錢ぜに鍾書

钱锺书
字じ	哲あきら良りょう、默だま存そん
号ごう	槐えんじゅ聚
本名ほんみょう	钱仰先さき
性せい别	男おとこ
出生しゅっしょう	宣せん统二に年ねん十じゅう月がつ二に十じゅう日にち (1910-11-21)1910年ねん11月21日にち 大だい清きよし江こう苏省常つね州しゅう府ふ无锡县
逝世	1998年ねん12月19日にち(1998歲さい—12—19)（88歲さい） 中ちゅう华人民じんみん共和きょうわ国こく北京ぺきん市し东城区く北京ぺきん醫院いいん
国籍こくせき	中ちゅう华人民じんみん共和きょうわ国こく
别名	中ちゅう书君
民族みんぞく	汉族
语言	中ちゅう文ぶん、英文えいぶん、法文ほうぶん、德とく文ぶん、拉ひしげ丁ちょう文あや、意い大だい利文としふみ、西にし班はん牙きば文ぶん、希まれ腊文
职业	作家さっか、文学ぶんがく家か
活かつ跃时期き	1982年ねん－1998年ねん
配偶はいぐう	杨绛（1935年ねん结婚－2016年ねん逝世）
儿女	女おんな：錢ぜに瑗
亲属	祖父そふ：钱福炯 父ちち：錢ぜに基もと博はく 伯父おじ：錢せん基はじめ成なり 叔父おじ：钱基厚あつ
学がく历 东林小学しょうがく、桃もも坞中学ちゅうがく、辅仁中学ちゅうがく 清きよし华大学がく学士がくし 牛津うしづ大学だいがく文学ぶんがく学士がくし(Bachelor of Letters)
经历 清きよし华大学がく教授きょうじゅ 藍田あいだ国立こくりつ师范学院がくいん英文えいぶん系けい主任しゅにん 中国ちゅうごく社会しゃかい科学かがく院いん副ふく院いん长
學術がくじゅつ工作こうさく
主要しゅよう領域りょういき	中ちゅう华文化か、英国えいこく文化ぶんか

钱锺书（1910年ねん11月21日にち—1998年ねん12月19日にち），原名げんめい仰おおせ先さき，字じ哲あきら良りょう，后きさき改名かいめい鍾書，字じ默だま存そん，号ごう槐えんじゅ聚，曾用笔名中ちゅう书君，男おとこ，江こう苏无锡人ひと，中国ちゅうごく作家さっか、文学ぶんがく研究けんきゅう家か，亦また是ぜ出生しゅっしょう於吴越钱氏家族かぞく。曉あかつき暢とおる多種たしゅ外がい文ぶん，包括ほうかつ英えい、法ほう、德とく語ご，亦また懂拉ひしげ丁ちょう文あや、意い大だい利文としふみ、西にし班はん牙きば文ぶん等ひとし。作家さっか、诗人兼けん講座こうざ教授きょうじゅ余光よこう中ちゅう分析ぶんせき當代とうだい中ちゅう文ぶん時じ，常つね稱しょう道どう錢ぜに西にし學がく列れつ於中國人ちゅうごくじん之の第だい一流いちりゅう。

