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平家ひらか物語ものがたり

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平家ひらか物語ものがたり祇園ぎおん精舎しょうじゃ

平家ひらか物語ものがたり』(へいけものがたり)は日本にっぽんにおける作者さくしゃしょう軍記物語ぐんきものがたりである。鎌倉かまくら時代ときよ成立せいりつしたとされ、平家ひらか栄華えいが没落ぼつらく武士ぶし階級かいきゅう台頭たいとうなどがえがかれている。

概要がいよう

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平家ひらか物語ものがたり

もとらんおよび平治へいじらん勝利しょうりした平家へいけやぶれたみなもと対照たいしょうてき姿すがた、その源平げんぺいたたかから平家へいけ滅亡めつぼう、そして没落ぼつらくしはじめた平安へいあん貴族きぞくあらたに台頭たいとうした武士ぶしたちの人間にんげん模様もようなどをえがいた。「祇園ぎおん精舎しょうじゃかねこえ……」の有名ゆうめいしでもひろられている。

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平家ひらか物語ものがたりという題名だいめい後年こうねん呼称こしょうであり、当初とうしょは『もと物語ものがたり』や『平治へいじ物語ものがたり』と同様どうように、合戦かっせん本格ほんかくした『うけたまわ物語ものがたり』(じしょうものがたり)とばれていたと推測すいそくされているが、確証かくしょうはない。

正確せいかく成立せいりつ時期じきかっていないものの、じん元年がんねん1240ねん)に藤原ふじわら定家さだいえによって書写しょしゃされた『へいはん』(平信へいしんはん日記にっき)の紙背しはい文書ぶんしょに「うけたまわ物語ものがたりろくかんごう平家へいけこうあいだ書写しょしゃこう也」とあるため、それ以前いぜん成立せいりつしたとかんがえられている。しかし、『うけたまわ物語ものがたり』が現存げんそん平家へいけ物語ものがたりにあたるかという問題もんだいのこり、確実かくじつということはできない。すくなくとものべけいほんほん奥書おくがきのべけい2ねん1309ねん以前いぜんには成立せいりつしていたものとかんがえられている。

作者さくしゃ

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作者さくしゃについては不明ふめいであり、古来こらいおおくのせつがある。現存げんそん最古さいこ記述きじゅつ鎌倉かまくら末期まっきの『徒然草つれづれぐさ』(兼好けんこう法師ほうしさく)で、信濃しなのぜんつかさ行長ゆきなが(しなののぜんじゆきなが)なる人物じんぶつ平家ひらか物語ものがたり作者さくしゃであり、なまほとけ(しょうぶつ)という盲目もうもくそうおしえてかたにしたとする[ちゅう 1]

後鳥羽ごとばいん信濃しなのぜんつかさ行長ゆきなが稽古けいこほまれありけるが(中略ちゅうりゃく)この行長ゆきなが入道にゅうどう平家へいけ物語ものがたりつくりて、なまふつといひける盲目もうもくきょうへて、かたらせけり。」

そのにも、なまふつ東国とうごく出身しゅっしんであったので、武士ぶしのことやせんはなしなまふつ自身じしん直接ちょくせつ武士ぶしたずねて記録きろくしたことや、さらにはなまほとけ後世こうせい琵琶びわ法師ほうしとの関連かんれんまでべているなど、その記述きじゅつじつ詳細しょうさいである。

この信濃しなのぜんつかさ行長ゆきながなる人物じんぶつは、九条くじょうけんつかえていたいえで、中山なかやま藤原ふじわら中納言ちゅうなごんあらわときまごである下野しものまもる藤原ふじわら行長ゆきながではないかと推定すいていされている[よう出典しゅってん]。また、『尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく』や『醍醐だいござつしょう』『平家ひらか物語ものがたり闕剣まき』では、やはりあらわまごにあたる葉室はむろ時長ときなが(はむろときなが、藤原ふじわら)が作者さくしゃであるとされている。なお、藤原ふじわら行長ゆきながとするせつでは「信濃しなのぜんつかさ下野げやぜんつかさあやまり」としているが、『徒然草つれづれぐさ』では同人どうじんを「信濃しなの入道にゅうどう」ともしるしている(信濃しなのぜんつかさ行長ゆきなが=信濃しなの入道にゅうどう=行長ゆきなが入道にゅうどう)。

