以下いかのように語かたった。

「

僕ぼくは知的ちてきだといわれますが、適当てきとうなことばっかり言いってるんです。もっと知識ちしきのある人ひとが僕ぼくを見みて、「愛あいい（うい）やつじゃ」と嗤ってくれればいいんです。 僕ぼくはしょうもないことはよく覚おぼえてて、大事だいじなところの知識ちしきがない。これを僕ぼくは「知識ちしきのドーナツ化か現象げんしょう」と名付なづけてます。

」

これは後述こうじゅつする両親りょうしんの教育きょういく方針ほうしんや自身じしんのウィークポイントをフォローするためであった。曰いわく、「余計よけいなことを覚おぼえることが好すきで、それで回まわりを作つくっていく。そうすると真まん中なかにある基礎きそ的てきなことがスコーンと抜ぬけてしまう。基礎きそ的てきなことで突つっ込こまれれば「お前まえこれ知しってるか？知しらへんのかいな？」ということになるが、その余計よけいな知識ちしきで話はなしを組くみ立たてれば、当然とうぜん基礎きそ的てきなことを知しってるもんだと思おもわれる。」とも語かたる。

著書ちょしょ「上岡うえおか龍太郎りゅうたろう 話芸わげい一いち代だい」ではこのようにも語かたった。

「

何なにかをしゃべり出だすなり、考かんがえる時ときというのは＜エ〜＞と言いいたくなる。 それを言いわんにはどうしたらいいか?と考かんがえた。 そうや、口くちをついて出でてくる言葉ことばを言いうときゃええねやと。 それには言いい馴なれた常套句じょうとうくで、例たとえばことわざとか和歌わかであるとか、それも出来できるだけその言葉ことばが難むずかしければ難むずかしいほど、聴きいている方ほうも考かんがえるから、そうすると＜エ〜＞と言いわんと黙だまってても、その方ほうが却かえって、聴きいてるもんを魅みきつけることがあるはずだと思おもったんです。

」

番組ばんぐみで自己じこ紹介しょうかいをする際さい、「芸げいは一流いちりゅう、人気にんきは二流にりゅう、ギャラは三流さんりゅう」「恵めぐまれない天才てんさい、私わたしが上岡うえおか龍太郎りゅうたろうです」をキャッチフレーズとした。やがて「私わたしが上岡うえおか龍太郎りゅうたろうです」と述のべるようになる。この際さい、「私わたしが」という部分ぶぶんを強調きょうちょうするのが特徴とくちょうであった。さらに上岡うえおかの担当たんとう番組ばんぐみでは独特どくとくの口上こうじょうがあり、それを流暢りゅうちょうに読よみ上あげた後のちに「私わたしが上岡うえおか龍太郎りゅうたろうです」を付つけて挨拶あいさつするまでが一ひとつの流ながれであるが、『ノックは無用むよう!』のように別べつに立たてる人間にんげんがいる場合ばあいは口上こうじょうはない。

芸人げいにん・タレントとして全国ぜんこく的てきに名なを馳はせてから横山よこやまノックを賞賛しょうさんする立川談志たてかわだんしの落語らくご立川たつかわ流りゅうBコース入いりした。立川たちかわ流りゅうでの芸名げいめいは、上岡うえおかが大だいファンでもある市川いちかわ右みぎ太ふと衛門えもんに因ちなんだ「立川たちかわ右みぎ太ふと衛門えもん」。上方かみがたお笑わらい大賞たいしょうの大賞たいしょうを受賞じゅしょうしたときの授賞じゅしょう式しきのプレゼンターとして市川いちかわ右みぎ太ふと衛門えもんが登場とうじょうした。

談だん志こころざしは上岡うえおかのことを「芸人げいにんに憧あこがれ、憧あこがれ続つづけ、尚なおも芸人げいにんになろうしたが結局けっきょく、芸人げいにんに成なり切きれなかった芸人げいにん」と評ひょうし、上岡うえおか著作ちょさくのあとがきにて「芸人げいにんであることを糊塗ことする詭弁きべんの著作ちょさくである」と喝破かっぱしている。

家族かぞく

父親ちちおやの小林こばやし為ため太郎たろうは弁護士べんごしで自由じゆう法曹ほうそう団だんに所属しょぞくしており、日本にっぽん共産党きょうさんとう公認こうにんで衆議院しゅうぎいん議員ぎいん選挙せんきょに出馬しゅつばし落選らくせんした経験けいけんを持もつ。高知こうち県けんの貧農ひんのうから苦学くがくして京都大学きょうとだいがくを卒業そつぎょうした。

母親ははおや（もともとの名前なまえは喜多きた タマであったが、すぐに小林こばやし家かに養女ようじょに入はいり小林こばやし タマになった）は宮崎みやざき県けん延岡のべおか市しの資産しさん家かの養女ようじょで東京とうきょう女子じょし高等こうとう師範しはん学校がっこう出身しゅっしん。厳きびしい人ひとだったが、上岡うえおかが10歳さいの頃ころに早世そうせいしたこともあり、あまり記憶きおくにないという。巨乳きょにゅうであったことと、母ははが乳癌にゅうがんを発病はつびょうした際さいに霊媒れいばい師し・占うらない師しなどが詰つめ掛かけて食くい物ものにしたことだけははっきりと覚おぼえているという。このことは、上岡うえおかの心しんにトラウマを刻きざみ付つけ、オカルト物ものを徹底てっていして否定ひていさせる原因げんいんになった。

その母親ははおやが平成へいせい時代じだいで言いう「教育きょういくママ」で常つねに勉強べんきょうするように厳きびしく言いわれていた。その母親ははおやが急逝きゅうせい。父親ちちおやは龍太郎りゅうたろうを呼よびつけ、「『若わかい時ときの苦労くろうは買かうてでもせえ』という言葉ことばがあるが、あれは嘘うそや。苦労くろうしても苦労くろうしても苦労くろうする人ひとはぎょうさんいてる。ええか、楽らくに行いけ。」と言いわれた。もともとみんなと同おなじように足並あしなみそろえてものを覚おぼえ・学まなぶことが苦手にがてであった龍太郎りゅうたろうはその言葉ことばがその後ごの人生じんせいの糧かてとなった。

他たに姉あねが1人ひとり、異母いぼ妹いもうと（兄弟きょうだい漫才まんざいコンビ「ミキ」の母親ははおや）が1人にんいる。

妻つまは、パンチ時代じだいからのファンである。上岡うえおかに集あつまってきたファンの中なかから感かんずるところがあり、上岡うえおかも「君きみは将来しょうらい、ぼくと結婚けっこんする」と口説くどき続つづけていたという。結婚けっこん後ごは、上岡うえおかが多忙たぼうを極きわめていた1979年度ねんどの上半期かみはんきに、『奥おくさまリビング』（当時とうじ関西かんさいテレビで平日へいじつの午前ごぜん11時じ台だいに放送ほうそうされていた関西かんさいローカル向むけ番組ばんぐみ）月曜日げつようびにレギュラーで出演しゅつえん。「二人ふたりでお茶ちゃを」（全国ぜんこくネットで人気にんきを博はくした『パンチDEデート』の高齢こうれい者しゃ版ばんに当あたる公開こうかいお見合みあいコーナー）で、桑原くわばら征ただし平たいら（京都きょうと西にし高校こうこうにおける上岡うえおかの後輩こうはいで当時とうじは同局どうきょくアナウンサー）と共ともに司会しかいを務つとめた。もっとも、上岡うえおかのテレビ・ラジオ番組ばんぐみへのレギュラー出演しゅつえんはこのコーナーだけで、1979年ねん9月がつのコーナー終了しゅうりょう後ごは主婦しゅふ業ぎょうと上岡うえおかプロモーションの社長しゃちょう業ぎょうに再ふたたび専念せんねんしている。

