セレンディピティ ダイアリー

昨年さくねん築地つきじで購入こうにゅうした紫陽花あじさいの抜型を使つかって、紫陽花あじさいのいなりずしを作つくりました。

昨年さくねんブログで教おしえていただいて、今年ことしは是非ぜひ作つくりたいと思おもっていました。上うえにのっているのは、大根だいこんのマリネです。

大根だいこんを薄切うすぎりにして型かたで抜ぬき、常備じょうび菜さいにしている紫むらさきキャベツのマリネに入いれて、色いろを染そめました。いなりずしにのせた時ときにグラデーションになるように、一部いちぶは濃こく染そまらないうちに先さきに出だしておきました。

少すこし残のこしておいて、翌日よくじつのお弁当べんとうにも入いれました。マリネ液えきは洋風ようふうの味付あじつけでグレープシードオイルを使つかっているので、お寿司すしにはどうかな？と思おもいましたが、まったく違和感いわかんがなかったです。最近さいきんは野菜やさい寿司ずしなるものもありますが、洋風ようふう寿司ずしの感覚かんかくでおいしくいただきました♪

少すこし間あいだが空あいてしまいましたが...　神楽坂かぐらざか散策さんさくの続つづきです。いつもはこの後のち、かもめブックスと la kagu に寄よるのがお決きまりのコースですが、この日ひは 新宿しんじゅく区立くりつ漱石そうせき山やま房ぼう記念きねん館かん まで足あしを延のばしてみました。

ここは、夏目なつめ漱石そうせきが1916年ねんに亡なくなるまで、９年間ねんかんをすごした場所ばしょです。漱石そうせき生誕せいたん150年ねんを記念きねんして、2017年ねんに開館かいかんしました。住宅じゅうたく街がいに佇たたずむ、モダンでおしゃれなミュージアムです。

漱石そうせきは、喜久井きくい町まち(現在げんざいの早稲田わせだ駅えきの近ちかく)で生うまれ、ここ早稲田南わせだみなみ町まちで生涯しょうがいを閉とじました。早稲田わせだ・神楽坂かぐらざか界隈かいわいには漱石そうせきゆかりの地ちがたくさんあり、小説しょうせつにも数多かずおおく登場とうじょうしています。

ミュージアムの裏手うらては、漱石そうせき公園こうえんとして整備せいびされています。この石塔せきとうは ”猫ねこの墓はか"といって、「吾輩わがはいは猫ねこである」のモデルとなった福ぶく猫ねこのほか、漱石そうせきが飼かっていた文鳥ぶんちょうと犬いぬを供養くようしています。

ミュージアムでは、漱石そうせきが暮くらした「漱石そうせき山やま房ぼう」の一部いちぶが再現さいげんされているほか、資料しりょうや初はつ版本はんぽんなどが展示てんじされています。写真しゃしんは、漱石そうせきの書斎しょさいの再現さいげん展示てんじです。写真しゃしんをもとに部屋へやの広ひろさを割わり出だし、県立けんりつ神奈川かながわ近代文学館きんだいぶんがくかんが所蔵しょぞうする資料しりょうをもとに遺品いひんを再現さいげん製作せいさくしたそうです。

部屋へやは10畳じょうの板いたの間まで、花はな模様もようのペルシャ絨毯じゅうたんが敷しかれ、紫檀したんの文机ふづくえが置おかれています。愛用あいようの文房具ぶんぼうぐや、所ところ狭せましと積つみ上あげられた書籍しょせきなど、漱石そうせきの息遣いきづかいが聞きこえてきそうな、温あたたかみのある空間くうかんでした。

２階かいの展示てんじや、地下ちかの図書としょ室しつを見みた後のちに、１階かいの CAFE SOSEKI (カフェ・ソウセキ) でひと休やすみしました。入口いりくちでは福ぶく猫ねこちゃんがお出迎でむかえです。

ほうじ茶ちゃといっしょに「吾輩わがはいは猫ねこである」に登場とうじょうする空也くうやさんの最中さいちゅうをいただきました。空也くうやさんの最中さいちゅうは予約よやくしないといただけない幻まぼろしのお菓子かし。思おもいがけずにいただけて感激かんげきしました。

早稲田わせだ駅えきから帰かえったので、駅えき近ちかくの ”夏目なつめ漱石そうせき誕生たんじょうの地ち” に寄よってみました。碑いしぶみが立たっていますが、跡地あとちはやよい軒のきとなっています。^^

