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酸度さんど

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

工業こうぎょう分野ぶんや酸度さんど(さんど、えい: acidity[1])とは、対象たいしょうふくまれるさん濃度のうどのことである[2]同様どうようアルカリ濃度のうどアルカリ (alkalinity[1]ということがある。

水溶液すいようえき酸性さんせいつよpH)とはべつ概念がいねんである。酸性さんせいつよさとは水素すいそイオン濃度のうどのことで、さん一部いちぶ水中すいちゅう解離かいりした結果けっかである。それにたいして酸度さんどはその水溶液すいようえきちゅうにあるさんという化学かがく物質ぶっしつ自体じたい濃度のうどであって、そのさんいまどのくらい解離かいりしているかかは関係かんけいない。

また、さん物質ぶっしつ種類しゅるいごとの「さんつよさ」(「硫酸りゅうさん強酸きょうさんである」とう)の指標しひょうである酸性さんせい定数ていすうさん解離かいり定数ていすう)とも別物べつものである。しかし、ひとによっては酸度さんどさん濃度のうど)のことを「酸性さんせい」とうこともあり[2]、いっぽう「酸性さんせい」や「酸度さんど」がpHを場合ばあいもある[3][4]

さらに、化学かがく分野ぶんやでは「酸度さんど」という用語ようごべつ定義ていぎがあり、「さん濃度のうど」という意味いみはない[4]

さん濃度のうど[編集へんしゅう]

ひとくちに「酸度さんど」(さん濃度のうど)とっても、その対象たいしょう範囲はんい単位たんい分野ぶんやごとこくごと、さらには品目ひんもくごとにことなる。おな対象たいしょうぶつでも、ことなる規格きかく測定そくていした同士どうし比較ひかくできない。とくに「換算かんさん」という慣習かんしゅうにより、さらに比較ひかくしにくくなっている。

しずくてい酸度さんど[編集へんしゅう]

中和ちゅうわしずくじょうほう測定そくていされる酸度さんどしずくてい酸度さんど(てきていさんど、 (titratable acidity[5]、TA。なお、そう酸度さんどもTAとりゃくされることがある)という。特定とくてい成分せいぶんだけの酸度さんど測定そくていするためには追加ついか作業さぎょう必要ひつようである。

そう酸度さんど[編集へんしゅう]

溶液ようえきちゅうにはいろいろなさん物質ぶっしつじっていることがある。その溶液ようえきちゅうのすべての種類しゅるいさん全体ぜんたいそうさん、その酸度さんどそう酸度さんど[6](そうさんど、 (total acidity[5]、TA。なお、しずくてい酸度さんどもTAとりゃくされることがある)という。特定とくていの○○さん成分せいぶんだけの酸度さんどは「(溶液ようえきちゅうの)○○さん酸度さんど」というふうにいう。

換算かんさん[編集へんしゅう]

さんは、種類しゅるいによって同一どういつりょう水素すいそイオンをせるさん質量しつりょうことなる。したがってことなる種類しゅるいさん同士どうし化学かがくてき性質せいしつ質量しつりょうでは比較ひかくできないし、各々おのおの質量しつりょう合計ごうけいしたのでは化学かがくてきには意味いみがない。そこで、ある水溶液すいようえきふくまれている各種かくしゅさんいちの「酸度さんどにまとめるのに換算かんさん必要ひつようになるが、いくつかの方法ほうほうがある。れい:

