国鉄こくてつDE10形かたちディーゼル機関きかん車しゃ

国鉄こくてつDE10形かたちディーゼル機関きかん車しゃ（こくてつDE10がたディーゼルきかんしゃ）は、日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう（国鉄こくてつ）が開発かいはつ・設計せっけいした中型ちゅうがたディーゼル機関きかん車しゃである。

国鉄こくてつDE10形かたちディーゼル機関きかん車しゃ
DE10 1765 （2015年ねん9月がつ1日にち 青森あおもり駅えき）
基本きほん情報じょうほう
運用うんよう者しゃ	日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう 北海道旅客鉄道ほっかいどうりょかくてつどう 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう 東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう 西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう 四国旅客鉄道しこくりょかくてつどう 九州旅客鉄道きゅうしゅうりょかくてつどう 日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどう 秋田あきた臨海りんかい鉄道てつどう 真岡もおか鐵道てつどう わたらせ渓谷けいこく鐵道てつどう 東武鉄道とうぶてつどう 西濃せいのう鉄道てつどう 樽見たるみ鉄道てつどう 神岡かみおか鉄道てつどう 衣浦いうら臨海りんかい鉄道てつどう 嵯峨野さがの観光かんこう鉄道てつどう 八戸はちのへ臨海りんかい鉄道てつどう
製造せいぞう所しょ	日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう・汽車きしゃ製造せいぞう・日立製作所ひたちせいさくしょ・川崎重工業かわさきじゅうこうぎょう
製造せいぞう年ねん	1966年ねん - 1978年ねん
製造せいぞう数すう	708両りょう
主要しゅよう諸しょ元もと
軸じく配置はいち	AAA-B
軌間きかん	1,067 mm
全長ぜんちょう	14,150 mm
全幅ぜんぷく	2,950 mm
全ぜん高こう	3,965 mm
機関きかん車しゃ重量じゅうりょう	65.0 t
台車だいしゃ	DT131（2軸じく） DT132 または DT141（3軸じく）
動力どうりょく伝達でんたつ方式ほうしき	液体えきたい式しき
機関きかん	V型がた12気筒きとうディーゼル機関きかん 61,070 cc DML61ZA DML61ZB（1000番台ばんだい以降いこう）
変速へんそく機き	DW6
最高さいこう運転うんてん速度そくど	85 km/h（高速こうそく段だん） 45 km/h（低速ていそく段だん）
定てい格かく出力しゅつりょく	1,250 PS / 1,500 rpm 1,350 PS / 1,550 rpm（1000番台ばんだい以降いこう）
最さい大引おおびき張力ちょうりょく	19,500 kgf

概要がいよう

ロろーカル線かるせんの貨客列車れっしゃ牽引けんいんや入にゅう換かわ用途ようとを主おも目的もくてきとして開発かいはつされた。1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）から1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん）にかけて708両りょうが製造せいぞうされ、日本にっぽん各地かくちのロろーカル線かるせんで蒸気じょうき機関きかん車しゃを置おき換かえ、動力どうりょく近代きんだい化かを促進そくしんした。

入にゅう換かわ作業さぎょうはもとより、臨時りんじ列車れっしゃや貨物かもつ列車れっしゃの牽引けんいんまでをこなす高たかい汎用はんよう性せいから、国鉄こくてつの一いち形式けいしき単独たんどくとしては唯一ゆいいつJR7社しゃすべてに継承けいしょうされている。

登場とうじょうの経緯けいい

国鉄こくてつにおけるロード・スイッチャー（支線しせん用よう貨客きゃく列車れっしゃの牽引けんいんと入にゅう換かわを兼用けんようする機関きかん車しゃ）としては、1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）からDD13形かたちを使用しようしていた。しかし、同どう形式けいしきは軸じく重おも14 tで線路せんろ等級とうきゅうの低ひくい支線しせん区くへの入線にゅうせんが難むずかしく、暖房だんぼう用ようSG非ひ搭載とうさいのため旅客りょかく列車れっしゃへの使用しように制約せいやくがあり（このために暖房だんぼう車しゃが用意よういされることもあった）、軸じく数すうの少すくなさから重じゅう入いれ換かわの用途ようとでは制動せいどう力ちからが不足ふそくするなどの短所たんしょを内包ないほうしていた。そのため、支線しせん区くや入にゅう換かわ用途ようとでディーゼル機関きかん車しゃを汎用はんよう的てきに使用しようするための設計せっけい手法しゅほうが模索もさくされていた。

1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）、本線ほんせん用ようディーゼル機関きかん車しゃであるDD51形かたちでDML61系けい1,000 PS級きゅうV型がた12気筒きとうディーゼルエンジンが実用じつよう化かされると、同どう系統けいとうの機関きかんを1基き搭載とうさいとした中形ちゅうがた機きの構想こうそうが具体ぐたい化かした。エンジンや変速へんそく機きを1系統けいとうとするなど、部品ぶひん点数てんすうの削減さくげんで保守ほしゅ性せいの向上こうじょうと軽量けいりょう化かを図はかり、支線しせん区くでも広汎こうはんに使用しようできる機関きかん車しゃを目標もくひょうとしたもので、1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）と1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）の2回かいに分わけてDD20形かたちが試作しさくされた。しかし、同どう形式けいしきでは軸じく重おも過大かだいや粘着ねんちゃく性能せいのう不足ふそくに起因きいんする空転くうてん多発たはつなどの問題もんだい点てんが顕在けんざい化かし、量産りょうさん化かは断念だんねんされた。

DD20形がたの試用しよう結果けっかを受うけ、軸じく重じゅう・牽引けんいん性能せいのうと汎用はんよう性せいの両立りょうりつを実現じつげんするため開発かいはつされたのが本ほん形式けいしきである。動どう軸じくを5軸じくとして13 t級きゅうの軽けい軸じく重じゅうを実現じつげんし、3軸じく+2軸じくの台車だいしゃ配置はいち・前後ぜんご非対称ひたいしょうの車体しゃたい構造こうぞうなど、広汎こうはんに使用しよう可能かのうとするための設計せっけいが随所ずいしょに盛もり込こまれた。

構造こうぞう

※各部かくぶ機器きき配置はいちの説明せつめいにあたっては、ボンネットの長ながい側がわを「1端はし側がわ」、短みじかい側がわを「2端はし側がわ」と記述きじゅつする。

DE10 1187の運転うんてん台だい
運転うんてん台だい機器ききが横向よこむきに配置はいちされており運転うんてん時じに前方ぜんぽうを見みるときには体からだを運転うんてん台だいの横よこに向むけることになる

運転うんてん室しつを中央ちゅうおうに、前後ぜんごに機器きき類るいを収納しゅうのうするボンネットを配はいし、DD13形かたちやDD51形かたちと同様どうようの凸とつ型がた車体しゃたいである。本ほん形式けいしきは駆動くどう機関きかんが1台だいであるため、機器きき配置はいちや重量じゅうりょう配分はいぶんの観点かんてんから1端はし側がわのボンネットが長ながい前後ぜんご非対称ひたいしょうの配置はいちで、運転うんてん室しつが中心ちゅうしんにない「セミ・センターキャブ」と呼称こしょうされる形態けいたいである。

長ながい側がわ（1端はし側がわ）のボンネット内ないにはエンジンなどの駆動くどう系けいと冷却れいきゃく系けいの機器ききを配置はいちし、短みじかい方かた（2端はし側がわ）のボンネット内ないには軽油けいゆ燃焼ねんしょう式しきの蒸気じょうき発生はっせい装置そうち (SG) を配置はいちする。運転うんてん室しつのボンネット上面うわつら側がわに設もうけた煙突えんとつは1端はし側がわがエンジンの排気はいき用もちい、2端はし側がわは暖房だんぼう用もちいSGの排気はいき用ようである。運転うんてん台だい側面そくめん下部かぶには通つう票ひょうキャリア受器（タブレットキャッチャー）を設もうけ、受器の前後ぜんご2箇所かしょに長方形ちょうほうけいのゴム製せい保護ほご板ばんを設もうける。このため、側面そくめんの車両しゃりょう番号ばんごう（車くるま番ばん）標記ひょうきは受器の直下ちょっか位置いちに移うつされている。外部がいぶ塗ぬり色しょくは車体しゃたいが朱色しゅいろ4号ごう、車体しゃたい上部じょうぶ・屋根やね部ぶがねずみ色いろ1号ごうで、塗装とそうの境界きょうかい部ぶには白色はくしょくの帯おびを車体しゃたい全ぜん周しゅうに配はいする。

