天外てんがい魔境まきょう ZIRIA

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天外てんがい魔境まきょう ZIRIA
天外てんがい魔境まきょう ZIRIA～遥はるかなるジパング～
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応たいおう機種きしゅ PCエンジン CD-ROM2（PCE）
開発元かいはつもと ハドソン
レッドカンパニー
発売はつばい元もと ハドソン
プロデューサー 大里おおさと幸夫ゆきお
清水しみず始はじめ
今井いまい丈雄たけお
ディレクター 広井ひろい王子おうじ
シナリオ あだちひろし
荒井あらい弘二こうじ（Xbox 360：遥はるかなるジパング）
プログラマー 中田なかた伸一しんいち
山森やまもり正和まさかず
音楽おんがく 坂本さかもと龍一りゅういち
小久保こくぼ隆たかし
美術びじゅつ 辻野つじの寅次郎とらじろう
シリーズ 天外てんがい魔境まきょうシリーズ
人数にんずう 1人ひとり
メディア CD-ROM
発売はつばい日び 日本 198906301989年ねん6月がつ30日にち
対象たいしょう年齢ねんれい CERO：A（全ぜん年齢ねんれい対象たいしょう）
その他た 型式けいしき：HCD9005
ASIN B0000ZPTPG
7.200円えん（税ぜい抜ぬき）
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『天外てんがい魔境まきょう ZIRIA』（てんがいまきょう ジライア）は、1989年ねん6月30日にちにハドソンから発売はつばいされたPCエンジン CD-ROM2用ようコンピュータゲームソフト。ジャンルはロールプレイングゲーム（RPG）。

2000年代ねんだいには携帯けいたい電話でんわ用ようアプリとして配信はいしんされたほか、2006年ねんにはXbox 360用ようソフト『天外てんがい魔境まきょう ZIRIA〜遥はるかなるジパング〜』（てんがいまきょう ジライア はるかなるジパング）としてリメイクされている。PCエンジン版ばんは、2008年ねん7月がつ31日にち発売はつばいのPSP用ようソフト『天外てんがい魔境まきょうコレクション』に収録しゅうろくされているほか、2010年ねん10月がつ20日はつかよりゲームアーカイブスにて配信はいしんされている（PSP、PS3用よう）。

2010年ねんにはXbox 360版はんをiアプリに移植いしょくした『天外てんがい魔境まきょう ZIRIA PremiumEdition』（てんがいまきょう ジライア プレミアムエディション）が配信はいしんされた。

PCエンジン版ばんはゲーム誌し『ファミコン通信つうしん』の「クロスレビュー」にて、シルバー殿堂でんどう入いりを獲得かくとくした。

概要がいよう[編集へんしゅう]

世界せかい初はつのCD-ROMを媒体ばいたいとしたRPGであり、「外国がいこく人じんから観みた誤あやまった日本にっぽん観かん」をコンセプトとする「ジパング」という架空かくうの国くにを舞台ぶたいにした天外てんがい魔境まきょうシリーズの1作さく目め。当時とうじまだ百科ひゃっか事典じてんや辞書じしょなどの用途ようとで使つかわれ始はじめた程度ていどだったCD-ROMを家庭かてい用ようゲーム機きで初はじめて搭載とうさいしたPCエンジンCD-ROM2の大だい容量ようりょうを活いかし、アニメーション処理しょりされた映像えいぞう表現ひょうげんや声優せいゆうによる音声おんせい、メインテーマを含ふくむ3曲きょくの坂本さかもと龍一りゅういちが作曲さっきょくした楽曲がっきょくを使用しようするなどして、当時とうじのゲームでは規格きかく外がいの演出えんしゅつを実現じつげんした。また、キラーソフトとして『イースI・II』とともにCD-ROM2普及ふきゅうの火付ひつけ役やくとなった。CD-ROM黎明れいめい期きであり、CD-ROM2の開発かいはつと同時どうじ進行しんこうの制作せいさくでもあったため蓄積ちくせき技術ぎじゅつがなく、また当時とうじの家庭かてい用ようゲーム機きは読よみ込こみ（ロード）時間じかんがないROMカセットが主流しゅりゅうだったため、ロード時間じかんが欠点けってんとして挙あげられていた（ディスクメディアが主流しゅりゅうになりロードするのが当あたり前まえとなった現在げんざいの感覚かんかくで見みればそこまでロード時間じかんが長ながいわけでもない）。

原作げんさくはP.H.チャダ著ちょ『FAR EAST OF EDEN』とされているが、これは架空かくうの人物じんぶつおよび著書ちょしょである（詳細しょうさいは「天外てんがい魔境まきょう」にて解説かいせつ）。また、本ほん作さくの小説しょうせつも3巻かん出でているが、これはゲームと小説しょうせつのどちらか一方いっぽうが原作げんさくというわけでもなく、基もととなる原案げんあん自体じたいがもともとあり、制作せいさく的てきには同おなじ制作せいさく者しゃによる同時どうじ進行しんこうのメディアミックス作品さくひんである。小説しょうせつ版ばんはゲーム版ばんでは削けずられて描えがかれなかったキャラクターやストーリーの詳細しょうさいなども描えがかれている他ほか、ゲーム版ばんとは違ちがう点てんもある。

その後ご、PCエンジン版ばんゲームをもとにして、2000年代ねんだいに携帯けいたい電話でんわアプリゲームとして配信はいしんされたものはアレンジして移植いしょくされた作品さくひんで、2006年ねんにXbox 360用ようゲームとして発売はつばいされた『天外てんがい魔境まきょう ZIRIA -遥はるかなるジパング-』は一いちから新あらたに作つくり直なおされた完全かんぜん版ばんともいえるリメイク作品さくひんである。

あらすじ[編集へんしゅう]

PCエンジン版ばん[編集へんしゅう]

遥はるか東ひがしの彼方かなたにあるといわれる黄金おうごんの国くに「ジパング」。ジパングの東ひがし、坂東ばんどう地方ちほうでは人語じんごを解かいし神通力じんずうりきを持もつ白しろい神かみ獣じゅう達いたるがその地ちを守まもり平和へいわに暮くらしていた。しかし悠久ゆうきゅうより続つづく歴史れきしの中なかでジパングが「マサカド」という名なのたった一人ひとりのオニ族ぞくの男おとこのために滅ほろびかけたことがあった。マサカドはジパングを自みずからの理想郷りそうきょうとするためジパングの全すべてを無むに帰きさんと破壊はかいに破壊はかいを重かさねた。すべてが漆黒しっこくの闇やみと化かしたその時とき何処どこからともなく「火ひの一族いちぞく」と呼よばれる者しゃ達たちが現あらわれマサカドと戦たたかった。百ひゃく日にちに渡わたる激闘げきとうの末すえ、3人にんの火ひの勇者ゆうしゃが3つの玉たまの力ちからでマサカドの霊れいを地中ちちゅう深ふかくに封印ふういんしたが、その時ときには既すでに火ひの一族いちぞくはほとんどが死しに絶たえてしまっていた。

ジパングは再ふたたび平和へいわを取とり戻もどしたがその長ながく続つづいた平和へいわのなかで異国いこくからやって来きた「大門だいもん教きょう」と名乗なのる集団しゅうだんが大おおきな影かげを落おとしつつあった。大門おおもん教きょう教祖きょうそ「邪神じゃしん斎とき」は坂東ばんどう地方ちほうの統治とうち者しゃ・ショーグンに取とり入いり布教ふきょうに乗のりだし勢力せいりょくを広ひろげていった。しかし大門おおもん教きょうの真しんの狙ねらいはマサカドを復活ふっかつさせジパングを我わが物ものとすることであった。

西暦せいれき17XX年ねん、筑波つくば山中さんちゅうに大門おおもん教きょうの企たくらみを阻止そしするべく旅たびに出でようとしている、火ひの一族いちぞくの末裔まつえいである一人ひとりの男おとこがいた。その男おとこの名なは「自じ来らい也（ジライア）」。マサカドの復活ふっかつを阻止そしするためには他たの2人ふたりの火ひの一族いちぞくの勇者ゆうしゃを探さがし出ださなければならない。果はたしてジライアは他たの火ひの一族いちぞくの勇者ゆうしゃを探さがしだし、ジパングを救すくうことができるだろうか。

遥はるかなるジパング（Xbox 360版はん）[編集へんしゅう]

遥はるか東ひがしの彼方かなたにあるといわれる黄金おうごんの国くに「ジパング」。ジパングの東ひがし、坂東ばんどう地方ちほうでは古来こらいよりガマ族ぞく、ヘビ族ぞくといった「化か体からだ成山なりやま（かたいせいざん）」と呼よばれる半はん獣じゅうの者もの達たちや、人語じんごを解かいし神通力じんずうりきを持もつ白しろい神かみ獣じゅうがその地ちを守まもり平和へいわに暮くらしていた。しかし悠久ゆうきゅうより続つづく歴史れきしの中なかでジパングが「マサカド」という名なのたった一人ひとりの鬼おに族ぞくの男おとこのために滅ほろびかけたことがあった。マサカドはジパングを自みずからの理想郷りそうきょうとするためジパングの全すべてを無むに帰きさんと破壊はかいに破壊はかいを重かさねた。全すべての命いのちが死しに瀕ひんしたその時とき何処どこからともなく「火ひの一族いちぞく」と呼よばれる者しゃたちが現あらわれマサカドと戦たたかった。百ひゃく日にちに渡わたる激闘げきとうの末すえ、3人にんの火ひの勇者ゆうしゃが3つの玉たまの力ちからでマサカドの霊れいを地中ちちゅう深ふかくに封印ふういんしたが、その時ときには既すでに火ひの一族いちぞくはほとんどが死しに絶たえてしまっていた。

しかしその後ごの長ながく続つづいた平和へいわのなかで異国いこくの神かみを崇あがめる「大門おおもん教きょう」と名乗なのる集団しゅうだんが大おおきな影かげを落おとしつつあった。大門おおもん教きょう宗主そうしゅ「邪神じゃしん斎とき」は坂東ばんどう地方ちほうの統治とうち者しゃ・ショーグンに取とり入いり布教ふきょうに乗のりだし勢力せいりょくを広ひろげていった。しかし大門おおもん教きょうの真しんの狙ねらいはマサカドの魂たましいを復活ふっかつさせジパングを支配しはいすることであった。

