船ふねの科学かがく館かん

東京とうきょう臨海りんかい副ふく都心としん > 東八潮ひがしやしお > 船ふねの科学かがく館かん

船ふねの科学かがく館かん Museum of Maritime Science
船ふねの科学かがく館かん （2008年ねん7月がつ4日にち撮影さつえい）
船ふねの科学かがく館かんの位置いち
施設しせつ情報じょうほう
専門せんもん分野ぶんや	船舶せんぱく
管理かんり運営うんえい	公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本海事科学振興財団にほんかいじかがくしんこうざいだん
開館かいかん	1974年ねん7月がつ20日はつか
閉館へいかん	2024年ねん1月がつ28日にち（本館ほんかん、別館べっかん）
所在地しょざいち	東京とうきょう都と品川しながわ区く東八潮ひがしやしお3番ばん1号ごう
位置いち	北緯ほくい35度ど37分ふん13.2秒びょう 東経とうけい139度ど46分ふん20.5秒びょう
外部がいぶリンク	船ふねの科学かがく館かん 公式こうしきホームページ
プロジェクト:GLAM

船ふねの科学かがく館かん（ふねのかがくかん Museum of Maritime Science）は、公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本海事科学振興財団にほんかいじかがくしんこうざいだんが運営うんえいする海事かいじ博物館はくぶつかん。東京とうきょう都と品川しながわ区く東八潮ひがしやしおの現げん東京とうきょう臨海りんかい副ふく都心としん地区ちくに、1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）7月がつに竣工しゅんこう・開館かいかんした。2011年ねん10月に本館ほんかん展示てんじを休止きゅうしし、南極なんきょく観測かんそく船せん「宗谷そうや」の展示てんじ公開こうかいと屋外おくがい展示てんじ場じょうでの収蔵しゅうぞう物ぶつ展示てんじを中心ちゅうしんに博物館はくぶつかんとして営業えいぎょうしており、体験たいけん教室きょうしつなど各種かくしゅイベントを継続けいぞくして実施じっししている。

概要がいよう

財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽん船舶せんぱく振興しんこう会かい（現げん公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽん財団ざいだん）が、モーターボート競走きょうそうの収益しゅうえき金きんを世よのため人ひとのために生いかす事業じぎょうとして海事かいじ博物館はくぶつかんを構想こうそう、1967年ねんに日本海事科学振興財団にほんかいじかがくしんこうざいだんを設立せつりつして開館かいかんにいたったものである。船舶せんぱくや海運かいうん、海洋かいよう開発かいはつ、海上かいじょう保安ほあんに関かんする事柄ことがらを中心ちゅうしんに、船舶せんぱくの構造こうぞう・歴史れきしの解説かいせつや、エンジンなど各種かくしゅ機器ききの展示てんじを行おこなってきた。1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）7月がつ20日はつかに三さん橋きょう設計せっけいの設計せっけいで開館かいかんし、開館かいかん当時とうじは現在げんざいの東京とうきょう臨海りんかい副ふく都心としん地区ちく最初さいしょの建築けんちく物ぶつといえる建物たてものだった。1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん）からおよそ1年間ねんかんにわたり同館どうかん周辺しゅうへんで開催かいさいされた宇宙うちゅう科学かがく博覧はくらん会かいでは、1期き・2期きの両りょう期きで1100万まん人にんもの来場らいじょう者しゃを集あつめた。開館かいかん以来いらい、同館どうかんの運営うんえいには日本にっぽん財団ざいだんが競艇きょうていの収益しゅうえきを元もとに助成じょせいを行おこなっており、競艇きょうていと関かかわり合あいの深ふかい施設しせつである。

