ひろば　研究けんきゅう室しつ別室べっしつ

　今年ことし（2024年ねん）の５月がつ５日にちに多摩川たまがわの東京とうきょう都と側がわを歩あるいた際さいに撮影さつえいしました。まずは玉川たまがわ一いち丁目ちょうめからです。わかりにくいのですが、田園都市線でんえんとしせん中央林間ちゅうおうりんかん駅えき始発しはつの急行きゅうこう大井おおい町まち行いきとして東急とうきゅう6000系けいが二に子し玉川たまがわ駅えき（DT07、OM15）３番ばん繊に向むかって走行そうこうしています。

　次つぎに玉川たまがわ三さん丁目ちょうめからです。大井おおい町まち線せんのＧ各かく停とまとして東急とうきゅう9000系けいが橋はしを渡わたっています。この9000系けいの一部いちぶが西武鉄道せいぶてつどうに譲渡ゆずりわたされることは、既すでに大おおきく報ほうじられています。東急とうきゅう大井おおい町まち線せんおよび田園都市線でんえんとしせんを走はしる姿すがたを見みられるのもあと少すこしというところでしょうか。早はやめに撮影さつえいなどをしておくことをおすすめしておきましょう。

かねてから行いってみたかった場所ばしょがありました。今回こんかい、妻つまと一緒いっしょに、渋谷しぶや区くと目黒めぐろ区くにまたがる恵比寿えびすガーデンプレイスの中なかにあるその場所ばしょに行いってみました。

　私わたしは日曜日にちようびの９時じと20時じ、NHKの日曜にちよう美術館びじゅつかんとアートシーンを見みています。そのためもあって、東京とうきょう都と目黒めぐろ区くにある東京とうきょう都と写真しゃしん美術館びじゅつかんの名前なまえは知しっていました。これまでにも、BUNKAMURAのザ・ミュージアムでロベール・ドアノやソール・ライターの写真しゃしん展てんを見みたりしていますし、鉄道てつどうファンであることも手伝てつだって、写真しゃしんには少すくなからぬ興味きょうみ関心かんしんがあるのです。既すでに手放てばなしてしまいましたがキヤノンのEOS Kiss X5やソニーのNEX-5Dといったレンズ交換こうかん式しきカメラを持もっていましたし、20年ねん以上いじょう前まえからソニーのサイバーショットを何なん台だいか買かってはカバンの中なかに入いれて撮影さつえいしていました（ちなみに、今回こんかいの写真しゃしんはサイバーショットのDSC-WX500で撮影さつえいしています）。大たいした趣味しゅみではないけれど、それなりに好すきではあるということです。

　この記事きじを作成さくせい中ちゅうの現在げんざい、「TOPコレクション　見みることの重奏じゅうそう」および「今こん森もり光彦みつひこ　にっぽんの里山さとやま」が開ひらかれています。妻つまが行おこなってみたいと言いいましたし、私わたしも行おこなってみたかったのです。そうと決きまれば、行おこなってみるのが一番いちばんです。

　どちらの写真しゃしん展てんも楽たのしむことができました。「TOPコレクション　見みることの重奏じゅうそう」のほうは、マン・レイとウィリアム・クラインの作品さくひんを除のぞき、写真しゃしん撮影さつえいが可能かのうでした。特とくに私わたしが惹ひかれたのは寺田てらだ真由美まゆみの作品さくひんでしたが、写真しゃしん展てんのポスターにも使つかわれている奈良原ならはら一いち高だかの作品さくひんにも目めを奪うばわれました。