筑波つくば山中さんちゅうにて火ひの勇者ゆうしゃの末裔まつえいである少年しょうねん「自じ来らい也（ジライア）」がジパングを守まもるための力ちからをつけるためガマ仙人せんにんの下したで修行しゅぎょうを積つんでいたその時とき、大門だいもん教きょう13人にん衆しゅの一人ひとりである幻まぼろし王丸おうまるが現あらわれる。自じ来らい也は果敢かかんに立たち向むかったものの幻まぼろし王丸おうまるに敗やぶれ、ガマ仙人せんにんをムカデ御殿ごてんへと連つれ去さられてしまった。一命いちめいを取とり留とめた自じ来らい也はガマ仙人せんにんを救すくうため旅たびに出でる。

登場とうじょう人物じんぶつ[編集へんしゅう]

火ひの一族いちぞく[編集へんしゅう]

自じ来らい也（ジライア）
声こえ：岩田いわた光央みつお（全ぜんメディア共通きょうつう）
火ひの一族いちぞく、ガマ族ぞくの末裔まつえい。ガマ仙人せんにんの元もとで育そだてられ、マサカド復活ふっかつをたくらむ大門おおもん教きょうを討うち果はたすために旅立たびだつ。台詞せりふを喋しゃべるのはオープニングのみ。得物えものは刀かたな、特技とくぎは「ぬすむ」。オロチ丸まるが仲間なかまになるまでは唯一ゆいいつの術じゅつの使つかい手て。
綱手つなで（ツナデ）
声こえ：渡辺わたなべ菜生子なおこ（PCエンジン版ばん）/江森えもり浩子ひろこ（OVA版ばん、Xbox 360版はん）
火ひの一族いちぞく、ナメクジ族ぞくの末裔まつえい。怪力かいりきが自慢じまんの少女しょうじょ。ナメクジ族ぞくなので塩しおが苦手にがて。得物えものは斧おの、特技とくぎは「うそなき」。頭あたまが弱よわく術じゅつ類るいが使つかえないが、段だんが上あがりやすく自じ来らい也の段だんをすぐに追おい抜ぬく。Xbox 360版はんでは自じ来らい也や大蛇おろち丸まると同おなじように術じゅつを使つかうことができる。
大蛇おろち丸まる（オロチ丸まる）
声こえ：塩沢しおざわ兼人かねと（PCエンジン版ばん、OVA版ばん）/子安こやす武人たけひと（Xbox 360版はん）
火ひの一族いちぞく、ヘビ族ぞくの末裔まつえい。江戸えどのショーグンに育そだてられ、直属ちょくぞくの密偵みっていとなる。ショーグンが大門おおもん教きょうに入信にゅうしんしたため、ジライアとともに戦たたかうことを迷まよっている。得物えものは弓ゆみ（Xbox 360版はんでは槍やり）、特技とくぎは「ながしめ」。Xbox 360版はんではショーグンに仕つかえる大老たいろうの柳沢やなぎさわ吉保よしやすに拾ひろわれた設定せっていになっている。

大門だいもん教きょう[編集へんしゅう]