生平おいだいら

无锡钱锺书故居きょ钱绳武たけ堂どう

早年そうねん

錢ぜに鍾書是ぜ古こ文學ぶんがく家か錢ぜに基もと博はく之子ゆきこ，幼年ようねん過か繼つぎ給きゅう伯父おじ錢せん基はじめ成なり，由ゆかり伯父おじ啟蒙けいもう。伯父おじ上茶かみちゃ館かん聽說書しょ，錢ぜに鍾書都と跟去。伯母おば娘むすめ家か是ぜ江こう陰かげ富戶ふと，抽大だい煙けむり，早はや上起かみおこし得とく晚ばん，婆ばば媳彼此看不ふ起おこり，後來こうらい伯父おじ也染上大かみおお煙けむり。父ちち亲不敢当着ぎ哥哥管かん教きょう锺书，可か是ぜ抓つめ到いた机つくえ会かい，就着实管教きょう。六ろく歲入さいにゅう秦はた氏し小學しょうがく，上うえ學まなぶ不ふ到いた半年はんとし，大病たいびょう一場いちじょう，在家ありいえ休養きゅうよう。十じゅう一いち歲さい，和わ錢ぜに鍾韓同どう考かんがえ取ど東ひがし林りん小學しょうがく一いち年ねん級きゅう，這年秋あき天たかし，伯父おじ去さ世よ。十じゅう四よん歲さい考こう上じょう蘇州そしゅう桃もも塢中學ちゅうがく。二十歲はたち後ご，伯母おば去さ世よ。1929年ねん，鍾書考こう上じょう清華せいか大學だいがく，數學すうがく只ただ考こう得とく15分ふん，當時とうじ的てき校長こうちょう羅ら家か倫りん破格はかく錄ろく取と。當時とうじ任にん文學ぶんがく院いん院長いんちょう兼けん哲學てつがく系けい系けい主任しゅにん的てき馮友蘭らん曾說，錢ぜに鍾書「不ふ但ただし英文えいぶん好このみ，中なか文也ふみや好こう，就連哲學てつがく也有やゆう特殊とくしゅ的てき見地けんち，真ま是ぜ天才てんさい。」錢ぜに鍾書十じゅう八及二十學年的總成績為甲上，十じゅう九年則得到超等的破紀錄成績。1933年ねん夏なつ，毕业於清きよし华大学がく外そと文系ぶんけい，獲え文學ぶんがく學士がくし，赴上海しゃんはい光ひかり華はな大學だいがく任にん教きょう。1935年ねん與あずか楊絳結婚けっこん，後ご考かんがえ取ど第だい三さん屆とどけ庚かのえ子こ賠款公費こうひ留學りゅうがく資格しかく，名めい列れつ榜首，平均へいきん分數ぶんすう87.95是ぜ史上しじょう最高さいこう，留學りゅうがく英国えいこく牛津うしづ大学だいがく埃ほこり克かつ塞ふさが特とく學院がくいん，其間女兒じょじ錢ぜに瑗出生しゅっしょう。1937年ねん获得文学ぶんがく学士がくし（BLitt）学位がくい（其夫人じん楊絳原ばら譯やく為ため“副ふく博士はかせ學位がくい”，後ご又また修正しゅうせい為ため“文學ぶんがく學士がくし”，该学位い名称めいしょう已やめ被ひ牛津うしづ校こう方かた更さら为“文学ぶんがく硕士”M. Litt.），隨ずい後ご在ざい盛もり澄きよし華はな的てき協きょう助じょ下した赴法國こく巴ともえ黎はじむ大學だいがく從事じゅうじ一いち年ねん的てき研究けんきゅう。

教師きょうし

1938年ねん9月がつ回國かいこく，錢せん剛つよし回國かいこく時じ，经香港ほんこん上岸かみきし，转去西南せいなん联大任にん教授きょうじゅ，月がつ薪たきぎ300元げん。1939年ねん秋あき天たかし从昆明あかり回かい沪探亲后，接せっ到いた其父亲钱基博はく来信らいしん要よう其去湖南こなん照あきら顾，故こ没ぼつ有ゆう回かい昆こん明あきら而到湖南こなん藍田あいだ國立こくりつ師範しはん學院がくいん教書きょうしょ，1941年ねん暑あつ假かり，錢ぜに鍾書去さ上海しゃんはい探さがせ親おや，再さい也沒有ゆう回かい蓝田。錢ぜに鍾書在ざい小しょう说《围城》中ちゅう成功せいこう塑造了りょう一批特点鲜明的知识分子，生なま动地再さい现当时知识分子ぶんし的てき普遍ふへん状じょう态与心こころ态，与あずか他た在ざい西南せいなん联大的てき经历是ぜ有ゆう关系的てき。書評しょひょう家か夏なつ志こころざし清きよし先生せんせい認みとめ為ため《围城》是ぜ“中國ちゅうごく近代きんだい文學ぶんがく中ちゅう最さい有ゆう趣おもむき、最さい用心ようじん經營けいえい的てき小說しょうせつ，可能かのう是ぜ最さい偉大いだい的てき一部いちぶ”。此後在ざい西南せいなん聯れん大だい、震ふるえ旦だん女子じょし文理ぶんり學院がくいん、暨南大學だいがく任にん教きょう。1949年ねん任にん清華せいか大學だいがく外そと文系ぶんけい教授きょうじゅ，後ご獲え評ひょう爲ため一いち級きゅう教授きょうじゅ。

