オニクス・ORE1

オニクス・ORE1 / ORE1B

オニクス・ORE1B
カテゴリー	F1
コンストラクター	オニクス・グランプリ
デザイナー	アラン・ジェンキンス
主要しゅよう諸しょ元もと
サスペンション（前まえ）	ダブルウィッシュボーン、プッシュロッド式しき
サスペンション（後ご）	ダブルウィッシュボーン、プルロッド式しき
ホイールベース	2,819mm
エンジン	コスワースDFR 3,493cc 90度どV8 NA
トランスミッション	オニクス製せい 6速そく 横よこ置おき式しき (ミッションケースはケント社しゃ製せい)
タイヤ	グッドイヤー
主要しゅよう成績せいせき
チーム	オニクス・グランプリ
ドライバー	ステファン・ヨハンソン ベルトラン・ガショー J.J.レート グレガー・フォイテク
出走しゅっそう時期じき	1989年ねん - 1990年ねん
コンストラクターズタイトル	0
ドライバーズタイトル	0
通算つうさん獲得かくとくポイント	6
初戦しょせん	1989年ねんブラジルグランプリ
最終さいしゅう戦せん	1990年ねんハンガリーグランプリ
出走しゅっそう 優勝ゆうしょう 表彰台ひょうしょうだい ポール Fラップ 26　(17スタート) 0 1 0 0

オニクス・ORE1 (Onyx ORE1) は、アラン・ジェンキンスによって設計せっけいされたF1マシンで、1989年ねんから1990年ねんにかけてオニクス・グランプリによって使用しようされた。

概要がいよう

国際こくさいF3000選手権せんしゅけんでマーチ製せいシャシーのワークス格かくとしてタイトル獲得かくとくの経験けいけんをもつオニクス・レースエンジニアリングが、エンジンが自然しぜん吸気きゅうきエンジンのみにレギュレーション変更へんこうされイコールコンディション化かしたタイミングを機きにF1へのステップアップを図はかり、独自どくじシャシーを製作せいさくして1989年ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけんへ参戦さんせんすることを決定けってい。エンジンはブライアン・ハートチューンによるフォード・コスワース・DFRを搭載とうさいした。チームはオリジナルスタッフであるマイク・アールを代表だいひょうに、ポール・シェイクスピアとジョー・シャンパーレインの3名めいを主要しゅようスタッフとして運営うんえいされた。マイク・アールはマクラーレンのロン・デニスと非常ひじょうに親密しんみつな間柄あいだがらで、オニクスはマクラーレンのジュニアチームとして運営うんえいされる将来しょうらい像ぞうがあった。このためF3000時代じだいからオニクスチームのタイトルスポンサーだったマールボロ（マクラーレンのタイトルスポンサーでもある）からの支援しえん継続けいぞくは決定けってい事項じこうであり、当面とうめんの開発かいはつ資金しきんの心配しんぱいはなかった。この経緯けいいからドライバーはマールボロドライバーから候補こうほとなり、F3000で所属しょぞくしていたステファノ・モデナやエマニュエル・ピッロなどの候補こうほの他ほか、ミケーレ・アルボレート、J.J.レートとも1988年ねん中ちゅうに交渉こうしょうが持もたれた。

マシンデザイナーは元もとマクラーレンのアラン・ジェンキンスと契約けいやくし、1988年ねん夏なつからORE1の設計せっけいが開始かいしされた。ORE1はジェンキンスにとって自分じぶんが責任せきにん者しゃとして製作せいさくする初はつのF1マシンであった。

1988年ねん12月がつ末まつ、No.1ドライバーはデニスからの推挙すいきょとマールボロドライバーでもある元もとマクラーレンのステファン・ヨハンソンと契約けいやく。セカンドシートの決定けっていは2月がつになり、同おなじくマールボロ・ドライバーであり、タイトルスポンサー「マネートロン」を仲介ちゅうかいすることができたF3000ドライバーベルトラン・ガショーを起用きようすることとなった。マールボロに加くわえてマネートロンからの資金しきんを合あわせた総額そうがくは900万まんポンド（約やく20億おく円えん）とされ、当時とうじの新規しんき参戦さんせんチームとしては十分じゅうぶんな資金しきんを持もつ体制たいせいとなった。これによりタイヤは他たの新規しんき参戦さんせんチームの多おおくが選択せんたくしたピレリではなく、ピレリより高額こうがくであったがグッドイヤーと契約けいやくすることができた。

開発かいはつ

ジェンキンスをチーフに、マシンのデザインはすべてコンピュータで管理かんりされたCADきゃど/CAMシステムを使つかって行おこなわれた。コンピュータ本体ほんたいとプログラムはIDA社しゃが提供ていきょう。空そら力りょくテストはインペリアル大学だいがくの風洞ふうどうで行おこなわれた。ジェンキンスはマクラーレンでジョン・バーナードをボスとするMP4シリーズの設計せっけいアシストを7年間ねんかん務つとめており、ORE1のノーズセクションが細身ほそみながら角かくばっている形状けいじょうなのはMP4シリーズのモノコック断面だんめん形状けいじょうから影響えいきょうを受うけている。

