ひろば　研究けんきゅう室しつ別室べっしつ

　あくまでも都市とし交通こうつう審議しんぎ会かいが付つけた番号ばんごうですが、東京とうきょうの地下鉄ちかてつの１号線ごうせんは都営とえい浅草あさくさ線せんです（ちなみに、日本にっぽんで最初さいしょに開通かいつうした地下鉄ちかてつである銀座ぎんざ線せんは３号線ごうせんです）。同線どうせんは西馬込にしまごめ駅えきから押上おしあげ駅えきまでの路線ろせんですが、泉岳寺せんがくじ駅えきで接続せつぞくする京浜急行けいひんきゅうこう本線ほんせんに直通ちょくつうする電車でんしゃが多おおいこともあって、西馬込にしまごめ駅えきから泉岳寺せんがくじ駅えきまでの区間くかんは支線しせんのようにも感かんじられてしまいます。実際じっさい、西馬込にしまごめ駅えきから泉岳寺せんがくじ駅えきまでの区間くかん運転うんてんが行おこなわれています。

　今回こんかいは、その区間くかん運転うんてんのために運行うんこうされていた京成けいせい3000形かたち3053Fです。

　京成けいせい3000形かたちは2003年ねんに営業えいぎょう運転うんてんを開始かいしした系列けいれつで、京成電鉄けいせいでんてつでは２代目だいめとなります。当初とうしょから都営とえい浅草線あさくさせん、京浜急行けいひんきゅうこう本線ほんせんなどでも運用うんようされています。車体しゃたいは3600形がたから続つづく軽量けいりょうステンレス製せい、ワンハンドルマスコンなどとなっています。なお、京成けいせいの通勤つうきん用よう車両しゃりょうで軽量けいりょうステンレス製せいでないのは、初代しょだいスカイライナーのAE車しゃの車体しゃたい更新こうしん車しゃである3400形がた（普通ふつう鋼こう製せい）とセミステンレス車しゃの3500形かたちのみとなっています。

　いつの頃ころからかわかりませんが、戸越とごし駅えきでは東急とうきゅう池上いけがみ線せんへの乗のり換かえ案内あんないがなされています。実際じっさい、戸越とごし駅えきを出でて商店しょうてん街がいを歩あるけば戸越とごし銀座ぎんざ駅えきに着つきます。ただ、少すこし離はなれており、戸越とごし銀座ぎんざ駅えきのほうでは都営とえい浅草あさくさ線せんへの乗のり換かえが案内あんないされていません。

　以前いぜん記しるしたように、この戸越とごし駅えきは1968年ねん11月に開業かいぎょうしています。近ちかくにある戸越とごし銀座ぎんざ駅えきは1927年ねん８月がつに開業かいぎょうしており、大井おおい町まち線せんの戸越とごし公園こうえん駅えきは1927年ねん７月がつに開業かいぎょうしています（当初とうしょの駅名えきめいは蛇へび窪くぼ）。41年ねん後ごに戸越とごし駅えきが開業かいぎょうした訳わけで、不思議ふしぎに思おもわれることなのですが、実じつは大井おおい町まち線せんの下神明しもしんめい駅えきが初代しょだいの戸越とごし駅えきです。

　高津たかつ駅えき（DT09）にて、大井おおい町まち線せんＧ各かく停とま大井おおい町まち行いきとして運行うんこうされている東急とうきゅう9020系けい9021Fを撮影さつえいしました。元もとは田園都市線でんえんとしせんの輸送ゆそう増強ぞうきょう用ようとして1992年ねんにデビューした2000系けいの2001Fで、田園都市線でんえんとしせんおよび半蔵門線はんぞうもんせんで活躍かつやくしてきましたが、東武とうぶ伊勢崎いせざき線せん・日光にっこう線せんに乗のり入いれることはなく、2019年ねんに9020系けいと改あらためられて大井おおい町まち線せんの各駅かくえき停車ていしゃ用ようとなりました。その際さい、10両りょう編成へんせいから５両りょう編成へんせいに変かえられています。

　二子ふたご玉川たまがわ駅えきから溝みぞの口くち駅えきまでは複々線ふくふくせん区間くかんとなっていますが、内側うちがわは大井おおい町まち線せん用ようとなっており、ホームがありません。東横線とうよこせんの複々線ふくふくせん区間くかんのようにホームがあればもっと便利べんりになるのですが、スペースの面めんで無理むりだったことでしょう。沿線えんせん住民じゅうみんの多おおくは田園都市線でんえんとしせんを利用りようするでしょうが、実じつは大井おおい町まち線せんの使つかい勝手がってが良よいので、私わたしはよく利用りようしています。

　さて、前まえの記事きじで二子ふたご玉川たまがわ駅えきから溝みぞの口くち駅えきまでの区間くかんが玉たま電でん溝ノ口みぞのくち線せんから東急とうきゅう大井おおい町まち線せんに変かわるまでの歴史れきしを書かきました。今回こんかいは、大井おおい町まち線せんおよび田園都市線でんえんとしせんの起点きてん・終点しゅうてんの変遷へんせんを記しるしておきます（なお、駅名えきめいは現在げんざいのものを記しるしていることをお断ことわりしておきます）。

