レクサス・LS

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初代しょだいモデル

LS(エルエス、英語えいご: Lexus LS)は、トヨタ自動車とよたじどうしゃ展開てんかいする高級こうきゅうしゃブランド「レクサス」で販売はんばいされているさい高級こうきゅう大型おおがたセダンFセグメント)。レクサスのフラッグシップセダンである。

初代しょだいから3代目だいめモデルまで、日本にっぽん国内こくないではトヨタブランド(トヨタてんトヨペットてん)にて「セルシオ」の名称めいしょう販売はんばいされていた。

概要がいよう[編集へんしゅう]

LS400(1989ねん

1989ねん1がつ、トヨタがアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく主要しゅようマーケットとしてあらたにげた高級こうきゅうしゃブランド「LEXUS(レクサス)」の最上級さいじょうきゅうしゃとして、ES日本にっぽんめいトヨタ・カムリプロミネント/ウィンダム」)とともに初代しょだいLSが発売はつばいされた。

従前じゅうぜん北米ほくべい高級こうきゅうしゃ市場いちばキャデラックリンカーンといったアメリカのメーカーや、メルセデス・ベンツBMWといった西にしドイツのメーカーの独壇場どくだんじょうであり、あくまで大衆たいしゅうしゃいきなかった日本にっぽんしゃメーカーがってはい余地よちはないものとされていた。しかし、トヨタは1980年代ねんだい初頭しょとうからマーケティングおこなつづけた結果けっか静粛せいしゅくせい快適かいてきせいこう品質ひんしつ追求ついきゅうにより新規しんき参入さんにゅう余地よちはあると判断はんだんし、初代しょだいLSの開発かいはつ開始かいしされた。

1989ねん8がつ発売はつばいされたLSは、トヨタの目論見もくろみどお北米ほくべいマーケットであまたの人気にんきとなり、レクサスブランドのいしずえきずくきっかけとなった。とくにその静粛せいしゅくせいと、搭載とうさいされるVがた8気筒きとうエンジン(1UZ-FEがた)のたか完成かんせいなどはのメーカーにおおきな影響えいきょうあたえた。レクサスの成功せいこうにより、のちフォルクスワーゲンなどの大衆たいしゅうしゃメーカーが高級こうきゅうしゃ市場いちば参入さんにゅうするきっかけともなった。

初代しょだい XF10がた(1989ねん1がつ - 1994ねん9がつ[編集へんしゅう]

レクサス・LS(初代しょだい
UCF10Lがた
1992ねん発売はつばいがた
1989ねん発売はつばいがた
内装ないそう
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1989ねん8がつ - 1994ねん9がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき FR
パワートレイン
エンジン 1UZ-FEかた 4L V8 DOHC
変速へんそく 4そくAT
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LS400(UCF10)

1989ねん8がつ発売はつばい同年どうねん10がつには日本にっぽん国内こくないでも「セルシオ」として販売はんばいされるようになった。それまで北米ほくべい市場いちばにおけるトヨタには、さい高級こうきゅうしゃとしてクレシーダ存在そんざいしていたが、レクサスブランドの導入どうにゅうにより、それとはまったくの別格べっかくべつブランドのモデルとして位置付いちづけられた。

2代目だいめ XF20がた(1994ねん10がつ - 2000ねん6がつ[編集へんしゅう]

レクサス・LS(2代目だいめ
UCF20Lがた
1994ねん発売はつばいがた
1997ねん発売はつばいがた
内装ないそう
概要がいよう
別名べつめい トヨタ・セルシオ
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1994ねん10がつ - 2000ねん6がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき FR
パワートレイン
エンジン 1UZ-FEかた 4.0 L V8 DOHC
変速へんそく 4そく/5そくAT
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LS400(UCF20)

1994ねん10月にフルモデルチェンジ1997ねん9月にマイナーチェンジし、フロントマスクが大幅おおはば変更へんこうされる。エンジンにVVT-i可変かへんバルブ機構きこう)が搭載とうさいされ、5そくATディスチャージヘッドランプなどが採用さいようされる。

3代目だいめ XF30がた(2000ねん7がつ - 2006ねん8がつ[編集へんしゅう]

レクサス・LS(3代目だいめ
UCF30Lがた
2000ねん発売はつばいがた
2003ねん発売はつばいがた
内装ないそう
概要がいよう
別名べつめい トヨタ・セルシオ
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2000ねん7がつ - 2006ねん8がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき FR
パワートレイン
エンジン 3UZ-FEかた 4.3L V8 DOHC
変速へんそく 5そく/6そくAT
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LS430(UCF30)

2000ねん7がつにフルモデルチェンジ。2003ねん9月にマイナーチェンジし、うち外装がいそう変更へんこうした。6そくATやAFSなどが採用さいようされる。

4代目だいめ XF40がた(2006ねん9がつ - 2017ねん10がつ[編集へんしゅう]

レクサス・LS(4代目だいめ・2006ねん-2012ねん
USF4#かた
LS460(2006ねん発売はつばいがた)
前部ぜんぶ
LS460(2006ねん発売はつばいがた
後部こうぶ
内装ないそう
(2006ねん発売はつばいがた
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2006ねん9がつ - 2012ねん10がつ
設計せっけい統括とうかつ 吉田よしだ守孝もりたか
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5 / 4にん
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう / よんりん駆動くどう
プラットフォーム Nプラットフォーム[1]
パワートレイン
エンジン 1UR-FSEかた 4,608 cc・V8DOHC
1UR-FEがた 4,608 cc・V8・DOHC
最高さいこう出力しゅつりょく こう駆動くどう: 283 kW (385 PS) / 6,400 rpm
よんりん駆動くどう: 270 kW (367 PS) / 6,400 rpm
最大さいだいトルク こう駆動くどう: 500 N·m (51.0 kg·m) / 4,100 rpm
よんりん駆動くどう: 473 N·m (48.2 kg·m) / 4,100 rpm
変速へんそく 8そくAT(8 Super ECT)
まえ まえ:マルチリンク(スタビライザーづけ
のち まえ:マルチリンク(スタビライザーづけ
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,970 mm(標準ひょうじゅんしゃ
3,090 mm(ロングボディしゃ
全長ぜんちょう 5,030 mm(標準ひょうじゅんしゃ
5,190 mm(LS600hL、460L)
全幅ぜんぷく 1,875 mm
ぜんこう 1,465 mm(FR)
1,475 mm(AWD)
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,940 - 2,220 kg
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LS460(USF40/45) / LS460L(USF41/46)

2005ねん10月 - 東京とうきょうモーターショーにてコンセプトモデル「LF-Sh」をはつ公開こうかいよく2006ねん1がつデトロイトモーターショー市販しはんモデルのプロトタイプを出品しゅっぴん同年どうねん4がつ日本にっぽん国内こくない発表はっぴょう

2006ねん9がつ19にち - 日本にっぽん国内こくないでも「LEXUS LS460」として正式せいしき発表はっぴょう。LS専用せんようしんプラットフォーム使つかい、前後ぜんごともアルミニウム合金ごうきんせいマルチリンクしきサスペンション採用さいよう。エンジンは従前じゅうぜん1UZ-FE/3UZ-FEからやく17ねんりに全面ぜんめん刷新さっしんされた1UR-FSEかた搭載とうさいする(Vがた8気筒きとうちょく4,608 cc)。量産りょうさん乗用車じょうようしゃでは世界せかいはつとなる「シーケンシャルシフトき8そくAT(8 Super ECT)」が搭載とうさいされている。ボディサイズは全長ぜんちょう5,030 mm(ロングボディ仕様しようは5,190 mm)× 全幅ぜんはば1,875 mm × 全高ぜんこう1,465 mm、ホイールベースは2,970 mm(ロングボディ仕様しようは3,090 mmとなり、トヨタブランドのフラグシップセダン「センチュリー」をもしのぐ)。

発売はつばい当時とうじ日本にっぽん国内こくないでの価格かかくは770まんえんから965まんえん標準ひょうじゅん仕様しようのほか、専用せんようデザインの19インチアルミホイール&タイヤ(サイズは245/45/R19)と制動せいどうりょくたかめた専用せんようだいみち4ポットアルミモノブロックブレーキキャリパー冷却れいきゃく性能せいのうすぐれたスパイラルフィンしきだいみちディスクローターぜん⌀357、こう⌀335)、そして専用せんようチューニングエアサスペンションなどを搭載とうさいしてはしりに重点じゅうてんいた「version S」をはじめ、ぎゃく標準ひょうじゅん仕様しようしゃあしまわりはそのままに、アームレストスイッチやこうせきパワーシートなどこうせき装備そうび充実じゅうじつさせた「version U」があり、かくグレードにアルカンターラルーフ、セミアニリンほんかわシート、ステアリングヒータづけ本木もとき&ほんかわステアリングを装備そうびした「I package」がセットメーカーオプションとして設定せっていされる。なお、「version U」にはステレオカメラフュージョン方式ほうしきの「プリクラッシュセーフティシステム」がメーカーオプションで設定せっていされる。リアはトヨタ「クラウン(13代目だいめ」や「マークX(初代しょだい」なども採用さいようしたマフラーエンドとリアバンパーが一体化いったいかしたデザインを採用さいようしている。ホイールのPCDは120 mm。

