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麻酔ますい科学かがく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
麻酔ますい導入どうにゅうときマスク換気かんきおこなっている麻酔ますい
分野ぶんや 麻酔ますいしゅうじゅつ管理かんり
サブスペシャリティ 集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがく
ペインクリニック
救急きゅうきゅう医学いがく
専門せんもん職名しょくめい 麻酔ますい

麻酔ますい科学かがく(ますいかがく)は、手術しゅじゅつまえ手術しゅじゅつちゅう手術しゅじゅつ患者かんじゃしゅうじゅつケア全体ぜんたい関係かんけいする医療いりょう専門せんもん分野ぶんやである[1]。これには、麻酔ますい集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがく救急きゅうきゅう医学いがく、およびペインクリニックふくまれる[2][注釈ちゅうしゃく 1]麻酔ますい専門せんもんとする医師いしは、くにによって麻酔ますい(えい:Anesthesiologist)、または麻酔ますい(えい:Anesthetist)とばれる[3][4][5][6]麻酔ますいおも役割やくわりは、しゅうじゅつ患者かんじゃ血圧けつあつ脈拍みゃくはく調節ちょうせつし、人工じんこう呼吸こきゅうおこなって患者かんじゃ体内たいない十分じゅうぶん酸素さんそ供給きょうきゅうし、手術しゅじゅつによるいた軽減けいげんすることにある[7]

概要がいよう

麻酔ますい
麻酔ますいは、患者かんじゃしゅうじゅつ生命せいめい維持いじ全般ぜんぱんになう(写真しゃしん麻酔ますい患者かんじゃシミュレータ器具きぐもちいた実習じっしゅう風景ふうけい)。
基本きほん情報じょうほう
名称めいしょう麻酔ますい
麻酔ますい
職種しょくしゅ医師いし
詳細しょうさい情報じょうほう
必要ひつよう技能ぎのう知識ちしき技術ぎじゅつ責任せきにんかん
必須ひっす試験しけん制度せいど参照さんしょう
就業しゅうぎょう分野ぶんや医療いりょう大学だいがく
関連かんれん職業しょくぎょう外科医げかい内科ないか臨床りんしょう工学こうがく技士ぎし看護かんご

麻酔ますい科学かがくは、しゅうじゅつつうじて患者かんじゃ生命せいめい機能きのう安全あんぜん維持いじするための、麻酔ますい研究けんきゅう臨床りんしょう応用おうよう中核ちゅうかくとする専門せんもん分野ぶんやである。19世紀せいき以降いこう麻酔ますい科学かがくは、専門せんもんではない医師いし未知みち薬物やくぶつ技術ぎじゅつ使用しようする実験じっけんてき分野ぶんやから、現在げんざいでは高度こうど洗練せんれんされ、安全あんぜん効果こうかてき医療いりょう分野ぶんやへと発展はってんしてきた。くにによっては、麻酔ますい病院びょういんにおける最大さいだい医師いし集団しゅうだんであり[8][9]、その役割やくわりは、手術しゅじゅつしつでの麻酔ますい治療ちりょうという従来じゅうらい役割やくわりをはるかにえて、ペインクリニック集中しゅうちゅう治療ちりょうしつ運営うんえい術後じゅつご鎮痛ちんつう[10]患者かんじゃ手術しゅじゅつへの最適さいてきはかプレハビリテーション英語えいごばんなどの分野ぶんやにもおよんでいる[8]

全身ぜんしん麻酔ますい手術しゅじゅつなかは、鎮静ちんせいやく鎮痛ちんつうざい麻酔ますいやくオピオイド(麻薬まやく)とう)、すじ弛緩しかんざい使用しようなどによって、呼吸こきゅうふく患者かんじゃ生命せいめい維持いじ機能きのうおおくがげんじゃくないしは停止ていしするため、必然ひつぜんてき麻酔ますいのみでなく生命せいめい維持いじ全般ぜんぱんつ。術後じゅつご意識いしき状態じょうたい確認かくにんふくみ、救急きゅうきゅう医療いりょうでの蘇生そせいとの学術がくじゅつてきつながりがふかいため講座こうざめいとして、麻酔ますい蘇生そせいがく名乗なの大学だいがく教室きょうしつがある[11][12]

用語ようご

「Anaesthesia: 麻酔ますいは、1846ねんにアメリカの作家さっか医学いがくしゃであるオリバー・ウェンデル・ホームズ・シニアによってはじめて現代げんだい医学いがくてき意味いみ使つかわれ[13][14]翌年よくねんスコットランドの産科さんかジェームズ・シンプソンによって採用さいようされひろまった。「Anesthesiology: 麻酔ますい科学かがくは1889ねんにHenry William Blanc によって提唱ていしょうされ、1902ねんにMathias Joseph Seifertによってさい定義ていぎされた[15]名称めいしょう由来ゆらいは、古代こだいギリシャ語根ごこんνにゅー-- an-「ない」、αあるふぁἴσθησις aísthēsis「感覚かんかく[16]、そして-λογία -logia「学問がくもん」を語源ごげんとする。

世界せかい保健ほけん機関きかん世界せかい麻酔ますい協会きょうかい連合れんごうによって共同きょうどう承認しょうにんされた麻酔ますい安全あんぜん実践じっせんのための国際こくさい基準きじゅんでは、麻酔ますいを、国家こっか承認しょうにんされたせんもん麻酔ますいトレーニングプログラムを修了しゅうりょうした医学部いがくぶ卒業生そつぎょうせい定義ていぎしている[17]世界せかい様々さまざま地域ちいきによって、この専門せんもん分野ぶんやと、それを実践じっせんしている医師いしの、名称めいしょうことなる。

  • 日本にっぽんでは学術がくじゅつてき正式せいしき用語ようご麻酔ますい科学かがくである。かつては麻酔ますい科学かがく麻酔ますいがく用語ようご混在こんざいし、日本にっぽん麻酔ますい学会がっかいもかつては日本にっぽん麻酔ますい学会がっかいしょうしていた。用語ようご混在こんざいいたった経緯けいい一部いちぶ下記かきからうかがることができる[18]
    現在げんざいくに定着ていちゃくしている「麻酔ますいがく」は1950年代ねんだい米国べいこくのAnesthesiology (英国えいこくではAnaestheticsと Anaesthesiology を厳密げんみつ区別くべつしている)にならって、なんら疑問ぎもんもないままその直訳ちょくやくからはじまった。
    下地しもじひさしあつし(新潟大学にいがただいがく)、特集とくしゅう麻酔ますいがく講座こうざ名称めいしょうかんがえる」総論そうろん日本にっぽん麻酔ますい学会がっかい NEWSLETTER(vol.4 no.4 1996 )
  • 日本にっぽん麻酔ますい学会がっかいより発行はっこう麻酔ますい科学かがく用語ようごしゅうでは1993ねん麻酔ますい科学かがく統一とういつされた[19]。これをけて麻酔ますい麻酔ますいとの名称めいしょう混在こんざい麻酔ますい統一とういつされた[19]。その一方いっぽうで、日本にっぽん臨床りんしょう麻酔ますい学会がっかい日本にっぽん歯科しか麻酔ますい学会がっかい日本にっぽん静脈じょうみゃく麻酔ますい学会がっかい[20]日本にっぽん老年ろうねん麻酔ますい学会がっかい[21]日本にっぽん心臓しんぞう血管けっかん麻酔ますい学会がっかい[22]など、おおくの関連かんれん学会がっかいは2024ねん現在げんざいも「麻酔ますい学会がっかい」のままである。
  • 北米ほくべいでは専門せんもん分野ぶんやanesthesiologyび、その専門せんもん分野ぶんや医師いしanesthesiologist[23][24]。これらのくにでは、Anesthetistは、麻酔ますい看護かんご英語えいごばん公認こうにん麻酔ますい助手じょしゅ(Certified anesthesiologist assistant)英語えいごばんなど、医師いし高度こうど麻酔ますいサービス提供ていきょうしゃすために使用しようされる。
  • イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、みなみアフリカなど、イギリス連邦れんぽう現在げんざいまたはもとのメンバーである一部いちぶくにでは、この医療いりょう専門せんもん分野ぶんやわりにanaesthesiaまたはanaestheticsばれ、追加ついかa[24][25]。これらのくにでは、おな用語ようごが、全体ぜんたいてき医療いりょう専門せんもん分野ぶんや使用しようされるくすり技術ぎじゅつ、および結果けっかとしてしょうじる感覚かんかく喪失そうしつ状態じょうたい場合ばあいがある。anaesthetistは、この分野ぶんや医師いし場合ばあいにのみ使用しようされ、麻酔ますい提供ていきょうたずさわる医師いし以外いがいものは、これらのくにでは医療いりょう助手じょしゅ英語えいごばんなど呼称こしょう使用しようする[26]。これらの地域ちいきでは、麻酔ますい科学かがくはanaesthesiologyというつづりがもっと一般いっぱんてきで、これを実践じっせんする医師いしはanaesthesiologistとばれる[24]。これは、世界せかい麻酔ますい学会がっかい連合れんごう(World Federation of Societies of Anaesthesiologists: WFSA)英語えいごばんとそのほとんどの加盟かめい学会がっかい、および欧州おうしゅう麻酔ますい学会がっかい英語えいごばんによって採用さいようされたつづりであり、医学いがく雑誌ざっしのタイトルにも一般いっぱんてき使用しようされる[24]。アイルランドや香港ほんこんなど、以前いぜんanaesthesiaとanaesthetist使用しようしていた一部いちぶくにでは、anaesthesiologyanaesthesiologist移行いこうしている[27][28]

