電気 でんき 工学 こうがく (でんきこうがく、英 えい : electrical engineering )は、電気 でんき や磁気 じき 、光 ひかり (電磁波 でんじは )の研究 けんきゅう や応用 おうよう を取 と り扱 あつか う工学 こうがく 分野 ぶんや である。電気 でんき 磁気 じき 現象 げんしょう が広汎 こうはん な応用 おうよう 範囲 はんい を持 も つ根源 こんげん 的 てき な現象 げんしょう であるため、通信 つうしん 工学 こうがく 、電子 でんし 工学 こうがく をはじめ、派生 はせい した技術 ぎじゅつ でそれぞれまた学問 がくもん 分野 ぶんや を形成 けいせい している。電気 でんき の特徴 とくちょう として「エネルギー の輸送 ゆそう 手段 しゅだん 」としても「情報 じょうほう の伝達 でんたつ 媒体 ばいたい 」としても大変 たいへん 有用 ゆうよう であることが挙 あ げられる。この観点 かんてん から、前者 ぜんしゃ を「強電 きょうでん 」、後者 こうしゃ を「弱電 じゃくでん 」と二分 にぶん される。
電気 でんき 工学 こうがく は、複雑 ふくざつ な電力 でんりょく 系 けい の設計 せっけい から…
… 電子 でんし 回路 かいろ の設計 せっけい まで含 ふく む。
電気 でんき 工学 こうがく と関連 かんれん 分野 ぶんや の発展 はってん
編集 へんしゅう
電気 でんき 工学 こうがく の源流 げんりゅう は基礎 きそ 理論 りろん としての電気 でんき 回路 かいろ 学 がく と実用 じつよう としての電力 でんりょく 工学 こうがく である。次 つぎ に情報 じょうほう の伝達 でんたつ の観点 かんてん から通信 つうしん 工学 こうがく が派生 はせい する。通信 つうしん 工学 こうがく の発展 はってん の過程 かてい で増幅器 ぞうふくき 、高周波 こうしゅうは 発振 はっしん のための真空 しんくう 管 かん が発達 はったつ し、1940年 ねん ごろの半導体 はんどうたい による固体 こたい 増幅 ぞうふく 素子 そし の発明 はつめい があり電子 でんし 工学 こうがく が生 う まれる。電子 でんし 工学 こうがく の利用 りよう 方法 ほうほう として論理 ろんり 演算 えんざん の機械 きかい 化 か が可能 かのう になり、ここからコンピュータを利用 りよう した情報 じょうほう 工学 こうがく が起 お こる。また電気 でんき 回路 かいろ 学 がく の周波数 しゅうはすう 応答 おうとう の研究 けんきゅう から、制御 せいぎょ 工学 こうがく が派生 はせい している。
電柱 でんちゅう
電力 でんりょく 工学 こうがく は、電気 でんき のエネルギーとしての利用 りよう に関 かん する工学 こうがく である。エネルギーの発生 はっせい としての発電 はつでん と電力 でんりょく 流通 りゅうつう としての送電 そうでん が2大 だい テーマで、高 こう 電圧 でんあつ ・大 だい 電流 でんりゅう に耐 た えうる電力 でんりょく 回路 かいろ 、絶縁 ぜつえん 体 たい などの電気 でんき 材料 ざいりょう について取 と り扱 あつか う。変圧 へんあつ 器 き 、発電 はつでん 機 き 、発動 はつどう 機 き 、高 こう 電圧 でんあつ 工学 こうがく 、パワーエレクトロニクス などを含 ふく む。多 おお くの国 くに では、発電 はつでん ・送電 そうでん ・配電 はいでん の電力 でんりょく 網 もう を政府 せいふ が維持 いじ 管理 かんり している。利用 りよう 者 しゃ は電力 でんりょく 網 もう からエネルギーを購入 こうにゅう でき、自前 じまえ で発電 はつでん するコストを抑 おさ えることができる。電力 でんりょく 工学 こうがく 者 しゃ は電力 でんりょく 網 もう および電力 でんりょく 網 もう に接続 せつぞく する電力 でんりょく システムの設計 せっけい や保守 ほしゅ を研究 けんきゅう している。電力 でんりょく システムは電力 でんりょく 網 もう に電力 でんりょく を供給 きょうきゅう するものと電力 でんりょく 網 もう から電力 でんりょく を引 ひ き出 だ すものがある(あるいは、両方 りょうほう 同時 どうじ に行 おこな うものもある)。電力 でんりょく 網 もう に接続 せつぞく しない電力 でんりょく システムも研究 けんきゅう 対象 たいしょう である。リアルタイムのフィードバックにより電力 でんりょく 需要 じゅよう の急増 きゅうぞう に対応 たいおう し停電 ていでん を防 ふせ ぐ人工 じんこう 衛星 えいせい 制御 せいぎょ の電力 でんりょく システムなどが今後 こんご の研究 けんきゅう 課題 かだい である。