2008ねん8がつ - イヤーモデル制度せいどるレクサスブランドの方針ほうしんしたがい、はつ年次ねんじ改良かいりょう実施じっし(2009ねんモデルへ移行いこう)。それまで海外かいがい仕様しようしゃにのみ設定せっていされていたロングボディ仕様しようLS460L」を日本にっぽん仕様しようしゃにも導入どうにゅう。なおグレード体系たいけい装備そうびはハイブリッド仕様しようの「LS600hL」シリーズにじゅんずる。またトルクスプリットAWD搭載とうさいしたAWDモデルを追加ついか設定せっていした(なお、駆動くどうけい最適さいてきはかるべくエンジンの出力しゅつりょくが2WDしゃよりも若干じゃっかんげられている)。また、LS460全車ぜんしゃ共通きょうつう改良かいりょうとして「パンク修理しゅうりキット」をオプション設定せってい(これによりスペアタイヤはぶくことでトランクルームの容量ようりょう拡大かくだい)し、緊急きんきゅうブレーキシステムや「ミリレーダー方式ほうしきプリクラッシュセーフティシステム」の標準ひょうじゅん一部いちぶグレード)といった安全あんぜん装備そうび充実じゅうじつさせた。またほんかわシートとセミアニリンほんかわシートに助手じょしゅせきポジションメモリーをあらたに搭載とうさいし、地上ちじょうデジタルテレビのオプション設定せってい、さらにセンタークラスタースイッチの文字もじ日本語にほんご表記ひょうき英語えいご表記ひょうきえらべるようになった。

2009ねん10月 - モデル2度目どめ年次ねんじ改良かいりょう実施じっし(2010ねんモデルへ移行いこう)。発売はつばいから3ねん経過けいかしていることもあり、マイナーチェンジ相当そうとうする大掛おおがかりな改良かいりょう実施じっし。エクステリアはグリル・バンパーなどの外装がいそうパーツの意匠いしょう変更へんこう実施じっしし、ボディカラーのしんいろ設定せってい差替さしかえがおこなわれた。インテリアには、トヨタ・クラウンハイブリッド先行せんこう搭載とうさいされたTFT液晶えきしょう方式ほうしきグラスコックピット「ファイン・グラフィックメーター」をオプション設定せってい。またセンタークラスターの意匠いしょう変更へんこうやオーディオダイヤルにアルミざい採用さいようするなどの改良かいりょうはかられた。

L-Select

レクサスはつとなるカスタマイズプログラムで、シート・ドアトリム・本木もときパネル、ルーフにまでたくさんのカラーが用意よういされ、さらにシートやインパネのかくステッチのカラーを自分じぶん選択せんたくできるというもの。そのわせはやく30,000とおりにもなるため、“自分じぶんだけの”LSをつくることができる。

version SZ

従来じゅうらいの「version S」をベースに、レクサスのスーパーカーモデル「Fパフォーマンス」のだい1だんIS F」のような「ちょう高性能こうせいのうはしりと運転うんてんする“たのしさ”」を徹底的てっていてき追求ついきゅうした本格ほんかくてきなスポーツグレードで、海外かいがい仕様しようしゃには「LS SPORTS」としてラインナップされている。エクステリアには専用せんようのフロントグリルとサイドロッカーモールをはじめ、そらりょく性能せいのう向上こうじょうさせる前後ぜんごアンダースポイラーを標準ひょうじゅん装備そうびしている。またインテリアには専用せんよう内装ないそうしょくとなる「ブラック&サドルタン」が設定せっていされ、また「IS F」同様どうようたかよこGにもえられるサイドサポートのおおきな専用せんようスポーツシートが採用さいようされている。エンジンそのものに特別とくべつなチューニングはおこなわれていないが、トランスミッションには「IS F」に搭載とうさいされている「8-Speed SPDS」にちかいチューニングがほどこされた。これにより、ステアリングにもLSシリーズで唯一ゆいいつとなるパドルシフト搭載とうさいされ、シフトダウンにエンジン回転かいてんすう最適さいてきするブリッピング制御せいぎょ搭載とうさいするとともに、スポーツ走行そうこうにもてきしたダイレクトで素早すばや変速へんそく可能かのうとなっている。また、あしまわりには専用せんようチューニングのエアサスペンションを搭載とうさい。ブレーキには、フロントに「IS F」から流用りゅうようされた「ブレンボ(Brenbo)しゃせい6ポットモノブロックブレーキキャリパー」(リアはLS460/LS460L AWD、LS600h/600hLとおなじくスパイラルフィンしきベンチレーテッド・ディスクのモノブロック2ポットとなるが、専用せんようこう摩擦まさつブレーキパッドが採用さいようされている)と、こちらはLS専用せんようとなる⌀380のだいみちブレーキローター(ちなみにIS Fは⌀360のドリルドホールきだが、こちらには冷却れいきゃくようドリルドホールは採用さいようされていない)をわせ、ストッピングパワーを向上こうじょうさせている。タイヤは従来じゅうらいおなじく前後ぜんご245/45/R19サイズとなるが、よりグリップ性能せいのう向上こうじょうさせた専用せんようのスポーツタイヤを採用さいよう。さらに、こちらも「IS F」とおなじくBBSしゃせい専用せんよう鍛造たんぞうアルミホイールを採用さいよう前述ぜんじゅつ専用せんようスポーツタイヤとのわせで従来じゅうらいよりもハイレベルな走行そうこう性能せいのう実現じつげんした。

version UZ

4名乗なの仕様しよう従来じゅうらいの「こうせきセパレートパッケージ」をベースに、本木もときほんかわ格納かくのうしきテーブルを採用さいようしたのちせき大型おおがたセンターコンソールや、天井てんじょうづけ9インチだか精細せいさいディスプレイを採用さいようした「リヤシートエンターテイメントシステム」を追加ついか装備そうびする。 また、 どう5にん仕様しようにはぜんせきセンターコンソール後部こうぶに9インチのこう精細せいさいディスプレイを装備そうびした「リヤシートエンターテイメントシステム」を標準ひょうじゅん装備そうびするなど、VIP送迎そうげいようなどのショーファードリブン需要じゅよう対応たいおうするため、リアシートまわりを中心ちゅうしんとした装備そうび充実じゅうじつ質感しつかん向上こうじょうはかっている。

マイナーチェンジ(2013ねんモデル)[編集へんしゅう]

レクサス・LS(4代目だいめ・2012ねん10がつ - 2017ねん10がつ
USF4#かた
LS600h
前部ぜんぶ
後部こうぶ
内装ないそう
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2012ねん10がつ - 2017ねん10がつ
設計せっけい統括とうかつ 渡辺わたなべ秀樹ひでき
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4にん・5にん
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう / よんりん駆動くどう
プラットフォーム Nプラットフォーム[1]
パワートレイン
エンジン 1UR-FSEかた 4,608 cc・V8DOHC
1UR-FEがた 4,608 cc・V8・DOHC
最高さいこう出力しゅつりょく こう駆動くどう: 288 kW (392 PS) / 6,400 rpm
よんりん駆動くどう: 272 kW (370 PS) / 6,400 rpm
最大さいだいトルク こう駆動くどう: 500 N·m (51.0 kg·m) / 4,100 rpm
よんりん駆動くどう: 477 N·m (48.6 kg·m) / 4,100 rpm
変速へんそく 8そくAT(8 Super ECT)
まえ まえ:マルチリンク(スタビライザーづけ
のち まえ:マルチリンク(スタビライザーづけ
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,970 mm(標準ひょうじゅんしゃ
3,090 mm(ロングボディしゃ
全長ぜんちょう 5,090 mm(標準ひょうじゅんしゃ
5,210 mm(ロングボディしゃ
全幅ぜんぷく 1,875 mm
ぜんこう 1,465 mm(こう駆動くどう
1,475 mm(よんりん駆動くどう
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,940 - 2,220 kg
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2012ねん7がつ31にちサンフランシスコにて2013ねんモデルとなるマイナーチェンジばんLSを発表はっぴょう日本にっぽんでの発売はつばいは2012ねん10がつ発表はっぴょうされた[2]同年どうねん10月11にち予告よこくされていた日本にっぽん仕様しようしゃのマイナーチェンジをおこない、同日どうじつより販売はんばい開始かいしした[3]