　日曜にちよう美術館びじゅつかんを見みていると、美術館びじゅつかんの建物たてものそのものに魅みせられることがあります。10年ねん前まえに訪おとずれた金沢かなざわ21世紀せいき美術館びじゅつかん、２年ねん前まえに訪おとずれた川崎かわさき市し岡本おかもと太郎たろう美術館びじゅつかんがその例れいですが、東京とうきょう都と写真しゃしん美術館びじゅつかんもそうでした。フロアの移動いどうに階段かいだんを使つかった時とき、照明しょうめいの設置せっち場所ばしょなどが良よいと感かんじて、すぐに撮影さつえいしたのです。柱はしらに合あわせたと思おもわれる壁かべの形状けいじょう、外そとからの光ひかりの入はいり具合ぐあいと照明しょうめいとのバランスが絶妙ぜつみょうであると思おもわれたのでした。おそらくは何なんらかの狙ねらいがあったのでしょう。

ビルなどによく見みられるガラスですが、現代げんだい美術びじゅつのコンポジションかとも思おもわれるようなデザインであったので、撮影さつえいしておきました。

デザインと言いえば、恵比寿えびす駅えきから東京とうきょうメトロ日比谷ひびや線せんに乗のって二に駅えきの六本木ろっぽんぎ駅えきを降おりて外苑がいえん東ひがし通どおりを進すすみ、飯倉いいくら片町かたまち交差点こうさてんのそばにあるアクシスビルが頭あたまの中なかに浮うかんできます。

東京とうきょう都と写真しゃしん美術館びじゅつかんから外そとを撮影さつえいしてみました。

　このブログに、2018年ねん12月30日にち０時じ０分ふん０秒びょう付づけで「うしでんしゃ　横浜よこはま高速こうそく鉄道てつどうY000系けいデハY013＋クハY003」という記事きじを掲載けいさいしました。初代しょだいの「うしでんしゃ」は、昨日きのう（2024年ねん７月がつ21日にちに「再ふたたび、横浜よこはま高速こうそく鉄道てつどうY000系けいデハY013＋クハY003」として掲載けいさいしたデハY013＋クハY003の編成へんせいでしたが、２代目だいめはデハY011＋クハY001の編成へんせいです。今回こんかいは、長津田ながつた駅えきの構内こうないまたは長津田ながつた検車けんしゃ区くの一角いっかくに留置りゅうちされているところを撮影さつえいしました。

　右側みぎがわがこどもの国線くにせんの線路せんろです。左側ひだりがわの留置とめおき線せんではなく、右側みぎがわの線路せんろを走はしるところを撮影さつえいしてみたいものです。また、私わたしは「うしでんしゃ」および「ひつじでんしゃ」に乗のったことがないので、車内しゃないの様子ようすを知しりません。今回こんかいも、乗車じょうしゃを目的もくてきとしていなかったので、撮影さつえいだけに終おわっています。

　この後のち、私わたしは田園都市線でんえんとしせんに乗のり、青葉台あおばだいで降おりました。そして、ブックファーストで本ほんを買かってからフィリアホールに行いき、クロアチア出身しゅっしんのギタリスト、アナ・ヴィドヴィチ（Ana VIdoviĉ）さんのギター・リサイタルを楽たのしみました。

　久ひさしぶりに横浜よこはま高速こうそく鉄道てつどうこどもの国線くにせんのY000系けいを撮影さつえいしたので、ここに掲載けいさいします。長津田ながつた駅えき（DT22、KD01）の７番線ばんせんに、長津田ながつた行いきとして到着とうちゃくしたデハY013＋クハY003の２両りょう編成へんせいです。残のこりの２編成へんせいがそれぞれ「うしでんしゃ」と「ひつじでんしゃ」となっているので、オリジナルのデザインはデハY013＋クハY003だけです（この編成へんせいが初代しょだいの「うしでんしゃ」だったのですが）。