ＧＷごーるでんうぃーく明あけに、夫おっとが健康けんこう診断しんだんに引ひかかったことが発覚はっかくし...　しばらく食餌しょくじ療法りょうほうでお肉にくと卵たまごを避さけることになりました。もう１ヶ月かげつ以上いじょうがたちますが、私わたしもお魚さかな中心ちゅうしんの生活せいかつにだいぶ慣なれてきたように思おもいます。というわけで、しばらくヘルシーな食事しょくじの記事きじが続つづきますが、おつきあいください。

この日ひは、所用しょようのあとに飯田橋いいだばしで待まち合あわせ、神楽坂かぐらざかの「九頭龍くずりゅう蕎麦そば 本店ほんてん」にお蕎麦そばを食たべに行いきました。こちらは以前いぜん、日本にっぽんで観光かんこうガイドをしているアメリカ人じんの方ほうに連つれていっていただいたお店みせですが、飾かざらない中なかにも日本にっぽんらしい趣おもむきがあってすっかり気きに入いり、家族かぞくと改あらためて訪おとずれたいと思おもっていました。

入口いりくちのちょっとした空間くうかんも風情ふぜいがありますね。お昼ひるはお蕎麦そばが中心ちゅうしんですが、本来ほんらいは福井ふくい料理りょうりのお店みせで、夜よるには福井ふくいの地酒じざけや郷土きょうど料理りょうりが楽たのしめるようです。お昼ひる時じでしたが、運うんよく待またずに入いれました。

こちらでは昇竜しょうりゅう舞まい茸だけの天てんぷら蕎麦そばが一いち押おしのようですが、私わたしはおなかがすいていたので、大だい海老えびと野菜やさいの入はいったボリュームたっぷりの天てんぷら蕎麦そばをいただきました。蕎麦そばつゆと天てんつゆが別べつに用意よういされているのが細ささやかな配慮はいりょです。大根だいこんおろしの入はいったおつゆでいただくお蕎麦そばは、さっぱりとしてとてもおいしかったです。

夫おっとはめずらしくヘルシーに山やまかけ蕎麦そばにしましたが、とろろの上うえに大おおきな卵黄らんおうが...。夫おっとが卵たまごを食たべられないので、卵黄らんおうは私わたしのおつゆに移うつしました。弾力だんりょくがあって、箸はしにのせてもくずれない、しっかりとお味あじの濃こい卵黄らんおうでした。

食事しょくじのあとは、神楽坂かぐらざかの表通おもてどおりや裏通うらどおりをあてもなくぶらぶらと...。黒板こくばん塀へいに石畳いしだたみと、何気なにげない小路こうじが絵えになります。中なかには猫ねこの通とおり道みちのような細ほそい細ほそい小径しょうけいもあります。

お気きに入いりの和布わかめ雑貨ざっかのお店みせ kukuli (くくり) さんで、今治いまばりタオルのハンカチを購入こうにゅう。カラーバリエーションが豊富ほうふで、どれもすてきでした。

先月せんげつのことですが、めずらしい花はなズッキーニを見みつけたので買かってきました。

花はなズッキーニとよばれていますが、つまりはズッキーニの花はなです。雄花おばなと雌花めばながあり、雄花おばなは花はなだけ、雌花めばなには小ちいさな実みがついています。小学校しょうがっこうの理科りかで習ならったヘチマの雌花めばな・雄花おばなと同おなじですね。^^　今回こんかい買かったのは５本ほんとも雌花めばなでしたが、雄花おばなも食たべられるそうです。

花はなは水みずでそうっと洗あらい、中なかのめしべ(雄花おばなの場合ばあいはおしべ)を取とり除のぞき、チーズを詰つめてフリットにするのがポピュラーな食たべ方かたです。チーズはフェタやリコッタが合あうようですが、私わたしは家いえにあったカッテージチーズを詰つめました。

見みた目めがマイク？マッチ棒ぼう？みたいでかわいいです。軽かるく塩しおをふっていただきましたが、カリッとしたズッキーニの食しょく感かんととろりとしたチーズの風味ふうみが絶妙ぜつみょうで、おつまみにも最高さいこうでした。

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このほか、最近さいきんよく食たべている夏なつ野菜やさいのシンプル料理りょうりからいくつかご紹介しょうかいしますね。どれもお料理りょうりとよべないくらいに簡単かんたんなものですが、アペタイザーにぴったりです。