型式けいしき認定にんていこそ前期ぜんきがた中期ちゅうきがた同一どういつであるが、主要しゅよう構成こうせい部品ぶひんやく6,000てんのうちやく半数はんすう変更へんこうする[4]など、実質じっしつてきにはフルモデルチェンジにちか大幅おおはば設計せっけい変更へんこうがなされた(マイナーチェンジとフルモデルチェンジのあいだにあたる「メジャーチェンジ」と呼称こしょうする)。

パワートレーンにはおおきな変更へんこうはないが、エンジンオイルパン形状けいじょう変更へんこう排気はいき抵抗ていこう低減ていげんにより出力しゅつりょく向上こうじょうさせたほか、せんだってLFAGS(4代目だいめにも搭載とうさいされた吸気きゅうきおん増幅ぞうふくする「サウンドジェネレーター」があらたに搭載とうさいされ、おもちゅうだか回転かいてんいき官能かんのうてきなエンジンおん演出えんしゅつする。サスペンションのチューニングも変更へんこうされ、心地ごこち操縦そうじゅう安定あんていせいさらなる向上こうじょうはかられた。また、エンジンやダンパー減衰げんすいりょく電動でんどうパワーステアリングなどの特性とくせいをドライバーのこのみにわせて“ECO”や“SPORT”などの5モードからえらべる「ドライブモードセレクト」もしん搭載とうさい

外装がいそうはGS(4代目だいめ)やRX(3代目だいめ後期こうきがた同様どうようにレクサスのあらたなデザインアイコン「スピンドルグリル」を採用さいようした迫力はくりょくあるデザインとなった。内装ないそうもほぼ全面ぜんめんてき刷新さっしんされ、液晶えきしょうディスプレイはGS(4代目だいめ)に採用さいようされた12.3がただか精細せいさいワイドディスプレイに変更へんこうされ、パソコンマウス感覚かんかく操作そうさできる「リモートタッチ」や、自発じはつこう指針ししんのアナログ時計とけい搭載とうさいされた。また、LS460およびハイブリッドのLS600hにはあらたに専用せんよう装備そうび追加ついかしたスポーティ仕様しようF SPORT」が追加ついかグレードとして設定せっていされる。同時どうじに、これまで設定せっていされていたversion UZ、version S、version Uがラインナップからはずれ、ベースグレード・version C(およびどうI package)・version L・EXECUTIVE package(ロングボディしゃのみ)・F SPORT(新設しんせつ)というグレード構成こうせいになった。L-SELECTは一部いちぶグレードをのぞ設定せっていされる。

F SPORT

2012ねん10がつのマイナーチェンジで新設しんせつされたグレード。GSISCTRX設定せっていされている「F SPORT」同様どうよう、スポーティーなはしりに重点じゅうてんいたセッティングになり、専用せんようのローダウンサスペンション、トルセンLSD(LS460のみ)、アクティブスタビライザー(LS600hのみ)、専用せんようブレーキ(フロントブレンボせい6ポットキャリパー)を搭載とうさい。スピンドルグリルもメッシュ調ちょう専用せんようデザインになり、ほんかわスポーツシートも専用せんようもの用意よういされる。

年次ねんじ改良かいりょう

2013ねん9月5にち一部いちぶ改良かいりょうおこなわれた。LEDクリアランスランプに昼間ひるま視認しにんせいたかめるデイライト機能きのう追加ついかされるとともに、シャークフィンアンテナのデザインを変更へんこう。ボディカラーにはしんいろの「ソニックチタニウム」が設定せっていされた。

年次ねんじ改良かいりょう(2014ねん

2014ねん10月16にち一部いちぶ改良かいりょうおこなわれた[5]。G-Link機能きのうひとつであるG-securityを強化きょうかし、万一まんいち場合ばあい遠隔えんかく操作そうさでエンジン再始動さいしどうとステアリングロック解除かいじょ禁止きんしできるリモートイモビライザー携帯けいたい電話でんわからドアロック、パワーウインドゥクローズ、ハザード消灯しょうとうなどの操作そうさができるリモート操作そうさ追加ついか。さらに、まんいちバッテリーをはずされたときでもべつ専用せんようバッテリーから稼働かどうして警報けいほうはっし、盗難とうなん防止ぼうし寄与きよするセルフパワーサイレンをしん設定せっていした。ナビゲーションはmicroSDカードもちいるSDナビゲーションシステムを全車ぜんしゃ標準ひょうじゅん装備そうびし、G-Linkのしん機能きのうである音声おんせい対話たいわ先読さきよ情報じょうほう案内あんないサービス「エージェント」やアプリケーションソフトの追加ついかができる「LEXUS Apps(レクサス アップス)」を搭載とうさい。ドームランプ(フロント/リア)にLEDを採用さいようし、パワートランクリッドを「F SPORT」にも装備そうびした。

日本にっぽん開業かいぎょう10周年しゅうねん記念きねん特別とくべつ仕様しようしゃ発売はつばい(2015ねん

2015ねん1がつ8にちにレクサスの日本にっぽん開業かいぎょう10周年しゅうねん記念きねんした特別とくべつ仕様しようしゃ「LS460"F SPORT X Line"」・「LS600h"F SPORT X Line"」を発売はつばいした[6]。LS460・LS600hに設定せっていされている「F SPORT」をベースに、外観がいかん専用せんようスピンドルグリル・フロントフォグランプベゼル・専用せんようリアバンパー下部かぶ専用せんようブラック塗装とそう採用さいようし、メーカーオプションとして鍛造たんぞう/専用せんようブラック塗装とそう仕様しよう専用せんようアルミホイールを設定せってい内装ないそうはブラック&スカーレットのインテリアカラーを採用さいようし、トリムにはブラック/レッド、シートにはブラックのステッチカラーを採用さいよう装備そうびめんではミリレーダーしきプリクラッシュセーフティシステムぜん車速しゃそく追従ついしょう機能きのうづけレーダークルーズコントロール特別とくべつ装備そうびした。ボディカラーは「ホワイトノーヴァガラスフレーク」と「ブラック」の2しょく設定せっていされる。

年次ねんじ改良かいりょう(2015ねん

2015ねん9がつ25にち一部いちぶ改良かいりょうおこなわれた[7]従来じゅうらいのスポット溶接ようせつよりも溶接ようせつ打点だてんあいだ間隔かんかくめることができるレーザースクリューウェルディングの範囲はんいひろげ、ボディをめん結合けつごうし、たわみをおさえる構造こうぞうよう接着せっちゃくざい採用さいよう範囲はんい拡大かくだいすることでボディ剛性ごうせいたかめ、すぐれた操縦そうじゅう安定あんていせい実現じつげんした。また、搭載とうさいするナビゲーションシステムのVICS情報じょうほうサービスがVICS WIDE対応たいおうになり、気象庁きしょうちょう発表はっぴょう特別とくべつ警報けいほう地震じしんのぞく)ポップアップ表示ひょうじ豪雨ごううエリア表示ひょうじ精度せいどたかいルート検索けんさく渋滞じゅうたい回避かいひルート案内あんないとう可能かのうになった。通信つうしんモジュールがLTE対応たいおうになり、レクサスオーナーズデスクとの通話つうわをしながらのナビ目的もくてき設定せっていやG-Linkを使つかったWEB検索けんさくでの目的もくてき設定せってい可能かのうになっている。さらに、5つのテーマからこのみの配色はいしょくえらべるマップカラーセレクト、地図ちずぜん画面がめん表示ひょうじ使用しよう頻度ひんどたか機能きのうをワンタッチで簡易かんい操作そうさ画面がめん搭載とうさいされた。リモートタッチもパームレスト両側りょうがわ・ノブ前方ぜんぽうにボタンが追加ついかされた。ボディカラーは、あらたにソニッククォーツが追加ついかされた(F SPORTをのぞく)。

年次ねんじ改良かいりょう(2016ねん

2016ねん8がつ25にち一部いちぶ改良かいりょうおこなわれた[8]。ボディカラーのえをおこない、あらたにグラファイトブラックガラスフレーク、アンバークリスタルシャイン、ディープブルーマイカの3しょく(「F SPORT」はグラファイトブラックガラスフレークのみ)を追加ついか。また、FM放送ほうそうAMラジオ番組ばんぐみくことができるFM補完ほかん放送ほうそう(ワイドFM)対応たいおうした。

5代目だいめ XF50がた(2017ねん10がつ - )[編集へんしゅう]