ディープスペースネットワーク で使用 しよう される巨大 きょだい なパラボラアンテナ
情報 じょうほう 通信 つうしん に関 かん する分野 ぶんや で、電気 でんき 通信 つうしん 、電磁気 でんじき 学 がく がある。情報 じょうほう を一 いち 地点 ちてん から別 べつ な地点 ちてん に送 おく るためには、同軸 どうじく ケーブル 、光 ひかり ケーブル や自由 じゆう 空間 くうかん などの伝送 でんそう 路 ろ を必要 ひつよう とする。これら伝送 でんそう 路 ろ はマクスウェルの方程式 ほうていしき をはじめとする電磁気 でんじき 学 がく の法則 ほうそく を用 もち いて正確 せいかく に記述 きじゅつ することができる。自由 じゆう 空間 くうかん での通信 つうしん の場合 ばあい 、伝送 でんそう に適 てき した搬送 はんそう 周波数 しゅうはすう に情報 じょうほう を変換 へんかん した搬送波 はんそうは の形 かたち にする必要 ひつよう があり、それを変調 へんちょう と呼 よ ぶ。変調 へんちょう 方式 ほうしき には振幅 しんぷく 変調 へんちょう 、周波数 しゅうはすう 変調 へんちょう などの技法 ぎほう がある。変調 へんちょう 方式 ほうしき によってシステムのコストと性能 せいのう は異 こと なり、両者 りょうしゃ のバランスを工学 こうがく 者 しゃ や技術 ぎじゅつ 者 しゃ が注意深 ちゅういぶか く調整 ちょうせい する。
システムの伝送 でんそう 特性 とくせい が決 き まると、次 つぎ に送信 そうしん 機 き と受信 じゅしん 機 き の設計 せっけい を行 おこな う。送信 そうしん と受信 じゅしん の機能 きのう を兼 か ね備 そな えた機器 きき をトランシーバー と呼 よ ぶ。送信 そうしん 機 き の設計 せっけい にあたっては、電力 でんりょく 消費 しょうひ が信号 しんごう 強度 きょうど と密接 みっせつ に関連 かんれん している点 てん が重要 じゅうよう である。送信 そうしん 機 き の信号 しんごう 強度 きょうど が不十分 ふじゅうぶん な場合 ばあい 、雑音 ざつおん によって情報 じょうほう が失 うしな われることになる。
通信 つうしん 工学 こうがく の一 いち 分野 ぶんや として無線 むせん 通信 つうしん を対象 たいしょう とする無線 むせん 工学 こうがく がある。電磁気 でんじき 学 がく の応用 おうよう としてアンテナの指向 しこう 性 せい 、利得 りとく に関 かん する研究 けんきゅう が主要 しゅよう テーマである。
「Raspberry Pi 」の回路 かいろ 基板 きばん
真空 しんくう 中 ちゅう 、固体 こたい 中 ちゅう や電界 でんかい 中 ちゅう 、磁界 じかい 中 ちゅう などにおける電子 でんし のふるまいを解明 かいめい 、理論 りろん 化 か し、またそれをもとに、種々 しゅじゅ の電子 でんし 素子 そし 、装置 そうち などの制御 せいぎょ を行 おこな う技術 ぎじゅつ 。抵抗 ていこう 器 き 、キャパシタ 、インダクタ 、トランジスタ 、ダイオード 、その他 た の半導体 はんどうたい 素子 そし などの電子 でんし 回路 かいろ 素子 そし モデルをつくる。このモデルを使 つか う目的 もくてき は、回路 かいろ のシミュレーション を行 おこな うためであり、その部分 ぶぶん 的 てき な回路 かいろ を組 く み合 あ わせて大 だい 規模 きぼ な回路 かいろ を作 つく り上 あ げることができる。
第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん 以前 いぜん は、電子 でんし 工学 こうがく は無線 むせん 工学 こうがく とほぼ同義 どうぎ で、応用 おうよう 範囲 はんい は電気 でんき 通信 つうしん やレーダー 、ラジオ 、初期 しょき のテレビ などに限 かぎ られていた。戦後 せんご 、民生 みんせい 用 よう 電子 でんし 機器 きき が開発 かいはつ されるようになり、テレビ、音響 おんきょう 機器 きき 、コンピュータ 、マイクロプロセッサ などの開発 かいはつ と共 とも に電子 でんし 工学 こうがく も発展 はってん していった。1950年代 ねんだい 末 まつ には無線 むせん 工学 こうがく と電子 でんし 工学 こうがく は完全 かんぜん に別 べつ の分野 ぶんや と認識 にんしき されるようになった。