　大井おおい町まち線せんは、東急とうきゅうの母体ぼたいである目黒めぐろ蒲田かまた電鉄でんてつの支線しせんとして始はじまりました。最初さいしょの開業かいぎょうは大井おおい町まち駅えきから大岡山おおおかやま駅えきまでの区間くかんで、1927年ねん７月がつ６日にちのことです。続つづいて、自由じゆうが丘おか駅えきから二に子し玉川たまがわ駅えきまでの区間くかんが1929年ねん11月１日にちに開業かいぎょうします。そして、大岡山おおおかやま駅えきから自由じゆうが丘おか駅えきまでの区間くかんが1929年ねん12月25日にちに開業かいぎょうし、全通ぜんつうすることとなります。なお、この時点じてんで旗はたの台だい駅えきは開業かいぎょうしていません。この辺あたりについては過去かこの記事きじも御覧ごらんください。

　1943年ねんに玉川たまがわ電気でんき鉄道てつどう溝ノ口みぞのくち線せんが東急とうきゅう大井おおい町まち線せんに編入へんにゅうされたことは前まえの記事きじで記しるしました。それから20年ねん後ご、1963年ねん10月がつに大井おおい町まち線せんは田園都市線でんえんとしせんに変かわりました。この時点じてんではまだ大井おおい町まち駅えきから溝みぞの口くち駅えきまでの区間くかんの路線ろせんでしたが、1966年ねん４月がつ１日にち、溝みぞの口くち駅えきから長津田ながつた駅えきまでの区間くかんが開業かいぎょうします。1968年ねん４月がつ１日にちには長津田ながつた駅えきからつくし野の駅えきまでの区間くかんが、1972年ねん４月がつ１日にちにはつくし野の駅えきからすずかけ台だい駅えきまでの区間くかんが、1976年ねん10月がつ15日にちにはすずかけ台だい駅えきからつきみ野の駅えきまでの区間くかんが開業かいぎょうしました。

　1977年ねん４月がつ７日にち、大井おおい町まち線せんおよび田園都市線でんえんとしせんの歴史れきしを変かえることになる出来事できごとがありました。東急とうきゅう新玉川線しんたまがせん（渋谷しぶや駅えきから二に子し玉川たまがわ駅えきまで）の開業かいぎょうです。同年どうねん５月がつ25日にちにはあざみ野の駅えきも開業かいぎょうします。ここから慌あわただしくなります。

　1978年ねん８月がつ１日にちには当時とうじの帝都ていと高速度こうそくど交通こうつう営団えいだんの半蔵門線はんぞうもんせんのうち、渋谷しぶや駅えきから青山あおやま一いち丁目ちょうめ駅えきまでの区間くかんが開業かいぎょうしました。当初とうしょから東急とうきゅう新玉川線しんたまがせんおよび田園都市線でんえんとしせんと直通ちょくつう運転うんてんを行おこなっており、しかも最初さいしょの３年ねん程ほどは東急とうきゅう8500系けいのみが運用うんようされていました。つまり、半蔵門線はんぞうもんせん用ようの営団えいだんの車両しゃりょうはなかったこととなります。

　1979年ねん８月がつ12日にち、当時とうじの田園都市線でんえんとしせんのうち、大井おおい町まち駅えきから二に子し玉川たまがわ駅えきまでの区間くかんが大井おおい町まち線せんとなります。これにより、田園都市線でんえんとしせんは二子ふたご玉川たまがわ駅えきからつきみ野の駅えきまでの路線ろせんとなります。また、田園都市線でんえんとしせん・新玉川線しんたまがせん・半蔵門線はんぞうもんせんの直通ちょくつう運転うんてんが全面ぜんめん的てきに行おこなわれるようになりました。

　1984年ねん４月がつ９日にち、田園都市線でんえんとしせんのつきみ野の駅えきから中央林間ちゅうおうりんかん駅えきまでの区間くかんが開通かいつうします。これによって田園都市線でんえんとしせんは全通ぜんつうし、二子ふたご玉川たまがわ駅えきから中央林間ちゅうおうりんかん駅えきまでの区間くかんとなりました。

　これでしばらく落おち着つきましたが、2000年ねん８月がつ６日にちにまた動うごきがありました。輸送ゆそうの実態じったいに合あわせるような形かたちで、新玉川線しんたまがせんが田園都市線でんえんとしせんに統合とうごうされ、田園都市線でんえんとしせんは渋谷しぶや駅えきから中央林間ちゅうおうりんかん駅えきまでの路線ろせんとなりました。既すでにこの頃ころには二子ふたご玉川たまがわ駅えきから溝みぞの口くち駅えきまでの複々線ふくふくせん化か工事こうじが始はじまっており、2008年ねん３月がつには大井おおい町まち線せんの急行きゅうこう運転うんてん（大井おおい町まち駅えきから溝みぞの口くち駅えきまで）が始はじまります。2009年ねんには大井おおい町まち線せんの運行うんこう区間くかんが大井おおい町まち駅えきから溝みぞの口くち駅えきまでとなります。