上述じょうじゅつとおり、地域ちいきによって麻酔ますいはAnaesthetistまたはAnesthesiologist表記ひょうきちがいがある[29]単純たんじゅん語義ごぎうえでは、前者ぜんしゃは「麻酔ますいおこなもの」であり、後者こうしゃは「麻酔ますい科学かがくしゃ」であるが、英国えいこく連邦れんぽうでは麻酔ますいを、米国べいこくでは前者ぜんしゃ麻酔ますい看護かんご後者こうしゃ麻酔ますい意味いみする。これには歴史れきしてき経緯けいいがあり、近代きんだい全身ぜんしん麻酔ますい発祥はっしょうである英国えいこくでは麻酔ますいもっぱ医師いしによりおこなわれ、職種しょくしゅによる呼称こしょう区別くべつもうける必要ひつようかったが、米国べいこくなどでは麻酔ますいへの専従せんじゅう職種しょくしゅ看護かんご先行せんこうしたために麻酔ますいおこな医師いし呼称こしょうじょう区別くべつする必要ひつようしょうじたのである[29]。これについて、マッキントッシュがた喉頭こうとうきょう開発かいはつしたProfessor Sir Robert Macintoshは来日らいにち講演こうえんさい以下いかのようにべた。

Anesthetistというのは米国べいこくでは100ねんものあいだ麻酔ますいのtrainingをおえた看護かんごあたえられた名前なまえだったので,その職業しょくぎょうてき麻酔ますい従事じゅうじしようとする医師いしにとって、法制ほうせいじょう社会しゃかいじょうまた職業しょくぎょうじょうおおきな混乱こんらんあじわせ、しかも麻酔ますい専攻せんこうせんとする医師いし抑制よくせいする原因げんいんとなりました。それでべいこまでは麻酔ますいがはじまって100ねんたってから, anesthesiologistなる新語しんごつくことめたのです。英国えいこくでanaesthetistという言葉ことばははじめから栄誉えいよある医師いし専門せんもんもちいる称号しょうごうで あり、この言葉ことばもちいる必要ひつようはなかったのです。
Professor Sir Robert Macintosh、A Viewpoint of an Anaesthetist from England、北陸ほくりく麻酔ますいがく雑誌ざっし だい1かん だい1ごう 1961ねん P.1

英国えいこく連邦れんぽうでは、歴史れきしてき経緯けいいから、外科医げかいかんしても他国たこくことなる敬称けいしょう、「ミスター」がもちいられてきた。

診療しんりょう内容ないよう

手術しゅじゅつ麻酔ますい

じゅつぜん診察しんさつ手術しゅじゅつ予定よてい子供こどもくちおおきくけさせて、麻酔ますい気道きどう評価ひょうかおこなっている。

麻酔ますい手術しゅじゅつしつおこな全身ぜんしん管理かんりは、おおきくけると呼吸こきゅう管理かんり循環じゅんかん管理かんり疼痛とうつう管理かんりの3つである[30]専門せんもん分野ぶんやとして、麻酔ますい科学かがくかくとなるのは麻酔ますい実践じっせんである。これは、さまざまな注射ちゅうしゃおよび吸入きゅうにゅうやく使用しようして患者かんじゃ感覚かんかくうしなわせることをふくみ、がたいたみや技術ぎじゅつてき不可能ふかのう処置しょち可能かのうにするものである[31]麻酔ますいは「意識いしきのない患者かんじゃ代弁だいべんしゃ」と表現ひょうげんされる[32][33]鎮静ちんせいやく鎮痛ちんつうざいすじ弛緩しかんざいによってみずからの意志いし表出ひょうしゅつできなくなった患者かんじゃ生命せいめい維持いじ代行だいこうし、執刀しっとうよりも患者かんじゃがわって手術しゅじゅつ終了しゅうりょう宣言せんげんまでのあいだ容態ようだい監視かんしし、患者かんじゃわって執刀しっとう警告けいこくおこなう。手術しゅじゅつふく手術しゅじゅつしつそとでの役割やくわりは、じゅつまえ外来がいらい病室びょうしつ訪問ほうもん患者かんじゃ麻酔ますいについて説明せつめいし、その説明せつめいたい合意ごういること(インフォームド・コンセント)、患者かんじゃおうじた麻酔ますい計画けいかく作成さくせい手術しゅじゅつチームとのわせ、術後じゅつご意識いしき確認かくにんなどである。

[[全身麻酔]]を導入中の麻酔科医
全身ぜんしん麻酔ますい導入どうにゅうなか麻酔ますい

安全あんぜん麻酔ますいおこなうためには、麻酔ますいやく作用さようにある患者かんじゃ生命せいめい機能きのうをコントロールするための様々さまざまおかせかさねてきおよびおかせかさねてき臓器ぞうき支持しじ技術ぎじゅつかんするふか知識ちしき必要ひつようである。これらには、高度こうど気道きどう管理かんりおかせかさねてきおよびおかせかさねてき血行けっこう動態どうたい英語えいごばんモニター、ちょう音波おんぱ検査けんさしんエコー検査けんさなどの診断しんだん技術ぎじゅつふくまれる。麻酔ますいは、人間にんげん生理学せいりがく医学いがく物理ぶつりがく薬理やくりがくかんする専門せんもん知識ちしきと、あらゆる年齢ねんれいそう患者かんじゃにおける医学いがく外科げかがくぜん領域りょういきかんする幅広はばひろ一般いっぱん知識ちしきち、とく外科げか手術しゅじゅつ影響えいきょうあたえる可能かのうせいのある側面そくめん重点じゅうてんくことが期待きたいされる。 ここすうじゅうねん麻酔ますい役割やくわりは、手術しゅじゅつちゅう麻酔ますいやく投与とうよするだけでなく、リスクのたか患者かんじゃ特定とくてい体力たいりょく最適さいてきするための事前じぜん準備じゅんび手術しゅじゅつちゅう状況じょうきょう把握はあく安全あんぜんせい向上こうじょう手術しゅじゅつ回復かいふく促進そくしん強化きょうかなど、多岐たきにわたっている。これを「しゅうじゅつ医学いがく英語えいごばん」とんでいる。患者かんじゃあるくまでは麻酔ますい管理かんり責任せきにんわらない」[34]われる。

麻酔ますい仕事しごとは、飛行機ひこうきパイロットによくたとえられてきた[35][36][37]。その理由りゆうは、麻酔ますいがかかった状態じょうたいにすること、すなわち導入どうにゅうと、麻酔ますいからますこと、すなわち抜管離陸りりく着陸ちゃくりくており[38]、このときに事故じこきやすいから[38][39]麻酔ますい操作そうさする機械きかい整備せいび担当たんとうするコメディカルへの信頼しんらいもとづくから、などとされる[39]

集中しゅうちゅう治療ちりょう

薬剤やくざい注射ちゅうしゃ充填じゅうてんしている麻酔ますい

集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがく概念がいねんは、1950年代ねんだいから1960年代ねんだいにかけて、従来じゅうらい外科げか手術しゅじゅつさい短時間たんじかんしか使用しようされなかった臓器ぞうき支援しえん技術ぎじゅつあつ換気かんきなど)を、病気びょうき影響えいきょう回復かいふくするまでの長期間ちょうきかんにわたって生命せいめい機能きのう維持いじ必要ひつようとする臓器ぞうき不全ふぜん患者かんじゃ応用おうようした麻酔ますいによってみだされた。最初さいしょ集中しゅうちゅう治療ちりょうしつは、1953ねんビョルン・A・イプセン英語えいごばんコペンハーゲン開設かいせつした。これは、おおくの患者かんじゃ長期ちょうき人工じんこう呼吸こきゅう必要ひつようとしたポリオ流行りゅうこうがきっかけであった。おおくのくにでは、集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがく麻酔ますいのサブスペシャリティとかんがえられており、麻酔ますい手術しゅじゅつしつ集中しゅうちゅう治療ちりょうしつをローテーションで担当たんとうすることがおおい。これは、患者かんじゃ手術しゅじゅつ集中しゅうちゅう治療ちりょうしつ入室にゅうしつされるさい、ケアの継続けいぞくせい確保かくほするためであり、また、麻酔ますい手術しゅじゅつしつという管理かんりされた環境かんきょうおかせかさねてき処置しょち生命せいめい機能きのう維持いじ専門せんもんせい維持いじしながら、重症じゅうしょう患者かんじゃというより危険きけん状況じょうきょうでその技術ぎじゅつ応用おうようできることを意味いみする。国々くにぐにでは、集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがくはさらに発展はってんし、それ自体じたい独立どくりつした医学いがく専門せんもん分野ぶんやとなり、あるいは 麻酔ますい科学かがく救急きゅうきゅう医学いがく総合そうごう診療しんりょう外科げか神経しんけいなどの様々さまざま基本きほん専門せんもん分野ぶんや医師いし担当たんとうする「上位じょうい専門せんもん分野ぶんや」になっている。