著述ちょじゅつ

1938年ねん，錢ぜに鍾書留かきとめ居きょ藍田あいだ兩年りょうねん，寫うつし了りょう《談だん藝げい錄ろく》的てき一半いっぱん。兩年りょうねん後ご回かい到いた上海しゃんはい，又また寫うつし了りょう《談だん藝げい錄ろく》的てき後ご一半いっぱん。此書於1942年ねん完かん稿こう。《談だん藝げい錄ろく》問とい世よ後ご，廣こう受好評ひょう。文ぶん史家しか曹聚仁ひとし說せつ：“勝利しょうり以後いご，回かい到いた上海しゃんはい，讀了どくりょう錢ぜに鍾書先生せんせい的てき《談だん藝げい錄ろく》，才ざい算さん懂得一いち點てん舊きゅう詩し詞し”。夏なつ志こころざし清きよし認みとめ為ため“錢ぜに著ちょ《談だん藝げい錄ろく》是ぜ中國ちゅうごく詩話しわ裡うら集大成しゅうたいせい的てき一部いちぶ巨きょ著ちょ，也是第だい一部廣采西洋批評來譯註中國詩學的創新之作。”然しか而，海外かいがい學者がくしゃ一いち開始かいし對たい於《談だん藝げい錄ろく》的てき評價ひょうか並なみ不ふ高こう。夏なつ志こころざし清きよし就說過か，“儘管該書‘眼光がんこう正確せいかく，範圍はんい驚おどろき人じん，旁つくり徵ちょう博引はくいん……卻沒有能ゆうのう替かえ中國ちゅうごく詩的してき急きゅう需重新しん估價立りつ下か基礎きそ’”。

1950年ねん到いた1953年ねん，钱锺书担任たんにん《毛もう泽东选集》1-3卷かん英えい译委员会委い员，花はな费了大量たいりょう精力せいりょく翻こぼし译毛泽东著作ちょさく，几乎没ぼつ有ゆう发表文章ぶんしょう。1957年ねん，錢ぜに鍾書的てき《宋そう詩し選せん注ちゅう》出版しゅっぱん，不ふ久ひさ即そく遭到批判ひはん。他た在ざい序言じょげん中ちゅう指摘してき宋そう诗的缺点けってん称しょう：“宋そう诗还有ゆう个缺陷けっかん，爱讲道理どうり，发议论；道理どうり往往おうおう粗ほぼ浅あさ，议论往往おうおう陈旧，也煞费笔墨すみ去さ发挥申さる说。”當時とうじ在ざい台灣たいわん的てき胡えびす適てき看過かんか這本選せん注ちゅう說せつ：“黃き山谷さんや的てき詩し祇選四よん首しゅ，王おう荊公、蘇そ東ひがし坡的まと略りゃく多た一いち些。我わが不ふ太ふとし愛讀あいどく黃き山谷さんや的てき詩し。錢ぜに鍾書沒ぼつ有用ゆうよう經濟けいざい史觀しかん來らい解釋かいしゃく，聽說共產黨きょうさんとう要よう清算せいさん他た了りょう。”“他た是ぜ故意こい選せん些有關せき社會しゃかい問題もんだい的てき詩し，不ふ過か他た的てき註確實寫じっしゃ得とく不ふ錯。還かえ是ぜ可か以看的てき。”錢ぜに鍾書本人ほんにん則そく表示ひょうじ因いん为“从未出で过风头，骂过什么人じん……享受きょうじゅ了りょう“沉默的てき自由じゆう””。

