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MSN

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Msnから転送てんそう
MSN
現行ロゴ
URL www.msn.com
言語げんご
タイプ ポータルサイト
運営うんえいしゃ マイクロソフト
登録とうろく 任意にんい
開始かいし 1995ねん8がつ24にち
現在げんざい状態じょうたい 運営うんえいちゅう

MSN(エムエスエヌ、えい: The Microsoft Network)は、Windows携帯けいたい機器ききようポータルサイトサービス、またそれらに関連かんれんするサービスの総称そうしょうである。マイクロソフト運営うんえいし、Windows 95のリリースと並行へいこうするかたちで1995ねん8がつ24にち開始かいしされた[1]

MSNの起源きげんとなるものは無名むめいで、当時とうじはただたん定額ていがくせいダイヤルアップ接続せつぞく事業じぎょうおこなうものだったが、のちMSNダイヤルアップ英語えいごばんとしてインターネットサービスプロバイダとなり、同時どうじMicrosoft Internet Startというポータルサイトをげる。それがInternet Explorerのデフォルトのホームページすなわウェブブラウザとなる起源きげんである。1998ねん、マイクロソフトはこのホームページにwww.msn.comというドメインめいり、このページはそこに移動いどうした[2]。2022ねん時点じてんで、インターネットサービスプロバイダとしての事業じぎょうアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくおよびカナダのぞいて終了しゅうりょうしている。日本にっぽんではぷらら売却ばいきゃくされた[3]

ダイヤルアップ事業じぎょうくわえ、長年ながねんおおくの事業じぎょう展開てんかいしており、Hotmail(Outlook.com)、MSN メッセンジャー(これはかつてインターネットスラングうえで「MSN」と同義どうぎであったが、現在げんざいSkypeえられている)、ウェブ検索けんさくエンジン英語えいごばんBing』などが代表だいひょうてきれいげられる。これ以外いがいにもおおくの事業じぎょうがあるが、それらはMSNのサービス一覧いちらん英語えいごばん参照さんしょう

今日きょういたるまで使用しようされているウェブサイト、アプリのかたちは2014ねん10がつのリニューアルで施行しこうされたものである[4]現状げんじょう拠点きょてんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく位置いちし、世界せかいすうじゅうこく使用しようされる言語げんごよう専用せんようポータルサイトも提供ていきょうされている[5]

歴史れきし

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当初とうしょ

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MSNは1995ねんのWindows 95の発売はつばいともにサービスを開始かいしした。当時とうじ名称めいしょうは "The Microsoft Network" であった。当初とうしょはいわゆるパソコン通信つうしんサービスとして提供ていきょうされていたが、インターネットきゅう成長せいちょうにともにインターネット接続せつぞくサービスに転換てんかんした。

1995ねん当時とうじはまだ一般いっぱん家庭かていからのインターネットサービスプロバイダの利用りよう一般いっぱんてきではなかったが、大手おおてパソコン通信つうしん業者ぎょうしゃ一部いちぶはインターネットと相互そうご接続せつぞくしており、パソコン通信つうしんのメニューをつうじてe-mailFTP利用りようすることができた。MSNもこれらと同様どうよう、e-mailをはじめとするインターネットとの相互そうご接続せつぞく当初とうしょから提供ていきょうしていた。あくまでパソコン通信つうしんでありIP接続せつぞくではないため、インターネットの利用りようはログイン専用せんようメニューから間接かんせつてき操作そうさする必要ひつようがあった。

最大さいだい特徴とくちょうは、非公開ひこうかい専用せんようプロトコルを使用しようしていたため、Microsoft Windows 95以外いがいからはアクセスできないようになっていたことである。このため、米国べいこくでは独占どくせん禁止きんしほううえ違法いほうせい話題わだいとなった。また、Windows 95 のデスクトップにMSNへのオンラインサインアップをうながすアイコンが常時じょうじ表示ひょうじされ、簡単かんたんには削除さくじょできないてん非難ひなん対象たいしょうとなった(削除さくじょするにはレジストリを手動しゅどう操作そうさする必要ひつようがあった)。

