室内 しつない
LFA (エルエフエー、Lexus LFA )は、トヨタ自動車 とよたじどうしゃ が展開 てんかい する高級 こうきゅう 車 しゃ ブランド「レクサス 」が、2010年 ねん 12月から2012年 ねん 12月にかけて限定 げんてい 500台 だい 生産 せいさん ・販売 はんばい した2人 ふたり 乗 の りのスーパーカー である。
「IS F 」(2007年 ねん 発売 はつばい )に始 はじ まったレクサスのプレミアムスポーツ「F 」シリーズ("F"は富士 ふじ スピードウェイ の頭文字 かしらもじ に由来 ゆらい )の頂点 ちょうてん に立 た つと同時 どうじ に、「世界 せかい 超 ちょう 一 いち 級 きゅう レベルの運動 うんどう 性能 せいのう と超 ちょう 一流 いちりゅう の感性 かんせい と官能 かんのう を持 も ち合 あ わせるスーパースポーツカー 」として世 よ に送 おく り出 だ すべく開発 かいはつ された、レクサス初 はつ のスーパーカー である。莫大 ばくだい な開発 かいはつ 費 ひ をかけたため、3750万 まん 円 えん という価格 かかく にもかかわらず赤字 あかじ であったという。しかしLFAの開発 かいはつ によって培 つちか われた現代 げんだい FRスポーツカーのノウハウ及 およ び素材 そざい 技術 ぎじゅつ や思想 しそう はその後 ご のレクサス車 しゃ に大 おお きな影響 えいきょう を与 あた えており、生産 せいさん 終了 しゅうりょう 後 ご の現在 げんざい も公式 こうしき ウェブサイトではレクサス・F シリーズの頂点 ちょうてん に君臨 くんりん するものとして紹介 しょうかい されている。
2005年 ねん と2007年 ねん にプロトタイプ コンセプトカー である「LF-A 」が公開 こうかい された後 のち 、2009年 ねん の東京 とうきょう モーターショー で市販 しはん モデル「LFA 」が発表 はっぴょう された。途中 とちゅう リーマン・ショック によりトヨタの経営 けいえい は赤字 あかじ に傾 かたむ いたものの開発 かいはつ は続行 ぞっこう され、2010年 ねん 12月15日 にち から愛知 あいち 県 けん のトヨタ自動車 とよたじどうしゃ 元町 もとまち 工場 こうじょう 「LFA工房 こうぼう 」にて生産 せいさん が開始 かいし された。ほぼ全 すべ てを職人 しょくにん によるハンドメイドにより1日 にち 1台 だい のペースで、2012年 ねん 12月14日 にち までの25か月 げつ をかけて500台 だい の生産 せいさん が行 おこな われた。
開発 かいはつ 計画 けいかく 〜試作 しさく ・試験 しけん 車両 しゃりょう 製作 せいさく [ 編集 へんしゅう ]
2000年 ねん 冬 ふゆ 、北海道 ほっかいどう で社内外 しゃないがい の車 くるま を持 も ち込 こ む恒例 こうれい の冬季 とうき テストを行 おこな っていた第 だい 一 いち 開発 かいはつ センター第一企画 だいいちきかく 部 ぶ の棚橋 たなはし 晴彦 はるひこ は、夜 よる の飲 の み屋 や でセンター長 ちょう の服部 はっとり 哲夫 てつお にスポーツカーを作 つく りたいと直訴 じきそ し、有志 ゆうし によってLFAの開発 かいはつ が始 はじ まった。開始 かいし 当初 とうしょ はエンジンを「LS 」などに採用 さいよう されているV型 がた 8気筒 きとう エンジンをベースにすることを考 かんが えていた。しかし技術 ぎじゅつ 担当 たんとう 副 ふく 社長 しゃちょう の加藤 かとう 伸一 しんいち が、「2年 ねん 経 た ったらF1に出 で るんだぞ。V8じゃ寂 さび しいからV10にしろ[※ 1] 」と煽 あお り、棚橋 たなはし も役員 やくいん を味方 みかた につけるためその提言 ていげん を受 う け入 い れた。トヨタで「売 う れない車 くるま を作 つく るな」とうるさいのは基本 きほん 的 てき に部長 ぶちょう クラスで、役員 やくいん 以上 いじょう からは特 とく に反対 はんたい の声 こえ は無 な かったという[1] 。
2003年 ねん 6月 がつ に最初 さいしょ の試作 しさく 車 しゃ が完成 かんせい した。「世界一 せかいいち 過酷 かこく なサーキット 」として知 し られるドイツ のニュルブルクリンク における初 はじ めての走行 そうこう テストが行 おこな われた。この時点 じてん で「フロント・ミッドシップエンジン +後 こう 輪 わ 駆動 くどう +トランスアクスル +V10エンジン」という基本 きほん 的 てき なパッケージングにおいては市販 しはん 仕様 しよう 車 しゃ と変 か わらない構成 こうせい で固 かた められていたが、トランスミッション やエンジンの排気 はいき 量 りょう をはじめホイールベース まで異 こと なっており、さらにボディの骨格 こっかく にはアルミ が採用 さいよう されていた。この車両 しゃりょう を社内 しゃない の役員 やくいん たちに試乗 しじょう させていた頃 ころ 、テストドライバーの成瀬 なるせ 弘 ひろし の直訴 じきそ により、味付 あじつ けは成瀬 なるせ に一任 いちにん されることになった。
2005年 ねん 5月 、副 ふく 社長 しゃちょう の岡本 おかもと 一雄 かずお の「中途半端 ちゅうとはんぱ にはやるな」という助言 じょげん から、軽量 けいりょう 化 か とボディ剛性 ごうせい 向上 こうじょう のためにシャーシ とボディ骨格 こっかく および外 そと 板 ばん をアルミ素材 そざい からカーボン 素材 そざい (CFRP)に変更 へんこう することが決 き まり、新 しん 製法 せいほう を用 もち いたカーボン素材 そざい を豊田自動織機 とよたじどうしょっき と共同 きょうどう 開発 かいはつ することも併 あわ せて決定 けってい した。
