陣じん幕まく久五郎きゅうごろう

陣じん幕まく 久五郎きゅうごろう
陣じん幕まく久五郎きゅうごろう
基礎きそ情報じょうほう
四股しこ名めい	陣じん幕まく 久五郎きゅうごろう
本名ほんみょう	石倉いしくら 槇まき太郎たろう
愛称あいしょう	阿波あわ四天王してんのう 負まけず屋や 鬼神きじん 建碑けんぴ狂きょう 幕末ばくまつ四よん強きょう 古今ここん十じゅう傑すぐる
生年月日せいねんがっぴ	1829年ねん6月がつ4日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(1903-10-21) 1903年ねん10月21日にち（74歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん	出雲いずも国こく意宇いう郡ぐん意い東村あずまむら（現げん：島根しまね県けん松江まつえ市し東出雲ひがしいずも町まち下意東しもいとう）
身長しんちょう	174cm
体重たいじゅう	138kg
所属しょぞく部屋へや	滝たき登のぼる部屋へや→朝日山あさひやま部屋へや（大坂おおさか） →北きた陣じん部屋へや（大阪おおさか）→秀しげるノ山部やまべ屋や（江戸えど）
得意とくい技わざ	寄より
成績せいせき
現在げんざいの番付ばんづけ	引退いんたい
最高さいこう位い	第だい12代だい横綱よこづな
幕内まくうち戦歴せんれき	87勝しょう5敗はい17分ふん3預あずか65休きゅう
優勝ゆうしょう	優勝ゆうしょう相当そうとう成績せいせき5回かい
データ
初はつ土俵どひょう	1850年ねん11月場所ばしょ（二に段だん目め・大坂おおさか相撲すもう）
入幕にゅうまく	1860年ねん1月がつ場所ばしょ
引退いんたい	1867年ねん11月場所ばしょ
備考びこう
2013年ねん6月がつ8日にち現在げんざい ■テンプレート  ■プロジェクト 相撲すもう

陣じん幕まく 久五郎きゅうごろう（じんまく きゅうごろう、文政ぶんせい12年ねん5月3日にち（1829年ねん6月4日にち） - 明治めいじ36年ねん（1903年ねん）10月21日にち）は、出雲いずも国こく意宇いう郡ぐん意い東村あずまむら（現げん・島根しまね県けん松江まつえ市し東出雲ひがしいずも町まち下意東しもいとう）出身しゅっしんで秀しげるノ山部やまべ屋や（入門にゅうもん時じは滝たき登のぼる部屋へや）に所属しょぞくした大相撲おおずもう力士りきし。第だい12代だい横綱よこづな（江戸えど最後さいごの横綱よこづな）。本名ほんみょうは石倉いしくら 槇まき太郎たろう（いしくら まきたろう）。

「負まけず屋や」と言いわれた強豪きょうごうで、明治維新めいじいしんの後のちに大阪おおさか頭取とうどり総長そうちょうとなり横綱よこづなの代数だいすうを創案そうあんした。

来歴らいれき

文政ぶんせい12年ねん5月がつ3日にち（1829年ねん6月4日にち）に、出雲いずも国こく意宇いう郡ぐん意い東村ひがしむらの農家のうかに生うまれる。14歳さいだったある日ひ、兄あにと友人ゆうじんの3人にんで小舟こぶねに乗のって海うみ釣づりを楽たのしんでいると、昇のぼった月つきが3個こに分割ぶんかつしてその間あいだに3個この星ほしが出でているのが見みえ、左ひだりから右みぎへ旋回せんかいする様子ようすが15分ふんほど見みられた。3人にんの中なかで自分じぶんだけが見みえたため、愼太郎しんたろうは以前いぜんから好すきだった相撲すもうで名なを挙あげなければならないと決心けっしんして力士りきしを志こころざした。弘ひろし化か4年ねん（1847年ねん）、大坂おおさか相撲すもうの巡業じゅんぎょうへ飛とび入いり参加さんかして自信じしんを持もち、尾道おのみちの土地とち相撲すもうへ加入かにゅうしてその力量りきりょうを認みとめられると同時どうじに、黒くろ縅おどし槙まき之の助すけと名乗なのって同郷どうきょうの力士りきし・初はつ汐しお久五郎きゅうごろうの弟子でしとなった。