そのため信濃しなのえんのある人物じんぶつとして、親鸞しんらん高弟こうてい法然ほうねん門下もんか西にしふつというそうとするせつがある[よう出典しゅってん]。この西にしぼとけは、大谷おおや本願寺ほんがんじかんらくてら長野ながのけん篠ノ井しののい塩崎しおざき)の縁起えんぎによると、信濃しなのこくぞく滋野しげのながれを海野うみの小太郎こたろうさいわいちかし息子むすこ幸長よしなが(または通広みちひろ)とされており、大夫たいふぼうさとしあきら木曾きそ義仲よしなか軍師ぐんしとして、この平家へいけ物語ものがたりにも登場とうじょうする人物じんぶつであるが、海野うみの幸長よしながさとしあきら西にしほとけどう一人物いちじんぶつとするせつ伝承でんしょうのみで、史料しりょうてき裏付うらづけはない。

しょほん

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壇ノ浦だんのうらたたか(1185ねん

現存げんそんしているしょほんは、つぎ系統けいとうけられる。

  • 盲目もうもくそうとしてられる琵琶びわ法師ほうしとうみちぞくする盲人もうじん音楽家おんがくか検校けんぎょうなど)が日本にっぽん各地かくちめぐって口承こうしょうつたえてきたかたほんかたけいとうみちけいとも)の系統けいとうぞくするもの。
  • ものとして増補ぞうほされたほん増補ぞうほけいとうみちけいとも)系統けいとうのもの。

かたほんけい

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かたほんけい八坂はっさかりゅうけいしろかたほん)と一方いっぽうかたりゅうけいさとし一本いっぽん)とにけられる。

八坂やさかりゅうけいしょほんは、平家へいけよんだい滅亡めつぼうわる、いわゆる「断絶だんぜつ平家へいけじゅうかんほんである。一方いっぽう一方いっぽうながれけいしょほん壇ノ浦だんのうらうみげながらたすけられ、出家しゅっけした建礼門院けんれいもんいん念仏三昧ねんぶつざんまいごす後日ごじつだんや、侍女じじょ悲恋ひれん物語ものがたりである「灌頂ちょう」がある。

平曲へいきょく

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かたほんとうみちぞくする盲目もうもく琵琶びわ法師ほうしによって琵琶びわきながらかたられた。これを「平曲へいきょく」とぶ。ここでいう「かたる」とは、ふしけてうたうことで、内容ないよう叙事じょじてきなので「うたう」とわずに「かたる」というのである。これに使つかわれる琵琶びわ平家琵琶へいけびわび、構造こうぞうらく琵琶びわおなじで、小型こがたのものがおおもちいられる。なお、近世きんせい以降いこう成立せいりつした薩摩琵琶さつまびわ筑前ちくぜん琵琶びわでも平家へいけ物語ものがたり取材しゅざいしたきょく多数たすう作曲さっきょくされているが、音楽おんがくてきにはまったべつのもので、これらを平曲へいきょくとはばない。

平曲へいきょく流派りゅうはとしては当初とうしょ八坂はっさかりゅう伝承でんしょうしゃは「しろ」の継承けいしょう)と一方いっぽうながれ伝承でんしょうしゃは「いち」の継承けいしょう)の2りゅう存在そんざいした。八坂はっさかりゅうはやくにおとろえ、現在げんざいではわずかに「おとずれつき(つきみ)」の一句いっくつたえられているのみである。一方いっぽうりゅう江戸えど時代じだい前田まえだりゅう波多野はたのりゅうかれた。波多野はたのりゅう当初とうしょからふるわず、前田まえだりゅうのみさかえた。安永やすなが5ねん1776ねん)には名人めいじんうたわれた荻野おぎの検校けんぎょう荻野おぎの知一ともかず検校けんぎょう)が前田まえだりゅうほん集大成しゅうたいせいして『平家ひらかただしぶし』(へいけまぶし)を完成かんせいさせ、以後いご同書どうしょ前田まえだりゅう定本ていほんとなった。