1959年 ねん の集積 しゅうせき 回路 かいろ の発明 はつめい 以前 いぜん 、電子 でんし 回路 かいろ は個別 こべつ の部品 ぶひん を組 く み合 あ わせて構築 こうちく されていた。当然 とうぜん ながら回路 かいろ の実装 じっそう に要 よう する空間 くうかん も電力 でんりょく も大 おお きく、動作 どうさ 速度 そくど は遅 おそ かった。それでも、今 いま もそのような回路 かいろ 実装 じっそう の用途 ようと がある。一方 いっぽう 集積 しゅうせき 回路 かいろ はトランジスタ を中心 ちゅうしん とした微小 びしょう な電子 でんし 部品 ぶひん をひとまとめにして、小 ちい さなチップ内 ない に回路 かいろ を構成 こうせい する。これによってコンピュータ などの電子 でんし 機器 きき の性能 せいのう が向上 こうじょう していった。
マイクロプロセッサ
半導体 はんどうたい 素子 そし の微細 びさい 化 か の絶 た え間 ま ない進展 しんてん は、VLSI製造 せいぞう プロセスの発展 はってん をもたらし、完全 かんぜん なシステム をひとつのチップに実装 じっそう する技術 ぎじゅつ を実現 じつげん した。マイクロプロセッサ はこの進展 しんてん の成果 せいか で、コンピュータ工学 こうがく の関連 かんれん 分野 ぶんや とかかわる。
材質 ざいしつ に着目 ちゃくもく すると「半導体 はんどうたい 工学 こうがく 」だが、製造 せいぞう 技術 ぎじゅつ に着目 ちゃくもく すると「マイクロエレクトロニクス 」と呼 よ ばれる。これらはほぼ同義 どうぎ だが、マイクロエレクトロニクスは必 かなら ずしも半導体 はんどうたい 集積 しゅうせき 回路 かいろ に限定 げんてい されない。
シリコン などの半導体 はんどうたい ウェハーを化学 かがく 的 てき に製造 せいぞう する技術 ぎじゅつ を含 ふく み、化学 かがく や材料 ざいりょう 工学 こうがく と密接 みっせつ に関連 かんれん する。また、微細 びさい な設計 せっけい にあたっては量子力学 りょうしりきがく 的 てき 知識 ちしき も要求 ようきゅう される。
電子 でんし (電気 でんき )と光子 こうし (光 ひかり )の両方 りょうほう を取 と り扱 あつか う電子 でんし 工学 こうがく の一 いち 分野 ぶんや は光 ひかり エレクトロニクスまたはオプトエレクトロニクスと呼 よ ばれる。この分野 ぶんや で扱 あつか う光 ひかり ケーブル は高速 こうそく な通信 つうしん システムの開発 かいはつ とインターネット の発展 はってん をもたらした。
電気 でんき 計測 けいそく 工学 こうがく ・計測 けいそく 工学 こうがく
編集 へんしゅう
電気 でんき 計測 けいそく 工学 こうがく は、電気 でんき 的 てき 特性 とくせい の正確 せいかく な測定 そくてい に関 かん する分野 ぶんや 。電気 でんき 回路 かいろ ・電子 でんし 回路 かいろ の測定 そくてい を行 おこな うと、被 ひ 測定 そくてい 回路 かいろ の電圧 でんあつ や電流 でんりゅう に影響 えいきょう を与 あた えることが避 さ けられない。測定 そくてい 技術 ぎじゅつ の目的 もくてき は、測定 そくてい 回路 かいろ の影響 えいきょう を最小 さいしょう 化 か あるいは補償 ほしょう することである。この分野 ぶんや には物質 ぶっしつ の電気 でんき 的 てき 特性 とくせい を利用 りよう するセンサ や電気 でんき =機械 きかい 的 てき な測定 そくてい 手段 しゅだん も含 ふく まれる。前者 ぜんしゃ の例 れい としては圧力 あつりょく を測定 そくてい するピエゾ圧 あつ 電 でん 素子 そし や温度 おんど を測定 そくてい する温度 おんど に依存 いぞん する電気 でんき 抵抗 ていこう 素子 そし がある。これらのセンサは制御 せいぎょ 工学 こうがく においても用 もち いることができる。
速度 そくど 測定 そくてい 器 き を応用 おうよう した速度 そくど 違反 いはん 自動 じどう 取締 とりしまり 装置 そうち