今回こんかいは、東急とうきゅう9000系けい9014Fです。まずは、大井おおい町まち線せんＢ各かく停とまの溝みぞの口くち行いきとして、二子ふたご玉川たまがわ駅えき（DT07、OM15）２番線ばんせんに到着とうちゃくするところを撮影さつえいしました。

　この各駅かくえき停車ていしゃはＢ各かく停とま（青あお各かく停とま）であるため、二子ふたご玉川たまがわ駅えきを発車はっしゃしてすぐに内側うちがわ（大井おおい町まち線せん）から外側そとがわ（田園都市線でんえんとしせん）に転てん線せんし、二子ふたご新地しんじ駅えき（DT08）および高津たかつ駅えき（DT09）に停車ていしゃし、高津たかつ駅えきを発車はっしゃして外側そとがわから内側うちがわに転てん線せんし、溝みぞの口くち駅えき（DT10、OM16）に到着とうちゃくします。なお、Ｇ各かく停とま（緑みどり各かく停とま）であれば、転てん線せんがないので二に子し新地しんじ駅えきおよび高津たかつ駅えきを通過つうかします（両りょう駅えきの内側うちがわにホームがありません）。

　私わたしより年上としうえの、或あるる世代せだいの方ほうであれば、東急とうきゅう大井おおい町まち線せんは大井おおい町まち駅えきから溝みぞの口くち駅えきまでの区間くかんの路線ろせんであると御ご記憶きおくの方ほうも多おおいでしょう。確たしかに、そういう時代じだいもありました。あるいは、私わたしとほぼ同年代どうねんだい、または私わたしより年下とししたの或あるる世代せだいの方ほうであれば、大井おおい町まち駅えきから二に子し玉川たまがわ駅えきまでの路線ろせんであると覚おぼえている方ほうも多おおいはずです。

　現在げんざいの大井おおい町まち線せんの正式せいしきな区間くかんは大井おおい町まち駅えきから二に子し玉川たまがわ駅えきまでの10.4kmです。令れい和わ５年度ねんど版ばんの『鉄道てつどう要覧ようらん』にもそのように書かかれています。現在げんざいの東急とうきゅう電鉄でんてつの路線ろせん図ずでは大井おおい町まち駅えきから溝みぞの口くち駅えきまでとなっていますが、二子ふたご玉川たまがわ駅えきから溝みぞの口くち駅えきまでは田園都市線でんえんとしせんの複々線ふくふくせん区間くかんに乗のり入いれる形かたちとなっています。このようになったのは2009年ねん７月がつからです。

　大井おおい町まち線せんおよび田園都市線でんえんとしせんほど、起点きてん、終点しゅうてんが何なん度ども変かわった鉄道てつどう路線ろせんもあまりないでしょう。そもそも、二子ふたご玉川たまがわ駅えきから溝みぞの口くち駅えきまでの区間くかんは大井おおい町まち線せんでも、まして田園都市線でんえんとしせんでもなく、玉川たまがわ電気でんき鉄道てつどう溝ノ口みぞのくち線せんとして1927年ねん７月がつ15日にちに開業かいぎょうしました。玉たま電でんの延長線えんちょうせんであった訳わけであり、駅えき間あいだ距離きょりが短みじかいことの理由りゆうにもなっています。この区間くかんが大井おおい町まち線せんとなり、同線どうせんの区間くかんが大井おおい町まち駅えきから溝みぞの口くち駅えきまでとなったのは1943年ねんのことであり、戦時せんじ輸送ゆそうの強化きょうかのためでした。このために、軌間きかんを玉たま電でんの1372mmから大井おおい町まち線せんの1067mmに変更へんこうしています。そして、二子ふたご玉川たまがわ駅えきから溝みぞの口くち駅えきまでの区間くかんは1945年ねん10月がつ１日にちに軌道きどうから鉄道てつどうに変更へんこうされています。但ただし、二子ふたご橋きょうの併用へいよう軌道きどう（単線たんせん）はその後ごもしばらく続つづきました。

　大井おおい町まち線せん・田園都市線でんえんとしせんのその後ごの歴史れきしは、別べつの機会きかいに記しるします。

都営とえい浅草あさくさ線せんの戸越とごし駅えき（A04）で、快速かいそく成田空港なりたくうこう行いき（京成けいせい本線ほんせん経由けいゆ）の東京とうきょう都と交通こうつう局きょく5502形かたち5502Fを撮影さつえいしました。