ゴーモン
声こえ：田中たなか康郎やすお（PCエンジン版ばん）/島田しまだ敏さとし（Xbox 360版はん）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、筑波つくば国こくに登場とうじょう。
Xbox 360版はんでは「強つよし門もん」、変身へんしん後ごは「キングワーム」。化か体からだ成山なりやまの一種いっしゅであるムカデ族ぞくの人物じんぶつという設定せっていになっている。
水戸みと城じょうから黄門こうもん一いち行ぎょうを追おい出だし、狸たぬきたちを唆そそのかして人々ひとびとを襲おそわせた。胎内たいない洞ほらの中なかを漂ただよう魂たましいから捕とらえた人ひとを壮絶そうぜつな拷問ごうもんにかけて魂たましいを抜ぬき取とっていることを聞きくことができる。
タマモ姫ひめ
声こえ：片石かたいし千春ちはる（PCエンジン版ばん）/渡辺わたなべ菜生子なおこ（Xbox 360版はん）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、盤ばん毛げ国こくに登場とうじょう。
白河しらかわ城じょうのオオ殿どのを誘惑ゆうわくし捕とらえて、狐きつねを操あやつり様々さまざまな悪事あくじを働はたらかせた。
Xbox 360版はんでは「玉藻たまも姫ひめ」、小説しょうせつ版ばんでは「玉藻たまもの前まえ」、変身へんしん後ごは「キュウビ」。
自じ来らい也たちに倒たおされた後のちも怨うらみは消きえず、陸りく羽わ国こくの境さかいにある白河しらかわの関所せきしょに怨念おんねんを込こめた大岩おおいわを落おとして道みちを塞ふさぐ。その為ため、自じ来らい也たちは迂回うかいを余儀よぎなくされた。
ダンジョウ
声こえ：矢田やた耕司こうじ（PCエンジン版ばん）/石塚いしづか運はこぶ昇のぼり（Xbox 360版はん）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、陸りく羽わ国こくに登場とうじょう。
Xbox 360版はんでは「弾正だんじょう」、小説しょうせつ版ばんでは「仁木にき弾正だんじょう」、変身へんしん後ごは「ハーメルン」。
鼠ねずみを操あやつって米べい不足ふそくに追おい込こんで人々ひとびとを飢うえさせるだけでなく、米こめ欲ほしさから入信にゅうしんした人ひとを自身じしんの居城きょじょうである米沢よねざわ城じょうに集あつめて魂たましいを抜ぬき取とる悪行あくぎょうを行おこなっていた。また鬼おに族ぞくにも目めをつけアクロウ王おうの息子むすこを人質ひとじちに取とり自じ来らい也と戦たたかわせる。
米沢よねざわ城じょうの地下ちかに鎮座ちんざする魔神まじん像ぞうから魔力まりょくを得えており、その像ぞうを破壊はかいしない限かぎり何なん度どでも復活ふっかつする。
最後さいごは自じ来らい也たちを道連みちづれにしようと溶岩ようがん流りゅうを流出りゅうしゅつさせる。
陸りく羽わ国こくに架かかる橋はしの大半たいはんは魔神まじん像ぞうの力ちからで塞ふさがれており、像ぞうを破壊はかいするまでは通とおることができない。
カーメンカーメン
声こえ：塩屋しおや浩三こうぞう（PCエンジン版ばん）/矢田やた耕司こうじ（Xbox 360版はん）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、陸奥みちのく国こくに登場とうじょう。
普段ふだんは大僧正だいそうじょうのようなかっこうをしているが、正体しょうたいはミイラの怪物かいぶつ。月山がっさんの古寺ふるでらを拠点きょてんにミイラを操あやつり人々ひとびとを襲おそわせ、水みずを毒どくで汚染おせんさせた。関西かんさい弁べんで「かめへんかめへん」が口癖くちぐせ。Xbox 360版はんでは関西かんさい弁べんではなくなり、丁寧ていねいな口調くちょう。
マントー
声こえ：塩屋しおや浩三こうぞう（PCエンジン版ばん）/千葉ちば繁しげる（Xbox 360版はん）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、陸奥みちのく国こくに登場とうじょう。Xbox 360版はんでは「萬まん頭とう」、原案げんあんでは正体しょうたいを現あらわす前まえの名なは「土蔵どぞう王おう」（東北とうほく地方ちほうの地名ちめいの蔵王ざおうに由来ゆらい）。マントヒヒのような大だい猿さるで非常ひじょうに強力きょうりょくな「馬鹿ばか」（うましか）の術じゅつを使つかうが、オツムが弱よわいため上手うまく使つかいこなせないという憎にくめない敵てき。猿さるの姿すがたをしているのはジパングの人々ひとびとが猿さるに似にていると言いう話はなしを勘違かんちがいしてしまった為ためとされている。
神かみ獣じゅう白しろザルを封印ふういんすることで他たの猿さるを支配しはいして悪事あくじを働はたらいているが、その頭あたまの悪わるさから他たの十じゅう三さん人にん衆しゅうと違ちがい人々ひとびとから馬鹿ばかにされている。ただし、まだ設定せっていがそこまで固かたまっていなかったのか、間抜まぬけな一いち面めんを見みせる場面ばめんは後ごの作品さくひんと比くらべて控ひかえめ。サル酒しゅに目めがない。
本ほん作さく以降いこうもシリーズにほぼ出演しゅつえんすることになる（Xbox 360版はんでは十じゅう三さん人にん衆しゅを倒たおした後のちにコウモリ夜よる太ふとしが十じゅう三さん人にん衆しゅの魂たましいを回収かいしゅうしていたが、マントーだけは倒たおしたあとに逃亡とうぼうしたため、結果けっか的てきに十じゅう三さん人にん衆しゅで唯一ゆいいつ生いき延のびた）。
信玄しんげん（ニセ信玄しんげん）、
声こえ：銀河万丈ぎんがばんじょう（全ぜんメディア共通きょうつう）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、信濃しなの国こくに登場とうじょう。正体しょうたいは「ドーマン」、原案げんあんでは「上杉うえすぎ道満どうまん」（芦屋あしや道満どうまんに由来ゆらい）。300年ねん前まえの信濃しなの国こくをまとめ上あげた伝説でんせつの人物じんぶつ・武田たけだ信玄しんげんが復活ふっかつした姿すがたに成なりすましている。なめくじ玉だまを盗ぬすんで塩山しおやまのピラミッドに誘おびき寄よせた。
イト姫ひめ
声こえ：江森えもり浩子ひろこ（PCエンジン版ばん）/山口やまぐち由里子ゆりこ（Xbox 360版はん）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、富士ふじ国こくに登場とうじょう。
小説しょうせつ版ばんとXbox 360版はんでは「糸姫いとひめ」、変身へんしん後ごはPCエンジン版ばんでは「タランチェ」、Xbox 360版はんでは「アラクネー」。Xbox 360版はんでは化か体からだ成山なりやまの一種いっしゅである土蜘蛛つちぐも一族いちぞくの姫ひめという設定せっていになっている。
最初さいしょは淑しとやかな口調くちょうで自じ来らい也たちを大門おおもん教きょうに勧誘かんゆうしてくるが、拒絶きょぜつされた途端とたんに口調くちょうが高こう圧あつ的てきな物ものに変かわり戦たたかいを挑いどんでくる。
神かみ獣じゅう白はくリュウの力ちからを弱よわめようと富士山ふじさんの地下ちか神殿しんでんを破壊はかいするために、捕とらえた人々ひとびとを山やまの地下ちかで強制きょうせい的てきに働はたらかせていた。
南蛮なんばん屋や
声こえ：大竹おおたけ宏ひろし（PCエンジン版ばん）/飯塚いいづか昭三しょうぞう（Xbox 360版はん）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、富士ふじ国こくに登場とうじょう。変身へんしん後ごは「ゴーヨック」。PCエンジン版ばんではツナデを気きに入いり1000両りょうで売うってくれといってくる（「はい」と答こたえるとツナデとオロチ丸まるが戦闘せんとうに参加さんかしてくれない）。欲よく深ふかい性格せいかくで金かねを命いのちのように扱あつかっている。
彼かれが運営うんえいする店みせで売うられているアイテムは購入こうにゅうすることができ、PCエンジン版ばんではいずれも役やくにたない物ものばかりであるがXbox 360版はんでは「てっぽう」などの攻撃こうげきに使用しようできるアイテムも購入こうにゅうすることができる。
ヤシャ姫ひめ（蛇へび姫ひめ）
声こえ：鶴つるひろみ（PCエンジン版ばん）/富沢とみざわ美智恵みちえ（Xbox 360版はん）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、相模さがみ国こくに登場とうじょう。小説しょうせつ版ばんとXbox 360版はんでは「蛇へび姫ひめ」、変身へんしん後ごは「カーミラ」。ツナデとオロチ丸まるを捕とらえて獄門ごくもん島とうに送おくってしまう。
Xbox 360版はんでは名前なまえが蛇へび姫ひめ（ジャキ）に変かわった他ほか、扱あつかいが大おおきく変かわって、ヘビ族ぞくでオロチ丸まるの姉あねとなり、物語ものがたりを進すすめると大門おおもん教きょうに従したがいマサカドの復活ふっかつに力ちからを貸かす理由りゆうが語かたられる。
戦たたかいに敗やぶれた後のちはオロチ丸まるが火ひの勇者ゆうしゃとして強つよくなったことを認みとめ、信しんじるもののために戦たたかうよう言いい遺のこして命いのちを落おとす。
ムテキオー
声こえ：戸谷とたに公こう次じ（PCエンジン版ばん）/平野ひらの正人まさと（Xbox 360版はん）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、相模さがみ国こくに登場とうじょう。
初戦しょせんでは圧倒的あっとうてきな力ちからで自じ来らい也を倒たおし、自身じしんが任まかされた獄門ごくもん島とうに送おくってしまう。
小説しょうせつ版ばんとXbox 360版はんでは「鬼道きどう仙せん」、変身へんしん後ごは「ムテキオー」。Xbox 360版はんでは鬼おに族ぞくの国くにを作つくらせてくれるという大門おおもん教きょうの甘言かんげんに乗のり、大門おおもん教きょうに力ちからを貸かす。
水みず王丸おうまる
声こえ：塩屋しおや翼つばさ（全ぜんメディア共通きょうつう）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、千葉ちば国こくに登場とうじょう。
変身へんしん後ごは「クラーケン」。邪神じゃしん斎ときの次男じなん。
くるり城しろ地下ちかのからくり兵へいを製造せいぞうする工場こうじょうを任まかされている。働はたらかされている人ひとから役やくにたなくなった人ひとを変身へんしんして食ぐい殺ころしている事ことが語かたられている。
工場こうじょうの初戦しょせんでは倒たおされてもそのまま逃亡とうぼうするが、神かみ獣じゅう白しろガマが封印ふういんされたヤブシラズの森もりでの再さい戦時せんじは変身へんしんして決戦けっせんを挑いどんでくる。
幻まぼろし王丸おうまる
声こえ：森もり功至かつじ（PCエンジン版ばん）/菅沼すがぬま久義ひさよし（Xbox 360版はん）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、 武蔵むさし国こくに登場とうじょう。変身へんしん後ごは「ベリエル」。邪神じゃしん斎ときの長男ちょうなんで、水みず王丸おうまるは弟おとうと。「泥どろ黒くろ鬼おに」「暗くら鉄てつ鬼おに」「銀ぎん老ろう鬼おに」「金きむ剛つよし鬼おに」という四天王してんのうを配下はいかに持もつ。
四天王してんのうと戦たたかわせる際さいは、自じ来らい也たちの体力たいりょくを下さげたり術じゅつを封ふうじるなど様々さまざまな手段しゅだんで妨害ぼうがいしてくるため、苦戦くせんを強しいられることとなる。
当初とうしょは自じ来らい也たちに江戸えどの目前もくぜんにまでやって来きたことを感心かんしんするような余裕よゆうの態度たいどを見みせるが、四天王してんのうが倒たおされ支ささえ城じょうを突破とっぱされていくと次第しだいに怒いかりを露あらわにする。
邪神じゃしん斎とき
声こえ：加藤かとう精三せいぞう（全ぜんメディア共通きょうつう）
大門だいもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりで、江戸えどに登場とうじょう。変身へんしん後ごは「ルシフェラー」。ジパングを支配しはいするためにマサカド復活ふっかつをたくらんだ張本人ちょうほんにん。続編ぞくへんの『天外てんがい魔境まきょうII 卍まんじMARU』にも名前なまえだけ登場とうじょうし、もともとはジパングの大和やまと地方ちほうのイヒカの民みんのひとり「トキ」であり、トキがイヒカの里さとを飛とび出だした理由りゆうが語かたられている。『天外てんがい魔境まきょう 風雲ふううんカブキ伝でん』にも名前なまえだけ登場とうじょうし、大門おおもん教きょうの名なの由来ゆらいが「大門だいもん教きょうはデーモン教きょう」と語かたられている。
Xbox 360版はんでは下記かきのコウモリ夜よる太ふとしが大門おおもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりとして追加ついか設定せっていされたため、大門だいもん教きょう宗主そうしゅとして登場とうじょうすることになる。
PCエンジン版ばんではアクマ族ぞくと名乗なのることからトキがルシフェラーに憑依ひょういされた存在そんざいとされているが、Xbox 360版はんでは大門おおもん教きょうからアクマの力ちからを授さずかったとしており、ルシフェラーにも変身へんしんしないことから憑依ひょういされている設定せっていではないと考かんがえられる。
コウモリ夜よる太ふと
声こえ：茶ちゃ風ふう林りん
Xbox 360版はんで新あらたに登場とうじょう。変身へんしん後ごは「ビッグアイ」。なお、Xbox 360版はんではコウモリ夜よる太ふとしが大門おおもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅの一人ひとりとして追加ついか設定せっていされたため、邪神じゃしん斎ときは大門おおもん教きょう十じゅう三さん人にん衆しゅから除外じょがいされている。
バールダイモン
声こえ：郷里ごうり大輔だいすけ
Xbox 360版はんの最終さいしゅうボスで、異国いこくから来きた大門おおもん教きょうの神かみ。小説しょうせつ版ばんにはPCエンジン版ばん最終さいしゅうボス戦せんのマサカドと同おなじデザインのキャラクターイラストがあり、その名前なまえはマサカドではなくバールダイモンとなっていた。バールの由来ゆらいはバアル、ダイモンはデーモン。

その他た[編集へんしゅう]

コガマ
ガマ仙人せんにんのもとでジライアとともに育そだった蛙かえる。ジライアたちの仲間なかまとなり（NPC）、一度いちど通とおった雲くも切きりの里さとに瞬時しゅんじに移動いどうする「こがま」コマンドが使つかえるようになる。Xbox 360版はんでは登場とうじょうしない代かわりに、町まちを移動いどうする手段しゅだんとして術じゅつ「羽衣はごろも」や奥義おうぎ「蛞蝓なめくじ渡わたり」が登場とうじょうする[注釈ちゅうしゃく 1]。
ホテイ丸まる
声こえ：青野あおの武たけし（全ぜんメディア共通きょうつう）
外国がいこくから来きた宣教師せんきょうし。英語えいご交まじりの独特どくとくの日本語にほんごをしゃべる。発明はつめいを得意とくいとし、行いく先々さきざきでジライアたちの手助てだすけをしてくれる。本ほん作さく以降いこうも天外てんがい魔境まきょうのナンバリングシリーズに登場とうじょうする。
芭蕉ばしょう
声こえ：緒方おがた賢一けんいち
Xbox 360版はんにのみ登場とうじょうする、グロヌシの影かげ老ろうと呼よばれている人物じんぶつ。一時いちじ的てきにジライアに同行どうこうし共どもに戦たたかってくれる。モデルは松尾まつお芭蕉ばしょうであり、イベントシーンで俳句はいくを詠よむこともある。

筑波つくば国こく[編集へんしゅう]