救急きゅうきゅう

麻酔ますい回復かいふくしつバイタルサインをチェックしている麻酔ますい

麻酔ますい重症じゅうしょう外傷がいしょう蘇生そせい気道きどう確保かくほ、および生命せいめいただちにおびやかすような重症じゅうしょう救急きゅうきゅう患者かんじゃ手術しゅじゅつ室外しつがいでケアするさい重要じゅうよう役割やくわりになっており、すなわち手術しゅじゅつしつにおける技術ぎじゅつ応用おうようして、患者かんじゃ手術しゅじゅつ集中しゅうちゅう治療ちりょうけるさいのケアの継続けいぞくせい可能かのうにする。この部門ぶもんは、救急きゅうきゅうばれ、救急きゅうきゅうヘリ救急きゅうきゅうたい一員いちいんとして病院びょういんぜん救護きゅうご提供ていきょうし、重症じゅうしょう患者かんじゃ病院びょういんのある場所ばしょからべつ場所ばしょへ、または医療いりょう施設しせつあいだ安全あんぜん移送いそうすることもふくまれる。麻酔ますい通常つうじょう経験けいけんんだ臨床りんしょうからなる、蘇生そせいチームや迅速じんそく対応たいおうチーム英語えいごばん一員いちいんとなり、患者かんじゃ心臓しんぞう停止ていししたとき、あるいは入院にゅういんちゅう急変きゅうへんしたときにただちにされる。えいべい救急きゅうきゅう医療いりょうモデルでは、患者かんじゃ医師いし以外いがい医療いりょう従事じゅうじしゃによって、病院びょういん救急きゅうきゅう診療しんりょうなどの最終さいしゅうてき治療ちりょう施設しせつ迅速じんそく搬送はんそうされる。ぎゃくに、ふつどくのアプローチでは、医師いしおおくは麻酔ますい)が患者かんじゃのもとにて、現場げんば安定あんていケアを提供ていきょうする。その患者かんじゃ病院びょういん適切てきせつ診療しんりょう直接ちょくせつトリアージされる。

ペインクリニック

麻酔ますいは、じゅつ直後ちょくご患者かんじゃいたみを緩和かんわする役割やくわりになっており、また局所きょくしょ麻酔ますい神経しんけいブロック専門せんもんでもあることから、ペインクリニック独自どくじのサブスペシャリティとして発展はってんしてきた。この分野ぶんやでは、けいがわてき末梢まっしょう神経しんけい電気でんき刺激しげきがた脊髄せきずい刺激しげき装置そうちなどの神経しんけい調節ちょうせつ技術ぎじゅつによる方法ほうほう特殊とくしゅ薬物やくぶつ療法りょうほうなど、あらゆる形態けいたい鎮痛ちんつうたいする個別こべつ戦略せんりゃくがある。産科さんか麻酔ますい小児しょうに麻酔ますい心臓しんぞう血管けっかん外科げか麻酔ますい、など、高度こうど専門せんもんてき知識ちしき技術ぎじゅつようするサブスペシャリティがある。

歴史れきし

過去かこ100ねんあいだに、麻酔ますい研究けんきゅうおよび管理かんりはより複雑ふくざつになってきた。歴史れきしてきには、麻酔ますいは、手術しゅじゅつちゅう薬理やくりがくてき昏睡こんすい状態じょうたいにする全身ぜんしん麻酔ますい投与とうよにほぼ唯一ゆいいつ従事じゅうじしていた。これは、手術しゅじゅつちゅういたみに反応はんのうしたりせず(鎮痛ちんつう)、手術しゅじゅつのことをおもしたりすることなく(健忘けんぼう)、手術しゅじゅつ可能かのうにするためにおこなわれる。

19世紀せいき全身ぜんしん麻酔ますいはじまりは、歯科しかウィリアム・モートンがボストンでエーテルを、イギリスでクロロホルム導入どうにゅうし、手術しゅじゅついたみにたいして無自覚むじかく反応はんのう状態じょうたいをもたらしたことにはじまる。19世紀せいきなかばにはコカインたんはなされ、局所きょくしょ麻酔ますい使用しようできる薬剤やくざい出回でまわはじめた。19世紀せいきまつには、薬理やくりがくてき選択肢せんたくしえ、末梢まっしょう神経しんけい脊髄せきずい両方りょうほう適用てきようされるようになった。20世紀せいきには、神経しんけいすじ遮断しゃだんやくにより、麻酔ますい薬理やくりがくてき患者かんじゃ完全かんぜん麻痺まひさせ、機械きかい換気かんきにより患者かんじゃ呼吸こきゅう代行だいこうすることができるようになった。このように麻酔ますい患者かんじゃ生理せいり機能きのう集中しゅうちゅうてき管理かんりすることができるようになり、おおくのくに麻酔ますい密接みっせつ関係かんけいにある集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがく誕生たんじょうしたのである。

当初とうしょ麻酔ますい科学かがく外科げかがくサブスペシャリティであった[40]。しかし、手術しゅじゅつ技法ぎほう高度こうどになるにつれて、患者かんじゃ容態ようだいつね監視かんし管理かんり警告けいこくする重要じゅうようせいから、麻酔ますいもとめられるようになった。とくに1951ねんすじ弛緩しかんざいスキサメトニウム臨床りんしょう応用おうよう(von DardelおよびMayerhofer)および1952ねん日本にっぽんでの臨床りんしょう応用おうよう[41]重要じゅうよう転機てんきとなった。

研修けんしゅう資格しかく

麻酔ますい研修けんしゅうプログラムの期間きかん形式けいしきは、くにによってことなる。志望しぼうしゃはまず、医学部いがくぶ卒業そつぎょうして医学いがく学位がくいり、その、4ねんから9ねん大学院だいがくいん専門医せんもんい課程かていまたは研修けんしゅうはい必要ひつようがある[42]研修けんしゅうちゅう麻酔ますいは、このあいだ麻酔ますいがくのさまざまな下位かい専門せんもん分野ぶんや経験けいけんみ、さまざまな上級じょうきゅう試験しけん技能ぎのう審査しんさける。これらは、研修けんしゅう終了しゅうりょうに、その分野ぶんや専門せんもんであることをしめ専門医せんもんい資格しかく授与じゅよにつながり、くにによっては独立どくりつして診療しんりょうおこなうための免許めんきょ取得しゅとくすることもできる。米国べいこくやオーストラリアなど、先進せんしん諸国しょこくでは麻酔ますい専門医せんもんい認定にんてい国家こっかとも学会がっかいともことなる認定にんてい機構きこうによる監督かんとく審査しんさゆだねられており、日本にっぽん日本にっぽん専門医せんもんい機構きこうによる専門医せんもんい制度せいど整備せいびすすめられつつある[43]

日本にっぽん

麻酔ますい
英名えいめい Anesthesiologist
実施じっしこく 日本の旗 日本にっぽん
資格しかく種類しゅるい 国家こっか資格しかく
分野ぶんや 医療いりょう
試験しけん形式けいしき 医師いし国家こっか試験しけん合格ごうかくに、4年間ねんかん麻酔ますい専門せんもん研修けんしゅうプログラムを修了しゅうりょうせねばならない。4ねんに、筆記ひっき口頭こうとう実技じつぎからなる試験しけんける。
認定にんてい団体だんたい 日本にっぽん専門医せんもんい機構きこう
等級とうきゅう称号しょうごう 麻酔ますい専門医せんもんい
根拠こんきょ法令ほうれい 医師いしほう医療いりょうほう医療いりょうほう施行しこう規則きそく
特記とっき事項じこう 麻酔ますい標榜ひょうぼう厚労省こうろうしょう認定にんてい資格しかく(国家こっか資格しかく)、麻酔ますい専門医せんもんい日本にっぽん専門医せんもんい機構きこう認定にんてい資格しかく
ウィキプロジェクト ウィキプロジェクト 資格しかく
ウィキポータル ウィキポータル 資格しかく
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初期しょき研修けんしゅう

2004年度ねんど以前いぜん研修けんしゅう制度せいどからローテーターとばれる研修けんしゅう麻酔ますい研修けんしゅうける機会きかいがあった。2004年度ねんど以降いこう厚生こうせい労働省ろうどうしょうあたらしい医師いし臨床りんしょう研修けんしゅう制度せいど通称つうしょうスーパーローテート方式ほうしき)では、2010ねんまでは、麻酔ますいぜん研修けんしゅう必修ひっしゅうふくまれていたが、2010年度ねんど研修けんしゅう制度せいど改訂かいていにより、絶対ぜったいてき必修ひっしゅう内科ないか救急きゅうきゅうのみとなり、麻酔ますい外科げか麻酔ますい小児科しょうにか産婦人科さんふじんか精神せいしんからいずれか2選択せんたくする「選択せんたく必修ひっしゅう」のなかの1となった[44]。なお、臨床りんしょう研修けんしゅう制度せいどはおよそ5ねんおきに改訂かいていおこなわれている[45]。2020ねん改訂かいていでは、これらの選択せんたく必修ひっしゅうふたた必修ひっしゅうもどされたが、麻酔ますい必修ひっしゅうもどされなかった[45]あわせて12ヶ月かげつ必修ひっしゅう内科ないか外科げか救急きゅうきゅう部門ぶもんのうち、救急きゅうきゅう部門ぶもんの1つとして麻酔ますいふくまれた[46][47]気管きかん挿管をふく気道きどう管理かんりおよび呼吸こきゅう管理かんり急性きゅうせいの輸液・輸血ゆけつ療法りょうほうならびに血行けっこう動態どうたい管理かんりほうなどを習得しゅうとくすることが可能かのうであるためとされる[48][47]。このさい救急きゅうきゅうにおける麻酔ますい研修けんしゅうは4しゅうまでとなった[45]