  1. 酒類しゅるい水酸化すいさんかナトリウム水溶液すいようえき中和ちゅうわしずくじょうして酸度さんど水酸化すいさんかナトリウムのモル濃度のうど (mmol/100mL)で表記ひょうき)。れい: 酸度さんどA=19.3 (mmol/100mL)
  2. 清酒せいしゅ業界ぎょうかいではコハクさん質量しつりょう換算かんさんすることがある。酸度さんど(コハクさん質量しつりょう換算かんさん) S=A*0.059 (g/100mL)。れい: S=19.3*0.059=1.14 (g/100mL)。おおまかには、「もしこのさけ100mLのなかさんせるぜん水素すいそイオンを、すべてコハクさんしたと仮定かていした場合ばあいには、コハクさんなにgぶん相当そうとうするか」という意味いみである。
  3. ワイン業界ぎょうかいでは、酒石酸しゅせきさん質量しつりょう換算かんさんすることがある。酸度さんど酒石酸しゅせきさん質量しつりょう換算かんさんえい: acidity expressed as tartrate[7])) T=A*0.075 (g/100mL)。れい: S=19.3*0.075=1.45 (g/100mL)。

つまり、おな測定そくていぶつでもAとSの数値すうちやく17ばいちがい、SとTはやく1.3ばいちがう。別々べつべつ物質ぶっしつとして換算かんさんされた同士どうし比較ひかくできない。単位たんい換算かんさん物質ぶっしつ省略しょうりゃくされた数値すうち比較ひかくできない。

酸度さんど換算かんさん
酸度さんど 参考さんこう換算かんさんさきさん
呼称こしょう 単位たんい 単位たんい 組成そせいしき 分子ぶんしりょうしきりょう さんあたいすう
試料しりょう10mLを中和ちゅうわするのにようした0.1 mol/L水酸化すいさんかナトリウム水溶液すいようえきりょう 1.0 mL 1.0 mL
試料しりょう10mLを中和ちゅうわするのにようした水酸化すいさんかナトリウムのりょう 0.1 mmol 0.1 mmol
酸度さんど水酸化すいさんかナトリウムモル濃度のうど換算かんさん 1.0 mmol/100mL 10.0 mmol/L
酸度さんど塩酸えんさん質量しつりょう換算かんさん 0.036 g/100mL 0.36 g/L 36.46[8] 1
酸度さんど硫酸りゅうさん質量しつりょう換算かんさん 0.049 g/100mL 0.49 g/L 98.08[8] 2
酸度さんどギ酸ぎさん質量しつりょう換算かんさん 0.046 g/100mL 0.46 g/L 46.03[8] 1
酸度さんど酢酸さくさん質量しつりょう換算かんさん 0.060 g/100mL 0.60 g/L 60.05[8] 1
酸度さんど乳酸にゅうさん質量しつりょう換算かんさん 0.090 g/100mL 0.90 g/L 90.08[9] 1
酸度さんどコハクさん質量しつりょう換算かんさん 0.059 g/100mL 0.59 g/L 118.09[10] 2
酸度さんどリンゴさん質量しつりょう換算かんさん 0.067 g/100mL 0.67 g/L 134.09[11] 2
酸度さんど酒石酸しゅせきさん質量しつりょう換算かんさん 0.075 g/100mL 0.75 g/L 150.09[8] 2
酸度さんどクエン酸くえんさん水物みずもの質量しつりょう換算かんさん 0.064 g/100mL 0.64 g/L 192.12[8] 3
酸度さんど炭酸たんさんカルシウム質量しつりょう換算かんさん 0.050 g/100mL 0.50 g/L 100.09[8] 2

さらに、「%」「w/v%」という単位たんい記号きごう表記ひょうきされていることがある。「w/v%」は g/100mLの俗称ぞくしょう[12]。「w/w%」あるいは「質量しつりょうパーセント」とあれば単位たんいとしては適切てきせつだが、算出さんしゅつするためには水溶液すいようえき密度みつど把握はあくして体積たいせきから質量しつりょう換算かんさんする必要ひつようがある。たんに「%」だけでは、なにあらわしているのかわからない。

食品しょくひん[編集へんしゅう]