なおこの時点 じてん においても一般 いっぱん 向 む けに商品 しょうひん 化 か するか否 ひ かということは決 き まっていなかった。同 どう 2005年 ねん 11月の商品 しょうひん 企画 きかく 会議 かいぎ において、副 ふく 社長 しゃちょう の岡本 おかもと や豊田 とよだ 章男 あきお が「自動車 じどうしゃ は金儲 かねもう けだけで無 な くこういう車 くるま も作 つく れるべきだ」「トヨタには夢 ゆめ や憧 あこが れを喚起 かんき する商品 しょうひん が欠 か けている」という強力 きょうりょく な後押 あとお しをしたこともあって、トヨタ自動車 とよたじどうしゃ より正式 せいしき なプロジェクトとして認可 にんか され、2007年 ねん 4月 がつ になってようやく商品 しょうひん 化 か の許可 きょか が下 お りたという[2] 。
コンセプトカー発表 はっぴょう から市販 しはん まで [ 編集 へんしゅう ]
2005年 ねん 1月 がつ 、アメリカ ・デトロイト で開催 かいさい された北米 ほくべい 国際 こくさい オートショー にてコンセプトカー「LF-A 」が初 はつ 公開 こうかい された。車 くるま 名 めい のLF-Aとは「Lexus Future Advance 」の頭字 かしらじ 語 ご であり、当時 とうじ まだ本格 ほんかく 的 てき なスポーツカーをラインアップに持 も たなかったレクサスにおける「フラグシップ スポーツカーのコンセプト」として提示 ていじ されたものに過 す ぎなかったが、搭載 とうさい されるエンジンはトヨタ自動車 とよたじどうしゃ とヤマハ発動機 やまははつどうき との共同 きょうどう 開発 かいはつ によるもので、排気 はいき 量 りょう は5.0 L以下 いか で最高 さいこう 出力 しゅつりょく は500 PS以上 いじょう 、そして最 さい 高速度 こうそくど は320 km/h(200 mph)以上 いじょう に達 たっ するとアナウンスされていた。
スタイリングは、前年 ぜんねん にニュルブルクリンク で走行 そうこう テストされた試験 しけん 車両 しゃりょう とほぼ同一 どういつ のフォルムであったが、この時点 じてん で「ロングノーズ・ショートデッキ」というFR スポーツカーの伝統 でんとう 的 てき なスタイリングや、前後 ぜんご の重量 じゅうりょう 配分 はいぶん 均等 きんとう 化 か のためラジエーター をボディ後部 こうぶ へ搭載 とうさい するという斬新 ざんしん なレイアウトが採 と られ、市販 しはん モデルに続 つづ く基本 きほん 的 てき なパッケージングが完成 かんせい していた。
また、同年 どうねん に開催 かいさい された東京 とうきょう モーターショー にも展示 てんじ され、搭載 とうさい エンジンはV型 がた 10気筒 きとう 、動力 どうりょく 伝達 でんたつ はリアにトランスアクスル を置 お いたFRとされることが明 あ かされた。また同 どう エンジンのモックアップ も展示 てんじ されるなど、徐々 じょじょ にその詳細 しょうさい が明 あ かされてきた[3] 。
そして2007年 ねん 、2年 ねん 前 まえ と同 おな じ北米 ほくべい 国際 こくさい オートショーにてレクサスはプレミアムスポーツ「F 」シリーズの展開 てんかい を正式 せいしき に発表 はっぴょう 。その第 だい 一 いち 弾 だん として、4ドアDセグメント セダン の「IS 」をベースに5.0 L V型 がた 8気筒 きとう エンジン(2UR-GSE型 がた )を搭載 とうさい したスポーツモデル「IS F 」が正式 せいしき に発表 はっぴょう され、それと同時 どうじ に「LF-A」コンセプトカーも発展 はってん 型 がた へと進化 しんか した。
デザインは、発展 はってん 途上 とじょう であった2005年 ねん モデルのイメージを引 ひ き継 つ ぎながらも丸 まる みを帯 お びたものに変更 へんこう され、また搭載 とうさい エンジンがV型 がた 10気筒 きとう の自然 しぜん 吸気 きゅうき 型 かた であることが改 あらた めて公表 こうひょう されたほか、ボディはCFRPで構成 こうせい されることが明 あき らかになるなど、メーカー自 みずか らが正式 せいしき な発売 はつばい に向 む けてより詳細 しょうさい なスペックを明 あき らかにした。なお、この「LF-A 2007」は同年 どうねん 開催 かいさい の東京 とうきょう モーターショー にも参考 さんこう 出品 しゅっぴん された。
翌 よく 2008年 ねん の北米 ほくべい 国際 こくさい オートショーでは、ルーフを切 き り取 と ったロードスター モデルが出展 しゅってん された。基本 きほん 的 てき なスペックは前年 ぜんねん モデルと変 か わらないものの、新 あら たに車速 しゃそく 感応 かんおう 式 しき リアウイングを搭載 とうさい することを公表 こうひょう し、またパドルシフト (シーケンシャルマニュアルトランスミッション )を装備 そうび することが合 あ わせて公表 こうひょう されるなど、LF-AにトヨタF1譲 ゆず りの技術 ぎじゅつ が数多 かずおお く投入 とうにゅう されていることがアピールされた。そのほか、2009年 ねん の東京 とうきょう オートサロン には、当時 とうじ のニュルブルクリンク24時 じ 間 あいだ レース 仕様 しよう 車 しゃ が「GAZOO Racing」ブースに出品 しゅっぴん されている。
その後 ご もドイツのニュルブルクリンクを中心 ちゅうしん に世界 せかい 各国 かっこく での試験 しけん 走行 そうこう が実施 じっし され、そのたびに自動車 じどうしゃ メディアがこぞってスクープするなど、確実 かくじつ に市販 しはん へ向 む けてコンセプトカー「LF-A」は進化 しんか を遂 と げていった。
全長 ぜんちょう
全幅 ぜんぷく
全 ぜん 高 こう
ホイールベース
LF-A 2005
4,400 mm
1,860 mm
1,220 mm
2,580 mm
LF-A 2007
4,460 mm
1,895 mm
1,220 mm
2,600 mm
LF-A ロードスター
4,460 mm
1,895 mm
1,219 mm
2,606 mm
LF-A 2005(フロント)
LF-A 2005(リア)
LF-A 2007(フロント)
LF-A 2007(リア)
LF-A ロードスター(フロント)
LF-A ロードスター(リア)
