出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
原新町(はらしんまち)は、埼玉県上尾市の町名。現行行政地名は原新町のみ。丁番を持たない単独町名である。住居表示実施済み[6]。市の統計などでは上尾地区で分類されている。郵便番号は362-0016[3]。区画整理により成立した新しい地名である。
埼玉県の中央地域(県央地域)で、上尾市北部の大宮台地上に位置する、高崎線と鴻巣桶川さいたま線(旧中山道)に挟まれた南北に長い矩形の形をした地域。町域の東から南にかけて緑丘と隣接し、西側を高崎線を挟んで浅間台や中妻と隣接し、北側を久保や桶川市神明と隣接する。また、南側では春日、北側で桶川市朝日とも僅かに隣接する。町域の西端を高崎線が通り、北上尾駅が設置されている。また、町域の北部を東西に上尾環状線(BS通り)が通る。河川などの水域は地内に存在しない。
全域が市街化区域[7]で主に第一種住居地域(通り沿いは第一種住居地域、駅前は近隣商業地域)に指定され、全体的に住宅地や商業地が広がっている。
商業地の地価は、2021年(令和3年)1月1日の公示地価によれば、原新町15−14の地点で212,000円/m2となっている[8]。
2019年(平成31年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[17]。
地区内には路線バスが無く、コミュニティバスのみの運行となっている。なお、降車のみだが、夜行急行バスのミッドナイトアロー上尾・鴻巣が設定されている。以前は2010年2月11日から2012年4月1日まで、北上尾駅から伊奈学園までを結ぶけんちゃんバスも運行されていた。また、旧中山道の(旧)上尾車庫より「久保」バス停留所(久保西交差点)を経由してBS通りを通り、(旧)大石支所を経由して県道を通り「小敷谷」に至る東武バスの路線バスが運行されていた時期もあった[18]。
- 上尾市コミュニティバス「ぐるっとくん」[19]
- 上平箕の木循環
- 上平菅谷循環
- 地区内は「北上尾駅東口」・「北上尾駅入口」・「久保」(下り線のみ)バス停留所が設置されている。
地区が駅前に位置するため、数多くの商業施設がある。また駅周辺に上尾中央総合病院の施設である「中央腎クリニック」のほか、内科などの医療施設が多数立地する。
- 上尾市教育委員会・編『上尾市史 第八巻 別編1、地誌』上尾市、1997年3月31日。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。