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2023年10月のブログ記事一覧-セレンディピティ ダイアリー

セレンディピティ ダイアリー

映画えいがとアートの感想かんそうしょくのあれこれ、たびとおでかけ。おさがしの記事きじは、うえ検索けんさくまどか、カテゴリーのかくINDEXをご利用りようください。

京都きょうと旅行りょこう(2023・なつたたみアート @東福寺とうふくじ光明院こうみょういん

2023ねん10がつ29にち | 京都きょうと

京都きょうと旅行りょこう(2023・なつ)のつづきです。前回ぜんかいまでの記事きじはこちら。

1.京都きょうと旅行りょこう(2023・なつまつ粂さんのミニ会席かいせき鹿苑寺ろくおんじ (金閣寺きんかくじ)
2.京都きょうと旅行りょこう(2023・なつ新島にいじまきゅうやしき ~ kawaCOFFEE
3.京都きょうと旅行りょこう(2023・なつくさ風土ふうど うしのほね @先斗ぽんとまち
4.京都きょうと旅行りょこう(2023・なつ高木たかぎ珈琲こーひーてんのモーニング

珈琲こーひーてん朝食ちょうしょくいただいたのちは、清水しみずじょうから京阪けいはん電車でんしゃって鳥羽とば街道かいどうへ。紅葉こうよう名所めいしょられる東福寺とうふくじ塔頭たっちゅう (たっちゅう) 光明院こうみょういんおとずれました。光明院こうみょういんは「にじ苔寺こけでら」の異名いみょうち、じゅうもりさんれいさくにわのみごとな枯山水かれさんすい庭園ていえんられますが

ここすうねんはアートギャラリーとしても人気にんきたかまっているようです。2023ねん7がつ1にち~30にちは、「すごいたたみ」でられる山田やまだ憲司けんじさんの個展こてんがあるとり、今回こんかい是非ぜひおとずれたいとおもっていました。

もんをくぐると、建物たてもの入口いりくちまでのアプローチまでもが庭園ていえんのようなたたずまい。白砂はくしゃみずもんえがかれ、白砂青松はくさせいしょう風景ふうけいでした。

建物たてものなかはいると、白砂はくしゃいしはいして大海たいかい表現ひょうげんしたしゅにわのダイナミックな風景ふうけい圧倒あっとうされました。

山田やまだ健司けんじさんは、岐阜ぎふけん創業そうぎょう150ねんという老舗しにせ山田やまだいちじょうてん代目だいめですが、2018ねんごろから伝統でんとうてきたたみ使つかったあたらしいデザインを考案こうあんし、たたみのアーティストとして国内外こくないがい活躍かつやくしていらっしゃいます。

たたみをいろいろなかたちつくってパッチワークのように組合くみあわせ、ひとつのつくげていますが、おもしろいのはたたみいろえるのではなく、織目おりめ角度かくどえることでひかり反射はんしゃ利用りようして、いろのグラデーションをつくしていることです。

本展ほんてんでは、光明院こうみょういんもんであるづるたたみ表現ひょうげんしていますが、あいだつづきの部屋へやづるがそれぞれはねひろげていて、だい迫力はくりょくでした。たたみのまわりをぐるりとあるくと、ひかり反射はんしゃによっていろすこしずつ変化へんかしていくのがわかりました。

づるもすばらしかったですが、わたししんをとらえたのはこちらのお部屋へやです。

六角形ろっかっけいちいさなたたみめられていますが、これらはすべておなたたみです。きによって織目おりめが60°ずつ変化へんかし、6しょくのグラデーションをつくします。いろ濃淡のうたん利用りようして、模様もようつくることもできますね。

にわもすばらしいですが、それをかこ建物たてものもみごとでした。

階段かいだんのぼったところにあるはなれのあいだには、りゅうめられたたたみがありました。おてらという空間くうかんをみごとにかしたアートでした。

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京都きょうと旅行りょこう(2023・なつ高木たかぎ珈琲こーひーてんのモーニング