正式 せいしき 発表 はっぴょう [ 編集 へんしゅう ]
2009年 ねん 10月21日 にち 、日本 にっぽん にて開催 かいさい された第 だい 41回 かい 東京 とうきょう モーターショー の開幕 かいまく 初日 しょにち にて、市販 しはん 仕様 しよう 車 しゃ が世界 せかい 初 はつ 公開 こうかい された。正式 せいしき な車 くるま 名 めい はこれまでのコンセプトカー「LF-A(Lexus Future Advance)」に敬意 けいい を払 はら ってハイフンを除 のぞ いた「LFA 」と命名 めいめい されたが、後 のち に「F」シリーズの本格 ほんかく 展開 てんかい によって同車 どうしゃ が「F」シリーズの頂点 ちょうてん とシンボルであることをアピールするため、正式 せいしき な車 くるま 名 めい を「Lexus F Sports Apex(LFA) 」として改称 かいしょう している。0-100km/h加速 かそく は3.7秒 びょう 、最高 さいこう 速度 そくど は325km/h以上 いじょう [※ 2] 。
世界 せかい 56か国 こく で500台 だい の限定 げんてい 販売 はんばい となり、日本 にっぽん 国内 こくない 割 わ り当 あ て分 ぶん は当初 とうしょ 165台 だい の予定 よてい であったが、最終 さいしゅう 的 てき には約 やく 200台 だい が販売 はんばい された。販売 はんばい 価格 かかく は日本円 にほんえん で3,750万 まん 円 えん で、これは日本 にっぽん 車 しゃ の量産 りょうさん モデルとしては従前 じゅうぜん のレクサス・LS600hL (リアセパレートシート仕様 しよう で1,510万 まん 円 えん )を大 おお きく上回 うわまわ る過去 かこ 最高 さいこう 額 がく の自動車 じどうしゃ となった。限定 げんてい 販売 はんばい のため通常 つうじょう のレクサス車 しゃ とは販売 はんばい 方式 ほうしき が異 こと なり、発表 はっぴょう 当日 とうじつ より予約 よやく が募 つの られ、2010年 ねん 4月 がつ に抽選 ちゅうせん により購入 こうにゅう 者 しゃ が決定 けってい された。当初 とうしょ は発表 はっぴょう 当日 とうじつ から翌 よく 2010年 ねん 3月21日 にち までの半年 はんとし 間 あいだ に渡 わた って予約 よやく を募 つの る予定 よてい となっていたが、反響 はんきょう は予想 よそう を大 おお きく上回 うわまわ り、日本 にっぽん 市場 いちば では販売 はんばい 予定 よてい 台数 だいすう に対 たい してその数 すう 倍 ばい となる予約 よやく が集 あつ まったため、当初 とうしょ の予定 よてい よりも2か月 げつ 早 はや い2010年 ねん 1月 がつ 13日 にち をもって予約 よやく が締 し め切 き られた。また、同年 どうねん 1月 がつ 中 ちゅう には購入 こうにゅう 希望 きぼう 台数 だいすう が世界 せかい 総計 そうけい で500台 だい を超 こ えたが、日本 にっぽん 国外 こくがい においては3月 がつ 半 なか ばまで予約 よやく が受 う け付 つ けられた[4] 。12月より市販 しはん 車 しゃ の生産 せいさん が開始 かいし され、順次 じゅんじ 納車 のうしゃ された。
2011年 ねん ジュネーブモーターショー に出展 しゅってん されたニュルブルクリンクパッケージ
全 ぜん 500台 だい のうち約 やく 50台 だい は、サーキットでの走行 そうこう を重視 じゅうし した高性能 こうせいのう 仕様 しよう 「ニュルブルクリンクパッケージ 」[5] として、2012年 ねん 初頭 しょとう より生産 せいさん された。生産 せいさん 開始 かいし が遅 おく れたのは、期限 きげん ぎりぎりまで開発 かいはつ およびテストを継続 けいぞく したためであり、その成果 せいか は2011年 ねん 8月 がつ 末 まつ 、ニュルブルクリンク(北 きた コース)での確認 かくにん 走行 そうこう において、飯田 いいだ 章 あきら のドライブにより、量産 りょうさん 車 しゃ メーカーの市販 しはん FR車 しゃ としては当時 とうじ 世界 せかい 最速 さいそく の7分 ふん 14秒 びょう 64の記録 きろく として結実 けつじつ した。タイヤ は標準 ひょうじゅん 仕様 しよう 車 しゃ とサイズは共通 きょうつう であるが、グリップ力 りょく を一層 いっそう 高 たか めた専用 せんよう 設計 せっけい のブリヂストン 製 せい POTENZA RE070を装着 そうちゃく する。
2012年 ねん 12月17日 にち 、当初 とうしょ の予定 よてい 500台 だい の生産 せいさん が12月14日 にち で完了 かんりょう したと発表 はっぴょう された[6] 。
なお、正式 せいしき 生産 せいさん 開始 かいし より前 まえ に製作 せいさく されたいわゆる号 ごう 試 こころみ (生産 せいさん 試作 しさく )車両 しゃりょう のうち27台 だい が、イベント用 よう としてライセンス(いわゆる車検 しゃけん )を取得 しゅとく した公道 こうどう 走行 そうこう 可能 かのう な状態 じょうたい で日本 にっぽん 国内外 こくないがい のトヨタ自動車 とよたじどうしゃ の拠点 きょてん で保管 ほかん されている。シリアルナンバーの頭 あたま に号 ごう 試 ためし 車両 しゃりょう を表 あらわ す「P」が付 つ いているのが特徴 とくちょう であるが、外観 がいかん 上 じょう は左右 さゆう フロントフェンダー に装着 そうちゃく されている「F」エンブレムの色 いろ がくすんだゴールドにされているのが容易 ようい な識別 しきべつ 点 てん である[※ 3] 。