チームは独自どくじの横よこ置おき式しき6速そくギアボックスを製作せいさくし、これをウィリアムズのミッションケースも製作せいさくしているケント社しゃ製せいのミッションケースに格納かくのうした。ダンパーもオニクスの自製じせいで、フロントダンパーはフロントノーズ上面うわつら（ドライバーの足あしの上うえ）に左右さゆう別々べつべつにダンパー用ようの小しょう部屋へやを設もうけ、そこにダンパー一式いっしきを収納しゅうのうし薄うすいパネルでカバー、プッシュロッドで機能きのうさせるという独自どくじの特徴とくちょうを持もつ方法ほうほうが採とられた。後こう輪わのサスはプルロッドで、シャシーはシーズン中ちゅうの改良かいりょうなどの設計せっけい変更へんこうに対応たいおうできるよう2ピース構造こうぞうであった。

細部さいぶの空そら力りょくにはレイトンハウス・マーチでエイドリアン・ニューウェイが前年ぜんねんに取とり入いれていた、アンダーパネルからモノコックへとつながるラインをただ直角ちょっかくに乗のせるのではなく、アンダーパネルの端はし部ぶを曲面きょくめんに仕上しあげてモノコックにスムーズなラインで繋つなげる細こまかな工夫くふうがされていた。

1989年ねんシーズン

ORE1の完成かんせいは開幕かいまく戦せんブラジルGPの直前ちょくぜんになっても間まに合あわず、未み完成かんせいのままパーツとして現地げんちに持もち込こまれる状況じょうきょうで、ネルソン・ピケ・サーキット近郊きんこうのカートコースで組くみ立たてとシェイクダウンを行おこなうことがブラジルを訪おとずれた主おもな目的もくてきとなっていた。本来ほんらいであればイギリスでORE1の完成かんせいしたあとにファクトリーのあるリトルハンプトンの近所きんじょに住すんでいたジョン・ワトソンに乗のってもらい、新車しんしゃORE1の評価ひょうかをしてもらう予定よていであったが、完成かんせいの遅おくれによりワトソンの立場たちばはアドバイザー的てきな役割やくわりで終おわった。

ブラジルGPが開幕かいまくし、金曜きんよう朝あさに行おこなわれた開幕かいまく戦せんの予備よび予選よせんでは、ヨハンソンが5周しゅう、ガショーが6周しゅうのみの走行そうこうしかできず、2台だいが予備よび予選よせんの最下位さいかいとなる12位いと13位いに並ならぶという一番いちばん下かからのスタートとなったが、そのブルーに白しろとピンクのストライプが施ほどこされたカラーリングと、メス型がた成形せいけいによる細身ほそみのカーボンファイバーモノコックや、フロントサスまわりのカバーパーツの合ごういの良よさなど、ホンダF1監督かんとくの後藤ごとう治おさむやレイトンハウスの安川やすかわ実みのるがわざわざオニクスのピットにマシンを見みにくる様子ようすが報ほうじられるなど、細部さいぶの仕上しあげの美うつくしさも持もつマシンであった。