技術ぎじゅつてきにはWindows Explorer専用せんようコンポーネントインストールすることでGUI端末たんまつとして機能きのうさせていた。掲示板けいじばんなどの表示ひょうじフォーマットHTMLではなくリッチテキストであり、電子でんしメールクライアントMicrosoft Exchangeよう受信じゅしんトレイMicrosoft Outlook)を使用しようしていた。マイクロソフトがわのサーバーにはWindows NTマシンが使つかわれていた。

1995ねんから1998ねんまでのMSN.comは現在げんざいおおきくことなり、ただMSNを宣伝せんでんする目的もくてきのサイトだった。カスタムスタートページ、およびチュートリアルページも存在そんざいはしていたが、マイクロソフトの主要しゅようなポータルサイトはhome.microsoft.com当時とうじMicrosoft Internet Startとしてられていた。

Internet StartはInternet Explorerの規定きていホームページとして機能きのうし、ニュース、のウェブサイトへのリンク、マイクロソフトスタッフブログ更新こうしんプログラムなどの、基本きほん情報じょうほう提供ていきょうしていた。1996ねんげられたMSNBCも、Internet Startとの密接みっせつかかわりがあった。

1998ねん使用しよう用途ようとにおいて十分じゅうぶん活動かつどうおこなえていないMSN.comはInternet Startと合併がっぺい。ウェブサイト、ならびにブランドとしてさい開発かいはつされた。これにより、当時とうじさい上位じょうい巨大きょだいサイトYahoo!エキサイトGo.com英語えいごばんなどとの競合きょうごう実現じつげんした。この形式けいしきではサービスの無償むしょう提供ていきょうおこなったため、それまでの定額ていがくせいのプロパイダなどはMSNインターネットアクセスに改名かいめい。これがのちにMSNダイヤルアップとばれるものである[2]日本にっぽんではNTTPCコミュニケーションズとの提携ていけい事業じぎょう開始かいししている。

さい開発かいはつされたMSN.comは独自どくじのコンテンツ、実験じっけん段階だんかいだったMSN2.0よりがれたWeb shows、急速きゅうそく追加ついかされたしん機能きのうなどの一連いちれんのサイトが追加ついかされた。Internet Start時代じだいのすべてがMSN.comに集約しゅうやくされており、これが結果けっかてきにInternet Explorerのスタートページの後継こうけいになった[2]

この時代じだいげたサイトのいくつかは、いまかたちちがうが健在けんざいなものもある。たとえばMicrosoft Investorは、CNBCがマイクロソフトと共同きょうどう開発かいはつしたビジネス報道ほうどう英語えいごばん投資とうしサービスであり、現在げんざいのMSN Moneyとほぼおなじものである[6][7][8][注釈ちゅうしゃく 1]。また、自動車じどうしゃ比較ひかく・ショッピングサイトのCarpointは現在げんざいのMSNオートスで、カジュアルゲーム提供ていきょうしていたInternet Gaming ZoneはMSNゲーム英語えいごばんである。売却ばいきゃくしたものには、エクスペディアSlate英語えいごばんSidewalk.com英語えいごばんがある。