1960年ねん，钱锺书又参加さんか了りょう毛げ泽东诗词英えい译本的てき定てい稿こう工作こうさく。 1969年ねん11月，下放かほう至いたり河南かなん罗山中国科学院ちゅうごくかがくいん哲学てつがく社会しゃかい科学かがく部ぶ的てき“五ご七なな干ひ校こう”，不ふ久ひさ，随ずい“五ご七なな干ひ校こう”迁至淮河边上的てき河南かなん息いき县东岳だけ。1970年ねん7月がつ，杨绛也来干ひ校こう。在ざい“五ご七なな干ひ校こう”，钱锺书一度担任过信件收发工作。1970年ねん6月がつ，女婿じょせい王おう德一とくいち在ざい清きよし查“5.16”运动中ちゅう被ひ逼自杀。1972年ねん3月がつ回かい京きょう，开始写うつし作さく《管かん锥编》。1979年ねん，在ざい其学术代表だいひょう作さく《管かん锥编》中ちゅう，钱锺书不仅通过传统的训诂方法ほうほう澄きよし清せい了りょう许多学がく术史上之うえの公案こうあん，更さら在ざい大量たいりょう文献ぶんけん梳くしけず理り与あずか互证的てき基もと础上，作さく了りょう大量たいりょう精せい辟与独どく到いた的てき评论。是ぜ集しゅう數すう十じゅう年ねん功力くりき的てき學術がくじゅつ钜著，尤ゆう其對比較ひかく文學ぶんがく有ゆう所しょ貢獻こうけん。該書為ため集合しゅうごう各種かくしゅ學科がっか知識ちしき，對たい中國ちゅうごく古典こてん如《周しゅう易えき正義まさよし》、《毛もう詩し正義まさよし》、《左ひだり傳でん正義まさよし》、《史記しき會かい注ちゅう考證こうしょう》、《老子ろうし王おう弼注》、《焦こげ氏し易えき林りん》、《楚すわえ辭じ洪ひろし興きょう祖そ外傳がいでん》、《太平たいへい廣こう記き》和かず《全ぜん上古じょうこ三代秦漢三國六朝文》等とう進行しんこう論述ろんじゅつ，自じ成なり一家いっか之の言げん，他た也因此被推為現在げんざい中國ちゅうごく的てき文化ぶんか批評ひひょう大師だいし。《管かん錐きり編へん》據よりどころ說せつ起草きそう於1972年ねん，是ぜ文革ぶんかく中期ちゅうき，錢ぜに當時とうじ無む家いえ可か歸き，住じゅう在ざい文學ぶんがく所しょ的てき一いち間あいだ小しょう辦公室しつ裡うら。據よりどころ《談だん藝げい錄ろく》、《管かん錐きり編へん》責任せきにん編輯へんしゅう周しゅう振甫しんぽ記載きさい，錢ぜに當時とうじ的てき書しょ桌既すんで是ぜ飯めし桌，晚ばん上じょう還かえ要よう當とう床ゆか。

晚年ばんねん

1978年ねん赴意大利おおとし出席しゅっせき第だい26届とどけ欧おう洲しゅう汉学会がっかい议。1979年ねん参加さんか中国ちゅうごく社会しゃかい科学かがく院いん代表だいひょう团赴美国びくに访问。1982年ねん任にん中國ちゅうごく社會しゃかい科學かがく院いん副ふく院長いんちょう。1994年ねん因いん病びょう住じゅう院いん，1998年ねん12月19日にち上じょう午うま7時じ38分ふん病びょう逝于北京ぺきん医院いいん，享とおる壽ことぶき88歲さい。钱锺书临终遗言ごと：“遗体只ただ要よう两三个亲友送送，不ふ举行任にん何なん仪式，恳辞花はな篮花圈けん，不ふ留とめ骨灰こっかい。”