さん食品しょくひんにさまざまな影響えいきょうあたえるため、pHや酸度さんど計測けいそくされる。

  • 腐敗ふはい結果けっか: (腐敗ふはい予防よぼうとはぎゃくに)酸度さんど上昇じょうしょう腐敗ふはい進行しんこう目安めやすとなる[13]
  • あじ: 酸度さんど酸性さんせいつよさ(pH)はいずれも酸味さんみ目安めやすとされる指標しひょうのひとつだが、酸味さんみさん種類しゅるいおよび味覚みかく物質ぶっしつ甘味あまみ)の存在そんざいによってわるため[14]酸度さんどやpHから単純たんじゅんにはわからない。ほかに酸味さんみ指標しひょうとしては官能かんのう試験しけんによる酸味さんみがある。

測定そくてい方法ほうほう[編集へんしゅう]

中和ちゅうわしずく定法じょうほう定量ていりょうしき
試料しりょうえき測定そくてい対象たいしょうとなる液体えきたい)をビュレットなどでアルカリ溶液ようえきもちいて中和ちゅうわ (化学かがく)し、中和ちゅうわ必要ひつようなアルカリ溶液ようえき分量ぶんりょうにて酸度さんどもとめる方法ほうほう日本にっぽん農林のうりん規格きかく(JAS)における果実かじつ飲料いんりょう酸度さんど測定そくていほうでは、アルカリ溶液ようえきとして0.1 mol/L水酸化すいさんかナトリウム標準ひょうじゅんえき使用しようしている[JAS 1]:19
中和ちゅうわしずく定法じょうほうでんりょうしき
試料しりょうえきをアルカリ溶液ようえきもちいて中和ちゅうわし、中和ちゅうわ必要ひつようなアルカリ溶液ようえき分量ぶんりょうにて酸度さんどもとめる方法ほうほう定量ていりょうしきとのちがいは、アルカリ溶液ようえき電気でんき分解ぶんかいにより生成せいせいすることにある。この方法ほうほうでは、測定そくてい必要ひつようとされる試料しりょうえき微量びりょう(100 µL程度ていど)でむという利点りてんがある[よう出典しゅってん]

揮発きはつせい酸度さんど測定そくてい[編集へんしゅう]

IFFJP分析ぶんせきほう
日本にっぽん農林のうりん規格きかく(JAS)における果実かじつ飲料いんりょう規定きていでは試料しりょうえき水蒸気すいじょうき蒸留じょうりゅうして揮発きはつせいさん分離ぶんり水酸化すいさんかナトリウムでしずくじょうした結果けっかを、酢酸さくさん相当そうとうりょう換算かんさんする[JAS 1]:22

機械きかい測定そくてい[編集へんしゅう]

酸度さんど測定そくてい酸度さんどけい揮発きはつせい酸度さんど測定そくてい揮発きはつせい酸度さんど測定そくてい装置そうちばれる。

食酢しょくず[編集へんしゅう]

日本にっぽん農林のうりん規格きかく(JAS)でいう「醸造じょうぞう」の酸度さんど酢酸さくさん重量じゅうりょう換算かんさん(%)で表記ひょうきされ、JAS規格きかく準拠じゅんきょをうたうためには酸度さんど4.0%以上いじょう規制きせいしている(品目ひんもくにより規制きせいことなる。上限じょうげん規制きせいはない)[JAS 2]。「合成ごうせい」にはJAS規格きかくはない[JAS 3]食品しょくひん表示ひょうじ基準きじゅん(2020ねん現在げんざい)に酸度さんど表示ひょうじ義務ぎむがある[15]

牛乳ぎゅうにゅう[編集へんしゅう]

牛乳ぎゅうにゅうひとしでは、酸度さんど上昇じょうしょう腐敗ふはい進行しんこうしていることの目安めやすとなる[13]。『ちちおよ乳製品にゅうせいひん成分せいぶん規格きかくとうかんする省令しょうれい』(2019時点じてん)でしずくてい酸度さんど測定そくてい方法ほうほうおよび乳酸にゅうさん換算かんさん重量じゅうりょう濃度のうど(g/100g)への換算かんさんほう規定きてい。たとえば牛乳ぎゅうにゅう製品せいひん)は乳酸にゅうさん重量じゅうりょうパーセント濃度のうど換算かんさんで0.18%以下いか規制きせいしている(こまかい条件じょうけんによって規制きせいことなる)[16]