明治維新めいじいしん江戸えど幕府ばくふ庇護ひごはなれたとうみち解体かいたいしたため、平曲へいきょく伝承でんしょうするもの激減げきげんした。昭和しょうわには宮城みやぎけん仙台せんだい館山たてやまかぶとうま(1894年生ねんせい~1989ねんぼつ)、愛知あいちけん名古屋なごや荻野おぎの検校けんぎょうながれを井野川いのかわ幸次こうじ三品みしな正保まさやす土居どいさき正富まさとみの3検校けんぎょうだけとなり、しかも全段ぜんだんかたれるのは晴眼せいがんしゃであった館山たてやまのみとなっていた。平曲へいきょくくに記録きろく作成さくせいとう措置そちこうずべき無形むけい文化財ぶんかざい選択せんたくされて保護ほご対象たいしょうとなっており、それぞれの弟子でしげい伝承でんしょうしている。

2018ねん平成へいせい30ねん時点じてんではさんひん検校けんぎょう弟子でしである今井いまいつとむ生存せいぞんしているだけで、今井いまい弟子でしはいない状況じょうきょうである。平曲へいきょくにまつわる文化ぶんか研究けんきゅう伝承でんしょうするため、武蔵野音楽大学むさしのおんがくだいがくこもでん治子はるこらにより「平家ひらかかた研究けんきゅうかい」が2015ねん発足ほっそく。かつてはやく200きょくあったとされるうち現在げんざいまでつたわる8きょく録音ろくおん研究けんきゅう地歌じうた筝曲演奏えんそうによる平曲へいきょく公演こうえんなどをおこなっている[2]

平曲へいきょく発生はっせいとして、東大寺とうだいじ大仏だいぶつ開眼かいがん供養くよう盲目もうもくそうまでさかのぼることが『日本にっぽん芸能げいのうとうかれているが、平曲へいきょく音階おんかいわりから、天台宗てんだいしゅう大原おおはらりゅう声明せいめい(しょうみょう)の影響えいきょう発生はっせいしたものとかんがえるせつ妥当だとう判断はんだんされる。また、平曲へいきょく娯楽ごらく目的もくてきではなく、鎮魂ちんこん目的もくてきかたられたということが本願寺ほんがんじ日記にっきなどで考証こうしょうされている。 また後世こうせい音楽おんがく芸能げいのうれられていることもおおく、ことにのう修羅しゅらぶつ)には平家ひらか物語ものがたり取材しゅざいした演目えんもくおおい。

ほんけい

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ほんけいには、のべけいほん長門ながとほん源平げんぺい盛衰せいすいなどのしょほんがある。従来じゅうらいは、琵琶びわ法師ほうしによってひろめられたかたほんけいものとしてせるために加筆かひつされていったと解釈かいしゃくされてきたが、近年きんねんほんけい(ことにのべけいほん)のほうかたほんけいよりもたいそんするという見解けんかいほう有力ゆうりょくとなってきており、のべけいほん歴史れきし研究けんきゅうにおいても活用かつようされている。

広本ひろほんけいりゃくほんけい関係かんけいについても、先後せんご関係かんけい諸説しょせつあって不明ふめいのままである。ほんけいなかではりゃくほんけいかたほんもっとちか関係かんけいにあることは、『源平げんぺい闘諍とうじょうろく』の本文ほんぶんちゅう平曲へいきょく曲節きょくせつ相当そうとうする「中音ちゅうおん」「はつじゅう」がしるされていることからも確実視かくじつしされている[よう出典しゅってん]

天草てんぐさばん

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だいえい博物館はくぶつかんには、1592(ぶんろく1)ねんにポルトガルしきマ字まじかれた天草てんぐさばん平家ひらか物語ものがたり」が存在そんざいする。これは「日本にっぽん言葉ことば歴史れきしなららんとほっするひとのために」かれたとその扉絵とびらえしるされている[よう出典しゅってん]

