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国語辞典 - Wikipedia

国語こくご辞典じてん

日本語にほんご単語たんご連語れんごなどを規則きそくてき排列はいれつし、説明せつめいした書物しょもつ

国語こくご辞典じてん(こくごじてん)は、そのくに言語げんご国語こくご)を対象たいしょうとしたいち言語げんご辞典じてん漢字かんじ文化ぶんかけん日本にっぽん中華民国ちゅうかみんこく中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく成立せいりつまえ中国ちゅうごくおよびそれ以降いこう台湾たいわん)、大韓民国だいかんみんこくにはこの辞典じてんられる。日本にっぽんでは通常つうじょう日本語にほんごのものをし、単語たんご連語れんごなどを規則きそくてきに(おも五十音ごじゅうおんじゅんしたがって)排列はいれつし、説明せつめいした書物しょもつをいう[1][2]見出みだしにてた言葉ことば仮名遣かなづかアクセント漢字かんじ表記ひょうき品詞ひんし使用しよう分野ぶんや意味いみ用法ようほう、さらには類義語るいぎご対義語たいぎご用例ようれい文献ぶんけんうえ初出しょしゅつれいなどの情報じょうほうしめされる。国語こくご辞書じしょ日本語にほんご辞典じてん日本語にほんご辞書じしょともいう[1]

明解めいかい国語こくご辞典じてん」の表紙ひょうし

現在げんざいは、やく50まんおさめる最大さいだい規模きぼの『日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん』(小学館しょうがくかん)をはじめ、中型ちゅうがた辞典じてん(10まん - 20まん規模きぼ)や、小型こがた辞典じてん(6まん - 10まん規模きぼ)が編纂へんさんされ、特色とくしょくきそっている。電子でんし辞書じしょウェブ辞書じしょモバイルアプリケーションによる辞書じしょ利用りようされている。これらデジタルはん内容ないようだい多数たすう書籍しょせきはんもとづいており、書籍しょせきばんのように全体ぜんたい一目いちもく見渡みわたせる一覧いちらんせいにはとぼしいものの、コンピュータによる多様たよう検索けんさく可能かのうとし、携帯けいたいせいすぐれるなどの利点りてんがある[3]

構成こうせい

編集へんしゅう

国語こくご辞典じてんかぎったことではないが、辞書じしょは「だれが、どのようなときに、どのような目的もくてき使用しようするか」によって性格せいかくことなる[4]たとえば使用しようしゃ職業しょくぎょう年齢ねんれい日本語にほんご母語ぼごかなどによって要請ようせい様々さまざまであり、図書館としょかん調しらべるときや、学校がっこう家庭かてい学習がくしゅうするときなど、使用しようする場面ばめん多様たようである。

以下いかにおいては一般いっぱんてき国語こくご辞典じてん条件じょうけんについてべることにする。

一般いっぱんてき国語こくご辞典じてん見出みだは「こくご国語こくご】」「ディクショナリー【dictionary】」のように「仮名かめい見出みだ表記ひょうきらん】」のかたちかれる。それぞれの詳細しょうさい以下いかとおり。

仮名かめい見出みだ
  • 活字かつじアンチックたいゴシックたいといったふとめのものがもちいられる[5]
  • 仮名遣かなづかは「現代げんだい仮名遣かなづか」がもちいられる[6]敗戦はいせんまえ歴史れきしてき仮名遣かなづかもちいられたが、「表音ひょうおんしき」とばれる表記ひょうきほう採用さいようしたものがあらわれ、1946ねん現代げんだいかなづかい実施じっしおおられた[7]表音ひょうおんしきによる仮名かめい見出みだしは、発音はつおんおなでもける場合ばあいおお歴史れきしてき仮名遣かなづかいのむずかしさに対処たいしょする方式ほうしきであり、仮名遣かなづかいを調しらべるための手段しゅだんでもあったが、統一とういつされたものではない[7]現代げんだいかなづかい以前いぜんの1943ねん刊行かんこうされた『明解めいかい国語こくご辞典じてん初版しょはんでは、長音ちょうおんあらわすのに「あ」「い」「う」「え」「お」をもちい(れい・てえ-こお【抵抗ていこう】テイカウ)、「ぢ」「づ」は「じ」「づ」に統一とういつした。『広辞苑こうじえんだい4はん仮名かめい見出みだしを全面ぜんめんてき現代げんだい仮名遣かなづかいとしたことで、以降いこうあらたに刊行かんこうされた主要しゅよう辞典じてんから表音ひょうおんしき見出みだしは姿すがたした。『しん明解めいかい国語こくご辞典じてん』は2020ねんだい8はんでも「てい こ抵抗ていこう】」「こんにち」などの見出みだしに「表音ひょうおんしき表記ひょうき」としてカタカナ小字こあざえる[8]
  • 和語わご漢語かんごには平仮名ひらがなもちいる(れい・ごい【語彙ごい】)。和語わご平仮名ひらがな漢語かんご片仮名かたかなにするものもある(『新潮しんちょう国語こくご辞典じてん』『新潮しんちょう現代げんだい国語こくご辞典じてん』)。外来がいらいには片仮名かたかなもちい、外来がいらい長音ちょうおんには長音符ちょうおんぷ「ー」をもちいる(れいボキャブラリー【vocabulary】)。活用かつようのあるかたり原則げんそくとして終止しゅうしがた見出みだとする。
  • ハイフンや中黒なかぐろといったやくもの記号きごう)でかたり構成こうせい語幹ごかん活用かつよう語尾ごび区切くぎりをしめすものがおおい。
表記ひょうきらん
すみ括弧かっこ(【 】)またはかく括弧かっこ([ ])でくくるものがおお[9]現代げんだい辞書じしょ使用しようされる漢字かんじ常用漢字じょうようかんじまたは人名じんめいよう漢字かんじによる字体じたい整理せいりしたがい、しん字体じたい基本きほんとする。おく仮名がなは「おく仮名がなかた」を基準きじゅんとして[10]、「許容きょよう」により増減ぞうげんみとめられる仮名かめいまる括弧かっこでくくってしめすことがある(れい・浮(か)ぶ〈本則ほんそくは「かぶ」〉、くだり(な)う〈本則ほんそくは「おこなう」〉)。おおくの国語こくご辞典じてんでは、漢字かんじ常用漢字じょうようかんじひょうにあるしゅひょうない)かそうでないしゅおもて外字がいじ)か、ひょうないみが常用漢字じょうようかんじひょう採用さいようされたもの(ひょうない音訓おんくん)かそうでない(ひょうがい音訓おんくん)か、じゅく字訓じくんである場合ばあい常用漢字じょうようかんじひょう付表ふひょうしめされているかどうかをやくものしめす。教育きょういく漢字かんじまたは常用漢字じょうようかんじふくまれる漢字かんじ場合ばあい書体しょたいえて教科書きょうかしょたいしめすものもある。
外来がいらい原語げんごはらつづり
表記ひょうきらん外来がいらい原語げんごはらつづりかかげる国語こくご辞典じてんもある。その場合ばあい英語えいご以外いがいかたりについては言語げんごめい注記ちゅうきされることもおおい。現代げんだい中国ちゅうごくなどの場合ばあいには、そのまま原語げんご漢字かんじ表記ひょうきくこともある。ラテン文字もじ漢字かんじ以外いがい表記ひょうきされるかたりは、通例つうれいラテン文字もじこぼしされたものが原語げんごとしてしめされる。なお原語げんごからいちじるしく乖離かいりしている場合ばあい和製わせい場合ばあいにはべつ括弧かっこ注記ちゅうきすることがおおい。
歴史れきしてき仮名遣かなづか
歴史れきしてき仮名遣かなづかいは利用りようしゃ目的もくてき範囲はんいない記載きさいされる[ちゅう 1]歴史れきしてき仮名遣かなづかいが仮名かめい見出みだしとことなる場合ばあい、「仮名かめい見出みだしと表記ひょうきらんあいだしめすもの」と「表記ひょうきらんのちしめすもの」とがあり、おおくは割注わりちゅうしめ[11]漢語かんご字音仮名遣じおんかなづかしめすものとしめさないものとがある。表音ひょうおんしき見出みだしを採用さいようした辞典じてんでは、歴史れきしてき仮名遣かなづかいと同様どうよう現代げんだいかなづかいもこうした方法ほうほうしめした。