果物くだもの[編集へんしゅう]

果物くだものあましめ指標しひょうとして糖度とうどがあるが、糖度とうどたかくても酸度さんどたかければそれほどあまくはかんじない。そのため、果物くだものあまさを数値すうちしめさいには糖度とうど酸度さんど併記へいきする方法ほうほうこのまれる[よう出典しゅってん]

日本にっぽん農林のうりん規格きかく(JAS)(2023ねん現在げんざい)には青果物せいかぶつ規格きかく酸度さんど測定そくてい方法ほうほう表示ひょうじ単位たんいふくむ)はない[JAS 3]

果物くだもの一般いっぱん品種ひんしゅによって換算かんさんするさん種類しゅるいことなる。たとえばリンゴについて、日本にっぽんさん4品種ひんしゅ遊離ゆうりさん酸度さんどのリンゴさん重量じゅうりょう換算かんさんで0.16~0.66%という測定そくていれいがある[17]

果汁かじゅう飲料いんりょう[編集へんしゅう]

日本にっぽん農林のうりん規格きかくの『果実かじつ飲料いんりょう』(2023ねん現在げんざい)では、品目ひんもくによって酸度さんど規定きてい有無うむ換算かんさんするさん種類しゅるいことなる。たとえば

  • オレンジジュースは酸度さんど規定きてい[JAS 1]:10
  • レモンジュース(ストレート)の酸度さんど無水むすいクエン酸くえんさん重量じゅうりょう換算かんさん4.5%以上いじょう[JAS 1]:12
  • リンゴジュース(ストレート)は、揮発きはつせい酸度さんど酢酸さくさん換算かんさん0.4g/L以下いか、それ以外いがい酸度さんど規定きていはない[JAS 1]:12

リンゴジュースだけは「りんごストレートピュアジュース」というべつ規格きかくもあり、酸度さんど規格きかくはリンゴさん重量じゅうりょう換算かんさん0.25%以上いじょう揮発きはつせい酸度さんど規定きてい[JAS 4]となっており、「リンゴジュース(ストレート)」規格きかくとはさん種類しゅるい表記ひょうき単位たんいまったことなる。

酒類しゅるい[編集へんしゅう]

日本にっぽんでは『国税庁こくぜいちょう所定しょてい分析ぶんせきほう[18]酸度さんど測定そくてい方法ほうほう規定きていされている。どの品目ひんもくでも試料しりょう10mLを0.1mol/L水酸化すいさんかナトリウムで中和ちゅうわしずくじょうしてその数値すうち酸度さんど(mmol/100mL)とみなすのはほぼ共通きょうつうだが、質量しつりょう換算かんさん別々べつべつ品目ひんもく同士どうし比較ひかくできない。質量しつりょう換算かんさんするさん種類しゅるい品目ひんもくごとにことなるためである。酸度さんど表示ひょうじする義務ぎむはない。もし表示ひょうじする場合ばあいに、どちらの単位たんい(mmol/100mLか、換算かんさんさんg/100mLか)とすべきかは指定していされていない。

日本酒にほんしゅ[編集へんしゅう]

国税庁こくぜいちょう所定しょてい分析ぶんせきほう』(2020ねん現在げんざい清酒せいしゅこうでは、そうさん酸度さんど単位たんい説明せつめい欠如けつじょ水酸化すいさんかナトリウム mmol/100mL相当そうとう)と、コハクさん換算かんさんほう A*0.059 (g/100mL)が併記へいきされている[19]。ほかに酢酸さくさん亜硫酸ありゅうさん酸度さんどあるいは濃度のうど測定そくてい方法ほうほう規定きていされている[19]:14商品しょうひん包装ほうそう表示ひょうじにある酸度さんどで、単位たんい測定そくてい方法ほうほう記載きさいされていないものは比較ひかく不可能ふかのうである。業界ぎょうかい団体だんたいによる酸度さんど表示ひょうじ意味いみ説明せつめいもない[20]国税庁こくぜいちょうによる『全国ぜんこく市販しはん酒類しゅるい調査ちょうさ結果けっか平成へいせい30年度ねんど調査ちょうさぶん)』[21]清酒せいしゅ酸度さんど銘柄めいがら平均へいきんを1.14 - 1.44(区分くぶんによる)と報告ほうこくしているが、単位たんい記載きさいされていない。日本酒にほんしゅではないが、韓国かんこくせい清酒せいしゅ清河きよかわ (さけ)」は酸度さんど4.0との報告ほうこくがある [22]ものの、単位たんい不明ふめい