初期しょきトラブルの発生はっせいによりまともに戦たたかえる状況じょうきょうになるまで数すう戦せんを要ようしたが、第だい3戦せん終了しゅうりょう後ごにポール・リカール・サーキットでほぼ全ぜんチームが参加さんかして行おこなわれた合同ごうどうテストではガショー4位い、ヨハンソン6位いとなる好こうタイムを出だし、そのポテンシャルを披露ひろうした。直後ちょくごに行おこなわれた第だい4戦せんメキシコGPではヨハンソンが予備よび予選よせんを初はつ通過つうかし、土曜どようの午前ごぜん走行そうこうで6位いタイムを記録きろくするなど好調こうちょうを維持いじ。チームのF1初はつ出走しゅっそうとなった決勝けっしょうレースではミッショントラブルでリタイヤするまで10位いを走行そうこう。レース後ごにヨハンソンは「21位いの予選よせんグリッドから、前まえにいた車くるまをどんどん抜ぬけたし、速はやいマシンたちとも一緒いっしょに走はしったからポテンシャルがようやくはっきりつかめた。ロータスやベネトン、予備よび予選よせんでいつもトップのブラバムをコース上じょうで抜ぬけたのはチームが勇気ゆうきづけられたよ。」とORE1に手てごたえを掴つかんだ実戦じっせんデビューとなった。続つづく第だい5戦せんデトロイトGPでもサスペンショントラブルでリタイヤするまでは7位いを走行そうこう。第だい7戦せんフランスGPではガショーも予選よせん通過つうかに成功せいこうし初はつの2台だい揃そろっての決勝けっしょうスタートを迎むかえ、ヨハンソンが決勝けっしょう5位いに入賞にゅうしょうしオニクス初はつとなるポイント獲得かくとくに成功せいこう。ガショーも13位いでF1初はつ完走かんそうを果はたした。初はつ参戦さんせんチームには厳きびしい条件じょうけんであった予備よび予選よせんの通過つうかに失敗しっぱいすることもあり、DNQとなるグランプリもいくつかあったが、第だい13戦せんポルトガルGPでは、ヨハンソンが決勝けっしょうでタイヤを交換こうかんせずにタイヤラバーが一部いちぶ無なくなる状況じょうきょうで走はしり通とおすレース巧者こうしゃぶりを見みせ3位いでゴールし、予備よび予選よせん組ぐみとして驚異きょうい的てきな表彰台ひょうしょうだい獲得かくとくを達成たっせいした。これはオニクス・チームとORE1にとっての最高さいこう成績せいせきとなった。このポルトガルGPからはガショーに代かわってフィンランドの新鋭しんえいJ.J.レートがORE1をドライブ。レートは豪雨ごううとなった最終さいしゅう戦せんオーストラリアGPで5位いまで浮上ふじょうする走はしりを見みせた。しかし雨あめによる水量すいりょうが多おおく電気でんき系統けいとうにトラブルが発生はっせい、エンジンストップによりポイント獲得かくとくを逃のがした。なお、同どうシーズンのポールリカールで行おこなわれた合同ごうどうテストでは、国際こくさいF3000でJ.J.レートのチームメイトとしてパシフィック・レーシングでコンビを組くんでいたエディ・アーバインもORE1をテストドライブしている。

ヨハンソンはORE1について、「チームがF1での経験けいけん不足ふそくなので、走はしっていて急きゅうにノーズコーンが外はずれて落おちてしまうなど驚おどろくようなトラブルもあったが、マシンの基本きほん素性すじょうは良よかった。チームにマシンを理解りかいできているエンジニアがもう何人なんにんかいてくれたらもっとよかったと思おもう。マシンの走行そうこう中ちゅうの車くるま高だかがどういう意味いみを持もつかを理解りかいできている人ひとがオニクスのピットには少すくなかった。」と述のべている。

'89シーズン終了しゅうりょう後ご、メインスポンサー「マネートロン」のオーナーであるバン・ロッセムがポルシェV12エンジンの獲得かくとく失敗しっぱいによりF1への興味きょうみを失うしなったとしてスポンサーから撤退てったい。チームは一転いってんして資金しきん難なんとなり、身売みうり説せつが出でる状態じょうたいまで状況じょうきょうが急速きゅうそくに悪化あっか。ニューマシンを手掛てがける予算よさんは無なく、翌よく1990年ねんもORE1を引ひき続つづき使用しようすることになった。

1990年ねんシーズン

1990年ねんは、前年ぜんねん終盤しゅうばんに引ひき続つづきヨハンソンとJ.J.レートの二人ふたりで開幕かいまく戦せんを迎むかえた。マシンはORE1Bと表現ひょうげんされていたが、資金しきん難なんにより前年ぜんねんからのアップデートがなく、変更へんこうされていたのはフロントウィングのエンドプレート形状けいじょうのほかには確認かくにんされなかった。この状況じょうきょうで開幕かいまくから2戦せんは二に台だいとも予選よせんを通過つうかすることはできなかった。