　東京とうきょう都と交通こうつう局きょくの浅草線あさくさせん（１号線ごうせん）用ようの電車でんしゃとして最初さいしょに登場とうじょうしたのが5000形がたで、1960（昭和しょうわ35）年ねんに登場とうじょうしました。1976（昭和しょうわ51）年ねんにはセミステンレス車しゃの5200形かたちが登場とうじょうしましたが、正式せいしきには5000形かたちとされていました。いずれにも乗のったことがあるのですが、回数かいすうが少すくないのであまり覚おぼえていません。ただ、製造せいぞう年度ねんどの関係かんけいなのか個体こたい差さなのかはわかりませんが、5000形かたちは京浜急行けいひんきゅうこうの車両しゃりょうや帝都ていと高速度こうそくど交通こうつう営団えいだんの車両しゃりょうに比くらべると見劣みおとりがするような気きがしました。1991（平成へいせい３）年ねんに5300形かたちが登場とうじょうし、2023（令れい和わ５）年ねんの春はるまで運用うんようされていましたが、現在げんざいは全すべて解体かいたいされているとのことです。

　仕事しごとのために、衆議院しゅうぎいんのサイトを見みました。

　現在げんざい召集しょうしゅうされている第だい213回かい国会こっかいにおいては、地方ちほう勢ぜい法ほうを改正かいせいするための法律ほうりつ案あんがが二ふたつ提出ていしゅつされています。次つぎの通とおりです。

　内閣ないかく提出ていしゅつ法律ほうりつ案あん第だい２号ごう＝「地方ちほう税法ぜいほう等とうの一部いちぶを改正かいせいする法律ほうりつ案あん」

　内閣ないかく提出ていしゅつ法律ほうりつ案あん第だい21号ごう＝「地方ちほう税法ぜいほうの一部いちぶを改正かいせいする法律ほうりつ案あん」

　第だい２号ごうのほうは2024年ねん２月がつ６日にちに衆議院しゅうぎいんに提出ていしゅつされており、同月どうげつ15日にちに衆議院しゅうぎいん総務そうむ委員いいん会かいに付託ふたくされています。例年れいねんと同様どうように2024年度ねんど税制ぜいせい改正かいせいのための法律ほうりつ案あんです。

　これに対たいし、第だい21号ごうは、2024年ねん１月がつ１日にちの能登半島のとはんとう地震じしんに関かんするものであり、2024年ねん２月がつ16日にちに衆議院しゅうぎいんに提出ていしゅつされ、同日どうじつに衆議院しゅうぎいん総務そうむ委員いいん会かいに付託ふたくされるとともに同どう委員いいん会かいにおいて審査しんさが行おこなわれ、２月がつ20日はつかに衆議院しゅうぎいん本ほん会議かいぎにおいて全会ぜんかい一致いっちで可決かけつされています。同日どうじつに参議院さんぎいんに送付そうふされており、参議院さんぎいん総務そうむ委員いいん会かいにおいて審査しんさされた結果けっか、21日にちに可決かけつされ、すぐに参議院さんぎいん本ほん会議かいぎにおいて可決かけつされました。同日どうじつ中ちゅうに委員いいん会かい審査しんさと本ほん会議かいぎでの審議しんぎが行おこなわれたこととなります。従したがって、第だい２号ごうより第だい21号ごうのほうが先さきに成立せいりつすることになりました。２月がつ中ちゅうに法律ほうりつとして公布こうふし、即日そくじつ施行しこうということになるものと思おもわれます。

　また、内閣ないかく提出ていしゅつ法律ほうりつ案あん第だい20号ごうとして「令れい和わ六ろく年ねん能登半島のとはんとう地震じしん災害さいがいの被災ひさい者しゃに係かかる所得しょとく税法ぜいほう及および災害さいがい被害ひがい者しゃに対たいする租税そぜいの減免げんめん、徴収ちょうしゅう猶予ゆうよ等とうに関かんする法律ほうりつの臨時りんじ特例とくれいに関かんする法律ほうりつ案あん」が提出ていしゅつされています。名称めいしょうからおわかりであると思おもわれますが、第だい20号ごうと第だい21号ごうは対たいになっています。第だい20号ごうも2024年ねん２月がつ16日にちに衆議院しゅうぎいんに提出ていしゅつされ、同日どうじつに衆議院しゅうぎいん財務ざいむ金融きんゆう委員いいん会かいに付託ふたくされるとともに同どう委員いいん会かいにおいて審査しんさが行おこなわれ、２月がつ20日はつかに衆議院しゅうぎいん本ほん会議かいぎにおいて全会ぜんかい一致いっちで可決かけつされています。同日どうじつに参議院さんぎいんに送付そうふされており、参議院さんぎいん財務ざいむ委員いいん会かいにおいて審査しんさされた結果けっか、21日にちに可決かけつされ、すぐに参議院さんぎいん本ほん会議かいぎにおいて可決かけつされました。やはり、同日どうじつ中ちゅうに委員いいん会かい審査しんさと本ほん会議かいぎでの審議しんぎが行おこなわれたこととなります。従したがって、第だい１号ごうより第だい20号ごうのほうが先さきに成立せいりつすることになりました。２月がつ中ちゅうに法律ほうりつとして公布こうふし、即日そくじつ施行しこうということになるものと思おもわれます。