語義ごぎがほぼおなじである場合ばあいは、見出みだしの表記ひょうき少々しょうしょうことなるかたりひとつのこうにまとめられる。語義ごぎことなる場合ばあいには別項べっこうとする(れい・じてん【字典じてん】、じてん【辞典じてん】、じてん【事典じてん】)。この処理しょり辞典じてんかたりによってことなることがある。『岩波いわなみ国語こくご辞典じてん』は「じてん①【辞典じてん】……②【字典じてん】……③【事典じてん】……」と「じてん」の項目こうもく語義ごぎ区分くぶんける処理しょりをする。『日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん』の「だい-じてん【だい辞典じてんだい字典じてん】」の項目こうもくりょう表記ひょうきをまとめ、一般いっぱん名詞めいし栄田えいだもういのししによる漢和かんわ辞典じてんだい字典じてん』、平凡社へいぼんしゃ国語こくご辞典じてんだい辞典じてん』をあわせてあつかう。

排列はいれつ

編集へんしゅう

きん現代げんだいおおくの国語こくご辞典じてんは、項目こうもく五十音ごじゅうおんじゅん排列はいれつする[12]明治めいじよりまえ字引じびきるいいはいろはじゅんであり、近代きんだいにもいろはじゅんのものがあるほか、マ字まじ排列はいれつのものもある[13]個々ここ辞典じてんによって細部さいぶことなるが基本きほんてきなルールはだいたいおなじである。事典じてんるいでは長音ちょうおん記号きごう無視むししたようなじゅんならべるものがおおいが、国語こくご辞典じてんでは長音ちょうおん記号きごう発音はつおん該当がいとうする母音ぼいんがあるものとするものがおおい、といったちがいがある。

  • 清音せいおん濁音だくおんはん濁音だくおんについては、そのまま清音せいおん濁音だくおんはん濁音だくおんじゅんとなる(れい・はり【玻璃はり】、ばり【罵詈ばり】、パリ【Paris】)。
  • 直音ちょくおん促音そくおん拗音ようおんについては国語こくご辞典じてんによりことなる。
    • 直音ちょくおん促音そくおん拗音ようおんじゅんとするもの(れい・めつき【目付めつき】、めっき【鍍金めっき】のじゅん[ちゅう 2]
    • 促音そくおん拗音ようおん直音ちょくおんじゅんとするもの(れい・めっき【鍍金めっき】、めつき【目付めつき】のじゅん[ちゅう 3]
  • 長音ちょうおんについても国語こくご辞典じてんによりことなる。
    • 直上ちょくじょうのカタカナの母音ぼいん相当そうとうするおとつづいているものとみてあつかうもの(れい・アート【art】を「アアト」の位置いち配置はいち[ちゅう 3]
    • 長音符ちょうおんぷ見出みだ配列はいれつには関係かんけいないものとしてあつかうもの(れい・アート【art】を「アト」の位置いち配置はいち[ちゅう 2]
  • 複合語ふくごうごについても国語こくご辞典じてんによりことなる。
    • しん項目こうもくつづけて配置はいちするもの(れい・「こくごきょういく【国語こくご教育きょういく】」や「こくごしんぎかい【国語こくご審議しんぎかい】」を「こくご【国語こくご】」の項目こうもくとしてそのなか配置はいち)。
    • 完全かんぜん独立どくりつ項目こうもくとするもの(れい・「こくごきょういく【国語こくご教育きょういく】」や「こくごしんぎかい【国語こくご審議しんぎかい】」を「こくご【国語こくご】」とはべつ項目こうもくとして配置はいち)。
  • 同音どうおん場合ばあい配列はいれつについても国語こくご辞典じてんによりことなる。

近代きんだい以前いぜん

編集へんしゅう

日本書紀にほんしょき」によれば、日本人にっぽんじん手掛てがけた最初さいしょ辞書じしょ682ねん天武天皇てんむてんのう11ねん)に完成かんせいした『新字しんじ』といわれる[ちゅう 4]。その内容ないようつたわっていないため真偽しんぎ不明ふめいであるが、現存げんそんする木簡もっかん字書じしょらしき記載きさい確認かくにんできることから[15]すくなくとも天武てんむちょうにおいて辞書じしょ編纂へんさんおこなわれた可能かのうせいはある[16]

日本にっぽんつくられた現存げんそん最古さいこ辞書じしょは、空海くうかい編纂へんさんになる『篆隷万象ばんしょう名義めいぎ』(うけたまわ2ねん835ねん以前いぜん成立せいりつ)である[17][18]。これは漢字かんじ簡潔かんけつ漢文かんぶんちゅうしており、高山寺こうざんじ唯一ゆいいつ写本しゃほんつたわっている[19]和語わご和訓わくん)がったものとしては、『新撰しんせんきょう』(寛平かんぺい4ねん - あきらたい3ねん892ねん - 900ねん)、『和名わみょう類聚るいじゅうしょう』(うけたまわひら4ねん934ねん)、『類聚るいじゅう名義めいぎしょう』(11世紀せいきすえ - 12世紀せいきころ)、『いろるいしょう[ちゅう 5]といった辞書じしょまれた[21]。ただし、これらは厳密げんみつには漢籍かんせきむための漢和かんわ辞典じてんもしくは漢字かんじ漢語かんごるための “和漢わかん辞典じてん” であるとかんがえるべきで、現在げんざい国語こくご辞典じてん概念がいねんからはとおい。

15世紀せいきになると、日常にちじょうせっする単語たんごいろはじゅんならべた書物しょもつ節用せつようしゅう」がひろまった。漢字かんじ熟語じゅくご多数たすう掲出けいしゅつして、それに仮名がなをつけただけのもので、もとより意味いみなどの記述きじゅつはないが、日常にちじょう文章ぶんしょうくためには十分じゅうぶんであった[22]。「節用せつようしゅう」の写本しゃほんおお現存げんそんし、文明ぶんめいほん文明ぶんめい6ねん1474ねんころ成立せいりつ)、黒本くろもとほん饅頭屋まんじゅうやほん前田まえだほんえきりんほんなどがられる[22]。「節用せつようしゅう」は江戸えど時代じだいにますますひろ利用りようされ、明治めいじ以降いこう継続けいぞくして刊行かんこうされたが、次第しだい役割やくわり近代きんだい国語こくご辞典じてんゆずった[23]