日本にっぽん国内こくないにおける沿革えんかく

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  • 1995ねん - パソコン通信つうしんサービス "The Microsoft Network" として、Microsoft Windows 95発売はつばい同時どうじにサービスを開始かいし米国べいこくでは8がつ日本にっぽんでは11月23にち)。
  • 1996ねん04がつ - NTTPCコミュニケーションズとの提携ていけいにより、したがえりょう価格かかくせいのインターネットプロバイダ事業じぎょう "MSN Internet Access" を開始かいし同社どうしゃのアクセスポイントを利用りようしてインターネットへのアクセスが可能かのうになった。
  • 1997ねん 4がつ
  • 1998ねん - インターネット全文ぜんぶん検索けんさくサービス「MSNサーチ」提供ていきょう開始かいし
  • 1999ねん - 虹色にじいろちょうのシンボルマークの使用しよう開始かいしする。
  • 2000ねん7がつ - 「MSNオークション」を提供ていきょう開始かいし[10]
  • 2000ねん12月1にち - 日本にっぽん国内こくないのインターネットプロバイダ事業じぎょう終了しゅうりょうぜん顧客こきゃくぷらら移管いかんコンテンツプロバイダ事業じぎょう完全かんぜん移行いこうする。このころさかいに "The Microsoft Network" の名称めいしょう使つかわれなくなり、"MSN" にほぼ一本いっぽんされる。
  • 2003ねん12月16にち - 有料ゆうりょうサービス「MSNエンカルタ百科ひゃっか事典じてん開始かいし
  • 2004ねん
  • 2006ねん - 「MSNサーチ」の検索けんさくエンジン変更へんこうし、「Windows Live Search」に名称めいしょう変更へんこう
  • 2007ねん10がつ - 「MSN毎日まいにちインタラクティブ]」を終了しゅうりょう毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ独自どくじに「毎日まいにちjp」を開始かいし)し、産経新聞さんけいしんぶんグループと提携ていけいした「MSN産経さんけいニュース」を開始かいし、デフォルトのホームページとして登録とうろくされた。
  • 2009ねん - 「Windows Live Search」をしんブランドめいBing」に名称めいしょう変更へんこう
  • 2011ねん
    • 4がつ - 「MSNオークション」を終了しゅうりょう[10]
    • 1がつ17にち - ロゴマーク・サイトデザインを一新いっしん
  • 2013ねん - チャットサービスを「Windows Live メッセンジャー」から「Skype」に(中国ちゅうごく本土ほんどのぞく)、Webメールサービスを「Windows Live Hotmail」から「Outlook.com」に移行いこうべいMicrosoftでは、現地げんち時間じかん5がつ2にちに、HotmailユーザーのOutlook.comへの移行いこう完了かんりょうしたと発表はっぴょうした[12]
  • 2014ねん10がつ1にち - 世界せかい共通きょうつうのプラットフォームとしてリニューアル[13]。「MSN産経さんけいニュース」を終了しゅうりょうし、複数ふくすう記事きじ配信はいしんするようになった[14][15]。なお、産経さんけいデジタルは独立どくりつサイト「産経さんけいニュース」を同日どうじつにオープンした[16]
  • 2018ねん6がつ20日はつか - べいMicrosoftが、「Microsoft News」を発表はっぴょう。MSN.comなどのニュースサイトようニュースエンジンのあらたな名称めいしょうで、AI(人工じんこう知能ちのう)がピックアップしたニュースを最終さいしゅうてき人間にんげんがキュレーションする。世界中せかいじゅうの3000以上いじょうのメディア(USA TodayThe Guardian共同通信きょうどうつうしんなど)との提携ていけいにより、重要じゅうようなニュースをキュレートして表示ひょうじする[17]

おも無料むりょうサービス

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  • Outlook.com - Webメール(Windows Live Hotmailから移行いこう
  • Skype - チャット
  • OneDrive - オンライン
  • Bing - 全文ぜんぶん検索けんさく
  • Bing Maps - 地図ちず
  • Windows Live Spaces - ブログ(2011ねん03月16にちにサービス終了しゅうりょう

日本にっぽん国内こくない提供ていきょうされる有料ゆうりょうサービス

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  • MSN9 Premium
  • 広告こうこくなしのOutlook.com - 「MSN Hotmail Plus」から移行いこう
  • MSN オークション(DeNAショッピング提携ていけい
  • MSN Music(2007ねん9がつ音楽おんがく配信はいしん終了しゅうりょう、それ以降いこう音楽おんがく情報じょうほうサイトとして継続けいぞく
  • MSN エンカルタ百科ひゃっか事典じてん(1かいあたり2あいだまで無料むりょうでダイジェストばん利用りよう可能かのう。2009ねん12月31にちにサービス終了しゅうりょう