2023ねん10がつ28にち | 京都きょうと

京都きょうと旅行りょこう(2023・なつ)のつづきです。前回ぜんかいまでの記事きじはこちら。

1.京都きょうと旅行りょこう(2023・なつまつ粂さんのミニ会席かいせき鹿苑寺ろくおんじ (金閣寺きんかくじ)
2.京都きょうと旅行りょこう(2023・なつ新島にいじまきゅうやしき ~ kawaCOFFEE
3.京都きょうと旅行りょこう(2023・なつくさ風土ふうど うしのほね @先斗ぽんとまち

京都きょうとといえば宇治うじちゃ有名ゆうめいですが、じつ珈琲こーひーてんおおいです。それもレトロでおもむきのあるむかしながらの珈琲こーひーてん。こうしたおみせでは、たいていモーニングを提供ていきょうしているので、ホテルではなく、珈琲こーひーてん朝食ちょうしょくをいただくのをたのしみにしていました。

今回こんかいは、ホテルのちかくにある 高木たかぎ珈琲こーひーてん 高辻たかつじ本店ほんてん朝食ちょうしょくたのしみました。

ビルの1かいにありながら、さりげなく歴史れきしかんじる店構みせがまえです。どこにっても自転車じてんしゃまっているのが、京都きょうとらしい風景ふうけいです。

あさ目覚めざましのいちはいのなんておいしいこと。アフリカや南米なんべいのコーヒー農園のうえんでは、むかし収穫しゅうかくしたコーヒーまめをロバではこんでいたのでしょうか。物語ものがたりかんじるイラストがあじわいぶかい。

こちらは、名物めいぶつリッチモーニング。あつりトーストに、スクランブルエッグ、ソーセージ、ポテトサラダがついたプレートです。トーストのしょくけたバターがたまりません。

わたしはホットケーキをいただきました。なつかしさをかんじるやさしいおあじです。

ブラウンを基調きちょうにしたいたインテリアが居心地いごこちよくほっとします。キッチンのなかでは親子おやこだい?おじさまたちがいそがしそうにお仕事しごとしています。クチコミで評判ひょうばんひろまっているのか、外国がいこく旅行りょこうしゃかたたちもおおかったです。

カウンターのうえているたなじょういたなにかしら?とになって、ひょっとしてむかしはテレビをいていたのではないかしら?とコーヒーをはこんできた3代目だいめらしきわかいおにいさんにおきしたところ、ちょっとかんがえて (煙草たばこようの) 空気くうき清浄せいじょうだとおもいます、とのこたえでした。

(お客様きゃくさまがひと段落だんらくして、スタッフのほうすみせき休憩きゅうけいタイム)

がっかりしたかおえたのか、そのにいさんは (うえ写真しゃしんにある) かべのくぼみをして、テレビはここにありました、とおしえてくれました。はずれたけれど、たらずともとおざからず。ちょっとうれしくなりました。^^

たしかにむかしのテレビはブラウン管ぶらうんかんおもかったので、うすいたではささえきれなかったでしょうね。空気くうき清浄せいじょうようたな店内てんないに3ヶ所かしょあって、そのむかし煙草たばこうおきゃくさんがおおかったんだろうなーと想像そうぞうしました。

しばしのあいだ昭和しょうわにタイムスリップしたような感慨かんがいおぼえました。

***

ぎゅうわかまる弁慶べんけい出会であったとされる、きょう五条ごじょうはしうえ
したながれるのは鴨川かもがわひだり納涼のうりょうゆかしつらえた料亭りょうていならんでいます。

 

 

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京都きょうと旅行りょこう(2023・なつくさ風土ふうど うしのほね @先斗ぽんとまち

2023ねん10がつ22にち | 京都きょうと

京都きょうと旅行りょこう(2023・なつ)のつづきです。前回ぜんかいまでの記事きじはこちら。

1.京都きょうと旅行りょこう(2023・なつまつ粂さんのミニ会席かいせき鹿苑寺ろくおんじ (金閣寺きんかくじ)
2.京都きょうと旅行りょこう(2023・なつ新島にいじまきゅうやしき ~ kawaCOFFEE