清酒せいしゅあじ指標しひょうとしては、酸度さんど計測けいそくわせて一定いってい計算けいさんしきから算出さんしゅつされる「甘辛あまからたび[21]:22と「濃淡のうたん[21]:23というのもある。

ワイン[編集へんしゅう]

ワインちゅうさんは、あじのほかに保存ほぞん寿命じゅみょういろにも影響えいきょうするため、酸度さんど重要じゅうよう指標しひょうである[7]:2

酸度さんど」や"acidity"の定義ていぎ各国かっこくことなる。「そうさんとう用語ようご範囲はんい亜硫酸ありゅうさんふくむのかとう)も共通きょうつうとはかぎらない。米国べいこくいちれいでは、しずくてい酸度さんど酒石酸しゅせきさん質量しつりょう換算かんさん(g/100mL)を"%"表記ひょうき換算かんさんほう記載きさい)し[7]:4おな酸度さんどであってもさん種類しゅるいによって酸味さんみちがうとする一方いっぽう、テーブルワインでは0.55 - 0.85%程度ていど最適さいてきとの文献ぶんけん紹介しょうかいしている[7]:4

ワイン用語ようごでの「揮発きはつせいさん」とはギ酸ぎさん酢酸さくさん酪酸のような脂肪酸しぼうさんのことで、あじにも影響えいきょうするが、むしろ腐敗ふはい指標しひょうとされている[23]不快ふかいしゅう一因いちいんとされることもある[24]

日本にっぽんの『国税庁こくぜいちょう所定しょてい分析ぶんせきほう』(2020ねん現在げんざい果実かじつしゅこうでは、そうさん酸度さんど水酸化すいさんかナトリウムmmol/100mL相当そうとう)と、その酒石酸しゅせきさん質量しつりょう換算かんさんほう A*0.075 (g/100mL)を規定きてい[25]。いっぽう揮発きはつさん(ここでは水蒸気すいじょうき蒸留じょうりゅうとめえきはいっているさんのこと)の揮発きはつ酸度さんどは、水酸化すいさんかナトリウムmmol/100mL相当そうとうと、その酢酸さくさん質量しつりょう換算かんさんほう A*0.060 (g/100mL)が併記へいきされている[25]:35結局けっきょく果実かじつしゅ酸度さんどは4種類しゅるいあることになる。ほかに個別こべつさんとして酢酸さくさん[25]:30ソルビンさん[25]:31亜硫酸ありゅうさん[25]:32濃度のうど測定そくてい方法ほうほう規定きていされている。国税庁こくぜいちょうによる『全国ぜんこく市販しはん酒類しゅるい調査ちょうさ結果けっか平成へいせい30年度ねんど調査ちょうさぶん)』[21]では果実かじつしゅ(ぶどうしゅとはかぎらない)の酸度さんど銘柄めいがら平均へいきんを7.70 - 8.26(区分くぶんによる)と報告ほうこくしているが、単位たんい記載きさいされておらず、酒石酸しゅせきさん質量しつりょう換算かんさんg/100mL表記ひょうきほか測定そくていれい[23]くらべて数値すうちいちけた以上いじょうおおきい。