嘉よしみ永ひさし元年がんねん（1848年ねん）に初はつ汐しおが没ぼっすると、巡業じゅんぎょうに飛とび入いり参加さんかしたことがある大坂おおさか相撲すもうに戻もどり、朝あさ日山ひやま四郎しろう右みぎ衛門えもんの門人もんじんとなって嘉よしみ永なが3年ねん（1850年ねん）11月場所ばしょに初はつ土俵どひょうを踏ふむ。安政あんせい4年ねん（1858年ねん）1月がつ場所ばしょで新しん入幕にゅうまくを果はたすと、江戸えど相撲すもうへ加入かにゅうして秀しげるノ山部やまべ屋やに所属しょぞくする。当初とうしょは徳島とくしま藩はんの抱かかえ力士りきしとして出発しゅっぱつしたが、途中とちゅうで松江まつえ藩はんの抱かかえ力士りきしとなり、元治もとはる元年がんねん（1864年ねん）10月がつ以降いこうは薩摩さつま藩はんの抱かかえ力士りきしとなった。この所属しょぞく替がえが、後のちに明治めいじ以降いこうにおける陣じん幕まくの活動かつどうを助たすけることとなるが、度重たびかさなる所属しょぞく替がえは徳島とくしま藩士はんしの陣じん幕まくへの嫌悪けんおへ繋つながった。

慶応けいおう2年ねん（1866年ねん）11月場所ばしょで大関おおぜきへ昇進しょうしんし、慶応けいおう3年ねん（1867年ねん）正月しょうがつに五条ごじょう家かから、同年どうねん10月がつに吉田よしだ司つかさ家かから江戸えど時代じだいで最後さいごとなる横綱よこづな免許めんきょが授与じゅよされた。

同年どうねん4月がつ場所ばしょ7日にち目め、陣じん幕まくは徳島とくしま藩はんの抱かかえ力士りきしで、かつては共ともに「阿波あわの四天王してんのう」と称しょうされたこともある強豪きょうごう力士りきし・鬼面きめん山谷やまたに五郎ごろうと対戦たいせん。土俵どひょう脇わきの砂すなかぶりでは徳島とくしま・薩摩さつまの両りょう藩士はんしが刀かたなの柄えに手てをかけ、立たて行司ぎょうじ・式しき守もり伊之助いのすけも顔面がんめん蒼白そうはくになるという一触即発いっしょくそくはつの重々おもおもしい雰囲気ふんいきの中なか、両者りょうしゃは待まった2度ど、水みず入いり2度どの後のちに引ひき分わけた。水みず入いりの際さいの場内じょうないの大騒おおさわぎは、天地てんちも崩くずれるほどだったと伝つたわる。

陣じん幕まくが横綱よこづなとして相撲すもうを取とったのは同年どうねん11月がつ場所ばしょまでと非常ひじょうに短期間たんきかんで、その後ごは明治維新めいじいしんの動乱どうらんに巻まき込こまれていく。

慶応けいおう3年ねん12月25日にち（1868年ねん1月がつ19日にち）、江戸えど・三田みたで発生はっせいした薩摩さつま藩邸はんてい焼討やきうち事件じけんの直前ちょくぜんに偶然ぐうぜん近ちかくを通とおると、たむろする武士ぶし達たちを見みて即座そくざに藩邸はんていへの襲撃しゅうげきを予知よちし、汐留しおどめの船宿ふなやどから早船はやぶねで本所ほんじょの自宅じたくに戻もどり、藩はん抱かかえの力士りきし全員ぜんいんを召集しょうしゅうした上うえで、妻つまと別わかれの盃さかずきを交かわすと早船はやぶねで芝しばの藩邸はんていに戻もどった。しかし、藩邸はんていは既すでに庄内しょうない藩はん士しらの手てによって焼やき討うちされたため、陣じん幕まくは川崎かわさきの漆田うるしだの家いえまで走はしって向むかい、知人ちじんに対たいして大坂おおさかにいる西郷さいごう隆盛たかもりへ急きゅうを知しらせる手紙てがみを送おくるように頼たのんだ。この手紙てがみは慶応けいおう4年ねん1月がつ2日にち（1868年ねん1月がつ26日にち）に西郷さいごうの元もとへ届とどけられた。戊辰戦争ぼしんせんそうでは官軍かんぐんの荷駄にだ掛かかりや、京都きょうとに上のぼって薩摩さつま藩主はんしゅ・島津しまつ忠義ただよしの護衛ごえいを担当たんとうした。