またこれ以外 いがい に、ライセンスが取得 しゅとく されていない[※ 4] 、展示 てんじ 専用 せんよう 車両 しゃりょう も数 すう 台 だい 存在 そんざい する。2013年 ねん 4月 がつ 時点 じてん では、トヨタ会館 かいかん 展示 てんじ のイエロー、トヨタ博物館 はくぶつかん 展示 てんじ のホワイトまたはパールブルー、レクサスギャラリー高輪 たかなわ 展示 てんじ のブラック、ヤマハ・コミュニケーションプラザ 展示 てんじ のホワイト、トヨタテクノクラフト 所有 しょゆう (常設 じょうせつ 展示 てんじ なし、「TRD試験 しけん 車両 しゃりょう 」と公称 こうしょう )のマットブラックが知 し られている。これらは号 ごう 試 ためし よりさらに古 ふる い試作 しさく 段階 だんかい の個体 こたい をアップデート したものであり、車 くるま 室内 しつない のシリアルナンバー プレートが付 つ いていない他 ほか 、「F」エンブレムが通常 つうじょう のチタンシルバー品 ひん である場合 ばあい もある。
エンジンのレイアウトの決定 けってい は開発 かいはつ 過程 かてい の最初 さいしょ に行 おこな われ、リアミッドシップエンジンとフロントミッドシップエンジンの2方式 ほうしき が検討 けんとう された。リアミッドシップエンジンの場合 ばあい 、トラクションの確保 かくほ という点 てん においては有利 ゆうり だが、旋回 せんかい 時 じ 、タイヤのグリップが限界 げんかい を超 こ えた時点 じてん での車両 しゃりょう 制御 せいぎょ が難 むずか しく、いたずらに電子 でんし デバイスに頼 たよ ることもしたくないという考 かんが えから、フロントミッドシップ方式 ほうしき の採用 さいよう が決定 けってい された。
リアミッドシップを超 こ える運動 うんどう 性能 せいのう と高 たか い操縦 そうじゅう 安定 あんてい 性 せい を両立 りょうりつ させるべく、重量 じゅうりょう 物 ぶつ となるエンジンを始 はじ めとしたすべてのパーツを車両 しゃりょう の中央 ちゅうおう 部分 ぶぶん に寄 よ せることを目標 もくひょう にパッケージングされた。まずエンジンとトランスミッションを切 き り離 はな し、エンジンは前輪 ぜんりん よりも後方 こうほう に搭載 とうさい し、トランスミッションとデファレンシャルギア を一体化 いったいか したトランスアクスル を後 こう 輪 わ の直前 ちょくぜん に搭載 とうさい するレイアウトが採用 さいよう された。そしてラジエーターおよびファン もリアタイヤの後方 こうほう に左右 さゆう 1基 き ずつ配置 はいち され、トランスアクスル用 よう オイルクーラー ASSY を右 みぎ 後 ご 輪 わ 前部 ぜんぶ に、フロントウインドウウォッシャータンクを左 ひだり 後 ご 輪 わ 前部 ぜんぶ に、バッテリー を車両 しゃりょう 後方 こうほう に搭載 とうさい した[※ 5] 。これらにより前後 ぜんご 重量 じゅうりょう 配分 はいぶん は48:52と、FRとしてはやや後方 こうほう 寄 よ りとなっている。
低 ひく 重心 じゅうしん 設計 せっけい も徹底 てってい された結果 けっか 、2名 めい 乗車 じょうしゃ 状態 じょうたい での重心 じゅうしん 高 たか さは508mmと、通常 つうじょう のフロントエンジン車 しゃ [※ 6] をはるかにしのぎ、リアミッドシップに匹敵 ひってき する低 ひく さとなっている。
また、乗車 じょうしゃ 人数 にんずう による慣性 かんせい モーメント の変化 へんか を少 すく なくし、ドライブフィールを向上 こうじょう するため、シートは車両 しゃりょう の重心 じゅうしん 付近 ふきん となるホイールベース中間 ちゅうかん 位置 いち に左右 さゆう の座席 ざせき の距離 きょり を720mmまで縮 ちぢ めて配置 はいち されている。左右 さゆう 座席 ざせき 間 あいだ の距離 きょり を縮 ちぢ めるためにはセンタートンネルの幅 はば を縮 ちぢ める必要 ひつよう があり、そのためにもトランスアクスルレイアウトが採 と られ、加 くわ えて排気 はいき 管 かん の上 うえ にトルクチューブ が配 はい される2階 かい 建 だ て構造 こうぞう が採用 さいよう された。このトルクチューブは部位 ぶい によって厚 あつ みが変化 へんか しており(構造 こうぞう の最適 さいてき 化 か )、無垢 むく の鋼管 こうかん から切削 せっさく 加工 かこう で製造 せいぞう されている。自動車 じどうしゃ 部品 ぶひん としては前例 ぜんれい のない工法 こうほう であり、航空機 こうくうき の降着 こうちゃく 装置 そうち 製造 せいぞう に長 た けた工場 こうじょう に依頼 いらい して実現 じつげん した。
また、軽量 けいりょう 化 か と剛性 ごうせい 確保 かくほ の両立 りょうりつ を図 はか るため、ボディの65%をトヨタテクノクラフトと共同 きょうどう 開発 かいはつ した[7] CFRP 製 せい とし、35%をアルミ合金 ごうきん 製 せい としたことで[8] 、車両 しゃりょう 重量 じゅうりょう は1,480kg に抑 おさ えられている[※ 7] 。
なお、このCFRPボディはトヨタ自動車 とよたじどうしゃ 元町 もとまち 工場 こうじょう 内 ない のLFA工房 こうぼう で製造 せいぞう される[9] 。カーボン素材 そざい についてはブレーキディスク ローター やルーフ、車体 しゃたい 下部 かぶ にも採用 さいよう されている[10] 。
カーボン素材 そざい を多用 たよう することから、元町 もとまち 工場 こうじょう には自動車 じどうしゃ のボディサイズのドライカーボンを加熱 かねつ できる大型 おおがた のオートクレーブやカーボン繊維 せんい に対応 たいおう した3次元 じげん 編 へん 機 き が導入 どうにゅう され、LFA工房 こうぼう 内 ない はクリーンルーム化 か されている。
なお、カーボン素地 そじ むき出 だ し(クリア塗装 とそう )仕様 しよう は、耐久 たいきゅう 性 せい などを理由 りゆう に基本 きほん 的 てき にはオーダーを受 う け付 つ けていない。