第だい2戦せんブラジルGP終了しゅうりょう後ご、オニクス・グランプリはスイスの投資とうし家かグループに売却ばいきゃくされ、マイク・アールら主要しゅようスタッフとデザイナーのアラン・ジェンキンスはチームを離脱りだつ。主要しゅようデザインスタッフのデイブ・エイミーもチームを追おわれ、ドライバーのヨハンソンとの契約けいやくは新しん経営けいえい陣じんによって一方いっぽう的てきに解除かいじょされた。代かわって新あらたにスイス人じんドライバーのグレガー・フォイテク(父ちちのカール・フォイテクが新しん出資しゅっし者しゃであった)が加入かにゅう。マシンはそれまでピンクだったストライプ部ぶがライトグリーンへとカラー変更へんこうを受うけ、エンジンチューナーもブライアン・ハートだったものがスイスのハイニ・マーダーへと変更へんこうが強行きょうこうされた。レートは第だい3戦せんサンマリノGPで初はつ完走かんそう（12位い）したが、新しんオーナーとなったペーター・モンテベルディ（スイスの高級こうきゅう車しゃメーカー「モンテヴェルディ」創業そうぎょう者しゃ）と、出資しゅっし者しゃカール・フォイテクの意向いこうからグレガー・フォイテクに肩入かたいれする体制たいせいとなり、モンテベルディがイギリスのファクトリーを自身じしんの本拠ほんきょであるスイスに移転いてんすると強硬きょうこうに主張しゅちょうしたことから、元々もともといた多おおくのイギリス人じんスタッフがチームを離はなれた影響えいきょうでトランスミッションをまともに組くめるメカニックが存在そんざいしないという弱体じゃくたい化かの一途いっとをたどった。後ごは5度どの予選よせん落おちと4度どのリタイアという状況じょうきょうの中なか、ドイツGPからはチーム名めいを「モンテヴェルディ・オニクス｣に変更へんこう。第だい10戦せんハンガリーGP後ごの8月がつ15日にちに行おこなわれたモンツア合同ごうどうテストでは、エンジニアとメカの人数にんずう不足ふそくからまともに走行そうこうする事ことが出来できず、危険きけんを感かんじるようになったレートの個人こじんマネージャであるケケ・ロズベルグは、このテスト後ごに見切みきりをつけてレートとともにモンテベルディ・オニクスから離脱りだつした。フォイテク家かも同様どうようの理由りゆうでチームから離脱りだつし、資金しきんと両りょうドライバーを失うしなったチームは最終さいしゅう戦せんまでグランプリを戦たたかうことなく消滅しょうめつした。最後さいごはオーナーのモンテベルディが「私わたしはレーシングカーを設計せっけいした経験けいけんもあるし、エンジニアを兼務けんむすることもできる。」と発言はつげん。マシンカラーもスイス国旗こっきをモチーフとした赤あかと白しろへと変更へんこうされていた。

保存ほぞん車両しゃりょう

スイスにあるモンテベルディ自動車じどうしゃ博物館はくぶつかんにはオニクス・ORE1が展示てんじ保存ほぞんされている。

F1における全ぜん成績せいせき

(key) （太字ふとじはポールポジション、斜体しゃたいはファステストラップ）

年とし	シャシー	エンジン	タイヤ	ドライバー	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	ポイント	順位じゅんい
1989年ねん	オニクス・ORE1	コスワースDFR	G		BRA	SMR	MON	MEX	USA	CAN	FRA	GBR	GER	HUN	BEL	ITA	POR	ESP	JPN	AUS	6	10
				ステファン・ヨハンソン	DNPQ	DNPQ	DNPQ	Ret	Ret	DSQ	5	DNPQ	Ret	Ret	8	DNPQ	3	DNPQ	DNPQ	DNPQ
				ベルトラン・ガショー（12戦せんまで）、J.J.レート（13戦せんから）	DNPQ	DNPQ	DNPQ	DNPQ	DNPQ	DNPQ	13	12	DNQ	Ret	Ret	Ret	DNPQ	Ret	DNPQ	Ret
1990年ねん	オニクス・ORE1B	コスワースDFR	G		USA	BRA	SMR	MON	CAN	MEX	FRA	GBR	GER	HUN	BEL	ITA	POR	ESP	JPN	AUS	0	-
				ステファン・ヨハンソン（2戦せんまで）、グレガー・フォイテク(3戦せんから10戦せんまで)	DNQ	DNQ	Ret	7	Ret	15	DNQ	DNQ	Ret	DNQ
				J.J.レート	DNQ	DNQ	12	Ret	Ret	Ret	DNQ	DNQ	NC	DNQ

1989年ねん

• コンストラクターズランキング10位い。
• ドライバーズランキング11位い：ステファン・ヨハンソン（予選よせん最高さいこう位い12位い1回かい 決勝けっしょう最高さいこう位い3位い1回かい）
• ドライバーズランキング-位くらい：ベルトラン・ガショー（予選よせん最高さいこう位い11位い1回かい 決勝けっしょう最高さいこう位い12位い1回かい） - 第だい12戦せんまで参戦さんせん
• ドライバーズランキング-位くらい：J.J.レート（予選よせん最高さいこう位い17位い2回かい） - 第だい13戦せん以降いこう参戦さんせん

1990年ねん

• コンストラクターズランキング-位くらい。
• ドライバーズランキング-位くらい：ステファン・ヨハンソン（全ぜん戦せん予選よせん落おち） - 第だい2戦せんまで参戦さんせん
• ドライバーズランキング-位くらい：グレガー・フォイテク（予選よせん最高さいこう位い20位い1回かい 決勝けっしょう最高さいこう位い7位い1回かい） - 第だい3戦せん以降いこう参戦さんせん
• ドライバーズランキング-位くらい：J.J.レート（予選よせん最高さいこう位い22位い1回かい 決勝けっしょう最高さいこう位い12位い1回かい）

外部がいぶリンク

• Onix ORE1 @ STATS F1
• Onix ORE1B @ STATS F1