そら豆まめの塩しおソテー。こちらのサイトを参考さんこうにしました。スキレットにそら豆まめを入いれ、少すこし多おおめの油あぶらでじっくり焼やいて塩しおをふるだけですが、やみつきになるおいしさです。

ここ数すう年ねん見みかけるようになった生せいのベビーコーン。とうもろこしを栽培さいばいする過程かていで間引まびきされるコーンですが、味あじはとうもろこしに負まけません。外皮がいひをむいて、薄皮うすかわを数すう枚まい残のこし、グリルで様子ようすを見みながら焼やいていきます。ひげは途中とちゅうから焦こげないように、ホイルで覆おおいます。

いい感かんじに焼やけました。薄皮うすかわをむいて、中なかのベビーコーンに塩しおをつけていただきます。ひげもこのままおいしく食たべられます。(以前いぜん、コチラでも記事きじにしています。)

真まっ赤かなフルーツトマトが、味あじが濃こくておいしい。４よっつ割わりにして、ポン酢ぽんずしょうゆ・オリおりーブ油ぶゆ・酢すを混まぜたドレッシングで和あえます。それだけでもおいしいですが、この日ひは大葉おおばを千切せんぎりにしてのせました。

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昨年さくねんオープンした八百屋やおやさん。若わかいオーナーがベンチャーで始はじめた？八百屋やおやさんのようですが、小ちいさいながらも新鮮しんせんな野菜やさい、珍めずらしい野菜やさいを置おいていて、いつも活気かっきがあります。

そこで作つくっているサラダがとても人気にんきがあって、若わかいファミリーや一人暮ひとりぐらしの人ひとが次々つぎつぎと買かっていくので、私わたしも試ためしに買かってきました。

お皿さらにのせると花はなが咲さいたよう。家いえで作つくり置おきしているひよこ豆まめのマリネものせましたがよく合あいました。ドレッシングをかけて、おいしくいただきました。

六本木ろっぽんぎヒルズ・毛利もうり庭園ていえんの紫陽花あじさいです。

映画えいがを見みる前まえに、中華麺ちゅうかめんが食たべたいという夫おっとの希望きぼうで「蒼あおい龍りゅう唐から玉堂きょくどう　鳥居とりい坂ざか」でお昼ひるをいただくことにしました。こちらは担々麺めんの専門せんもん店てんで、六本木ろっぽんぎだけで３店舗てんぽありますが、私わたしたちが入はいったのは六本木ろっぽんぎヒルズを降おりてすぐのところにある鳥居とりい坂ざか店てんです。お店みせの外壁がいへきに大おおきく描えがかれた龍りゅうの絵えが目めを引ひいて、以前いぜんから気きになっていました。

こじんまりとしたお店みせですが、担々麺めんの専門せんもん店てんというだけあって、担々麺めんだけで10種類しゅるい以上いじょうあります。その他た、中華ちゅうかの定食ていしょくメニューも充実じゅうじつしていました。

こちらは白しろ胡麻ごま担々麺めんです。白しろ胡麻ごまのとろりとしたスープが優やさしい味あじわいながら、ほどよい辛つらさと痺しびれがありました。ナッツやスパイスがいろいろ入はいって、複雑ふくざつな味あじわいです。薬味やくみも青あおねぎ、白しろねぎのほか、香菜かながのっているのがうれしい。

セットの半はん炒飯ちゃーはんも、なかなかのボリュームです。

季き節ぶしメニューに弱よわい私わたしは「日本にっぽんの冷ひやし中華ちゅうか」をいただきました。冷ひやし中華ちゅうかは、今年ことしに入はいって家いえでは何なん度どか作つくりましたが、外そとで食たべたのは初はじめてかな？　間違まちがいのないおいしさでした。

お昼ひるを食たべてから、毛利もうり庭園ていえんを散策さんさくしました。青葉あおばがみずみずしく、気持きもちのいい木陰こかげを作つくっていました。小ちいさいながらも季き節ぶしの移うつろいが楽たのしめるすてきな空間くうかんです。この日ひはちょうど青あおいガクアジサイが見頃みごろを迎むかえていました。