漫画まんがトリオ時代じだいと横山よこやまやすし

詳細しょうさいは「漫画まんがトリオ」を参照さんしょう

横山よこやまノックの誘さそいにより漫画まんがトリオに加入かにゅうする。これは、ネタの構成こうせい等とうで上岡うえおかのセンスが必要ひつようでノックから旧知きゅうちの上岡うえおかに声こえをかけられたからである。

ノックは上岡うえおかより10歳さい年長ねんちょうであり上岡うえおかの師匠ししょうだと思おもわれがちだが、実際じっさいは師弟してい関係かんけいではなく別べつグループで出演しゅつえんした舞台ぶたいでの共演きょうえんが縁えんで知しり合あいであり、ノックから誘さそわれて漫才まんざいトリオを結成けっせいした同僚どうりょうであり友達ともだちである。ただし、漫才まんざいや演芸えんげいについての知識ちしきはあっても司会しかいとは勝手かってが違ちがい、特とくにツッコミの入いれ方かたでノックから厳きびしく指導しどうされた。

上岡うえおか（当時とうじは横山よこやまパンチ）はノックの弟子でしである横山よこやまやすしとはあまり年ねんが違ちがわないうえに、上岡うえおかはノックの仲間なかま、やすしはノックの弟子でしという関係かんけいであり、しかし芸歴げいれきそのものは中学ちゅうがく卒業そつぎょうと同時どうじにプロとなったやすしのほうが若干じゃっかん長ながいため、微妙びみょうな関係かんけいであった。とはいえ、やすしはノックの弟子でしであり漫画まんがトリオの付つき人びとであるので、パンチ（およびフック）の世話せわもしており、上岡うえおかによるとちゃんとこなしていたという。やすし・きよし結成けっせい以前いぜん、秋山あきやまたか志しに「おまえは将来しょうらいどんな漫才まんざいがしたい? 誰だれと組くみたい?」と尋たずねられた際さい、「パンチさんと漫才まんざいしたい」と答こたえたが「似にたようなもので組くんでどうする。違ちがう個性こせいがぶつかるから漫才まんざいやないか」とたしなめられた。

他たの芸能げいのうへの関心かんしん

様式ようしき美びを好このむところがあり、前述ぜんじゅつの右みぎ太ふと衛門えもんのように様式ようしき美びの中なかで心しん躍おどらされるチャンバラ映画えいがを深ふかく愛あいしている。松竹しょうちく新しん喜劇きげきと藤山ふじやま寛美ひろみに敬意けいいを払はらい、「変化へんか座ざ」構想こうそうを練ねり上あげ、気きの合あう仲間なかまたちと引退いんたい前まえの数すう年ねん、新しん喜劇きげき興行こうぎょうを行おこなった。寛美ひろみ自身じしんの賛同さんどうも得え、寛美ひろみ本人ほんにんの演出えんしゅつも予定よていされていたが（演目えんもくは「愚兄ぐけい愚弟ぐてい」）、寛美ひろみの急逝きゅうせいのため実現じつげんしなかった。

上岡うえおかは20歳さい頃ごろに三さん代目だいめ桂米朝かつらべいちょうの弟子でしになろうとしたが、米べい朝ちょう宅たくで十じゅう代目だいめ桂かつら小米こごめ（後ごの二に代目だいめ枝えだ雀すずめ）を見みかけてかなわないと思おもい、諦あきらめた。上岡うえおかは枝えだ雀すずめを「幻まぼろしの兄弟子あにでし」として尊敬そんけいし続つづけており、自身じしん司会しかいの『EXテレビ』で笑わらいの理論りろん「緊張きんちょうの緩和かんわ」についてインタビューをしたこともある。引退いんたい後ごも米べい朝ちょう一門いちもんとは縁えんが深ふかく、自身じしんのコメントなどの管理かんり窓口まどぐちを米べい朝ちょう事務所じむしょに委託いたくしている。

1977年ねんには三さん代目だいめ旭あさひ堂どう南陵なんりょうに師事しじし、その年としの干支えとにちなんで「南みなみ蛇へび」を貰もらう。その後ご、1年ねんごとに干支えとに因ちなんだ名前なまえ「南みなみ馬ば」「南みなみ羊ひつじ」「南みなみ猿ざる」と改名かいめいし、12年ねん後ごに真打しんうち昇進しょうしんするという計画けいかくを立たてていた。

東京とうきょう進出しんしゅつ

やしきたかじんとともに大阪おおさかを代表だいひょうするタレントであったが、彼かれ同様どうように全国ぜんこくネットへの出演しゅつえんは少すくなかった。1990年代ねんだい以前いぜんにもラジオや、テレビ番組ばんぐみ『ミセス&ミセス』のほか、『ラブアタック!』などの全国ぜんこくネット番組ばんぐみに出演しゅつえんしていたが、上岡うえおかは「東京とうきょう嫌ぎらい。東京とうきょうでは仕事しごとをしません」「全国ぜんこくネットでやってる笑わらいは程度ていどが低ひくい。僕ぼくがアホに合あわせる必要ひつようはない」と公言こうげんしていた。1984年ねん10月がつ2日にちに、横山よこやまノックからの紹介しょうかいで『笑わらっていいとも!』の『テレフォンショッキング』に出演しゅつえんしたが、「東京とうきょうは民度みんど、文化ぶんかレベルが低ひくい」「東京とうきょうは田舎いなか者しゃの集あつまり」と発言はつげんし、お友達ともだち紹介しょうかいの際さいは自宅じたくの妻つまに電話でんわを掛かけるなどの行動こうどうを取とった。

大阪おおさかで人気にんきの深夜しんや番組ばんぐみとなった『鶴づる瓶びん上岡かみおかパペポTV』が、1988年ねん10月がつ10日とおかから東京とうきょうでも放送ほうそうされ、「鶴づる瓶びんの横よこにいる、あの芸人げいにんは誰だれだ?」と関心かんしんを集あつめ、『上岡うえおか龍太郎りゅうたろうのもうダマされないぞ!』で東京とうきょう進出しんしゅつを果はたした。東京とうきょうでのギャラについて「びっくりしました。東京とうきょうと大阪おおさかじゃギャランティーの明細めいさいの額がくがゼロ3つ違ちがうんですわ」と、当時とうじ吉本興業よしもとこうぎょう取締役とりしまりやくだった林はやし裕章ひろあき（のちに社長しゃちょう・会長かいちょう）に言いい、林はやしも東京とうきょう吉本よしもとを主戦しゅせんとして考かんがえるきっかけになったとされる。ギャグとして「（全国ぜんこくネットの視聴しちょう者しゃも）やっと僕ぼくの笑わらいが分わかるようになった」とも言いうようになる。