　こどもの国線くにせんは、一般いっぱん的てきには東急とうきゅう電鉄でんてつの路線ろせんとして案内あんないされています。しかし、東急とうきゅう電鉄でんてつは第だい二に種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃであり、施設しせつを保有ほゆうする第だい三種さんしゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃは横浜よこはま高速こうそく鉄道てつどうです。しかも、長津田ながつた駅えき西口にしぐちの駅名えきめい標しるべ、恩田おんだ駅えきやこどもの国くに駅えきの駅舎えきしゃを見みると、東急とうきゅう電鉄でんてつと横浜よこはま高速こうそく鉄道てつどうの社名しゃめいおよびロゴマークが並ならべられています。上うえの写真しゃしんにも横浜よこはま高速こうそく鉄道てつどうのロゴマークがしっかりと描えがかれています。正面しょうめんの左側ひだりがわの下したのほう、貫通かんつう扉とびらのワイパーの下したにある黄色きいろい四角よつかどとグレーの四角よつかどの組くみ合あわせがロゴマークなのです。おわかりの方ほうも多おおいと思おもわれますが、Ｙをモティーフとしたデザインになっています。

　1999年ねんに３編成へんせいが製造せいぞうされ、現在げんざいに至いたるまでこの３編成へんせいのいずれかがこどもの国線くにせんで運行うんこうされています。横浜よこはま高速こうそく鉄道てつどうが所有しょゆうしていますが、同社どうしゃの車庫しゃこはありませんので東急とうきゅうの長津田ながつた検車けんしゃ区くに所属しょぞくしています。こどもの国線くにせんには田園都市線でんえんとしせんと同おなじATC-Pが備そなえられていますので、Y000系けいにもATC-Pの装置そうちが備そなえ付つけられています。

　ちなみに、長津田ながつた駅えきの７番線ばんせんのみ、ホームドアが設置せっちされていません。大手おおて私鉄してつではホームドアの設置せっちに最もっとも積極せっきょく的てきであり、かつ先行せんこうして進すすめてきた会社かいしゃの一ひとつが東急とうきゅう（および、その東急とうきゅうと関係かんけいのある横浜よこはま高速こうそく鉄道てつどう）ですが、こどもの国線くにせんの各駅かくえきにはホームドアが設置せっちされていません（世田谷線せたがやせんも同様どうようです）。

　2024年ねん７月がつ17日にち付づけの朝日新聞あさひしんぶん朝刊ちょうかん７面めん13版はんに「消費しょうひ増税ぞうぜい１カ月かげつ　楽観らっかんに染そまる日銀にちぎん」という記事きじが掲載けいさいされています。

　読よんでいて「何なにだかなあ」という気分きぶんになりました。

　日本銀行にっぽんぎんこうは、金融きんゆう政策せいさく決定けってい会合かいごうの議事ぎじ録ろくを公開こうかいしています。こう書かきましたが、10年ねんが経過けいかしてからのことです。検証けんしょうの必要ひつよう性せいという観点かんてんからすれば、もう少すこし早はやくできないものかと思おもうのですが、それは脇わきに置おいておくこととしましょう。今回こんかいは、消費しょうひ税ぜい・地方ちほう消費しょうひ税ぜいの税率ぜいりつが引ひき上あげられた2014年ねんの１月がつ〜６月がつの議事ぎじ録ろくが公開こうかいされたという話はなしです。

　上記じょうき記事きじには「『２年ねんで物価ぶっか上昇じょうしょう率りつ2%』の実現じつげんを目指めざす『異い次元じげん』の金融きんゆう緩和かんわが始はじまって１年ねんが経たち、物価ぶっかは1%台たい半なかばまで伸のびていた。14年ねん４月がつの消費しょうひ税率ぜいりつ8%への引ひき上あげの影響えいきょうについても、日銀にちぎん内ないでは強気つよきな意見いけんが大勢おおぜいだった。その後ご、物価ぶっかも個人こじん消費しょうひも落おち込こみ、緩和かんわは長期ちょうき化かしていく」と書かかれています。強気つよきな意見いけんが支配しはい的てきであったというのは、当時とうじの雰囲気ふんいきなどからして理解りかいできますが、こういう場合ばあいには反対はんたい意見いけんのほうが往々おうおうにして正ただしいという事実じじつの実例じつれいにもなったようです。

　問題もんだいは税率ぜいりつ引ひき上あげが経済けいざいに与あたえる影響えいきょう、さらに日本にっぽん経済けいざいの先行さきゆきです。以下いか、職名しょくめいなどは当時とうじのものです。