　第だい21号ごうに付ふされている「地方ちほう税法ぜいほうの一部いちぶを改正かいせいする法律ほうりつ案あん要綱ようこう」の全文ぜんぶんを引用いんようしておきましょう。次つぎのように書かかれています。

　「一いち　令れい和わ六ろく年ねん能登半島のとはんとう地震じしん災害さいがいの被災ひさい者しゃの負担ふたんの軽減けいげんを図はかるため、令れい和わ六ろく年ねん能登半島のとはんとう地震じしん災害さいがいによりその者ものの有ゆうする資産しさんについて受うけた損失そんしつの金額きんがくについては、所得しょとく割わりの納税のうぜい義務ぎむ者しゃの選択せんたくにより、令れい和わ五ご年ねんにおいて生しょうじた損失そんしつの金額きんがくとして、令れい和わ六ろく年度ねんど以後いごの年度ねんど分ぶんの個人こじんの道府県どうふけん民みん税ぜい及および市町しちょう村民そんみん税ぜいの雑ざつ損そん控除こうじょ額がくの控除こうじょ及および雑ざつ損失そんしつの金額きんがくの控除こうじょの特例とくれいを適用てきようすることができるものとすること。（附則ふそく第だい四よん条じょうの四よん関係かんけい）

　二に　この法律ほうりつは、公布こうふの日ひから施行しこうすること。」

　総務そうむ省しょうのサイトには「地方ちほう税法ぜいほうの一部いちぶを改正かいせいする法律ほうりつ案あんの概要がいよう」が掲載けいさいされています。これには「令れい和わ６年ねん１月がつに発生はっせいした能登半島のとはんとう地震じしんによる災害さいがい（以下いか「今般こんぱんの災害さいがい」という。）では、広範囲こうはんいにおいて、生活せいかつの基礎きそとなるような家財かざいや生計せいけいの手段しゅだんに甚大じんだいな被害ひがいが生しょうじており、かつ、発はつ災わざわい日びが１月がつ１日にちと令れい和わ５年ねん分ぶん所得しょとく税ぜい（令れい和わ６年度ねんど分ぶん個人こじん住民じゅうみん税ぜい）の課税かぜい期間きかんに極きわめて近接きんせつしていること等とうの事情じじょうを総合そうごう的てきに勘案かんあんし、臨時りんじ・異例いれいの対応たいおうとして、令れい和わ６年度ねんど分ぶん個人こじん住民じゅうみん税ぜいについて、以下いかのとおり今般こんぱんの災害さいがいによる損失そんしつに係かかる特別とくべつな措置そちを講こうずる」と書かかれており、続つづけいて「（雑ざつ損そん控除こうじょの特例とくれい）」として「今般こんぱんの災害さいがいにより住宅じゅうたくや家財かざい等とうの資産しさんについて損失そんしつが生しょうじたときは、令れい和わ６年度ねんど分ぶんの個人こじん住民じゅうみん税ぜい（令れい和わ５年ねん分ぶん所得しょとく）において、その損失そんしつの金額きんがくを雑ざつ損そん控除こうじょの適用てきよう対象たいしょうとすることができる特例とくれいを設もうける」と書かかれています（引用いんように際さいして一部いちぶ省略しょうりゃくしました）。

　特例とくれいが定さだめられない場合ばあいには、2025年度ねんど分ぶんの個人こじん住民じゅうみん税ぜい（2024年ねん分ぶん所得しょとく）から雑ざつ損そん控除こうじょを行おこなうということになるので、１年ねん早はやめて2024年度ねんど分ぶんの個人こじん住民じゅうみん税ぜいにおいて雑ざつ損そん控除こうじょを行おこなうことが認みとめられるということになります。本来ほんらいであれば、2024年ねん１月がつ１日にちに被災ひさいしたのであれば2024年ねん分ぶん所得しょとくにおいて考慮こうりょすべき事柄ことがらになりますが、これでは被災ひさいされた方々かたがたに対たいして過酷かこくな税ぜい負担ふたんを強しいることになりかねませんので、2023年ねん分ぶん所得しょとくに含ふくめた上うえで雑ざつ損そん控除こうじょを認みとめるということになる訳わけです。当然とうぜんと言いうべき内容ないようであり、衆議院しゅうぎいん本ほん会議かいぎにおいて全会ぜんかい一致いっちで可決かけつされるのも自然しぜんなことです（もっとも、会議かいぎ録ろくがまだ公表こうひょうされていませんので、審査しんさ・審議しんぎの具体ぐたい的てきな内容ないようはわかりません）。

　「地方ちほう税法ぜいほうの一部いちぶを改正かいせいする法律ほうりつ案あんの概要がいよう」には雑ざつ損そん控除こうじょおよび繰くり越こしに関かんする図ずが書かかれているので、参照さんしょうしていただくとよいでしょう。

　改正かいせいされる予定よていであるのは地方ちほう税法ぜいほうの附則ふそくであり、「令れい和わ六ろく年ねん能登半島のとはんとう地震じしん災害さいがいに係かかる雑ざつ損そん控除こうじょ額がく等とうの特例とくれい」という見出みだしが付ふされた新しん第だい４条じょうの４の追加ついかが重要じゅうようです（というより、実質じっしつ的てきにはこの条文じょうぶんの追加ついかのみが中身なかみです）。次つぎの通とおりとなっています。