東京とうきょう進出しんしゅつ初期しょきには「東京とうきょうは田舎いなかもんの集あつまりやろう。生粋きっすいの東京とうきょう人じんでない人ひとが、東京とうきょう人じんぶってるのが腹はらが立たつ」と頻繁ひんぱんに言いっていたが、のちになって『EXテレビ』で「あの発言はつげんで笑わらってもらえると思おもっていたら、笑わらってもらえなかった。それから言いうのを止とめた」と語かたっている。その後ごは、東京とうきょう嫌ぎらいのことを突つっ込こまれると「ひがんでたんやろうな」と言いうようになった。

他た県けん・特定とくてい地域ちいきに対たいする揶揄やゆ

東京とうきょう以外いがいでも「某ぼう県けんは盗人ぬすっとが多おおい」「某ぼう県けんはほら吹ふきが多おおい」「（京都きょうと市しの区くのうち）某ぼう区く（または宇治うじ）は京都きょうとと認みとめない」「大阪おおさかのひったくりは奈良ならと和歌山わかやまから来きた奴やつら」など、一定いっていの地域ちいきをステレオタイプ的てきに揶揄やゆしたりすることがあり、真しんに受うけた奈良なら県けん・和歌山わかやま県けんの県民けんみんと県庁けんちょうに抗議こうぎされたこともある。

「宇治うじは京都きょうとと認みとめない」に類るいする発言はつげんとしては、『ルックルックこんにちは』でリポーターとして出演しゅつえんしていた際さい、京都きょうとの宇治うじ出身しゅっしんの番組ばんぐみプロデューサーが同郷どうきょうであることを雑談ざつだんの話題わだいにしたが、京都きょうと市し左京さきょう区く出身しゅっしんの上岡うえおかが「宇治うじは京都きょうとと違ちがう」という趣旨しゅしの返答へんとうをしたため、それから番組ばんぐみに呼よばれることなく短期間たんきかんでの降板こうばんとなったことがあった。ただし、あくまでも上岡うえおかは個人こじん的てきに宇治うじ市しが嫌きらいなだけであり、宇治うじ市しと同おなじく京都きょうと市しに隣接りんせつしている京都きょうと府内ふないの残のこりの市町村しちょうそんである、南みなみ丹に地区ちくの亀岡かめおか市しや南みなみ丹に市し、乙訓おとくに地区ちくの長岡京ながおかきょう市しや向日むこう市し、宇治うじ市しと同おなじく南山城みなみやましろ地区ちくの久世くせ郡ぐん久御山くみやま町まちや八幡やはた市しなどの他ほかの市町村しちょうそんについては嫌きらいではないという（むしろ上岡うえおかは長岡京ながおかきょう市しのスポットである長岡ながおか天満てんま宮みやや八幡やはた市しに位置いちする名所めいしょである松花堂しょうかどうや石清水八幡宮いわしみずはちまんぐうについては評価ひょうかをしている）。

阪神はんしんタイガース

かつては大だいの阪神はんしんファンで、『タイガース・フィーバー』では自称じしょう「金かねは出ださぬが口くちは出だす、阪神はんしんタイガース陰かげのオーナー」と公言こうげんし、長期ちょうきにわたって独特どくとくの視点してんで応援おうえんし続つづけた。1983年ねんに川藤かわふじ幸三こうぞうが、若返わかがえりのために球団きゅうだんから引退いんたい勧告かんこくされた際さい、フロントの首脳しゅのうに「阪神はんしん一筋ひとすじで野球やきゅうができるなら給料きゅうりょうは要いりません。ただ、そんなに引退いんたいしろというなら、僕ぼくをトレードに出だしてください」と訴うったえ、現役げんえき続行ぞっこうが認みとめられた話はなしに感動かんどうした上岡うえおかは、2代目だいめ桂かつら春はる蝶ちょうらと共ともに「川藤かわふじの給料きゅうりょうはワシらで出でそう!」とカンパで集あつめたお金かねをシーズンオフに「これを給料きゅうりょうの足たしにして欲ほしい」と持もって行いったエピソードがある（川藤かわふじはそのお金かねで「川藤かわふじシート」として招待しょうたい席せきを購入こうにゅうしていた）。さらには上岡うえおかが初代しょだいの司会しかいを務つとめた「探偵たんていナイトスクープ」において、最初さいしょの依頼いらいに1985年ねんの阪神はんしん優勝ゆうしょう時じに道頓堀どうとんぼり川がわに投なげ込こまれたカーネル・サンダース人形にんぎょうの調査ちょうさを実施じっしした程ほどである。

だが、芸能げいのう界かい引退いんたいを目前もくぜんとしていた2000年ねんに、読売よみうりジャイアンツを自由じゆう契約けいやくになった広澤ひろさわ克実かつみの阪神はんしん入団にゅうだんが決きまった際さいに、球団きゅうだんが背番号せばんごう31（元もとミスタータイガース掛かけ布ぬの雅之まさゆきの付つけていた番号ばんごう）を与あたえたことに激怒げきどし「陰かげのオーナー辞やめます」と宣言せんげんした。それ以後いごは近鉄きんてつを応援おうえんするようになり、たびたび「大阪おおさか市長しちょう選挙せんきょに出馬しゅつばして当選とうせんしたら大阪おおさか市しで近鉄きんてつを買かい取とる」と発言はつげんしていた。

マラソンとゴルフ

かつては、テレビで堂々どうどうと「僕ぼくはゴルフはやりません」と公言こうげんしていたが、のちにゴルフを好このむこととなった。

また、「マラソンなんかしません」と言いいながらマウイマラソンに参加さんか（1995年ねんの25回かい大会たいかいから冠かんむりスポンサーに。上岡うえおかの功績こうせきは大会たいかいHPで讃たたえられている（2006年ねん10月がつ時点じてん））、1995年ねんに豪州ごうしゅうのゴールドコーストマラソンにも挑戦ちょうせんしており、この時ときには一般いっぱんランナーの壁かべとされる4時間じかん以内いないのタイムを、3時じ間あいだ48分ふん25秒びょうで走破そうはした。マラソン熱ねつが高こうじてサロマ湖さろまこ100キロウルトラマラソンのようなウルトラマラソンにも挑戦ちょうせんし完走かんそうしている。『オールスター感謝かんしゃ祭さい』の「赤坂あかさか5丁目ちょうめミニマラソン」ではランナーの常連じょうれん、ハンデキャッパー（同どう番組ばんぐみでハンデが科かせられる上級じょうきゅう走者そうしゃのこと）であった。