評價ひょうか

夏なつ志こころざし清きよし說せつ錢ぜに鍾書“才氣さいき高だか，幽かそけ默だま，很會諷刺ふうし人じん。他た什麽人じん都と看み不ふ起おこり，當時とうじ聯れん大だい的てき教授きょうじゅ恨他的てき也不少しょう。他た雖然一いち方面ほうめん仍是謙虛けんきょ，但ただし是ぜ恃才傲物”。據よりどころ說せつ錢ぜに對たい西南せいなん聯れん大だい外がい文系ぶんけい幾いく位い教授きょうじゅ有ゆう這樣的てき評價ひょうか：“葉は公おおやけ超ちょう太ふと懶ものぐさ，吳ご宓太ふとし笨，陳ちん福田ふくだ太ふと俗ぞく”。錢ぜに讀書どくしょ愛あい做眉まゆ批，於是清華せいか圖書館としょかん的てき藏書ぞうしょ上じょう便びん到いた處しょ有ゆう了りょう“錢ぜに批”。錢ぜに鍾書早年そうねん“好こう義ぎ山さん、仲なか則そく風ふう華はな綺麗きれい之の體からだ，為ため才子さいし詩し，全ぜん恃才華はな為之ためゆき”，陳ちん衍則のり批評ひひょう他た：“湯ゆ卿きょう謀はかりごと不可ふか為ため，黃き仲なか則そく尤ゆう不可ふか為ため”，因いん而改弦つる易えき轍わだち，奉たてまつ衍若神明しんめい。宋そう以后集しゅう部ぶ殆无不ふ过目。

夏なつ承うけたまわ燾在ざい1948年ねん9月がつ17日にち的てき《天風てんぷう閣かく學がく詞し日記にっき》中ちゅう說せつ過か，“閱錢鍾書《談だん藝げい錄ろく》，博聞強記はくぶんきょうき，殊こと堪こらえ愛あい佩。但ただし疑うたぐ其書乃積卡片而成，取と證あかし稠疊，無む優ゆう遊ゆう不ふ迫せり之の致。近きん人ひと著書ちょしょ每ごと多た此病”。

錢ぜに鍾書在ざい文學ぶんがく典故てんこ，比較ひかく文學ぶんがく，文化ぶんか批评等とう领域皆みな有ゆう成就じょうじゅ，推崇者しゃ甚至冠かんむり以「錢ぜに學がく」。錢ぜに氏し雖通宋そう詩し，而《宋そう詩し紀き事ごと補正ほせい》成なり書しょ過か於倉促，不ふ免めん瑕疵かし，有人ゆうじん甚至以為刪削過多かた。亦また有人ゆうじん指出さしで钱的批评是ぜ“尖とんが刻こく无情地ち科学かがく”。

钱锺书去世よ后きさき，学者がくしゃ余よ英えい时、王おう元はじめ化か评价说：钱锺书的离开标志着ぎ出生しゅっしょう于20世せい纪初的てき那な一いち代だい学者がくしゃ的てき终结。

逸事いつじ

1934年ねん，杨绛和わ钱锺书在北平きたひら。

1935年ねん，钱锺书初到いた牛津うしづ，就吻了りょう牛津うしづ的てき地ち，磕掉大半たいはん個こ門もん牙きば：“锺书摔了跤，自己じこ又また走回はしりまわ來らい，用よう大手おおて絹きぬ捂著嘴くちばし。手て絹きぬ上じょう全ぜん是ぜ鮮血せんけつ，抖開手しゅ絹きぬ，落下らっか半はん枚まい斷だん牙きば，滿まん口くち鮮血せんけつ。”楊絳急きゅう得とく不知ふち怎樣能のう把わ斷だん牙きば續ぞく上うえ。幸こう同どう寓ぐう都と是ぜ醫い生せい，他た們教楊絳陪锺书趕快かい找牙きば醫い，拔去ばっきょ斷だん牙きば，然しか後ご再さい鑲假かり牙きば。

錢ぜに鍾書的てき妻子さいし楊絳（本名ほんみょう楊季康やすし）是ぜ江蘇ちぁんすー無む錫すず人じん，1911年ねん出生しゅっしょう於北京ぺきん。楊絳於1932年ねん春はる天てん考こう入北にゅうほく京きょう清華せいか大學だいがく，期間きかん邂逅かいこう錢ぜに鍾書。據よりどころ聞兩人じん初次はつじ見み面めん，錢ぜに鍾書就說：「我わが沒ぼつ有ゆう訂てい婚こん。」楊絳則そく回答かいとう：「我わが也沒有男くにお朋友ほうゆう。」就這樣さま才子さいし配はい上じょう佳人かじん，繼つぎ而於1935年ねん共ども結ゆい連理れんり。