その後ごは東京とうきょう相撲すもうを離はなれ、年寄としより・陣じん幕まくとして大阪おおさか相撲すもうの頭取とうどり総長そうちょうを務つとめ、大阪おおさか相撲すもうを東京とうきょう相撲すもうと同等どうとうにまで引ひき上あげる活躍かつやくを見みせた。明治めいじ6年ねん（1873年ねん）6月6日にちには大阪おおさか造幣ぞうへい寮りょうでの天覧てんらん相撲すもうにおいて大阪おおさか相撲すもう頭取とうどり総長そうちょうとして取組とりくみを編成へんせいしたが、陣じん幕まくが決きめた編成へんせいに西郷さいごう隆盛たかもりが納得なっとくせず、強引ごういんに大関おおぜき・八はち陣じんの対戦たいせん相手あいてを務つとめるように命めいじられた。当時とうじ既すでに引退いんたいから3年ねんが経過けいかしていたために勝利しょうりすることなど出来できず、『行在所あんざいしょ日記にっき』には「東方とうほう薩摩さつまの陣じん幕まくは　大坂おおさかの八はち陣じんに負まけたりければ　流石さすがの西郷さいごうも座ざに耐たえずして　蒼惶そうこうとして拝辞はいじして退びきけるとぞ」と書かかれている。これが元もとで明治めいじ13年ねん（1880年ねん）9月がつ場所ばしょ限かぎりで廃業はいぎょうし、実業じつぎょう家かへ転身てんしんした。

明治めいじ21年ねん（1888年ねん）5月がつには、靖国神社やすくにじんじゃでの大祭たいさい奉納ほうのう大相撲おおずもうで横綱よこづな土俵入どひょういりを奉納ほうのうしたほか、明治めいじ29年ねん（1896年ねん、明治めいじ28年ねん説せつもある）には力士りきしとして初はつの自伝じでん「陣じん幕まく久五郎きゅうごろう通どおり高だか事跡じせき」を著あらわした。実業じつぎょう家かとしては、とりわけ相撲すもう関係かんけいの建碑けんぴ事業じぎょうに奔走ほんそうし、明治めいじ33年ねん（1900年ねん）に竣工しゅんこうした東京とうきょう・深川ふかがわの富岡八幡宮とみおかはちまんぐうの「横綱よこづな力士りきし碑ひ」を建たてるなど、全国ぜんこく各地かくちに相撲すもうに関かんする碑いしぶみを建たてた。元勲げんくん元老げんろうを始はじめとする政せい財ざい官界かんかいの大物おおものが陣じん幕まくの建碑けんぴ活動かつどうに全面ぜんめん的てきに協力きょうりょくしており、かつて薩摩さつま藩はん抱かかえだった経歴けいれきを十じゅう二に分ふんに活用かつようする形かたちとなった。

晩年ばんねんは相撲すもう興行こうぎょう中ちゅうに限かぎって、東ひがし両国りょうこくの日除ひよけ地ちの一角いっかくで横綱よこづな煎餅せんべいを販売はんばいしていたと伝つたわる。明治めいじ36年ねん（1903年ねん）10月21日にちに死去しきょ、74歳さい没ぼつ。陣じん幕まくは遺言ゆいごん通どおり、生前せいぜんに作つくらせた75kgの檜ひのき製せいの棺かんに横綱よこづなを巻まき付つけて葬ほうむられた。陣じん幕まくの墓はかは東京とうきょう都と品川しながわ区くの光ひかり取と寺てらと、広島ひろしま県けん尾道おのみち市しの光明寺こうみょうじにある。