もともとマラソンを始はじめたきっかけは、1990年ねん頃ごろに仕事しごとのために大阪おおさか市内しないの自宅じたくから読売よみうりテレビまで徒歩とほで行いこうとして、途中とちゅう大阪城公園おおさかじょうこうえんを通とおった際さいに何気なにげなく走はしってみたところ、ほんの数すうメートルで息切いきぎれしてしまい、体力たいりょくの衰おとろえを痛感つうかんしたのが一因いちいん、その後ご、色々いろいろ工夫くふうしながら徐々じょじょに距離きょりを延のばして走はしり続つづけた結果けっか、マラソンが好すきになった。

オカルト批判ひはん

幽霊ゆうれいなどの存在そんざいに懐疑かいぎ的てきであることで知しられる。芸げいには厳きびしく、短気たんきで妥協だきょうを一切いっさい許ゆるさない一いち面めんがあり、番組ばんぐみ出演しゅつえん中ちゅうに納得なっとくがいかないことがあれば番組ばんぐみを途中とちゅうで降おりたり、役割やくわりを忘わすれることがあった。特とくに心霊しんれいモノや霊媒れいばい師し・超ちょう能力のうりょく・オカルト現象げんしょうなどを肯定こうてい的てきに採とり上あげると、この傾向けいこうは顕著けんちょに出でた（上岡うえおか局長きょくちょう激怒げきど事件じけん）。

背景はいけいには上岡うえおかの実体験じつたいけんが大おおきく影響えいきょうしている。実母じつぼ（上岡うえおか自身じしんが小学しょうがく6年生ねんせいの時ときに死去しきょ）が祈祷きとうや占うらない、八卦はっけを信しんじる性格せいかくで、龍太郎りゅうたろう少年しょうねんにもそれを強しいた。その母ははが乳癌にゅうがんにかかった際さい、霊媒れいばい師し・占うらない師しなどが詰つめ掛かけて食くい物ものにしようとした霊感れいかん商法しょうほうを目まの当あたりにしたため、上岡うえおかは心霊しんれいモノを嫌きらうようになった。ただし、こうした金かね目当めあてのものや、それを助長じょちょうしかねない内容ないようのものを厳きびしく批判ひはんしているが、風物詩ふうぶつしや民間みんかん伝承でんしょうとしての役割やくわりについては容認ようにんしている。占うらない師し銀座ぎんざジプシーの著書ちょしょでは、「ある占うらない師しが夫人ふじんに『あなたのご主人しゅじんは浮気うわきしています』と吹ふき込こんだから」とも書かかれている。

政治せいじ姿勢しせい

「政治せいじ家かでない以上いじょう、青臭あおくさいくらいの立場たちばでいい」とのことで、「左派さは的てき」かつ「判官はんがんびいき的てき」姿勢しせいである。1990年代ねんだい前半ぜんはんまでは平和へいわ:市民しみんを支持しじしていた。

普段ふだんの発言はつげんどおり、翼賛よくさん的てきな風潮ふうちょうがあると判断はんだんした場合ばあいは批判ひはん的てきになる。横山よこやまノックに対たいしても例外れいがいではなく、1998年ねん11月の時点じてんで上岡うえおかはノックの後援こうえん会長かいちょうを務つとめていたが、ノック2期き目め出馬しゅつばの際さい、ノックではなく日本にっぽん共産党きょうさんとう推薦すいせんの対立たいりつ候補こうほで哲学てつがく者しゃの鰺あじ坂ざか真しんを支持しじした。セクハラ事件じけんの際さいも、疑惑ぎわく発覚はっかく当初とうしょから現職げんしょく大阪おおさか府ふ知事ちじでもあったノックを正面しょうめんから批判ひはんした（「あれはやっとるな」と発言はつげんし、府議会ふぎかいでもノックへの質問しつもんに取とり上あげられた）。ノック辞任じにん後ごの大阪おおさか府知事ふちじ選せんでも、後継こうけいの太田おおた房江ふさえではなく再さい出馬しゅつばした鯵坂あじさかを支持しじした。

ノックがわいせつ事件じけんで揉もめている頃ころに、上岡うえおかはギャグでデイリースポーツの記者きしゃに立候補りっこうほの意思いしを漏もらし、これがスクープになる。次つぎに聞ききつけたスポーツ報知ほうちの記者きしゃにやはりギャグで市長しちょう選せんへの出馬しゅつばを表明ひょうめいし、これもスクープになるが、立候補りっこうほする対象たいしょうが市長しちょうなのか府知事ふちじなのか、情報じょうほうが錯綜さくそうしていることを知しった上岡うえおかはこれもギャグで「まずはマンションの自治じち会長かいちょうから」と各誌かくしバラバラのコメントをし記者きしゃを混乱こんらんさせる。

島田しまだ紳助しんすけとの関係かんけい

島田しまだ紳助しんすけから心しんの師しとして尊敬そんけいされている。若手わかて時代じだい、紳助しんすけ・竜介りゅうすけの漫才まんざいを見みて紳助しんすけを食事しょくじに誘さそい、「君きみはどんな漫才まんざいがしたい?」との問といに、紳助しんすけは「今いままでになかった漫才まんざいがやりたいんです」と答こたえた。その言葉ことばに上岡うえおかは「よし! じゃあ僕ぼくが今いまから今いままでの漫才まんざいのパターン全部ぜんぶ教おしえてやるから、これからそれやったらあかんぞ」と答こたえたという。その結果けっか、紳助しんすけ竜介りゅうすけはリーゼントヘアにつなぎ作業さぎょう着ぎという不良ふりょうスタイルの「ツッパリ漫才まんざい」という今いままでにないスタイルを確立かくりつさせ、主おもに若わかい男性だんせいから支持しじを得えた。以降いこう、2人ふたりは師弟していのような関係かんけいを築きずいていく。

紳助しんすけ竜介りゅうすけが新進しんしん漫才まんざい師しの時代じだいに映画えいが『ガキ帝国ていこく』で共演きょうえんし、その後ごにも2人ふたりは『EXテレビ』や『クイズ!当あたって25%』などの紳助しんすけ司会しかいの番組ばんぐみで共演きょうえんすることが多おおかった。『パペポ』の最終さいしゅう回かいでは、「AB型がたの人間にんげんはボクは嫌きらいなんだけど、彼かれ（紳助しんすけ）は同おなじ京都きょうと出身しゅっしん・AB型がた・3月がつ生うまれと奇蹟きせき的てきにいろいろ揃そろってるからか、考かんがえてることが手てに取とるようにわかる」とも語かたっていた。

紳助しんすけは上岡うえおか引退いんたいの際さい、「芸能げいのう界かいでの道標どうひょうを失うしなってしまう。引退いんたいを考かんがえ直なおしてほしい」という内容ないようの手紙てがみを送おくったが、上岡うえおかは「ずいぶん前まえから君きみは僕ぼくの前まえを走はしっているんだよ」という内容ないようの手紙てがみを送おくった。この手紙てがみを読よんだ紳助しんすけは涙なみだが止とまらなかったという。