ガマ仙人せんにん
声こえ：宮内みやうち幸平こうへい（PCエンジン版ばん）/八奈見やなみ乗児じょうじ（Xbox 360版はん）
筑波つくば山さんに住すみジライアを育そだてた。
雲くも切きり（くもぎり）
声こえ：加藤かとう精三せいぞう（PCエンジン版ばん）/永井ながい一郎いちろう（OVA版ばん）/江川えがわ央ひさし生せい（Xbox 360版はん）
正義せいぎの盗賊とうぞく集団しゅうだんの親分おやぶんで坂東ばんどう各地かくちに雲くも切きりの里さとを持もつ。火ひの一族いちぞくではないが、大門おおもん教きょうの卑劣ひれつなやり方かたが許ゆるせないという理由りゆうからジライアを手助てだすけする。
かつてはガマ仙人せんにんの下したで修行しゅぎょうをしておりジライアの兄弟子あにでしにあたる。Xbox 360版はんでは盗賊とうぞく行為こういをしたことからガマ仙人せんにんに破門はもんされた設定せっていになっているが、ガマ仙人せんにんへの恩義おんぎは失うしなっておらず、恩義おんぎを返かえすためにジライアを手助てだすけする。小説しょうせつ版ばんのフルネームは「雲くも切ぎり仁左衛門にざえもん（にざえもん）」。
水戸黄門みとこうもん
声こえ：青野あおの武たけし（PCエンジン版ばん）/佐藤さとう正治しょうじ（Xbox 360版はん）
水戸みとを追おわれ土浦つちうらに逃にげてきた先さきの副ふく将軍しょうぐん。
配下はいかにスケさんと駄洒落だじゃれが好すきなカクさんがいる。
ボクデン
声こえ：矢田やた耕司こうじ
一軒家いっけんやに住すむ剣豪けんごう。ジライアに「ボクデン斬ぎり」を伝授でんじゅしてくれる。モデルは塚原つかはら卜伝ぼくでんと思おもわれる。
大だいナマズ
声こえ：宮内みやうち幸平こうへい
ナマズ洞ほらで眠ねむっている巨大きょだいなナマズ。大だいひげぬきを使つかって起おこすと地震じしんを起おこす。
金きむ太ふとし
声こえ：鶴つるひろみ
ジライアに瓜ふり二ふたつで「俺おれも火ひの勇者ゆうしゃだ」と言いって仲間なかまになる（NPC）。その正体しょうたいは変化へんかした子こダヌキ。
大門おおもん教きょうの殺ころし屋やを自称じしょうするが、大たいして強つよくない上うえに負まけたらあっさりと謝あやまり命乞いのちごいをしてくる卑屈ひくつな性格せいかく。
大だいダヌキ
声こえ：佐藤さとう正治しょうじ
ゴーモンにそそのかされて大門おおもん教きょうの悪事あくじを手伝てつだうタヌキ達たちの親玉おやだま。
初戦しょせんで負まけた後のちは命乞いのちごいを装よそおって逃亡とうぼうするが、二に度目どめの戦たたかいで負まけた後のちは自分じぶんたちが間違まちがっていたことを認みとめて、他たの狸たぬきを連つれて山やまに戻もどり今後こんごは影かげから自じ来らい也たちを応援おうえんすることを約束やくそくして去さっていく。

盤ばん毛げ国こく[編集へんしゅう]

ナメクジ仙人せんにん
声こえ：田中たなか康郎やすお（PCエンジン版ばん）/大塚おおつか周夫ちかお（Xbox 360版はん）
300年間ねんかんほこらに住すむ仙人せんにんでツナデを育そだてた師匠ししょう。
トウベイ
声こえ：平野ひらの正人まさと
宇都宮うつのみや町まちの大工だいく。タマモ姫ひめにカラクリ部屋へやを作つくらされた後のち、あぶくま洞ほらに捕とらえられている。
若わかトノ
声こえ：片石かたいし千春ちはる
自称じしょう「勇気ゆうきある若わかトノ」。PCエンジン版ばんでは自分じぶんからは何なにもせず、父ちちである大だいトノの救出きゅうしゅつをジライアに依頼いらいするなど勇気ゆうきのあるような描写びょうしゃは見みられないが、Xbox 360版はんでは玉藻たまも姫ひめの前まえで「玉藻たまも姫ひめに脅おどされている」とジライアに助たすけを求もとめるなどの描写びょうしゃがある。
大だいトノ
声こえ：戸谷とたに公こう次じ
タマモ姫ひめに骨抜ほねぬきにされた挙句あげく、捕とらえられている白川しらかわ城じょう城主じょうしゅ。

陸りく羽わ国こく[編集へんしゅう]

あくろう王おう
声こえ：屋良やら有作ゆうさく（全ぜんメディア共通きょうつう）
多賀城たがじょう城主じょうしゅで鬼おに族ぞくの王おう。息子むすこを人質ひとじちに取とられたためジライアたちに敵対てきたいするが、敗やぶれた後のちは仲間なかま（NPC）となりジライアとともに戦たたかう。
上述じょうじゅつのダンジョウが流出りゅうしゅつさせた溶岩ようがん流りゅうから、自じ来らい也たちを脱出だっしゅつさせる際さいに自みずからを犠牲ぎせいにして命いのちを落おとしたかと思おもわれたが、神かみ獣じゅう白しろネコの力ちからで助たすけられた。
脱出だっしゅつ後ごに多賀城たがじょうを訪たずねるとお礼れい、餞別せんべつとして自じ来らい也の防具ぼうぐ「鬼おに鉢はち金きん」をくれる。
あくろうおうの息子むすこ
声こえ：江森えもり浩子ひろこ（PCエンジン版ばん）/大谷おおや育江いくえ（Xbox 360版はん）
ダンジョウに捕とらえられている。PCE版ばんでは名前なまえは出でてこないが、原案げんあんやXbox 360版はんでは高こう星丸ほしまる（たこうまる）という名前なまえがついている。
白しろヘビ
声こえ：渡辺わたなべ菜生子なおこ
神かみの使つかいの蛇へび。オロチ丸まるについての情報じょうほうなどを教おしえてくれる。
ムサシ
声こえ：矢田やた耕司こうじ
すがゆ温泉おんせんにいる剣豪けんごう。ジライアに「ムサシ斬ぎり」を伝授でんじゅしてくれる。モデルは宮本みやもと武蔵むさしと思おもわれる。
看板娘かんばんむすめ
声こえ：江森えもり浩子ひろこ
すがゆ温泉おんせん宿屋やどやの看板娘かんばんむすめだが、実じつはオロチ丸まるが変装へんそうした姿すがた。

陸奥みちのく国こく[編集へんしゅう]

おカヨ
声こえ：片石かたいし千春ちはる
ミスとさ港みなと。ミイラを倒たおすのに必要ひつような「かんざし」を持もっている。Xbox 360版はんでは陸奥みちのく国こくを救すくうため即そく身み仏ぼとけになる決意けついをした真ま妙みょうを改心かいしんさせるため、ジライアたちに自身じしんのかんざしを届とどけてほしいと依頼いらいする。
お坊ぼうさん（真ま妙みょう）
声こえ：大竹おおたけまこと
土崎つちざき町まちの寺てらにいる坊主ぼうず。おカヨがミスとさ港みなとに選えらばれた記念きねんとして「かんざし」をあげてしまった。Xbox 360版はんでは真ま妙みょうという名ながついており、おカヨと恋仲こいなかであること以外いがいの設定せっていは変かえられている。
おトノ様さま
声こえ：塩沢しおざわ兼人かねと
土崎つちざき町まちの城主じょうしゅ。大門おおもん教きょうによって水みずが汚染おせんされ頭あたまを悩なやませている。
看板娘かんばんむすめ
声こえ：片石かたいし千春ちはる
ざおう温泉おんせんの看板娘かんばんむすめ。すがゆ温泉おんせんの看板娘かんばんむすめとは声こえも容姿ようしも違ちがうが、これもオロチ丸まるの変装へんそうした姿すがたである。
おサエ
声こえ：片石かたいし千春ちはる
もがみの渡わたしの船頭せんどうの娘むすめ。マントーに誘拐ゆうかいされている。
船頭せんどう
声こえ：戸谷とたに公こう次じ
信濃しなの国こくへと渡わたれるもがみの渡わたしの船頭せんどう。娘むすめのおサエが誘拐ゆうかいされているため、船ふねを出だしてくれない。

信濃しなの国こく[編集へんしゅう]

看板娘かんばんむすめ
声こえ：江森えもり浩子ひろこ
かみこうち村むらの看板娘かんばんむすめだが、これもオロチ丸まるの変装へんそう。ヌエを倒たおすための「ヘビの弓矢ゆみや」をくれる。
ジュウベイ
声こえ：戸谷とたに公こう次じ
すわ湖みずうみの村むらに住すむ剣豪けんごう。ジライアに「ジュウベイ斬ぎり」を伝授でんじゅしてくれる。モデルは柳生やぎゅう十兵衛じゅうべえと思おもわれる。
グロヌシ（愚ぐ呂りょ主ぬし）
声こえ：屋良やら有作ゆうさく
武田たけだ信玄しんげんの子孫しそん、タケダ一族いちぞくの勇者ゆうしゃ。塩しおが苦手にがてで塩山しおやまにいるニセ信玄しんげんを倒たおしに行いけず、ジライアの訪問ほうもんを待まっている。

富士ふじ国こく[編集へんしゅう]

オズノ（小角おがく）
声こえ：大竹おおたけ宏ひろし（全ぜんメディア共通きょうつう）
浅間あさま神社じんじゃの大だい神主かんぬし。300年ねん生いきている。Xbox 360版はんではジライアたちに同行どうこうするシーンがある。
マリコ
声こえ：永井ながい真理子まりこ
ごてんば村むらに住すむ姉妹しまいの1人ひとり。父親ちちおやが富士山ふじさんに捕とらえられている。
チサ
声こえ：横山よこやま智佐ちさ
マリコの妹いもうと。父親ちちおやを助たすけ出だしてくれたジライアを応援おうえんするためにファンクラブを作つくるという。

相模さがみ国こく[編集へんしゅう]

アシモト五ご兄弟きょうだい
声こえ：なし(PCエンジン版ばん)/矢尾やお一樹かずき(Xbox 360版はん)
ヤシャ姫ひめに雇やとわれた五いつつ子このオカマの商人しょうにん。あの手てこの手てでジライア一いち行ぎょうから金品きんぴんを巻まき上あげようとする。本ほん作さく以降いこうも天外てんがい魔境まきょうシリーズに多数たすう出演しゅつえんする。PCエンジン版ばんでは音声おんせい付つきの台詞せりふはないが、Xbox 360版はんでは『天外てんがい魔境まきょうII 卍まんじMARU』以降いこうの作品さくひんと同おなじく矢尾やお一樹かずきが声こえを当あてている。
トノ様さま
声こえ：平野ひらの正人まさと
小田原おだわら町まちの殿様とのさまに化ばけているヤシャ姫ひめの手下てしたで正体しょうたいは「モウリョウ」。
なまぐさ坊主ぼうず
声こえ：佐藤さとう正治しょうじ
みうら村むらにいる坊主ぼうず。ツナデとオロチ丸まるが捕とらえられ、1人ひとりとなったジライアの仲間なかまとなる（NPC）。殺生せっしょうを禁きんじられている身みであるため攻撃こうげきはできないが、戦闘せんとう時じには敵てきを追おい払はらってくれる。Xbox 360版はんでは登場とうじょうしていない。

千葉ちば国こく[編集へんしゅう]

千葉ちばシュウサク
声こえ：森もり功至かつじ（PCエンジン版ばん）/高橋たかはし翔しょう（Xbox 360版はん）
天下一てんかいちの剣けんの名人めいじん。ジライアに「シュウサク斬ぎり」を伝授でんじゅしてくれる。モデルは千葉ちば周作しゅうさくか。