専門せんもん研修けんしゅう

2024ねん現在げんざい日本にっぽん麻酔ますい専門せんもん研修けんしゅうは、6ねんせい医学いがく教育きょういく課程かてい修了しゅうりょう、2年間ねんかんのいわゆる初期しょき研修けんしゅうはじめて開始かいしできる。2017年度ねんどまでは、厚生こうせい労働省ろうどうしょうによる「麻酔ますい標榜ひょうぼう資格しかく審査しんさ」の合格ごうかくと、日本にっぽん麻酔ますい学会がっかいによる認定にんてい専門医せんもんい指導しどう[49]認定にんていからっていた。とく麻酔ますい標榜ひょうぼうするには厚生こうせい労働省ろうどうしょう資格しかく審査しんさなければならないてんは、たいする麻酔ますい特殊とくしゅせいあらわしている[50][51][52]医療いりょうほうだい70じょう2こうおよ医療いりょうほう施行しこう規則きそくだい42じょうの4にもとづく。2018年度ねんどからは同様どうように、専門医せんもんい認定にんてい組織そしき日本にっぽん専門医せんもんい機構きこう移管いかんした。こちらは通称つうしょう機構きこう専門医せんもんいばれる。ちがいは下表かひょうとおりである。これにともない、日本にっぽん専門医せんもんい機構きこう認定にんてい専門医せんもんい資格しかく取得しゅとくにはかならずしも麻酔ますい標榜ひょうぼう資格しかく合格ごうかく必須ひっすではなくなった。一方いっぽう麻酔ますい標榜ひょうぼう資格しかく有無うむで、麻酔ますい管理かんりりょうなど、診療しんりょう報酬ほうしゅう差別さべつ保険ほけん診療しんりょうじょうみとめられている。病院びょういんについては、日本にっぽん麻酔ますい学会がっかい認定にんていする「麻酔ますい認定にんてい病院びょういん制度せいどがある[53]サブスペシャリティ資格しかくとして、日本にっぽん麻酔ますい学会がっかいによる認定にんてい専門医せんもんい指導しどうとはべつに、日本にっぽん心臓しんぞう血管けっかん麻酔ますい学会がっかいが「日本にっぽんしゅうじゅつけい食道しょくどうしんエコー認定にんてい試験しけん」(JB-POT)を実施じっししている[54]に、ペインクリニック専門医せんもんい[55]心臓しんぞう血管けっかん麻酔ますい専門医せんもんい[56]などの、認定にんてい試験しけん合格ごうかく必要ひつようとする資格しかくがある。

認定にんてい必要ひつよう経験けいけん年数ねんすう症例しょうれいすう 審査しんさ内容ないよう 認定にんてい団体だんたい 診療しんりょう報酬ほうしゅう(病院びょういん)との関係かんけい 備考びこう
麻酔ますい標榜ひょうぼう[57] 2ねん以上いじょう 書類しょるい審査しんさのみ 厚労省こうろうしょう 麻酔ますい管理かんりりょうなどにおける優遇ゆうぐうあり 麻酔ますい専門医せんもんい最低さいてい修了しゅうりょう年限ねんげん4ねん半分はんぶん認定にんていされ、更新こうしん必要ひつよう義務ぎむい。資格しかくしつ担保たんぽされていないという理由りゆうなどから、廃止はいしすべきという議論ぎろん以前いぜんよりある[58][注釈ちゅうしゃく 2]
機構きこう専門医せんもんい[59] 2018年度ねんど以降いこう開始かいしされた麻酔ますい専門せんもん研修けんしゅうプログラム修了しゅうりょうしゃ

4ねん以上いじょう麻酔ますい研修けんしゅう 小児しょうに帝王切開ていおうせっかい心臓しんぞう血管けっかん外科げか脳神経のうしんけい外科げかひらきむねじゅつ所定しょてい症例しょうれいすう経験けいけん AHA-ACLS[60],またはAHA-PALSのプロバイダー資格しかく[61]

書類しょるい審査しんさ

筆記ひっき試験しけん 口頭こうとう試問しもん 実技じつぎ試験しけん

日本にっぽん専門医せんもんい機構きこう なし 5ねんごと所定しょてい審査しんさによる更新こうしん必要ひつよう
麻酔ますい認定にんてい[62] 日本にっぽん麻酔ますい学会がっかい在籍ざいせきし、麻酔ますい標榜ひょうぼう取得しゅとくしていること 書類しょるい審査しんさのみ 日本にっぽん麻酔ますい学会がっかい かつては、麻酔ますい専門医せんもんい取得しゅとくぜん段階だんかいとして必要ひつようであったが、現在げんざいでは機構きこう専門医せんもんい認定にんていには不要ふようとなっている。
麻酔ますい専門医せんもんい[63] 2017年度ねんど以前いぜん開始かいしされた麻酔ますい専門せんもん研修けんしゅうプログラム修了しゅうりょうしゃ

機構きこう専門医せんもんいおな

機構きこう専門医せんもんいおな 将来しょうらいてき機構きこう専門医せんもんい一本いっぽん[63]される。2028年度ねんど新規しんき認定にんてい廃止はいし予定よてい
麻酔ますい指導しどう[64] 学会がっかい専門医せんもんいあるいは機構きこう専門医せんもんいを1かい以上いじょう更新こうしんしている

機構きこう専門医せんもんい更新こうしん申請しんせい年度ねんどにあたる

書類しょるい審査しんさのみ 5ねんごと所定しょてい審査しんさによる更新こうしん必要ひつよう

アルゼンチン

アルゼンチンでは、研修けんしゅうプログラムは5年間ねんかんである。

オーストラリアとニュージーランド

オーストラリアとニュージーランドでは、麻酔ますいオーストラリア麻酔ますい学会がっかい(Australian Society of Anaesthetists)英語えいごばんとニュージーランド麻酔ますい学会がっかいによって代表だいひょうされ、トレーニングはオーストラリア・ニュージーランド麻酔ますい協会きょうかい(Australian and New Zealand College of Anaesthetists: ANZCA)英語えいごばんによって監督かんとくされている。ANZCAが承認しょうにんする研修けんしゅう課程かていは、最初さいしょの2年間ねんかん職業しょくぎょう医学いがく教育きょういくおよび研修けんしゅうと、承認しょうにんされた研修けんしゅう施設しせつでの5年間ねんかん監視かんしでの臨床りんしょう研修けんしゅうから構成こうせいされている。したがって、医学部いがくぶ卒業そつぎょうしたのち研修けんしゅう合計ごうけいで7年間ねんかんとなる。研修生けんしゅうせいは、いち試験しけんと、筆記ひっき試験しけん選択せんたく問題もんだいおよびたんこたえ記述きじゅつ問題もんだい)と口頭こうとう試験しけん英語えいごばん(筆記ひっき試験しけん合格ごうかくできれば)から最終さいしゅう試験しけん両方りょうほう合格ごうかくしなければならない[よう出典しゅってん]

最終さいしゅう筆記ひっき試験しけんでは、臨床りんしょう場面ばめん放射線ほうしゃせん検査けんさ心電図しんでんず、その特殊とくしゅ検査けんさ解釈かいしゃくふくむ)を想定そうていした問題もんだいおお出題しゅつだいされる。また、複雑ふくざつ病態びょうたい実際じっさい患者かんじゃを2れいげ、臨床りんしょう検査けんさとそれにつづくディスカッションをおこなう。試験しけんコースは、産科さんか麻酔ますい小児しょうに麻酔ますい心臓しんぞう胸部きょうぶ血管けっかん麻酔ますい脳神経のうしんけい麻酔ますい科学かがく英語えいごばん疼痛とうつう管理かんりなど12のモジュールから構成こうせいされている。また、研修生けんしゅうせい研究けんきゅう発表はっぴょう論文ろんぶん執筆しっぴつなどの高度こうどなプロジェクトを完成かんせいさせねばならない。さらに、麻酔ますいちゅう危機ききてき事態じたい対処たいしょするためのシミュレーション講習こうしゅう[65]または外傷がいしょう救命きゅうめい処置しょち英語えいごばんコースも受講じゅこうする。研修けんしゅう修了しゅうりょうすると、フェローシップの証書しょうしょ授与じゅよされ、FANZCA(オーストラリア・ニュージーランド麻酔ますい協会きょうかいフェロー)という資格しかくあたえられる。