　第だい１項こう：「道府県どうふけんは、所得しょとく割わりの納税のうぜい義務ぎむ者しゃの選択せんたくにより、令れい和わ六ろく年ねん能登半島のとはんとう地震じしん災害さいがい（令れい和わ六ろく年ねん一いち月がつ一いち日にちに発生はっせいした令れい和わ六ろく年ねん能登半島のとはんとう地震じしんによる災害さいがいをいう。以下いかこの項こう及および第だい四よん項こうにおいて同おなじ。）により第だい三さん十じゅう四よん条じょう第だい一いち項こう第だい一いち号ごうに規定きていする資産しさんについて受うけた損失そんしつの金額きんがく（令れい和わ六ろく年ねん能登半島のとはんとう地震じしん災害さいがいに関連かんれんするやむを得えない支出ししゅつで政令せいれいで定さだめるもの（以下いかこの項こうにおいて「災害さいがい関連かんれん支出ししゅつ」という。）の金額きんがくを含ふくみ、保険ほけん金きん、損害そんがい賠償金ばいしょうきんその他たこれらに類るいするものにより埋うめられた部分ぶぶんの金額きんがくを除のぞく。以下いかこの項こうにおいて「特例とくれい損失そんしつ金額きんがく」という。）がある場合ばあいには、次項じこうに規定きていする申告しんこく書しょの提出ていしゅつの日ひの前日ぜんじつまでに支出ししゅつしたものに限かぎる。以下いかこの項こうにおいて「損失そんしつ対象たいしょう金額きんがく」という。）について、令れい和わ五ご年ねんにおいて生しょうじた同どう号ごうに規定きていする損失そんしつの金額きんがくとして、第だい三さん十じゅう二に条じょう第だい九きゅう項こう（第だい三さん十じゅう三さん条じょう第だい四よん項こうの規定きていにより読よみ替かえて適用てきようする場合ばあいを含ふくむ。）及および第だい三さん十じゅう四よん条じょう第だい一いち項こうの規定きていを適用てきようすることができる。この場合ばあいにおいて、これらの規定きていにより控除こうじょされた金額きんがくに係かかる当該とうがい損失そんしつ対象たいしょう金額きんがくは、その者ものの令れい和わ七なな年度ねんど以後いごの年度ねんど分ぶんで当該とうがい損失そんしつ対象たいしょう金額きんがくが生しょうじた年としの末日まつじつの属ぞくする年度ねんどの翌よく年度ねんど分ぶんの個人こじんの道府県どうふけん民みん税ぜいに関かんする規定きていの適用てきようについては、当該とうがい損失そんしつ対象たいしょう金額きんがくが生しょうじた年としにおいて生しょうじなかつたものとみなす。」

　第だい２項こう：「前項ぜんこうの規定きていは、令れい和わ六ろく年度ねんど分ぶんの第だい四よん十じゅう五ご条じょうの二に第だい一いち項こう又または第だい三さん項こうの規定きていによる申告しんこく書しょ（その提出ていしゅつ期限きげん後ごにおいて道府県どうふけん民みん税ぜいの納税のうぜい通知つうち書しょが送達そうたつされる時ときまでに提出ていしゅつされたもの及およびその時ときまでに提出ていしゅつされた第だい四よん十じゅう五ご条じょうの三さん第だい一いち項こうの確定かくてい申告しんこく書しょを含ふくむ。）に前項ぜんこうの規定きていの適用てきようを受うけようとする旨むねの記載きさいがある場合ばあい（これらの申告しんこく書しょにその記載きさいがないことについてやむを得えない理由りゆうがあると市町村しちょうそん長ちょうが認みとめる場合ばあいを含ふくむ。）に限かぎり、適用てきようする。」

　第だい３項こう：「前ぜん二に項こうに定さだめるもののほか、これらの規定きていの適用てきようがある場合ばあいにおける道府県どうふけん民みん税ぜいの所得しょとく割わりに関かんする規定きていの適用てきように関かんし必要ひつような事項じこうは、政令せいれいで定さだめる。」