武蔵むさし国こく[編集へんしゅう]

月つき姫ひめ
声こえ：鶴つるひろみ（PCエンジン版ばん）/神田かんだ朱しゅ未ひつじ（Xbox 360版はん）
江戸えどのショーグンの娘むすめ。ジライヤたちに江戸えどに危機ききが迫せまってる事ことを伝つたえる。
江戸えどのショーグン
声こえ：銀河万丈ぎんがばんじょう
江戸城えどじょうの将軍しょうぐんであり、坂東ばんどう地方ちほうの統治とうち者しゃでもある。PCエンジン版ばんにおいてはオロチ丸まるの育そだての親おやとなっている。『II』に登場とうじょうする大和やまと地方ちほうの統治とうち者しゃタイクーンはショーグンの弟おとうと。
PCエンジン版ばんでは民みんの安寧あんねいを願ねがうあまり、騙だまされて大門おおもん教きょうに入信にゅうしんしてしまう。Xbox 360版はんでは坂東ばんどう地方ちほうの支配しはいを強固きょうこなものとするために大門おおもん教きょうを利用りようしようと企たくらむ。
後のちに自身じしんが間違まちがっていたことに気きが付ついて、大門おおもん教きょうに反旗はんきを翻ひるがえしたが返かえり討うちにあってしまう。
マサカド
声こえ：野田のだ圭一けいいち（全ぜんメディア共通きょうつう）
PCエンジン版ばんの最終さいしゅうボス。かつてジパングを支配しはいしようとして火ひの一族いちぞくに封印ふういんされた。
Xbox 360版はんではジパングの破壊はかいと殺戮さつりくに及およんだ理由りゆうが明あかされる。

他た機種きしゅ版ばん[編集へんしゅう]

No. タイトル 発売はつばい日び 対応たいおう機種きしゅ 開発元かいはつもと 発売はつばい元もと メディア 型式けいしき 備考びこう
1 天外てんがい魔境まきょう ZIRIA 日本 1992年ねん
 PCエンジンSUPER CD-ROM2 ハドソン ハドソン CD-ROM HCD2037 非売品ひばいひん。内容ないようはCD-ROM2版はんと同一どういつ。
2 天外てんがい魔境まきょう ZIRIA 日本 2004年ねん12月13日にち[1][2]
 FOMA90xシリーズ
（iアプリ） 		ハドソン ハドソン ダウンロード
（PCエンジンコーナー」） 		-
3 天外てんがい魔境まきょう ZIRIA 日本 200511212005年ねん11月21日にち
 BREW対応たいおう機種きしゅ
（EZアプリ） 		ハドソン ハドソン ダウンロード -
4 天外てんがい魔境まきょう ZIRIA〜遥はるかなるジパング〜 日本 2006年ねん3月がつ23日にち[3]
 Xbox 360 ハドソン
レッド・エンタテインメント
スティング（ゲーム部分ぶぶん開発かいはつ） 		ハドソン DVD-ROM - リメイク版ばん
5 天外てんがい魔境まきょう ZIRIA 日本 2006年ねん6月がつ6日にち[4]
 ボーダフォンライブ!
（Vアプリ） 		ハドソン ハドソン ダウンロード -
6 PC Engine Best Collection
天外てんがい魔境まきょうコレクション 		日本 200807312008年ねん7月がつ31日にち
 PlayStation Portable ハドソン ハドソン UMD ULJM-05357 PCエンジン版ばんの移植いしょく
7 天外てんがい魔境まきょう ZIRIA PremiumEdition 日本 2010年ねん6月がつ16日にち[5]
 iアプリ ハドソン ハドソン ダウンロード
（ハドソン★プレミアム） 		- Xbox 360版はんのリメイク版ばん
8 天外てんがい魔境まきょう ZIRIA 日本 201010202010年ねん10月がつ20日はつか
 PlayStation Portable
PlayStation 3
(PlayStation Network) 		ハドソン ハドソン ダウンロード
（ゲームアーカイブス） 		- PCエンジン版ばんの移植いしょく

SUPER CD-ROM2版はん[編集へんしゅう]

PCエンジンDuoの購入こうにゅうキャンペーンとして対象たいしょう者しゃ先着せんちゃく30,000名めいに配布はいふされた非売品ひばいひん[注釈ちゅうしゃく 2]。CD-ROM2版はんをSUPER CD-ROM2対応たいおうソフトとして作つくり直なおした（旧きゅうシステムカード起動きどう時じの警告けいこく画面がめんが追加ついかされた）ものでゲーム内容ないよう自体じたいは同一どういつ。ロード回数かいすうが減へらされているが、引ひき換かえに1回かいの読よみ込こみ時間じかんが4倍ばいになっている[6]。

携帯けいたいアプリ版ばん『天外てんがい魔境まきょう ZIRIA』[編集へんしゅう]

PCエンジン版ばんをベースにしており、ビジュアルシーンはiモーション（ドコモ版ばん）や3GPP2（au版ばん）などで再現さいげんしている。

Xbox 360版はん『天外てんがい魔境まきょう ZIRIA〜遥はるかなるジパング〜』[編集へんしゅう]

ハドソンのXbox 360参入さんにゅう第だい1弾だんソフト。PCエンジン版ばんのリメイク。PCエンジン版ばんで変更へんこう・削除さくじょされた原案げんあん要素ようその一部いちぶも取とり入いれて再さい構築こうちくされている。ゲーム部分ぶぶんの開発かいはつは『II』のGC・PS2版はんを手掛てがけたスティングが担当たんとう。脚本きゃくほんは『カブキ伝でん』『ZERO』などのシリーズ作品さくひんを担当たんとうした荒井あらい弘二こうじ。音楽おんがくはPCエンジン版ばんを手掛てがけた小久保こくぼ隆たかしが担当たんとう。坂本さかもと龍一りゅういちが手掛てがけた楽曲がっきょくはそのまま使用しようされている。

Xbox 360版はんキャスト[編集へんしゅう]

※太字ふとじはPCエンジン版ばんから据すえ置おきで同おなじキャラクターを担当たんとうした声優せいゆう

PCエンジン版ばんからの変更へんこう点てん[編集へんしゅう]

仕様しよう変更へんこう
ゲームの内容ないようの全すべてを修正しゅうせい。
ジライアが全編ぜんぺんにおいて頻繁ひんぱんに喋しゃべるようになった。
グラフィックが2Dから3Dに変更へんこう。戦闘せんとうシーンもパーティーキャラクターが表示ひょうじされるようになり、攻撃こうげきモーションが追加ついかされた。
一部いちぶイベントがアニメーションムービーに描えがき起おこされている。
戦闘せんとうコマンドとして「奥義おうぎ」「召喚しょうかん」「陣形じんけい」「連携れんけい技わざ」などが追加ついかされた。また特技とくぎコマンド「ぬすむ」「うそなき」「ながしめ」が削除さくじょされた。
綱手つなでが自じ来らい也や大蛇おろち丸まるのように、技わざを消費しょうひして巻物まきものを使用しようすることができるようになった。
巻物まきものの名称めいしょうが『II』に準拠じゅんきょしたものに変更へんこうされている。（粉こな火ひ→鬼火おにび、涼風すずかぜ→青あお松まつ、雲くも切きり→宿木やどりぎなど）
預あずかり所しょにおいてお金かねを1両りょう単位たんいから預あづけられるようになった。
敗北はいぼく条件じょうけんが「自じ来らい也が瀕死ひんし状態じょうたいになる」に変更へんこうされ、所持しょじ金きんが半分はんぶんになるペナルティもなくなった。
Xbox Liveに対応たいおうしており、闇やみ闘たたかえ鬼おに会かいの順位じゅんい戦せんの成績せいせきをオンラインランキングに登録とうろくすることができる他ほか、実績じっせき解除かいじょで得えられるゲーマースコアを使つかってオンラインショップ「足下あしもと商店しょうてん」でゲーム中ちゅうに使用しよう可能かのうなアイテムを購入こうにゅうすることができる。
設定せってい変更へんこう
シナリオが大幅おおはばに変更へんこうされており、公式こうしきに「本当ほんとうに作つくりたかった形かたちに大胆だいたんに変更へんこう」とアナウンスされている。PCエンジン版ばんで大幅おおはばな軌道きどう修正しゅうせいにより、タイトル画面がめん後ごのデモシーンでしか使用しようされていない没ぼっセリフが、ゲーム中ちゅうのシナリオに組くみ込こまれている。
ガマ族ぞく・ヘビ族ぞく・ナメクジ族ぞくは火ひの一族いちぞくの分類ぶんるいという設定せっていだけではなく、それぞれガマ・ヘビ・ナメクジの血ちを持もつ半はん獣じゅうの人間にんげん「化か体からだ成山なりやま」の一いち種しゅという設定せっていになっており、三さんすくみ（ガマ族ぞくはヘビ族ぞくが苦手にがて、ヘビ族ぞくはナメクジ族ぞくが苦手にがて、ナメクジ族ぞくはガマ族ぞくが苦手にがて）の属性ぞくせいも存在そんざいする。

携帯けいたいアプリ版ばん『天外てんがい魔境まきょう ZIRIA PremiumEdition』[編集へんしゅう]

2006年ねん3月がつに発売はつばいされたXbox 360向むけRPG『天外てんがい魔境まきょう ZIRIA 〜遥はるかなるジパング〜』をベースにリメイクした作品さくひん。3Dグラフィックから2Dグラフィックになっているが、Xbox 360版はん天外てんがい魔境まきょう ZIRIA〜遥はるかなるジパング〜のゲームシステムやストーリー、アニメーションムービーなどを継承けいしょうしている。村人むらびとなども新規しんきボイスとして追加ついかされるなど完全かんぜんフルボイス化かしている。ストーリーは12章しょうに分わけて配信はいしんされ、追加ついかダンジョンやユーザー動向どうこうにあわせた機能きのう拡張かくちょうなども実施じっし。

開発かいはつ[編集へんしゅう]

ゲーム化かが決きまるまで[編集へんしゅう]