　まず、2014年ねん１月がつの金融きんゆう政策せいさく決定けってい会合かいごうです。白井しらいさゆり審議しんぎ委員いいんは、税率ぜいりつ引ひき上あげによって「所得しょとくや雇用こようの改善かいぜんが遅おくれる懸念けねんがある」ことを「当面とうめんの金融きんゆう政策せいさくのリスク要因よういん」に入いれるように求もとめました。今いまとなっては白井しらい審議しんぎ委員いいんの発言はつげんが（完全かんぜんにとまでは言いえないとしても）正ただしかったと評価ひょうかできるでしょう。しかし、中曽なかそ宏ひろし副ふく総裁そうさいが「消費しょうひ税ぜいを念頭ねんとうに置おいているとすると、それ自体じたいがあらぬリスク感覚かんかく」を引ひき起おこすと発言はつげんするなど、白井しらい審議しんぎ委員いいんに反対はんたいする意見いけんが続出ぞくしゅつしました。

　次つぎに、2014年ねん４月がつ30日にちに開ひらかれた金融きんゆう政策せいさく決定けってい会合かいごうです。中曽なかそ副ふく総裁そうさいは、日本銀行にっぽんぎんこうが想定そうていしたと思おもわれる反動はんどうが生しょうじていないとした上うえで「影響えいきょうはさほど長引ながびかないとの見方みかたが多おおいと思おもう。家計かけい支出ししゅつは早晩そうばん、底堅そこがたい動うごきへ戻もどると考かんがえてよい」と発言はつげんしたようです。また、岩田いわた規久男きくお副ふく総裁そうさいは「（物価ぶっか上昇じょうしょう率りつが）２％に達たっする可能かのう性せいは、導入どうにゅう当時とうじに私わたしが考かんがえていたよりも、確実かくじつ性せいは高たかまっている」という趣旨しゅしの発言はつげんをしました。いくら何なんでも評価ひょうかが早はや過すぎると言いわざるをえませんが、それなりの裏うらづけはあったようです。上記じょうき記事きじには、次つぎのように書かかれています。

　「円えん安やす株かぶ高だかの流ながれが進すすみ、14年ねん３月がつ末まつの日経にっけい平均へいきん株価かぶかは１万まん4800円えん台だいをつけ、１年ねん前まえより約やく２割わり上あがった。マイナスだった消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすう（生鮮せいせん食品しょくひんを除のぞく）の上昇じょうしょう率りつは14年ねん１～３月がつに1.3%、４月がつは消費しょうひ増税ぞうぜいの影響えいきょうを除のぞいて1.4%まで伸のびた。増税ぞうぜい後ごの景気けいき減速げんそくを抑おさえるため、政府せいふは13年度ねんど補正ほせい予算よさんに5.5兆ちょう円えん計上けいじょうするなどして備そなえていた。こうした状況じょうきょうを背景はいけいに、日銀にちぎん内ないは強気つよきな見通みとおしが目立めだった。」

　この見通みとおしは、少すくなくとも６月がつまでは続つづいていたようです。岩田いわた副ふく総裁そうさいは「金融きんゆう緩和かんわと財政ざいせいによる消費しょうひ増税ぞうぜいの反動はんどう減げん緩和かんわに支ささえられ、７月がつ以降いこうは再ふたたび堅調けんちょうに推移すいいする」、黒田くろだ東ひがし彦総裁そうさいは「駆かけ込こみ需要じゅようの反動はんどうを受うけつつも、基調きちょう的てきには緩ゆるやかな回復かいふくを続つづけていくとの見方みかたで一致いっちしていたのではないか」という趣旨しゅしの発言はつげんをしていました。