刊行かんこうほん

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現在げんざい入手にゅうしゅしやすい版本はんぽん

構成こうせい

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平家ひらか物語ものがたり屏風びょうぶ

※12かんほん、灌頂まき独立どくりつしているかたほんけい構成こうせい掲載けいさいする。

  • まきだいいち
    • 祇園ぎおん精舎しょうじゃ殿上てんじょう闇討やみうちすずき禿かぶろかみ我身わがみさかえはな、祗王、だいきさきがくろん清水寺きよみずでら炎上えんじょう東宮とうぐうりつ殿下でんか乗合のりあい鹿谷しかたに俊寛しゅんかん沙汰ざたねがいりつ御輿みこし内裏だいり炎上えんじょう
  • まきだい
    • 座主ざすりゅういちぎょう阿闍梨あじゃり沙汰さた西にし光被こうひしょう教訓きょうくん少将しょうしょう乞請、教訓きょうくんじょう烽火ほうか沙汰さた大納言だいなごん流罪るざい阿古あこまつ大納言だいなごん死去しきょ徳大寺とくだいじ沙汰さたどうしゅ合戦かっせん山門やまかど滅亡めつぼう善光寺ぜんこうじ炎上えんじょうかんよりゆき祝言しゅうげんそつばばりゅう蘇武そぶ
  • まきだいさん
    • 赦文、足摺あしずり御産おさん公卿くぎょうそろえ大塔おおとう建立こんりゅうよりゆきごう少将しょうしょうゆうおう僧都そうず死去しきょつじふう医師いし問答もんどう無文むもん沙汰さたきむわたる法印ほういん問答もんどう大臣だいじん流罪るざいくだり隆之たかゆき沙汰さた法皇ほうおうながれ城南じょうなん離宮りきゅう
  • まきだいよん
    • 厳島いつくしま御幸みゆき還御かんぎょみなもとそろえいたち沙汰さた信連しんれんきそえ山門やまかど牒状、南都なんと牒状、えい僉議、大衆たいしゅうそろえはし合戦かっせんみや最期さいご若宮わかみや出家しゅっけつうじょう沙汰さた、ぬえ、三井寺みいでら炎上えんじょう
  • まきだい
    • 遷、月見つきみ物怪もっけ沙汰さた早馬はやうま朝敵ちょうてきそろえ、咸陽みや文覚もんがく荒行あらぎょう勧進かんじんちょう文覚もんがくながれ福原ふくはら院宣いんぜん富士川ふじかわ五節ごせち沙汰さた奈良なら炎上えんじょう
  • まきだいろく
    • 新院しんいん崩御ほうぎょ紅葉こうようあおいまえしょうとく廻文かいぶん飛脚ひきゃく到来とうらい入道にゅうどう死去しきょちくとう、慈心房しんぼう祇園女御ぎおんのにょうごしゃがれごえ横田よこた河原かわはら合戦かっせん
  • まきだいなな
    • 清水しみず冠者かんじゃ北国きたぐに下向げこう竹生島ちくぶしままい火打ひうち合戦かっせん願書がんしょ、倶梨迦羅落、篠原しのはら合戦かっせんじつもりげん肪、木曾きそ山門さんもん牒状、かえし牒、平家ひらか山門さんもん連署れんしょ主上しゅじょう落、きよししゅ臨幸りんこうちゅう落、けいせい落、青山あおやま沙汰さた一門いちもん落、福原ふくはら
  • まきだいはち
    • 山門やまかど御幸みゆきめいとらいとぐちたまき太宰府だざいふ落、せいえびす将軍しょうぐん院宣いんぜんねこあいだ水島みずしま合戦かっせん瀬尾せお最後さいご室山むろやまつづみ判官ほうがんほうじゅうてら合戦かっせん
  • まきだいきゅう
    • なまこう沙汰さた宇治川うじがわ先陣せんじん河原かわはら合戦かっせん木曾きそ最期さいご樋口ひぐち討罰、ろくぐんさんくさぜいそろえさんくさ合戦かっせんろううまいちこれかかかかさか落、えつ中前ちゅうぜん最期さいごちゅう最期さいごじゅう衡生敦盛あつもり最期さいご知章ともあき最期さいご、落足、しょう宰相さいしょうとう
  • まきだいじゅう
    • くびわたり内裏だいり女房にょうぼう八島やじま院宣いんぜん、請文、戒文、海道かいどうせん手前てまえ横笛よこぶえ高野たかのまきおもんみもり出家しゅっけ熊野くまの参詣さんけいおもんみもり入水じゅすいさんにちたいら藤戸ふじとだい嘗会沙汰さた
  • まきだいじゅういち
    • ぎゃく勝浦かつうら、嗣信最期さいご那須与一なすのよいちゆみりゅう志度しど合戦かっせんにわとりあいだんうら合戦かっせん遠矢とおや先帝せんていなげ能登のと殿どの最期さいご内侍所ないしどころいりけん一門いちもん大路おおじわたるかがみぶん沙汰さた副将ふくしょう腰越こしごえ大臣殿おおいどのじゅう衡被
  • まきだいじゅう
    • だい地震じしんこん掻之沙汰さたひら大納言だいなごんながれ土佐房とさぼう判官ほうがん落、吉田よしだ大納言だいなごん沙汰さたろくだいとまりろくだいろくだい
  • 灌頂まき
    • 女院にょいん出家しゅっけ大原おおはらいれ大原おおはら御幸みゆき六道ろくどう沙汰さた女院にょいん死去しきょ