「天外てんがい魔境まきょう」は当初とうしょ、レッドカンパニーの広井ひろい王子おうじ発案はつあんによる「東洋とうよう世界せかいをごちゃ混まぜにした無む国籍こくせきチャンバラ活劇かつげき」という実写じっしゃ映画えいがの企画きかくとしてスタートする。設定せってい構築こうちくを同社どうしゃのあだちひろしが行おこない、主要しゅようキャラクターは江戸えど時代じだいの読本とくほんである『自じ来らい也説話ばなし』『児雷也じらいや豪傑ごうけつ譚たん』の主人公しゅじんこうをモチーフとした自じ来らい也（本来ほんらいの読よみ方かたは「じらいや」だが、ロろーマ字まじ表記ひょうきの視覚しかく性せいを優先ゆうせんして「ZIRIA=ジライア」となった）と、『児雷也じらいや豪傑ごうけつ譚たん』において児雷也じらいやと三さんすくみの関係かんけいにある大蛇おろち丸まる、綱手つなでが設定せっていされた。タイトルは小栗おぐり虫太郎むしたろうの小説しょうせつ『人外じんがい魔境まきょう』にちなんで命名めいめい。企画きかくは1986年ねん夏なつ頃ごろに徳間書店とくましょてんへ持もち込こまれたが没ぼつとなった。

同年どうねん末まつ、今度こんどは東京とうきょうムービー新しん社しゃとの合同ごうどう企画きかくによるアニメ作品さくひんとして再さい構築こうちくすることとなった。この時とき、作品さくひんのビジュアルデザイナーとしてテレコムの若手わかてアニメーターであった辻野つじの寅次郎とらじろうがレッドカンパニーに出向しゅっこう（これをきっかけとして、のちに辻野つじのはレッドカンパニーへと移籍いせき）。辻野つじのがビデオアニメ用ようの企画きかくとして暖あたためていた鬼おに動どう丸まるというキャラクターを主人公しゅじんこうの自じ来らい也のデザインに採用さいよう。しかし最終さいしゅう的てきにはこのアニメ企画きかくも流ながれてしまう（ただし、のちにゲーム版ばんのメディアミックスとして東京とうきょうムービー新しん社しゃの手てによるOVAが制作せいさくされ、アニメ化かは達成たっせいされることとなる）。

その後ご、東京とうきょうムービー新しん社しゃの仲介ちゅうかいでハドソンが紹介しょうかいされ、ゲーム化かの企画きかくへと移行いこうした[注釈ちゅうしゃく 3]。レッドカンパニーがゲーム企画きかくに携たずさわるのは初はじめてのことであり、また元々もともとアニメ用ように作つくられた『天外てんがい魔境まきょう』の企画きかくは当時とうじのゲームソフトには大おおきすぎたが、ハドソンで開発かいはつ中ちゅうであったCD-ROM2であれば形かたちになるかもしれないということで（この段階だんかいではCD-ROM2はおろか、PCエンジンもまだ発売はつばいされていない）、1987年ねん8月がつに正式せいしきにゲーム化かが決定けっていした[注釈ちゅうしゃく 4]。

1987年ねん9月がつ頃ごろより『天外てんがい魔境まきょう ZIRIA』制作せいさくのため、レッドカンパニーにCD-ROM開発かいはつ機材きざいが搬入はんにゅうされ、ハドソンのスタッフが出向しゅっこう[注釈ちゅうしゃく 5]。企画きかくもゲーム用ように改あらためて再さい構築こうちくされた。ジパングの地形ちけいは16世紀せいきのベルギー出身しゅっしんの地理ちり学者がくしゃアブラハム・オルテリウスが世界せかい地図ちず帳ちょうに記しるした世界せかい最古さいこの日本にっぽん地図ちずを原案げんあんとしている。前述ぜんじゅつしたように本ほん作さくはCD-ROM2の開発かいはつと同時どうじ進行しんこうであったため度重たびかさなるハードの仕様しよう変更へんこうがあり、数すう回かいの作つくり直なおしがあった。

第だい1バージョン[編集へんしゅう]

PCエンジンは当時とうじの主流しゅりゅうであったファミコンに比くらべてスプライト機能きのうが強力きょうりょくということを受うけて、頭あたま身みの高たかいキャラクターサイズで制作せいさくされる。しかしプログラム等とうに問題もんだいが多数たすう発生はっせいし、設定せっていを含ふくめて再さい調整ちょうせいとなった（1988年ねん1月がつ頃ごろ）。

第だい2バージョン[編集へんしゅう]

エンカウントした際さいの戦闘せんとうはアクションゲームという「アクションRPG」として制作せいさくされる。キャラクターもデフォルメした頭あたま身みが低ひくいものに変更へんこう。しかし完成かんせい直前ちょくぜんに問題もんだい点てんが続出ぞくしゅつした（1988年ねん8月がつ頃ごろ）。

第だい3バージョン[編集へんしゅう]

1988年ねん11月がつ頃ごろ、当初とうしょの発売はつばい予定よていを過すぎても完成かんせいの目処めどが立たたないため、広井ひろいの大学だいがくの先輩せんぱいであるさくまあきらの『桃太郎ももたろう伝説でんせつ』などに携たずさわった桝田ますだ省治しょうじがスタッフとして加くわわる（取扱とりあつかい説明せつめい書しょのさくまのインタビューでは広井ひろいからの応援おうえん要請ようせいに応こたえて桝田ますだを派遣はけんしたと言いっているが、桝田ますだによれば当時とうじ勤つとめていた広告こうこく代理だいり店てんで本ほん作さくの広告こうこく担当たんとうであり、いつまでも発売はつばい日びが決きまらないため催促さいそくの電話でんわを入いれたのがきっかけで、部外ぶがい者しゃからスタッフとなっていたとのこと[注釈ちゅうしゃく 6]）。

あだち自身じしんが後年こうねん語かたっているが、本ほん作さくのシナリオは「ゲームとして」ではなく「ソフト（作品さくひん）として」面白おもしろいかを第だい一いちに構成こうせいされたものであり[7]、ゲームのような一人称いちにんしょう視点してんで展開てんかいするには不向ふむきなものだった。また、現場げんばにはあだちのシナリオをゲーム用ように修正しゅうせいする専任せんにんのシナリオライターがいなかったため、桝田ますだがシナリオをゲーム用ように手直てなおしした。次つぎにハドソンのオーダーにより戦闘せんとうをオーソドックスなコマンド方式ほうしきへと変更へんこうし、軌道きどう修正しゅうせいされたものが製品せいひん版ばんとして発売はつばいされた。この大幅おおはばな軌道きどう修正しゅうせいで変更へんこう・削除さくじょされる前まえの原案げんあんの要素ようそは、一部いちぶが製品せいひん版ばんのタイトル画面がめん後ごのデモに収録しゅうろくされているほか、あだちの小説しょうせつ版ばんやXbox 360のリメイク版ばんで活用かつようされている。

音楽おんがく[編集へんしゅう]

本ほん作さくの音楽おんがくプロデュースを坂本さかもと龍一りゅういちが担当たんとうすることになった経緯けいいについては、当時とうじハドソン所属しょぞくだった岩崎いわさき啓あきら眞しんが、後のちに「関係かんけい者しゃに聞きいた話はなし」として次つぎのようにまとめている[8]。

1986年ねんの年末ねんまつ、もしくはその翌年よくねんの初頭しょとう頃ごろ（なお高橋たかはし名人めいじんは「1985年ねんの秋あきを過すぎた頃ころ」としている[9]）、当時とうじゲーム音楽おんがくに興味きょうみを抱だいていた坂本さかもとがハドソン東京とうきょうオフィスを見学けんがくに訪おとずれた。その際さいは「坂本さかもとさんの考かんがえているゲーム音楽おんがくとファミコンで実装じっそう出来できる音楽おんがくに開ひらきが有ありすぎた」ため、すぐに曲きょくを依頼いらいするという話はなしにはならなかったものの[9]、「CD-ROMなら生音なまおとでゲーム音楽おんがくが制作せいさくできる」ことから、ハドソン側がわが将来しょうらい的てきな話はなしとして坂本さかもとに口約束くちやくそく的てきな形かたちで曲きょくを依頼いらいし、坂本さかもとがこれを了承りょうしょうしたことで、本ほん作さくに坂本さかもとの曲きょくが使つかわれることになったという。その直後ちょくご、坂本さかもとが音楽おんがくを担当たんとうした映画えいが『ラストエンペラー』が大だいヒットしたため坂本さかもとのギャラも高騰こうとうしたが、本ほん作さくについては映画えいが公開こうかい前まえに話はなしがついていたため「お友達ともだち価格かかく」で請うけ負おってもらえた[8]。

音楽おんがく[編集へんしゅう]

サウンドトラック[編集へんしゅう]

『天外てんがい魔境まきょう 自じ来らい也おぼろ変へん 映像えいぞう的てき電子でんし蓄音盤ばん』（1990年ねん8月がつ21日にち発売はつばい、ビクター音楽おんがく産業さんぎょう）
OVA版ばんのサウンドトラック。
『天外てんがい魔境まきょう ヒストリー・パーフェクト・グラフィティ』（1993年ねん12月21日にち発売はつばい、NECアベニュー）
OVA版ばん、『天外てんがい魔境まきょうII 卍まんじMARU』、『天外てんがい魔境まきょう 風雲ふううんカブキ伝でん』からピックアップされた曲きょくを収録しゅうろく。
『ハドソンCD-ROM2音楽おんがく全集ぜんしゅう』
CD-ROM2用ようソフト『うる星せいやつら STAY WITH YOU』（CD付属ふぞく版ばん）に同どう梱こりされていたもの。ハドソンのCD-ROM2ゲームのBGMが複数ふくすう収録しゅうろくされており、その中なかに坂本さかもと龍一りゅういちが作曲さっきょくした本ほん作さくのBGMが3曲きょく収録しゅうろくされている。

スタッフ[編集へんしゅう]