　しかし、こうした楽観らっかん論ろんは夏なつに吹ふき飛とんでしまいます。そもそも、足下あしもとを見みていれば、回復かいふくなどすぐにできないことくらいわかったのではないかと疑うたがいたくもなりますが「経済けいざいは生なまもの」あるいは「経済けいざいは水物みずもの」ということでもあるでしょう。それだからこそ、楽観らっかん論ろんは禁物きんもつであるはずです。上記じょうき記事きじには「米国べいこくのシェールオイルの生産せいさん拡大かくだいなどで原油げんゆ価格かかくが急落きゅうらく。増税ぞうぜいの影響えいきょうで国内こくないの消費しょうひ回復かいふくも遅おくれた。物価ぶっか上昇じょうしょう率りつは14年ねん８月がつに1.1%、９月くがつに0.9%と鈍化どんかし始はじめた」と書かかれています。これらの事態じたいを想定そうていすることは難むずかしいでしょうが、抽象ちゅうしょう的てきであるとしても何なんらかのリスクを考かんがえておくべきで、もしや日本にっぽん銀行ぎんこうの幹部かんぶはそうしたリスクを全まったく想定そうていしていなかったのかとも首くびを傾かしげるでしょう。楽観らっかん論ろんに支配しはいされたので目めが曇くもったのでしょう。あるいは「夢ゆめよもう一度いちど」なのでしょうか。そうであるとすれば、このブログで何なん度ども記しるしているように「成功せいこうは失敗しっぱいのもと」なのです。

　その後ご、日本銀行にっぽんぎんこうは、2014年ねん10月がつ末まつに国債こくさいやETFの購入こうにゅうを増ふやすという追加ついか緩和かんわ策さくを決定けっていします。当時とうじも批判ひはん的てきな意見いけんをよく目めにしていましたが、こうした意見いけんが正ただしかったことが証明しょうめいされてしまったと言いえるでしょう。2014年ねん11月18日にち、安倍晋三あべしんぞう内ない閣かく総理そうり大臣だいじんは消費しょうひ税ぜいおよび地方ちほう消費しょうひ税ぜいの税率ぜいりつ引ひき上あげを１年ねん半はん先送さきおくりすることを表明ひょうめいしました。その３日にち後ごに衆議院しゅうぎいんが解散かいさんされ、12月に衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょが行おこなわれました。とりもなおさず、政府せいふは日本銀行にっぽんぎんこうの金融きんゆう政策せいさくが失敗しっぱいであり、消費しょうひ税ぜいおよび地方ちほう消費しょうひ税ぜいの税率ぜいりつ引ひき上あげについての見通みとおしが誤あやまっていたことを認みとめたのでした。しかも、2014年ねん11月19日にち23時じ29分ふん22秒びょう付づけの「先送さきおくり解散かいさん？」で記しるしたように、衆議院しゅうぎいん解散かいさんによって景気けいきや財政ざいせい、社会しゃかい保障ほしょうの問題もんだいが先送さきおくりされたのでした。

　全すべてが日本銀行にっぽんぎんこうの楽観らっかん論ろんに起因きいんする訳わけでもありませんが、2015年ねんになってからも物価ぶっか上昇じょうしょう率りつは0%台だいが続つづきます。そればかりか、同年どうねん７月がつにはマイナスになります。もう迷宮めいきゅうに入はいったというべきでしょうか、2016年ねん２月がつにはマイナス金利きんり政策せいさくが採とられるようになり、同年どうねん９月がつには長短ちょうたん金利きんり操作そうさ（イールドカーブ・コントロール）に進すすんでいきます。

　10年ねんも異い次元じげん緩和かんわという名なの異常いじょう事態じたいが続つづきましたが、何なんら目めぼしい成果せいかはなく、むしろ円えん安やすが進すすんで日本にっぽんはもはや先進せんしん国こくと言いえないような国くにになりつつあるのでした。自国じこくの通貨つうかが弱よわいことを理想りそうとするのは、一体いったいどういう神経しんけいなのでしょうか。