レクサス・LS (5代目だいめ)
VXFA5# / GVF5# かた
2017ねん販売はんばいがた フロント(中国ちゅうごく仕様しよう)
2017ねん販売はんばいがた リア(中国ちゅうごく仕様しよう)
LS500(北米ほくべい仕様しよう)
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 2017ねん10がつ19にち -
設計せっけい統括とうかつ あさひ 利夫としお
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
よんりん駆動くどう電子でんし制御せいぎょAWD)
プラットフォーム GA-Lプラットフォーム
パワートレイン
エンジン LS500V35A-FTSかた
3,444 cc・Vがた6気筒きとうちょくDOHCツインターボ
LS500h:8GR-FXSかた
3,456 cc・Vがた6気筒きとうちょく噴DOHC
モーター LS500h:
2NMかた交流こうりゅう同期どうき電動でんどう
最高さいこう出力しゅつりょく LS500
310 kW (422 PS) / 6,000 rpm
LS500h
エンジン:
220 kW (299 PS) / 6,600 rpm
モーター:
132 kW (180 PS)
システム最高さいこう出力しゅつりょく
264 kW (359 PS)
最大さいだいトルク LS500
600 N・m (61.2 kgf・m) /
1,600 - 4,800 rpm
LS500h
エンジン:
356 N・m (36.3 kgf・m)/
5,100 rpm
モーター:
300 N・m(30.6 kgf・m)
変速へんそく LS500:10そくAT(Direct-Shift 10 AT)
LS500h:電気でんきしきだん変速へんそく (マルチステージハイブリッドトランスミッション)
まえ まえマルチリンク
マルチリンク
のち まえマルチリンク
マルチリンク
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 3,125 mm
全長ぜんちょう 5,235 mm
全幅ぜんぷく 1,900 mm
ぜんこう 1,450 mm(こう駆動くどう
1,460 mm(よんりん駆動くどう
車両しゃりょう重量じゅうりょう 2,150 - 2,410 kg
その
ブレーキ まえ:ベンチレーテッドディスク対向たいこう4ポットキャリパー
(F SPORT:対向たいこう6ポットキャリパー)
:ベンチレーテッドディスク・対向たいこう2ポットキャリパー
(F SPORT:対向たいこう4ポットキャリパー)
[ちゅう 1]
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LS500(VXFA50/55) / LS500h(GVF50/55)

従来じゅうらい静粛せいしゅくせい追求ついきゅうとも運動うんどう性能せいのう先進せんしん装備そうび重視じゅうしない外装がいそうデザインを一新いっしんした。LCつづき、GA-L(Global Architecture-Luxury)プラットフォーム採用さいようされ、ひくかまえたスタイリングを実現じつげんし、だいみちタイヤの採用さいようにより力強ちからづよ存在そんざいかん創出そうしゅつ。これまでの4ドアセダンとは一線いっせんかく斬新ざんしんなクーペシルエットをつくりだすため、6ライトキャビンデザインを採用さいようし、フロントからリヤまでけるシャープな構成こうせいから、フェンダーがダイナミックに造形ぞうけいとした。これにより、後部こうぶ座席ざせき頭上ずじょう空間くうかん先代せんだいよりちいさくなった。また、ドアフレームとガラスの段差だんさすくなくしためんいちのフラッシュサーフェスウインドウを採用さいようし、よりなめらかでうつくしいボディラインを実現じつげんしている。

先代せんだいモデルは標準ひょうじゅんボディにくわえ、全長ぜんちょう・ホイールベースを120ミリメートル延長えんちょうした「LS460L / LS600hL」がラインアップされていたが、5代目だいめのボディは1種類しゅるいのみとなった。ボディサイズは先代せんだい「LS460L / LS600hL」と比較ひかくし、全長ぜんちょうは+25ミリメートル・全幅ぜんぷくは+25ミリメートルの拡大かくだいとなった。一方いっぽうぜんこうは15ミリメートルひくめられた。また、ホイールベースは35ミリメートル延長えんちょうされて3,125ミリメートルとしている。

エンジンは世界せかいてきダウンサイジングコンセプトながれにじゅんじ、「LS500」にはしん開発かいはつとなるVがた6気筒きとう3.5 LツインターボV35A-FTSがた電子でんし制御せいぎょ10そくオートマチック「Direct-Shift 10 AT」わせる。先代せんだい「LS460/LS460L」が搭載とうさいしていたVがた8気筒きとう4.6 L「1UR-FSE」がた比較ひかくすると、しょう排気はいきりょうされ、また気筒きとうすう削減さくげんされてはいるが、2のターボチャージャーの効果こうかにより大幅おおはばなパフォーマンスの向上こうじょうたしている。2WDしゃ同士どうし対比たいひで、最高さいこう出力しゅつりょくは30 PS(22 kW)向上こうじょうして422 PS (310 kW) に、最大さいだいトルクは10.2 kgf・m (100 N・m) 向上こうじょうし、61.2 kgf・m(600 N・m)を発生はっせい。また、ハイブリッドモデルの「LS500h」はLC搭載とうさいみのVがた6気筒きとう3.5 Lの「8GR-FXSがた搭載とうさい。ハイブリッドシステムに変速へんそく機構きこう直列ちょくれつ配置はいちした「マルチステージハイブリッドシステム」は、エンジン回転かいてんすう広範囲こうはんい使用しようできるシステムに「10だん変速へんそく制御せいぎょ」を採用さいようすることにより、よりこころよはしりのリズムを実現じつげんしている。システム最高さいこう出力しゅつりょくは359 PS (264 kW) を発生はっせいする。また、駆動くどう方式ほうしきぜんグレードに2WD (FR)とAWD設定せっていされる。

安全あんぜんめんかんしては従来じゅうらいLexus Safety System +発展はってんさせ、高度こうど衝突しょうとつ回避かいひ支援しえん高度こうど運転うんてん支援しえん実現じつげんしたLexus Safety System +A日本にっぽん・ヨーロッパ・アメリカ仕様しよう導入どうにゅうされ[9]、「I package」以上いじょう標準ひょうじゅん設定せってい。なお「標準ひょうじゅん仕様しよう」はLexus Safety System +を装備そうびする。Lexus Safety System +Aにあらたに採用さいようされた予防よぼう安全あんぜん技術ぎじゅつのひとつ、プリクラッシュセーフティ歩行ほこうしゃ注意ちゅうい喚起かんき・アクティブ操舵そうだ回避かいひ支援しえん)は、従来じゅうらいまでの機能きのうくわえて世界せかいはつとなる大型おおがたカラーヘッドアップディスプレイに歩行ほこうしゃ存在そんざいする方向ほうこう表示ひょうじする、より直感ちょっかんてき歩行ほこうしゃ注意ちゅうい喚起かんき、ブレーキ制御せいぎょくわ自動じどう操舵そうだ制御せいぎょするアクティブ操舵そうだ回避かいひ支援しえん装備そうび。また「Lexus CoDrive」は、自動じどう運転うんてんにつながる高度こうど運転うんてん支援しえん技術ぎじゅつであり、レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシストの基本きほん機能きのうに、レーンチェンジアシストをくわえた3機能きのう連携れんけいさせ、高速こうそく道路どうろ自動車じどうしゃ専用せんようどうにおいてドライバーの運転うんてん意図いと調和ちょうわした操舵そうだ支援しえんや、レーンチェンジの運転うんてん支援しえん実現じつげん。カーブがおおみちや、渋滞じゅうたいでもシームレスな運転うんてん支援しえんにより、ドライバーの運転うんてん負荷ふか大幅おおはば低減ていげんすることが可能かのう。また、大型おおがたヘッドアップディスプレイやマルチインフォメーションディスプレイなどと連携れんけいし、ドライバーに支援しえんじょうきょうかりやすく通知つうちといった機能きのうあわつ。

「F SPORT」はさらすぐれた走行そうこう性能せいのう実現じつげんするため、「VDIM」は、VGRS、EPS、DRSを統合とうごう制御せいぎょするレクサスダイナミックハンドリングシステムに、アクティブスタビライザーを協調きょうちょう制御せいぎょさせることで、あらたに車両しゃりょうのロールや上下じょうげ運動うんどうふくめた統合とうごう制御せいぎょ可能かのうとした。また、専用せんようの20インチベンチレーテッドディスクブレーキ、20インチランフラットタイヤ&ホイール(前後ぜんごサイズ)を採用さいようした。