PCエンジン版ばん
  • 企画きかく：工藤くどう裕司ゆうじ
  • 製作せいさく総そう指揮しき：工藤くどう浩ひろし
  • プロデューサー：大里おおさと幸夫ゆきお、清水しみず始はじめ、今井いまい丈雄たけお
  • 原作げんさく：P.H.チャダ（『FAR EAST OF EDEN』より）
  • 脚本きゃくほん：あだちひろし（Xbox 360版はん：荒井あらい弘二こうじ）
  • 音楽おんがくプロデュース：坂本さかもと龍一りゅういち
  • 美術びじゅつ監督かんとく：辻野つじの寅次郎とらじろう
  • グラフィック監修かんしゅう：岡本おかもと敏郎としお、進藤しんどう司つかさ
  • 原画げんが：辻野つじの芳輝よしき、堤つつみ八郎はちろう、相あい庭にわよた郎ろう
  • 背景はいけい：アトリエ・ラスコー
  • 音楽おんがく監督かんとく：中神なかがみ紀之のりゆき
  • 音楽おんがく：小久保こくぼ隆たかし、成田なりた忍しのぶ、荒あら殿どの卓たく、越水こしみず淳あつし、松本まつもとかよ、山口やまぐち高志たかし
  • マニピュレーター：小原おはら肇はじめ、守まもり尾お崇たかし
  • 助監督じょかんとく：内村うちむら享とおる人じん、小林こばやし正樹まさき、高山たかやま昌也まさや
  • システム・プログラム：三上みかみ哲あきら、菊池きくち賢次けんじ
  • ゲーム・プログラム：中田なかた伸一しんいち、山森やまもり正和まさかず
  • サウンド・プログラム：滝本たきもと利昭としあき、星ほし恵太けいた、岩淵いわぶち貴幸たかゆき、高橋たかはし克かつ昇のぼり
  • マップ・デザイン：藤本ふじもと佳代かよ、久保くぼ久ひさ
  • アニメーション・デザイン：進藤しんどう司つかさ、佐藤さとう裕ひろし、岡田おかだ寿夫としお、武田たけだ真理まり
  • 動画どうが：岡本おかもと敏郎としお、松浦まつうら浩司こうじ、輪島わじま智美ともみ、佐々木ささき伸しん、藤井ふじい康博やすひろ
    • SIFCA CORPORATION - 伊藤いとう寿仁としひと、大坪おおつぼ三栄子みえこ
    • RED - 水谷みずたに謙之けんじ介かい、相あい庭にわ博人ひろと
  • スーパーバイザー：中本なかもと伸一しんいち、小林こばやし敬たかし樹じゅ、笹川ささかわ敏幸としゆき、飛田ひだ雅宏まさひろ
  • テクニカル・スタッフ：野沢のざわ勝広かつひろ、本ほん迫さこ芳夫よしお、小山こやま俊典としのり、松下まつした和裕かずひろ
  • スペシャル・サンクス：高野たかのエマ、広井ひろい栄二えいじ、野田のだ一行いっこう、吉川よしかわ雄二ゆうじ、家いえ入いれ多た佳けい文ぶん、湯沢ゆざわ一はじめ毅あつし、水谷みずたに健けん、まきのこうじ、桑原くわばら美生みお、福田ふくだ正和まさかず
  • 協力きょうりょく：青あお二にプロダクション、音響おんきょうハウス、キャブ、サンプロデュース、スタジオイオン、ティックタックパブリッシャー、東京とうきょうムービー新しん社しゃ、トラフィコ、ミュージカル・プラン
  • 総そう監督かんとく：広井ひろい王子おうじ

評価ひょうか[編集へんしゅう]

評価ひょうか
レビュー結果けっか
媒体ばいたい結果けっか
ファミ通ふぁみつう30/40点てん (PCE)[10]
（シルバー殿堂でんどう）
マル勝しょうPCエンジン30/40点てん (PCE)
PC Engine FAN25.67/30点てん (PCE)[11]
（総合そうごう8位い）
GAME Watch肯定こうてい的てき（iアプリ）[12]
PCエンジン版ばん
ゲーム誌し『ファミコン通信つうしん』の「クロスレビュー」では7・8・8・7の合計ごうけい30点てん（満まん40点てん）でシルバー殿堂でんどう入いりを獲得かくとく[10]、『マル勝しょうPCエンジン』では9・6・8・7の合計ごうけい30点てん（満まん40点てん）、『PC Engine FAN』の読者どくしゃ投票とうひょうによる「ゲーム通信つうしん簿ぼ」での評価ひょうかは以下いかの通とおりとなっており、25.67点てん（満まん30点てん）となっている[11]。 また、この得点とくてんはPCエンジン全ぜんソフトの中なかで8位い（485本ほん中ちゅう、1993年ねん時点じてん）となっている[11]。同どう雑誌ざっし1993年ねん10月がつ号ごう特別とくべつ付録ふろくの「PCエンジンオールカタログ'93」では「基本きほん的てきにはフィールドを歩あるいていくタイプのRPGで、通常つうじょうと戦闘せんとうの2つのコマンドがあり、戦闘せんとうコマンドでは『ぬすむ』などの特殊とくしゅコマンドはキャラによって変化へんかする。CD-ROM2初はつのRPGだ」と紹介しょうかいされている[11]。
項目こうもく キャラクタ 音楽おんがく 操作性そうさせいわる 熱中ねっちゅう度ど お買かい得度とくど オリジナリティ 総合そうごう
得点とくてん 4.50 4.47 4.18 4.49 3.93 4.11 25.67
iアプリ版ばん『天外てんがい魔境まきょう ZIRIA PremiumEdition』
ゲーム情報じょうほうサイト『GAME Watch』にてライターの山科やましな明あきら之これ進しんは、完全かんぜんフルボイス化かに関かんして「ここまで徹底てっていしたフルボイスのRPGというのは、ハードや年代ねんだいの区別くべつなく見みても筆者ひっしゃの記憶きおくにはない」、「名なもなきキャラクターたちの背景はいけいにある“ドラマ”が感かんじられるようになった。フルボイスが単たんなる技術ぎじゅつ力りょくのアピールだけで終おわっていない」と演出えんしゅつ面めんを含ふくめて絶賛ぜっさんしたが、「会話かいわの開始かいし時じわずかに間あいだが空あいてしまう。装備そうび品ひんやアイテムの購入こうにゅう時じなど、何なん度ども同おなじセリフを聞きかねばならない状況じょうきょうでは、特とくにもどかしく感かんじられた」と若干じゃっかんの問題もんだい点てんを指摘してきした[12]。また、移植いしょく度どに関かんしては「古ふるくから日本人にっぽんじんに愛あいされてきた世界せかい観かんやキャラクターを活いかして、独特どくとくな和風わふうファンタジーの世界せかいを構築こうちくしている。物語ものがたりの壮大そうだいさやボリュームは、モバイルに移植いしょくされてもまったくスケールダウンしていない」と肯定こうてい的てきに評価ひょうかし、携帯けいたい電話機でんわき用ようとしてのアレンジに関かんして「スピードアップとともにバランス調整ちょうせいもされており、モバイルのインターフェイスにフィットしたテンポのよさを実現じつげんしている。モバイルゲーマーのニーズに上手うまく応こたえている点てんは素晴すばらしい」と絶賛ぜっさんした[12]。

関連かんれん作品さくひん[編集へんしゅう]

本ほん作さくに直接ちょくせつ関係かんけいする作品さくひんのみ。続編ぞくへんやシリーズ作品さくひんとそれらの関連かんれん作品さくひんは「天外てんがい魔境まきょう」および各かくゲームタイトルの記事きじを参照さんしょうのこと。

ゲームブック[編集へんしゅう]

『天外てんがい魔境まきょう 魔ま城じょうの聖戦せいせん』（1989年ねん10月がつ12日にち発売はつばい、双葉社ふたばしゃ）
著ちょ：樋口ひぐち明雄あきお

小説しょうせつ[編集へんしゅう]

『天外てんがい魔境まきょう FAR EAST OF EDEN』（1989年ねん11月1日にち発売はつばい、角川書店かどかわしょてん）
著ちょ：P.H.チャダ、編へん訳やく：あだちひろし、編集へんしゅう：レッドカンパニー
『天外てんがい魔境まきょう（2） 大門だいもん招来しょうらい編へん 上じょうの巻まき』（1991年ねん5月がつ1日にち 角川書店かどかわしょてん）
著ちょ：P.H.チャダ、編へん訳やく：あだちひろし、編集へんしゅう：レッドカンパニー
『天外てんがい魔境まきょう（3） 大門だいもん招来しょうらい編へん 下かの巻まき』（1991年ねん11月1日にち、角川書店かどかわしょてん）
著ちょ：P.H.チャダ、編へん訳やく：あだちひろし、編集へんしゅう：レッドカンパニー

ムック[編集へんしゅう]

『天外てんがい魔境まきょう ビデオ&ゲーム大だい集成しゅうせい』（1990年ねん10月がつ20日はつか発売はつばい、角川書店かどかわしょてん）
OVA版ばんの紹介しょうかいを中心ちゅうしんに「天外てんがい魔境まきょう」の設定せっていや制作せいさく裏話うらばなしなどを掲載けいさいしたムック。

OVA[編集へんしゅう]

『天外てんがい魔境まきょう 自じ来らい也おぼろ変へん』
VHS：『上之うえの巻まき』1990年ねん7月がつ27日にち発売はつばい、『下之したの巻まき』1990年ねん8月がつ24日にち発売はつばい 発売はつばい元もと：タカラ
DVD：PS2用ようソフト『天外てんがい魔境まきょうIII NAMIDA〜宝たから箱ばこ（デラックスパック）〜』（特別とくべつ限定げんてい版ばん）の付属ふぞく特典とくてん
  • 主題歌しゅだいか「FAR EAST OF EDEN」
作詞さくし：広井ひろい王子おうじ、作曲さっきょく：田中たなか公平こうへい、編曲へんきょく：岩崎いわさき文紀ふみのり、歌うた：ギャロップ（伊倉いくら一恵かずえ、神代かみしろ知衣ちえ、坂本さかもと千夏ちなつ）
  • 挿入歌そうにゅうか「天外てんがい魔境まきょう ZIRIA」
作詞さくし：広井ひろい王子おうじ、作さく・編曲へんきょく：岩崎いわさき文紀ふみのり、歌うた：岩田いわた光央みつおwithギャロップ

OVA版ばんスタッフ[編集へんしゅう]