近世きんせいには、貝原かいばら好古よしふるが1688ねん中国ちゅうごくの『しかみやび』にならった『和爾わにみやび』を出版しゅっぱんした。18世紀せいきには石川いしかわ雅望まさもち雅言がげんしゅうらん』、太田おおた全斎ぜんさい俚言りげんしゅうらん』、谷川たにがわきよし和訓わくんしおり』といった辞書じしょ[ちゅう 6]。『雅言がげんしゅうらん』は和歌わか擬古ぎこぶん作成さくせいにおいて規範きはんとなる「雅語がご」をあつめたもので、いわば古語こご辞典じてんであるが、用例ようれい出典しゅってんおよび流布るふほん丁数ちょうすうしるしているので、古語こご研究けんきゅうかすことのできないものとなっている[27]。『俚言りげんしゅうらん』は当時とうじ俗語ぞくご焦点しょうてんてたもので、今日きょう国語こくご辞典じてん概念がいねんによりちかく、かたりをアカサタナじゅんならべ、たまに出典しゅってん説明せつめいしている[ちゅう 7]。『和訓わくんしおり』は、見出みだした語釈ごしゃく用例ようれいをかなりこまかくしめしている[ちゅう 8]

ごとうみ」からだい世界せかい大戦たいせんまで

編集へんしゅう

近代きんだい国語こくご辞典じてんはじまり」は『げんうみ』であると一般いっぱんみとめられている[31][32][33][34][35]。もっとも、その前段ぜんだんがあった。

文部省もんぶしょう編輯へんしゅうりょうでは『語彙ごい』という辞書じしょ編集へんしゅうすすめられた[36]。ところが、1871ねんに「あ」の[37]成立せいりつしたのち、1884ねんに「え」の[38]までたところで頓挫とんざした[ちゅう 9]。こうした『語彙ごい』の失敗しっぱいかんがみて、文部省もんぶしょういのちにより大槻おおつき文彦ふみひこのほぼ独力どくりょくによって編集へんしゅうすすめられた[40][41]

大槻おおつきは『ウェブスター辞典じてん』の簡易かんいばん参照さんしょうしながら[ちゅう 10]辞書じしょ編纂へんさん理念りねん方法ほうほうとして「発音はつおん」「かたりべつ」「語源ごげん」「語釈ごしゃく」「出典しゅってん」の5しゅ絶対ぜったい条件じょうけんとした[40][41][45]やく3まん9000収録しゅうろくされている。

げんうみ』はなり稿こうのち資金しきん不足ふそくのため、しばらく文部省もんぶしょうない保管ほかんされたままだったが[ちゅう 11]、やがて1889ねんから1891ねん私費しひ刊行かんこうされた[41]。その最中さいちゅうおさなむすめ、そしてつま相次あいついで病気びょうきくしている[ちゅう 12]当初とうしょぜん4さつであったが、のち吉川弘文館よしかわこうぶんかんなどから1さつほんとして刊行かんこうされるようになり、その印刷いんさつかさね、1949ねんだい1000さつむかえた[41]

げんうみ以降いこうおも辞書じしょ

編集へんしゅう
日本にっぽんだい辞書じしょ
日本にっぽんだい辞書じしょ発行はっこうしょ(1892ねん - 1893ねん山田やまだ美妙びみょう中型ちゅうがた
  • 口語体こうごたい。アクセントのついた最初さいしょ辞書じしょ[47]
日本にっぽん大辞林だいじりん
みや内省ないせい(1894ねんものしゅう高見こうけん
  • 国学こくがくおさめる学生がくせいのための辞書じしょとして『ことばのはやし』を増補ぞうほしたもの[48]
帝国ていこくだい辞典じてん
三省堂さんせいどう(1896ねん藤井ふじいおつおとこ草野くさのきよしみん
  • 上記じょうきの『日本にっぽんだい辞書じしょ』の版権はんけんって改編かいへんしたもので[49]やすい紙面しめん構成こうせい好評こうひょうはくした[50]
日本にっぽんしんりん
三省堂さんせいどう(1897ねんはやし甕臣みかおみ棚橋たなはし一郎いちろう
  • 小型こがたされた最初さいしょ普通ふつう辞書じしょ[50]
ことばのいずみ
大倉おおくら書店しょてん(1898ねん - 1899ねん落合おちあい直文なおふみ
  • 初刊しょかん和装わそう5さつ。1899ねん洋装ようそう1さつ収録しゅうろくやく13まんで、古語こご俗語ぞくご方言ほうげんのほか固有名詞こゆうめいしといった百科ひゃっかてきなものにおよび、出典しゅってん語源ごげんげる[50]落合おちあいぼつ1908ねん嗣子しし落合おちあい直幸なおゆきらが『大増おおますてい日本にっぽんだい辞典じてんことばのいづみ補遺ほい』1さつ刊行かんこう[50]
りん
三省堂さんせいどう(1907ねん金沢かなざわ庄三郎しょうざぶろう
  • どう時代じだい言葉ことばおおれたことが特徴とくちょう[51]。1911ねん改訂かいてい[51]。『こうりん』『しょうりん』『うみ』『明解めいかい国語こくご辞典じてん』など、のち三省堂さんせいどう刊行かんこうする現代げんだい辞典じてんたる[51]
だい日本にっぽん国語こくご辞典じてん
冨山とやまぼう金港きんこうどう(1915ねん - 1919ねん松井まつい簡治上田うえだ万年かずとし[ちゅう 13]
  • やく20まん本格ほんかくてき辞書じしょ。『世界せかいだい百科ひゃっか事典じてん』の該当がいとう項目こうもくは「規模きぼおおきく編纂へんさん方針ほうしん整備せいびされ、のちの国語こくご辞書じしょひとつのはんとなった」とひょう[よう出典しゅってん]、『日本にっぽん辞書じしょ辞典じてん』は「最初さいしょの、近代きんだいてき大型おおがた国語こくご辞典じてん」とする[55]松井まついはこの辞典じてんのために、のち静嘉堂文庫せいかどうぶんこ収蔵しゅうぞうされることになる多数たすう資料しりょうあつ[56]語釈ごしゃくふでるにたって「いちにちさんじゅうさん」という目標もくひょうてて実行じっこうしたという[57][58][59]。のちの『日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん』につながる存在そんざい[56]初版しょはんぜん4かん。1928ねん - 1929ねん修正しゅうせいばんぜん4かん。1939ねん - 1941ねん修訂しゅうていばんぜん5かん。1952ねん修訂しゅうてい新装しんそうばんぜん1かん
げんいずみ
大倉おおくら書店しょてん(1921ねん - 1929ねん落合おちあい直文なおふみちょ)、芳賀はが矢一やいち改修かいしゅう
  • 「ことばのいずみ」を芳賀はが矢一やいち増補ぞうほ改訂かいていしたもの。復刻ふっこくばんに『日本にっぽんだい辞典じてん げんいずみぜん6かん日本にっぽん図書としょセンター、1981ねん)がある。
こうりん
三省堂さんせいどう(1925ねん、1983ねんだい6はん金沢かなざわ庄三郎しょうざぶろう
  • りん」をいで現代げんだい収録しゅうろくにさらに注力ちゅうりょくして「中型ちゅうがた国語こくご辞典じてん典型てんけい」という評価ひょうかひろ利用りようされた[51]。1934ねんしんていばん敗戦はいせんの1950年代ねんだいまではんかさねた当時とうじ代表だいひょうてき存在そんざい。1958ねん新版しんぱん、1973ねんだい5はん改訂かいていつづき、1983ねんだい6はん最終さいしゅうばん[60]だい5はんだい6はんはんは『りん』を初版しょはんとしたもの。
しょうりん
三省堂さんせいどう(1928ねん金沢かなざわ庄三郎しょうざぶろう
  • こうりん」の小型こがたばん[61]古典こてんかんするものを削除さくじょして「しん時代じだい用語ようごならびに外来がいらい」を大幅おおはば増補ぞうほした[61]非常ひじょう普及ふきゅうし、1956ねんごろまではんかさねた。1957ねん新小しんこりん』にがれる。
大言たいげんうみ
冨山とやまぼう(1932ねん - 1935ねん大槻おおつき文彦ふみひこ
  • ごとうみ」の増補ぞうほ改訂かいていばん[62]語源ごげん記述きじゅつ独特どくとくで、用例ようれい豊富ほうふになっている[62]大槻おおつきぼつ協力きょうりょくしゃ近親きんしんしゃらにより刊行かんこういたる。敗戦はいせんまえだい規模きぼ国語こくご辞典じてんとして『だい日本にっぽん国語こくご辞典じてん』とならしょうされる。
えん
博文ひろぶみかん(1935ねん新村しんむらいずる
  • 実用じつよう的中てきちゅうがた国語こくご辞典じてん[63]先行せんこうの『だい日本にっぽん国語こくご辞典じてん』『こうりん』『げんいずみ』をうつしていると指摘してきされている[64]。『広辞苑こうじえん』は『えん』の改訂かいてい作業さぎょうから発展はってんしたもの。
だい辞典じてん
平凡社へいぼんしゃ(1934ねん - 1936ねん石川いしかわ貞吉さだきちほか
  • やく72まん項目こうもく[ちゅう 14]収録しゅうろく語数ごすう最大さいだい国語こくご辞典じてんぜん26かん。1974ねん縮刷しゅくさつばん2かん拡大鏡かくだいきょう[66]。『だい日本にっぽん国語こくご辞典じてん』『大言たいげんうみ』とあわせてさん大国たいこく辞典じてんばれる。収録しゅうろくには固有名詞こゆうめいし方言ほうげんなどのほか、漢詩かんし一説いっせつなどもふくむが、きわめて短期間たんきかん編集へんしゅう作業さぎょうであったので、杜撰ずさん語釈ごしゃく散見さんけんされる[67]