池いけを囲かこむように点々てんてんと植うえられたガクアジサイが、目めに涼すずしく、美うつくしかったです。

週末しゅうまつは、久ひさしぶりに映画えいがを見みに行いきました。リーアム・ニーソン主演しゅえんのバイオレンス・アクションです♪

スノー・ロワイヤル　(Cold Pursuit)

2014年ねんのノルウェー映画えいが「ファイティング・ダディ　怒いかりの除雪じょせつ車しゃ」(原題げんだい：Kraftdioten・日本にっぽんでは劇場げきじょう未み公開こうかい)を、同おなじ監督かんとくさんがハリウッド・リメイクした作品さくひん。ちなみにオリジナル版ばんでは、ステラン・スカルスガルドが主演しゅえんしたそうです。

舞台ぶたいはコロラド州しゅうデンバーと、その近ちかくにある(架空かくうの？)田舎町いなかまちキーホー。地元じもとで表彰ひょうしょうされるほどの善良ぜんりょうな市民しみんで、除雪じょせつ車しゃの運転うんてん手しゅをしているコックスマン(リーアム・ニーソン)は、薬物やくぶつがらみのトラブルで、息子むすこが殺ころされてしまいます。薬物やくぶつの過剰かじょう摂取せっしゅという死因しいんに納得なっとくできないコックスマンは独自どくじに調査ちょうさを開始かいし。

やがて地元じもとの麻薬まやく王おうバイキングの組織そしきに誤あやまって殺ころされたことを突つき止とめます。コックスマンは事件じけんとつながる人物じんぶつを次々つぎつぎと殺ころしていきますが、バイキングが、それを敵対てきたいする先住民せんじゅうみんの麻薬まやく組織そしきによるものと勘違かんちがいしたために、やがてコックスマン、バイキング、先住民せんじゅうみんの３みっつ巴ともえの戦たたかいへと発展はってんしていきます。

温厚おんこうなおじさんが、突然とつぜんスイッチが入はいって復讐ふくしゅうの鬼おにとなり、大だい暴あばれする...という、リーアム・ニーソンらしい作品さくひん。ワンパターンといってしまえばそれまでですが、安心あんしんして楽たのしめる作品さくひんでした。

本ほん作さくはコメディ・テイストのバイオレンス・アクションで、おもしろいくらいに？人ひとがバンバン殺ころされていきます。最初さいしょの方ほうこそ、殺ころしの場面ばめんもちゃんと描えがかれていますが、そのうちにそれさえ見みせずに名前なまえとニックネームだけが表示ひょうじされることも。^^;

雪ゆきの中西部ちゅうせいぶが舞台ぶたいということもあって「ファーゴ」を思おもい出だしました。エミー・ロッサム演えんじる凛々りりしい女性じょせい警察官けいさつかんも、どことなく「ファーゴ」のフランシス・マクドーマンドみたい。「ウィンド・リバー」を彷彿ほうふつとさせる雰囲気ふんいきもありますが、シリアスな部分ぶぶんはかけらもございません。^^;

オリジナル作品さくひんは北欧ほくおうらしく、東欧とうおうマフィアとの闘たたかいになっていたようですが、本ほん作さくでは先住民せんじゅうみんマフィアが絡からみ、アメリカらしい設定せっていとなっています。Indian (先住民せんじゅうみん/インド人じん)、reservation (ホテルの予約よやく/先住民せんじゅうみん居留きょりゅう地ち)といった人種じんしゅジョークに思おもわずにやり。クライマックスの銃撃じゅうげき戦せんは、西部せいぶ劇げきのようでした。

エンドロールが in order of disappearance となっていて、40人にんくらいの人物じんぶつが殺ころされた順じゅんに名前なまえが消きえていくのがユニーク。コックスマンと、バイキングの息子むすことのやりとりも、ほのぼのポイントとなっていてよかったです☆

ＧＷごーるでんうぃーく記事きじの最終さいしゅう回かいです。この日ひはとろろが好すきな義母ぎぼを交まじえて、浅草あさくさむぎとろ 本店ほんてんにお昼ひるを食たべに行いきました。場所ばしょは吾妻あづま橋きょうのひとつ川下かわしも、駒形橋こまがたばしのすぐ近ちかくです。