部分ぶぶん休館きゅうかんと本館ほんかん解体かいたい

2011年ねん9月がつ30日にちをもって本館ほんかん展示てんじを無む期限きげんで休止きゅうしするとともに、青函せいかん連絡れんらく船せん「羊蹄丸ようていまる」の展示てんじ保存ほぞんを終了しゅうりょうした。本館ほんかんは開館かいかん後ご37年ねんが経過けいかして施設しせつ建屋たきのや・展示てんじ内ない容共ようきょうに老朽ろうきゅう化かが著いちじるしく、羊蹄丸ようていまるについては維持いじ費ひ負担ふたんの点てんから国内こくない団体だんたいに無償むしょう譲渡じょうとされることになった。休館きゅうかんは同年どうねん7月がつ1日にちに公表こうひょうされた。7月がつ20日はつかから休館きゅうかん日びまでは謝恩しゃおん価格かかくとして入館にゅうかん料りょうが大人おとな200円えんに引ひき下さげられると共ともに企画きかく展てんやイベントなどが開催かいさいされ、休館きゅうかん前まえの2か月げつ間あいだで12万まん人にん以上いじょうの見学けんがく者しゃが来館らいかんした。最終さいしゅう日びは羊蹄丸ようていまるの模擬もぎ出港しゅっこうなどのセレモニーが実施じっしされた。

本館ほんかん展示てんじ休止きゅうし中ちゅうは、本館ほんかん展示てんじや収蔵しゅうぞう品ひんを撮影さつえいした画像がぞう等とうを公式こうしきホームページに掲載けいさいし、インターネットを通つうじて公開こうかいするという「バーチャル博物館はくぶつかん」の試こころみを推進すいしんするとともに、資料しりょうの貸かし出だしを行おこなう「海うみと船ふねの博物館はくぶつかんネットワーク」の試こころみ、本館ほんかん展示てんじのリニューアルを検討けんとうするとしていたが、本館ほんかん施設しせつの処置しょちについては長ながらく公式こうしき発表はっぴょうがなかった。

しかしながら本館ほんかん展示てんじが休止きゅうしされてから12年ねん後ごの2023年ねん12月26日にちに、建設けんせつから50年ねんが経過けいかした施設しせつの老朽ろうきゅう化かが著いちじるしい事ことを理由りゆうに2024年ねん2月がつより本館ほんかん解体かいたい工事こうじを開始かいしする事ことが発表はっぴょうされた。なお、リニューアル計画けいかく自体じたいは存続そんぞくしており、さらなる博物館はくぶつかん活動かつどうの充実じゅうじつを図はかるための候補こうほ地ちの検討けんとうも進すすめられている事ことも同時どうじに発表はっぴょうされている。

現状げんじょう

2011年ねん10月1日にち以降いこうも南極なんきょく観測かんそく船せん「宗谷そうや」と屋外おくがい展示てんじ物ぶつの公開こうかいを行おこなっており、2017年ねんまでは体験たいけん教室きょうしつプールで各種かくしゅイベントを開催かいさいしていた。また、2012年ねん1月がつ2日にちからは新設しんせつされたMINI展示てんじ場じょう（現げん別館べっかん展示てんじ場じょう）にて本館ほんかん収蔵しゅうぞう資料しりょうの展示てんじ公開こうかいを開始かいしし、2020年ねん現在げんざい「別館べっかん展示てんじ場じょう」と呼よんでいる。2016年ねんには隣接りんせつ地ちでの東京とうきょう国際こくさいクルーズターミナル建設けんせつに伴ともない、「宗谷そうや」の展示てんじ場所ばしょを対岸たいがん桟橋さんばしに移動いどうした。なお、屋外おくがい展示てんじ物ぶつと別館べっかん展示てんじ場じょうにおける資料しりょう展示てんじ公開こうかいは前述ぜんじゅつの本館ほんかん解体かいたい工事こうじに伴ともない2024年ねん1月がつ28日にちに終了しゅうりょうした。宗谷そうや、別館べっかん、屋外おくがい展示てんじともに入場にゅうじょう無料むりょうだった。