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ Microsoft Moneyとはことなる。

出典しゅってん

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  1. ^ Operating System (OS) Definition & Examples” (英語えいご). Lifewire (2022ねん1がつ24にち). 2022ねん10がつ8にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c Microsoft Network (MSN) - Msn Works To Find Its Focus”. 2007ねん6がつ6にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん10がつ8にち閲覧えつらん
  3. ^ MSNネット接続せつぞく事業じぎょうをぷららに移管いかん、コンテンツはMSNに併合へいごう日経にっけいBP、2000ねん7がつ6にちオリジナルの2014ねん7がつ22にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20140722191330/http://www.nikkeibp.co.jp/archives/106/106794.html 
  4. ^ Bishop, Todd (2014ねん9がつ30にち). “MSN’s rebirth brings Microsoft’s new approach into focus” (英語えいご). GeekWire. 2022ねん10がつ8にち閲覧えつらん
  5. ^ MSN Worldwide” (英語えいご). MSN. 2022ねん10がつ8にち閲覧えつらん
  6. ^ CNBC on MSN Money's StockScouter Celebrates Two-Year Track Record Of Outperforming Standard & Poor's 500”. PRnewspire (2003ねん7がつ8にち). 2016ねん12月20にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん10がつ9にち閲覧えつらん
  7. ^ Cheapest Way to Build a Website” (英語えいご). Your Business. 2022ねん10がつ8にち閲覧えつらん
  8. ^ “An epic bear market is coming”. MSN Money. (2013ねん1がつ2にち). オリジナルの2014ねん9がつ13にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140913104243/http://money.msn.com/investing/an-epic-bear-market-is-coming/ 2022ねん10がつ9にち閲覧えつらん 
  9. ^ Microsoft、HotmailからOutlook.comへの移行いこう完了かんりょう”. ITmedia News (2013ねん5がつ3にち). 2023ねん6がつ27にち閲覧えつらん
  10. ^ a b 「MSNオークション」4がつ終了しゅうりょう”. ITmedia NEWS (2011ねん1がつ5にち). 2023ねん3がつ5にち閲覧えつらん
  11. ^ 毎日新聞まいにちしんぶんとマイクロソフト協業きょうぎょう真相しんそうから考察こうさつする新聞しんぶんしゃサイトの将来しょうらい”. HUFFPOST (2016ねん8がつ3にち). 2022ねん5がつ4にち閲覧えつらん
  12. ^ Microsoft、HotmailからOutlook.comへの移行いこう完了かんりょう”. ITmedia NEWS (2013ねん5がつ3にち). 2023ねん1がつ29にち閲覧えつらん
  13. ^ マイクロソフトのポータルサイト「MSN」を刷新さっしん”. Microsoft (2014ねん9がつ8にち). 2022ねん5がつ4にち閲覧えつらん
  14. ^ 「MSN」リニューアル、マルチデバイス対応たいおう強化きょうか、ニュースは複数ふくすうしゃからの提供ていきょうに -INTERNET Watch”. 株式会社かぶしきがいしゃインプレス (2014ねん9がつ8にち). 2017ねん12月25にち閲覧えつらん
  15. ^ ポータルサイト“MSN”がリニューアル、“Bing”ブランドアプリも“MSN”ブランドに - まどもり”. 株式会社かぶしきがいしゃインプレス (2014ねん10がつ1にち). 2017ねん12月25にち閲覧えつらん
  16. ^ MSNが「20ねん最大さいだい」のリニューアル ぜん世界せかいでデザイン統一とういつ、マルチデバイス対応たいおう パーソナライズ機能きのう強化きょうか”. ITmedia NEWS (2014ねん9がつ8にち). 2023ねん1がつ29にち閲覧えつらん
  17. ^ Microsoft、iOSおよびAndroidけ「Microsoftニュース」アプリ AIと人間にんげんがキュレーション”. ITmedia Inc. (2018ねん6がつ21にち). 2023ねん10がつ17にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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