明解めいかい国語こくご辞典じてん以降いこう

編集へんしゅう
明解めいかい国語こくご辞典じてん
三省堂さんせいどう(1943ねん初版しょはん〕、1952ねん改訂かいていばん金田一きんだいち京助きょうすけへん監修かんしゅう[ちゅう 15]小型こがた
  • しょうりん」をもと現代げんだい中心ちゅうしん編纂へんさん現代げんだい小型こがた国語こくご辞典じてん嚆矢こうし[ちゅう 16]改訂かいていばん表記ひょうきらん見出みだ漢字かんじ当用漢字とうようかんじひょう音訓おんくんひょうひょうないひょうない音訓おんくんおもて外字がいじひょうがい音訓おんくんしるしけ、後発こうはつ辞書じしょがそれにならった。『三省堂さんせいどう国語こくご辞典じてん』と『しん明解めいかい国語こくご辞典じてん』は、本書ほんしょ基礎きそとして編纂へんさんされたものである[68]。また、1997ねん初版しょはん復刻ふっこくばん刊行かんこうされた。
げんりん
全国ぜんこく書房しょぼう(1949ねん新村しんむらいずる
  • 敗戦はいせんあたらしい社会しゃかい対応たいおうすべく編纂へんさんされたもの[70]。1961ねん小学しょうがくかんから新版しんぱん
マ字まじ国語こくごしん辞典じてん
研究けんきゅうしゃ(1952ねん福原ふくはら麟太郎りんたろう山岸やまぎし徳平とくひら小型こがた
  • 一語いちごいち英訳えいやく付記ふき。2010ねん復刻ふっこくばん
うみ
三省堂さんせいどう(1952ねん金田一きんだいち京助きょうすけ
  • 編者へんしゃの「純粋じゅんすい国語こくご辞典じてんつくりたい」という意図いとのもとに編纂へんさんされた[71]研究けんきゅうしゃ国語こくご教師きょうしなどからたか評価ひょうかされたが、実際じっさい販売はんばい好調こうちょうとはえず、改訂かいていされることなく品切しなぎれとなった。1974ねん新装しんそう
広辞苑こうじえん
岩波書店いわなみしょてん(1955ねんだい1はん〕、2018ねんだい7はん新村しんむらいずる中型ちゅうがた
  • 敗戦はいせん国語こくご改革かいかくのちはじめて出版しゅっぱんされた百科ひゃっか兼用けんよう中型ちゅうがた国語こくご辞典じてんひろ支持しじされ、「代表だいひょうてき国語こくご辞典じてん」となされるなどベストセラーとなり、改版かいはんさい増補ぞうほされた語彙ごいは「社会しゃかいてき認知にんちされた言葉ことばという位置いちづけをた」と解釈かいしゃくされてマスコミにげられる[72]だい3はん国語こくご辞書じしょとしていちはやくCD-ROMばん開発かいはつされた。以降いこう、さまざまな形態けいたいのデジタルばんがある[72]
れいかい国語こくご辞典じてん
ちゅうきょう出版しゅっぱん(1956ねん時枝ときえだ誠記もとき小型こがた
  • 語釈ごしゃく用例ようれいについて評価ひょうかたか[ちゅう 17]。ほぼすべての項目こうもく用例ようれい作例さくれい)をした。時枝ときえだ文法ぶんぽうによる。おく仮名がなかた(1973ねん)を付録ふろくとするぞうていばんがある。1977ねんまではんかさねた[74]
角川かどかわ国語こくご辞典じてん
角川書店かどかわしょてん(1956ねん初版しょはん〕、1969ねん新版しんぱん
新選国語辞典しんせんこくごじてん
小学館しょうがくかん(1959ねん初版しょはん〕、2022ねんだい10はん金田一きんだいち京助きょうすけ佐伯さえきうめとも大石おおいし初太郎はつたろう野村のむら雅昭まさあき小型こがた
  • 収録しゅうろくしたかたりかずとその内訳うちわけくわしくしめす。巻末かんまつの「漢字かんじ解説かいせつ」は熟語じゅくご構成こうせいする漢字かんじ意味いみるのに役立やくだつ。小型こがたとしては語数ごすうおおく、現代げんだい動詞どうしには古語こごかたちしめされている[75]
しんげんうみ
日本にっぽん書院しょいん(1959ねん大槻おおつき文彦ふみひこちょ大槻おおつき茂雄しげお〕、小型こがた[ちゅう 18]
三省堂さんせいどう国語こくご辞典じてん
三省堂さんせいどう(1960ねん初版しょはん〕、2022ねんだい8はんぼう豪紀ひでとし市川いちかわたかし飛田ひだ良文よしふみ山崎やまざきまこと飯間いいま浩明ひろあき塩田しおだ雄大たけひろ小型こがた
  • ぼうは、この辞書じしょ編纂へんさんのために生涯しょうがいやく140まんおよ現代げんだい採集さいしゅうカードをつくった。語釈ごしゃく平易へいい言葉ことば使つか簡潔かんけつだい7はんにはプロ野球やきゅう3球団きゅうだん仕様しようがある。だい8はんでは仮名かめい見出みだしにアクセントをくわえるなど全面ぜんめん改訂かいていおこなった。だい7はん以降いこうにはモバイルアプリケーションがある。
旺文社おうぶんしゃ国語こくご辞典じてん
旺文社おうぶんしゃ(1960ねん初版しょはん〕、2023ねんだい12はん山口やまぐち明穂あきほ和田わだ利政としまさ池田いけだ和臣かずおみほか、小型こがた
  • 日常にちじょう生活せいかつ必要ひつようかたりをはじめ、科学かがく技術ぎじゅつ情報じょうほう医学いがくなどの最新さいしん和歌わかひゃくにんいちしゅ現代げんだい短歌たんか)・現代げんだい俳句はいくや、人名じんめい地名ちめい作品さくひんめいなどの固有名詞こゆうめいし故事こじことわざ・慣用かんよう豊富ほうふ収録しゅうろく常用漢字じょうようかんじ人名じんめいよう漢字かんじはすべて見出みだしとして収載しゅうさい
岩波いわなみ国語こくご辞典じてん
岩波書店いわなみしょてん(1963ねんだい1はん〕、2019ねんだい8はん西尾にしおみのる岩淵いわぶち悦太郎えつたろう水谷みずたに静夫しずお柏野かしの和佳子わかこ星野ほしの和子かずこ丸山まるやま直子なおこ小型こがた
  • スマートな語釈ごしゃく定評ていひょうがある[ちゅう 19]たん漢字かんじ造語ぞうご成分せいぶんとみて「かん字母じぼ項目こうもくとしてたてこうする[78]だい7はん以降いこうにモバイルアプリケーションがある。Googleでだい7はん新版しんぱん語釈ごしゃく表示ひょうじされることがある。
新潮しんちょう国語こくご辞典じてん
新潮社しんちょうしゃ(1965ねん初版しょはん〕、1995ねんだい2はん山田やまだ俊雄としお築島つきしまひろし小林こばやしかおるぶんまわし白藤しらふじあやこう小型こがた
  • 現代げんだい古語こごをあわせおさめる[79]字音じおんたいする仮名かめい見出みだしを片仮名かたかなにする。おおくのかたり用例ようれい出典しゅってん詳細しょうさいしめ[75]
しん明解めいかい国語こくご辞典じてん
三省堂さんせいどう(1972ねん初版しょはん〕、2020ねんだい8はん山田やまだ忠雄ただお倉持くらもち保男やすお上野うえの善道ぜんどう山田やまだ明雄あきお井島いしま正博まさひろ笹原ささはら宏之ひろゆき小型こがた
  • 主幹しゅかん山田やまだ個性こせい反映はんえいした独特どくとく語釈ごしゃく人気にんきがあり、「国語こくご辞典じてん」としての評価ひょうかたか[80]。ある動詞どうしがどのような助詞じょしるかなどについての情報じょうほうくわしい。
日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん
小学しょうがくかん(1972ねん - 1976ねんだい1はん〕、2000ねん - 2002ねんだい2はん)、大型おおがた
  • 日本にっぽん最大さいだい規模きぼ国語こくご辞典じてん[81]松井まつい栄一えいいち中心ちゅうしんとなり、ほとんど学界がっかいそうがかりで編集へんしゅうたる[82]だい1はんぜん20かんのち縮刷しゅくさつばんぜん10かん語数ごすうやく45まんだい2はんぜん13かん語数ごすうやく50まんになり、有料ゆうりょうオンライン辞書じしょ事典じてん検索けんさくサイトジャパンナレッジのコンテンツのひとつとなっている[81]現存げんそんするあらゆる日本語にほんご文献ぶんけん視野しや用例ようれいり、最古さいこれい主要しゅようれいしめす。とく網羅もうらてきしめした「語源ごげんせつ」とともに、「かたり」において成立せいりつから意味いみ用法ようほう変遷へんせん類語るいごとの関係かんけい文化ぶんかてき意味いみ記述きじゅつおこなったことは、だい2はん特徴とくちょうづけるものである[81]