　第だい４項こう：「市町村しちょうそんは、所得しょとく割わりの納税のうぜい義務ぎむ者しゃの選択せんたくにより、令れい和わ六ろく年ねん能登半島のとはんとう地震じしん災害さいがいにより第だい三さん百ひゃく十じゅう四よん条じょうの二に第だい一いち項こう第だい一いち号ごうに規定きていする資産しさんについて受うけた損失そんしつの金額きんがく（令れい和わ六ろく年ねん能登半島のとはんとう地震じしん災害さいがいに関連かんれんするやむを得えない支出ししゅつで政令せいれいで定さだめるもの（以下いかこの項こうにおいて「災害さいがい関連かんれん支出ししゅつ」という。）の金額きんがくを含ふくみ、保険ほけん金きん、損害そんがい賠償金ばいしょうきんその他たこれらに類るいするものにより埋うめられた部分ぶぶんの金額きんがくを除のぞく。以下いかこの項こうにおいて「特例とくれい損失そんしつ金額きんがく」という。）がある場合ばあいには、特例とくれい損失そんしつ金額きんがく（災害さいがい関連かんれん支出ししゅつがある場合ばあいには、次項じこうに規定きていする申告しんこく書しょの提出ていしゅつの日ひの前日ぜんじつまでに支出ししゅつしたものに限かぎる。以下いかこの項こうにおいて「損失そんしつ対象たいしょう金額きんがく」という。）について、令れい和わ五ご年ねんにおいて生しょうじた同どう号ごうに規定きていする損失そんしつの金額きんがくとして、第だい三さん百ひゃく十じゅう三さん条じょう第だい九きゅう項こう（第だい三さん百ひゃく十じゅう四よん条じょう第だい四よん項こうの規定きていにより読よみ替かえて適用てきようする場合ばあいを含ふくむ。）及および第だい三さん百ひゃく十じゅう四よん条じょうの二に第だい一いち項こうの規定きていを適用てきようすることができる。この場合ばあいにおいて、これらの規定きていにより控除こうじょされた金額きんがくに係かかる当該とうがい損失そんしつ対象たいしょう金額きんがくは、その者ものの令れい和わ七なな年度ねんど以後いごの年度ねんど分ぶんで当該とうがい損失そんしつ対象たいしょう金額きんがくが生しょうじた年としの末日まつじつの属ぞくする年度ねんどの翌よく年度ねんど分ぶんの個人こじんの市町しちょう村民そんみん税ぜいに関かんする規定きていの適用てきようについては、当該とうがい損失そんしつ対象たいしょう金額きんがくが生しょうじた年としにおいて生しょうじなかつたものとみなす。」

　第だい５項こう：「前項ぜんこうの規定きていは、令れい和わ六ろく年度ねんど分ぶんの第だい三さん百ひゃく十じゅう七なな条じょうの二に第だい一いち項こう又または第だい三さん項こうの規定きていによる申告しんこく書しょ（その提出ていしゅつ期限きげん後ごにおいて市町しちょう村民そんみん税ぜいの納税のうぜい通知つうち書しょが送達そうたつされる時ときまでに提出ていしゅつされたもの及およびその時ときまでに提出ていしゅつされた第だい三さん百ひゃく十じゅう七なな条じょうの三さん第だい一いち項こうの確定かくてい申告しんこく書しょを含ふくむ。）に前項ぜんこうの規定きていの適用てきようを受うけようとする旨むねの記載きさいがある場合ばあい（これらの申告しんこく書しょにその記載きさいがないことについてやむを得えない理由りゆうがあると市町村しちょうそん長ちょうが認みとめる場合ばあいを含ふくむ。）に限かぎり、適用てきようする。」

　第だい６項こう：「前ぜん二に項こうに定さだめるもののほか、これらの規定きていの適用てきようがある場合ばあいにおける市町しちょう村民そんみん税ぜいの所得しょとく割わりに関かんする規定きていの適用てきように関かんし必要ひつような事項じこうは、政令せいれいで定さだめる。」

　2024年ねん２月がつ18日にち（日曜日にちようび）の21時じから放送ほうそうされた「クラシック音楽おんがく館かん」は、先日せんじつ逝去せいきょされた小澤おざわ征爾せいじさんの追悼ついとう番組ばんぐみでした。

　21時じから23時じ30分ふんまで見みていましたが、とくに私わたしがよかったと思おもったのが、武満たけみつ徹とおる作曲さっきょくの「ノスタルジア〜アンドレイ・タルコフスキーの追憶ついおくに」（1987年ねん）でした。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽かんげんがく団だん、指揮しきはもちろん小澤おざわ征爾せいじ、ヴァイオリン独奏どくそうはアンネ・ゾフィー・ムターです。

　旧きゅうソ連それんの映画えいが監督かんとくであるアンドレイ・タルコフスキーへの追悼ついとうのために書かかれ、彼かれの監督かんとく作品さくひんである「ノスタルジア」と同おなじ名前なまえが付つけられた曲きょくは、ヴァイオリン独奏どくそうと弦楽げんがく合奏がっそうのための曲きょくで、武満たけみつの初期しょきの作品さくひん（1950年代ねんだい後半こうはん）にして出世しゅっせ作さくである「弦楽げんがくのためのレクイエム」と編成へんせいが似にており（独奏どくそうヴァイオリンがあるかないかで違ちがいますが）、曲きょく風ふうも似にているように思おもえます。