年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

2017ねん1がつ9にち
2017ねん北米ほくべい国際こくさい自動車じどうしゃショー(デトロイトモーターショー)において、新型しんがたLSを世界せかいはつ披露ひろう[10]
2017ねん3がつ7にち
2017ねんジュネーブモーターショーにおいて「LS500h」を世界せかいはつ披露ひろう[11]
2017ねん4がつ11にち
2017ねんニューヨーク国際こくさいオートショーにおいて「LS500 “F SPORT”」を世界せかいはつ披露ひろう[12]
2017ねん10がつ19にち
フルモデルチェンジ[13]
LS500h」は同日どうじつ発売はつばい。「LS500」は12月18にち発売はつばい
Vがた6気筒きとう3.5 Lマルチステージハイブリッドシステムを搭載とうさいする「LS500h」、Vがた6気筒きとう3.5 Lツインターボエンジンを搭載とうさいする「LS500」の2モデルを設定せっていかくモデルどもに、駆動くどう方式ほうしきは2WD (FR)とAWDが選択せんたくできるほか、「標準ひょうじゅん仕様しよう」、「I Package」、「F SPORT」、「version L」、「EXECUTIVE」の5種類しゅるい仕様しよう用意よういされている。
ボディカラーはぜん13しょくぜんグレード共通きょうつうしょくとして、先代せんだいから継続けいぞく設定せっていとなる「ソニックシルバー」、「ソニックチタニウム」、「ブラック」、「グラファイトブラックガラスフレーク」、「レッドマイカクリスタルシャイン」にくわえ、新規しんき開発かいはつしょくの「マンガンラスター」(メーカーオプション)、「ソニックアゲート」を設定せってい。「F SPORT」以外いがいのグレードには、先代せんだいから継続けいぞくされる「ソニッククオーツ」、「スリークエクリュメタリック」、「アンバークリスタルシャイン」、「ディープブルーマイカ」を選択せんたく可能かのう。また、「F SPORT」には専用せんようしょくとして、先代せんだいにも設定せっていされた「ホワイトノーヴァガラスフレーク」にくわえ、しん設定せっていの「ヒートブルーコントラストレイヤリング」(メーカーオプション)」を選択せんたくできる。
2018ねん8がつ30にち
一部いちぶ改良かいりょう[14]
AWDしゃのショックアブソーバーに、しんあつ独立どくりつオリフィス[ちゅう 2]採用さいよう。また、マルチステージハイブリッドシステムのエンジンサウンドや変速へんそく制御せいぎょのチューニング、せいざい追加ついかされた。
標準ひょうじゅん仕様しよう」に装備そうびされる予防よぼう安全あんぜんパッケージ「Lexus Safety System +」を改良かいりょう。「プリクラッシュセーフティ」は、単眼たんがんカメラとミリレーダーの性能せいのう向上こうじょうにより、昼間ひるま自転車じてんしゃ運転うんてんしゃ夜間やかん歩行ほこうしゃ検知けんち可能かのうとなった。また、レーンキーピングアシストにわり、自動車じどうしゃ専用せんよう道路どうろとうでレーダークルーズコントロール使用しように、どういち車線しゃせんない中央ちゅうおう走行そうこうできるよう操舵そうだ支援しえんするレーントレーシングアシストを採用さいよう。さらに、カメラで主要しゅよう道路どうろ標識ひょうしきり、メーターとヘッドアップディスプレイない表示ひょうじするロードサインアシスト、先行せんこうしゃ発進はっしんをメーターとヘッドアップディスプレイないでの表示ひょうじとブザーでらせる先行せんこうしゃ発進はっしん告知こくち機能きのうしん機能きのうとして追加ついかされた。
G-Linkの機能きのうのひとつとなる「ヘルプネット」は、あらたに「D-Call Net[ちゅう 3]」に対応たいおう事故じこ急病きゅうびょうに、車両しゃりょうデータをもとに重症じゅうしょう指定していしてドクターヘリなどの早期そうき出動しゅつどう判断はんだんおこな機能きのうで、緊急きんきゅう対応たいおうりょくたかめている。
2019ねん10月3にち
一部いちぶ改良かいりょう[15]
ショックアブソーバーへのしんあつ独立どくりつオリフィスの採用さいようをFRしゃにも拡大かくだいされるとともに、AVSやリアサスペンションのチューニングもおこなわれ、「F SPORT」をのぞ仕様しよう採用さいようされているランフラットタイヤは補強ほきょうそう構造こうぞう最適さいてきされた。ハイブリッドモデルの「LS500h」は加速かそくにおけるバッテリーのアシストりょう増加ぞうかさせ、アクセル特性とくせい変更へんこう。「version L」と「EXECUTIVE」に装備そうびされるリアマルチオペレーションパネルの操作性そうさせいわるたかめ、「EXECUTIVE」ののちひだりせきプリセットポジション機能きのうはリヤシートエンターテインメントシステム装着そうちゃくしゃにおいて「エンターテインモード」足元あしもと空間くうかん前方ぜんぽう視界しかいひろげた。なお、「LS500h」はWLTCモード走行そうこうによる燃料ねんりょう消費しょうひりつ(JC08モード走行そうこう併記へいき)や排出はいしゅつガスに対応たいおうし、「平成へいせい30ねん排出はいしゅつガス基準きじゅん75 %低減ていげんレベル(☆☆☆☆☆)」認定にんていあらたに取得しゅとくされた。
2020ねん11月19にち
マイナーチェンジ[16]
ガソリンモデルの「LS500」において、電動でんどう駆動くどう方式ほうしききゅうあつ制御せいぎょするウェイストゲートバルブのバルブひらき緻密ちみつ制御せいぎょすることで、アクセル操作そうさたいして発生はっせいするエンジントルクの精度せいどたかめたほか、シフトスケジュールが変更へんこうされ、ギアだん維持いじしたまま加速かそく可能かのう領域りょういきひろげることでシフトダウン頻度ひんど低減ていげんくわえて、燃料ねんりょうしつ形状けいじょう最適さいてきにより燃焼ねんしょう効率こうりつ向上こうじょうされたほか、コンロッド形状けいじょう最適さいてきクランクシャフトのクランクピンみち拡大かくだいにより、軽量けいりょう剛性ごうせい向上こうじょうによる静粛せいしゅくせい両立りょうりつ。VVTを油圧ゆあつ制御せいぎょすることで軽量けいりょうはかられ、オイルコントロールバルブをVVT内部ないぶ配置はいちするセンタースプール構造こうぞうによりあぶら短縮たんしゅくされ、応答おうとうせい向上こうじょうされた。
減衰げんすいりょく可変かへんダンパーAVSはしん設計せっけい油圧ゆあつ制御せいぎょようソレノイドのオイル流量りゅうりょう制御せいぎょバルブの流量りゅうりょう拡大かくだいされ、ランフラットタイヤのたてバネ剛性ごうせい、スタビライザーバーのばね定数ていすう、バウンドストッパーの先端せんたん剛性ごうせい(2WDしゃはリアのみ)を最適さいてき。AWDしゃはエンジンマウントないのオリフィスを変更へんこうすることで減衰げんすい特性とくせい変更へんこうされた。2WDしゃはフロントサスペンションをこう強度きょうどアルミ鍛造たんぞうアームへ変更へんこうされ、タイヤの質量しつりょう低減ていげんによりばね質量しつりょう軽量けいりょう。シート表皮ひょうひ位置いちがよりふか位置いち変更へんこうされ、てい反発はんぱつウレタンパッドが採用さいようされた。
外観がいかんはフロントバンパーコーナーたて基調きちょうのキャラクターラインが配置はいちされ、オーバーハングがみじかえる意匠いしょうとし、フロントバンパー下端かたんのメッキモールがサイドまでまわ造形ぞうけいとした。ヘッドランプはしん意匠いしょう小型こがた3ランプユニットとLクリアランスランプのした小糸製作所こいとせいさくしょの「ブレードスキャン」アダプティブハイビームシステム(AHS)を搭載とうさい。サブラジエーターグリルをスクエア形状けいじょうとして外側そとがわ配置はいちし、スピンドルグリルのメッシュカラーをダークメタリックに変更へんこうした。リアコンビネーションランプはメッキモールをピアノブラックに変更へんこうした。「F SPORT」はサブラジエーターグリルのガーニッシュをサイドまでまわませ、専用せんようしょくのスピンドルグリルや20インチホイールを採用さいようし、スポーティーデザインとした。
内装ないそうはハンドルとセンターコンソールのスイッチるいくろ統一とういつし、使用しよう頻度ひんどたかいステアリングとシートのヒーターの操作そうさ画面がめん表示ひょうじさせるスイッチをセンターコンソールに追加ついか。マルチメディアシステムにタッチディスプレイが採用さいようされ、SmartDeviceLink・Apple CarPlayAndroid Auto対応たいおうした。