室内しつないの運転うんてん台だいは横向よこむきに（出入でいり口ぐちの反対はんたい側がわに、出入でいり口ぐちに向むけて）2か所しょ配置はいちされる。これは、入にゅう換かわ作業さぎょうや短たん区間くかんの折返おりかえし運転うんてんを主おも目的もくてきとしたため、運転うんてん士しが座すわったまま首くびを動うごかすだけで運転うんてん方向ほうこうの切替きりかえが可能かのうな設計せっけいである。運転うんてん席せきは人間にんげん工学こうがくを取とり入いれた視認しにん性せい・操作性そうさせいわるに配慮はいりょした仕様しようで、操作そうさ系けいは左手ひだりて側がわにマスコンハンドル、右手みぎて側がわにブレーキ弁べんを配置はいちした電車でんしゃと同おなじ配置はいちにした。また、ブレーキ弁べんは新しん性能せいのう電車でんしゃと同様どうようにハンドル角度かくどに応おうじてブレーキ力りょくが決きまるセルフラップ式しきを採用さいようしている。運転うんてん士しがブレーキハンドルを挿入そうにゅうすると、ハンドルを入いれた側がわの運転うんてん台だいの車体しゃたい外部がいぶ側面そくめんにある運転うんてん位置いち表示ひょうじ灯とうが点灯てんとうし、地上ちじょうにいる入いれ換かわ誘導ゆうどう員いんが運転うんてん士しの位置いちを判断はんだんすることができる。

線路せんろ規格きかくの低ひくい「丙へい線せん」での使用しようを考慮こうりょし軸じく重じゅうを13 t以下いかに抑おさえ、かつ重量じゅうりょうのある列車れっしゃの入にゅう換かわ作業さぎょうにも使用しよう可能かのうな粘着ねんちゃく力りょくを得えるため、軸じく数すうを5軸じくに増加ぞうかし、すべてを動どう軸じくとする。台車だいしゃは推進すいしん軸じくの関係かんけいで無心むしん皿さらとなっており、3軸じく+2軸じくの構成こうせいで、3軸じく台車だいしゃは曲線きょくせん区間くかんでの横よこ圧あつを低減ていげんするため各かく軸じく箱ばこがリンクで連結れんけつされ各かく1軸じくが独立どくりつして左右さゆう動どうできる連接れんせつ構造こうぞうである。このため、UIC式しきなどの軸じく配置はいち表記ひょうきは3軸じく台車だいしゃの各かく軸じくを独立どくりつ軸じくと見みなし「AAA-B」となる。軸受じくうけを車輪しゃりんの内側うちがわに配はいし、台車だいしゃ枠わくは減速げんそく機きと一体化いったいかしたインサイドフレーム方式ほうしきで、軸じく箱ばこ支持しじ装置そうちは外側そとがわからは見みえない。

運転うんてん整備せいび重量じゅうりょうは65.0 tで、DD13形がた（4軸じく・56.0 t）より増加ぞうかしながらも5軸じく配置はいちのため軸じく重じゅうは14 t から 13 tに減少げんしょうし、さらに線路せんろ規格きかくの低ひくい簡易かんい線せんを除のぞいた大だい部分ぶぶんのロろーカル線かるせんで使用しようが可能かのうとなった。また車軸しゃじく数すうの増加ぞうかで得えられるブレーキ力りょくが強化きょうかされ、入にゅう換かわ使用しよう時じのブレーキ力不足ちからぶそく問題もんだいも解消かいしょうされた。重じゅう連れん総括そうかつ制御せいぎょ装置そうちをもち、一般いっぱん仕様しようの全ぜん機きが重じゅう連れん運転うんてん可能かのうである。DD51形かたちとも総括そうかつ制御せいぎょにより重じゅう連れん運転うんてんが可能かのうだが、最高さいこう速度そくどは75 km/hに制限せいげんされる。

エンジンはV型がた12気筒きとうディーゼル機関きかんのDML61ZA形がた (1,250 PS / 1,500 rpm) を1基き搭載とうさいする。これはDD51形かたち用ようDML61Z形かたちの給きゅう気き冷却れいきゃく器き（インタークーラー）の回路かいろを別べつ系けい路ろとし、ピストンを強化きょうかして定てい格かく出力しゅつりょくの引ひき上あげを図はかった機関きかんで、液体えきたい変速へんそく機きもDD51形がた同様どうようのフォイト式しきを基もとに高低こうてい2段だんの速度そくど切替きりかえが可能かのうなDW6形かたちを搭載とうさいする。特性とくせいの異ことなる3組くみのコンバータと2組くみの速度そくど切替きりかえ弁べんを内蔵ないぞうし、これらを随時ずいじ切きり替かえることで走行そうこう特性とくせいを本線ほんせんでの列車れっしゃ牽引けんいん（高速こうそく段だん - 最高さいこう85 km/h）・入にゅう換かわ作業さぎょう（低速ていそく段だん - 最高さいこう45 km/h）の双方そうほうに最適さいてき化かする仕様しようである。冷却れいきゃく系けい機器ききは1端はし側がわ前まえ位いに放熱ほうねつ器きと送風そうふう機きを設もうける。過熱かねつ対策たいさくとしてSG用ようの水みずを放熱ほうねつ器きに散布さんぷする機構きこう（ウォータースプレー）も備そなえており、側面そくめんの放熱ほうねつ器きカバー上部じょうぶに片側かたがわ5組くみの撤水口こうを設もうける。

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  DE10 1535（真岡もおか鐵道てつどう）の
  DT132A形かたち三さん軸じく台車だいしゃ
  （2007年ねん6月がつ23日にち / 下館しもだて駅えき）
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  DE10 1742の
  DT141形かたち三さん軸じく台車だいしゃ
  （2007年ねん10月がつ20日はつか / 札幌さっぽろ運転うんてん所しょ）
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  DE10 1742の
  DT131E形かたち二に軸じく台車だいしゃ
  （2007年ねん10月がつ20日はつか / 札幌さっぽろ運転うんてん所しょ）
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  DE10形がたの主しゅ機関きかんDML61ZB形がた
  1000番台ばんだい以降いこうに搭載とうさいされる出力しゅつりょく増強ぞうきょう形がた
  （2007年ねん5月がつ26日にち / 大宮おおみや車両しゃりょう所しょ）

番台ばんだい区分くぶん

基本きほん番台ばんだい

DE10 1

SG付つきで、1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）から1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）にかけて158両りょう (DE10 1 - 158) が日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう・汽車きしゃ製造せいぞう・川崎重工業かわさきじゅうこうぎょう（以下いか、900番台ばんだいを除のぞき同一どういつ）で製作せいさくされた。

DE10 1 - 4は試作しさく機きで、鋼板こうはん溶接ようせつ構造こうぞうの台車だいしゃ枠わくをもつDT132形がた（3軸じく）、DT131C形かたち（2軸じく）を装備そうびする。1端はし側がわボンネットの放熱ほうねつ器きカバーは中ちゅう桟のない一いち枚まい形状けいじょうで、2端はし側がわ台だい枠わく上部じょうぶの側面そくめん機器きき箱ばこは運転うんてん台だいから車体しゃたい端はし部ぶに達たっする長ながい形状けいじょうである。

1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん）製せいのDE10 5以降いこうが量産りょうさん機きで、台車だいしゃは鋳鋼ちゅうこう製せい台車だいしゃ枠わくのDT132A形かたち（3軸じく）、DT131E形かたち（2軸じく）に変更へんこうされた。放熱ほうねつ器きカバーは中ちゅう桟を2本ほん配はいした形状けいじょうに変更へんこうされ、2端はし側がわの側面そくめん機器きき箱ばこは容積ようせきを縮小しゅくしょうした。

DE10 12 - 19は入いれ換かわ専用せんようとするため、SGを搭載とうさいせず準備じゅんび工事こうじのみの仕様しようで製作せいさくされた。

1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）の国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえい化かに際さいしては4両りょうのみ四国旅客鉄道しこくりょかくてつどう（JR四国しこく）に継承けいしょうされたが、1989年ねん（昭和しょうわ64年ねん / 平成へいせい元年がんねん）に廃車はいしゃされた。日本国有鉄道清算事業団にほんこくゆうてつどうせいさんじぎょうだん（国鉄こくてつ清算せいさん事業じぎょう団だん）からの購入こうにゅう機きなどが一部いちぶの私鉄してつで残存ざんそんしていた。

500番台ばんだい

DE10形かたち500番台ばんだい (DE10 503)
放熱ほうねつ器き上部じょうぶに撤水機構きこうのない初期しょき型がた
（2007年ねん10月がつ）

1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）から1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）にかけて74両りょう (DE10 501 - 574) が製作せいさくされた。

基本きほん仕様しようは基本きほん番台ばんだいのDE10 5以降いこうと同一どういつで、構内こうない入いれ換かわ・貨物かもつ列車れっしゃに用もちいるためSGを非ひ搭載とうさいとした番台ばんだい区分くぶんである。2端はし側がわ機器きき室内しつないのSG設置せっち空間くうかんにコンクリートの死し重じゅう、運転うんてん席せき下部かぶの水みずタンク設置せっち空間くうかんに鋼板こうはんを積つみ、基本きほん番台ばんだいと重量じゅうりょうをあわせ牽引けんいん力りょくを確保かくほしている。

SGの水みずタンクを装備そうびせず、初期しょき製作せいさくのDE10 501 - 519では放熱ほうねつ器きの撤水機構きこうを装備そうびしない。DE10 520以降いこうは専用せんようの水みずタンク (1,000 L) を新あらたに設置せっちし、基本きほん番台ばんだいと同様どうようの撤水機構きこうを装備そうびした。