ブラジル

ブラジルでは、年間ねんかんやく650にん医師いしが3年間ねんかん専門医せんもんい課程かてい入学にゅうがくしている。研修けんしゅうプログラムは、大学だいがく病院びょういんない研修けんしゅうセンターでおこなわれることがある。これらの研修けんしゅうセンターは、ブラジル麻酔ますい学会がっかい(SBA)の認定にんていけているか、または保健ほけんしょう認証にんしょうしたほか施設しせつである。研修けんしゅうおおくは、ICU、疼痛とうつう管理かんり移植いしょく小児科しょうにかふく麻酔ますいのサブスペシャリティなど、さまざまな分野ぶんや研修けんしゅうける。ブラジルで麻酔ますいとして認定にんていされるためには、研修けんしゅう研修けんしゅうプログラム期間きかんちゅうおよびプログラム終了しゅうりょう試験しけんける必要ひつようがある。これらの試験しけんは、SBAが実施じっししている。SBAが認定にんていする研修けんしゅうプログラムの指導しどうしゃになるには、麻酔ますい麻酔ますい専門医せんもんい資格しかくゆうしている必要ひつようがあり、専門医せんもんいは、国家こっか協会きょうかい指定していする委員いいんかい実施じっしする選択せんたく試験しけん口頭こうとう試験しけんけなければならない[よう出典しゅってん]

カナダ

カナダでは、カナダ内科ないか外科げか王立おうりつ協会きょうかい英語えいごばん承認しょうにんした17の大学だいがくが、研修けんしゅう監督かんとくしている[66]研修けんしゅうプログラム(通常つうじょう5年間ねんかん)を修了しゅうりょうすると、筆記ひっき試験しけん(1つは「選択せんたく問題もんだい」、もう1つは「記述きじゅつ問題もんだい」による3あいだ論文ろんぶん)と口頭こうとう試験しけん麻酔ますい臨床りんしょうめんかんする2あいだのセッション)から包括ほうかつてき客観きゃっかん試験しけん合格ごうかくすることがもとめられる。試験しけん患者かんじゃ診察しんさつする必要ひつようはない。研修けんしゅう修了しゅうりょうした麻酔ますいは、「カナダ内科ないか王立おうりつ協会きょうかいフェロー」となり、「FRCPC」の称号しょうごう使用しようすることができる。

ドイツ

ドイツでは、麻酔ますい目指めざ医師いし医師いし免許めんきょ(ドイツ:Approbation)を取得しゅとくしたのち麻酔ますい科学かがく心電図しんでんずはい機能きのう検査けんさ集中しゅうちゅう治療ちりょうペインクリニック、さらに緩和かんわケア医学いがくからなる5年間ねんかん研修けんしゅうけなければならない。研修けんしゅうには、一般いっぱん外科げか脳神経のうしんけい外科げかおかせかさねてき泌尿器ひにょうきおよび婦人ふじん手術しゅじゅつなど、さまざまな外科げか専門医せんもんい治療ちりょうける患者かんじゃ麻酔ますい担当たんとうする手術しゅじゅつしつでのローテーションと、さまざまな集中しゅうちゅう治療ちりょうしつでのローテーションがふくまれる。ドイツの麻酔ますいおおくは、救急きゅうきゅう医学いがくのカリキュラムを修了しゅうりょうし、修了しゅうりょうはNotarztとばれる、救急きゅうきゅうたい病院びょういんぜん救護きゅうご救急きゅうきゅうはたらくことを選択せんたくする。病院びょういんぜん救護きゅうごでは、救急きゅうきゅうパラメディックたすけをりている[67]

オランダ

オランダでは、麻酔ますいは6年間ねんかん医学部いがくぶ教育きょういくけなければならない。医学部いがくぶ無事ぶじ卒業そつぎょうすると、麻酔ますいで5年間ねんかん研修けんしゅうはじまる。5ねんには、1年間ねんかん研究けんきゅうついやすか、一般いっぱん麻酔ますい科学かがく集中しゅうちゅう治療ちりょう、ペインクリニック、小児しょうに麻酔ますい心臓しんぞう胸部きょうぶ外科げか麻酔ますい脳神経のうしんけい麻酔ますい科学かがく英語えいごばん産科さんか麻酔ますいなどの特定とくてい分野ぶんやとくするかを選択せんたくすることができる[よう出典しゅってん]

グアテマラ

グアテマラでは、医学部いがくぶ卒業そつぎょうした学生がくせい法律ほうりつ外科げか総合そうごう診療しんりょうのスキルが必要ひつよう)は、6年間ねんかん研修けんしゅう[68]研修けんしゅうとして5ねんせんもん麻酔ますいと1年間ねんかん実習じっしゅう[よう出典しゅってん])をえなければならない。

研修けんしゅう終了しゅうりょう、グアテマラ医学部いがくぶ試験しけん委員いいんかいとグアテマラ政府せいふ保健ほけん医療いりょうしょう代表だいひょうする主任しゅにん医師いしおこな試験しけん受験じゅけんする。試験しけん内容ないようは、筆記ひっき試験しけん口述こうじゅつ試験しけん麻酔ますい救急きゅうきゅう処置しょちじゅつぜん処置しょち術後じゅつご処置しょち集中しゅうちゅう治療ちりょうしつ、ペインクリニックにかんする技術ぎじゅつ知識ちしき特別とくべつ試験しけんである。試験しけん合格ごうかくすると、グアテマラ医学いがく大学だいがく、グアテマラ・サン・カルロス大学だいがく、グアテマラ政府せいふ保健ほけんしょうから、麻酔ますいとしての特別とくべつ免許めんきょと、グアテマラ・サン・カルロス大学だいがく発行はっこう麻酔ますい専門医せんもんい学位がくい証書しょうしょ授与じゅよされる。グアテマラの麻酔ますいは、毎年まいとし試験しけんけ、麻酔ますい診療しんりょう最新さいしん動向どうこうかんするセミナーに毎年まいとし参加さんかすることが義務付ぎむづけられている[よう出典しゅってん]

香港ほんこん

香港ほんこん麻酔ますい資格しかくるには、最低さいてい6年間ねんかん大学院だいがくいんでの訓練くんれんけ、3つの専門せんもん試験しけん合格ごうかくする必要ひつようがある。トレーニング終了しゅうりょうは、香港ほんこん麻酔ますい協会きょうかいフェロー、さらに香港ほんこん医学いがくアカデミーフェローの認定にんてい授与じゅよされる。麻酔ますい香港ほんこん医学いがく審議しんぎかい専門医せんもんい登録とうろく登録とうろくする必要ひつようがあり、医学いがく審議しんぎかい規制きせいにある[69]

イタリア

イタリアでは、医学部いがくぶ卒業そつぎょう麻酔ますい認証にんしょうされた5年間ねんかん研修けんしゅう修了しゅうりょうしなければならない。麻酔ますい研修けんしゅうは、イタリア麻酔ますい鎮痛ちんつう蘇生そせい集中しゅうちゅう治療ちりょう学会がっかい(Italian Society of Anaesthesia, Analgesia, Resuscitation, and Intensive Care: SIAARTI)によって監督かんとくされている[70]

北欧ほくおう諸国しょこく

デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンでは、麻酔ますい研修けんしゅうは、それぞれのくに麻酔ますい学会がっかいとスカンジナビア麻酔ますい集中しゅうちゅう治療ちりょう学会がっかい(SSAI)によって監督かんとくされている。北欧ほくおう諸国しょこくでは、麻酔ますいがくは、麻酔ますい集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがく疼痛とうつう管理かんり医学いがく病院びょういんぜん救護きゅうごおよび院内いんない救急きゅうきゅう医療いりょう分野ぶんや従事じゅうじする医療いりょう専門せんもん分野ぶんやである。医学部いがくぶ卒業生そつぎょうせいは、12かげつのインターンシップを完了かんりょうし、その5年間ねんかん研修けんしゅうプログラムを修了しゅうりょうする必要ひつようがある。SSAIは現在げんざい北欧ほくおう麻酔ますいけに6つの研修けんしゅうプログラムを主催しゅさいしている。これらは、集中しゅうちゅう治療ちりょう小児しょうに麻酔ますい小児しょうに集中しゅうちゅう治療ちりょう高度こうど疼痛とうつう医学いがく集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがく救命きゅうめい救急きゅうきゅう医学いがく、および高度こうど産科さんか麻酔ますいがくから[よう出典しゅってん]

イギリス

英国えいこくでは、王立おうりつ麻酔ますい学会がっかい(Royal College of Anaesthetists: RCA)英語えいごばん研修けんしゅう監修かんしゅうしている。医学部いがくぶでの研修けんしゅう終了しゅうりょう医師いしは2年間ねんかん基礎きそ課程かていはいり、さまざまな医療いりょう専門せんもん分野ぶんやすくなくとも6かい、4ヶ月かげつあいだのローテーション研修けんしゅうおこなう。このあいだ、すべての医師いし最低さいてい3カ月かげつあいだ一般いっぱん内科ないか一般いっぱん外科げか研修けんしゅうけることが義務ぎむづけられている。その専門医せんもんい目指めざ[よう出典しゅってん]