本館ほんかん

本館ほんかん

2011年ねん10月がつより展示てんじ休止きゅうし、2024年ねん1月がつ28日にちを以もって閉館へいかん。

建物たてもの自体じたいが英国えいこくのクルーズ客船きゃくせん「クイーン・エリザベス2号ごう」をモチーフにした大型おおがた客船きゃくせんの形かたちをしている。展示てんじ内容ないようも実物じつぶつの船ふねの構造こうぞうにあわせ、1階かいが機関きかん関連かんれん展示てんじ及および船ふねの歴史れきし、ブリッジを模もした構造こうぞうの6階かいが操舵そうだ室しつ関連かんれん展示てんじになっていた。1階かいの中心ちゅうしんに設置せっちされた巨大きょだいな船舶せんぱく用ようディーゼルエンジンは実物じつぶつで、館たて建設けんせつの過程かていで搬入はんにゅう設置せっちしたものである。船ふねの煙突えんとつ・マストに相当そうとうする部分ぶぶんは展望てんぼう台だいになっており、航海こうかい訓練くんれん所しょの練習れんしゅう船せんや南極なんきょく観測かんそく船せんの出港しゅっこうに際さいして展望てんぼう台だいへの信号しんごう旗はた掲揚けいよう（UW旗はた）と汽笛きてき吹鳴すいめいでの見送みおくりが行おこなわれていた。

また、東京とうきょう港こう内うちの信号しんごう所しょを制御せいぎょして航行こうこう管制かんせいを行おこなう東京とうきょう海上かいじょう保安ほあん部ぶ交通こうつう管制かんせい室しつが本館ほんかん3階かいにあり、開館かいかん中ちゅうは業務ぎょうむ風景ふうけいをガラス越ごしに見学けんがくできた。

• 6F - 展示てんじ室しつ（操舵そうだ室しつ）、操船そうせんシミュレーション
• 5F - 多目的たもくてきホール「ホールマーメイド」
• 4F - レストラン「海王かいおう」、多目的たもくてきホール「マリンホール」
• 3F - 展示てんじ室しつ（日本にっぽんの船ふねの歴史れきし）、ラジコン船せんコーナー、東京とうきょう海上かいじょう保安ほあん部ぶ港内こうない交通こうつう管制かんせい室しつ
• 2F - 展示てんじ室しつ（船ふねの役割やくわり）、潜水せんすい艦かんコーナー
• 1F - 展示てんじ室しつ（船ふねの歴史れきし・構造こうぞう）、多目的たもくてきホール「オーロラホール」
• B1F - 展示てんじ室しつ（海洋かいよう開発かいはつ）

別館べっかん 展示てんじ場じょう

2012年ねん1月がつに公開こうかいされた展示てんじ施設しせつで、公開こうかい当時とうじは「MINI展示てんじ場じょう」と呼よばれていた。売店ばいてんマリンショップだった建物たてものを改装かいそうし、操船そうせんシミュレータや船舶せんぱく模型もけいなど本館ほんかん収蔵しゅうぞう資料しりょうを展示てんじしていた。

屋外おくがい展示てんじ場じょう

別館べっかん：南極なんきょく観測かんそく船せん「宗谷そうや」、青函せいかん連絡れんらく船せん「羊蹄丸ようていまる」

以前いぜんは宗谷そうや・羊蹄丸ようていまるの2隻せきが係留けいりゅうされていたが、現在げんざいは宗谷そうやのみになっている。

2006年ねん頃ごろまで「本館ほんかん・宗谷そうや・羊蹄丸ようていまる共通きょうつう入館にゅうかん券けん」という本館ほんかん入館にゅうかん券けんに大人おとな300円えん（小児しょうに200円えん）増ましの券けん、あるいは羊蹄丸ようていまると宗谷そうやのみの「羊蹄丸ようていまる券けん（同どう600円えん〈小児しょうに300円えん〉）」が必要ひつようであった。その後ご「本館ほんかん・宗谷そうや入館にゅうかん券けん」となり羊蹄丸ようていまるが名目めいもく上じょう無料むりょう開放かいほうされた後のち、2008年ねん頃ごろに本館ほんかん・宗谷そうや共通きょうつう入館にゅうかん券けんも撤廃てっぱいされた。以降いこう本館ほんかん展示てんじ休止きゅうしまでは、羊蹄丸ようていまる・宗谷そうやには本館ほんかん入館にゅうかん券けんを提示ていじするか、（入館にゅうかん券けんが無ない場合ばあい）運営うんえい維持いじ費ひの募金ぼきんを求もとめられていた。