　私わたしは、これまで武満たけみつ徹とおるの作品さくひんを（決けっして多おおくはないのですが）聴きいてきました。ヴィオラ独奏どくそうの「ア・ストリング・アラウンド・オータム」（1989年ねん）、尺八しゃくはちおよび薩摩琵琶さつまびわと管弦楽かんげんがく団だんのための「ノヴェンバー・ステップス」（1967年ねん）などを耳みみにする度たびに、これほど自然しぜんに聞きこえてくる音楽おんがくはないのではないかと思おもっていました。「ノスタルジア〜アンドレイ・タルコフスキーの追憶ついおくに」も同種どうしゅの音楽おんがくで、独特どくとくの浮遊ふゆう感かんが独奏どくそうヴァイオリンと弦楽げんがく合奏がっそうから漂ただよってくるような感かんじなのです。あるいは、空間くうかんに漂ただよっている音おとを捕つかまえ、響ひびかせた、というようにも思おもえてきます。

　そして、先程さきほど記しるした各かく曲きょくなどを聴きく度たびに思おもい出だすのが、1996年ねん２月がつ21日にち付づけの毎日新聞まいにちしんぶん夕刊ゆうかんに掲載けいさいされた、詩人しじんの大岡おおおか信しんによる追悼ついとう記事きじにあった「音おとを自由じゆうに呼吸こきゅうさせてやる」という言葉ことばです。読よんだ瞬間しゅんかんに「なるほど」と思おもいました。

　追記ついき：偶然ぐうぜんなのでしょうが、朝日新聞あさひしんぶん2024年ねん２月がつ22日にち付づけ朝刊ちょうかん１面めん14版はん△の「折々おりおりの言葉ことば」に、武満たけみつ徹とおるの言葉ことばが紹介しょうかいされていました。「政治せいじとか科学かがくとかが凄すごく極端きょくたんに進すすんできているときに、時ときどきそれを引ひき戻もどすのが、音楽おんがくの役割やくわりだと思おもうよ」というものです。

都営とえい浅草あさくさ線せんの戸越とごし駅えき（A04）で、普通ふつう西馬込にしまごめ行いきの京浜急行けいひんきゅうこう1000形かたち1049Fを撮影さつえいしました。

　都営とえい浅草あさくさ線せんの西馬込にしまごめ駅えきから泉岳寺せんがくじ駅えきまでの区間くかんで京浜急行けいひんきゅうこうの電車でんしゃが走行そうこうしているのを見みたのは、上うえの写真しゃしんを撮影さつえいした時ときが初はじめてでした。もっとも、都営とえい浅草あさくさ線せんと京浜急行けいひんきゅうこう本線ほんせんとの相互そうご乗のり入いれが行おこなわれていることからすれば、戸越とごし駅えきで京浜急行けいひんきゅうこうの電車でんしゃが発着はっちゃくしてもおかしくはないでしょう。

　この1000形かたちは、京浜急行電鉄けいひんきゅうこうでんてつにおいて２代目だいめとなります。東急とうきゅう5000系けいと同おなじく2002年ねんから運行うんこうが開始かいしされていますが、東急とうきゅう5000系けいにはアルミ車しゃがありません。そう、京浜急行けいひんきゅうこう1000形かたちにはステンレス車しゃとアルミ車しゃがあるのです。

　ちなみに、京浜急行電鉄けいひんきゅうこうでんてつは鉄道てつどうファンの間あいだで非常ひじょうに人気にんきが高たかいのですが、川崎かわさき市し北部ほくぶで生うまれ育そだった私わたしは、実みのところ、あまり関心かんしんがなく、利用りようする機会きかいも多おおくなりません。そして、鉄道てつどうファン以外いがいの方ほうであれば、本線ほんせんが「ディープな」もしくは「香こうばしい」所しょ、またはそれらであった所ところの近ちかく（堀ノ内ほりのうち町まち、黄金町こがねちょうなど）を通とおることなどすぐにおわかりでしょう。

東京とうきょうメトロ有楽町ゆうらくちょう線せん有楽町ゆうらくちょう駅えき（Y18）で、各駅かくえき停車ていしゃ和光わこう市し行いきの東武とうぶ9000系けい9104Fを撮影さつえいしました。

　東武とうぶの車両しゃりょうですが、東京とうきょうメトロ有楽町ゆうらくちょう線せんのみの運用うんようです。西武せいぶ6000系けいについても、やはり東京とうきょうメトロ有楽町ゆうらくちょう線せん内ないだけの運用うんようがあります。これは、相互そうご直通ちょくつう運転うんてんのために発生はっせいする車両しゃりょう使用しよう料りょうの精算せいさん（相殺そうさい）を目的もくてきとするものです。走行そうこう距離きょりの調整ちょうせいを伴ともなうため、ダイヤ作成さくせいの際さいに重要じゅうような考慮こうりょ点てんです。首都しゅと圏けんでは、東京とうきょうメトロ、都営地下鉄とえいちかてつ、さらに東急とうきゅうなどの大手おおて私鉄してつで見みられます。

　なお、車両しゃりょう使用しよう料りょうは相互そうご直通ちょくつう運転うんてんだけでなく、いわゆる片かた乗のり入いれ（例れい、京阪けいはん京津線けいしんせんの電車でんしゃが京都きょうと市営しえい地下鉄ちかてつ東西とうざい線せんに乗のり入いれる）でも発生はっせいします。