エピソード

• 錦絵にしきえも写真しゃしんも眼光がんこう鋭するどい陣じん幕まくの様子ようすをよく描写びょうしゃしており、威圧いあつ感かんは十分じゅうぶんだった。ただ、初はじめのうちは弱よわいと思おもわれていたため、弾はずみで「生首なまくびをやる」と発言はつげんして後日ごじつ必死ひっしに謝罪しゃざいする羽目はめになった者ものがいたり、不知火しらぬひ光ひかり右みぎ衛門えもんに鼻はなであしらわれたことで、その後ごの対戦たいせんで二度にどと負まけなかったりした。
• 「陣じん幕まく」という四股しこ名めいは、後のちに大だい日本にっぽん相撲すもう協會きょうかいに拠よって年寄としより名跡みょうせき「北きた陣じん」として現在げんざいに至いたるまで代々だいだい受うけ継つがれている。名跡みょうせきが北きた陣じんに変かわっているのは、陣じん幕まく長兵衛ちょうべえを祖そとする「陣じん幕まく」と同名どうめいとなるため、“北きた陣じん幕まく”と呼よんで区別くべつしていた名称めいしょうが変化へんかしたものである（陣じん幕まく長兵衛ちょうべえの陣じん幕まくは、別名べつめい「南みなみ陣じん幕まく」と言いわれていた）。なお、大正たいしょう初期しょきの幕内まくうち力士りきし・八はち甲山こうざん純じゅん司しが一時いちじ的てきに「陣じん幕まく久五郎きゅうごろう」を名乗なのったことがある。
• 陣じん幕まくの死去しきょから88年ねん後ごの平成へいせい3年ねん（1991年ねん）、千代ちよの富士ふじ貢みつぐが引退いんたいして年寄としより・陣じん幕まくを襲名しゅうめいした際さい、陣じん幕まくの故郷こきょうである東出雲ひがしいずも町まちでは千代ちよの富士ふじと師匠ししょうである北きたの富士ふじ勝昭かつあきを招まねいて陣じん幕まくの顕彰けんしょう記念きねん行事ぎょうじを催もよおしている。
• 自叙伝じじょでん「陣じん幕まく久五郎きゅうごろう通どおり高だか事跡じせき」にある自作じさくの「うけながら 風ふうの押てを 柳やなぎかな」は相撲すもう極意ごくいを表あらわすと伝承でんしょうされる。

主おもな成績せいせき

• 通算つうさん幕内まくうち成績せいせき：87勝しょう5敗はい17分ふん3預あずか65休きゅう　勝率しょうりつ.946
• 幕内まくうち在位ざいい：19場所ばしょ
• 三さん役やく在位ざいい：6場所ばしょ（関脇せきわけ6場所ばしょ、小結こむすびなし）
• 大関おおぜき在位ざいい：1場所ばしょ
• 横綱よこづな在位ざいい：2場所ばしょ
• 優勝ゆうしょう相当そうとう成績せいせき：5回かい

横綱よこづな在位ざいいは僅わずか2場所ばしょだが、勝率しょうりつは10割わり（1867年ねん3月がつ場所ばしょ：7勝しょう2分ふん、同年どうねん11月がつ場所ばしょ：7勝しょうで、合計ごうけい14勝しょう0敗はい2分ふん）という記録きろくを打うち立たてている。