角川かどかわ国語こくごちゅう辞典じてん
角川書店かどかわしょてん(1973ねん時枝ときえだ誠記もとき吉田よしだ精一せいいち中型ちゅうがた
  • 現代げんだいさき記述きじゅつする方式ほうしきった最初さいしょ辞書じしょ見出みだ語数ごすうやく15まん。1982ねん見出みだ語数ごすう5000程度ていど増加ぞうかをもって『角川かどかわ国語こくごだい辞典じてん』を出版しゅっぱんする。
学研がっけん国語こくごだい辞典じてん
学習研究社がくしゅうけんきゅうしゃ(1978ねん初版しょはん〕、1988ねんだい2はん金田一きんだいち春彦はるひこ池田いけだ弥三郎やさぶろう
  • ちゅう辞典じてんながら百科ひゃっか項目こうもくはいし、国語こくご辞典じてんてっする。用例ようれいきん現代げんだい実例じつれいおおく、編集へんしゅうさいしてコンピュータ利用りようしている[83]
新潮しんちょう現代げんだい国語こくご辞典じてん
新潮社しんちょうしゃ(1985ねん初版しょはん〕、2000ねんだい2はん山田やまだ俊雄としお築島つきしまひろし白藤しらふじあやこう奥田おくだいさお小型こがた
  • 漢語かんごつよい。字音じおんたいする仮名かめい見出みだしを片仮名かたかなにする。きん現代げんだい文学ぶんがく作品さくひんから用例ようれいおおり、実例じつれいしめ[84]
現代げんだい国語こくごれいかい辞典じてん
小学しょうがくかん(1985ねんだい1はん〕、2016ねんだい5はんはやし巨樹きょじゅ監修かんしゅう〕、小型こがた
  • 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん」の成果せいかまえてまれた小型こがた国語こくご辞典じてん類語るいごちがいを言葉ことばとのわせによる適否てきひしめ類語るいご対比たいひひょう可能かのう表記ひょうきより一般いっぱんてき表記ひょうき重視じゅうしすることに特徴とくちょうがある。
国語こくごだい辞典じてん げんいずみ
小学しょうがくかん(1986ねんはやしまさる監修かんしゅう〕、中型ちゅうがた
  • 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん」をベースとしていることが特徴とくちょうの『げんいずみ』との関連かんれんはない。
大辞林だいじりん
三省堂さんせいどう(1988ねん初版しょはん〕、2019ねんだい4はん松村まつむらあきら中型ちゅうがた
  • こうりん」の改訂かいていでは『広辞苑こうじえん』に対抗たいこうできないと認識にんしきした三省堂さんせいどうが、倒産とうさんをはさんだ28年間ねんかんをかけて編纂へんさんした。語釈ごしゃくを「現代げんだいひろ使つかわれているものからじゅんしるす」など、現代げんだい主義しゅぎ[85]。インターネットじょうだい2はんだい3はん提供ていきょうされた。だい3はんだい4はんにはモバイルアプリケーションがある。
日本語にほんごだい辞典じてん
講談社こうだんしゃ(1989ねん初版しょはん〕、1995ねんだい2はん梅棹うめさお忠夫ただお金田一きんだいち春彦はるひこ監修かんしゅう〕、中型ちゅうがた
  • 国語こくご辞典じてん百科ひゃっか事典じてん特徴とくちょうあわ[86]どう辞典じてん冒頭ぼうとうの「ついで」によると、国際こくさいすすなかでの日本語にほんご現状げんじょうを、情報処理じょうほうしょり能率のうりつかんがみながら、日本語にほんご歴史れきしてき背景はいけい視野しやれ、将来しょうらいふくめて考察こうさつするための材料ざいりょう提供ていきょうすることを目的もくてきとする。
集英社しゅうえいしゃ国語こくご辞典じてん
集英社しゅうえいしゃ(1993ねん初版しょはん〕、2012ねんだい3はん森岡もりおか健二けんじ徳川とくがわそうけん川端かわばた善明よしあき中村なかむらあきら星野ほしの晃一こういち中型ちゅうがたちか小型こがた
  • 語数ごすうやく9まん4000。この規模きぼ辞書じしょでははじめてよこばん発売はつばいされた(だい2はんまで)[87]文法ぶんぽう項目こうもく用例ようれいかりやすい唱歌しょうかなどをもちいている。一般いっぱんにNHKのアクセントをしめす。
りん21
三省堂さんせいどう(1993ねん松村まつむらあきら佐和さわ隆光たかみつ養老ようろう孟司たけし監修かんしゅう〕、中型ちゅうがた
  • よこみ。語数ごすうやく15まん百科ひゃっか事典じてん、カタカナ辞典じてん人名じんめい事典じてん地名ちめい辞典じてん、アルファベット略語りゃくご辞典じてん、ワープロ漢字かんじ字典じてんとしての機能きのうあわせもつ。1998ねんの『しんりん』は本書ほんしょ改題かいだい改訂かいていばんたる。
角川かどかわ必携ひっけい国語こくご辞典じてん
角川書店かどかわしょてん(1995ねん大野おおのすすむ田中たなか章夫あきお小型こがた
  • あいだちがいやすい言葉ことば使つかけを丁寧ていねい解説かいせつによるコラムで紹介しょうかいする[88]文法ぶんぽうなどの国語こくご関連かんれん項目こうもくせ、百科ひゃっか事典じてんのような項目こうもく幅広はばひろ採用さいようしている[89]漢字かんじくわしく、じゅんしめすほか、古語こご類義語るいぎご充実じゅうじつしている。
大辞泉だいじせん
小学しょうがくかん(1995ねん初版しょはん〕、2012ねんだい2はん松村まつむらあきら監修かんしゅう〕、中型ちゅうがた
  • 現代げんだい重視じゅうしし、新聞しんぶん放送ほうそう、インターネットからもひろ語彙ごいあつめる[90]だい2はんよこみで刊行かんこうされた。ジャパンナレッジ、コトバンクといったウェブサイトやモバイルアプリケーションをつうじて提供ていきょうされる『デジタル大辞泉だいじせん』はかつてはとし3かい、2022ねん3がつ時点じてんではとし2かい更新こうしん継続けいぞくし、新語しんご時事じじ用語ようごなどを収録しゅうろくする。固有名詞こゆうめいし収録しゅうろく特色とくしょくがある。
三省堂さんせいどう現代げんだいしん国語こくご辞典じてん
三省堂さんせいどう(1998ねん初版しょはん〕、2024ねんだい7はん小野おの正弘まさひろ編集へんしゅう主幹しゅかん〕・市川いちかわたかしほか、小型こがた
  • 三省堂さんせいどう現代げんだい国語こくご辞典じてん」(1988ねん初版しょはん)の改題かいだい改訂かいてい高校こうこう教科書きょうかしょ密着みっちゃくがたうたい、ひょう論文ろんぶんのキーワードなどを重視じゅうしする。だい6はんでは「ググる」「スクショ」などの俗語ぞくごや「ぬま」「ギガ」などのしん用法ようほう収録しゅうろくし「バズる」(これもあらたにたてこう[91]
明鏡めいきょう国語こくご辞典じてん
大修館書店たいしゅうかんしょてん(2002ねん初版しょはん〕、2020ねんだい3はん北原きたはら保雄やすお小型こがた
  • 文法ぶんぽう項目こうもくちからそそ[ちゅう 20]言葉ことばの「誤用ごよう」への言及げんきゅうおおい。だい2はん以降いこうにモバイルアプリケーションがある。
小学館しょうがくかん日本語にほんごしん辞典じてん
小学しょうがくかん(2005ねん松井まつい栄一えいいち小型こがた
  • 類語るいご使つかけがくわしい。意味いみなどがよく問題もんだいになるかたりについて、コラムで詳述しょうじゅつする。かお文字もじのような記号きごうによって、日常にちじょうにこもる感情かんじょうがプラス(称賛しょうさん)かマイナス(非難ひなん)かをしめす。
精選せいせんばん 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん
小学しょうがくかん(2005ねん - 2006ねん)、大型おおがた
  • 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてんだい2はんの「エッセンスを凝縮ぎょうしゅく精選せいせん」した30まん項目こうもくぜん3かんちぢみやくはんであると同時どうじに、やく1500用例ようれいやく5000れい増補ぞうほほどこされている。モバイルアプリケーションで提供ていきょうされるほかコトバンクくこともできる。