JRへの承継しょうけい機きはないが、国鉄こくてつ清算せいさん事業じぎょう団だんからの購入こうにゅう機きが一部いちぶ私鉄してつで残存ざんそんしている。

900番台ばんだい

DE10 901
1991年ねん 宮原みやはら運転うんてん所しょ公開こうかい時じ

大だい規模きぼ操車そうしゃ場じょうでの重じゅう入いれ換かわ用よう試作しさく機きとして、1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん）に1両りょう (DE10 901) が本ほん形式けいしきでは唯一ゆいいつとなる日立製作所ひたちせいさくしょで製作せいさくされた。

SGは非ひ搭載とうさい、死し重じゅうを積つみ重量じゅうりょうを70 tに増ふやして軸じく重じゅうをDD13形かたちと同おなじ14 tに引ひき上あげている。運転うんてん席せき2端はし側がわは煙突えんとつを省略しょうりゃくし、中央ちゅうおう寄より2枚まいの正面しょうめん窓まどを拡張かくちょうしている。2端はし側がわボンネットは一般いっぱん機きより幅はばが狭せまく、前ぜん照あきら灯とうの間隔かんかくも近ちかい。入いれ換かわ専用せんようとするため、重じゅう連れん総括そうかつ制御せいぎょ装置そうちは装備そうびしない。

試用しよう結果けっかを踏ふまえ、量産りょうさん機きはDE11形かたちとして製作せいさくされた。一時いちじ、自動じどう無線むせん操縦そうじゅう装置そうち (SLC = Shunting Locomotive Control System) を取付とりつけて武蔵野むさしの操車そうしゃ場じょうで試験しけんを実施じっしした時期じきもある。長ながらく吹田すいた操車そうしゃ場じょうで入にゅう換かわ作業さぎょうに従事じゅうじし、その運用うんようから離脱りだつ後ごは宮原みやはら機関きかん区く(後ごの宮原みやはら運転うんてん所しょ)に収容しゅうよう、保管ほかんされ、運転うんてん所しょ公開こうかい時じなどには展示てんじもされることがあったが、のちには廃車はいしゃ・解体かいたい処分しょぶんされた。

1000番台ばんだい

1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）から1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）にかけて210両りょう (DE10 1001 - 1210) が製作せいさくされた。このうち、DE10 1171は汽車きしゃ製造せいぞう（大阪おおさか製作所せいさくしょ）の最終さいしゅう出場しゅつじょう機関きかん車しゃである。

基本きほん番台ばんだいの機関きかんの設計せっけいを変更へんこうし、燃料ねんりょう噴射ふんしゃポンプや予よ燃焼ねんしょう室しつの形状けいじょうを改良かいりょうして出力しゅつりょくを向上こうじょうしたDML61ZB形がた (1,350 PS / 1,550 rpm) を搭載とうさいした区分くぶんで、全ぜん機きがSGを搭載とうさいする。

1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）製せいのDE10 1153以降いこうは3軸じく台車だいしゃの揺ゆれ枕まくら支持しじ機構きこうを変更へんこうし構造こうぞうを簡素かんそ化かしたDT141形かたちに変更へんこうした。1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）製せいのDE10 1188以降いこうは運転うんてん室しつの天井てんじょうに扇風機せんぷうきを設もうけ、屋根やね上じょうに扇風機せんぷうきカバーが突出とっしゅつしている。

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  ホッパ車しゃを牽引けんいんするDE10 1076（2017年ねん5月がつ18日にち）
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  50系けい客車きゃくしゃを牽引けんいんするDE10 1127
  （1993年ねん11月）
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  DE10 1209（小波さざなみ瀬西せにし工こう大前おおまえ駅えき）

1500番台ばんだい

DE10 1664
（2019年ねん7月がつ31日にち / 新鶴見しんつるみ機関きかん区く）

DE10 1715
（2009年ねん8月がつ14日にち / 札幌さっぽろ運転うんてん所しょ）

1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）から1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん）にかけて265両りょう (DE10 1501 - 1765) が製作せいさくされた。このうち、DE10 1737・1738は汽車きしゃ製造せいぞうを引ひき継ついだ川崎重工業かわさきじゅうこうぎょう大阪おおさか工場こうじょう（大阪おおさか車しゃ両部りょうぶ）の最終さいしゅう出場しゅつじょう機きである。以降いこうの川崎重工業かわさきじゅうこうぎょう製せいは兵庫ひょうご工場こうじょうに移管いかんされた。

SGを装備そうびしない500番台ばんだいの機関きかんを1000番台ばんだいと同一どういつのDML61ZB形がたに変更へんこうした区分くぶんで、積載せきさいする死し重じゅうは運転うんてん台だい直下ちょっかのものもコンクリート製せいに統一とういつしている。

1000番台ばんだいと同どう時期じきに仕様しよう変更へんこうが行おこなわれ、3軸じく台車だいしゃのDT141形かたち装備そうびは1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）製せいのDE10 1550以降いこう、運転うんてん室しつの扇風機せんぷうき設置せっちは1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）製せいのDE10 1569以降いこうになされている。

1000番台ばんだいの製作せいさく終了しゅうりょう後ごも本ほん区分くぶんは1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん）まで製作せいさくされ、製作せいさくの時期じきにより1端はし側がわ放熱ほうねつ器きカバーの3分割ぶんかつ化かやナンバーのブロックプレート化か、扇風機せんぷうきカバーの平滑へいかつ化か、2端はし側がわ正面しょうめん下部かぶ通風つうふう口こうの廃止はいしなどの変更へんこうがなされている。

3000・3500番台ばんだい

DE10 3001（2015年ねん9月がつ8日にち / 小牛田こごた駅えき）

DE10 3510（2013年ねん4月がつ11日にち / 小牛田こごた駅えき）

東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう（JR東日本ひがしにっぽん）は除雪じょせつ用ようとしてモーターカーの導入どうにゅうを進すすめていることから、余剰よじょうとなったDE15形かたち（機関きかん車しゃ部ぶ）が、日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどう（JR貨物かもつ）に売却ばいきゃくされ、本ほん形式けいしきへの改造かいぞう工事こうじを施ほどこしたものである。ラッセルヘッドの連結れんけつが不要ふようとなったことから、ラッセルヘッドを連結れんけつする密着みっちゃく連結れんけつ器きや電気でんき連結れんけつ器き、空気くうき配管はいかんの装備そうびをすべて撤去てっきょしている。また保安ほあん装置そうちもJR貨物かもつ対応たいおうのものとされた。

改造かいぞう機きのうちDE15形かたち1000番台ばんだいを種たね車しゃとするものはDE10形かたち3000番台ばんだいに、DE15形かたち1500・2500・2550番台ばんだいを種たね車しゃとするものはDE10形かたち3500番台ばんだいに改あらため番ばんされた。

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）8月がつ27日にちに大宮おおみや車両しゃりょう所しょをDE10 3511（旧きゅうDE15 1539）が出場しゅつじょう、同年どうねん9月7日にちにはDE10 3501（旧きゅうDE15 1510）が出場しゅつじょうした。

仕様しよう区分くぶん

本ほん形式けいしきは新造しんぞう時じや転属てんぞくの際さいに、使用しよう地域ちいきの気候きこう条件じょうけんを考慮こうりょした各種かくしゅ装備そうびが付加ふかされた。配置はいちされた気候きこう条件じょうけんによって以下いかの仕様しようがある。

一般いっぱん型がた（暖地だんち仕様しよう）

気候きこうが温暖おんだんな地域ちいきに配置はいちされた標準ひょうじゅん的てきな仕様しようである。スノープラウは省略しょうりゃくされることが多おおい。関東かんとう・中京ちゅうきょう・近畿きんき・九州きゅうしゅう地区ちくに配置はいちされたものに見みられる。

A寒かん地ち仕様しよう

気候きこうが極きわめて寒冷かんれいな地域ちいきで使用しようするための装備そうび群ぐんで、主おもな追加ついか装備そうびは耐たい雪ゆきブレーキ・スノープラウ・旋回せんかい窓まど・ジャンパ栓せんや砂すな撒管の凍結とうけつ防止ぼうし用よう加熱かねつ装置そうちなどである。北海道ほっかいどう・東北とうほく地区ちくの各かく線区せんくや高山本線たかやまほんせんなどに配置はいちされた。

B寒かん地ち仕様しよう

気候きこうが寒冷かんれいな地域ちいきで使用しようするための装備そうび群ぐんで、主おもな追加ついか装備そうびはA寒かん地ち仕様しように準じゅんじるが、旋回せんかい窓まどは装備そうびせず、電熱でんねつ式しきのデフロスタとワイパーを装備そうびする。耐たい雪ゆきブレーキも装備そうびしない。山陰やまかげを中心ちゅうしんとした中国ちゅうごく地区ちく・中央ちゅうおう本線ほんせん・磐越東線ばんえつとうせんなどに配置はいちされた。

運用うんようの変遷へんせん・現況げんきょう

国鉄こくてつ時代じだい

1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）製せいの試作しさく機き4両りょうは暖地だんち仕様しよう（DE10 1・2）を松山まつやま機関きかん区くに、B寒かん地ち仕様しよう（DE10 3・4）を一ノ関いちのせき機関きかん区くに配置はいちし試験しけん運用うんようを開始かいしした。

