ニホンウナギ

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ニホンウナギ
ニホンウナギ
夜間やかん活発かっぱつおよまわるニホンウナギ
保全ほぜんじょうきょう評価ひょうか[1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類ぶんるい
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : じょうひれつな Actinopterygii
: ウナギ Anguilliformes
: ウナギ Anguilloidei
: ウナギ Anguillidae
ぞく : ウナギぞく Anguilla
たね : ニホンウナギ A. japonica
学名がくめい
Anguilla japonica
Temminck & Schlegel, 1847
英名えいめい
Japanese eel

ニホンウナギ日本にっぽんうなぎ学名がくめい: Anguilla japonica)は、ウナギウナギぞくウナギいちたね日本にっぽん朝鮮半島ちょうせんはんとう台湾たいわんからベトナムまでひがしアジアひろ分布ぶんぷする。河川かせん生活せいかつにはからだしょくばんでえることから「ウナギ」、海洋かいよう生活せいかつには銀色ぎんいろえることから「ぎんウナギ」(ぎんウナギ)とばれることがある[2]。  

特徴とくちょう[編集へんしゅう]

成魚せいぎょ全長ぜんちょう1メートル、最大さいだいで1.3メートルほどになる。細長ほそなが体形たいけいで、からだ断面だんめん円形えんけいである。まるく、くちおおきい。からだひょう粘膜ねんまくおおわれてヌルヌルしており、皮下ひかちいさなうろこ[3]はらひれはなく、背鰭せびれ尾鰭おびれしりひれつながってからだ後半こうはん位置いちしている。からだしょく背中せなかがわくろく、はらがわしろいが、野生やせい個体こたいには背中せなかがわあお緑色みどりいろはい褐色かっしょくはらがわ黄色おうしょく個体こたいもいる。また、産卵さんらんのためにくだうみしたのち成魚せいぎょ背中せなかがわ黒色こくしょくはらがわぎん白色はくしょくになる婚姻こんいんしょくしょうじ、むねひれおおきくなる。

成魚せいぎょ生息せいそくするのはかわ中流ちゅうりゅうから下流かりゅう河口かこうみずうみなどであるが、内湾ないわんにも生息せいそくしている。細長ほそながからだかくすことができるすななかいわなどをこのみ、にちちゅうはそこにひそんでじっとしている。夜行やこうせいで、よるになるとえさもとめて活発かっぱつうごし、甲殻こうかくるい水生すいせい昆虫こんちゅうカエルしょうさかなミミズタニシなどのしょう動物どうぶつ捕食ほしょくする。えらだけでなく皮膚ひふでも呼吸こきゅうできるため、からだ周囲しゅういれてさえいれば陸上りくじょうでもきられる。あめには生息せいそくいきからはなれたみずじょう移動いどうすることもあり、路上ろじょう出現しゅつげんして人々ひとびとおどろかせることもある。れていればった絶壁ぜっぺきでもからだをくねらせてのぼ様子ようすから、「うなぎのぼり」という比喩ひゆ語源ごげんとなっている。

生活せいかつ[編集へんしゅう]

ウナギの生活せいかつたまき

海洋かいようにて産卵さんらん孵化ふかした稚魚ちぎょは、汽水域すいいきから淡水たんすい河川かせん成長せいちょうする。湖沼こしょう河川かせんにて5ねんから12ねん程度ていど生活せいかつし、性的せいてき成熟せいじゅくちかづいたおやぎょくだうみして産卵さんらん場所ばしょまで回遊かいゆうするあいだ成熟せいじゅくする[2]一方いっぽうみみせきふくまれるストロンチウム分析ぶんせき結果けっかから、ヨーロッパウナギおなじように河川かせん遡上そじょうおこなわない「うみウナギ」や汽水と淡水たんすいふくすうかいしている「河口かこうウナギ」の存在そんざいあきらかとなっている[4][5]。なお、日本にっぽん近海きんかいにて捕獲ほかくされた産卵さんらん回遊かいゆうちゅうおやぎょぎんウナギ)のみみせき分析ぶんせき結果けっかから、さい生産せいさん関与かんよしている個体こたいやく85パーセントに淡水たんすい遡上そじょうれき記録きろくされていなかったとする研究けんきゅうがある[6]