南極なんきょく観測かんそく船せん「宗谷そうや」

詳細しょうさいは「宗谷そうや (船ふね)」を参照さんしょう

• 2016年ねん9月がつに、隣接りんせつして建設けんせつされる東京とうきょう国際こくさいクルーズターミナルの工事こうじに伴ともない、船首せんしゅを陸りく側がわにする形かたちで、かつて羊蹄丸ようていまるが係留けいりゅうされていた場所ばしょに移動いどう。
• 2017年ねん4月がつ1日にちに見学けんがくが再開さいかいされた。

青函せいかん連絡れんらく船せん「羊蹄丸ようていまる」

詳細しょうさいは「フローティングパビリオン羊蹄丸ようていまる」を参照さんしょう

• 2011年ねん9月がつ30日にちに保存ほぞん展示てんじを終了しゅうりょう。本館ほんかん展示てんじ休止きゅうしにより年間ねんかん3,000万まん円えんの維持いじ費ひを支出ししゅつできなくなったため、えひめ東予とうよシップリサイクル研究けんきゅう会かいに無償むしょう譲渡じょうとされることとなり、2012年ねん3月25日にちに新居浜にいはま港こうへ曳航えいこうされ同地どうちで一般いっぱん公開こうかいの後のち、同年どうねん7月がつから翌よく2013年ねん4月がつにかけて香川かがわ県けん多度津たどつ町まちで解体かいたいされた。
• 過去かこには「マリンウェディング」と呼よばれる結婚式けっこんしきが船内せんないのホールで行おこなわれることもあった。

屋外おくがい展示てんじ物ぶつ

• 潜水せんすい艇てい「たんかい」
• 深海しんかい潜水せんすい艇てい「PC-18（模型もけい）」
• 深海ふかうみ大気たいき潜水せんすい服ふく「JIM」
• 双そう胴どう船せん「マリンエース」 - 日本にっぽんで初はじめて完成かんせいした実験じっけん船せん。
• 超ちょう伝導でんどう電磁でんじ推進すいしん装置そうち - ヤマト1に搭載とうさいされていたもの。船体せんたいは2016年ねんまで神戸こうべ海洋かいよう博物館はくぶつかんにて屋外おくがい展示てんじされていた。
• 海底かいていハウス「歩ふ号ごう1世せい」
• 九十九里くじゅうくりの木造もくぞう漁船ぎょせん
• 長崎ながさき五島列島ごとうれっとうの大瀬崎おおせざき灯台とうだい（復元ふくげん）
• 三重みえ安乗あのり埼灯台だい（移築いちく）
• 東京とうきょう灯船とうせんの灯ひ器き
• 大型おおがたスクリュープロペラ
• ナヒーモフ号ごう主砲しゅほう
• 笹川ささかわ良一りょういち像ぞう（孝養こうようの像ぞうなど）