現在げんざい英国えいこくでの麻酔ますい研修けんしゅうプログラムは、3年間ねんかんのコアトレーニングと4年間ねんかん高等こうとうトレーニングで構成こうせいされている。コアトレーニング終了しゅうりょうまでに、すべての研修生けんしゅうせい王立おうりつ麻酔ますい学会がっかいのフェローシップ(FRCA)の免状めんじょう取得しゅとくのためのいち試験しけん合格ごうかくしている必要ひつようがある。麻酔ますい集中しゅうちゅう治療ちりょうじゅう認定にんてい希望きぼうする研修生けんしゅうせいは、麻酔ますい救急きゅうきゅう医療いりょう急性きゅうせい医療いりょう集中しゅうちゅう治療ちりょう経験けいけんする4年間ねんかんのAcute Care Common Stem (ACCS)プログラムで麻酔ますい研修けんしゅう参加さんかすることができる。麻酔ますい研修生けんしゅうせいは、専門せんもん研修けんしゅう(StRまたはSpR)とばれる[よう出典しゅってん]

麻酔ますい研修けんしゅう修了しゅうりょう認証にんしょう(CCT)は、3つのレベルにかれている。基礎きそ中級ちゅうきゅう上級じょうきゅうの3段階だんかいである。このあいだ医師いしはすべての外科げかスペシャリティに適用てきようされる麻酔ますいまなぶ。カリキュラムはモジュール形式けいしき重点じゅうてんいており、研修生けんしゅうせいは1つのモジュールちゅうに、たとえば心臓しんぞう麻酔ますい脳神経のうしんけい麻酔ますい科学かがく英語えいごばん耳鼻咽喉科じびいんこうかあご顔面がんめん外科げか、ペインクリニック、集中しゅうちゅう治療ちりょう外傷がいしょうなど、おもに1つの専門せんもん分野ぶんや担当たんとうすることになる。伝統でんとうてきに(基礎きそプログラムが登場とうじょうする以前いぜんは)、研修生けんしゅうせい内科ないか外傷がいしょう救急きゅうきゅうなど、専門せんもん分野ぶんやから麻酔ますいうたてしていた。専門医せんもんい養成ようせいには、すくなくとも7年間ねんかんようする。専門医せんもんい研修けんしゅう修了しゅうりょうすると、CCTが授与じゅよされ、一般いっぱん医療いりょう評議ひょうぎかい専門医せんもんい名簿めいぼ登録とうろくされ、コンサルタント麻酔ますいとしてはたらくことも可能かのうになる。麻酔ますい新人しんじんコンサルタントは、最低さいてい14ねん研修けんしゅう(5~6ねん医学部いがくぶ研修けんしゅう、2ねん基礎きそ研修けんしゅう、7ねん麻酔ますい研修けんしゅうふくむ)を修了しゅうりょうしている必要ひつようがある[よう出典しゅってん]

集中しゅうちゅう治療ちりょう麻酔ますいじゅう認定にんてい希望きぼうする場合ばあいは、やく1年間ねんかん追加ついか研修けんしゅう王立おうりつ集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがく協会きょうかいのフェローシップ(FFICM)の取得しゅとく必要ひつようである。ペインクリニック専門医せんもんいは、王立おうりつ麻酔ますい疼痛とうつう医学いがく協会きょうかいフェローシップ(FFPMRCA)の試験しけんける[よう出典しゅってん]

アメリカ

麻酔ますいレジデントのトレーニングに使用しようされている混合こんごうモダリティシミュレーションのプレブリーフィングの写真しゃしん

米国べいこくでは、医学部いがくぶでの研修けんしゅう麻酔ますい専門医せんもんい資格しかくるために、米国べいこくそつ医学いがく教育きょういく認定にんてい評議ひょうぎかいACGME承認しょうにんしたプログラムで4年間ねんかん研修けんしゅう課程かてい修了しゅうりょうすることが義務付ぎむづけられている[71]麻酔ますい研修けんしゅうは、研修けんしゅう期間きかんちゅう生理学せいりがく病態びょうたい生理学せいりがく薬理やくりがく、および医学部いがくぶまなんだその医科いかがくふく試験しけんと、研修けんしゅう期間きかんちゅう進捗しんちょく評価ひょうかする複数ふくすう麻酔ますい知識ちしき試験しけんなど、複数ふくすう試験しけんける。研修けんしゅう終了しゅうりょう筆記ひっき試験しけん口頭こうとう試問しもん両方りょうほう合格ごうかくすることが、認定にんていになるための条件じょうけんである[よう出典しゅってん]

米国べいこくでの研修けんしゅうは、じゅつまえ医学いがくてき評価ひょうか手術しゅじゅつ患者かんじゃ既往症きおうしょう管理かんり術中じゅっちゅう生命せいめい維持いじ術中じゅっちゅう疼痛とうつう管理かんり術中じゅっちゅう換気かんき術後じゅつご回復かいふく集中しゅうちゅう治療ちりょう慢性まんせいおよび急性きゅうせい疼痛とうつう管理かんりなど、しゅうじゅつ医学いがくぜん範囲はんいおよんでいる。研修けんしゅう終了しゅうりょうおおくの麻酔ますい上級じょうきゅうのフェローシップで疼痛とうつう管理かんり睡眠すいみん医学いがく心臓しんぞう胸部きょうぶ外科げか麻酔ますい英語えいごばん小児しょうに麻酔ますい脳神経のうしんけい外科げか麻酔ますい英語えいごばん区域くいき麻酔ますい/日帰ひがえ麻酔ますい産科さんか麻酔ますい科学かがく、または集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがくなどのサブスペシャルティ研修けんしゅう修了しゅうりょうしている[72]

Medscapeによると、2021ねんのフルタイム勤務きんむ麻酔ますい平均へいきん給与きゅうよやく378,000ドルとされる[73]

米国べいこく麻酔ますい大半たいはんは、米国べいこく麻酔ますいきょく英語えいごばん(ABA)または米国べいこく麻酔ますいオステオパシー医学いがくきょく英語えいごばん(AOBA)の認定にんていけている。麻酔ますいオステオパシーは、ABAの認定にんていけることもできる。ABAは米国べいこく医師いし専門せんもんきょくメンバーであり、AOBAは米国べいこくオステオパシー協会きょうかいぞくする。ABAもAOBAも、米国べいこく主要しゅよう保険ほけん引受ひきうけ会社かいしゃ、およびアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく武官ぶかん組織そしきぜん支部しぶみとめられている。ABAによる認定にんていには、筆記ひっき試験しけん口頭こうとう試験しけん両方りょうほうふくまれる。AOBAの認定にんていには、同様どうよう試験しけんくわえ、申請しんせいしゃ手術しゅじゅつしつ実際じっさい麻酔ますいやく投与とうよしているところを試験しけん観察かんさつする実技じつぎ試験しけん必要ひつようとする[74]

米国べいこくでは、医師いし以外いがい麻酔ますいおこな医療いりょうしょくなんしゅかある。そのなかには、麻酔ますい看護かんごCRNA)、麻酔ますい助手じょしゅAA)、歯科しか麻酔ますいふくまれる。CRNAは、医師いし以外いがい医療いりょうしょくで、あらゆる手術しゅじゅつ処置しょちのためのあらゆる種類しゅるい麻酔ますい単独たんどく提供ていきょうできるよう、ロビー活動かつどう成功せいこうした唯一ゆいいつのタイプである。AAは医師いしである麻酔ますい監督かんとくはたらかなければならず、歯科しか麻酔ますい歯科しか症例しょうれい限定げんていされる。

政府せいふ統計とうけい

平成へいせい20ねん医療いりょう施設しせつ従事じゅうじする医師いし政府せいふ統計とうけい[75]によると、麻酔ますい人口じんこうは7,067にん医師いし全体ぜんたいの2.6%をめ(ひょう4)、男性だんせいおよそ4,700にん女性じょせいおよそ2,300にんひょう3、ひょう4)からもとまる女性じょせい割合わりあいはおよそ33%であった。医師いし全体ぜんたい女性じょせい割合わりあいである18%よりもたかい。平均へいきん年齢ねんれい41.9さいは、医師いし全体ぜんたい平均へいきん年齢ねんれい48.3さいよりも6.4さいわかく、臨床りんしょう研修けんしゅう以外いがいもっとわか救急きゅうきゅうの39.7さいちかい。