関連かんれん項目こうもく

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人物じんぶつ

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これら右筆ゆうひついた合戦かっせん平家ひらか物語ものがたり採用さいようされたとられている。

史料しりょう

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古典こてん

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  • 朝長ともなが
  • 鞍馬あんば天狗てんぐ
  • 熊坂くまさか
  • 烏帽子えぼしおり
  • なな落』
  • 頼政よりまさ
  • じつもり
  • 木曽きそ
  • ともえ
  • 兼平かねひら
  • 敦盛あつもり
  • しょうとく
  • つうもり
  • けいせい
  • ちゅう
  • 知章ともあき
  • ふね弁慶べんけい
  • はし弁慶べんけい
  • けいきよし
  • 俊寛しゅんかん
  • 俊成しゅんぜいちゅう
  • 屋島やしま
  • いかりせん
  • せん
  • もりひさ
  • 大原おおはら御幸みゆき
  • せいみこと
  • 吉野よしのしず
  • 安宅あたか
  • 摂待せつたい
  • 大仏だいぶつ供養くよう
  • 二人静ふたりしずか
  • 生田いくた敦盛あつもり
  • 熊野くまの
  • じゅう
  • えびら

さいわいわかまい

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人形浄瑠璃にんぎょうじょうるり古典こてん歌舞伎かぶき

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近代きんだい以降いこう関連かんれん作品さくひん

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かつれきしん歌舞伎かぶき新作しんさく歌舞伎かぶき
戯曲ぎきょく
現代げんだいやく抄訳しょうやく
小説しょうせつ

映画えいが

漫画まんが
絵本えほん
  • 『かえるの平家へいけものがたり』(2002ねんぶん日野ひのじゅうなり斉藤さいとう隆夫たかお) - 平家ひらかネコみなもとカエルとして表現ひょうげんされている
歌謡かようきょく
アニメばん

その

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ だいひゃくじゅうろくだん[1]
  2. ^ 八坂やさかけい仮名かめいひゃくじゅうほん、ひらがなをやす漢字かんじしている。

出典しゅってん

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  1. ^ 佐竹さたけ昭広あきひろ久保田くぼたあつし へん方丈ほうじょう 徒然草つれづれぐさしん 日本にっぽん古典こてん文学ぶんがく大系たいけい39)』岩波書店いわなみしょてん、1989ねん、295ぺーじ 
  2. ^ 文化ぶんか往来おうらい平家ひらか物語ものがたりがたりを研究けんきゅうかい公演こうえん日本経済新聞にほんけいざいしんぶん朝刊ちょうかん2018ねん8がつ20日はつか文化ぶんかめん)2018ねん9がつ17にち閲覧えつらん
  3. ^ 東京大学とうきょうだいがく文学部ぶんがくぶ国語こくご研究けんきゅうしつぞう高野たかの辰之たつゆききゅう蔵本ぞうほんさとし一本いっぽんけい)。
  4. ^ 2021年版ねんばんは“あらたな旅立たびだち”、野村のむらまんときしん演出えんしゅつとどける「子午線しごせんまつり」詳細しょうさい解禁かいきん(コメントあり)”. ステージナタリー (2020ねん12月25にち). 2020ねん12月27にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 山田やまだ孝雄たかお平家ひらか物語ものがたりたからぶんかん、1915ねん
  • 石母田いしもたただし平家ひらか物語ものがたり岩波書店いわなみしょてん岩波いわなみ新書しんしょ〉、1957ねんISBN 9784004140283
  • 梶原かじはらただしあきら平家ひらか物語ものがたり講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ現代新書げんだいしんしょ120〉、1967ねん
  • 市古いちこ貞次ていじへん平家ひらか物語ものがたり辞典じてん明治めいじ書院しょいん、1973ねん
  • 市古いちこ貞次ていじへん平家ひらか物語ものがたり研究けんきゅう事典じてん明治めいじ書院しょいん、1978ねん
  • 日下くさかつとむ鈴木すずきあきら出口いでぐち久徳ひさのり平家ひらか物語ものがたり事典じてん東京とうきょうどう出版しゅっぱん、2005ねんISBN 9784490106640
  • 大津おおつ雄一ゆういち日下くさかつとむ佐伯さえき真一しんいち櫻井さくらい陽子ようこへん平家ひらか物語ものがたりだい事典じてん東京書籍とうきょうしょせき、2010ねんISBN 9784487799831
  • 西沢にしざわ正史せいしへん平家ひらか物語ものがたり作中さくちゅう人物じんぶつ事典じてん東京とうきょうどう出版しゅっぱん、2017ねんISBN 9784490108873