計測 けいそく 工学 こうがく は、圧力 あつりょく 、流 なが れ 、温度 おんど といった物理 ぶつり 量 りょう を測定 そくてい する機器 きき の設計 せっけい を扱 あつか う。そういった測定 そくてい 機器 きき の設計 せっけい には、電磁気 でんじき 学 がく だけでなく様々 さまざま な物理 ぶつり 学 がく の知識 ちしき を必要 ひつよう とする。例 たと えば、スピード測定 そくてい 器 き はドップラー効果 こうか を応用 おうよう して近 ちか づいてくる自動車 じどうしゃ の速度 そくど を測定 そくてい する。同様 どうよう に熱 ねつ 電 でん 対 たい はペルティエ-ゼーベック効果 こうか を応用 おうよう して2地点 ちてん 間 あいだ の温度 おんど 差 さ を測定 そくてい する。
計測 けいそく は単独 たんどく ではなく、より大 おお きな電気 でんき システムのセンサとして使 つか われることが多 おお い。例 たと えば、溶鉱炉 ようこうろ の温度 おんど を一定 いってい に保 たも つシステムで熱 ねつ 電 でん 対 たい を利用 りよう するといった場合 ばあい である。このため、計測 けいそく 工学 こうがく と制御 せいぎょ 工学 こうがく は組 く み合 あ わせて扱 あつか われることが多 おお い。
ISS に接近 せっきん する宇宙 うちゅう ステーション補給 ほきゅう 機 き 。制御 せいぎょ システム は宇宙 うちゅう 飛行 ひこう において重要 じゅうよう な役目 やくめ を果 は たしている。
制御 せいぎょ 工学 こうがく は様々 さまざま な力学 りきがく 系 けい をモデル化 か し、システムの振 ふ る舞 ま いを望 のぞ んだ形 かたち にするための制御 せいぎょ 装置 そうち の設計 せっけい を行 おこな う。そのような制御 せいぎょ 装置 そうち の実装 じっそう にあたって、電子 でんし 回路 かいろ 、デジタル信号 しんごう 処理 しょり 、マイクロコントローラ 、PLC などを使 つか うこともある。制御 せいぎょ 工学 こうがく には、旅客機 りょかくき のフライトシステムから自動車 じどうしゃ のクルーズコントロール まで、様々 さまざま な応用 おうよう がある。また、ファクトリーオートメーション でも重要 じゅうよう な役目 やくめ を果 は たしている。
制御 せいぎょ システムの設計 せっけい においては、フィードバック を多用 たよう する。例 たと えば、クルーズコントロールにおいては自動車 じどうしゃ の速度 そくど を継続 けいぞく 的 てき に監視 かんし しフィードバックし、それによってエンジンの出力 しゅつりょく を調整 ちょうせい している。制御 せいぎょ 理論 りろん では、あるフィードバックがあったときのシステムの応答 おうとう を求 もと めることができる。
べイヤーフィルター と撮像 さつぞう 素子 そし による、ピクセル毎 ごと に1色 しょく ずつの情報 じょうほう から、ピクセル毎 ごと にRGBの情報 じょうほう がある画像 がぞう データを生成 せいせい するのも信号 しんごう 処理 しょり の応用 おうよう のひとつである。
信号 しんごう 処理 しょり は信号 しんごう の解析 かいせき や操作 そうさ を扱 あつか う分野 ぶんや である。信号 しんごう には連続 れんぞく 的 てき に変化 へんか するアナログ信号 しんごう と、離散 りさん 的 てき な値 ね をとるデジタル信号 しんごう がある。アナログ信号 しんごう の場合 ばあい 、信号 しんごう 処理 しょり は音声 おんせい 信号 しんごう などの増幅 ぞうふく やフィルタリング 、電気 でんき 通信 つうしん における信号 しんごう の変調 へんちょう や復調 ふくちょう を扱 あつか う。デジタル信号 しんごう の場合 ばあい 、信号 しんごう 処理 しょり は標本 ひょうほん 化 か された信号 しんごう の圧縮 あっしゅく や誤 あやま り検出 けんしゅつ 訂正 ていせい を扱 あつか う。
デジタル信号 しんごう 処理 しょり は、既存 きそん のアナログのシステムがデジタルのシステムに置換 ちかん されていくにつれて、その応用 おうよう 範囲 はんい が電力 でんりょく 、通信 つうしん 、放送 ほうそう 、医療 いりょう など急激 きゅうげき に拡大 かくだい している。