小学しょうがく国語こくご辞典じてん

編集へんしゅう

小学生しょうがくせいはじめて使つか辞書じしょ」として各社かくしゃから出版しゅっぱんされており、2色刷いろずり、フルカラー、イラストり、すべてのページに五十音ごじゅうおん表示ひょうじするなどの工夫くふうがなされている。

辞書じしょめい 出版しゅっぱん 刊行かんこうねんはん はんがた 収録しゅうろく語数ごすう ルビ 別冊べっさつ付録ふろく
くもんの学習がくしゅう 小学しょうがく国語こくご辞典じてん くもん出版しゅっぱん 2011ねんだい4はん A5ばん 25,000 そうルビ まんが辞典じてんつよくなるほん
小学しょうがく国語こくご辞典じてん ぶんえいどう 2011ねんだい5はん A5ばん、B6ばん 30,000 そうルビ 辞書じしょ練習れんしゅうちょう
小学しょうがく国語こくごしん辞典じてん 旺文社おうぶんしゃ 2010ねんだい4はん B6ばん 31,000 パラルビ 国語こくご辞典じてん使つかかた
しんレインボー はじめて国語こくご辞典じてん 学研がっけんプラス 2016ねん初版しょはん A5ばん 16,000 そうルビ 金田一きんだいち 秀穂ひでほ (監修かんしゅう)
しんレインボー小学しょうがく国語こくご辞典じてん 学研がっけんプラス 2015ねんだい5はん A5ばん、B6ばん 37,200 そうルビ まんがでわかる
国語こくご辞典じてんのつかいかた
れいかい小学しょうがく国語こくご辞典じてん 三省堂さんせいどう 2015ねんだい6はん B6ばん 35,500 そうルビ ひゃくにんいちしゅ」B2ポスター
チャレンジ小学しょうがく国語こくご辞典じてんカラーばん ベネッセ 2017ねん初版しょはん A5ばん、B6ばん 35,100 そうルビ カラーばん学年がくねんべつ漢字かんじポスター
チャレンジ小学しょうがく国語こくご辞典じてん ベネッセ 2014ねんだい6はん A5ばん、B6ばん 35,100 そうルビ カラーばん学年がくねんべつ漢字かんじポスター・
百人一首ひゃくにんいっしゅポスター
ドラえもん はじめての国語こくご辞典じてん 小学館しょうがくかん 2018ねんだい2はん A5ばん 18,000 そうルビ 4さいから
れいかい学習がくしゅう国語こくご辞典じてん 小学館しょうがくかん 2014ねんだい10はん A5ばん、B6ばん 36,500 そうルビ 学年がくねんべつ漢字かんじひょうポスター
小学しょうがくしん国語こくご辞典じてん 光村みつむら教育きょういく図書としょ 2010ねん改訂かいていばん B6ばん 33,000 そうルビ 学年がくねんべつ学習がくしゅう漢字かんじひょう補足ほそく資料しりょう