過去かこの展示てんじ物ぶつ

• 二に式しき大だい艇てい一いち二に型がた（製造せいぞう番号ばんごう426） - 2004年ねん4月がつ末まつ、海上かいじょう自衛隊じえいたい鹿屋かのや航空こうくう基地きち史料しりょう館かんへ移管いかん。
• 2003年ねん5月がつから2004年ねん2月がつまで、東シナ海ひがししなかいにて九州きゅうしゅう南西なんせい海域かいいき工作こうさく船せん事件じけんで自沈じちん、引ひき上あげられた不審ふしん船せん（北朝鮮きたちょうせんの武装ぶそう工作こうさく船せん）を展示てんじ。この工作こうさく船せんは2004年ねん12月がつ10日とおかから横浜よこはま海上かいじょう防災ぼうさい基地きち内うちの「海上かいじょう保安ほあん資料しりょう館かん横浜よこはま館かん」にて展示てんじされている。
• しんかい2000 - 2006年ねん7月がつ15日にちから8月がつ31日にちまで、屋外おくがい特設とくせつ会場かいじょうで企画きかく展示てんじ。
• 戦艦せんかん大和やまと（1/20模型もけい） - 映画えいが『連合れんごう艦隊かんたい』に使用しようした大型おおがた模型もけいを玄関げんかん脇わきに展示てんじ。2007年ねん末まつの暴風雨ぼうふううによって横転おうてんし大破たいはしたため解体かいたい処分しょぶん。
• ムスタファ・ケマル・アタテュルク騎馬きば像ぞう - 柏崎かしわざきトルコ文化ぶんか村むら（閉鎖へいさ）に、トルコ政府せいふから寄贈きぞうされて設置せっちされていた。トルコ文化ぶんか村むらが閉鎖へいさした後のちの粗雑そざつな取とり扱あつかいが国際こくさい問題もんだい化かし、本館ほんかんに一時期いちじき展示てんじされていた。2010年ねん6月がつ3日にち、日本にっぽん財団ざいだんの協力きょうりょくにより、日土ひづち友好ゆうこうの象徴しょうちょう的てきな地ちである和歌山わかやま県けん東牟婁ひがしむろ郡ぐん串本くしもと町まちに「日本にっぽん・トルコ友好ゆうこう120周年しゅうねん事業じぎょう」の一環いっかんとして恒久こうきゅう的てきに移設いせつされた。
• 戦艦せんかん陸奥みちのく主砲しゅほう砲身ほうしん一門いちもん - 2016年ねん9月がつ12日にち、横須賀よこすか市しヴェルニー公園こうえんへ移設いせつされた。

• 
  二に式しき飛行ひこう艇てい一いち二に型がた（2000年ねん）
• 
  1/20戦艦せんかん大和やまと模型もけい（2000年ねん）
• 
  戦艦せんかん陸奥みちのく主砲しゅほう砲身ほうしん（2015年ねん）
• 
  深海しんかい潜水せんすい艇てい「PC-18」
• 
  潜水せんすい艇てい「たんかい」
• 
  港みなとより望のぞむ

日本にっぽん財団ざいだんパラアリーナ

2018年ねん6月がつ1日にち、プールのあった敷地しきちにパラスポーツ専用せんよう体育館たいいくかんの日本にっぽん財団ざいだんパラアリーナが建たてられ、運用うんよう開始かいしした。2020年ねん4月がつ3日にち、日本にっぽん財団ざいだんは、新型しんがたコロナウイルス新規しんき感染かんせん者しゃの病床びょうしょう不足ふそくによる医療いりょう崩壊ほうかいを回避かいひするため、軽症けいしょう患者かんじゃ向むけベッドの設置せっちを発表はっぴょう、同年どうねん7月がつ30日にち、日本にっぽん財団ざいだん災害さいがい危機ききサポートセンターが完成かんせいし、メディアに公開こうかいされた。

旧きゅう遊泳ゆうえいプール

船ふねの科学かがく館かん体験たいけん教室きょうしつプール

2008年ねんシーズンを最後さいごに34年間ねんかんの遊泳ゆうえいの営業えいぎょうを終了しゅうりょうしたシーサイドプール。営業えいぎょう当時とうじの入場にゅうじょう料金りょうきんは大人おとな1800円えん、子こども900円えん。なお、入場にゅうじょう料りょうは船ふねの科学かがく館かんの入館にゅうかん料りょうもセットとなっていたため、館内かんないや南極なんきょく観測かんそく船せん「宗谷そうや」・青函せいかん連絡れんらく船せん「羊蹄丸ようていまる」などを見学けんがく可能かのうであった。