患者かんじゃとの信頼しんらい関係かんけい麻酔ますい説明せつめい

麻酔ますいからのじゅつぜん説明せつめい麻酔ますい説明せつめい)がおおくの患者かんじゃにとって麻酔ますいせっする最初さいしょ機会きかいで、患者かんじゃ麻酔ますいたいするだいいち印象いんしょうめることになるが、麻酔ますい説明せつめいのパンフレットに日本にっぽん統一とういつされた形式けいしき存在そんざいせず、病院びょういんによっておよそ20ぺーじ文章ぶんしょうのもの[76]から、ほぼおなぺーじすう写真しゃしんイラスト部分ぶぶんてきにフリガナきのもの[77]、それらの4ぶんの1程度ていどぺーじすうのものと、多岐たきにわたる。ある麻酔ますい説明せつめいパンフレットにたいして、22%の患者かんじゃが「一部いちぶわからなかった」と回答かいとうし、べつの22%の患者かんじゃが「配布はいふされなかった」と回答かいとうした[78]対応たいおうのばらつきが麻酔ますいへの印象いんしょう影響えいきょうあたえている可能かのうせいがあり、またどう文献ぶんけんにあるように麻酔ますい研修けんしゅうかによっても患者かんじゃ回答かいとうている。パンフレットと診察しんさつくわえて、ビデオを導入どうにゅうしている場合ばあいえており[79]一部いちぶビデオが公開こうかいされているものもある[80]患者かんじゃ麻酔ますいじゅつぜん診察しんさつで、麻酔ますい併発へいはつしょうによる死亡しぼうりつつたえられるかどうかについても、ドイツでは数値すうちとしてげていないとする文献ぶんけん[81]があるが、日本にっぽん麻酔ますい説明せつめいパンフレットのあいだでも、患者かんじゃ記憶きおくしやすい1けた数値すうちひょうとして自然しぜん注意ちゅういがいくようにいてあるものはすくない。なお、小児しょうに麻酔ますい場合ばあいには、必要ひつようおうじて学会がっかいのホームページの麻酔ますい説明せつめい参照さんしょうするようにうながしているものがあった[82]日本にっぽん麻酔ますい学会がっかいは「麻酔ますいのしおり」というしょう冊子さっしを2008ねんくらいから年間ねんかん50,000程度ていど[83]発行はっこうしており、どう学会がっかい事務じむきょくから購入こうにゅうできる。内容ないようはインターネットで閲覧えつらんすることはできないものの、報告ほうこく[84]から表紙ひょうしなどをうかがうことができる。

日本にっぽん臨床りんしょう麻酔ますい学会がっかいは、日本語にほんごかれた学会がっかいのバックナンバーをインターネットをつうじてPDF形式けいしき公開こうかいしており、患者かんじゃ家族かぞく麻酔ますいについてからないことがあれば検索けんさく参照さんしょう印刷いんさつすることができる[85][86]同様どうように、世界せかいてきによくられた英文えいぶん論文ろんぶん雑誌ざっしであるAnesthesiology[87]についても、おおくの記事きじ無料むりょう閲覧えつらんできる。併存へいそん疾患しっかんのある患者かんじゃ自分じぶん調しらべて、じゅつぜん診察しんさつとき麻酔ますい全身ぜんしん麻酔ますい手術しゅじゅつ危険きけんせいやアレルギーなど不安ふあんてん相談そうだんしておくことが可能かのうである。

麻酔ますいは、手術しゅじゅつしつ重要じゅうよう役割やくわりたすが、手術しゅじゅつしつそとでの業務ぎょうむ目立めだちにくいため、患者かんじゃ家族かぞく評価ひょうか感謝かんしゃされにくいことがげられ、その問題もんだい重視じゅうししようという意見いけんもあった[88]

訴訟そしょう可能かのうせいについて

生命せいめい維持いじてんから訴訟そしょうになるりつたかいという通説つうせつがあるが、実際じっさいにはぜん診療しんりょうあわせた件数けんすうの1.1% (2021ねん)とひく[89]政府せいふ統計とうけいによると、麻酔ますい医師いし全体ぜんたいの2.6%をめるので、麻酔ますい1にんたりの訴訟そしょうすうは、医師いし平均へいきんのおよそ1/3である。麻酔ますい訴訟そしょうおおいとする誤解ごかい理由りゆうとして、しゅうじゅつ全身ぜんしん管理かんりという麻酔ますい仕事しごとが、医師いし活動かつどうよりも患者かんじゃまりにくく、手術しゅじゅつしつ実情じつじょうをテレビドラマ以上いじょうにイメージすることも困難こんなんであるため、「麻酔ますい事故じこ」というキーワードのほう麻酔ますい (小説しょうせつ)報道ほうどうによって浸透しんとうしてしまったことがげられる[90][91][92]

麻酔ますい事故じこ特殊とくしゅせいについてべた文献ぶんけん[93] では、つぎの4てん簡潔かんけつにまとめられている。

  1. だい1に麻酔ますい患者かんじゃ人間にんげん関係かんけい信頼しんらい関係かんけい形成けいせいされずに麻酔ますい実施じっし
  2. だい2に患者かんじゃ麻酔ますい危険きけんせいについての認識にんしきあまさ。
  3. だい3に患者かんじゃ認識にんしきできない状態じょうたい全身ぜんしん麻酔ますいおこなわれ過程かていからない。
  4. だい4に局所きょくしょ麻酔ますい簡易かんいおもわれているわり重大じゅうだい結果けっかをもたらす。

日本にっぽん麻酔ますい学会がっかいは、麻酔ますい関連かんれん偶発ぐうはつ症例しょうれい調査ちょうさ実施じっししており[94]、その詳細しょうさい一部いちぶが、日本にっぽん麻酔ますい学会がっかいのサイトからPDF形式けいしき閲覧えつらんできる[95]

麻酔ますいつたわる格言かくげんとして、手術しゅじゅつにはしょう手術しゅじゅつだい手術しゅじゅつがあるが、麻酔ますいにはしょう麻酔ますいだい麻酔ますいはない、つまりちいさい手術しゅじゅつだからといって麻酔ますい手順てじゅんいてはいけないとわれている[96]麻酔ますいいろはうたというものもあり、「く:くびよりも うえでの手術しゅじゅつ 事故じこおおし」などとまれている[97]

麻酔ますい不足ふそく負荷ふか調整ちょうせい

麻酔ますい不足ふそく社会しゃかい問題もんだい

麻酔ますい医師いし不足ふそく深刻しんこく診療しんりょうであり、もっと不足ふそくした時期じきには、麻酔ますい4にん一斉いっせい退職たいしょくしたある市立しりつ病院びょういんで、麻酔ますい求人きゅうじん年収ねんしゅう3500まんえん記載きさいされたことが話題わだいとなった。医療いりょう崩壊ほうかいさけばれた時期じきには内科ないかならんで集団しゅうだん退職たいしょく目立めだ診療しんりょうとしてげられた。これをまえて日本にっぽん麻酔ますい学会がっかいから行政ぎょうせいかえ提言ていげんおこなわれた[98][99]。その内容ないよう各国かっこくとの比較ひかく女性じょせい医師いし復帰ふっき支援しえん看護かんご麻酔ますい制度せいど問題もんだいてんなど多岐たきにわたっている。ときには手術しゅじゅつしつちする麻酔ますい日常にちじょうを、脚色きゃくしょくくわえてえがいた漫画まんが作品さくひんとして麻酔ますいハナがある。人口じんこうたりでもっと不足ふそくしているのは、三重みえけん新潟にいがたけん茨城いばらきけん埼玉さいたまけんであるとする統計とうけいがある[100]全身ぜんしん麻酔ますい件数けんすうたりでもっと不足ふそくしているのは福島ふくしまけん岩手いわてけんであるとする概算がいさんがある[101]麻酔ますい健康けんこうはたらける全身ぜんしん麻酔ますい症例しょうれいすうとしては年間ねんかん300-400れい程度ていどがひとつの目安めやすとされる[101][102]全身ぜんしん麻酔ますい件数けんすう複数ふくすう麻酔ますい担当たんとうした場合ばあいふくんで平均へいきん29.4れい/つきで、手術しゅじゅつしつ責任せきにんしゃとして関与かんよした全身ぜんしん麻酔ますい件数けんすう合計ごうけい平均へいきん37.7れい/がつであったとする集計しゅうけいがある[103]。しかし前者ぜんしゃはヒストグラムじょうで30~40けん最大さいだい[103]麻酔ますい不足ふそく報道ほうどう記事きじは、2008ねん最大さいだいとして、2010ねん2がつには、あらたな記事きじとしては、ほとんど掲載けいさいされなくなった。

女性じょせい麻酔ますい復帰ふっき支援しえん

女性じょせい医師いし麻酔ますい復帰ふっき支援しえんプロジェクト」[104]は、長崎大学ながさきだいがく病院びょういん麻酔ますい中心ちゅうしんになって推進すいしんしていた。出産しゅっさん育児いくじなどで職場しょくばはなれた女性じょせい麻酔ますいや、から麻酔ますいてん希望きぼう女性じょせい医師いしを、非常勤ひじょうきん復帰ふっき支援しえん機構きこう専修せんしゅうといういでオンザジョブトレーニングほどこし、麻酔ますい現場げんば適応てきおうさせようとするプロジェクトであった。募集ぼしゅう人員じんいんは2010ねん2がつ現時点げんじてんで2めい[リンク][105]ながら、機構きこう協力きょうりょく病院びょういんは70施設しせつ[リンク][106]のぼった。文部もんぶ科学かがくしょう医療いりょうじんGP[107]として採択さいたくされたプロジェクトである。このほか日本にっぽん麻酔ますい学会がっかいサイトじょうでもおおくの病院びょういん女性じょせい医師いし復帰ふっきつのっていた[108]どうウェブページには、女性じょせいだけでなく男性だんせい医師いしでもかまわない、また、若手わかてやく4わり女性じょせいとの記載きさいがあった。こうした病院びょういんなかで、「ママ麻酔ますい制度せいど」として大阪大学おおさかだいがく[109]山口大学やまぐちだいがく[110]奈良県立医科大学ならけんりついかだいがく[111]女性じょせい医師いし募集ぼしゅうおこなっていた。大阪大学おおさかだいがく関連かんれん病院びょういんもっとおおく2010ねん2がつで23施設しせつのぼったが、2016ねんに13施設しせつ[112]となっており、2022ねん、これらの施設しせつ明示めいじてき募集ぼしゅうしているのは奈良県立医科大学ならけんりついかだいがくのみとなった[111]公的こうてき支援しえん制度せいどとしては、明確めいかく先細さきぼそりの状況じょうきょうとなっているが[注釈ちゅうしゃく 3]、このあいだ民間みんかん医師いし転職てんしょく斡旋あっせんサイトの興隆こうりゅうがあり、これらが診療しんりょう性別せいべつ離職りしょく理由りゆう期間きかんわずいれしょく希望きぼうしゃ病院びょういんとのマッチングをおこなっている[113][114]