　仕事しごとの関係かんけいで、講義こうぎ期間きかんの金曜日きんようびに多摩たまモノレール線せん（正式せいしきには多摩たま都市としモノレール線せん）を利用りようします。今回こんかいは、その多摩たまモノレール線せんを走はしる1000系けいの1103Fです。中央大学ちゅうおうだいがく・明星大学めいせいだいがく駅えき（TT04）にて撮影さつえいしました。なお、以前いぜん、このブログに1111Fを取とり上あげていますので、そちらも御覧ごらんいただければ幸さいわいです。

　多摩たまモノレールは、現在げんざい、上北台かみきただい駅えきから立川たちかわ北きた駅えき、立川たちかわ南みなみ駅えき、高幡不動たかはたふどう駅えきを経由けいゆして多摩たまセンター駅えきまでの路線ろせんです。ただ、これは暫定ざんてい的てきなものであり、上北台かみきただい駅えきから箱根ヶ崎はこねがさき駅えきまでの延長えんちょうや多摩たまセンター駅えきから町田まちだ駅えきまでの延長えんちょうなども計画けいかくされています。現在げんざいの路線ろせんが開業かいぎょうしたのは1998年ねん秋あきのことで、当初とうしょは上北台かみきただい駅えきから立川たちかわ北きた駅えきまでの区間くかんでした。2000年ねんに立川たちかわ北きた駅えきから多摩たまセンター駅えきまでの区間くかんが開業かいぎょうしています。

　その開業かいぎょう時じから運用うんようされている車両しゃりょうが1000系けいです。全すべて４両りょう編成へんせいで、通常つうじょうはATOによる自動じどうのワンマン運転うんてんが行おこなわれます。モノレールには様々さまざまな規格きかくがあり、相互そうごの互換ごかん性せいがないという難点なんてんがありますが、多摩たまモノレールは日本にっぽんにおいて比較ひかく的てきに普及ふきゅうしている日本にっぽん跨またが座ざ式しきを採用さいようしています。

　各駅かくえきにはホームドアが設置せっちされています。モノレールの構造こうぞうからすれば当然とうぜんのことですが、多摩たまモノレール、東京とうきょうメトロ、都営地下鉄とえいちかてつ、東急とうきゅうといった、ホームドアを先行せんこうして設置せっちした路線ろせんを見みると、要ようは企業きぎょうの考かんがえ方かた次第しだいであるということがよくわかります。実際じっさい、東急とうきゅう田園都市線でんえんとしせんでは人身じんしん事故じこによる運転うんてん見合みあわせが激減げきげんしましたが、ホームドアの普及ふきゅうが遅おそい鉄道てつどう路線ろせんでは今いまでも人身じんしん事故じこが多おおいのですから。

2024年度ねんどは、仕事しごとの都合つごうにより、講義こうぎ期間きかん中ちゅうの金曜日きんようびに京王けいおう井いの頭線かしらせんを利用りようします。今回こんかいは、明大前めいだいまえ駅えき（IN08）で撮影さつえいした、各駅かくえき停車ていしゃ吉祥寺きちじょうじ行いきの1000系けい1714Fを掲載けいさいします。

講義こうぎ期間きかんの月曜日げつようび、東横線とうよこせんの渋谷しぶや駅えきを利用りようします。田園都市線でんえんとしせんから副ふく都心としん線せんへ、あるいは副ふく都心としん線せんから田園都市線でんえんとしせんに乗のり換かえるためです。勿論もちろん、渋谷しぶや駅えきで降おりることもあります。

東急東横とうきゅうとうよこ線せん渋谷しぶや駅えき５番線ばんせん・６番線ばんせんホームから渋谷しぶやヒカリエの入口いりくちが見みえる場所ばしょがあるので、撮影さつえいしてみました。

　渋谷しぶやHikarieは、東横線とうよこせん渋谷しぶや駅えきの改札かいさつ口こうのすぐそばにあります。地下ちか３階かいに入口いりくちがあり、地下ちか２階かいなどに行いけるエスカレーターも稼働かどうしています。私わたしも、時折ときおり、Hikarieに入はいって買かい物ものをしたりすることがあります。また、金曜日きんようびに國學院大學こくがくいんだいがくでの仕事しごとがあるので、帰宅きたくの際さいに地下ちか３階かいの改札かいさつ口こうを利用りようしています。地下ちか４階かいが田園でんえん都市とし線せんへの乗のり換かえ階かいであるためです。