おいしいコーヒーでひとやすしたのちは、いったんホテルにもどってしばしくつろいでから、先斗ぽんとまち (ぽんとちょう) に夕食ゆうしょくしょくべにでかけました。先斗ぽんとまちは、鴨川かもがわ沿いにつづながなが路地ろじで、飲食いんしょくてんならおもむきのある繁華はんかがいとなっています。

7がつの18まえった写真しゃしんなので、まだあかるくて本来ほんらい雰囲気ふんいきをおつたえできていませんが...

なつ先斗ぽんとまちは、鴨川かもがわけて足場あしばんでテラスをしつらえる、納涼のうりょうゆか風物詩ふうぶつしとなっています。(先斗ぽんとまち納涼のうりょうゆかについては、以前いぜんコチラ記事きじにしています。) 今回こんかい予約よやくしたのは和食わしょく料理りょうりくさ風土ふうど(そうふうど) うしのほね

はや時間じかん納涼のうりょうゆかきがなく、屋内おくないせきになりましたが、今年ことしなつはものすごくあつかったので、結果けっかてきにはそれが正解せいかいでした。まどちかせきでしたので、納涼のうりょうゆか雰囲気ふんいきあじわうことができてよかったです。お料理りょうりはコースではなく、アラカルトをシェアしていただきました。

せっかくなので京都きょうとのおさけをいただきたくて、伏見ふしみ つる酒造しゅぞうさんのじゅんべいしゅづる」をいただきました。さけまい山田やまだにしき」のうまみをかしたすっきりとした辛口からくち。お料理りょうりにもよくいました。

つきだしですが、なにわすれました...。

きなさかなえらんで、しゅわせにしました。かつだこあぶ土佐とさジュレ、はも南蛮なんばんけ、うなぎとしょう茄子なすび やしとろろがけ、万願寺まんがんじ唐辛子とうがらしにくめ、和牛わぎゅうしゃぶとしん生姜しょうがきんぴら。

はちたから餃子ぎょうざはねがしっかりしています。

せきから納涼のうりょうゆかのぞめました。ほのかにくれないいろまったくもがきれいです。

九条くじょうねぎ あっさりしおナムル。シンプルですがきゅうじょうネギきにはうれしい一品いっぴん

たぶんサラダだとおもいますが、詳細しょうさいわすれました...。

みせ自家製じかせい梅酒うめしゅをロックでいただきました。

さかなのフライのようですが、これもわからず...。おみせのHPのメニューにのっていないようなので、本日ほんじつのおすすめメニューにあったお料理りょうりかもしれません。

〆に特製とくせいうしほねラーメン。

食事しょくじのちは、かも川縁かわぶち河原かわらをのんびりあるきながらもどりました。各店かくてん納涼のうりょうゆかしているのが京都きょうとなつならではの風景ふうけいです。このあと四条しじょうどおりあるくと、祇園祭ぎおんまつり御神輿おみこしならんでかれている場所ばしょがあり、ほんのすこしおまつりの気分きぶんあじわえました。

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とみにしきじゅだいさい檳(FUJIN TREE フージンツリー)

2023ねん10がつ21にち | グルメ

友人ゆうじんと、日本橋にほんばしコレド室町むろまちテラスはいっている台湾たいわん料理りょうりのレストラン、とみにしきじゅだいさい檳(FUJIN TREE フージンツリー)でランチをいただいてきました。

コレド室町むろまちテラスは2019ねんにオープンしたとき記事きじにしています。⇒ コチラ この記事きじなかで「ここはカフェかな?」といているのがフージンツリーです。台湾たいわん人気にんきのおしゃれレストランの日本にっぽん支店してんです。