主題しゅだいとしてあつかった作品さくひん

編集へんしゅう

書籍しょせき

編集へんしゅう
三浦みうらしをん小説しょうせつ国語こくご辞典じてん編集へんしゅうしゃ主人公しゅじんこうとする。実写じっしゃ映画えいが・アニメ漫画まんがされている。
赤瀬あかせ川原平かわらたい著書ちょしょ。『しん明解めいかい国語こくご辞典じてん』に「しんかいさん」という人格じんかくいだしそのなぞせまる。
かんべむさし小説しょうせつ国語こくご辞典じてんおも小道具こどうぐとする。
伊坂いさか幸太郎こうたろう小説しょうせつ広辞苑こうじえんぬすむエピソードがある。

番組ばんぐみ

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NHKテレビ番組ばんぐみぼう豪紀ひでとし山田やまだ忠雄ただお辞書じしょ編纂へんさんささげた人生じんせい二人ふたり関係かんけいえがドキュメンタリー番組ばんぐみ制作せいさくしたディレクター佐々木ささき健一けんいちにより『辞書じしょになったおとこ ケンボー先生せんせい山田やまだ先生せんせい』として書籍しょせき
NHKラジオだい1放送ほうそう教養きょうよう番組ばんぐみ。「国語こくご辞典じてんみものだ!!」をコンセプトに様々さまざま国語こくご辞典じてんからられざる言葉ことば魅力みりょくさぐっていくという内容ないよう

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ たとえば和歌わかなどの創作そうさくさいして古典こてんてき表記ひょうきもちいる場合ばあいかわは「か」なのか「か」なのかをりたいときなど[11]
  2. ^ a b しゅうぶんかん新選国語辞典しんせんこくごじてん』など。
  3. ^ a b 岩波書店いわなみしょてん広辞苑こうじえん』など。
  4. ^ まきだい29(天武天皇てんむてんのう11ねん3がつ13にちじょう)に「さんがつの(りゃく丙午ひのえうまに、さかい部連ぶれん石積いしつみとうめいじて、さらはじめ(はじ)めて新字しんじ一部いちぶよんじゅうよんかんつくらしむ」とある[14]
  5. ^ 12世紀せいき鎌倉かまくら初期しょき増補ぞうほしてじゅうかんほんとしたのは『伊呂波いろはるいしょう』とばれる[20]
  6. ^ これらは「さんだい辞書じしょ」といわれる[23][24][25][26]
  7. ^ ただし『俚言りげんしゅうらん』が一般いっぱんひろまるのは、明治めいじになって、1899ねんに『増補ぞうほ俚言りげんしゅうらん』として刊行かんこうされて以降いこうである[28][29]
  8. ^ 前編ぜんぺん古語こご雅語がご中編ちゅうへん雅語がご後編こうへん方言ほうげん俗語ぞくごおさめる[30]。なお、刊行かんこう前編ぜんぺん1777ねんたにもかかわらず、後編こうへん完結かんけつ1887ねんのことである。
  9. ^ 大槻おおつき文彦ふみひこは、その原因げんいんを「議論ぎろんにのみついやしたせいだ」とする[39]
  10. ^ このほかにもヘボンの『かず英語えいごりん集成しゅうせい』や[42]谷川たにがわきよし和訓わくんしおり』などの近世きんせい辞書じしょからの影響えいきょう指摘してきされている[43][44]
  11. ^ このあいだ1885ねんには近藤こんどう真琴まことへん『ことばのその』、1888ねん1889ねんには高橋たかはし五郎ごろうへん和漢わかん雅俗がぞくいろは辞典じてん』、1888ねんにはものしゅう高見こうけんへん『ことばのはやし』と高橋たかはし五郎ごろうへんかんえい対照たいしょういろは辞典じてん』が刊行かんこうされている[46]
  12. ^ その悲嘆ひたんのうちに本書ほんしょ刊行かんこうしたことが『げんうみ末尾まつびの「ことばのうみ の おくがき」でべられている[41]
  13. ^ ほぼ松井まつい簡治の独力どくりょくによってり、上田うえだ万年かずとし名目めいもくじょう共著きょうちょしゃであったとかんがえられている。『世界せかいだい百科ひゃっか事典じてん』「だい日本にっぽん国語こくご辞典じてんこうはやしまさる執筆しっぴつ)は「上田うえだ万年かずとし松井まつい簡治共著きょうちょ実際じっさい松井まついちょ)」と注記ちゅうきする[よう出典しゅってん]松井まつい修訂しゅうていばんじょ修訂しゅうていばんおよ增補ぞうほまき刊行かんこういて」で、上田うえだ多忙たぼうであったため「ほとんいちかいの閱覽をも請ふことが出來できなかつた」とき、上田うえだ版元はんもととの交渉こうしょう斡旋あっせんたったとつづける[52][53][54]松井まつい没後ぼつご長男ちょうなん・驥(き)は修訂しゅうてい新装しんそうばんの「あとがき」に「上田うえだ萬年かずとし博士はかせとの共著きょうちょといふことで、やうやくりょう出版しゅっぱん社の引受ひきうけをたものであつたらしい」としるす。
  14. ^ 膨大ぼうだいになったのは固有名詞こゆうめいし動植物どうしょくぶつめいおお採録さいろくしたからである[65]
  15. ^ 初版しょはん金田かねだいちへん改訂かいていばん金田一きんだいち監修かんしゅう実際じっさいぼう豪紀ひでとしのほぼ独力どくりょくによる[68]
  16. ^ 日本にっぽん辞書じしょ辞典じてん』は「現代げんだい本位ほんい本格ほんかくてき国語こくご辞典じてん創始そうしというべきもの」とひょうする[69]
  17. ^ 増井ますいはじめによると、岩淵いわぶち悦太郎えつたろうが「解説かいせつぶんがすぐれ、例文れいぶん適切てきせつである」とたか評価ひょうかしていたという[73]
  18. ^ はんがたすこおおきめ。
  19. ^ たとえば「みぎ」の語釈ごしゃくに「この辞典じてんひらいてとき偶数ぐうすうページのあるがわう」とあるのは秀逸しゅういつとされる[77]
  20. ^ たとえば助詞じょし「が」の説明せつめいだけで1ページ以上いじょうある。