主おもに支線しせん区くの旅客りょかく列車れっしゃ・貨物かもつ列車れっしゃのほか、各地かくちの車両しゃりょう基地きちや操車そうしゃ場じょうで入いれ換かわに重用じゅうようされたが、中なかには短たん区間くかんながら「あかつき」の早岐はいき - 佐世保させぼ間あいだや「日本海にほんかい」「つるぎ」の米原まいばら - 田村たむら間あいだで特急とっきゅう仕業しわざにもついた。

1975年ねん（昭和しょうわ50年ねん）の動力どうりょく近代きんだい化か完了かんりょう以降いこうは、旅客りょかく列車れっしゃの電車でんしゃ・気動車きどうしゃ化か、貨物かもつ輸送ゆそう量りょうの減少げんしょうによる支線しせん区くの貨物かもつ列車れっしゃ廃止はいし、さらには線区せんく自体じたいの廃止はいしなどもあって列車れっしゃ牽引けんいんの運用うんようは減少げんしょうに転てんじ、1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）の貨物かもつ輸送ゆそう体系たいけい転換てんかんでは操車そうしゃ場じょうの機能きのう見直みなおしから入いれ換かわ用途ようとも減少げんしょうした。基本きほん番台ばんだい・500番台ばんだいを中心ちゅうしんに大量たいりょうに淘汰とうたが開始かいしされ、機能きのう停止ていしした操車そうしゃ場じょうに休きゅう車しゃの本ほん形式けいしきが多数たすう留置りゅうちされることとなった。

1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）の国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえい化かに際さいしては、約やく半数はんすうの361両りょうが旅客りょかく6社しゃ・貨物かもつ会社かいしゃに承継しょうけいされた。

JR北海道ほっかいどう

DE10 1660ノロッコ塗装とそう
（2008年ねん8月がつ）

北海道旅客鉄道ほっかいどうりょかくてつどう（JR北海道ほっかいどう）には23両りょうが承継しょうけいされた。各地かくちで入いれ換かわに使用しようするほか、急行きゅうこう「天てん北きた」（名寄なよろ - 稚内わっかない間あいだ）運用うんようや釧網本線せんもうほんせんの貨物かもつ列車れっしゃ運用うんようにも使用しようされた。

2020年ねん（令れい和わ2年ねん）4月がつ時点じてんで函館はこだて運輸うんゆ所しょに3両りょう、旭川あさひかわ運転うんてん所しょに4両りょう、釧路くしろ運輸うんゆ車両しゃりょう所しょに3両りょうの計けい10両りょうが配置はいちされている。旭川あさひかわ配置はいち機きは主おもに札幌さっぽろ運転うんてん所しょでの入にゅう換かわに使用しようされるほか、釧路くしろ配置はいち機きは主おもに「ノロッコ号ごう」、秋あきに走はしる斜里しゃりまでの「砂すな撒まき」、「SL冬ふゆの湿原しつげん号ごう」の代走だいそうに使用しようされる。函館はこだて運輸うんゆ所しょ配置はいち機きには、青函せいかんトンネル区間くかんの非常時ひじょうじ救援きゅうえん用ようとしての役割やくわりを兼かねるものもある。

JR東日本ひがしにっぽん

ATS-P設置せっちのため、2端はし側がわも観音かんのん扉とびらに改造かいぞうされたJR東日本ひがしにっぽんのDE10

東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう（JR東日本ひがしにっぽん）には68両りょうが承継しょうけいされた。主おもに各かく配置はいち区くを中心ちゅうしんとした入にゅう換かわ作業さぎょうや工事こうじ臨時りんじ列車れっしゃ、工場こうじょうへの入にゅう出場しゅつじょう列車れっしゃの牽引けんいんに使用しようされる。

承継しょうけいされた車両しゃりょうの中なかにはDE10 1759や、のちにJR貨物かもつに譲渡ゆずりわたされたDE10 1701のようにDD14形かたちと総括そうかつ制御せいぎょ可能かのうなように改造かいぞうされた車両しゃりょうもあり、この改造かいぞうを受うけた車両しゃりょうは未み改造かいぞうの車両しゃりょうと総括そうかつ制御せいぎょができなくなっていた。DD14形がたの廃車はいしゃが進行しんこうすると、これらは順次じゅんじ復元ふくげん改造かいぞうを受うけた。

2023年ねん（令れい和わ2年ねん）10月がつ現在げんざいでは、盛岡もりおか車両しゃりょうセンターに4両りょう、秋田あきた総合そうごう車両しゃりょうセンター南秋田みなみあきたセンターに2両りょう、新潟にいがた車両しゃりょうセンターに2両りょう、ぐんま車両しゃりょうセンターに9両りょう、郡山こおりやま総合そうごう車両しゃりょうセンターに5両りょうの合計ごうけい22両りょうが配置はいちされている。このうち、ぐんま車両しゃりょうセンター配置はいちのDE10 1705の塗装とそうはぶどう色いろ2号ごうと白しろ帯たいになっており、イベントや臨時りんじ列車れっしゃ牽引けんいんに使用しようされる機会きかいも多おおいが、近年きんねんは「SLぐんま みなかみ」などSL列車れっしゃ被ひ牽引けんいん客車きゃくしゃの入にゅう換かわ仕業しわざでの運用うんように留とどまっている。また、郡山こおりやま総合そうごう車両しゃりょうセンター配置はいちで会津若松あいづわかまつ派出所はしゅつじょに常駐じょうちゅうするDE10 1124は、1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）の新潟にいがた県けん弥彦やひこ神社じんじゃ参拝さんぱいに伴ともなう越後線えちごせん・弥彦線やひこせんでのお召めし列車れっしゃ本務ほんむ牽引けんいん機きとしての充当じゅうとう経歴けいれきがある。

DE10 1697（2023年ねん1月がつ 馬橋まばし駅えき）

DE10 1752（2020年ねん11月 市川いちかわ駅えき）

DE10 1759（2011年ねん10月がつ 秋田あきた駅えき）

2017年ねん（平成へいせい29年ねん）3月がつからは車両しゃりょう基地きちの合理ごうり化かに伴ともない、宇都宮うつのみや運転うんてん所しょの車両しゃりょう配置はいちがなくなり、首都しゅと圏けんの本ほん形式けいしきはDE11形かたちとともに高崎たかさき車両しゃりょうセンター高崎たかさき支所ししょに集中しゅうちゅう配置はいちするようになった。高崎たかさきのほか田端たばた運転うんてん所しょ（田端たばた・尾久おぎゅう地区ちく）に常駐じょうちゅうする。他た地域ちいきと同様どうよう、車両しゃりょう基地きち内ないでの入にゅう換かわや工事こうじ臨時りんじ列車れっしゃなどでの使用しようが主おもである。総武本線そうぶほんせん120周年しゅうねん記念きねん号ごうなど、イベント列車れっしゃの牽引けんいん機きにも使用しようされることがある。

また、首都しゅと圏けんに配置はいちされている車両しゃりょうのすべてと、他た地域ちいきでも一部いちぶの車両しゃりょうは保安ほあん装置そうちがATS-Pの区間くかんを走行そうこうするため、2端はし側がわボンネット内ないにATS-P機器ききを搭載とうさいしている。この機器ききの設置せっちおよび整備せいびのために2端はし側がわも1端はし側がわと同様どうようの観音かんのん扉とびらに改造かいぞうしており、他社たしゃが保有ほゆうするDE10形かたちとは表情ひょうじょうが異ことなる。

一時期いちじきは特急とっきゅう列車れっしゃの定期ていき運用うんようが存在そんざいした。1990年ねん（平成へいせい2年ねん）に開始かいしされた山形やまがた新幹線しんかんせん福島ふくしま - 山形やまがた間あいだ建設けんせつ工事こうじによる迂回うかい措置そちで、寝台しんだい特急とっきゅう「あけぼの」が同年どうねん7月がつより奥羽本線おううほんせんから陸羽東線りくうとうせん経由けいゆに変更へんこうされたために小牛田こごた - 新庄しんじょう間あいだを重じゅう連れんで牽引けんいんした。1997年ねん（平成へいせい9年ねん）3月がつダイヤ改正かいせいで同どう列車れっしゃが上越線じょうえつせん・羽越本線うえつほんせん経由けいゆに変更へんこうされ、当該とうがい運用うんようは終了しゅうりょうしている。

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  「ノスタルジックビュートレイン」用ようの
  DE10 1204
  1992年ねん
• 
  寝台しんだい特急とっきゅう「あけぼの」を牽引けんいんする
  DE10 1649

JR東海とうかい

東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう（JR東海とうかい）には13両りょうが承継しょうけいされた。静岡しずおか運転うんてん所しょに配置はいちされ、名古屋なごや車両しゃりょう区くの構内こうないや静岡しずおか県けん下かの各駅かくえきで入いれ換かわに使用しようされた。

同社どうしゃ所属しょぞくの本ほん形式けいしきは、床下ゆかしたの各かく機器ききを灰色はいいろに塗装とそうしていた。

2008年ねん（平成へいせい20年ねん）度ど内ないに美濃太田みのおおた車両しゃりょう区く配置はいちのDE10 1521が廃車はいしゃされたことにより、JR東海とうかい所属しょぞくの本ほん形式けいしきは消滅しょうめつした。