  • 原画げんが：兵頭ひょうどう敬たかし、福地ふくち信之のぶゆき、槌づち田幸たこう一いち、鈴木すずき寿美としみ、佐藤さとう千春ちはる、山崎やまざき唯ゆい文ぶん、寺尾てらお充たかし知江ともえ、森下もりした圭介けいすけ、小林こばやし勝利かつとし、鳥居とりい愛あい緒いとぐち、半田はんだ由利ゆり、桑野くわの佳子けいこ、武藤むとう照美てるみ、手塚てづか寛子ひろこ、板野いたの方子のりこ、小田おだ多恵子たえこ、高見たかみ明男あきお、大久保おおくぼ政雄まさお、平松ひらまつ禎ただし史し
  • 動画どうが：岡本おかもと利和としかず、黒沢くろさわ裕一ひろいち、東條とうじょう健次けんじ、苫とま政三まさぞう、浜はま佳代子かよこ、青野あおの由起ゆき　（スタジオ・ブーメラン）、岩上いわかみ由ゆかり武たけ、飯塚いいづか和行かずゆき、松井まつい芳彦よしひこ、上津かみづ達也たつや、田口たぐち広一ひろかず　（中村なかむらプロダクション）、中村なかむら暢夫のぶお、福井ふくい明博あきひろ、須田すだ直弥なおや、白川しらかわ悦子えつこ、遠田えんだ哲也てつや　（マジック・バス）、手島てじま勇人はやと、近藤こんどう伸しん隆たかし、星ほし勲いさお&ECHO-PRO　（スタジオ・九きゅう魔ま）、楠くすのき知津子ちづこ、柴田しばた春美はるみ、葦あしプロダクション
  • 動画どうがチェック：岡本おかもと静香しずか
  • 仕上しあげ：すずきのりかた、根本ねもと圭子けいこ、鈴木すずき聰子さとこ、武富たけとみ裕典ひろのり、霞かすみ崎さき清美きよみ、船田ふなだ美智子みちこ、谷森たにもり美紀みき　（スズキ動画どうが企画きかく）、野口のぐち稔みのる&ECHO-PRO　（スタジオ・九きゅう魔ま）、竹たけ若わか信彦のぶひこ、金木かなぎ啓子けいこ、中村なかむら安男やすお、奥田おくだ美紀みき、松田まつだ淑よし宏ひろし、三沢みさわ厚子あつこ、富田とみた恭子きょうこ、スタジオ・マリーン、マジック・バス
  • 色いろ指定してい：小林こばやし照美てるみ
  • 背景はいけい：池上いけがみみどり、樋口ひぐち尚子しょうこ、伊藤いとう陽子ようこ　（アトリエ・ラスコー）、村上むらかみ律子りつこ、金きむ元永もとなが、須藤すとう栄子えいこ　（スタジオ・九きゅう魔ま）、飯島いいじま由紀子ゆきこ、竜りゅう池いけ昇のぼる
  • 撮影さつえい：小林こばやし潔きよし、長谷川はせがわ肇はじめ、小林こばやし健一けんいち、金井かない弘ひろし、西山にしやま仁ひとし、小川おがわ隆久たかひさ、白尾しらお仁志ひとし、市野いちの塚づか一成いっせい、芳野よしの篤あつし、坂井さかい美香みか、大崎おおさき恭子きょうこ、伊藤いとう敦子あつこ、根本ねもと超ちょう、早瀬はやせ千加ちか代だい　（トムス・フォト）、新しん矢や秀和しゅうわ、藪田やぶた順二じゅんじ、吉本よしもと享とおる弘ひろし、榊原さかきばら広ひろ、斎藤さいとう秋男あきお　（旭あさひプロダクション）
  • 音響おんきょう効果こうか：横山よこやま正和まさかず
  • 整せい音おん：大城おおしろ久典ひさのり
  • 録音ろくおん制作せいさく：オーディオ・プランニング・ユー
  • 録音ろくおんスタジオ：A・P・Uスタジオ
  • 音楽おんがくレコーディング・コーディネイト：佐々木ささき史朗しろう
  • 音楽おんがく制作せいさく：ビクター音楽おんがく産業さんぎょう株式会社かぶしきがいしゃ
  • 絵えコンテ：島崎しまざき大だい基もと
  • 助監督じょかんとく：山本やまもと深ふかし幸こう
  • 作画さくが監督かんとく補ほ：平松ひらまつ禎ただし史し、阿部あべ純子じゅんこ
  • ネガ編集へんしゅう：鶴づる渕ふち和子わこ
  • タイトル：高こう具ぐ秀雄ひでお、田上たうえ淑子としこ
  • 文芸ぶんげい担当たんとう：小野田おのだ博之ひろゆき、松元まつもと文一ぶんいち
  • 制作せいさく担当たんとう：吉岡よしおか昌あきら仁ひとし
  • 制作せいさく進行しんこう：小島こじま哲あきら、小幡おばた志こころざし之の
  • 現像げんぞう：東京現像所とうきょうげんぞうしょ
  • 製作せいさく：タカラ、角川かどかわメディア・オフィス、東京とうきょうムービー新しん社しゃ

OVA版ばんキャスト[編集へんしゅう]

  • 自じ来らい也：岩田いわた光央みつお
  • 大蛇おろち丸まる：塩沢しおざわ兼人かねと
  • 綱手つなで：江森えもり浩子ひろこ

（以下いかノンクレジット）

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 正確せいかくにはそれぞれ「今いまいる国くににおいて自じ来らい也の行おこなったことのある大おおきな町まちに飛とぶ（羽衣はごろも）」「綱手つなでの行おこなったことのある大おおきな町まちに国くにを越こえて飛とべる（蛞蝓なめくじ渡わたり）」という内容ないようになっている。
  2. ^ 実際じっさいには余剰よじょう品ひんが市場いちば放出ほうしゅつされ中古ちゅうこソフトとして秋葉原あきはばら等とうで単体たんたい販売はんばいもされた。
  3. ^ 『PCエンジンカプセル特別とくべつ版ばん 天外てんがい魔境まきょう 風雲ふううんカブキ伝でん 出撃しゅつげきの書しょ』（小学館しょうがくかん）のムックに記載きさいされた広井ひろいの記述きじゅつによると、レッドカンパニーが手てがけた食玩しょくがんシリーズ『ネクロスの要塞ようさい』のヒットを見みたハドソンからレッドカンパニーに直接ちょくせつ「『ネクロスの要塞ようさい』のような企画きかくをゲームとして作つくって欲ほしい」というオファーがあったとされているが、『天外てんがい魔境まきょう ビデオ&ゲーム大だい集成しゅうせい』（角川書店かどかわしょてん）に掲載けいさいされたあだちの手書てがきによる当時とうじの社内しゃない回覧かいらん板ばんでは「ハドソン、東京とうきょうムービーの線せんでまずゲームを作つくる線せんから話はなしが始はじまっている」との記述きじゅつがある。
  4. ^ 契約けいやく締結ていけつの交換こうかん条件じょうけんとして、レッドカンパニーがサンライズに出だしていたがタカラ以外いがいにスポンサーが見みつからず没ぼつへと傾かたむきかけていたアニメ企画きかく『魔神まじん英雄えいゆう伝でんワタル』のスポンサーにハドソンがついた。
  5. ^ 当時とうじのレッドカンパニー事務所じむしょでは手狭てぜまだったため、ハドソンの出資しゅっしにより浅草あさくさの五ご階かい建だてビルを丸まるごと借かりて引ひっ越こしている。
  6. ^ 本ほん作さくをきっかけに桝田ますだはサラリーマンからゲームクリエイターへと転身てんしんすることになった。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ “900i、901iシリーズ向むけ「天外てんがい魔境まきょうZIRIA」” (日本語にほんご). ITmedia Moblie. アイティメディア (2004年ねん12月13日にち). 2019年ねん6月がつ9日にち閲覧えつらん。
  2. ^ 太田おおた亮三りょうぞう (2004年ねん12月13日にち). “ハドソン、FOMAのPCエンジンコーナーに「天外てんがい魔境まきょうZIRIA」” (日本語にほんご). ケータイ Watch. インプレス. 2019年ねん6月がつ9日にち閲覧えつらん。
  3. ^ 滝沢たきざわ修おさむ (2006年ねん3月がつ13日にち). “ハドソン、「天外てんがい魔境まきょう」シリーズの原点げんてんをリメイク。Xbox 360「天外てんがい魔境まきょう ZIRIA ～遥はるかなるジパング～」” (日本語にほんご). GAME Watch. インプレス. 2019年ねん6月がつ9日にち閲覧えつらん。
  4. ^ “ハドソンが怒濤どとうの6タイトル配信はいしん！　 『天外てんがい魔境まきょう ZIRIA』も！” (日本語にほんご). ファミ通ふぁみつう.com. KADOKAWA (2006年ねん6月がつ6日にち). 2019年ねん6月がつ9日にち閲覧えつらん。
  5. ^ 中野なかの信二しんじ (2010年ねん6月がつ14日にち). “ハドソン、iモード「天外てんがい魔境まきょうZIRIA Premium Edition」。” (日本語にほんご). GAME Watch. インプレス. 2019年ねん6月がつ9日にち閲覧えつらん。
  6. ^ 高橋たかはし名人めいじんのブログ2009年ねん12月23日にち記事きじ
  7. ^ GC版はん『天外てんがい魔境まきょうII MANJIMARU』初回しょかい特典とくてんの付属ふぞく小しょう冊子さっし『覚醒かくせい之これ書しょ』より。
  8. ^ a b @snapwithのツイート（2023年ねん4月がつ3日にち）
  9. ^ a b 坂本さかもと龍一りゅういちさん、ご冥福めいふくをお祈いのりいたします - 高橋たかはし名人めいじん 16連射れんしゃのつぶやき・2023年ねん4月がつ3日にち
  10. ^ a b “天外てんがい魔境まきょう ZIRIA まとめ ［PCエンジン］” (日本語にほんご). ファミ通ふぁみつう.com. KADOKAWA CORPORATION. 2018年ねん4月がつ21日にち閲覧えつらん。
  11. ^ a b c d 「10月がつ号ごう特別とくべつ付録ふろく PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第だい6巻かん第だい10号ごう、徳間書店とくましょてん、1993年ねん10月がつ1日にち、44頁ぺーじ。 
  12. ^ a b c 山科やましな明あきら之これ進しん (2010年ねん7月がつ5日にち). “モバイルゲームレビュー「天外てんがい魔境まきょうZIRIA Premium Edition」” (日本語にほんご). GAME Watch. インプレス. 2019年ねん6月がつ9日にち閲覧えつらん。

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