　有名ゆうめいな話はなしですが、この駅えきのデザインは安藤あんどう忠雄ただお氏しによるものです。地下ちか５階かいにあるホームから地下ちか３階かいまで、一部いちぶが吹ふき抜ぬけになっているため、Hikarieの入口いりくちが見みえるという訳わけです。

　地下ちか３階かいに幼おさない頃ころから渋谷しぶや駅えきを利用りようしてきた私わたしは、やはり、この駅えきに馴染なじんできましたし、駅えきの変化へんかもみてきました。東急とうきゅう百貨店ひゃっかてん東横ひがしよこ店てん東ひがし館かんの２階かいにつながっていた東横線とうよこせん渋谷しぶや駅えき、宮みや益えき坂ざかから道玄坂どうげんざかにかけての地下ちか３階かいにある田園都市線でんえんとしせん渋谷しぶや駅えきは、私わたしが東京とうきょう都内とないで特とくによく利用りようしてきた駅えきです。

　（逆ぎゃくに新宿しんじゅく駅えきや池袋いけぶくろ駅えきにはあまり馴染なじみがありません。とくに、池袋いけぶくろ駅えきについては、大東文化大学だいとうぶんかだいがく法学部ほうがくぶに移うつるまで２回かいか３回かいしか利用りようしたことがないのです。）

　東京とうきょう都と中央ちゅうおう区くは銀座ぎんざ四よん丁目ちょうめの交差点こうさてんのすぐそばに、NISSAN CROSSINGという日産自動車にっさんじどうしゃのショールームがあります。正確せいかくには銀座ぎんざ五ご丁目ちょうめ、銀座ぎんざプレイスというビルの１階かいと２階かいに入居にゅうきょしており、同おなじビルの４階かいと５階かいにソニーのショールームもあるので、時々ときどき寄よっています。どちらかと言いえば、ソニーのショールームに行いくほうが主しゅ目的もくてきなのですが、やはり気きにはなります。

　２階かいに古ふるいフェアレディＺが展示てんじされていました。説明せつめいなどをよく見みていなかったのですが、1969年ねんから1978年ねんまでの初代しょだいであるS30型がた系けいでしょう。私わたしが小学生しょうがくせいであった1970年代ねんだい後半こうはんに発売はつばいされていたミニカーのフェアレディＺといえばこのタイプです。それにしても、塗装とそうなどは改あらためて施ほどこされているでしょうが、これだけ美うつくしく保存ほぞんされているとは驚おどろいたものです。

　こちらは現行げんこうのフェアレディＺです。同おなじ２階かいに置おかれていますが、この車くるまのほうにはドアを開あけて運転うんてん席せきと助手じょしゅ席せきに座すわることができます。

　私わたしも運転うんてん席せきに座すわってみましたが、正直しょうじきなところ乗のりにくいという印象いんしょうしかありません。運転うんてんもしにくそうです。慣なれが必要ひつようなのでしょうが、これまで、ワゴン（日産にっさんウイングロードＸ）やハッチバック（フォルクスワーゲンのゴルフとポロ）、そしてSUV（フォルクスワーゲンのT-CROSS）を運転うんてんしてきただけに、背せが低ひくい車くるまでは頭あたまがつかえてしまいます。そもそも、今いまのSUVを選えらんだのは、床ゆかがゴルフやポロより10cmだけ高たかく、あまり身みをかがめることなく乗のり込こめますし（とくに高齢こうれい者しゃが乗のるという場合ばあいには重要じゅうようなポイントです）、運転うんてんする際さいの視点してんも高たかくなるので操縦そうじゅうが楽らくになるからです。おそらく、私わたしにとっては、一生いっしょう、スポーツカーに縁えんがないことでしょう。