JR西日本にしにほん

西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう（JR西日本にしにほん）には49両りょうが承継しょうけいされた。2020年ねん（令れい和わ2年ねん）4月がつ時点じてんで18両りょうが在籍ざいせき。金沢かなざわ総合そうごう車両しゃりょう所しょ富山とやま支所ししょに4両りょう、梅小路うめこうじ運転うんてん区くに2両りょう、網干あぼし総合そうごう車両しゃりょう所しょ宮原みやはら支所ししょに3両りょう、福知山ふくちやま電車でんしゃ区く豊岡とよおか支所ししょに1両りょう、岡山おかやま電車でんしゃ区くに2両りょう、後藤ごとう総合そうごう車両しゃりょう所しょに3両りょう、下関しものせき総合そうごう車両しゃりょう所しょに3両りょうを配置はいちしている。レール輸送ゆそうやバラスト輸送ゆそうなどの工こう臨牽引けんいんや、工場こうじょう入にゅう出場しゅつじょう時じの配給はいきゅう列車れっしゃの牽引けんいんなどに充当じゅうとうされる。

後藤ごとう総合そうごう車両しゃりょう所しょのDE10 1161は「奥出雲おくいずもおろち号ごう」塗装とそうとなり、2010年ねん（平成へいせい22年ねん）4月がつより専用せんよう機きとして使用しようされている。梅小路うめこうじ運転うんてん区くのDE10 1156は、嵯峨野さがの観光かんこう鉄道てつどうの予備よび機きとして専用せんよう塗装とそうとなっている。かつて宮原みやはら総合そうごう運転うんてん所しょの1152は「きのくにシーサイド」用ようとして専用せんよう塗装とそうとなっていたが、同どう列車れっしゃの廃止はいしにより原色げんしょくに戻もどされている。

また、2021年ねん（令れい和わ3年ねん）には期間きかん限定げんていで重じゅう連れんを組くみ、「DLやまぐち号ごう」の運用うんように入はいった。

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  「きのくにシーサイド」用ようの
  DE10 1152
  2007年ねん8月がつ5日にち / 和歌山わかやま駅えき
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  梅小路うめこうじ運転うんてん区くのDE10 1156（2016年ねん5月がつ撮影さつえい）
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  金沢かなざわ総合そうごう車両しゃりょう所しょ所属しょぞく車しゃは松任まっとう工場こうじょうへの入にゅう出場しゅつじょうにも使用しようされる。（2020年ねん4月がつ撮影さつえい）

JR四国しこく

四国旅客鉄道しこくりょかくてつどう（JR四国しこく）には基本きほん番台ばんだい機き4両りょうを含ふくむ37両りょうが承継しょうけいされた。「アイランドエクスプレス四国しこく」牽引けんいん用ようの専用せんよう塗装とそう機きも存在そんざいした。

発足ほっそく当初とうしょに多数たすう存在そんざいした50系けい客車きゃくしゃ主体しゅたいの客車きゃくしゃ列車れっしゃは、直後ちょくごより気動車きどうしゃに置おき換かえられた。以後いごも残存ざんそん機きが貨物かもつ列車れっしゃや団体だんたい専用せんよう列車れっしゃの牽引けんいんに使用しようされたが、石灰石せっかいせき専用せんよう列車れっしゃの廃止はいしや予讃線よさんせん観音寺かんのんじ - 伊予いよ市し間あいだの電化でんか延伸えんしんに伴ともなう貨物かもつ列車れっしゃ運用うんようのJR貨物かもつへの移管いかん、団体だんたい専用せんよう列車れっしゃの減少げんしょうにより稼動かどう機きは減少げんしょうを続つづけ、2019年ねん（平成へいせい31年ねん）3月がつに高松たかまつ運転うんてん所しょに所属しょぞくするDE10 1139の1両りょうのみとなった後のち、2023年ねん（令れい和わ5年ねん）3月がつ末まつをもって全ぜん機きが運用うんようを終了しゅうりょうした。同機どうきは同年どうねん9月がつ30日にち付づけで廃車はいしゃされ、JR四国しこくの本ほん形式けいしきは消滅しょうめつした。

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  DE10 1036
  アイランドエクスプレス専用せんよう塗装とそう機き
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  DE10 1139とDE10 1095
  2009年ねん5月がつ23日にち
  予讃線よさんせん 端岡はしおか - 国分こくぶ間あいだ

JR九州きゅうしゅう

九州旅客鉄道きゅうしゅうりょかくてつどう（JR九州きゅうしゅう）には19両りょうが承継しょうけいされた。2020年ねん（令れい和わ2年ねん）4月がつ時点じてんで熊本くまもと車両しゃりょうセンターに7両りょう（DE10 1195・1206・1207・1209・1638・1753・1756）、鹿児島かごしま車両しゃりょうセンターに1両りょう (DE10 1755) の計けい8両りょうが在籍ざいせきする。 臨時りんじ列車れっしゃやマヤ34を用もちいた検けん測はかや廃車はいしゃ回送かいそうなどのほか、クルーズトレイン「ななつ星ほし in 九州きゅうしゅう」の回送かいそう時じにも使用しようされる。現在げんざいでは全ぜん機きが黒くろ塗ぬりで、手摺てすりが金色きんいろに変更へんこうされている。

一時いちじは同社どうしゃのジョイフルトレイン「パノラマライナーサザンクロス」の専用せんよう機きとして塗装とそう変更へんこうされた車両しゃりょうも存在そんざいした。

特異とくいな運用うんようとして、非ひ電化でんか区間くかんで電車でんしゃを牽引けんいんする運用うんようが存在そんざいした。485系けい電車でんしゃで運転うんてんされていた特急とっきゅう「有明ありあけ」について、1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）から毎日まいにち運転うんてんの臨時りんじ普通ふつう列車れっしゃとして豊肥本線ほうひほんせん（熊本くまもと - 水前寺すいぜんじ間あいだ）に乗入のりいれが開始かいしされ、専用せんよう機きとしてDE10 1755が使用しようされた。サービス電源でんげん供給きょうきゅう用よう電源でんげん車しゃとして、当初とうしょはスハフ12形かたち、のちに電源でんげん搭載とうさい改造かいぞうを施ほどこしたヨ8000形かたち28000番台ばんだいを連結れんけつして牽引けんいん・推進すいしん運転うんてんが行おこなわれた。同機どうきは、のちに485系けい電車でんしゃに合あわせたクリーム4号ごう+赤あか2号ごうの「国鉄こくてつ特急とっきゅう色しょく」に変更へんこうされた。

1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）に783系けい電車でんしゃ（ハイパーサルーン）が「有明ありあけ」での使用しようを開始かいしするとDE10 1756が専用せんよう機きとして追加ついかされ、同機どうきはハイパーサルーンの配色はいしょくに合あわせたライトグレー+赤あか帯たい、1端はし側がわ先さき頭部とうぶに「ハイパーサルーン」ロゴを配はいした塗装とそうに変更へんこうされた。ただ運行うんこう形態けいたいが特殊とくしゅだったため、1994年ねん（平成へいせい6年ねん）6月30日にちをもって「有明ありあけ」水前寺すいぜんじ乗のり入いれは終了しゅうりょうした（肥後ひご大津おおつ駅えきまで電化でんかは1999年ねん〈平成へいせい11年ねん〉10月で、電化でんかによる充当じゅうとう解消かいしょうではなく豊肥線ほうひせん乗のり入いれ有明ありあけは5年ねんブランクがある）。久大本線きゅうだいほんせんでは普通ふつう客車きゃくしゃ列車れっしゃの牽引けんいんに使用しようされていたが、1999年ねん（平成へいせい11年ねん）に豊肥本線ほうひほんせん電化でんかに伴ともなう客車きゃくしゃ列車れっしゃの全面ぜんめん気動車きどうしゃ化かにより運行うんこうを終了しゅうりょうした。また豊肥本線ほうひほんせんで運行うんこうされていた「あそBOY」の補助ほじょ機関きかん車しゃ（補ほ機き）あるいは代替だいたい機きとしても使用しようされた。2010年ねん（平成へいせい22年ねん）8月がつ、NHKがデジタル放送ほうそう普及ふきゅうのために企画きかくした鉄道てつどうによる九州きゅうしゅう一周いっしゅうプロジェクト「BSデジタル号ごうがゆく!〜ブルートレイン 九州きゅうしゅう一周いっしゅうの旅たび〜」（9月3 - 5日にち）で運行うんこうされる臨時りんじ列車れっしゃ「BSデジタル号ごう」の牽引けんいんに熊本くまもと車両しゃりょうセンター配置はいちのDE10 1753が起用きようされることになり、塗装とそうを黒くろ基調きちょうのオリジナル塗装とそうへ変更へんこうした。当とう形式けいしきでの「BSデジタル号ごう」の牽引けんいんは、全ぜん行程こうていのうち人吉ひとよし - 鹿児島かごしま中央ちゅうおう - 門司もじ港こう間あいだ（肥薩線ひさつせん・日豊本線にっぽうほんせん・鹿児島本線かごしまほんせん・日豊本線にっぽうほんせん・久大本線きゅうだいほんせん・日田彦山線ひたひこさんせん・日豊本線にっぽうほんせん・鹿児島本線かごしまほんせん経由けいゆ）で行おこなわれた。また2012年ねん（平成へいせい24年ねん）11月には同おなじく熊本くまもと車両しゃりょうセンター配置はいちのDE10 1638がDE10 1753と同おなじ色しょくに塗ぬり替かえられた。