• 1周しゅう約やく200m・水深すいしん1.2mの流ながれるプール
• 子こども専用せんようプール（水深すいしん30cmと60cm）
• 子供こども向むけウォータースライダー
• 有料ゆうりょう休憩きゅうけいスペース
• 各種かくしゅ売店ばいてん - 生なまビール、ソフトドリンク、ラーメン、カレーライス、フランクフルト、アメリカンドッグ、焼やきそば、たこ焼やき、貸かし出だしビニールボート等ひとし。

• 
  遊泳ゆうえいプール営業えいぎょう時じの様子ようす
• 
  入場にゅうじょう券けんの裏うら

体験たいけん学習がくしゅう

1周しゅう約やく200mのプールを利用りようした体験たいけん教室きょうしつ。実際じっさいのシーカヤック、カヌー、セーリングカヌーに搭乗とうじょうし、それを操作そうさすることで船ふねの基本きほんや知識ちしきを学まなぶ。

操船そうせん体験たいけんや遭難そうなん体験たいけんなどが開催かいさいされていた。

イベントでの運用うんよう

• 遊泳ゆうえいプール営業えいぎょう時じにテレビ東京てれびとうきょう『ココリコミリオン家族かぞく』（スキバラ時代じだい）のミリオンシップというコーナーを催もよおすことがあった。
• 2009年ねん7月がつ18日にちから8月がつ31日にちの期間きかん、フジテレビが主催しゅさい・運営うんえいでお台場だいば合衆国がっしゅうこくのアトラクション「お台場だいば合衆国がっしゅうこくペイサイドプール」として遊泳ゆうえいプールの営業えいぎょうが行おこなわれた。

レストラン・売店ばいてん

• シーサイドレストラン海王かいおう（閉店へいてん）

  本館ほんかん4階かいにあった中華ちゅうかレストラン。一般いっぱん団体だんたい向むけメニュー、修学旅行しゅうがくりょこう向むけ特別とくべつメニュー、個人こじん向むけメニューがある。多目的たもくてきホールも併設へいせつし、結婚式けっこんしきの披露宴ひろうえん、研修けんしゅう会かい、セミナーなど幅広はばひろい利用りようが可能かのう。

• マリンショップ（閉店へいてん）

  船舶せんぱくに関連かんれんした土産みやげや模型もけい、プラモデル、書籍しょせきなどを販売はんばいしていた。本館ほんかん展示てんじ休止きゅうし後ご、MINI展示てんじ場じょうに改装かいそうされた。

交通こうつう機関きかん

• 新しん交通こうつうシステムまたは鉄道てつどう線せん
  • ゆりかもめ「東京とうきょう国際こくさいクルーズターミナル駅えき」から徒歩とほ2分ふん。
    • 同どう駅えきは1995年ねん11月1日にちの開業かいぎょう時じより「船ふねの科学かがく館かん駅えき」と称しょうしていたが、本館ほんかん展示てんじ休止きゅうし後ごの2019年ねん3月16日にちに現在げんざいの駅名えきめいへ改称かいしょうした。
  • りんかい線せん「東京とうきょうテレポート駅えき」から徒歩とほ12分ふん。
• 路線ろせんバス・「東京とうきょう国際こくさいクルーズターミナル駅前えきまえ」下車げしゃ
  • 都営とえいバス：海うみ01系統けいとう（門前仲町もんぜんなかちょう駅えき・豊洲とよす駅えき方面ほうめん）・波なみ01出入でいり系統けいとう（品川しながわ駅えき方面ほうめん、本数ほんすう僅少きんしょう）
• 水上みずかみバス

  羊蹄丸ようていまる傍はたにある青海あおみ客船きゃくせんターミナルを「船ふねの科学かがく館かん前まえ」船着場ふなつきばとしている。同どうターミナルは運航うんこう日びのみ開設かいせつされる。