関連かんれん文献ぶんけん

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たんちょ
  • 山田やまだ孝雄たかお平家ひらか物語ものがたり語法ごほうじょうしたたからぶんかん、1954ねん
  • 岩井いわい良雄よしお流布るふほん平家へいけ物語ものがたり語法ごほうこう笠間かさま書院しょいん笠間かさま叢書そうしょ92〉、1978ねん
  • 渥美あつみかをる平家ひらか物語ものがたり基礎きそてき研究けんきゅう笠間かさま書院しょいん笠間かさま叢書そうしょ95〉、1978ねん
  • えいつもる安明やすあき平家ひらか物語ものがたりむ:古典こてん文学ぶんがく世界せかい岩波書店いわなみしょてん岩波ジュニア新書いわなみじゅにあしんしょ16〉、1980ねんISBN 4005000169
  • うえ横手よこてまさたかし平家ひらか物語ものがたり虚構きょこう真実しんじつはなわ書房しょぼう、1985ねんうえはなわ新書しんしょ61〉ISBN 4827340617したはなわ新書しんしょ62〉ISBN 4827340625
  • 西田にしだ直敏なおとし平家ひらか物語ものがたり国語こくごがくてき研究けんきゅう和泉いずみ書院しょいん研究けんきゅう叢書そうしょ88〉、1990ねんISBN 4870884194
  • 高橋たかはし貞一さだいち平家ひらか物語ものがたり長門ながとほんのべけい本新ほんしんこう和泉いずみ書院しょいん和泉いずみ選書せんしょ81〉、1993ねんISBN 4870886200
  • 江口えぐち正弘まさひろ天草てんぐさばん平家へいけ物語ものがたり語彙ごい語法ごほう笠間かさま書院しょいん笠間かさま叢書そうしょ267〉、1994ねんISBN 4305102676
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  • 島津しまつ忠夫ただお平家ひらか物語ものがたり試論しろん汲古書院しょいん、1997ねんISBN 4762934054
  • 兵藤ひょうどう裕己ひろみ平家ひらか物語ものがたり:「かたり」のテクスト』筑摩書房ちくましょぼうちくま新書しんしょ173〉、1998ねんISBN 4480057730
  • 榊原さかきばら千鶴ちづる平家ひらか物語ものがたり創造そうぞう享受きょうじゅ三弥みつや書店しょてん三弥みつや選書せんしょ26〉、1998ねんISBN 4838290454
  • 細川ほそかわ涼一りょういち平家ひらか物語ものがたりおんなたち:大力だいりきあま白拍子しらびょうし講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ現代新書げんだいしんしょ1424〉、1998ねんISBN 4061494244
  • 松尾まつお美恵子みえこ異形いぎょう平家へいけ物語ものがたりりゅう天狗てんぐ清盛きよもりと』和泉いずみ書院しょいん、1999ねんISBN 4870889781
  • 阿部あべ達二たつじ江戸えど川柳せんりゅう平家ひらか物語ものがたり文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう文春ぶんしゅん新書しんしょ121〉、2000ねんISBN 4166601210
  • 小林こばやし美和みわ平家ひらか物語ものがたり成立せいりつ和泉いずみ書院しょいん研究けんきゅう叢書そうしょ249〉、2000ねんISBN 4757600429
  • 早川はやかわあつしいち平家ひらか物語ものがたりむ:成立せいりつなぞをさぐる』和泉いずみ書院しょいん和泉いずみ選書せんしょ120〉、2000ねんISBN 4757600380
  • 櫻井さくらい陽子ようこ平家ひらか物語ものがたり形成けいせい受容じゅよう』汲古書院しょいん、2001ねんISBN 4762934380
  • 櫻井さくらい陽子ようこ『『平家ひらか物語ものがたり本文ほんぶんこう』汲古書院しょいん、2013ねんISBN 9784762936104
  • こころざしりつせい『『平家ひらか物語ものがたりかたほん方法ほうほう位相いそう』汲古書院しょいん、2004ねんISBN 4762934593
