整形せいけい外科げか学がく

整形せいけい外科げか学がく（せいけいげかがく、英語えいご: orthopedics）は、四肢ししおよび脊柱せきちゅう疾患しっかんや外傷がいしょうを中心ちゅうしんに、骨ほね・関節かんせつ・筋肉きんにくを主おもに扱あつかう外科げか学がくの一いち分野ぶんや。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは「orthopedic surgery」とも言いわれる。場合ばあいによりリウマチ学がくや形成けいせい外科げか学がくなどと連携れんけいして治療ちりょうにあたる。

日本語にほんごとして先さきんじて日常にちじょう使つかわれていたいわゆる「整形せいけい手術しゅじゅつ」は美容びよう外科げか学がくの分野ぶんやであり、整形せいけい外科げか学がくとは直接ちょくせつ関係かんけいがない。

歴史れきし[編集へんしゅう]

1780年ねんにジャン・アンドレ・ベネルが小児しょうにの骨格こっかく異常いじょうを扱あつかう病院びょういんを設立せつりつしたのが最初さいしょと言いわれている。また、オランダ軍医ぐんいでアンドレ・マチセンが石膏せっこうでギプスを行おこなっている。

一般いっぱん的てきに整形せいけい外科げか領域りょういきは戦争せんそうの外傷がいしょう治療ちりょうと共ともに発展はってんしてきている。中世ちゅうせいでは、戦場せんじょうにおいて創傷そうしょう部位ぶいに馬うまの血ちを湿しめらせたバンドを施ほどこし、添そえ木ぎを行おこなったりしていた。


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