学術がくじゅつ分野ぶんやでは、『国税庁こくぜいちょう所定しょてい分析ぶんせきほう』と同様どうようそうさん:酒石酸しゅせきさん質量しつりょう換算かんさん(g/100mL)の場合ばあい[23]そうさん:酒石酸しゅせきさん質量しつりょう換算かんさん(g/L)の場合ばあい[24]があり、おな対象たいしょうぶつでも数値すうちが10ばいことなる。揮発きはつさん同様どうよう換算かんさん単位たんい複数ふくすう種類しゅるいありえる。

水質すいしつ[編集へんしゅう]

水質すいしつ項目こうもくとして酸度さんどさん濃度のうど)およびアルカリ(アルカリの濃度のうど)がある。

河川かせん水質すいしつ[編集へんしゅう]

酸度さんどたかみず金属きんぞく腐食ふしょくする[26]:311。ここでの酸度さんどは、無機むきさん有機ゆうきさんともふくめたしずくてい酸度さんどである[26]水酸化すいさんかナトリウムによるしずくてい酸度さんど炭酸たんさんカルシウム mg/Lに換算かんさんする[26]:311[1]

アルカリの濃度のうどしめす「アルカリ」も炭酸たんさんカルシウムmg/L換算かんさんとしている[26]:306[1]

工業こうぎょう[編集へんしゅう]

JIS工業こうぎょう用水ようすい試験しけん方法ほうほう』(JIS_K0101)[27]、および『工場こうじょう排水はいすい試験しけん方法ほうほう』(JIS_K0102)[28]は「酸度さんど」という用語ようご使つかっていないが「アルカリ消費しょうひりょう」の試験しけん方法ほうほう規定きていしている。無機むきさん有機ゆうきさんともふくめたしずくてい中和ちゅうわによって測定そくていし、終点しゅうてんpHすう段階だんかい規定きていしている。また、そう酸度さんど遊離ゆうりさんのみの酸度さんど種類しゅるい用意よういしている。表記ひょうき単位たんいは、水酸化すいさんかナトリウムmmol/L、および炭酸たんさんカルシウムmg/L換算かんさん、の2種類しゅるいである。

なお、アルカリの濃度のうどしめす「さん消費しょうひりょう」(塩酸えんさんしずくじょう)でも、質量しつりょう換算かんさん炭酸たんさんカルシウムmg/L換算かんさんとしている[27][28]

土壌どじょう[編集へんしゅう]

土壌どじょう管理かんりでは「酸度さんど」は水素すいそイオン濃度のうど(の指標しひょう pH)、さん濃度のうどは「しずくてい酸度さんど」、というふうに用語ようご使つかける場合ばあいがある。また、土壌どじょう管理かんり特有とくゆう酸度さんどさん濃度のうど)として交換こうかん酸度さんどy1置換ちかん酸度さんど大工だいくげん酸度さんど[29])および加水かすい酸度さんど加水かすい分解ぶんかい酸度さんど[29])という概念がいねんがある[30]交換こうかん酸度さんどy1は試料しりょういぬい風土ふうど100gに1mo/L塩化えんかカリウム水溶液すいようえき250mLくわえて放置ほうちしたのち上澄うわずみの半分はんぶん(125mL)だけを、0.1ml/L水酸化すいさんかナトリウム水溶液すいようえき中和ちゅうわしずくじょうしたときの水酸化すいさんかナトリウム水溶液すいようえきmLすうである[31]。「ぜん酸度さんどS」はy1およびどう試料しりょうえきのこりからかえ抽出ちゅうしゅつ試験しけんしたy2~ynから算出さんしゅつする[31]

生理学せいりがく[編集へんしゅう]

体内たいない電解でんかいしつ[編集へんしゅう]

体液たいえきの「酸度さんど」という用語ようごはおもに、濃度のうどではなく酸性さんせいつよさ(pH)を意味いみする[32]体液たいえきちゅう電解でんかいしつ濃度のうどはミリとうりょう濃度のうど(mEq/L)でしめされる[33]じん生理学せいりがくでは、「しずくていさん」はアンモニウムイオン除外じょがいしたさんで、いちにちあたりの排泄はいせつりょう(mEq[34]やmmol[35])で表記ひょうきされるが、濃度のうどはか場合ばあい単位たんいはmEq/L[36]である。