エンジンには、最高 さいこう 出力 しゅつりょく 412kW(560PS/552bhp)、最大 さいだい トルク480N·m(48.9kgf·m)を発揮 はっき する専用 せんよう 開発 かいはつ のヤマハ発動機 やまははつどうき 製 せい V型 がた 10気筒 きとう 4.8L1LR-GUE型 がた が搭載 とうさい され、トランスミッションにはアイシンAI(現 げん ・アイシン )製 せい [11] のRB60M型 がた (アイシン社内 しゃない 名 めい : SA6型 がた )6速 そく オートメーテッドシーケンシャルギアボックス (ASG :Automated Sequential Gearbox)が組 く み合 あ わせられる。変速 へんそく はパドルシフト により行 おこな われ、変速 へんそく スピードは「シフトタイムスイッチ」により、0.2秒 びょう から1.0秒 びょう までの7段階 だんかい に変更 へんこう することができる[12] 。各 かく ギアボックスの潤滑 じゅんかつ と冷却 れいきゃく は、フロントカウンターギアはエンジンオイル を共用 きょうよう し、リアトランスアクスルは専用 せんよう の電動 でんどう オイルポンプを持 も ち、右 みぎ リアフェンダー内 ない のオイルクーラー との間 あいだ を循環 じゅんかん させる[13] 。
同年代 どうねんだい に開発 かいはつ された他 た メーカーのスーパーカー(フェラーリ・458イタリア など)で採用 さいよう 例 れい のあるデュアルクラッチトランスミッション (DCT)については、レイアウト上 じょう 搭載 とうさい が難 むずか しいこと、また湿式 しっしき 多 た 板 いた クラッチ を用 もち いるDCTではダイレクトな変速 へんそく フィールを実現 じつげん できないなどの理由 りゆう により採用 さいよう が見送 みおく られ、対応 たいおう トルクの割 わ りに小径 しょうけい (Φ ふぁい 240)で軽量 けいりょう な乾式 かんしき 単 たん 板 いた クラッチを採用 さいよう するASGが採用 さいよう された。また、ギアセットの数 かず で変速 へんそく 段数 だんすう が決 き まるMTをベースとするASGは(レクサス・IS F などに搭載 とうさい されるトルクコンバータ 式 しき AT =プラネタリーギアの制御 せいぎょ で各 かく 段 だん のステップ動作 どうさ を行 おこな う8速 そく ではなく)、空間 くうかん 的 てき な制約 せいやく から一般 いっぱん 的 てき な6速 そく となっている[14] 。これについて、福野 ふくの 礼一 れいいち 郎 ろう は設計 せっけい 開始 かいし 時点 じてん (2000年代 ねんだい 初頭 しょとう )が古 ふる く、その当時 とうじ はDCTの潜在 せんざい 能力 のうりょく が未知数 みちすう だったことを指摘 してき している(DCTの市販 しはん 車 しゃ への実用 じつよう 化 か は2003年 ねん 、フォルクスワーゲン による)。「ニュルブルクリンクパッケージ」では変速 へんそく スピードが最速 さいそく 0.15秒 びょう まで早 はや められている[15] 。
エンジン出力 しゅつりょく は、クラッチ→フロントカウンタギア→トルクチューブ内 ない のプロペラシャフト→リアトランスアクスル(ASGおよびリアデフ)へと伝達 でんたつ される。カウンタギアにより入力 にゅうりょく 軸 じく から上 うえ へ85mmオフセットする形 かたち でトルクチューブ内 ない のプロペラシャフトに出力 しゅつりょく され、これによりエンジンの低 てい 配置 はいち 化 か とトルクチューブ下 か の排気 はいき 管 かん スペースが確保 かくほ された。トルクチューブでエンジンとトランスアクスルが剛 つよし 結 ゆい されているため、ドライブトレイン全体 ぜんたい の剛性 ごうせい は高 たか い。デファレンシャルギアアセンブリにはトルセンLSD を内蔵 ないぞう しトラクション性能 せいのう を向上 こうじょう させている。エンジン音 おん のチューニングにはヤマハ が参画 さんかく し[16] 、サージタンク を音 おと の放射 ほうしゃ 体 たい として利用 りよう しているほか、ダッシュボード の形状 けいじょう や材質 ざいしつ を吟味 ぎんみ することで、雑 ざつ 味 あじ のない倍音 ばいおん がドライバーの耳 みみ に届 とど く設計 せっけい がなされている。そのクリアなサウンドは“天使 てんし の咆哮 ほうこう ”と形容 けいよう される。軽量 けいりょう 化 か し、運動 うんどう 性能 せいのう に重 おも きを置 お いているため、他 た のレクサス車 しゃ のような静粛 せいしゅく 性 せい はない。
なお、ニュルブルクリンク24時 じ 間 あいだ レース参戦 さんせん 車両 しゃりょう と同一 どういつ のギヤ比 ひ のトランスミッション(通常 つうじょう 品 ひん より2 - 6速 そく が若干 じゃっかん ローギヤード)車両 しゃりょう も少量 しょうりょう 存在 そんざい するが、入手 にゅうしゅ はきわめて困難 こんなん であった。
電子 でんし デバイスとしては、横滑 よこすべ り防止 ぼうし 装置 そうち (VSC)、アンチロックブレーキシステム (ABS)、電子 でんし 制御 せいぎょ ブレーキシステム (EBD)、トラクションコントロールシステム (TRC)などを統合 とうごう 制御 せいぎょ する「スポーツモード付 づけ 車両 しゃりょう 姿勢 しせい 安定 あんてい 制御 せいぎょ システム」(VDIM )が搭載 とうさい され、“オート”、“ノーマル”、“スポーツ”、“ウェット”の4つの走行 そうこう モードをドライバーが選択 せんたく することができる。
軽量 けいりょう 化 か と高 こう 剛 つよし 性 せい の両立 りょうりつ を追求 ついきゅう し、カーボンモノコック シャシ を採用 さいよう している。これもトヨタ自動車 とよたじどうしゃ 元町 もとまち 工場 こうじょう 「LFA工房 こうぼう 」での製作 せいさく となる。レーシングカー的 てき 構造 こうぞう や製造 せいぞう 方法 ほうほう の単 たん なる踏襲 とうしゅう ではなく、将来 しょうらい 的 てき な量産 りょうさん 車 しゃ への適用 てきよう を見越 みこ した様々 さまざま な生産 せいさん 新 しん 技術 ぎじゅつ が試 ため されている。