友人ゆうじんとのあつまりというと、イタリアンやフレンチということがおおいので、台湾たいわん料理りょうりというのがめずらしく新鮮しんせんでした。ビルのなかのおみせですが、テラスへとつながっていて解放かいほうかんがあり、シンプルで洗練せんれんされた雰囲気ふんいきでいただくお料理りょうりはどれもおいしかったです。

大皿おおざらではなく、コースのお料理りょうりなので、ける気遣きづかいがいらないのもよかったです。シャンパンでいただく台湾たいわん料理りょうりということでしたが、わたしたちはライチジャスミンティと烏龍茶うーろんちゃ (東方とうほう美人びじん) をポットでシェアしていただきました。

本日ほんじつのスープは、しらすを使つかったスープ。しらすのうまみがしっかりいて、りつのスープ?とおもったほど。ひやさいしゅわせは、ひだりから春雨はるさめもの海老えびひやせい茄子なすびのマリネ、おくひやせいゆでにわとり柑橘かんきつ醤油じょうゆえ。

ゆたかさいしゅわせ。ひだり大根だいこんもちでしょうか。ちゅうげパンと海老えびのすり甘酢あまずいため。みぎ台湾たいわん豆腐とうふ海老えびのすり海老えびがぎっしりまっていて、しっかりとしたしょくかんたのしめました。

みせ名物めいぶつ料理りょうりである、ぶたバラにくかく ナツメとハイビスカスソース。ぶたバラにくなので、あぶらおおいですが、まったくあぶらっぽさがなくてびっくり。いったいなに時間じかん煮込にこんだらこんなにやわらかくなるのでしょう。くちがすぱっときれいなのにもおどろきました。

プライムビーフの一口ひとくちステーキ。ぶたバラにくかくがメインディッシュだとおもったら、そのいちくちステーキがつづきました。まぶした香味こうみ野菜やさい風味ふうみもよく、ソースがからんでおいしかったです。

あかまいりごはんと、はなニラとピータン ぶた挽肉ひきにくのピリからしいため。ごはんのおともにぴったりです。

デザートのまめはな (トウファ)。うえっているのは、なしのシャーベットとクコのです。シャーベットがかきごおりのような素朴そぼく風合ふうあいでした。

フージンツリーを代表だいひょうするお料理りょうりをバラエティゆたかにたのしめる、スタメンぞろいの贅沢ぜいたくなコースでした。

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グランツーリスモ / 岸辺きしべ露伴ろはん ルーヴルへ

2023ねん10がつ15にち | 映画えいが

さん連休れんきゅう帰省きせいした息子むすこ映画えいが、2作品さくひんです。

グランツーリスモ (Gran Turismo)

ソニーのPlay Station で人気にんきのレーシングゲーム「グランツーリスモ」を題材だいざいにした作品さくひんいて、「ピクセル」とか、ポケモンのハリウッド実写じっしゃ映画えいがめい探偵たんていピカチュウ」みたいなBきゅう映画えいが想像そうぞうしていたら、とんでもなかった。

ゲーム「グランツーリスモ」のトッププレイヤーから厳選げんせんされたメンバーが、リアルなレーサーとして訓練くんれんけ、そのなかえらばれしいちめいが、実際じっさいにル・マンの24あいだ耐久たいきゅうレースにレーサーとして参加さんかしたという、実話じつわもとづく作品さくひんです。

いくらゲームでのドライビング・テクニックがすごくたって、リアルなレースで通用つうようするの? どんな訓練くんれんけたらレーサーになれるの? 等々とうとうまえはクエスチョンマークの連続れんぞくでしたが、そのなぞをこの映画えいが次々つぎつぎかしていきます。

こういうとんでもない企画きかくかんがえた日産にっさんのマーケティング担当たんとうやレーシングチームもすごいですし、リアルなレースに通用つうようできるだけのバーチャルなゲームをつくったソニーのクリエイターたちもすごい!と感動かんどうしました。

えらばれしレーサーは、イギリスのヤン・マーテンボロー。かれ勝負しょうぶきょくが、ケニー・Gやエンヤだったのでてっきり1980年代ねんだいはなしかとおもったら、2013ねんのできごととからっておどろきました。ちなみにわたしがレースといえば、T-SQUAREの「TRUTH」があたまながれます。^^