• 
  パノラマライナーサザンクロス色しょくの
  DE10 1131
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  国鉄こくてつ特急とっきゅう色しょくのDE10 1755
  1987年ねんごろ / 熊本くまもと駅えき
• 
  「BSデジタル号ごう」塗装とそうのDE10 1753
• 
  手摺てすりが黄色おうしょくのもの DE10 1207
• 
  手摺てすりが橙色だいだいいろのもの DE10 1756

JR貨物かもつ

日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどう（JR貨物かもつ）には151両りょうが承継しょうけいされた。2024年ねん（令れい和わ5年ねん）4月がつ1日にち現在げんざいの配置はいちは以下いかのとおりである。

• 仙台せんだい総合そうごう鉄道てつどう部ぶ - 2両りょう（DE10 1539・1591）
• 新鶴見しんつるみ機関きかん区く - 1両りょう（DE10 1662）
• 岡山おかやま機関きかん区く - 3両りょう（DE10 1557・1561・1743）

入にゅう換かわ仕業しわざがメインであるが、本線ほんせん区間くかんでの貨物かもつ列車れっしゃの牽引けんいんも行おこなう。

JR貨物かもつには構内こうない入いれ換かわ専用せんようとして「入にゅう換かわ動どう車しゃ」扱あつかいとされた車両しゃりょうがある。当該とうがい車しゃは各種かくしゅ検査けんさ時期じきの延伸えんしん、釣合つりあい管かん・ジャンパ栓せんの作用さよう停止ていしなどの処置しょちが加くわえられている。一部いちぶの車両しゃりょうはえんじ色しょくに黄色おうしょくの警戒色けいかいしょくが入はいった入にゅう換かわ専用せんよう色しょくに塗装とそう変更へんこうされており、札幌貨物さっぽろかもつターミナル駅えきなどで使用しようされたが2020年ねん（令れい和わ2年ねん）2月がつ現在げんざい、この塗装とそうの入にゅう換かわ動どう車しゃは消滅しょうめつしている。

本ほん形式けいしきに代かわる入いれ換かわ用よう新型しんがた機関きかん車しゃの開発かいはつも進すすめられており、2010年ねん（平成へいせい22年ねん）3月がつに後継こうけい機きであるHD300形かたちの試作しさく機きが落成らくせいした。

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）に、JR東日本ひがしにっぽんより廃車はいしゃとなったDE15形かたちがJR貨物かもつに譲渡ゆずりわたされ、大宮おおみや車両しゃりょう所しょにてDE10 3000・3500番台ばんだいとして改造かいぞうされた。2019年ねん（平成へいせい31年ねん）3月16日にち時点じてんでは、仙台せんだい総合そうごう鉄道てつどう部ぶに3000番台ばんだい1両りょう、3500番台ばんだい2両りょう、新鶴見しんつるみ機関きかん区くに3500番台ばんだい1両りょう、東ひがし新潟にいがた機関きかん区くに3500番台ばんだい5両りょうが配置はいちされている。

2013年ねん（平成へいせい25年ねん）3月がつダイヤ改正かいせいでは、城端線じょうはなせん（高岡たかおか - 二塚ふたつか間あいだ）および氷見線ひみせん・新湊線しんみなとせん（高岡たかおか - 能町のうまち - 高岡たかおか貨物かもつ間あいだ）での運用うんようがJR西日本にしにほんから移管いかんされた。

2015年ねん（平成へいせい27年ねん）3月14日にちダイヤ改正かいせいでは、城端線じょうはなせん（高岡たかおか - 二塚ふたづか間あいだ）での運用うんよう（2往復おうふく）が臨時りんじ列車れっしゃ化かされたが、運行うんこう本数ほんすうは変かわっていない。

2017年ねん（平成へいせい29年ねん）3月4日にちダイヤ改正かいせいで、下関しものせき駅えきではHD300形かたちを使用しようできる規模きぼでないために、「DB500形かたち液体えきたい式しき内燃ないねん機関きかん車しゃ」を当とう機関きかん車しゃから入にゅう換かわ機関きかん車しゃの置おき換かえとしての開発かいはつ・導入どうにゅうを行おこなっており、定期ていき検査けんさ・給油きゅうゆについてはJR西日本にしにほんの下関しものせき総合そうごう車両しゃりょう所しょで行おこなう。

2017年ねん（平成へいせい29年ねん）5月27日にちに開催かいさいされた「鉄道てつどうのまち大宮おおみや 鉄道てつどうふれあいフェスタ」では、DE10 1557に「最終さいしゅう全ぜん検けんDE10形式けいしき JR貨物かもつ大宮おおみや車両しゃりょう所しょ2017.5」と書かかれたヘッドマークが取とり付つけられた。

老朽ろうきゅう化かの進行しんこうにより、今後こんごはDD200形かたちが導入どうにゅうされ、本ほん形式けいしきを置おき換かえる予定よていである。

2022年ねん3月がつダイヤ改正かいせいで定期ていき運用うんようから外はずれ、東ひがし新潟にいがた機関きかん区くと門司もじ機関きかん区く所属しょぞく機きがすべて廃車はいしゃ、2023年ねんまで解体かいたいされた。愛知あいち機関きかん区くはDE10 1557の岡山おかやま機関きかん区くへの転属てんぞくに伴ともない、配置はいちがなくなった。

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  DE10 1598（原色げんしょく・寒冷かんれい地ち仕様しよう）
  2012年ねん12月28日にち
  高岡たかおか駅えき
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  DE10 1675（JR貨物かもつ 新しん更新こうしん機き・寒冷かんれい地ち仕様しよう）
  2015年ねん7月がつ20日はつか
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  JRF入にゅう換かわ動どう車しゃ色しょく
  2007年ねん4月がつ3日にち
  大牟田おおむた駅えき
• 
  DE10 1164（JR貨物かもつ 新しん更新こうしん機き）
  2009年ねん9月がつ4日にち
  水島みずしま臨海りんかい鉄道てつどう 水島みずしま - 東水島ひがしみずしま間あいだ
• 
  DE10 1664（JR貨物かもつ A更新こうしん機き）
  2006年ねん5月がつ16日にち
  拝島はいじま駅えき
• 
  DE10 1073
  2006年ねん6月がつ25日にち
  八王子はちおうじ駅えき
• 
  DE10 1557
  2017年ねん5月がつ27日にち
  大宮おおみや車両しゃりょう所しょ

譲渡じょうと機き・同型どうけい機き

本ほん形式けいしきは汎用はんよう機きとして大量たいりょうに製作せいさくされたことから、臨海りんかい鉄道てつどうや専用せんよう線せんで使用しようする目的もくてきで譲渡じょうとされた車両しゃりょうや、同どう一いち仕様しようの機関きかん車しゃを自社じしゃ発注はっちゅうして使用しようする例れいが各地かくちで見みられる。これはDD13形かたちと同様どうようの傾向けいこうであるが、専用せんよう線せん・臨海りんかい鉄道てつどうなどでは2機関きかん4軸じく駆動くどうのDD13形かたちタイプを引ひき続つづき使用しようする例れいは少すくなくない。これは本ほん形式けいしきは1機関きかん式しきで機関きかん故障こしょう時じの冗長じょうちょう性せいに劣おとることや、各かく軸じく独立どくりつ構造こうぞうの台車だいしゃなど特殊とくしゅな仕様しようの機構きこうを保守ほしゅできる体制たいせいが整ととのっていない事業じぎょう体たいが多おおいなどの理由りゆうが挙あげられる。

本ほん形式けいしきおよび同型どうけい機きを使用しようする主おもな事業じぎょう社しゃを以下いかに示しめす。車両しゃりょうの仕様しよう等とう、詳細しょうさいは各かくリンク先さきを参照さんしょうのこと。