胃液いえき[編集へんしゅう]

胃酸いさん酸性さんせいつよさはpHであらわすが、胃酸いさん分泌ぶんぴつりょう把握はあくするために酸度さんど指標しひょうとして使つかわれる[37]。ミリとうりょう濃度のうど(mEq/L)表記ひょうき(ここでは水酸化すいさんかナトリウムのモル濃度のうどmmol/Lと同値どうち)が一般いっぱんてきである[37]

歯科しか[編集へんしゅう]

飲料いんりょうによるさん蝕症では、飲料いんりょうのpHのみならずしずくてい酸度さんどとも相関そうかんがある[38]単位たんいれい: 飲料いんりょう10mLの中和ちゅうわようする4 mol/L水酸化すいさんかナトリウム水溶液すいようえき体積たいせき(μみゅーL)[39]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

JAS[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e 果実かじつ飲料いんりょう(JAS 1075)”. 農林水産省のうりんすいさんしょう. p. 19 (2023ねん). 2023ねん9がつ1にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2023ねん11月8にち閲覧えつらん
    • p10: 4.10 オレンジジュース
    • p12: 4.13 レモンジュース
    • p12: 4.14 りんごジュース
    • pp19-20: 試験しけん方法ほうほう 6.3 酸度さんど
    • pp21-22: 試験しけん方法ほうほう 6.5 揮発きはつせい酸度さんど
    • p23: 付随ふずいしょA A.2 濃縮のうしゅく果汁かじゅう酸度さんど基準きじゅん
    • p24: 付随ふずいしょA A.4 還元かんげん果汁かじゅう酸度さんど基準きじゅん
  2. ^ 醸造じょうぞう(JAS 0801)”. 農林水産省のうりんすいさんしょう. p. 2 (2019ねん). 2023ねん9がつ1にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2023ねん11月8にち閲覧えつらん
    • p2: 品質ひんしつ 4.2 酸度さんど
    • p4: 試験しけん方法ほうほう 6.2酸度さんど試料しりょう体積たいせきから質量しつりょう導出どうしゅつ方法ほうほう記載きさい
  3. ^ a b JASの対象たいしょうとなる品目ひんもく規格きかく)は?”. 農林水産省のうりんすいさんしょう. 2023ねん9がつ1にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2023ねん11月8にち閲覧えつらん
    • 酸度さんど測定そくてい方法ほうほうかく個別こべつ規格きかくない記載きさい
    • 食用しょくよう生鮮せいせん青果物せいかぶつのJAS規格きかくはない。
  4. ^ りんごストレートピュアジュース(JAS 1348)”. 農林水産省のうりんすいさんしょう. p. 1 (2023ねん). 2023ねん9がつ1にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2023ねん11月8にち閲覧えつらん
    • p1: 4 品質ひんしつ
    • pp2-3: 試験しけん方法ほうほう 7.3 酸度さんど

その[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d 水質すいしつ調査ちょうさ項目こうもく - 7.地質ちしつ環境かんきょうその項目こうもく”. みずぶん水質すいしつデータベース. 国土こくど交通こうつうしょう. 2014ねん2がつ3にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2023ねん11月8にち閲覧えつらん
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  3. ^ "酸性さんせい". 大辞林だいじりん (だいさんはん ed.). 三省堂さんせいどう. 2017ねん6がつ10日とおか時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。weblio辞典じてんより2020ねん7がつ25にち閲覧えつらん
  4. ^ a b "酸度さんど". 岩波いわなみ理化学りかがく辞典じてん (だい3はん増補ぞうほばん ed.). 岩波書店いわなみしょてん. 1981. p. 528. (1)塩基えんき分子ぶんしちゅう水酸基すいさんきすう、(2)酸性さんせい水素すいそイオン指数しすう)の別称べっしょう。(「さん濃度のうど」という意味いみ記載きさいされていない)
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