紳助しんすけが2004年ねんに暴力ぼうりょく事件じけんを起おこして謹慎きんしん中ちゅうだった際さい、真まっ先さきに相談そうだんしたのも上岡うえおかだった。紳助しんすけの「僕ぼくはこれからどうすればいいのでしょう」との言葉ことばに「悪わるいと反省はんせいしているなら誠心せいしん誠意せいい相手あいての女性じょせいに謝あやまれ。でも自分じぶんから『引退いんたいする』などとは絶対ぜったいに言いうな。周まわりのスタッフのことを考かんがえろ」と、引退いんたいを決きめようとしていた紳助しんすけを諭さとした。2011年ねんになって、紳助しんすけは『THE MANZAI 2011』で大会たいかい審査しんさ委員いいん長ちょうを務つとめた際さいに、このことを語かたっている。

2011年ねん8月がつ、紳助しんすけは自身じしんの不祥事ふしょうじで芸能げいのう界かいを引退いんたいすることになったが、インタビューで「上岡うえおかさんと一緒いっしょの55歳さいで引退いんたいしたのは何なにかの縁えんでしょうかね」と語かたった。しかし、上岡うえおかが引退いんたいしたのは58歳さいの時ときであり、これは紳助しんすけの勘違かんちがいであった。

その他たの人間にんげん関係かんけい

『ラブアタック!』で一緒いっしょに司会しかいをしていた和田わだアキ子あきことは素人しろうと時代じだいからの知しり合あいで、『笑わらっていいとも!』のテレフォンショッキングで、和田わだが上岡うえおかを紹介しょうかいしたこともある。

俳優はいゆうの土屋つちや嘉男よしおとも親交しんこうが深ふかかった。

芸能げいのう界かい引退いんたい

芸能げいのう界かい引退いんたい前まえは「シニアプロゴルファーになって、戸張とばり捷としよりも良よい解説かいせつをする」「ジョギングで桜さくら前線ぜんせんとともに北上ほくじょうし、紅葉こうよう前線ぜんせんとともに南下なんかする」「皆みなが止とめようとしないから辞やめざるを得えない」と発言はつげんしていた。

1996年ねんの年末ねんまつ、『パペポTV』において笑福亭鶴瓶しょうふくていつるべが上岡うえおかの芸能げいのう界かい引退いんたいをほのめかし、本人ほんにんもそれを認みとめる。そして1997年ねんのパペポTV新春しんしゅんスペシャルのオープニングにおいて正式せいしきに芸能げいのう界かい引退いんたいを表明ひょうめいする。上岡うえおかは「2000年ねんに芸能げいのう界かいデビュー40周年しゅうねんを迎むかえる。ボクの芸げいは20世紀せいきで終おわり。21世紀せいきには新あたらしい人生じんせいを歩あゆみたい」と述のべ、3年ねん後ごの2000年ねん4月がつに芸能げいのう界かいを引退いんたい。松竹しょうちく座ざで行おこなわれた「かわら版ばん忠臣蔵ちゅうしんぐら」が最後さいごの舞台ぶたいで、最後さいごのテレビ出演しゅつえんは『徹子てつこの部屋へや』である。

芸能げいのう界かい引退いんたいを前まえにほとんどのレギュラー番組ばんぐみは終了しゅうりょうし、2023年ねん現在げんざいも局長きょくちょう（司会しかい者しゃ）を代かえながら継続けいぞくしている『探偵たんてい!ナイトスクープ』の引退いんたい特番とくばん後ご、同どう番組ばんぐみは約やく8ヶ月かげつ間あいだはレギュラー陣じんが交代こうたいで局長きょくちょう代行だいこうを務つとめ、後のちに西田にしだ敏行としゆきが2代目だいめ局長きょくちょうに就任しゅうにんした。その後ご、2019年ねん11月22日にち放送ほうそう分ぶんをもって西田にしだも局長きょくちょうの座ざを退しりぞき、翌週よくしゅう分ぶんより松本まつもと人志ひとしが3代目だいめ局長きょくちょうに就任しゅうにんした。就任しゅうにん発表はっぴょう会見かいけんで松本まつもとは「上岡うえおかさんから始はじまって、僕ぼくの中なかでは西田にしだ局長きょくちょうの次つぎは紳助しんすけさんじゃないかなと思おもっていた」「紳助しんすけさんの復帰ふっきが難むずかしそうなので、僕ぼくが勝手かってに命いのちを受うけたと思おもっている」と語かたった。

芸能げいのう界かい引退いんたいに伴ともない、個人こじん事務所じむしょの上岡うえおかプロモーションは解散かいさんした。芸能げいのう界かい引退いんたい後ごのコメント等とうの取材しゅざい・版権はんけん管理かんりは米べい朝ちょう事務所じむしょが窓口まどぐちとなっていた。

引退いんたい後ご

引退いんたい後ご、稀まれに知人ちじんの芸能人げいのうじんのパーティーやゴルフ大会たいかい、冠婚葬祭かんこんそうさいなどに顔かおを出だすことはあり、その様子ようすが何なんらかの形かたちで紹介しょうかいされたこともあったが、基本きほん的てきには露出ろしゅつはしていなかった。親交しんこうがあったオール巨人きょじんのブログには、オール巨人きょじんと一緒いっしょに撮影さつえいした写真しゃしんがブログに掲載けいさいされており、上岡うえおかの近況きんきょうが確認かくにん出来できていた。

2001年ねん4月がつに関西かんさいテレビで放送ほうそうされた特別とくべつ番組ばんぐみ「KAOMIOKAマウイマラソン」に主催しゅさい者しゃとして出演しゅつえん。

2007年ねん6月がつ7日にちに催もよおされた『横山よこやまノックを天国てんごくへ送おくる会かい』では漫画まんがトリオ時代じだいの芸名げいめいであった「横山よこやまパンチ」名義めいぎで献杯けんぱい挨拶あいさつとして登壇とうだんし、ノックへのメッセージを語かたった。

2007年ねん6月がつ17日にちに行おこなわれた桂かつら雀すずめ々芸能げいのう生活せいかつ30周年しゅうねん記念きねん『雀すずめ々十八番じゅうはちばん』（会場かいじょう：シアターBRAVA!）最終さいしゅう日びのパネルトークにサプライズゲストとして出演しゅつえんした。

2007年ねん7月がつ7日にち京都きょうと南座みなみざでの桂かつらざこばの会かいに特別とくべつサプライズゲストとして出演しゅつえん。

2008年ねん11月11日にち、大阪おおさか・中之島なかのしまのリーガロイヤルホテルで行おこなわれた桂かつら雀すずめ々の小説しょうせつ出版しゅっぱん記念きねんパーティーに出席しゅっせきした。

2011年ねん12月21日にち、東京とうきょう都と千代田ちよだ区くのホテルニューオータニにて催もよおされた立川談志たてかわだんし（2011年ねん11月21日にち没ぼつ）のお別わかれの会かいに参列さんれつし、マスコミのインタビューに応おうじて談だん志こころざしとの想おもい出でを語かたった。

2015年ねん、桂米朝かつらべいちょうの葬儀そうぎに参列さんれつした際さいにマスコミ取材しゅざいに対応たいおうし、「（一般いっぱん聴衆ちょうしゅうとして、米べい朝ちょうさんの高座こうざを）客席きゃくせきからよう見みせてもらっとった」「米べい朝ちょうの名なは永久えいきゅう欠番けつばんでしょうね」などと米べい朝ちょうを偲しのぶコメントを残のこしている。