安全あんぜんめんでは「Lexus Safety System +」が強化きょうかされ、プリクラッシュセーフティの対応たいおう領域りょういき交差点こうさてん右折うせつ前方ぜんぽうから対向たいこう直進ちょくしんしゃみぎ左折させつ前方ぜんぽうから横断おうだん歩行ほこうしゃにも拡大かくだいし、低速ていそく衝突しょうとつ回避かいひまたは被害ひがい軽減けいげんをサポートする低速ていそく加速かそく抑制よくせいなどの機能きのう追加ついか。ロードサインアシスト(RSA)は最高さいこう速度そくどを120 km/hまで表示ひょうじ可能かのうとなり、「Lexus Safety System +A」として全車ぜんしゃ標準ひょうじゅん装備そうびされた。
そのほか、デジタルインナーミラーに9.6インチディスプレイが採用さいようされ、LS500hには高度こうど運転うんてん支援しえん技術ぎじゅつによりドライバー監視かんしのもとでカメラとちょう音波おんぱセンサーを融合ゆうごうしてぜん周囲しゅうい監視かんしし、駐車ちゅうしゃじょうにおける認知にんち判断はんだん操作そうさをサポートする「Advanced Park」が標準ひょうじゅん装備そうびされた。
なお、今回こんかいのマイナーチェンジにより、「標準ひょうじゅん仕様しよう」が廃止はいしされた。
2021ねん4がつ8にち
高度こうど運転うんてん支援しえん技術ぎじゅつ「Lexus Teammate」のしん機能きのうとなる「Advanced Drive」を搭載とうさいした「LS500h"version L Advanced Drive"」と「LS500h"EXECUTIVE Advanced Drive"」が発売はつばいされた(いずれもAWDしゃのみの設定せってい、トヨタブランドで発売はつばいされているセダンがた燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃであるMIRAIにも同時どうじ設定せってい[17]
「Advanced Drive」は高速こうそく道路どうろ自動車じどうしゃ専用せんよう道路どうろ本線ほんせんじょう走行そうこう支援しえんするシステムで、ナビゲーション目的もくてき設定せっていするとドライバーの監視かんしのもと、実際じっさい交通こうつう状況じょうきょうおうじて車載しゃさいシステムが適切てきせつ認知にんち判断はんだん操作そうさ支援しえんし、車線しゃせん車間しゃかん維持いじ分岐ぶんき車線しゃせん変更へんこうしなどをおこないながら目的もくてきかって分岐ぶんきまでの運転うんてん支援しえんする。
運転うんてん支援しえんについては、周辺しゅうへん走行そうこうしている車両しゃりょうとのなみはしには、全幅ぜんぷくひろ大型おおがたしゃ場合ばあいみぎりながら走行そうこうするなど、左右さゆう間隔かんかく十分じゅうぶん確保かくほした状態じょうたい車線しゃせん維持いじおこない、合流ごうりゅう地点ちてんでは本線ほんせん合流ごうりゅうする車両しゃりょうたいして、はやめに減速げんそくして車間しゃかん距離きょり確保かくほすることで、相手あいて車両しゃりょうのスムーズな合流ごうりゅう支援しえんする。車線しゃせん変更へんこうしのさいには、システムがわ周辺しゅうへん車両しゃりょう状況じょうきょう道路どうろ環境かんきょう考慮こうりょしたうえで車線しゃせん変更へんこう可能かのう判断はんだんした場合ばあいは、ドライバーがステアリングを保持ほじして車線しゃせん変更へんこうさき確認かくにん承認しょうにん操作そうさおこなうことで自動的じどうてき車線しゃせん変更へんこうおこなわれる。また、ドライバーがターンレバー操作そうさをしてシステムに車線しゃせん変更へんこう操作そうさ要求ようきゅうすることも可能かのうである(この場合ばあい車線しゃせん変更へんこう完了かんりょうするとウィンカーが自動じどうでオフとなる)。ドライバーモニターカメラも装備そうびされており、かおき・開閉かいへい状態じょうたい視線しせん方向ほうこう運転うんてん姿勢しせいからドライバーの運転うんてん状態じょうたい検知けんちし、脇見わきみや閉眼状態じょうたいをシステムが検知けんちした場合ばあいには警告けいこくおこない、眠気ねむけ兆候ちょうこう推定すいていしてドライバーの運転うんてん関与かんよへの度合どあいが低下ていかはじめているとシステムが判断はんだんされた場合ばあいは、ブザーによる警告けいこく・シートベルトの振動しんどう・ヘッドアップディスプレイ表示ひょうじ点滅てんめつ・いたわり案内あんないアプリによる対話たいわなどによって運転うんてんへの関与かんよ改善かいぜんうながす。
緊急きんきゅうブレーキについては、ミリレーダーとステレオカメラにくわえ、望遠ぼうえんカメラ、LiDARこう精度せいど地図ちずもとづく情報じょうほうわせることで「プリクラッシュセーフティ」の検知けんち対象たいしょうよりもとおくからのくるま進路しんろじょう前方ぜんぽう車両しゃりょう検知けんち可能かのうとなり、衝突しょうとつ可能かのうせいがあると判断はんだんされた場合ばあいには、カラーメーターやカラーヘッドアップディスプレイの表示ひょうじとブザーでドライバーにらせ、衝突しょうとつ可能かのうせいたかいと判断はんだんした場合ばあいには、たか制動せいどうりょく発生はっせいさせ、ドライバーの回避かいひ行動こうどう支援しえんする。あわせて、ドライバーの運転うんてん姿勢しせいおおきくくずれた場合ばあいや、システムの警告けいこく応答おうとうせず反応はんのう状態じょうたい継続けいぞくする場合ばあいには、ドライバーの運転うんてん継続けいぞく困難こんなんであるとシステムが判断はんだんし、ハザードランプの点滅てんめつなど周囲しゅういへの警告けいこくおこないながらゆるやかに減速げんそくし、車線しゃせんうちまたは路肩ろかた停車ていしゃ停車ていしゃ同時どうじにドアをかいじょうし、ヘルプネットへ自動じどう接続せつぞくして救命きゅうめい要請ようせいおこない、早期そうきのドライバーの救命きゅうめい救護きゅうご寄与きよするドライバー異常いじょう対応たいおうシステム装備そうびされる。
内蔵ないぞうされている制御せいぎょソフトやこう精度せいど地図ちずソフトは無線むせん通信つうしん販売はんばいてんでの有線ゆうせん通信つうしんによりつね最新さいしんばん更新こうしんされ、購入こうにゅうあらたな機能きのう追加ついか性能せいのう向上こうじょうによるソフトウェアアップデートが可能かのうとなっている。
2021ねん6がつ4にち
LEXUSが所属しょぞく契約けいやく締結ていけつしているプロゴルファー松山まつやま英樹ひでき選手せんしゅのメジャーはつ制覇せいは記念きねんした特別とくべつ限定げんていしゃ"HIDEKI MATSUYAMA EDITION"の設定せってい発表はっぴょうした[18]
LS500h/LS500のかく"version L"をベースに、ボディカラーをテレーンカーキマイカメタリック、インテリアカラーをブラック&オーカーの専用せんようカラーコーディネートとしたほか、ムーンルーフ(チルト&アウタースライドしき)、245/45R20 99Yランフラットタイヤ&20×81/2Jノイズリダクションアルミホイール(特別とくべつ仕様しようしゃ専用せんよう切削せっさく光輝こうき+ブラック塗装とそう)、専用せんようシリアルプレート、L-ANILINEほんかわシート、“マークレビンソン”リファレンス3Dサラウンドサウンドシステムを特別とくべつ装備そうびし、LS500hはアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時ひじょうじ給電きゅうでんシステムづけ[ラゲージルームない・フロントセンターコンソールボックス後部こうぶ])も特別とくべつ装備そうび松山まつやま選手せんしゅレプリカキャディバッグが特典とくてんとして付帯ふたいする。
10だい限定げんていとなるため、発表はっぴょうから6がつ17にちまで抽選ちゅうせんによる商談しょうだんもうみをけ、当選とうせんしゃには指定してい販売はんばいてんから連絡れんらくうえ商談しょうだん開始かいしする形態けいたいられた。
2021ねん10がつ28にち
一部いちぶ改良かいりょう[19]
標準ひょうじゅん装備そうびの19インチタイヤを心地ごこち静粛せいしゅくせい向上こうじょう寄与きよするため、しん開発かいはつのノーマルタイヤへ変更へんこうし、ランフラットタイヤをメーカーオプション設定せっていえ。予防よぼう安全あんぜんパッケージ「Lexus Safety System +A」のひとつであるレーントレーシングアシスト(LTA)が改良かいりょうされ、システム制御せいぎょ改良かいりょうによりセンタートレースせい向上こうじょうされた。