サスペンション 形式 けいしき は、フロント:ロワアーム分割 ぶんかつ 型 がた ダブルウィッシュボーン式 しき 、リア:5リンク式 しき マルチリンク式 しき である。低 てい 重心 じゅうしん 化 か のため、最低 さいてい 地上 ちじょう 高 だか は115mmとなっているが、それを維持 いじ するために専用 せんよう 開発 かいはつ のカヤバ工業 かやばこうぎょう (現 げん ・KYB )製 せい [17] 車 くるま 高 だか 調整 ちょうせい ショックアブソーバー が採用 さいよう された[18] 。圧力 あつりょく 室 しつ を別 べつ タンクとすることで、単 たん 筒 つつ 式 しき でありながら短 みじか い全長 ぜんちょう の割 わり に有効 ゆうこう ストロークは140mmと長 なが い。
ブレーキ にはカーボンセラミック ディスクブレーキ が採用 さいよう され、フロント対向 たいこう 異 い 径 みち 6ピストン、リア対向 たいこう 異 い 径 みち 4ピストンのアルミモノブロックキャリパー が採用 さいよう された。また、キャリパーは重量 じゅうりょう 配分 はいぶん の最適 さいてき 化 か のために前後 ぜんご 共 ども 車両 しゃりょう 中央 ちゅうおう 側 がわ に配置 はいち されている。ブレーキの冷却 れいきゃく については、フロントバンパー に設置 せっち されたダクト とアンダーカバー下 か から冷却 れいきゃく 風 ふう を取 と り入 い れている[12] 。
タイヤにはブリヂストン製 せい POTENZA S001が採用 さいよう され[19] 、サイズはフロント: 265/35ZR20(95Y)、リア: 305/30ZR20(99Y)となった。ホイール にはBBS 製 せい の20インチ鍛造 たんぞう アルミホイール (フロント: 20×9 1/2J、リア: 20×11 1/2J)が採用 さいよう された[9] 。なお、スペアタイヤ および車載 しゃさい ジャッキ は搭載 とうさい されていない。
空 そら 力 りょく 性能 せいのう [ 編集 へんしゅう ]
空 そら 力 りょく 性能 せいのう 向上 こうじょう のため、設計 せっけい 時 じ には数値 すうち 流体 りゅうたい 力学 りきがく と風洞 ふうどう 実験 じっけん を駆使 くし し、エクステリアデザインやエアロパーツ の設計 せっけい がなされた。床下 ゆかした 部 ぶ は可能 かのう な限 かぎ り平坦 へいたん になるよう設計 せっけい されており、車両 しゃりょう 後 ご 端 はし 部 ぶ の車両 しゃりょう 底面 ていめん はダウンフォース を発生 はっせい させるためにディフューザー 形状 けいじょう とされた[18] 。
リアスポイラー には車速 しゃそく に応 おう じて上下 じょうげ に可動 かどう する格納 かくのう 式 しき の「アクティブリアウイング」[※ 8] [※ 9] が採用 さいよう され、上昇 じょうしょう 時 じ のCL値 ち -0.16、格納 かくのう 時 じ のCd値 ち は0.31となる[9] 。なお、ウイングが出 で た状態 じょうたい でのCd値 ち は公表 こうひょう されていないが、ドイツSport Auto誌 し の風洞 ふうどう 計測 けいそく によれば格納 かくのう 時 じ 0.36、上昇 じょうしょう 時 じ 0.39であった。
なお、2012年 ねん に生産 せいさん された「ニュルブルクリンクパッケージ」オプション装着 そうちゃく 車 しゃ には、CFRP製 せい の固定 こてい 式 しき 大型 おおがた リヤスポイラー、およびカナード を装着 そうちゃく した専用 せんよう フロントバンパーが採用 さいよう された。
インパネ の各種 かくしゅ 計器 けいき 表示 ひょうじ には、TFT液晶 えきしょう ディスプレイ (LCD)を中央 ちゅうおう に配置 はいち したグラスコックピット 「コンビネーションメーター」を採用 さいよう し、スピードメーター ・タコメーター ・ギア段 だん 表示 ひょうじ ・タイヤ空気圧 くうきあつ 警報 けいほう などの情報 じょうほう をLCD画面 がめん 上 じょう に統合 とうごう 表示 ひょうじ する[20] 。
また、インパネ中央 ちゅうおう には7インチ高 だか 精細 せいさい LCDのマルチディスプレイを装備 そうび し、カーナビゲーション ほかエアコン 、オーディオ を画面 がめん 上 じょう で操作 そうさ できるほか、レクサスでは「RX(3代目 だいめ モデル) 」から採用 さいよう されている「リモートタッチ」を搭載 とうさい し、パソコン のマウス のような感覚 かんかく で手元 てもと で操作 そうさ することができる。
その他 た 、12スピーカー+12chアンプの「マークレビンソン (英語 えいご 版 ばん ) ・プレミアムサラウンドシステム」(DVD 再生 さいせい 、Bluetooth ・USB ・AU えーゆー X外部 がいぶ 入力 にゅうりょく 、HDD サウンドライブラリ機能 きのう 付 づけ )や左右 さゆう 独立 どくりつ 温度 おんど 調整 ちょうせい 式 しき エアコン、シートヒーター付 つ き8Wayパワーシートといった快適 かいてき 装備 そうび 、計 けい 5個 こ のエアバッグ (運転 うんてん 席 せき ・助手 じょしゅ 席 せき デュアルステージエアバッグ、運転 うんてん 席 せき ニーエアバッグ、運転 うんてん 席 せき ・助手 じょしゅ 席 せき シートベルトエアバッグ)やバックモニターなどの安全 あんぜん 装備 そうび が搭載 とうさい されている。
最適 さいてき なエンジン音 おん を車内 しゃない で響 ひび かせるためヤマハの音響 おんきょう 技術 ぎじゅつ を生 い かした設計 せっけい が行 おこな われた。
ニュルブルクリンク24時 じ 間 あいだ レース [ 編集 へんしゅう ]
2008年 ねん には、コンセプトカー段階 だんかい のLF-Aの開発 かいはつ の一環 いっかん として、1台 だい がニュルブルクリンク24時 じ 間 あいだ レースに参戦 さんせん した。マシンはロールケージ ・安全 あんぜん タンク などのレース用 よう 装備 そうび を装着 そうちゃく した以外 いがい はほぼ市販 しはん 車 しゃ 同様 どうよう のスペックとされている。ドライバーは中谷 なかたに 明彦 あきひこ 、清水 しみず 和夫 かずお 、飯田 いいだ 章 あきら 、木下 きのした 隆之 たかゆき と日本人 にっぽんじん ドライバーで固 かた められた。予選 よせん はSP8クラス5位 い (総合 そうごう 27位 い )と健闘 けんとう したものの、決勝 けっしょう ではオイルクーラーからのオイル漏 も れ、後 こう 輪 わ ハブボルトの破損 はそん などのトラブルが多発 たはつ し、総合 そうごう 121位 い という成績 せいせき に終 お わった。