2016年ねん9月がつには弟子でしのテントが交通こうつう事故じこにより急逝きゅうせい、通夜つやと葬儀そうぎに参列さんれつ。10月15日にちには京都きょうと国際こくさい映画えいが祭さいの会場かいじょうで映画えいが鑑賞かんしょう後ごに取材しゅざい陣じんにコメントを残のこした。

生前せいぜんに自身じしんの死去しきょに際さいしてはごく限かぎられた身内みうちでの密葬みっそうにとどめ、お別わかれの会かいなども固辞こじする意向いこうを周囲しゅういに伝つたえていた。亡なくなる前年ぜんねん秋あきには既すでに「積極せっきょく的てき治療ちりょうの術じゅつがなく」なっており、本人ほんにんも延命えんめい治療ちりょうを望のぞんでいなかったことが明あきらかになっている。2023年ねん5月がつ19日にち、大阪おおさか市内しないの病院びょういんで死去しきょしたが密葬みっそう後ごの同年どうねん6月がつ2日にちに米べい朝ちょう事務所じむしょが報告ほうこくし広ひろく報ほうじられ、長男ちょうなんの小林こばやし聖きよし太郎たろうが家族かぞくからのコメントを発表はっぴょうした。

弟子でし

上岡うえおか龍太郎りゅうたろうは弟子でしをあまり取とらなかった。

ぜんじろうが全国ぜんこくネットでのレギュラーを持もっていた時ときは、「そのとき売うれているやつが一番いちばん弟子でしや」と言いっているが、あまり師弟してい関係かんけいを意識いしきしていないというのが実際じっさいの所ところであり、弟子でしの一人ひとりであるぜんじろうは他た芸人げいにんの付つき人びとによくある厳きびしい師弟してい関係かんけいや礼儀れいぎ作法さほうなどを仕込しこまれたことは無なく、ほぼ放任ほうにんに近ちかい形かたちの付つき人びとであったという。そのため他たの大御所おおごしょ芸人げいにんから何故なぜか付つき人びととしての態度たいどが成なっていないなどと叱責しっせきされて困惑こんわくしていたと回想かいそうしている。弟子でしを自身じしんの事務所じむしょに所属しょぞくさせず、芸人げいにんの場合ばあいは主おもに自身じしんの古巣ふるすに当あたる吉本興業よしもとこうぎょうに世話せわを依頼いらいするスタンスを取とっていた。弟子でし入いりは「師しを笑わらわせろ」が条件じょうけんで、遅刻ちこくを素直すなおに謝罪しゃざいしたぜんじろうは「そのままの説明せつめいではなく芸人げいにんなら面白おもしろいい訳いわけを用意よういしろ」と叱責しっせきされていた。

• 江本えもと龍彦たつひこ
• 九きゅう十じゅう九きゅう一いち - 元もとは漫談まんだん師し滝たきあきらの弟子でしだったが、入門にゅうもん一いち年ねん後ごには上岡うえおかの下したへ預あづけられていた。
• テント
• 野口のぐち小太郎こたろう
• 赤あか滝たき圭けい一郎いちろう
• 中西なかにし一いち一いち
• ぜんじろう - 大阪おおさか市内しないで上岡うえおかに「弟子でしにしてください」と冗談じょうだん半分はんぶんに言いった結果けっか、本当ほんとうに弟子でしになった。
• 屋部やべ芯しん太郎たろう
• 加藤かとう吉治郎よしじろう - 1995年ねんに弟子でし入いり。「弟子でし吉治郎よしじろう」の名義めいぎも使用しよう。

受賞じゅしょう歴れき

• 1982年ねん 第だい11回かい 上方かみがたお笑わらい大賞たいしょう（読売よみうりテレビ） 功労賞こうろうしょう
• 1989年ねん 第だい18回かい 上方かみがたお笑わらい大賞たいしょう（読売よみうりテレビ） 大賞たいしょう

出演しゅつえん

テレビ番組ばんぐみ

• 毎日放送まいにちほうそう・JNN系けい
  • ぼくらは怪あやしいサラリーマン（1983年ねん11月3日にち - 1984年ねん）
  • イカにもスミにも（1987年ねん - 1991年ねん）
  • 逸見いつみのその時とき何なにが!（1993年ねん） -
  • ムーブ・上岡うえおか龍太郎りゅうたろうの男おとこと女おんなホントのところ→ザッツ! 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうvs50人にん→上岡うえおか龍太郎りゅうたろうがズバリ!（1992年ねん - 1996年ねん、TBS）
  • おサイフいっぱいクイズ! QQQのQ（1998年ねん、TBS）
• 朝日放送あさひほうそう・ANN系けい
  • ラブアタック!（1976年ねん - 1984年ねん）
  • わいわいサタデー（1983年ねん - 1986年ねん） - 上岡うえおかは同どう番組ばんぐみで司会しかいをしていたが、メイン司会しかいではなくサブ司会しかいであった。上岡うえおかがメイン司会しかいではなかった番組ばんぐみは極きわめて少すくない。
  • ABCカルチャー エキスタ女学院じょがくいん（1985年ねんごろ）金曜きんよう担当たんとう専任せんにん助手じょしゅ。この番組ばんぐみでもサブ司会しかいである。
  • エキスタ寄席よせ（1983年ねん - 1985年ねん）
  • 夜よるのAタイム（1985年ねん - 1986年ねん）
  • THE スポーツ龍りゅう談だん（ - 1989年ねん）
  • 探偵たんてい!ナイトスクープ（1988年ねん - 2000年ねん）
  • 大だい発見はっけん!恐怖きょうふの法則ほうそく（1996年ねん - 1997年ねん）
  • 超ちょう次元じげんタイムボンバー（1996年ねん - 1997年ねん、テレビ朝日てれびあさひ）
  • 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうの金かね印しるし（1996年ねん - 1997年ねん、テレビ朝日てれびあさひ） - 朝日放送あさひほうそうでは未み放送ほうそう。
  • 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうのイチャ門もん天てん（1997年ねん - 1998年ねん、テレビ朝日てれびあさひ） - 朝日放送あさひほうそうでは未み放送ほうそう。
  • 龍りゅうノ福耳ふくみみ（1997年ねん、テレビ朝日てれびあさひ） - 朝日放送あさひほうそうでは未み放送ほうそう。
• 関西かんさいテレビ・FNS系けい
  • テレビナイトショー（1969年ねん - 1971年ねん、東海とうかいテレビ） - リポーター（1969年ねん3月がつ - 1970年ねん6月がつ） → 司会しかい（1970年ねん7月がつ - 1971年ねん3月がつ）
  • ナイトパンチ（1970年代ねんだい）
  • ノックは無用むよう!（1975年ねん - 1997年ねん）
  • 花はなの新婚しんこん!カンピューター作戦さくせん（1978年ねん - 1991年ねん）
  • 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうのもうダマされないぞ! → 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうにはダマされないぞ!（1990年ねん - 1996年ねん、渡辺わたなべプロダクション） - 関西かんさい地区ちくではKBS京都きょうととサンテレビで番ばん販ネット。
  • ゴールデンタイム（1994年ねん、フジテレビ）
  • 上岡うえおか・ヒロミの花はなも嵐あらしも（1996年ねん - 1997年ねん、渡辺わたなべプロダクション） - 関西かんさい地区ちくではKBS京都きょうととサンテレビで番ばん販ネット。
• 読売よみうりテレビ・NNS系けい
  • ミセス&ミセス（1977年ねん - 1979年ねん、日本にほんテレビ）
  • クイズ新幹線しんかんせん（1977年ねん - 1978年ねん）
  • ルックルックこんにちは（日本にほんテレビ）
  • ときめきタイムリー（1984年ねん - 1993年ねん）
  • 鶴つる瓶びん上岡かみおかパペポTV → LIVE PAPEPO 鶴づる+龍りゅう（1987年ねん - 2000年ねん）
  • EXテレビ（1990年ねん - 1994年ねん） - 読売よみうりテレビ製作せいさく分ぶん（火曜かよう・木曜もくよう）に出演しゅつえん。
  • 新装しんそう開店かいてん!SHOW by ショーバイ!!→新装しんそう開店かいてん!SHOW by ショーバイ2（1995年ねん - 1996年ねん、日本にほんテレビ）
• テレビ大阪てれびおおさか・TXN系けい
  • 対決たいけつ!マイベスト10（1997年ねん - 1998年ねん、テレビ東京てれびとうきょう）
• KBS京都きょうと
  • こんにちは! 奥おくさん2時じです（1975年ねん - 1977年ねん）
  • タイガース・フィーバー
  • 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうのおしゃべりゴルフ

