RS-84 (ロケットエンジン)

RS-84の概念がいねん図ず
RS-84
用途ようと:	1段だん
形式けいしき:	二に段だん燃焼ねんしょうサイクル
推進すいしん剤ざい:	RP-1/液体えきたい酸素さんそ
開発かいはつ年ねん:
大おおきさ
全ぜん高こう
直径ちょっけい
乾燥かんそう重量じゅうりょう
推力すいりょく重量じゅうりょう比ひ
性能せいのう
海面かいめん高だか度どでの比ひ推力すいりょく
真空しんくう中ちゅうでの比ひ推力すいりょく	324秒びょう
海面かいめん高だか度どでの推力すいりょく	4.73MN
真空しんくう中ちゅうでの推力すいりょく	5,03MN
燃焼ねんしょう室しつ圧力あつりょく	19.31MPa
設計せっけい者しゃ
製造せいぞう会社かいしゃ:	ロケットダイン
推進すいしん技術ぎじゅつ者しゃ:	???
設計せっけいチーム:	ロケットダイン

RS-84ロケットエンジンはロケットダイン社しゃで開発かいはつが計画けいかくされたアメリカにとって初はつとなる炭化たんか水素すいそを燃料ねんりょうとする再さい使用しよう型がた二に段だん燃焼ねんしょうサイクルの液体えきたい燃料ねんりょうロケットエンジンである^[1]^[2]。対照たいしょう的てきにソビエト連邦れんぽうでは1980年代ねんだいに既すでにエネルギアロケット用ようとして炭化たんか水素すいそ燃料ねんりょうのRD-170再さい使用しよう型がたエンジンを開発かいはつしていた。コンステレーション計画けいかくに集中しゅうちゅうするため開発かいはつ計画けいかくは2004年ねんに中止ちゅうしされた。当初とうしょの予定よていでは2007年ねん末まつに実物じつぶつ大だいの試験しけんを実施じっしする予定よていだった。

特徴とくちょう

液体えきたい水素すいそと比較ひかくして高密度こうみつどの炭化たんか水素すいそを燃料ねんりょうとするのでタンクを小型こがた化かでき、比ひ推力すいりょくは低ひくいが大だい推力すいりょくを得えられる。充填じゅうてんや取とり扱あつかいの容易よういな炭化たんか水素すいそを燃料ねんりょうとするので極ごく低温ていおんを維持いじしなければならない液体えきたい水素すいそよりも総合そうごう的てきな経費けいひが大幅おおはばに削減さくげんできることが期待きたいされた。安全あんぜん性せいと信頼しんらい性せいと運用うんよう費用ひようの低廉ていれん化かを両立りょうりつするエンジンに仕上しあがる予定よていだった。

脚注きゃくちゅう

^ “Space Launch Initiative fact sheet”. NASA (April 2002). 1 May 2009閲覧えつらん。
^ “RS-84 Rocket Engine Overview” (PDF). Rocketdyne (April 2003). 3 April 2009閲覧えつらん。

外部がいぶリンク

“GAO-02-1020: Challenges Facing NASA’s Space Launch Initiative” (PDF). GAO (September 2002). 1 May 2009閲覧えつらん。
"RS-84" Encyclopedia Astronautica
RS-84 Engine Passes Preliminary Design Milestone Space Daily, Jul 16, 2003
Boeing Tests Future Rocket Engine Component to Record Levels Space Daily, Dec. 11, 2003
NASA FY 2004 operating plan - page 6, cancellation of RS-84

[1] “Space Launch Initiative fact sheet”. NASA (April 2002). 1 May 2009閲覧えつらん。

[2] “RS-84 Rocket Engine Overview” (PDF). Rocketdyne (April 2003). 3 April 2009閲覧えつらん。

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