駒形こまがた橋西はしにし詰つめの交差点こうさてんからの眺ながめ。左ひだりに見みえる白しろい６階かい建だてほどのビルが、浅草あさくさむぎとろさんです。浅草寺せんそうじ周辺しゅうへんの狂騒きょうそうも、１ブロック離はなれるとだいぶ落おち着ついています。予約よやくをせずに訪おとずれましたが、ほとんど待またずに２階かいのお席せきに案内あんないしていただきました。窓まどが大おおきく広々ひろびろとしたお席せきです。

懐石かいせきのコースもありますが、この日ひはとにかくとろろが目当めあてだったので、お昼ひるのむぎとろの定食ていしょくをいただきました。

四角しかくい蒸ふけ籠かごにたっぷり入はいった麦むぎごはんをお茶碗ちゃわんによそい、とろろと青あおのりをかけていただきました。とろろはおだしでのばしてありますが、しっかりとしたねばりがあって、おもちのようによくのびます。麦むぎごはんによくからみ、おいしくいただきました。

とろろは子こどもの頃ころよく食たべていましたが、当時とうじは口くちの周まわりがかゆくなるので、それほど好すきではなかったような...。今いまはこの滋味じみ深ふかさがしみじみとおいしく感かんじられます。麦むぎごはんにもよく合あいました。

左ひだり奥おくにあるのは揚あげ出だしのおもち？と思おもいきや、これもとろろのおだんごのようなもので、弾力だんりょくがあっておいしかったです。お漬物つけものにも梅酢うめずで漬つけたやまいもがついていました。

箸休はしやすめの小鉢こばちです。右みぎから鶏肉とりにく、さつまいも、たまご、小松菜こまつな、豚肉ぶたにく？のフライ。

毎度まいどおなじみの風景ふうけいですが、吾妻橋あづまばしから見みるスカイツリーとアサヒビールビル。

水上みずかみバス乗のり場ばには、漫画まんが家か・松本まつもと零れい士しさんデザインのヒミコが泊とまっていました。

車くるまを駒形こまがたのコインパークに停とめたのですが、すぐ近ちかくにおもちゃのバンダイの本社ほんしゃがありました。社屋しゃおくの前まえにアンパンマンなどのオブジェがずらりと並ならんでいて、写真しゃしんを撮とるファミリーでにぎわっていました。

東京とうきょうはここのところ夏なつのような陽気ようきでしたが、今日きょうはそろそろ梅雨入つゆいりするかしら？という空模様そらもようです。

我わが家やの紫陽花あじさいもきれいに色いろづいています。写真しゃしんは”ダンスパーティ”というガクアジサイです。９年ねん前まえに箱根はこねで買かったもので、記録きろくを見みると当時とうじはブルーでしたが、我わが家やに植うえ替かえてからいつの間まにかピンク色ぴんくいろになりました。土どの成分せいぶんのせいでしょうか？

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さて、ＧＷごーるでんうぃーくのできごとを気長きながに書かいています。この日ひは夫おっとの希望きぼうで、広尾ひろおのつばき食堂しょくどうという定食ていしょく屋やさんにお昼ひるを食たべに行いきました。以前いぜん、私わたしが用事ようじで出でかけていた時ときに、ひとりで食たべに行いって気きに入いったお店みせだそうです。広尾ひろおプラザの裏手うらての商店しょうてん街がいにあります。

古こ民家みんか風ふうの外観がいかんが趣おもむきがあっていい感かんじ。ちょうどお昼ひる時じで賑にぎわっていましたが、１組くみほど待まってカウンターの席せきに案内あんないしていただきました。

壁かべにずらりと貼はられたおつまみやお酒さけのメニューが圧巻あっかん。お昼ひるは定食ていしょくメニューが10種類しゅるいくらいありましたが、夜よるは定食ていしょくのほか、お酒さけやおつまみがいろいろいただけるようです。日頃ひごろ、夜よるに飲のみに行いくということがほとんどないので、これだけで私わたしにとっては非ひ日常にちじょうでわくわくしました。

カウンターは今風いまふうに言いえばオープンキッチンで、割烹かっぽう着ぎを着きたおかみさんが同時どうじ進行しんこうできびきびとお料理りょうりを作つくりつつ、お店みせの端々はしばしにも目めを配くばり、割烹かっぽう着ぎを着きたスタッフにてきぱきと指示しじを与あたえています。