もとサッカー選手せんしゅ父親ちちおやが、そとあそばずゲームばかりやっている息子むすこがゆくおもいながら、最後さいごには息子むすこ理解りかい応援おうえんする家族かぞくあい日産にっさんのマーケティング担当たんとう (オーランド・ブルーム) に圧力あつりょくをかけられながら、最後さいごまでヤンをしんつづけたコーチとの師弟していあい

ライバルチームとの心理しんりせん、ラストのドラマティックなフィニッシュと、ありがちなストーリー展開てんかいもすべて事実じじつとなれば格別かくべつです。むねあつくなりました。

岸辺きしべ露伴ろはん ルーヴルへ

息子むすこ岸辺きしべ露伴ろはんのドラマシリーズがきで、NHKのドラマはすすめられてすべていっしょにています。かれほん映画えいが劇場げきじょう鑑賞かんしょうずみですが、いまちょうどアマプラにがっているというので、今回こんかいいっしょにることになりました。

パリのルーヴル美術館びじゅつかんでロケをしているといてたのしみにしていましたが、パリの場面ばめんにはなかなかかず、前半ぜんはんはほとんど、わか露伴ろはん将来しょうらい漫画まんがになるべきかおもなやんで、祖母そぼ経営けいえいする宿屋やどやちょう逗留とうりゅうする場面ばめんつづきます。

ところがこのあじわいのある宿屋やどや、どこかでたことあるとおもったら、なんと昨年さくねんあきおとずれたばかりの福島ふくしま会津あいづ東山ひがしやま温泉おんせんこうたきさんではないですか! ちょっとうれしくなりました。

わか露伴ろはん逗留とうりゅうちゅう、ここで出会であってひそかにおもいをせる、わけありふううつくしい年上としうえ女性じょせい 奈々なな (木村きむら文乃あやの) が、じつ露伴ろはん (高橋たかはし一生かずお) の出自しゅつじにかかわっていることが、のちになってわかってきます。

公開こうかいまえのビジュアルでは、パリでのロケがアピールポイントになっていた記憶きおくがありますが、どちらかというと「御宿おんじゅくかわせみ」のような時代じだい小説しょうせつのテイストをもった、あじわいぶか作品さくひんでした。

そしてこのシリーズ、わたし毎回まいかいたのしみにしているのが、飯豊いいとよまりえさんえんじる、露伴ろはん編集へんしゅう担当たんとう いずみ京香きょうかのベルサイユふう?ファッションです。^^ 今回こんかいとく序盤じょばんのオークションの場面ばめん京香きょうかがまとっていた、パープルのドレスがすてきでした。

 

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京都きょうと旅行りょこう(2023・なつ新島にいじまきゅうやしき ~ kawaCOFFEE

2023ねん10がつ14にち | 京都きょうと

京都きょうと旅行りょこう(2023・なつ)のつづきです。前回ぜんかい記事きじはこちら。

1.京都きょうと旅行りょこう(2023・なつまつ粂さんのミニ会席かいせき鹿苑寺ろくおんじ (金閣寺きんかくじ)

金閣寺きんかくじおとずれたのちは、バスにって京都きょうと御所ごしょ方面ほうめんへ。御所ごしょのすぐよこにある、新島にいじまきゅうやしきおとずれました。宗教しゅうきょうであり教育きょういくしゃ同志社大学どうししゃだいがく創設そうせつしゃである、新島にいじまじょう (にいじまじょう) の私邸していです。ここは同志社大学どうししゃだいがく発祥はっしょうで、大学だいがく移転いてんしたのち跡地あとちてられました。

建物たてもの鎧戸よろいどのあるアメリカ・コロニアル様式ようしきですが、どこかたたずまいもかんじられます。

新島にいじまじょう近代きんだい日本にっぽんにおけるキリスト教きりすときょうともいうべき人物じんぶつで、クリスチャンのはしくれとしていちはここをおとずれたいとおもっていましたが、公開こうかいかぎられていてこれまで旅程りょていとなかなかわず、今回こんかいようやく訪問ほうもん念願ねんがんたしました。