2009年 ねん モデル(リア)
2009年 ねん も同 どう レースに参戦 さんせん 。マシンは2台 だい 体制 たいせい で「新 あら たにコースに合 あ わせたチューニングの変更 へんこう を施 ほどこ し、戦闘 せんとう 力 りょく アップを狙 ねら った」としている。プレスリリースではエンジン諸 しょ 元 もと の詳細 しょうさい が公開 こうかい され、エンジン排気 はいき 量 りょう が4,805ccであることが明 あき らかとなった[21] 。ドライバーは1号車 ごうしゃ (No.15)が成瀬 なるせ 弘 ひろし (トヨタ自動車 とよたじどうしゃ ・マスタードライバー)、アルミン・ハーネ 、ヨッヘン・クランバッハ、アンドレ・ロッテラー 。2号車 ごうしゃ (No.14)がモリゾウ(豊田 とよだ 章男 あきお [※ 10] )、ハビエル・キュロス、木下 きのした 隆之 たかゆき 、飯田 いいだ 章 あきら [22] 。
同年 どうねん はニュル24時 じ 間 あいだ に先立 さきだ ち、4月 がつ 4日 にち に同所 どうしょ で行 おこな われたニュルブルクリンク4時 じ 間 あいだ 耐久 たいきゅう レースに参戦 さんせん し、飯田 いいだ 章 あきら /モリゾウ/ハビエル・キュロスのトリオでクラス優勝 ゆうしょう (総合 そうごう 39位 い )を飾 かざ るなど[23] 、事前 じぜん テストを行 おこな った上 うえ での参戦 さんせん だったが、最終 さいしゅう 的 てき にNo.15はリタイア、No.14は総合 そうごう 87位 い という結果 けっか に終 お わった。
2010年 ねん モデル
2010年 ねん からは市販 しはん 版 ばん をベースとした車両 しゃりょう に変更 へんこう し、車 くるま 名 めい も市販 しはん 版 ばん と同 おな じく「LFA」に改 あらた め、ニュルブルクリンク24時 じ 間 あいだ 耐久 たいきゅう レースに2台 だい 体制 たいせい で参戦 さんせん 。市販 しはん 版 ばん 車両 しゃりょう をベースにエアロパーツが装着 そうちゃく されたほか、足 あし 回 まわ りにチューニングが施 ほどこ され、ブレーキ、タイヤ・ホイールが変更 へんこう されている。装着 そうちゃく されるタイヤサイズは前後 ぜんご 共 ども LF-Aの305/30R20から330/40R18に変更 へんこう された[24] 。ドライバーは50号車 ごうしゃ が木下 きのした 隆之 たかゆき 、飯田 いいだ 章 あきら 、脇 わき 阪 ばん 寿一 ひさいち 、大嶋 おおしま 和也 かずや という日本人 にっぽんじん カルテット、51号車 ごうしゃ がアーミン・ハーネ、ヨッヘン・クルンバッハ、アンドレ・ロッテラーという前年 ぜんねん の15号車 ごうしゃ トリオ。51号車 ごうしゃ は途中 とちゅう エンジンオイルに異物 いぶつ が混入 こんにゅう しエンジン交換 こうかん を行 おこな ったため規定 きてい 周回 しゅうかい 数 すう に達 たっ せず完走 かんそう 扱 あつか いにはならなかったが、50号車 ごうしゃ はSP8クラスのクラス優勝 ゆうしょう (総合 そうごう 18位 い )を果 は たした[25] 。
88号車 ごうしゃ は飯田 いいだ 章 あきら /石浦 いしうら 宏明 ひろあき /大嶋 おおしま 和也 かずや のドライブでSP8クラス3位 い (総合 そうごう 41位 い )、87号車 ごうしゃ は木下 きのした /ロッテラー/脇 わき 阪 ばん で同 どう クラス8位 い (総合 そうごう 134位 い )で完走 かんそう した。
クラス優勝 ゆうしょう を果 は たした83号車 ごうしゃ
83号車 ごうしゃ が木下 きのした /脇 わき 阪 ばん /飯田 いいだ 組 ぐみ で参戦 さんせん 。SP8クラスで優勝 ゆうしょう (総合 そうごう 15位 い )を果 は たした。
2013年 ねん は79号車 ごうしゃ の1台 だい 体制 たいせい で、影山 かげやま 正彦 まさひこ /石浦 いしうら 宏明 ひろあき /大嶋 おおしま 和也 かずや /モリゾウにより参戦 さんせん 。SP8クラス2位 い (総合 そうごう 37位 い )で完走 かんそう した。
2014年 ねん は通常 つうじょう のLFAに加 くわ え、エンジン排気 はいき 量 りょう を5.3Lに拡大 かくだい ・フルカーボンフレームを採用 さいよう するなど大幅 おおはば な改良 かいりょう を加 くわ えた「LEXUS LFA Code X」を投入 とうにゅう する。ドライバーはLFA(48号車 ごうしゃ )が木下 きのした 隆之 たかゆき /石浦 いしうら 宏明 ひろあき /大嶋 おおしま 和也 かずや 、Code X(53号車 ごうしゃ )が飯田 いいだ 章 あきら /脇 わき 阪 ばん 寿一 ひさいち /井口 いぐち 卓 たく 人 じん [26] と発表 はっぴょう されていたが、レースウィークになって48号車 ごうしゃ のドライバーにモリゾウが追加 ついか された。最終 さいしゅう 的 てき に48号車 ごうしゃ がSP8クラス優勝 ゆうしょう (総合 そうごう 13位 い )、53号車 ごうしゃ がSP-PROクラス優勝 ゆうしょう (総合 そうごう 11位 い )となり、SP3クラスを制 せい した86 と合 あ わせて3クラス制覇 せいは を達成 たっせい した[27] 。
2015年 ねん は前年度 ぜんねんど に続 つづ き「LEXUS LFA Code X」を53号車 ごうしゃ として投入 とうにゅう する。ドライバーは影山 かげやま 正彦 まさひこ /石浦 いしうら 宏明 ひろあき /大嶋 おおしま 和也 かずや /井口 いぐち 卓 たく 人 じん 。レース終盤 しゅうばん にミッショントラブルのため6速 そく を失 うしな うが、そのまま走行 そうこう を続 つづ けフィニッシュし、SP-PROクラス優勝 ゆうしょう (総合 そうごう 14位 い )を果 は たした。