  • 深澤ふかざわ邦弘くにひろ平家ひらか物語ものがたりにおける「せい」』しんてんしゃ研究けんきゅう叢書そうしょ170〉、2005ねんISBN 4787941704
  • 板坂いたさか耀子ようこ平家ひらか物語ものがたり:あらすじでたのしむ源平げんぺいたたかい』中央公論ちゅうおうこうろんしんしゃ中公新書ちゅうこうしんしょ1787〉、2005ねんISBN 4121017870
  • 鈴木すずきあきら平家ひらか物語ものがたり展開てんかい中世ちゅうせい社会しゃかい』汲古書院しょいん、2006ねんISBN 476293545X
  • 山下やました正治しょうじ平家ひらか物語ものがたり法師ほうしたち:中世ちゅうせい仏教ぶっきょう文学ぶんがくてき展開てんかい笠間かさま書院しょいん、2007ねんISBN 9784305703484
  • 近藤こんどう政美まさみ天草てんぐさばん平家ひらか物語ものがたり』の原拠げんきょほん、および語彙ごい語法ごほう研究けんきゅう和泉いずみ書院しょいん研究けんきゅう叢書そうしょ376〉、2008ねんISBN 9784757604612
  • 佐伯さえき雅子まさこ平家ひらか物語ものがたり死生しせいがくしんてんしゃ、2008ねん上巻じょうかんしんてんしゃ新書しんしょ16〉ISBN 9784787961167下巻げかんしんてんしゃ新書しんしょ17〉ISBN 9784787961174
  • 日下くさかつとむ『「平家ひらか物語ものがたり」という世界せかい文学ぶんがく笠間かさま書院しょいん、2017ねんISBN 9784305708366
  • 山下やました宏明ひろあき『『平家ひらか物語ものがたり』ののう狂言きょうげんむ』汲古書院しょいん、2018ねんISBN 9784762936388
  • 濱中はまなかおさむ平家ひらか物語ものがたりとその周辺しゅうへん女性じょせいたちの物語ものがたりしんてんしゃしんてんしゃ新書しんしょ79〉、2020ねんISBN 9784787961792
編著へんちょ
  • 高木たかぎ市之助いちのすけえいつもる安明やすあき市古いちこ貞次ていじ渥美あつみかをる編著へんちょ平家ひらか物語ものがたり三省堂さんせいどう国語こくご国文学こくぶんがく研究けんきゅう大成たいせい9〉、1960ねん。(増補ぞうほばん、1977ねん
  • 山下やました宏明ひろあきへん軍記物語ぐんきものがたり生成せいせい表現ひょうげん和泉いずみ書院しょいん研究けんきゅう叢書そうしょ166〉、1995ねんISBN 4870887207
  • 山下やました宏明ひろあきへん平家ひらか物語ものがたり研究けんきゅう批評ひひょう有精ゆうせいどう出版しゅっぱん、1996ねんISBN 4640310765
  • 小峯こみね和明かずあきへん『『平家ひらか物語ものがたり』の転生てんせい再生さいせい笠間かさま書院しょいん、2003ねんISBN 4305702533
  • 鈴木すずきのりろうへん平家ひらか物語ものがたり伝統でんとう」の受容じゅようさい創造そうぞうおうふう、2011ねんISBN 9784273036331
講座こうざ
  • 『あなたが平家ひらか物語ものがたり有精ゆうせいどう出版しゅっぱん
    • だい1かん栃木とちぎこうおもんみへん平家ひらか物語ものがたり成立せいりつ」1993ねん11月。ISBN 464030286X
    • だい2かん水原みずはらいちへん平家ひらか物語ものがたり説話せつわかたり」1994ねん1がつISBN 4640302878
    • だい3かん杉本すぎもとけい三郎さぶろうへん平家ひらか物語ものがたり歴史れきし」1994ねん9がつISBN 4640302886
    • だい4かん山下やました宏明ひろあきへん平家ひらか物語ものがたり受容じゅよう変容へんよう」1993ねん10がつISBN 4640302894
    • だい5かん梶原かじはらただしあきらへん平家ひらかかたり:伝統でんとう形態けいたい」1994ねん9がつISBN 4640302908

外部がいぶリンク

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国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション)山田やまだ孝雄たかお校訂こうてい岩波いわなみ文庫ぶんこ