アメリカにあこがれ、アメリカにわたって大学だいがく自然しぜん科学かがく神学しんがくまなび、のち日本にっぽんキリスト教きりすときょう伝道でんどう教育きょういく生涯しょうがいをささげた新島にいじまは、日本にっぽん代表だいひょうする宣教師せんきょうしとして、アメリカのワシントンだい聖堂せいどうにも彫像ちょうぞうかかげられています。

新島にいじまじょうは、大河たいがドラマ「八重やえさくら」ではちじゅうおっととして登場とうじょうしているので(えんじているのはオダギリジョーさん!)ご存知ぞんじほうもいらっしゃるかとおもいます。

建物たてものなかにはれませんが、まどしになか見学けんがくすることができました。竣工しゅんこうは1897 (明治めいじ11) ねん洋風ようふう外観がいかん、そして家具かぐ洋風ようふうですが、間取まどりは日本にっぽんふうで、日米にちべい両方りょうほう文化ぶんかあいした新島にいじまらしい邸宅ていたくおもいました。

うえ写真しゃしん書斎しょさいですが、よう要素ようそがまざりあい、たたみのお部屋へや洋風ようふう家具かぐいているような印象いんしょうけました。西洋せいようふう鎧戸よろいどうえに、あかりの欄間らんまがあり、障子しょうじがはまっているのがユニークです。かべいちめん書棚しょだながありましたが、その8わり洋書ようしょということです。

こちらはダイニングルーム。おくえるのは応接間おうせつまです。洋風ようふうのお部屋へやですが、あいだ日本にっぽんしきふすま区切くぎられているのがおもしろい。お部屋へやはすべて洋間ようまでしたが、新島にいじまあと八重やえ洋間ようまのひとつを改造かいぞうし「さびちゅうあん」というおちゃしつつくりました。

建物たてもの裏側うらがわです。おなじコロニアル様式ようしきでも表側おもてがわとはすこちがったデザインで、ニューオーリンズのフレンチクォーターにられる建物たてものすこているようにおもいました。こちらもまどうえにはあかりの欄間らんましつらえられています。

新島にいじまじょう生涯しょうがいじょうでも、建築けんちくぶつとしても、興味深きょうみぶか建物たてものでした。

***

新島にいじまきゅうやしきおとずれたのち、どこかでひとやすみしようということになり、ぶらぶらあるいて偶然ぐうぜんつけた珈琲こーひーてん kawaCOFFEE (カワコーヒー) はいりました。

窓際まどぎわ横並よこならびに4せき、キッチンにめんしたカウンターに4せきあるのみのこじんまりとしたおみせですが、町家まちやふういたたたずまいが心地ここちよく、マスターのさくな笑顔えがおさそわれるようにして窓側まどがわせきならびました。

メニューは、本格ほんかくてきなコーヒーから、自家製じかせいのカステラなどのスイーツまで。カステラは人気にんきのようで、わざわざいにみえているほうもいらっしゃいました。

せっかく珈琲こーひーてんはいったので、ホットコーヒーにしたいところでしたが、このつめたいものあまいものがしくて、めずらしくコーヒーフロートをいただきました。つめたいアフォガードといったかんじでおいしかった! かえりました。

まどそとにはマスターが配達はいたつよう通勤つうきんよう?に使つかうのでしょうか。おみせ名前なまえはいったかわいい自転車じてんしゃまっていて、になりました。

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京都きょうと旅行りょこう(2023・なつまつ粂さんのミニ会席かいせき鹿苑寺ろくおんじ (金閣寺きんかくじ)