胡えびす適てき與あずか錢ぜに鍾書夫婦ふうふ有數ゆうすう面めん之の緣えん，但ただし胡えびす適てき晚年ばんねん在ざい台灣たいわん曾表示ひょうじ沒ぼつ見み過か錢ぜに鍾書。杨绛在ざい《怀念陈衡哲あきら》一文披露胡适与钱锺书不僅认识，還かえ一起かずき在ざい陈衡哲あきら夫婦ふうふ家か“吃ども个家常つねtea”。钱锺书见过胡适是由ゆかり合ごう众图书馆馆长顾廷龙介かい绍的，钱锺书和胡えびす適てき都と常つね在ざい合ごう众图书馆看み書しょ。胡えびす適てき还在一小方白纸上用铅笔寫うつし过一首旧体诗送钱锺书，杨绛只ただ記き得とく其中两句：“几支无用笔，半はん打だ有心うしん人じん。”這張小しょう紙し杨绛把わ它保存ほぞん到いた文革ぶんかく期き间才毁掉。這首《题唐景けい崧先生せんせい遗墨》是ぜ胡えびす适写于九きゅう一いち八事やごと变之これ后きさき第だい二に天てん，是ぜ陈寅恪つとむ请他题词，全文ぜんぶん為ため“南天なんてん民主みんしゅ国こく，回かい首くび一いち伤神。黑くろ虎とら今いま何なん在ざい？黄き龙亦已やめ陈。几支无用笔，半はん打だ有心うしん人じん。毕竟天てん难补，滔滔とうとう四よん十じゅう春はる。”。唐から景けい崧是ぜ陈寅恪つとむ夫人ふじん的てき祖父そふ。胡えびす適てき本人ほんにん可能かのう相當そうとう滿まん意い這首詩し，1931年ねん，胡えびす适還在ざい致周作しゅうさく人じん信しん中ちゅう一いち附ふ诗云：“几支无用笔，半はん打だ有心うしん人じん，毕竟天てん难补，滔滔とうとう四よん十じゅう春はる。”

钱锺书晚年ねん饱受多た种疾病びょう折おり磨みがけ，计有哮たけ喘、喉のど炎えん、肺はい气肿、高こう血ち压、前列ぜんれつ腺せん、白内障はくないしょう、急性きゅうせい大だい脑皮层缺氧、腱鞘炎けんしょうえん、输尿管かん肿瘤、膀胱ぼうこう癌がん、急性きゅうせい肾功能のう衰おとろえ竭等，接受せつじゅ多た次つぎ手しゅ术，左ひだり肾切除せつじょ。乃至ないし于1998年ねん逝世后きさき，遗体解剖かいぼう才ざい发现胃い中ちゅう尚なお有ゆう一大いちだい肿瘤。女おんな儿钱瑗亦また因いん骨こつ癌がん59岁辞世じせい。夫人ふじん杨绛则直到いた101岁左右さゆう才ざい发现有心うしん衰おとろえ症状しょうじょう，105岁时去世よ。

著作ちょさく

钱锺书家族かぞく雕塑

• 论文：《十じゅう八世紀英國文學裏的中國》（牛津うしづ大学だいがくB.Litt.学位がくい论文，1937），《古典こてん文学ぶんがく研究けんきゅう在ざい现代中国ちゅうごく》（錢ぜに鍾書参加さんか意い大利おおとし米べい兰举行ぎょう的てき欧おう洲しゅう汉学家か第だい26次じ大会たいかい的てき演えんじ讲，1978）；
• 散文さんぶん集しゅう：《写うつし在ざい人生じんせい边上》（1941）；
• 小しょう说：《猫ねこ》（1945）；
• 中ちゅう短篇たんぺん小しょう说集：《人ひと·兽·鬼おに》（1946）；
• 长篇小說しょうせつ：《围城》（1947）；
• 学がく术著作ちょさく：诗论《谈艺录》（1948）、《宋そう诗选注ちゅう》（1958）、《管かん锥编》全ぜん五ご册さつ（1979）、《七なな缀集》(1985)等とう。
• 诗集：《槐えんじゅ聚诗存そん》（1995）；
• 其他作品さくひん：《诗可以怨》（后きさき收入しゅうにゅう《七なな缀集》）（《文学ぶんがく评论》1981年ねん1期き）、《也是集しゅう》（1984）、《模糊もこ的てき铜镜》（《随ずい笔》1988年ねん第だい5期き）、《石いし语》（1996）、《容よう安やす馆札记》、《钱锺书英文えいぶん文集ぶんしゅう》（2003）、《宋そう诗纪事ごと补正》（2005）。