• 八戸はちのへ臨海りんかい鉄道てつどう - JR東日本ひがしにっぽんより譲渡ゆずりわたされたDE10 1761が在籍ざいせき。同機どうきは2003年ねん（平成へいせい15年ねん）に八戸はちのへ - 久慈くじ間あいだで運転うんてんされた「SLうみねこ号ごう」の後部こうぶ補ほ機きや、2012年ねん（平成へいせい24年ねん）には東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいからの復旧ふっきゅう工事こうじ後ご、試運転しうんてんを兼かねて久慈くじ駅えきに長期ちょうき留置りゅうちしていたキハ40を八戸はちのへへ移送いそうする際さいの牽引けんいん機きに使用しようされていたりと八戸はちのへと縁えんの深ふかい機関きかん車しゃでもある。
• 秋田あきた臨海りんかい鉄道てつどう - JR東日本ひがしにっぽんより十勝とかち鉄道てつどうに譲渡じょうと、その後ご当社とうしゃに購入こうにゅうされたDE10 1543が在籍ざいせき。側面そくめんナンバーは十勝とかち鉄道てつどう時代じだいにブロック式しきから切きり文字もじ貼付ちょうふ式しきに変更へんこうされている。それ以外いがいにDE15形がたから除雪じょせつ用よう機器ききを撤去てっきょしてDE10形かたちとほぼ同どう仕様しようになった経歴けいれきがあるDE10 1250・1251が在籍ざいせき。2021年ねん（令れい和わ3年ねん）3月12日にちをもって事業じぎょう廃止はいしに伴ともない、DE10 1250は仙台せんだい臨海りんかい鉄道てつどうに、DE10 1251は西濃せいのう鉄道てつどうに譲渡ゆずりわたされた。
• 仙台せんだい臨海りんかい鉄道てつどう - DE65 2・3・5が在籍ざいせき。DE65 2は元もと新潟にいがた臨海りんかい鉄道てつどう・秋田あきた臨海りんかい鉄道てつどう同どう番号ばんごう機き。2011年ねん（平成へいせい23年ねん）に秋田あきた臨海りんかい鉄道てつどうから借かり入いれ、2017年ねん（平成へいせい29年ねん）に譲受じょうじゅ。DE65 3は元もとJR東日本ひがしにっぽんDE10 1536。2019年ねん（平成へいせい31年ねん / 令れい和わ元年がんねん）譲受じょうじゅ。2020年ねん（令れい和わ2年ねん）に使用しようを開始かいし。DE65 5は元もと十勝とかち鉄道てつどう・秋田あきた臨海りんかい鉄道てつどうであり、2021年ねん（令れい和わ3年ねん）2月がつ28日にち付づけで譲受じょうじゅ。同年どうねんに使用しようを開始かいし。
• 真岡もおか鐵道てつどう - JR東日本ひがしにっぽんより譲渡ゆずりわたされたDE10 1535が在籍ざいせき。「SLもおか」の回送かいそうや客車きゃくしゃ列車れっしゃ牽引けんいんに使用しようされる。2010年ねん（平成へいせい22年ねん）には部品ぶひん取とり機きとしてDE10 1014（←関西かんさいフレートサービス←JR四国しこくアイランドエクスプレス四国しこく専用せんよう機き）を購入こうにゅう。
• わたらせ渓谷けいこく鐵道てつどう - JR東日本ひがしにっぽんより譲渡ゆずりわたされたDE10 1537・1678が在籍ざいせきしわたらせ渓谷線けいこくせん大間々おおまま駅えき - 足尾あしお駅えき間あいだで、臨時りんじ列車れっしゃ「トロッコわたらせ渓谷けいこく号ごう」の牽引けんいん機きとして、DE10 1537が1998年ねん（平成へいせい10年ねん）10月がつ10日とおかから運用うんようされている。2000年ねん（平成へいせい12年ねん）には、DE10 1678が追加ついか購入こうにゅうされDE10が2両りょう体制たいせいとなった。2001年ねん（平成へいせい13年ねん）3月がつには、わ01形かたち客車きゃくしゃ（元もと・JR東日本ひがしにっぽん12系けいお座敷ざしき車しゃ「やすらぎ」）が、トロッコ列車れっしゃの運休うんきゅうする冬季とうきの集客しゅうきゃくを狙ねらって導入どうにゅうされ、この車両しゃりょうを使用しようする臨時りんじ列車れっしゃ「サロン・ド・わたらせ」の牽引けんいん機きとしても運用うんよう開始かいしされた
• 東武鉄道とうぶてつどう - SL「大樹だいき」の後部こうぶ補ほ機き、およびDL「大樹だいき」牽引けんいん、秩父鉄道ちちぶてつどう三ヶ尻みかじり線せん一部いちぶ区間くかん廃止はいし後ごの新車しんしゃ甲種こうしゅ輸送ゆそうのため、JR東日本ひがしにっぽんより譲渡ゆずりわたされたDE10 1099・1109が在籍ざいせきする。どちらもJR東日本ひがしにっぽんの秋田あきた総合そうごう車両しゃりょうセンターで譲渡じょうと前ぜん整備せいびが行おこなわれ、2016年ねん（平成へいせい28年ねん）12月入線にゅうせんのDE10 1099は国鉄こくてつ色しょく、2020年ねん（令れい和わ2年ねん）4月がつ入線にゅうせんのDE10 1109は、かつて「北斗星ほくとせい」牽引けんいん機きとしてブルートレインに合あわせたデザインへと変更へんこうされたJR北海道ほっかいどうのDD51形かたちを模もした、青色あおいろに金かね帯たいの塗装とそう、キャブには星ほしの模様もようとなっている（なお譲渡じょうと時じにはキャブの星ほしの模様もようはなかった）。
• 衣浦いうら臨海りんかい鉄道てつどう - DE10形かたちと同型どうけいのKE65形かたちが在籍ざいせき。新しん製せいしたものと国鉄こくてつ清算せいさん事業じぎょう団だんから購入こうにゅうしたものとがある。
• 樽見たるみ鉄道てつどう - TDE10形かたち・TDE11形かたちが過去かこに存在そんざいし、衣浦いうら臨海りんかい鉄道てつどうや西濃せいのう鉄道てつどうからの譲渡じょうと機きもあった。1両りょうがジェイアール貨物かもつ・北関東きたかんとうロジスティクス（旧きゅう・高崎たかさき運輸うんゆ）に譲渡ゆずりわたされたが、それ以外いがいは2007年ねん（平成へいせい19年ねん）4月がつまでに廃車はいしゃされた。
• 神岡かみおか鉄道てつどう - JR四国しこくからDE10 1005を譲受ゆずりうけ（部品ぶひん確保かくほ用ようにDE10 1010も譲受じょうじゅ）し、KMDE101として貨物かもつ列車れっしゃ牽引けんいんに使用しようされたが、2002年ねん（平成へいせい14年ねん）に廃車はいしゃとなった。
• 西濃せいのう鉄道てつどう - 自社じしゃのDD401の代替だいたいのため、1991年ねん（平成へいせい3年ねん）に国鉄こくてつ清算せいさん事業じぎょう団だんからDE10 148を購入こうにゅうし、車くるま番ばんをDE10 501に変更へんこうして使用しようした。2021年ねん（令れい和わ3年ねん）5月に上述じょうじゅつの秋田あきた臨海りんかい鉄道てつどう事業じぎょう廃止はいしに伴ともない、DE10 1251を譲受じょうじゅ。DE10 501は同年どうねん9月に機関きかん区く脇わきで解体かいたいされた。
• 嵯峨野さがの観光かんこう鉄道てつどう - JR西日本にしにほんより譲渡ゆずりわたされたDE10 1104が在籍ざいせき。嵯峨野観光線さがのかんこうせんの全ぜん営業えいぎょう列車れっしゃで使用しようされる。両りょう端はし駅えきとも機き回まわし線せんの設備せつびがないため、常つねにトロッコ嵯峨さが駅えき寄よりに機関きかん車しゃを連結れんけつした編成へんせいで運転うんてんされ、トロッコ亀岡かめおか行いきとして運転うんてんされる際さいは先頭せんとうとなる客車きゃくしゃに設もうけた運転うんてん席せきから機関きかん車しゃが遠隔えんかく操作そうさされる。なお冬季とうきの運休うんきゅう期間きかんには梅小路うめこうじ運転うんてん区くに留置りゅうちされるほか、定期ていき検査けんさが後藤ごとう総合そうごう車両しゃりょう所しょで行おこなわれるため、JR線上せんじょうを走行そうこうする機会きかいもある。
• ジェイアール貨物かもつ・北関東きたかんとうロジスティクス（旧きゅう・高崎たかさき運輸うんゆ） - 倉賀野くらがの駅えきおよび熊谷貨物くまがやかもつターミナル駅えきの構内こうない入いれ換かわ用よう。倉賀野くらがの駅えきの使用しよう機きは2018年ねん（平成へいせい30年ねん）に、熊谷貨物くまがやかもつターミナル駅えきの使用しよう機きは2019年ねん（平成へいせい31年ねん / 令れい和わ元年がんねん）に、それぞれ新鶴見しんつるみ機関きかん区くのHD300形かたちに置おき換かえ。
• ジェイアール貨物かもつ・西日本にしにほんロジスティクス（旧きゅう・関西かんさいフレートサービス → ジェイアール貨物かもつ・関西かんさいロジスティクス） - JR貨物かもつより譲渡ゆずりわたされたDE10 1082が在籍ざいせき。大阪貨物おおさかかもつターミナル駅えきの構内こうない入いれ換かわ用よう。岡山おかやま機関きかん区くのDE10 1181に置おき換かわる形かたちで、2020年ねん（令れい和わ2年ねん）6月15日にちをもって運行うんこうを終了しゅうりょうした。