ゲスト出演しゅつえん

• 毎日放送まいにちほうそう・JNN系けい
  • クイズ!!ひらめきパスワード
  • オールスター激突げきとつクイズ 当あたってくだけろ!（1990年ねん - 1993年ねん、TBS） - キャプテンを4回かい（過去かこ最多さいた）務つとめたものの、賞金しょうきんを獲得かくとくできたのは最後さいごの第だい9回かいのみ。
  • テレビ探偵たんてい団だん（1990年ねん3月がつ4日にち、TBS）
  • クイズダービー（1990年ねん7月がつ14日にち、TBS）
  • オールスター感謝かんしゃ祭さい（1991年ねん秋あき - 1999年ねん秋あき、TBS） - 解答かいとう者しゃ
    • 遅刻ちこく回数かいすう10回かいは最多さいた記録きろく(東京とうきょうライブで1回かい、歌うたって笑わらってドンドコドンで9回かい)。
  • クイズ100人にんに聞ききました 最終さいしゅう回かい（1992年ねん9月がつ28日にち、TBS）
• 朝日放送あさひほうそう・ANN系けい
  • てなもんや三度笠さんどがさ、第だい278話わ「藤枝ふじえだの汁粉しるこ屋や」（1967年ねん8月がつ27日にち放送ほうそうの同どう話はなしのみ確認かくにん）* 横山よこやまパンチ時代じだい
  • 枝えだ雀すずめ寄席よせ（1981年ねん1月がつ25日にち、1987年ねん7月がつ25日にち放送ほうそう回かい）
  • 世界せかいとんでも!?ヒストリー（テレビ朝日てれびあさひ）
• 関西かんさいテレビ・FNS系けい
  • 三枝さえぐさの愛あいラブ!爆笑ばくしょうクリニック
  • 金曜きんようファミリーランド 推理すいりゲーム 名めい探偵たんていはあなただ!! （1991年ねん5月がつ17日にち、フジテレビ）
  • さんまのまんま（2000年ねん3月がつ21日にちのみ確認かくにん）

ラジオ番組ばんぐみ

• ラジオ関西かんさい
  • サテスタ歌謡かようバラエティ
  • サテスタ歌謡かようスター登竜門とうりゅうもん
• ABCラジオ
  • 歌謡かよう曲きょくぶっつけ本番ほんばん
  • ミスターサンデー・ミスタードーナツ〜ABC歌かとクイズのチェーンジョッキー〜
  • ポップ対たい歌謡かよう曲きょく
• KBS京都きょうとラジオ
  • 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうのナツメロ歌謡かよう曲きょく → 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうのナツメロ大だい全集ぜんしゅう → 一夕いっせき二に聴なつメロ大だい全集ぜんしゅう（月つき、火ひ）（1975年ねん - 1988年ねん）
  • 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうのウィークエンドジャーナル!
  • 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうのちょっと気きにする金曜日きんようび（1988年ねん - 1990年ねん）
• MBSラジオ
  • おはようリスナー阪本さかもと時彦ときひこです（レギュラー）
  • ほんまか 電話でんわリクエスト（金曜きんよう担当たんとう。1976年ねん10月がつ8日にち - 1977年ねん4月がつ1日にち）
  • ゆうやけジョッキー（1977年ねん7月がつ9日にち - 1978年ねん9月がつ30日にち）
  • それゆけ!木曜もくよう 上岡うえおか龍太郎りゅうたろう（木曜もくよう担当たんとう。1987年ねん - 1992年ねん）
  • 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうの今夜こんやもよろしく（1988年ねん10月がつ13日にち - 1989年ねん4月がつ6日にち）
  • 金曜きんよう12時じ上岡うえおか龍太郎りゅうたろうがやって来きた（1999年ねん - 2000年ねん）
• ラジオ大阪おおさか
  • オーサカ・オールナイト 叫さけべ! ヤングら（金曜きんよう担当たんとう。1968年ねん - 1969年ねん）
  • みんなでみんなでリクエスト バンザイ!歌謡かよう曲きょく（1969年ねん - 1977年ねん）
  • 歌うたと競馬けいば中継ちゅうけい 遊ゆうべ半はんドン! どんとこい（1972年ねん - 1973年ねん）
  • あっちゃこっちゃ えらいこっちゃ（1973年ねん - 1974年ねん）
  • 歌うたって笑わらってドンドコドン（1974年ねん - 1999年ねん）
  • 推おせん盤ばんだよ! 歌謡かよう曲きょく（1974年ねん - 1976年ねん）
  • 龍太郎りゅうたろうのいいたいほうだい歌謡かよう曲きょく（1975年ねん - 1980年ねん）
  • 上岡うえおか龍太郎りゅうたろう・安達あだち治彦はるひこのあなたとご一緒いっしょに
  • ノック・龍太郎りゅうたろうのDJ決定けってい版ばん
  • 龍太郎りゅうたろうの翔とんで1800秒びょう
• 関西かんさい以外いがいのラジオ局きょく
  • ばつぐんジョッキー（1968年ねん - 1986年ねん、CBCラジオ）
  • ハウス 歌うたのスーパーめぐり（初代しょだいパーソナリティ。1969年ねん - 時期じき不ふ詳しょう、CBCラジオ）
  • 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうのサタデー・ぴぷ!（1990年ねん4月がつ - 1995年ねん3月がつ、TBSラジオ）