家庭かてい

父ちち亲錢ぜに基もと博はく。伯父おじ錢せん基はじめ成なり。堂どう弟おとうと钱锺韩为工程ほど热物理学りがく家か。

妻子さいし杨绛为翻譯ほんやく家か、作家さっか，女おんな儿钱瑗为北京ぺきん师范大学だいがく教授きょうじゅ。

參考さんこう書目しょもく

• 楊絳著ちょ《幹みき校こう六ろく記き》（1981年ねん5月がつ在ざい香港ほんこん出版しゅっぱん，同年どうねん7月がつ在ざい北京ぺきん出版しゅっぱん）
• 楊絳著ちょ《我わが們仨》（读书·生活せいかつ·新知しんち三さん聯れん書店しょてん2003年ねん出版しゅっぱん）
• 李り洪ひろし岩がん著ちょ《钱锺书与近代きんだい学がく人じん》（百花ひゃっか文ぶん艺出版しゅっぱん社しゃ1998年ねん2月がつ第だい1版はん）
• 水晶すいしょう：《侍さむらい錢ぜに「拋書」雜記ざっき——兩りょう晤錢鍾書先生せんせい》
• 水晶すいしょう：《两晤钱锺书先生せんせい》
• 湯ゆ晏：《民みん國こく第だい一いち才子さいし錢ぜに鍾書》
• 吳ご學まなぶ昭あきら《聽楊絳談往事おうじ》
• 孔あな庆茂《钱锺书传》

擴展閱讀

• Theodore Huters著ちょ，張ちょう晨等譯やく：《錢ぜに鍾書》（北京ぺきん：中國ちゅうごく廣こう播電視し出版しゅっぱん社しゃ，1990）。
• Christopher Rea編へん, "China's Literary Cosmopolitans: Qian Zhongshu, Yang Jiang, and the World of Letters" (Leiden: Brill, 2015)

畫像がぞう

• 錢ぜに鍾書 / 江こう啟明ひろあき (Kong Kai Ming) （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆） Portrait Gallery of Chinese Writers (Hong Kong Baptist University Library 香港ほんこん浸ひた會かい大學だいがく圖書館としょかん)

外部がいぶ链接

• 余よ英時ひでとき：〈我わが所ところ認識にんしき的てき錢ぜに鍾書先生せんせい〉。
• 叶かのう嘉よしみ莹：〈从中国ちゅうごく诗论之の传统及诗风之转变 谈钱钟书《槐えんじゅ聚诗存そん》的てき评赏（上うえ） （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 叶かのう嘉よしみ莹：〈从中国ちゅうごく诗论之の传统及诗风之转变 谈钱钟书《槐えんじゅ聚诗存そん》的てき评赏（中なか） （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 叶かのう嘉よしみ莹：〈谈钱钟书《槐えんじゅ聚诗存そん》的てき评赏（下した） （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 黄き维樑：〈刘勰与钱钟书：文学ぶんがく通どおり论——兼けん谈钱钟书理り论的潜せん体系たいけい （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 雷かみなり勤つとむ風ふう（Christopher G. Rea）：〈钱锺书的早期そうき创作〉 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 張ちょう隆たかし溪けい：〈論ろん錢ぜに鍾書的てき英文えいぶん著作ちょさく〉 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）（2009）
• 艾あい朗あきら諾だく：〈錢ぜに鍾書寫しょしゃ《管かん錐きり編へん》的てき動機どうき與あずか心情しんじょう （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 胡えびす志德しとく（Theodore Huters）：〈尋ひろ找錢鍾書 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。?
• Christopher G. Rea： 〈錢ぜに鍾書的てき「批眼」〉 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆） （英文えいぶん）
• 国学こくがく网－钱锺书专题 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 宗そう璞《东藏记》影かげ射しゃ钱锺书 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 刻こく薄うす的てき智慧ちえ与あずか索然さくぜん无味的てき爱情
• 沉默即そく死亡しぼう--刘晓波は看み钱锺书