2015年 ねん から2016年 ねん にかけて、大阪 おおさか トヨペット グループを母体 ぼたい としたチームからD1グランプリ に参戦 さんせん した。ドライバーは同 どう チーム所属 しょぞく の今村 いまむら 陽一 よういち 。なおエンジンはオリジナルのV10ではなく、NASCAR 用 よう のV型 がた 8気筒 きとう に換 かわ 装 そう されている[28] 。エキシビジョンマッチで数 すう 回 かい の走行 そうこう があったが、高額 こうがく な修理 しゅうり 費用 ひよう の問題 もんだい もあり本戦 ほんせん へは一 いち 度 ど も出場 しゅつじょう していない。
第 だい 1戦 せん お台場 だいば のエキシビジョンマッチでデビュー。初戦 しょせん で唄 うた 和也 かずや の180SX と互角 ごかく の走 はし りを見 み せるもDOSS判定 はんてい で敗退 はいたい 。その後 ご ビデオオプション の峠 とうげ ドリフト企画 きかく の最中 さいちゅう にリアの足 あし 回 まわ りを破損 はそん してしまう。
第 だい 5戦 せん 舞 まい 洲 しゅう の翌日 よくじつ に同地 どうち で開催 かいさい されたエキシビジョンでは、「角度 かくど 番長 ばんちょう 決定 けってい 戦 せん 」をトラブルで棄権 きけん 、「追 つい 走 はし 番長 ばんちょう 決定 けってい 戦 せん 」では末永 すえなが 正雄 まさお [※ 11] のFD3S に敗北 はいぼく 。「団体 だんたい 番長 ばんちょう 決定 けってい 戦 せん 」では「チーム高級 こうきゅう 車 しゃ [※ 12] 」の先頭 せんとう を担当 たんとう 、2位 い となった。
最終 さいしゅう 戦 せん お台場 だいば では、本戦 ほんせん に加 くわ えて2日 にち 目 め のワールドチャンピオンズにも出場 しゅつじょう 。今回 こんかい からターボ 化 か されており、ベスト8まで勝 か ち上 あ がった。
第 だい 1戦 せん お台場 だいば のエキシビジョンマッチに出場 しゅつじょう 。「団体 だんたい ドリフト」には「チーム1000馬力 ばりき 」として、高橋 たかはし 邦明 くにあき (マークX )、斎藤 さいとう 太 ふとし 吾 われ (マークII )、川畑 かわはた 真人 まさと (GT-R )とともに団体 だんたい ドリフトに挑 いど んだが、D1ストリートリーガル 出身 しゅっしん の選手 せんしゅ を中心 ちゅうしん に結成 けっせい された「チーム下剋上 げこくじょう 」に敗北 はいぼく した。また、「追 つい 走 はし バトル」では初戦 しょせん で高橋 たかはし 邦明 くにあき に敗 やぶ れた[29] 。
コンセプト時代 じだい に発表 はっぴょう されたロードスターモデルは量産 りょうさん モデルには設定 せってい されていないが、特別 とくべつ モデルとして『LFA スパイダー』が2台 だい のみ製造 せいぞう されており(ホワイトとイエローが存在 そんざい )、イベントで披露 ひろう されている[30] 。
トヨタ車 しゃ に辛辣 しんらつ なことで知 し られる自動車 じどうしゃ ジャーナリストのジェレミー・クラークソン はLFAを絶賛 ぜっさん しており、「私 わたし がこれまで運転 うんてん したクルマの中 なか で最高 さいこう だ」と語 かた っている[31] 。
^ 当時 とうじ のF1のレギュレーションは、V型 がた 10気筒 きとう エンジンの搭載 とうさい を義務付 ぎむづ けられていた。
^ 国内 こくない 仕様 しよう では日産 にっさん ・GT-R 、ホンダ・NSX と同 おな じく、ナビ を連動 れんどう してリミッター を解除 かいじょ できる機能 きのう がある。
^ 長期 ちょうき 納車 のうしゃ 待 ま ちの顧客 こきゃく から「自分 じぶん より自社 じしゃ 広報 こうほう 車 しゃ への生産 せいさん 割 わ り当 あ てを優先 ゆうせん した」と誤解 ごかい されないための配慮 はいりょ である。
^ フレームナンバー打 だ 刻 こく がなく車検 しゃけん の取得 しゅとく ができないもの。モックアップではないため自 じ 走 はし 可能 かのう 。
^ なお、エンジンオイル の冷却 れいきゃく は、Vバンク 間 あいだ の水槽 すいそう 内 うち に設置 せっち した大型 おおがた の水冷 すいれい オイルクーラーと、左右 さゆう フロントタイヤ前 まえ に装備 そうび する空冷 くうれい オイルクーラーの併用 へいよう である。
^ 一般 いっぱん 的 てき にセダン:550mm以上 いじょう 〜高性能 こうせいのう スポーツカー:500mm程度 ていど である
^ これは装備 そうび 簡略 かんりゃく 化 か を徹底 てってい した最 さい 軽量 けいりょう 仕様 しよう での状態 じょうたい であり、標準 ひょうじゅん 的 てき な装備 そうび 状態 じょうたい では1,580kgとなる。
^ ノーマル、スポーツ、ウェットモードの時 とき は80km/h、オートモードの時 とき は130km/hで上昇 じょうしょう し、車速 しゃそく が40km/h以下 いか になると格納 かくのう する。停車 ていしゃ 中 ちゅう にマニュアルモードで上昇 じょうしょう 、格納 かくのう させることができる。
^ Webasto社 しゃ 製 せい
^ 当時 とうじ はトヨタ自動車 とよたじどうしゃ 副 ふく 社長 しゃちょう 。
^ LFAがあまりにも高額 こうがく なマシンのため、「あんな高級 こうきゅう 車 しゃ と走 はし るのは嫌 いや です」とこぼしている。
^ メンバーは本来 ほんらい 高山 たかやま 健司 けんじ (GS )、上野 うえの 高広 たかひろ (320i )、時田 ときた 雅義 まさよし (クラウン )、川畑 かわはた 真人 まさと (R35 )の予定 よてい であったが、川畑 かわはた が直前 ちょくぜん の追 つい 走 はしり でクラッシュしたため今村 いまむら が代理 だいり で参加 さんか 。
ウィキメディア・コモンズには、
レクサス・LFA に
関連 かんれん するカテゴリがあります。