  • 東京とうきょう水辺みずべライン
    • 「い・ち・に・ち ゆらり旅たび」航路こうろ（年間ねんかん15日にち程度ていど運航うんこう）
  • 東京とうきょう都と観光かんこう汽船きせん
    • 「お台場だいば・船ふねの科学かがく館かんライン」「船ふねの科学かがく館かん・しながわ水族館すいぞくかんライン」がかつて運行うんこうされていた。「日ひの出で桟橋さんばし」「しながわ水族館すいぞくかん」からの所要しょよう時間じかんは約やく25分ふん。2008年ねん9月29日にちの運航うんこうを最後さいごに休航きゅうこうとなっている。

付属ふぞく施設しせつ

東京とうきょう海洋かいよう会館かいかん

船ふねの科学かがく館かんを運営うんえいする日本海事科学振興財団にほんかいじかがくしんこうざいだんが、日本にっぽん財団ざいだんの支援しえんのもと1974年ねんに新宿しんじゅく区く百人ひゃくにん町まち（大久保おおくぼ駅えき近ちかく）の不動産ふどうさんを買収ばいしゅうして設置せっちした「船ふねの科学かがく館かん付属ふぞく研修けんしゅう施設しせつ」である。1988年ねん12月に閉館へいかんした。

ホテル海洋かいよう

東京とうきょう海洋かいよう会館かいかんの建たて替かえにより21階かい建だての高層こうそうホテルとしたもので、1992年ねん開業かいぎょう。低層ていそう部ぶはコンベンション施設しせつで占しめられており、運営うんえいは引ひき続つづき日本海事科学振興財団にほんかいじかがくしんこうざいだんの直営ちょくえいであった。2005年ねんにリプラスロードへ売却ばいきゃくされ運営うんえい権けんが異動いどう。その後ご、親会社おやがいしゃのリプラスが経営けいえい破綻はたんしたことにより、オリックス不動産ふどうさん傘下さんかでビジネスホテルブルーウェーブインを運営うんえいする子会社こがいしゃブルーウェーブが買収ばいしゅうした。コンバージョンのうえ2010年ねん7月がつ20日はつかに複ふく合あい施設しせつ「ハンドレッドサーカスイーストタワー（HUNDRED CIRCUS East Tower）」として開業かいぎょうし、サービスアパートメント形態けいたいの短期たんき賃貸ちんたいマンション「ハンドレッドステイ東京とうきょう新宿しんじゅく」などが入居にゅうきょしている。

テレビ番組ばんぐみでの使用しよう

• 『FNS27時じ間あいだテレビ』 - ビートたけしが扮ふんする「火薬かやく田でんドン」などのキャラクターが登場とうじょうする中継ちゅうけいで、遊泳ゆうえいプールが一部いちぶの年としに使つかわれていた。
• 『宇宙うちゅう鉄人てつじんキョーダイン』 - オープニングの多おおくが船ふねの科学かがく館かんで撮影さつえいされている。
• 『西部せいぶ警察けいさつ』 - 1979年ねん12月30日にちに放送ほうそうされた第だい12話わ「ビッグバッド・ママ」で登場とうじょう。13号ごう埋立うめたて地ちに停泊ていはくしている貨物かもつ船せんで、国外こくがい逃亡とうぼうを企たくらむ犯人はんにんグループが東京とうきょう都と観光かんこう汽船きせんのすみだ2号ごうをジャックし、貨物かもつ船せんに乗のり込こもうとした所ところを、船ふねの科学かがく館かんに追おい込こみ逮捕たいほした。本館ほんかんがバックで映うつった他ほか、海上かいじょうでの銃撃じゅうげき戦せんのシーンで「宗谷そうや」も映うつった。
• 『おはようスタジオ』1980年代ねんだい前半ぜんはんから2000年ねん1月がつ4日にちまで、1980年ねん1月がつ4日にちに封印ふういんしたタイムカプセルを本館ほんかん内ないに設置せっち・展示てんじしていた。

外部がいぶリンク

• 船ふねの科学かがく館かん
• 船ふねの科学かがく館かん (@funenokagakukan) - X（旧きゅうTwitter）