2023ねん10がつ08にち | 京都きょうと

昨秋さくしゅう函館はこだて旅行りょこうがまだわっていませんが、今年ことしがつおとずれた京都きょうと旅行りょこうさきくことにいたします。おっと京都きょうと出張しゅっちょうにあわせて、わたし東京とうきょうから、息子むすこ奈良ならからやってきて、土曜日どようび合流ごうりゅうしました。

ちょうど祇園祭ぎおんまつりのさちゅう。いつものホテルの予約よやくれず、今回こんかい四条しじょうザ ロイヤルパークホテル 京都きょうと四条しじょう宿泊しゅくはくしました。シンプルで使つか勝手がってがよく、お部屋へや浴槽よくそうおおきかったのが個人こじんてきにはよかったです。現地げんちった入浴にゅうよくざいれて、ゆったりとくつろぎました。

たび土曜日どようびのおひるあわせた、こちらのおみせからスタートしました。

四条しじょう五条ごじょうあいだ烏丸からすまどおりからちょこっとはいった住宅じゅうたくがいにある まつ粂 (まつくめ) さんです。おもむきのある京町きょうまち雰囲気ふんいきにほっとしんがなごみます。とはいえ、エアコンの室外しつがいひょうしゅっていたり、おみせまえにママチャリがめてあったり、かざらぬ風情ふぜいがまたよいかんじ。

こちらはもとは仕出しだ料理りょうりさんだったということですが、お手頃てごろ価格かかく本格ほんかくてきなミニ会席かいせきのランチがたのしめます。おとなりのテーブルでは女子じょし学生がくせいにん期末きまつ試験しけん打上うちあげランチ?なんとも微笑ほほえましい雰囲気ふんいきでした。

こちらがおひるのミニ会席かいせきのおぜんです。もの焼物やきもの煮物にもの揚物あげもの、ごはんとおものがついて、どれもおいしかった! わたしとく関西かんさいふうのふわっふわの出汁だしたまご海老えび真薯しんじょりました。これぞ京都きょうとというおあじでした。

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おいしいおひるをいただいたのちは、市営しえい地下鉄ちかてつとバスをいで、金閣寺きんかくじへとかいました。

金閣寺きんかくじは、正式せいしき名称めいしょう鹿苑寺ろくおんじ(ろくおんじ) といい、銀閣寺ぎんかくじとともに相国寺しょうこくじ塔頭たっちゅう(たっちゅう)寺院じいんのひとつです。でもこの金色きんいろかがや姿すがた相国寺しょうこくじ以上いじょうられ、国内外こくないがいわず人気にんきがありますね。このもおおぜいの観光かんこうきゃくでにぎわっていました。

1397ねん足利あしかが義満よしみつによって開基かいきされたのち、2落雷らくらい応仁おうにんらん、さらに放火ほうかによる焼失しょうしつ経験けいけんし、ドラマティックな変遷へんせんをもつおてらです。1950ねん放火ほうか事件じけんは、三島みしま由紀夫ゆきお小説しょうせつでもよくられています。

2020ねん12月に京都きょうと旅行りょこうしたさい金閣寺きんかくじがちょうど修復しゅうふくちゅうおとずれるのを断念だんねんしたので、今回こんかい予定よていれてたのしみにしていましたが、山々やまやま借景しゃっけいにして水辺みずべかびがるはすとし殿どの(きむかく)の神々こうごうしいうつくしさに圧倒あっとうされました。

金閣寺きんかくじおとずれたのは、ひょっとしたら修学旅行しゅうがくりょこう以来いらいでしょうか。当時とうじちゅうびょうわずらっていた生徒せいとたちのあいだでは、金閣寺きんかくじよりしぶ銀閣寺ぎんかくじほう人気にんきたかかったような記憶きおくがあります。^^

でもあらためてこうしてると、いた金色きんいろ自然しぜん風景ふうけいなか違和感いわかんなくんで品格ひんかくがあり、しみじみとうつくしいとかんじました。

後方こうほうからパチリ。高低こうていのある境内けいだい全体ぜんたい広大こうだい庭園ていえんとなっていて、あつなかではありましたが散策さんさくたのしめました。

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