出典しゅってん

編集へんしゅう
  1. ^ a b おきもり卓也たくや (2023), p. 9(原著げんちょおきもり卓也たくや 2008
  2. ^ おきもり卓也たくや (2021b), p. 145.
  3. ^ 田鍋たなべ桂子けいこ (2021), p. 165.
  4. ^ おきもり卓也たくや (2023), p. 6(原著げんちょおきもり卓也たくや 2008
  5. ^ 佐藤さとうひろし (2021), p. 7.
  6. ^ 中川なかがわしげるふとし (2021), p. 32.
  7. ^ a b 佐藤さとうひろし (2021), pp. 8–9.
  8. ^ 中川なかがわしげるふとし (2021), p. 33.
  9. ^ 中川なかがわしげるふとし (2021), p. 28.
  10. ^ 中川なかがわしげるふとし (2021), p. 35.
  11. ^ a b 橋村はしむら勝明かつあき (2021), p. 19.
  12. ^ おきもり卓也たくや (2000), pp. 41–43.
  13. ^ 佐藤さとうひろし (2021), pp. 4–5.
  14. ^ おきもり卓也たくや (2015), pp. 29–30.
  15. ^ おきもり卓也たくや (2023), p. 12(原著げんちょおきもり卓也たくや 2008
  16. ^ 犬飼いぬかいたかし (2000), p. 16.
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  18. ^ おきもり卓也たくや (2023), p. 13(原著げんちょおきもり卓也たくや 2008
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  20. ^ おきもり卓也たくや (2023), pp. 32–33(原著げんちょおきもり卓也たくや 2008
  21. ^ おきもり卓也たくや (2023), pp. 13–15(原著げんちょおきもり卓也たくや 2008
  22. ^ a b おきもり卓也たくや (2023), pp. 74–75(原著げんちょおきもり卓也たくや 2017
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  27. ^ おきもり卓也たくや (2023), pp. 72–73(原著げんちょおきもり卓也たくや 2008
  28. ^ 木村きむら義之よしゆき (2015), p. 111.
  29. ^ おきもり卓也たくや (2023), pp. 66–67(原著げんちょおきもり卓也たくや 2008
  30. ^ おきもり卓也たくや (2023), pp. 70–71(原著げんちょおきもり卓也たくや 2008
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  32. ^ "ごとうみ". 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん (だい2はん ed.). 小学しょうがくかん.:「体裁ていさい内容ないようととのった国語こくご辞典じてんとして最初さいしょのもの」
  33. ^ "ごとうみ". 精選せいせんばん 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん小学館しょうがくかん. コトバンクより2020ねん8がつ19にち閲覧えつらん:「体裁ていさい内容ないようととのった国語こくご辞典じてんとして最初さいしょのもの」
  34. ^ "ごとうみ". 大辞林だいじりん (だい4はん ed.). 三省堂さんせいどう.:「漢字かんじ表記ひょうき品詞ひんし語釈ごしゃくなどを完備かんびした最初さいしょ近代きんだいてき国語こくご辞典じてん
  35. ^ 古田ふるた, けい. "ごとうみ". 日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ小学館しょうがくかん. コトバンクより2020ねん8がつ19にち閲覧えつらん:「わがくに最初さいしょ近代きんだいてき組織そしき普通ふつう辞書じしょ
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参考さんこう文献ぶんけん

編集へんしゅう
図書としょ
論文ろんぶんしゅう
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  • 萩原はぎはら義雄よしお ちょ室町むろまち時代じだい辞書じしょ」、西崎にしざきとおる へん日本にっぽん辞書じしょまなひとのために』世界せかい思想しそうしゃ、1995ねん5がつ、182-222ぺーじISBN 4790705552 
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  • 木村きむらはじめ ちょ国語こくご辞典じてんのそのほかの情報じょうほう」、おきもり卓也たくや木村きむら義之よしゆき へん辞書じしょち』朝倉書店あさくらしょてん日本語にほんごライブラリー〉、2021ねん11月、82-87ぺーじISBN 9784254516197 
  • 木村きむらはじめ ちょ国語こくご辞典じてん用例ようれい出典しゅってん」、おきもり卓也たくや木村きむら義之よしゆき へん辞書じしょち』朝倉書店あさくらしょてん日本語にほんごライブラリー〉、2021ねん11月、77-81ぺーじISBN 9784254516197 
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  • 橋村はしむら勝明かつあき ちょ国語こくご辞典じてん歴史れきしてき仮名遣かなづかい」、おきもり卓也たくや木村きむら義之よしゆき へん辞書じしょち』朝倉書店あさくらしょてん日本語にほんごライブラリー〉、2021ねん11月、18-21ぺーじISBN 9784254516197 
  • 山下やました喜代きよ ちょ国語こくご辞典じてんにおける品詞ひんし活用かつよう」、おきもり卓也たくや木村きむら義之よしゆき へん辞書じしょち』朝倉書店あさくらしょてん日本語にほんごライブラリー〉、2021ねん11月、47-54ぺーじISBN 9784254516197 
  • 山下やました喜代きよ ちょ国語こくご辞典じてんかたり構成こうせい要素ようそ」、おきもり卓也たくや木村きむら義之よしゆき へん辞書じしょち』朝倉書店あさくらしょてん日本語にほんごライブラリー〉、2021ねん11月、12-17ぺーじISBN 9784254516197 
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  • 犬飼いぬかいまもるかおる近代きんだいてき国語こくご辞典じてん誕生たんじょう」『月刊げっかんしにか』だい11かんだい3ごう大修館書店たいしゅうかんしょてん、2000ねん3がつ、72-77ぺーじ 
  • おきもり卓也たくや「いろはき・五十音ごじゅうおん辞典じてん系譜けいふ」『月刊げっかんしにか』だい11かんだい3ごう大修館書店たいしゅうかんしょてん、2000ねん3がつ、38-43ぺーじ 
  • おきもり卓也たくや上代じょうだい辞書じしょ:『新字しんじ』は存在そんざいしたか」『悠久ゆうきゅうだい139ごう、おうふう、2015ねん2がつ、27-41ぺーじ 
  • 金子かねこあきら中古ちゅうこ辞書じしょ類聚るいじゅう名義めいぎしょう」『悠久ゆうきゅうだい139ごう、おうふう、2015ねん2がつ、57-67ぺーじ 
  • 木村きむら義之よしゆき近世きんせい辞書じしょ:『やまとくんしおり』『雅言がげんしゅうらん』『俚言りげんしゅうらん』」『悠久ゆうきゅうだい139ごう、おうふう、2015ねん2がつ、103-121ぺーじ 
  • 木村きむらはじめ近世きんせい辞書じしょ節用せつようしゅう」『悠久ゆうきゅうだい139ごう、おうふう、2015ねん2がつ、90-102ぺーじ 
  • 小林こばやしかおるぶんまわし漢字かんじ字書じしょ誕生たんじょう」『月刊げっかんしにか』だい11かんだい3ごう大修館書店たいしゅうかんしょてん、2000ねん3がつ、29-37ぺーじ 
  • 山本やまもとしんわれ中古ちゅうこ辞書じしょいろるいしょう」『悠久ゆうきゅうだい139ごう、おうふう、2015ねん2がつ、68-78ぺーじ 
  • 中山なかやまみどりろう中世ちゅうせい辞書じしょ下学かがくしゅうかずたまへん・聚分いんりゃくちりぶくろちり添壒嚢鈔」『悠久ゆうきゅうだい139ごう、おうふう、2015ねん2がつ、79-89ぺーじ 
  • 湯浅ゆあさ茂雄しげお江戸えど国語こくご辞典じてんあれこれ」『月刊げっかんしにか』だい11かんだい3ごう大修館書店たいしゅうかんしょてん、2000ねん3がつ、57-64ぺーじ 
  • 湯浅ゆあさ茂雄しげおげんうみ」と近世きんせい辞書じしょ」『国語こくごがくだい188ごう国語こくご学会がっかい、1997ねん3がつ、1-14ぺーじ 
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