• 
  衣浦いうら臨海りんかい鉄道てつどう KE65 2
  （元もとDE10 563）
  2006年ねん8月がつ23日にち
  大府おおぶ駅えき
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  わたらせ渓谷けいこく鐵道てつどう DE10 1537
  2008年ねん6月がつ29日にち
  足尾あしお駅えき
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  真岡もおか鐵道てつどう DE10 1535
  2009年ねん2月がつ1日にち
  折本おりほん - 下館二高前しもだてにこうまえ間あいだ
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  西濃せいのう鉄道てつどう DE10 501
  （元もと DE10 148）
  乙女おとめ坂ざか - 美濃赤坂みのあかさか間あいだ
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  嵯峨野さがの観光かんこう鉄道てつどう DE10 1104
  JR西日本にしにほんのDE10 1156も同どう塗装とそう
  2003年ねん5月がつ4日にち
  トロッコ嵯峨さが駅えき付近ふきん
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  ジェイアール貨物かもつ・北関東きたかんとうロジスティクス DE10 1513
  （2017年ねん10月がつ9日にち）
  熊谷貨物くまがやかもつターミナル駅えき
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  ジェイアール貨物かもつ・関西かんさいロジスティクス DE10 1082
  （2018年ねん3月がつ3日にち）
  大阪貨物おおさかかもつターミナル駅えき
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  東武鉄道とうぶてつどう DE10 1099
  （2020年ねん6月がつ20日はつか）
  下今市しもいまいち駅えき
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  東武鉄道とうぶてつどう DE10 1109
  （2020年ねん11月19日にち）
  新高にいたか徳いさお - 大桑おおくわ間あいだ
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  八戸はちのへ臨海りんかい鉄道てつどう DE10 1761
  （2020年ねん9月がつ5日にち）
  長苗代ながなわしろ駅えき

保存ほぞん機き

DE10形かたち静態せいたい保存ほぞん機き一覧いちらん

画像がぞう	番号ばんごう	所在地しょざいち	備考びこう
	DE10 1677	北海道ほっかいどう常呂ところ郡ぐん佐呂間さろま町まち字じ永代えいだい町まち65-1 佐呂間さろま町まち交通こうつう公園こうえん
	DE10 1702	北海道ほっかいどう三笠みかさ市し幌内ほろない町まち2丁目ちょうめ287 三笠みかさ鉄道てつどう記念きねん館かん
	DE10 503	北海道ほっかいどう小樽おたる市し手宮てみや1丁目ちょうめ3-6 小樽おたる市し総合そうごう博物館はくぶつかん
	DE10 88	宮城みやぎ県けん角田つのだ市し枝野えだの字じ青木あおき地ち内ない 角田つのだ中央ちゅうおう公園こうえん交通こうつう公園こうえん	ヨ13797と連結れんけつされている。
	DE10 95	栃木とちぎ県けん真岡しんおか市し台うてな町まち 真岡もおか鐵道てつどう真岡しんおか駅えき構内こうない
	DE10 1014	栃木とちぎ県けん真岡しんおか市し台うてな町まち2474-6 SLキューロク館かん	関西かんさいフレートサービスより購入こうにゅう。部品ぶひん取とり機きであるが塗装とそうは購入こうにゅう後ごにオリジナルの塗装とそうに塗ぬり替かえられている。
	DE10 11	埼玉さいたま県けん鴻巣こうのす市し南みなみ1丁目ちょうめ10 鴻巣こうのす市立しりつ吹上ふきあげ小学校しょうがっこう ※解体かいたい済ずみ	それまで同地どうちで保存ほぞん展示てんじされていたC58 363が「SLパレオエクスプレス」に起用きようされるために搬出はんしゅつされたのち、国鉄こくてつ時代じだいに廃車はいしゃとなった同機どうきが1987年ねんに展示てんじされた。2015年ねん（平成へいせい27年ねん）解体かいたい。露天ろてんの状態じょうたいで塗ぬり直なおしもされず、解体かいたい直前ちょくぜんには塗装とそうのほとんどが錆さびにより剥はがれていた。
	DE10 30	千葉ちば県けんいすみ市し作田さくた1298 ポッポの丘おか	機関きかんは除去じょきょされている。現在地げんざいちに移設いせつ以前いぜんは、閉館へいかんまで船ふねの科学かがく館かんのフローティングパビリオン羊蹄丸ようていまる内うちで保存ほぞんされていた。
	DE10 1511	東京とうきょう都と品川しながわ区く八潮やしお3丁目ちょうめ 日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどう中央ちゅうおう研修けんしゅうセンター ※非公開ひこうかい	公開こうかいは同所どうしょの見学けんがくイベント時じのみ。研修けんしゅう用ように構体の一部いちぶがカットされた状態じょうたいで保存ほぞんされている。
	神岡かみおか鉄道てつどう KMDE101	岐阜ぎふ県けん飛騨ひだ市し神岡かみおか町まち東雲あずも 旧きゅう奥おく飛騨ひだ温泉おんせん口こう駅えき前ぜん広場ひろば ※解体かいたい済ずみ
	DE10 1	愛媛えひめ県けん西条さいじょう市し大町おおまち927-2 四国しこく鉄道てつどう文化ぶんか館かん南館みなみたて	国鉄こくてつ時代じだいに廃車はいしゃとなって以降いこう、長年ながねんにわたりJR四国しこく多度津たどつ工場こうじょうに保管ほかんされ、同どう工場こうじょう一般いっぱん公開こうかい時じなどに公開こうかいされていた。2014年ねん（平成へいせい26年ねん）に四国しこく鉄道てつどう文化ぶんか館南たてみなみ館かんの開館かいかんに伴ともない移設いせつされている。機関きかん部分ぶぶんにはアクリルがはめられている。
	DE10 26	福岡ふくおか県けん鞍手くらて郡ぐん鞍手くらて町まち 歴史れきし民俗みんぞく資料しりょう館かん ※解体かいたい済ずみ	2003年ねん（平成へいせい15年ねん）に解体かいたい。

派生はせい形式けいしき

本ほん形式けいしきの基本きほん構造こうぞうを踏襲とうしゅうした形式けいしきは以下いかのとおりである。

DE11形かたち

重じゅう入いれ換かわ用よう機関きかん車しゃ

DE15形かたち

除雪じょせつ（ラッセル車しゃ）兼用けんよう形がた入いれ換かわ用よう機関きかん車しゃ

DE50形かたち

本線ほんせん用よう機関きかん車しゃ。DD51形かたちの後継こうけい機きとして試作しさく検討けんとうされ、本ほん形式けいしきをスケールアップして大だい出力しゅつりょく機関きかんを搭載とうさい。

脚注きゃくちゅう

参考さんこう文献ぶんけん

• 眼目がんもく佳秀よしひで「3月がつダイヤ改正かいせい後ごの富山とやま・高岡たかおか地区ちくのDE10牽引けんいん貨物かもつ列車れっしゃ」『鉄道てつどうジャーナル』第だい584号ごう、鉄道てつどうジャーナル社しゃ、2015年ねん6月がつ、97 - 99頁ぺーじ。 
• 鉄道てつどうジャーナル社しゃ 『国鉄こくてつ現役げんえき車両しゃりょう1983』 鉄道てつどうジャーナル別冊べっさつNo.4 1982年ねん
• 電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい 『鉄道てつどうピクトリアル』 2000年ねん12月がつ号ごう No.694 特集とくしゅう・DE10・11・15形かたち
• 石井いしい幸孝ゆきたか 『DD51物語ものがたり - 国鉄こくてつディーゼル機関きかん車しゃ2400両りょうの開発かいはつと活躍かつやくの足跡あしあと』（JTBパブリッシング、2004年ねん） ISBN 453305661X
• 四国しこく鉄道てつどう学園がくえん 『新しん訂てい DE10形かたちディーゼル機関きかん車しゃ（量産りょうさん形がた） 付づけDE11形かたち』（交友こうゆう社しゃ、1967年ねん）
• ネコ・パブリッシング RailMagazine 2009年ねん11月がつ号ごう (No.314) p.162
• 沖田おきた祐ゆう作さく 編へん『機関きかん車しゃ表ひょう 国鉄こくてつ編へんII 電気でんき機関きかん車しゃ・内燃ないねん機関きかん車しゃの部ぶ』（ネコ・パブリッシング RailMagazine 2008年ねん10月がつ号ごう (No.301) 付録ふろくCD-ROM）
• けいてつ協會きょうかい『知しられざる鉄道てつどう』JTB、1997年ねん。ISBN 4-533-02660-5。 
• 『鉄道てつどうピクトリアル』通巻つうかん694号ごう「【特集とくしゅう】DE10・11・15形かたち」（2000年ねん12月・電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい）
  • 服部はっとり 朗あきら宏ひろし「DE10・11・15形がたのあゆみとプロフィール」 pp. 10-23
  • 鉄道てつどうピクトリアル編集へんしゅう部ぶ「DE10 DE11 DE15 detail file」 pp. 36-43
  • 「私鉄してつ&専用せんよう線せん DE10タイプ in action」 pp. 44-45
  • 高嶋たかしま 修一しゅういち「私鉄してつ・専用せんよう線せん等とうで活躍かつやくするDE10タイプ」 pp. 46-48
  • 鉄道てつどうピクトリアル編集へんしゅう部ぶ「DE10・11・15形かたち車しゃ歴れき表ひょう」 pp. 60-64
  • 高嶋たかしま 修一しゅういち「私鉄してつ・専用せんよう線せん等とうで活躍かつやくするDE10タイプ」 pp. 65-72
• 『鉄道てつどうファン』通巻つうかん66号ごう（1966年ねん12月・交友こうゆう社しゃ）
  • 国鉄こくてつ車両しゃりょう設計せっけい事務所じむしょ 石井いしい 幸孝ゆきたか「新車しんしゃガイド 新鋭しんえいディーゼル機関きかん車しゃ DE10誕生たんじょう」 pp. 6-7
  • 「RF13007 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう 1250PS 液体えきたい式しきディーゼル機関きかん車しゃ 形式けいしきDE10」 pp. 71