「Advanced Drive」搭載とうさいモデルでは、しのさいがわかた間隔かんかく確保かくほ機能きのう作動さどう条件じょうけんをより積極せっきょくてき作動さどうするように変更へんこう車線しゃせん変更へんこう支援しえん対象たいしょう範囲はんいひろげ、合流ごうりゅう区間くかんから区間くかんがいへのレーンチェンジ支援しえん可能かのうとなり、視認しにんせい向上こうじょうのため、背景はいけいしょくなどのメーターグラフィックが一部いちぶ変更へんこうされた。また前方ぜんぽう搭載とうさいみのLiDARくわえて、左右さゆう後方こうほうにも追加ついかされたため合計ごうけい4だいのLiDARが搭載とうさいされている。なお、「Advanced Drive」搭載とうさいモデルをすでに保有ほゆうしているユーザーにも、無線むせん通信つうしんによるソフトウェアアップデート(OTA)により同等どうとう機能きのう提供ていきょうおこなわれるほか、販売はんばいてんでのLiDAR装着そうちゃく予定よていされている。
そのほか、Executiveや「Advanced Drive」搭載とうさいモデルに装着そうちゃくされているマークレビンソンリファレンス3Dサウランドサウンドシステムを「version L」にも拡大かくだいして標準ひょうじゅん装備そうびされ、ぜんモデルに搭載とうさいされている「ナノイー」を「ナノイーX」へ強化きょうかされ、リアシートリマインダー機能きのうぜんモデルに標準ひょうじゅん装備そうび。「F SPORT」はオレンジブレーキキャリパー(フロント・リアLEXUSロゴ)をメーカーオプション設定せってい追加ついかされた。さらに、ハイブリッドモデルのLS500hには、アクセサリーコンセント(AC100V/1500W・非常時ひじょうじ給電きゅうでんシステムづけ)を「Advanced Drive」搭載とうさいモデルをのぞぜんモデルに標準ひょうじゅん装備そうびされた。
2022ねん10がつ13にち
一部いちぶ改良かいりょう(10がつ下旬げじゅん以降いこう発売はつばい[20]
リアサスペンションメンバー取付とりつけのブレース形状けいじょう変更へんこうされたことで剛性ごうせい向上こうじょうされ、サスペンションにチューニングがほどこされた。
マルチメディアが最新さいしんされ、ナビや音楽おんがく車両しゃりょう設定せっていなどの各種かくしゅメニューの選択せんたくスイッチを運転うんてんせきがわ常時じょうじアイコンで表示ひょうじされ、画面がめん全体ぜんたいのレイアウトも情報じょうほうつぶおうじて表示ひょうじエリアをけることで操作そうさフローを統一とういつ音声おんせい認識にんしき機能きのうはディスプレイのマイクアイコン操作そうさやあらかじめ設定せっていされた起動きどうワードを発話はつわする音声おんせいによる起動きどう可能かのうとなり、自然しぜん発話はつわでの操作そうさにも対応たいおう。「エージェント+」は目的もくてき設定せっていしなくても、これまでの走行そうこう履歴りれきから経路けいろ予想よそうし、事故じこ渋滞じゅうたい天候てんこう燃料ねんりょうとう案内あんない画面がめんじょうらせる先読さきよ案内あんないサービスが可能かのうとなり、Apple CarPlayはWi-Fiによる接続せつぞく対応たいおう。タッチパッドやCD/DVDプレーヤーが廃止はいしされたことにともなってインストルメントパネルやコンソール周辺しゅうへん形状けいじょう、スイッチレイアウトが最適さいてきされ、シートヒーター/シートベンチレーション/ステアリングヒータースイッチをコンソールじょう設定せってい。スマホホルダーやUSB Type-Cコネクターを増設ぞうせつした。アンプやスピーカーの見直みなおしによりハイレゾ音源おんげん再生さいせい対応たいおうし、スマートフォンアプリ「My LEXUS」からリモートエアコンやマイカー始動しどうロックなどの機能きのう利用りようできるようになった。
予防よぼう安全あんぜんでは、パノラミックビューモニターの機能きのう拡充かくじゅうされ、ボディやシートをかしてたようなシースルービューやサイドクリアランスビュー、コーナリングビューを採用さいようし、車両しゃりょう直下ちょっかおよびタイヤ付近ふきんのアンダーフロア映像えいぞう表示ひょうじすることで駐車ちゅうしゃやすりけを支援しえんする床下ゆかした透過とうか表示ひょうじ機能きのう設定せっていされた。
「F SPORT」をのぞくグレードでは、2021ねん発売はつばい特別とくべつ限定げんていしゃ「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」に設定せっていされていた245/45R20 99Yランフラットタイヤ&20×81/2Jノイズリダクションアルミホイール(切削せっさく光輝こうき+ブラック塗装とそう)をメーカーオプションとして設定せっていした。
「Advanced Drive」搭載とうさいモデルでは、周辺しゅうへん車両しゃりょううごきへの配慮はいりょとして隣接りんせつレーンを走行そうこうする車両しゃりょう死角しかく領域りょういきくるま走行そうこうつづけることを回避かいひするように減速げんそく制御せいぎょおこなうことでしゃちかくをくるま走行そうこうをしつづけることでかんじる圧迫あっぱくかん軽減けいげんはかり、車線しゃせん変更へんこう支援しえんおこな場面ばめん拡大かくだい合流ごうりゅう時点じてん低速ていそく走行そうこうするさい前方ぜんぽう車両しゃりょう接近せっきんした場合ばあいにドライバーに周囲しゅうい車両しゃりょうへの注意ちゅういうながすディスプレイ表示ひょうじやブザーを追加ついかするなどの性能せいのう向上こうじょうおこなわれた。
2023ねん10がつ4にち
一部いちぶ改良かいりょう(10がつ16にち発売はつばい[21]
サスペンションの締結ていけつにおける締結ていけつ工程こうていこう精度せいど排気はいきかんささえる排気はいきかんサポートゴムの角度かくど見直みなおされたほか、「Advanced Drive」搭載とうさいモデルをのぞぜんモデルではラジエーターサポートブレースが追加ついかされ、こう輪転りんてんかじかく拡大かくだいされたDynamic Rear Steering(DRS)の設定せっていをAWDしゃにも拡大かくだいされた。
「Lexus Safety System+」は最新さいしんされ、運転うんてんじょうきょうおうじたリスクの先読さきよみをおこない、ステアリングやブレーキ操作そうさのアシストをおこなうプロアクティブドライビングアシスト(PDA)が追加ついかされ、プリクラッシュセーフティはドライバーの脇見わきみ運転うんてんとうをシステムが検知けんちした場合ばあい反応はんのう時間じかん確保かくほするためドライバーへの警告けいこくのタイミングがはやめられた。
また、高度こうど運転うんてん支援しえん技術ぎじゅつ「Lexus Teammate」が「Advanced Drive」搭載とうさいモデルをのぞぜんモデルに導入どうにゅうされ、すでにLS500hに導入どうにゅうされている「Advanced Park」は縦列じゅうれつ駐車ちゅうしゃ支援しえん拡大かくだいされ、前向まえむ駐車ちゅうしゃおよびバックでの出庫しゅっこ)にも対応たいおうした改良かいりょうおこない、ガソリンしゃのLS500にも標準ひょうじゅん設定せってい。LS500hはスマートキー携帯けいたい車外しゃがいから専用せんようアプリをインストールしたスマートフォンを操作そうさして駐車ちゅうしゃ出庫しゅっこ可能かのうなリモート機能きのう追加ついかされた。あわせて、自動車じどうしゃ専用せんよう道路どうろでの運転うんてんやく40km/hまでの渋滞じゅうたいときにレーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシストの作動さどうちゅうにドライバーがまえいているなどの一定いってい条件じょうけんたしたときに作動さどうし、認知にんち判断はんだん操作そうさ支援しえんする「Advanced Drive(渋滞じゅうたい支援しえん)」も設定せっていされた。
「Advanced Drive」搭載とうさいモデルをのぞぜんモデルはメーターが12.3インチフル液晶えきしょうとなり、ぜん後方こうほう記録きろくするドライブレコーダー標準ひょうじゅん設定せってい。HEVモデルには非常時ひじょうじ給電きゅうでんシステム外部がいぶ給電きゅうでんアタッチメントを搭載とうさい。"EXECUTIVE"では、専用せんようのスマートフォンアプリをインストールすることで、ほん機能きのうゆうする車両しゃりょうたいしてスマートフォンをデジタルキーとして使用しよう可能かのうとなり、デジタルキー対応たいおう車両しゃりょう複数ふくすうだいある場合ばあいでも1だいのスマートフォンだけで操作そうさ可能かのうとなり、スマートフォンあいだでのデジタルキーのわたしが可能かのうなため、家族かぞく友人ゆうじんあいだはなれた場所ばしょでの車両しゃりょうりも容易よういとなった。