「ノルウェーの森もり」の中なかで、主人公しゅじんこうがガールフレンドがお料理りょうりを作つくる様子ようすを、打楽器だがっき奏者そうしゃのようだと描写びょうしゃしていたのを思おもい出だしますが、まさにそんな感かんじ。おかみさんの動うごきが鮮あざやかで、見みているだけで飽あきません。後ごから銀座ぎんざや自由じゆうが丘おかにも支店してんを出だしているやり手ての起業きぎょう家かと知しって納得なっとくしました。

まずは小鉢こばちのひじきの煮物にものとポテトサラダ、お漬物つけものが運はこばれてきました。

こちらは生姜しょうが焼やき定食ていしょく。お肉にくが柔やわらかく、よいお味あじでした。

私わたしは鯖さば味噌みそ煮に定食ていしょくをいただきました。味噌みそ味あじが強つよすぎず、洗練せんれんされた味付あじつけ。とてもおいしかったです。

食事しょくじのあとは、広尾ひろおプラザの明治屋めいじやの雑貨ざっか屋やさんをのぞいて、小ちいさな生姜しょうがおろしと、瓶びんに入いれられる小ちいさなスパチュラを買かいました。おろし金がねもスパチュラもすでにたくさん持もっていますが、小ちいさいサイズのものが欲ほしかったのです。ガジェット好すきにはいいお買かいものができました。

港みなとの見みえる丘おか公園こうえんからさらに奥おくに進すすみ、県立けんりつ神奈川かながわ近代文学館きんだいぶんがくかんで開催かいさいされている特別とくべつ展てん「巨星きょせい・松本まつもと清張せいちょう」(5月がつ12日にちで終了しゅうりょう)を見みに行いきました。場所ばしょは、大佛だいぶつ次郎じろう記念きねん館かんのわきから霧笛むてき橋きょうを渡わたった先さきとなります。

円まるい展示てんじ室しつを２ふたつ並ならべた形かたちが個性こせい的てき。緑みどりの中なかのすてきなミュージアムです。

昭和しょうわを代表だいひょうする作家さっか、松本まつもと清張せいちょうの作家さっか人生じんせいを、約やく400点てんの資料しりょうとともにに紹介しょうかいする企画きかく展てんです。膨大ぼうだいで多岐たきにわたる作品さくひんの中なかには映像えいぞう化かされたものも多おおく、展示てんじ内容ないようは変化へんかに富とんでいて、興味深きょうみぶかく見みれました。

松本まつもと清張せいちょうといえば、戦後せんごの経済けいざい成長せいちょうの陰かげにひそむ心しんの闇やみを描えがいた社会しゃかい派はの推理すいり小説しょうせつを数多かずおおく残のこしていて、私わたしも一時期いちじき夢中むちゅうになって読よんでいました。「砂すなの器うつわ」「点てんと線せん」「ゼロの焦点しょうてん」などは何なん度ども映像えいぞう化かされている代表だいひょう作さくですが、最近さいきんでは、男性だんせい社会しゃかいの陰かげで暗躍あんやくする女性じょせいたちを描えがいた「けものみち」「黒くろ革かわの手帳てちょう」なども話題わだいになりました。

私わたしが好すきな作品さくひんをひとつあげるとしたら、短編たんぺん小説しょうせつの山岳さんがくミステリー「遭難そうなん」です。緻密ちみつに計画けいかくされた殺人さつじんと、登山とざん日誌にっしをもとに真相しんそうを暴あばく登山とざん家か。殺人さつじん者しゃと登山とざん家かの緊張きんちょう感かんあふれる心理しんり的てきかけひきに、ぞくぞくするような興奮こうふんと、静しずかな感動かんどうを味あじわいました。

遺品いひんの万年筆まんねんひつとインクボトル

松本まつもと清張せいちょうといえば推理すいり小説しょうせつのイメージが強つよいですが、古代こだい史しや近きん・現代げんだい史し、ノンフィクションや実在じつざいの人物じんぶつを評ひょうした作品さくひんも、数多かずおおく残のこしています。

清張せいちょうと同おなじ福岡ふくおか出身しゅっしんの２人ふたりの洋画ようが家か、青木あおき繁しげると坂本さかもと繁二郎はんじろうの評伝ひょうでんを書かいていると知しり、興味きょうみを持もちました。またノンフィクションの「日本にっぽんの黒くろい霧きり」や、事実じじつから真相しんそう究明きゅうめいを試こころみる「小説しょうせつ帝銀ていぎん事件じけん」も、いつか読よんでみたい作品さくひんです。

取材しゅざい旅行りょこう先さきのパリで