場所ばしょ別べつ成績せいせき

江戸えど相撲すもうの本場所ほんばしょのみを示しめす。

場所ばしょ	地位ちい	成績せいせき	備考びこう
嘉よしみ永なが3年ねん（1850年ねん）11月場所ばしょ	二に段だん目付めつけ出で
嘉よしみ永なが4年ねん（1851年ねん）2月がつ場所ばしょ	西にし二に段だん目め32
嘉よしみ永なが4年ねん（1851年ねん）11月場所ばしょ	不ふ出場しゅつじょう
嘉よしみ永なが5年ねん（1852年ねん）2月がつ場所ばしょ	西にし二に段だん目め44
嘉よしみ永なが5年ねん（1852年ねん）11月場所ばしょ	西にし二に段だん目め41
嘉よしみ永なが6年ねん（1853年ねん）2月がつ場所ばしょ	不ふ出場しゅつじょう
嘉よしみ永なが6年ねん（1853年ねん）11月場所ばしょ	不ふ出場しゅつじょう
嘉よしみ永なが7年ねん（1854年ねん）2月がつ場所ばしょ	不ふ出場しゅつじょう
嘉よしみ永なが7年ねん（1854年ねん）11月場所ばしょ	不ふ出場しゅつじょう
安政あんせい2年ねん（1855年ねん）2月がつ場所ばしょ	西にし二に段だん目め31
安政あんせい3年ねん（1856年ねん）1月がつ場所ばしょ	西にし二に段だん目め31
安政あんせい3年ねん（1856年ねん）11月場所ばしょ	西にし二に段だん目め12
安政あんせい4年ねん（1857年ねん）1月がつ場所ばしょ	西にし二に段だん目め11
安政あんせい4年ねん（1857年ねん）11月場所ばしょ	西にし二に段だん目め2	7勝しょう1敗はい1分ふん1休きゅう
安政あんせい5年ねん（1858年ねん）1月がつ場所ばしょ	東ひがし前頭まえがしら6	5勝しょう0敗はい3分ふん2休きゅう
安政あんせい5年ねん（1858年ねん）11月場所ばしょ	東ひがし前頭まえがしら4	興行こうぎょう中止ちゅうし
安政あんせい6年ねん（1859年ねん）1月がつ場所ばしょ	東ひがし番付ばんづけ外がい	3勝しょう0敗はい1分ふん6休きゅう
安政あんせい6年ねん（1859年ねん）11月場所ばしょ	東ひがし前頭まえがしら2	6勝しょう2敗はい1預あずか1休きゅう
安政あんせい7年ねん（1860年ねん）2月がつ場所ばしょ	東ひがし前頭まえがしら2	4勝しょう1敗はい2分ふん3休きゅう
万延まんえん元年がんねん（1860年ねん）10月がつ場所ばしょ	東ひがし前頭まえがしら2	5勝しょう0敗はい2分ふん
万延まんえん2年ねん（1861年ねん）2月がつ場所ばしょ	東ひがし前頭まえがしら2	9勝しょう0敗はい1休きゅう	優勝ゆうしょう相当そうとう
文久ぶんきゅう元年がんねん（1861年ねん）10月がつ場所ばしょ	東ひがし前頭まえがしら2	5勝しょう0敗はい1分ふん4休きゅう
文久ぶんきゅう2年ねん（1862年ねん）2月がつ場所ばしょ	東ひがし前頭まえがしら2	4勝しょう1敗はい1分ふん4休きゅう
文久ぶんきゅう2年ねん（1862年ねん）11月場所ばしょ	東ひがし前頭まえがしら2	5勝しょう0敗はい2分ふん3休きゅう	優勝ゆうしょう同点どうてん相当そうとう
文久ぶんきゅう3年ねん（1863年ねん）7月がつ場所ばしょ	東ひがし張ちょう出いずる関脇せきわけ	7勝しょう0敗はい1分ふん2休きゅう	優勝ゆうしょう同点どうてん相当そうとう
文久ぶんきゅう3年ねん（1863年ねん）11月場所ばしょ	東ひがし張ちょう出いずる関脇せきわけ	9休きゅう
元もと治ち元年がんねん（1864年ねん）4月がつ場所ばしょ	不ふ出場しゅつじょう
元もと治ち元年がんねん（1864年ねん）10月がつ場所ばしょ	東ひがし張ちょう出いずる関脇せきわけ	10休きゅう
元もと治ち2年ねん（1865年ねん）2月がつ場所ばしょ	東ひがし張ちょう出いずる関脇せきわけ	10休きゅう
慶應けいおう元年がんねん（1865年ねん）11月場所ばしょ	東ひがし関脇せきわけ	6勝しょう0敗はい1分ふん1預あずか2休きゅう	優勝ゆうしょう相当そうとう（2）
慶應けいおう2年ねん（1866年ねん）3月がつ場所ばしょ	東ひがし関脇せきわけ	6勝しょう1敗はい1預あずか2休きゅう
慶應けいおう2年ねん（1866年ねん）11月場所ばしょ	西にし大関おおぜき	8勝しょう0敗はい1分ふん1休きゅう	優勝ゆうしょう相当そうとう（3）
慶應けいおう3年ねん（1867年ねん）3月がつ場所ばしょ	西にし大関おおぜき	7勝しょう0敗はい2分ふん1休きゅう	優勝ゆうしょう相当そうとう（4） 場所ばしょ後ご10月がつに横綱よこづな免許めんきょ
慶應けいおう3年ねん（1867年ねん）11月場所ばしょ	西にし大関おおぜき	7勝しょう0敗はい3休きゅう	優勝ゆうしょう相当そうとう（5） 引退いんたい

関連かんれん項目こうもく

• 横綱よこづな一覧いちらん
• 古今ここん十じゅう傑すぐる
• 年寄としより名跡みょうせき
• 千代ちよの富士ふじ貢みつぐ
• 北きたの富士ふじ勝昭かつあき
• 土佐とさ稲荷いなり神社じんじゃ （境内けいだいに陣じん幕まく久五郎きゅうごろう通どおり高だかが寄進きしんした狛こま狐きつねが現存げんそんする）

外部がいぶリンク

• 角すみ觝者陣じん幕まく伝でん（日本にっぽん漢文かんぶんの世界せかい）