受賞じゅしょうれき[編集へんしゅう]

初代しょだい登場とうじょう以降いこうおも米国べいこくにおいてはきわめて多数たすう受賞じゅしょうれきがある。とく初代しょだいとLS460の評価ひょうか突出とっしゅつしている。

  • 初代しょだい
    • 1989-1990 日本にっぽんカーオブザイヤー受賞じゅしょう
    • インターナショナル・カー・オブ・ザ・イヤー
    • カナダ・カー・オブ・ザ・イヤー
    • ホイールズ・カー・オブ・ザ・イヤー
    • トップギア・リムジン・オブ・ザ・イヤー)

このほかJDパワー・アンド・アソシエイツの調査ちょうさでは15ねん連続れんぞく(1994-2009)でもっと信頼しんらいせいたかくるまえらばれた。2014ねんにはふたたびトップにかえいている。

2022ねん1がつ26にちには、ぎんかげラスター(Ext)/プラチナはく&西陣にしじん(Int)のわせがオートカラーアウォード2021でグランプリを受賞じゅしょうした(日産にっさん・アリアとのダブル受賞じゅしょう[22]

くるまめい由来ゆらい[編集へんしゅう]

  • 「LS」のくるまめいは「Luxury Sedan」の頭文字かしらもじをとったりゃくである。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ レクサスの公式こうしき表記ひょうきは「6ポッド」、「4ポッド」および「2ポッド」
  2. ^ ショックアブソーバーのび/ちぢみでそれぞれにてきしたオイルりゅう(オリフィス)を設定せっていするバルブ機構きこう
  3. ^ 認定にんていNPO法人ほうじん緊急きんきゅうヘリ病院びょういんネットワーク(HEM-Net)の登録とうろく商標しょうひょうくわしくはhttp://www.hemnet.jp/

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 国産こくさん各社かくしゃのプラットフォームを解説かいせつ(1):MFi164「日本にっぽんしゃそう点検てんけん」|MotorFanTECH[モーターファンテック]”. motor-fan.jp. 2020ねん8がつ23にち閲覧えつらん
  2. ^ LEXUS、新型しんがたLSをワールドプレミア | ニュース
  3. ^ LEXUSの次世代じせだいフラッグシップ、新型しんがたLSを発売はつばい | ニュース
  4. ^ 三栄書房さんえいしょぼう新型しんがたレクサスLSのすべて」2012ねん
  5. ^ LEXUS、LSを一部いちぶ改良かいりょう』(プレスリリース)トヨタ自動車とよたじどうしゃ株式会社かぶしきがいしゃ、2014ねん10がつ16にちhttps://global.toyota/jp/detail/40416702014ねん10がつ16にち閲覧えつらん 
  6. ^ LEXUS、LS・GS・IS・CTに、日本にっぽん開業かいぎょう10周年しゅうねん記念きねん特別とくべつ仕様しようしゃ“F SPORT X Line”を設定せってい』(プレスリリース)トヨタ自動車とよたじどうしゃ株式会社かぶしきがいしゃ、2015ねん1がつ8にちhttps://global.toyota/jp/detail/46625802015ねん1がつ8にち閲覧えつらん 
  7. ^ LEXUS、フラッグシップセダンLSを一部いちぶ改良かいりょう』(プレスリリース)トヨタ自動車とよたじどうしゃ株式会社かぶしきがいしゃ、2015ねん9がつ25にちhttps://global.toyota/jp/detail/9559648/2015ねん9がつ25にち閲覧えつらん 
  8. ^ LEXUS、CTに特別とくべつ仕様しようしゃ“Cool Touring Style”を設定せってい同時どうじに、HS、RC、RC F、NX、LSを一部いちぶ改良かいりょう』(プレスリリース)トヨタ自動車とよたじどうしゃ株式会社かぶしきがいしゃ、2016ねん8がつ25にちhttps://global.toyota/jp/detail/131655232016ねん8がつ25にち閲覧えつらん 
  9. ^ LEXUS、新型しんがたLSに搭載とうさい予定よてい予防よぼう安全あんぜん技術ぎじゅつ公表こうひょう交通こうつう事故死じこし傷者しょうしゃゼロを目指めざし、先進せんしん予防よぼう安全あんぜん技術ぎじゅつ採用さいよう』(プレスリリース)トヨタ自動車とよたじどうしゃ株式会社かぶしきがいしゃ、2017ねん6がつ26にちhttps://lexus.jp/pressrelease/news/20170626.html 
  10. ^ LEXUS、デトロイトモーターショーで新型しんがた「LS」をワールドプレミア―LEXUSのフラッグシップセダンが11ねんぶりにフルモデルチェンジ―』(プレスリリース)LEXUS、2017ねん1がつ9にちhttps://lexus.jp/pressrelease/news/20170109.html 
  11. ^ LEXUS、ジュネーブモーターショーでLS500hをワールドプレミア―次世代じせだいパワートレーン“マルチステージハイブリッドシステム”を採用さいよう』(プレスリリース)LEXUS、2017ねん3がつ7にちhttps://lexus.jp/pressrelease/news/20170307.html 
  12. ^ LEXUS、ニューヨーク国際こくさいオートショーで「LS500 “F SPORT”」をワールドプレミア』(プレスリリース)LEXUS、2017ねん4がつ11にちhttps://lexus.jp/pressrelease/news/20170411.html 
  13. ^ LEXUS、フラッグシップセダン新型しんがた「LS」を発売はつばい』(プレスリリース)LEXUS、2017ねん10がつ19にちhttps://lexus.jp/pressrelease/news/20171019.html 
  14. ^ LEXUS、LS、LCを一部いちぶ改良かいりょう』(プレスリリース)LEXUS、2018ねん8がつ30にちhttps://lexus.jp/pressrelease/news/20180830.html 
  15. ^ LEXUS、「LS」を一部いちぶ改良かいりょう』(プレスリリース)LEXUS、2019ねん10がつ3にちhttps://global.toyota/jp/newsroom/lexus/29933170.html 
  16. ^ LEXUS、新型しんがた「LS」を発売はつばい』(プレスリリース)LEXUS、2020ねん11月19にちhttps://global.toyota/jp/newsroom/lexus/34307407.html 
  17. ^ トヨタ、ひととクルマが仲間なかまのようにともはし高度こうど運転うんてん支援しえん技術ぎじゅつしん機能きのう「Advanced Drive」を搭載とうさいしたLS、MIRAIを発売はつばい』(プレスリリース)トヨタ自動車とよたじどうしゃ株式会社かぶしきがいしゃ、2021ねん4がつ8にちhttps://global.toyota/jp/newsroom/corporate/35063079.html 
  18. ^ LEXUS、松山まつやま英樹ひでき選手せんしゅのメジャーはつ制覇せいは記念きねんし、特別とくべつ限定げんていしゃ発売はつばい』(プレスリリース)トヨタ自動車とよたじどうしゃ株式会社かぶしきがいしゃ、2021ねん6がつ4にちhttps://global.toyota/jp/newsroom/lexus/35290736.html2022ねん10がつ14にち閲覧えつらん 
  19. ^ LEXUS、「LS」を一部いちぶ改良かいりょう』(プレスリリース)トヨタ自動車とよたじどうしゃ株式会社かぶしきがいしゃ、2021ねん10がつ28にちhttps://global.toyota/jp/newsroom/lexus/36247351.html2021ねん10がつ29にち閲覧えつらん 
  20. ^ LEXUS、「LS」を一部いちぶ改良かいりょう』(プレスリリース)トヨタ自動車とよたじどうしゃ株式会社かぶしきがいしゃ、2022ねん10がつ13にちhttps://global.toyota/jp/newsroom/lexus/38093985.html2022ねん10がつ14にち閲覧えつらん 
  21. ^ LEXUS、「LS」を一部いちぶ改良かいりょう』(プレスリリース)トヨタ自動車とよたじどうしゃ株式会社かぶしきがいしゃ、2023ねん10がつ4にちhttps://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39828662.html 
  22. ^ LEXUS、LSがオートカラーアウォード2021グランプリを受賞じゅしょう』(プレスリリース)LEXUS、2022ねん1がつ27にちhttps://global.toyota/jp/newsroom/lexus/36844159.html2022ねん1がつ28にち閲覧えつらん 

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外部がいぶリンク[編集へんしゅう]