テレビ ドラマ

• あおによし（1972年ねん、NHK大阪おおさか） - 田中たなか市兵衛いちべえ
• 花はなぐるま（1974年ねん、NHK大阪おおさか）
• 朝あさの連続れんぞくドラマ 見上みあげればいつも青空あおぞら（1987年ねん、読売よみうりテレビ）
• 必殺ひっさつスペシャル・新春しんしゅん 大だい暴あばれ仕事しごと人じん! 横浜よこはま異人いじん屋敷やしきの決闘けっとう（1990年ねん1月がつ3日にち、ABCテレビ） - 語かたり手て
• 勝かつ海舟かいしゅう（1990年ねん、日本にほんテレビ） - 佐久間さくま象山ぞうさん
• 近松ちかまつ青春せいしゅん日記にっき（1991年ねん、NHK大阪おおさか） - 語かたり
• 金曜きんようドラマ 包丁ほうちょういっぽん・夢ゆめ、みてますか（1993年ねん、NHK大阪おおさか）
• 大だい家族かぞくデカ2（1998年ねん8月がつ28日にち、フジテレビ） - 権けん頭あたま三さん郎ろう（教頭きょうとう先生せんせい）役やく
• けろりの道みち頓とみ（1999年ねん1月がつ2日にち、KTV） - 安井やすい道みちト（語かたり）
• 盤ばん嶽だけの一生いっしょう 第だい5話わ「落おとしもの」（2002年ねん5月がつ14日にち、フジテレビ） ‐ 久左衛門きゅうざえもん

映画えいが・オリジナルビデオ

• 雑兵ぞうひょう物語ものがたり（1963年ねん）* 横山よこやまパンチ時代じだい
• てなもんや東海道とうかいどう（1966年ねん）* 横山よこやまパンチ時代じだい
• てなもんや幽霊ゆうれい道中どうちゅう（1967年ねん）* 横山よこやまパンチ時代じだい
• 落語らくご野郎やろう大だい泥棒どろぼう（1967年ねん）* 横山よこやまパンチ時代じだい
• ガキ帝国ていこく（1981年ねん、井筒いづつ和幸かずゆき監督かんとく、ATG ぷれいがいどじゃーなる）
• 風ふう、スローダウン（1991年ねん）
• ぜんじろうの怒いかりのZEN（1994年ねん）
• 難波なんば金融きんゆう伝でん ミナミの帝王ていおう 劇場げきじょう版ばん VIII 詐欺さぎ師しの運命うんめい（1996年ねん）
• SUN,RUN,GUN 脳のうみそぶっぱなしツアー1泊はく2日にち（1997年ねん）

CM

• 千寿製薬せんじゅせいやく マイティアコンタクトレンズ用よう剤ざいシリーズ
• メナめなード青山リゾどあおやまりぞートと - 板東ばんどう英二えいじとの共演きょうえん。
• 志乃しのぶ寿司ずし（現げん・シノブフーズ）
• 公共こうきょう広告こうこく機構きこう（現げん・ACジャパン） - ナレーションのみを担当たんとう。
• 参天製薬さんてんせいやく

著書ちょしょ

単たん著ちょ

• 『上岡うえおか龍太郎りゅうたろうかく語かたりき 私わたしの上方かみがた芸能げいのう史し』筑摩書房ちくましょぼう、1995年ねん1月がつ。ISBN 4-480-87248-5。http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480872487/。 
  • 『上岡うえおか龍太郎りゅうたろうかく語かたりき 私わたしの上方かみがた芸能げいのう史し』筑摩書房ちくましょぼう〈ちくま文庫ぶんこ〉、1997年ねん12月。ISBN 4-480-03338-6。http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480033383/。 

共著きょうちょ

• 弟子でし吉治郎よしじろう『上岡うえおか龍太郎りゅうたろうのマラソンは愛あいと勇気ゆうきと練習れんしゅう量りょう』ランナーズ、1999年ねん11月。ISBN 4-947537-50-7。 
• 弟子でし吉治郎よしじろう『引退いんたい 嫌きらわれ者しゃの美学びがく』青春せいしゅん出版しゅっぱん社しゃ、2000年ねん3月がつ。ISBN 4-413-03176-8。 
• 桂米朝かつらべいちょう『米べい朝ちょう・上岡うえおかが語かたる昭和しょうわ上方かみがた漫才まんざい』朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、2000年ねん7月がつ。ISBN 4-02-257522-0。 
• 弟子でし吉治郎よしじろう『龍太郎りゅうたろう歴史れきし巷談こうだん 卑弥呼ひみことカッパと内蔵助くらのすけ』光文社こうぶんしゃ、2002年ねん1月がつ。ISBN 4-334-97324-8。 
• 弟子でし吉治郎よしじろう『"隠居いんきょ"のススメ 好すき勝手かってに生いきる』青春せいしゅん出版しゅっぱん社しゃ、2003年ねん9月がつ。ISBN 4-413-02164-9。 

研究けんきゅう書しょ

• 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうBM研究けんきゅう会かい『わたしが辛口からくち芸人げいにん上岡うえおか龍太郎りゅうたろうです』ブックマン社しゃ、1991年ねん5月がつ。ISBN 4-89308-164-0。 
• 戸田とだ学まなぶ『上岡うえおか龍太郎りゅうたろう 話芸わげい一いち代だい』青土おうづち社しゃ、2013

作詞さくし作品さくひん

• 庄内しょうないブルース　(歌うた：小松こまつおさむとダークフェローズ)
• 庶民しょみんのブルース（歌うた：上岡うえおか龍太郎りゅうたろう）
• もうすぐ30 (歌うた：上岡うえおか龍太郎りゅうたろう)
• 私わたしって駄目だめな女おんなね （歌うた：大形おおがた久仁子くにこ、和田わだ弘ひろしとマヒナスターズ）
• 愛あいがきらめく時とき（歌うた：上岡うえおか龍太郎りゅうたろう・有賀ありがさつき）1992年ねん8月がつ21日にち発売はつばい、ポニーキャニオン
• 美律子みつこの河内かわうち音頭おんど〜酒さけ飲のめ音頭おんど （歌うた：中村なかむら美津子みつこ）三池みいけ嵐あらし次郎じろう名義めいぎ。
• あなたは今いまも（歌うた：リピート山中さんちゅう）
• 走はしる人ひとへのオベリスク（歌うた：五木いつきひろし）
• 花はな・酒さけ・唄うた（歌うた：佐川さがわ満男みつお）
• ひとり旅たび（歌うた：美里みさと英二えいじ）
• ワクワクするよなシチュエーション（歌うた：SHINGO）

外部がいぶリンク

• 上岡うえおか龍太郎りゅうたろうのプロフィール - ザテレビジョン

先代せんだい -

探偵たんてい!ナイトスクープ 初代しょだい探偵たんてい局長きょくちょう 上岡うえおか龍太郎りゅうたろう 1988年ねん3月5日にち - 2000年ねん4月がつ14日にち

次代じだい 西田にしだ敏行としゆき