ワークシェア、タスクシフト

他国たこく麻酔ますい看護かんご英語えいごばん制度せいどしているれいがあるが、日本にっぽんでは看護かんごなどコメディカルしゅうじゅつ業務ぎょうむ整理せいり統合とうごうし、患者かんじゃ入院にゅういんから手術しゅじゅつ退院たいいんまでの業務ぎょうむながれを効率こうりつするのとわせて、麻酔ますいをリーダーとしてしゅうじゅつのチーム医療いりょう実現じつげんするという「しゅうじゅつ管理かんりチーム」認定にんてい制度せいど日本にっぽん麻酔ますい学会がっかい主導しゅどう運営うんえいされている[115]気管きかん挿管動脈どうみゃくラインなど、麻酔ますい一部いちぶ手技しゅぎ所定しょてい研修けんしゅうけ、医師いし包括ほうかつてき指示しじおこなうことができる、看護かんご特定とくてい行為こうい研修けんしゅう制度せいどが、2015ねんより厚生こうせい労働省ろうどうしょう認定にんてい制度せいどとして運営うんえいされている[116][117]

麻酔ますい登場とうじょうする作品さくひん

小説しょうせつ

1992ねん 渡辺わたなべ淳一じゅんいち朝日新聞あさひしんぶん小説しょうせつ麻酔ますい」を連載れんさい

2004ねん 破裂はれつ 主人公しゅじんこう麻酔ますいやく依存いぞん麻酔ますい

2006ねん チーム・バチスタの栄光えいこう 登場とうじょう人物じんぶつ麻酔ますい物語ものがたりじょう重大じゅうだい役割やくわりつ。

2008ねん 「麻酔ますい[118]もと看護かんご作家さっか江川えがわはるによる。

漫画まんが

2000-2011ねん ゴッドハンドてる 登場とうじょうする麻酔ますいのモデルは実在じつざい麻酔ますい指導しどうである。麻酔ますい登場とうじょうする作品さくひん考察こうさつふくめて学会がっかい紹介しょうかいされたことがある[90]

2002-2011ねん りゅう うではいいが守銭奴しゅせんど麻酔ますい荒瀬あらせ手術しゅじゅつチームのメンバーとして

2008-2017ねん 麻酔ますいハナ麻酔ますい主人公しゅじんこう麻酔ますいハナの主人公しゅじんこうであるはなおかハナコのせいは、世界せかい最初さいしょ全身ぜんしん麻酔ますいおこなったはなおかあおしゅう由来ゆらいし、どう作品さくひん監修かんしゅうしゃ松本まつもとかつひらめ (医師いし)麻酔ますいである。研修けんしゅう麻酔ますい任務にんむ重要じゅうようせいをイメージさせるために、どう作品さくひん紹介しょうかいしたれいがある[119]

2008-2014ねん 最上さいじょういのち

2004-2023ねん現在げんざい連載れんさいちゅう K2

テレビドラマ

1990ねん・1992ねん 外科医げかい有森ありもり冴子さえこ 羽賀はが研二けんじ麻酔ますいえんじた。

1994ねん 上記じょうき小説しょうせつ麻酔ますい」のテレビドラマ

1993ねん かえればやつがいる 麻酔ますい主人公しゅじんこうもと彼女かのじょ設定せってい年齢ねんれい26さい

2006ねん りゅう うではいいが守銭奴しゅせんど麻酔ますい荒瀬あらせ主人公しゅじんこう手術しゅじゅつチームの一員いちいん

2008ねん ふうのガーデン 麻酔ますい主人公しゅじんこう医療いりょう監修かんしゅうには旭川あさひかわ医大いだい日本にっぽん医大いだい協力きょうりょく[120]医療いりょうシーンは再現さいげんせいたかい。

2008ねん チーム・バチスタの栄光えいこう 同名どうめい小説しょうせつのテレビドラマ

2009ねん ゴッドハンドてる 同名どうめい漫画まんがのテレビドラマ

2011ねん 最上さいじょういのち 同名どうめい漫画まんがのテレビドラマ

2015ねん 破裂はれつ 同名どうめい小説しょうせつのテレビドラマ

2016, 2017, 2019ねん 最上さいじょういのち 同名どうめい漫画まんがのテレビドラマ

映画えいが

2008ねん チーム・バチスタの栄光えいこう 同名どうめい小説しょうせつ映画えいが

2014ねんすくいたい」実在じつざい麻酔ますいがモデル、主人公しゅじんこう[121]

著名ちょめい人物じんぶつ

はなおかあおしゅう

その

歯科しかとの関係かんけい

歯科しか医師いし麻酔ますい技能ぎのう医科いか麻酔ますい研修けんしゅうけることで向上こうじょうさせる「歯科しか医師いし医科いか麻酔ますい研修けんしゅう」が実施じっしされている[123][124]。これら歯科しか麻酔ますいは、全身ぜんしん管理かんりふく歯科しか治療ちりょう(インプラントなど)、全身ぜんしん麻酔ますいによる歯科しか治療ちりょう障害しょうがいしゃなど)のための麻酔ますいおこなうが、医科いか麻酔ますいとしてはたらくことはほう禁止きんしされている。この歯科しかとの関係かんけいとしては歯科しか医師いし過剰かじょう問題もんだいにまつわり、歯科しか医師いしによって麻酔ますい不足ふそくおぎなおうと真剣しんけん議論ぎろんされた時期じきがあった[出典しゅってん無効むこう][125]歴史れきしてきにも歯科しか手術しゅじゅつさい麻酔ますいは、麻酔ますい科学かがく成立せいりつおおきな影響えいきょうあたえた[出典しゅってん無効むこう][126]

関連かんれん団体だんたい

日本にっぽん麻酔ますい関連かんれん学会がっかいとして、日本にっぽん麻酔ますい学会がっかい日本にっぽん臨床りんしょう麻酔ますい学会がっかい[127]日本にっぽん小児しょうに麻酔ますい学会がっかい[128]日本にっぽん心臓しんぞう血管けっかん麻酔ますい学会がっかい[129]などがある。また、国際こくさいてき学会がっかいとしてIARS[130]とそれが主催しゅさいする麻酔ますい教育きょういくとくしたサイトOpenAnesthesia.org[131]がある。米国べいこく学会がっかいとしてASA[132]がある。

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ 歴史れきしてきにはこれらの専門せんもん分野ぶんや麻酔ますいのサブスペシャリティとして発展はってんしてきたが、現在げんざいすくなくとも日本にっぽんでは救急きゅうきゅう医学いがくはサブスペシャリティではない診療しんりょうとしての地位ちい確立かくりつしつつあり、2023ねん現在げんざい日本にっぽん専門医せんもんい機構きこうにおいても麻酔ますい同様どうよう基本きほん領域りょういきである。集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがくはサブスペシャルティ領域りょういきとして認定にんていされた。ペインクリニック認定にんていである。
  2. ^ 一方いっぽう麻酔ますい標榜ひょうぼう制度せいど制定せいていされた当時とうじは、一切いっさい専門医せんもんい認定にんてい制度せいどく、そのなか標榜ひょうぼう審査しんさ麻酔ますいへの専従せんじゅう期間きかんないしは一定いってい全身ぜんしん麻酔ますい経験けいけん必須ひっすとされたことは、当時とうじとしては画期的かっきてきであった。しかし、診療しんりょう専門せんもん分化ぶんかすすむにつれて、おおくの専門せんもんにおいて、麻酔ますい標榜ひょうぼうよりもなが期間きかん専従せんじゅう期間きかんや、診療しんりょうしつ担保たんぽするための更新こうしん制度せいど整備せいびされ、制度せいどとしての麻酔ますい標榜ひょうぼう資格しかく認定にんていはいわば時代遅じだいおくれとなりつつある。
  3. ^ 性別せいべつ診療しんりょう休職きゅうしょく理由りゆうなどの属性ぞくせい区別くべつして支援しえんすることは、2023ねん現在げんざいでは、ぎゃく差別さべつてき適切てきせつではないとかんがえられる。

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参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

外部がいぶリンク