かつてアナログ信号 しんごう 処理 しょり はアナログのハードウェアで実装 じっそう されたシステムの設計 せっけい を数学 すうがく 的 てき に表 あらわ すだけのものだったが、デジタル信号 しんごう 処理 しょり は設計 せっけい を数学 すうがく 的 てき に記述 きじゅつ するだけでなく、ハードウェア問題 もんだい とは独立 どくりつ してそのまま(ソフトウェアまたはハードウェアへの埋 う め込 こ みで)実装 じっそう することもできるようになった。そのためデジタル信号 しんごう 処理 しょり は重要 じゅうよう 性 せい を増 ま しつつある。
信号 しんごう と信号 しんごう が運 はこ んでいる情報 じょうほう には強 つよ い関係 かんけい があり、信号 しんごう 処理 しょり は情報処理 じょうほうしょり と等価 とうか でもある。それが信号 しんごう 処理 しょり に幅広 はばひろ い用途 ようと がある理由 りゆう である。DSP チップは、テレビ、ラジオ、携帯 けいたい 機器 きき 、音響 おんきょう 機器 きき 、ノイズリダクション アルゴリズム、MP3プレーヤー 、GPS カーナビゲーション 、各種 かくしゅ 画像 がぞう 処理 しょり ・音響 おんきょう 処理 しょり ・音声 おんせい 処理 しょり システムといった様々 さまざま な電子 でんし 機器 きき に組 く み込 こ まれている。
携帯 けいたい 情報 じょうほう 端末 たんまつ
計算 けいさん 機 き 工学 こうがく は計算 けいさん 機 き の設計 せっけい に関連 かんれん する分野 ぶんや であり、電気 でんき 工学 こうがく とは電子 でんし 式 しき の計算 けいさん 機 き の設計 せっけい という分野 ぶんや で関連 かんれん づいている[注釈 ちゅうしゃく 2] 。新規 しんき ハードウェア の設計 せっけい 、携帯 けいたい 情報 じょうほう 端末 たんまつ の設計 せっけい 、コンピュータを利用 りよう した生産 せいさん システムの設計 せっけい などがある。システムソフトウェア も計算 けいさん 機 き 工学 こうがく で扱 あつか う場合 ばあい があるが、複雑 ふくざつ なソフトウェアシステムの設計 せっけい はソフトウェア工学 こうがく の領域 りょういき であり、両者 りょうしゃ は異 こと なる分野 ぶんや とされている。パーソナルコンピュータ の設計 せっけい はこの分野 ぶんや のごく一部 いちぶ であり、コンピュータ的 てき アーキテクチャの電子 でんし 機器 きき はゲーム機 き やDVDプレーヤー など様々 さまざま なものがある。
世界 せかい 的 てき 規模 きぼ では「The Institute of Electrical and Electronics Engineers (IEEE)米国 べいこく 電気 でんき 電子 でんし 学会 がっかい 」が電気 でんき 関連 かんれん の研究 けんきゅう 者 しゃ の間 あいだ で著名 ちょめい かつ最 もっと も有力 ゆうりょく な学会 がっかい である。IEEEは非 ひ 営利 えいり の研究 けんきゅう 団体 だんたい であり、規格 きかく 書 しょ 、出版 しゅっぱん 物 ぶつ や定期 ていき 刊行 かんこう 物 ぶつ の発行 はっこう や学会 がっかい やワークショップの開催 かいさい を行 おこな っている。IEEEの学会 がっかい 誌 し は数 すう 十 じゅう 種類 しゅるい に及 およ ぶ各論 かくろん に分 わ かれて発行 はっこう されている。IEEEは事実 じじつ 上 じょう 世界 せかい 最大 さいだい の学会 がっかい である。
海外 かいがい では他 た に英国 えいこく の「The Institute of Electrical Engineers (IEE)」がよく知 し られている。
日本 にっぽん の研究 けんきゅう 団体 だんたい としては電力 でんりょく エネルギーに関係 かんけい する分野 ぶんや では電気 でんき 学会 がっかい (IEEJ) が、通信 つうしん システム・電子 でんし デバイス・情報処理 じょうほうしょり ではこれら分野 ぶんや を網羅 もうら する電子 でんし 情報 じょうほう 通信 つうしん 学会 がっかい (IEICE) が有名 ゆうめい である。また電子 でんし 工学 こうがく 分野 ぶんや では応用 おうよう 物理 ぶつり 学会 がっかい (JSAP)、情報 じょうほう 工学 こうがく 分野 ぶんや では情報処理 じょうほうしょり 学会 がっかい (IPSJ) で活動 かつどう する研究 けんきゅう 者 しゃ も多 おお い。
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