たまごから2 - 3にち孵化ふかしたぎょレプトケファルスがた幼生ようせい、Leptocephalus)とばれ、成魚せいぎょとはことなりやなぎのようなかたちをしている。この体型たいけいはまだ遊泳ゆうえいりょくのないぎょが、海流かいりゅうって移動いどうするための浮遊ふゆう適応てきおうであるとかんがえられている。ぎょ稚魚ちぎょおもマリンスノーえさとしていることがあきらかになり[7][8]、レプトケファルスは成長せいちょうして稚魚ちぎょになる段階だんかい変態へんたいおこない、体型たいけい扁平へんぺいから円筒えんとうえて150 - 500にちに「シラスウナギ」となる[9]。シラスウナギは体型たいけいこそ成魚せいぎょちかくなっているがからだしょくはほぼ透明とうめいで、全長ぜんちょうもまだ5センチメートルほどしかない。シラスウナギはミンダナオ海流かいりゅうきた赤道せきどう海流かいりゅうり、東南とうなんアジア沿岸えんがん黒潮くろしおって日本にっぽん沿岸えんがんにたどりくと、かわをさかのぼる。また、ながれのはげしいところでは川岸かわぎし上陸じょうりくし、水際みずぎわってさかのぼる。かわ水棲すいせい昆虫こんちゅうさかな甲殻こうかくるい捕食ほしょくして成長せいちょうし、5ねんからじゅうすうねんほどかけて成熟せいじゅくしてウナギとなる。その、ウナギはかわくだって産卵さんらんじょうかうが、その経路けいろかんしてはまだ判明はんめいしていない。うみそそ河口かこう付近ふきん棲息せいそくする個体こたいは、淡水たんすい汽水海水かいすい常時じょうじ適応てきおうできるため、自由じゆうして生活せいかつするが、琵琶湖びわこ猪苗代湖いなわしろこなどの大型おおがた湖沼こしょうでは、産卵さんらんくだうみするまで棲息せいそく湖沼こしょう周辺しゅうへん河川かせん淡水たんすいいきのみで生活せいかつすることがおおい。また、近年きんねん琵琶湖びわこなど、いくつかの湖沼こしょうでは外洋がいようそそ河川かせんせきつくられる、だい規模きぼ河川かせん改修かいしゅうによって外洋がいようとを往来おうらいできなくなる、みずうみないのウナギが激減げきげんするなどの理由りゆうにより、稚魚ちぎょ放流ほうりゅうおこなわれている。

産卵さんらん場所ばしょ解明かいめい[編集へんしゅう]

ながらく正確せいかく産卵さんらん場所ばしょ不明ふめいであり、フィリピン東方とうほう海域かいいき推定すいていされていた時期じきもあるが、外洋がいよういき深海しんかいということもあり、長年ながねんにわたるなぞであった。しかし、2006ねん2がつには魚類ぎょるい学者がくしゃ塚本つかもと勝巳かつみらの研究けんきゅうチームが、ニホンウナギの産卵さんらん場所ばしょグアムとうマリアナ諸島しょとう西側にしがわおきのマリアナ海嶺かいれいスルガ海山うみやま付近ふきんであることをめた[5]

これは、孵化ふか2にちぎょ多数たすう採集さいしゅうすることに成功せいこうし、その遺伝子いでんし調しらべた結果けっか、ニホンウナギであることを確認かくにんしたものである[10][11]。これにより、「ふゆ産卵さんらんする」というかつての仮説かせつ否定ひていされた。

2008ねん6がつおよび8がつには、水深すいしんが2,000メートル以上いじょうもある西にしマリアナ海嶺かいれい南部なんぶ海域かいいきにて、水産庁すいさんちょう水産すいさん総合そうごう研究けんきゅうセンターによる調査ちょうさチームが、成熟せいじゅくしたニホンウナギおよびオオウナギの捕獲ほかくに、世界せかいはじめて成功せいこうした[10][12]。そのトロールの曳網ひきあみ水深すいしんは、200 - 300メートルであった。ゆうには成熟せいじゅくした精巣せいそうが、めすには産卵さんらん推定すいていされる収縮しゅうしゅくした卵巣らんそうみとめられたほか、水深すいしん100 - 150メートルの範囲はんいで、孵化ふか2 - 3にち経過けいかしたとおもわれるぎょプレレプトケファルス)26ひき採集さいしゅうされた。さらに、プレレプトケファルスが生息せいそくするそう水温すいおんが、26.5 - 28℃であることをはじめて確認かくにんした[13][10]

どうチームは2009ねん調査ちょうさにおいて、さらに南方なんぽう海域かいいきで8個体こたいめす4、ゆう4)のニホンウナギと2個体こたいめす1、ゆう1)のオオウナギを捕獲ほかくした。トロールの曳網ひきあみ水深すいしんは150 - 300メートルであり、周辺しゅうへんには海山みやまのような浅場あさばはなかった[14]。これらの結果けっかから、海山みやまうえ生息せいそくしているわけではなく、中層ちゅうそう遊泳ゆうえいしながら産卵さんらんをしているとかんがえられる[10]

この推定すいていもとに、塚本つかもとらの研究けんきゅうチームが周辺しゅうへん海域かいいきをさらに調査ちょうさしたところ、2009ねん5がつ22にち未明みめいにはマリアナ海嶺かいれい南端なんたんちかくの水深すいしんやく160メートル、水温すいおんやく26℃の海域かいいきにて、直径ちょっけいやく1.6ミリメートルの受精卵じゅせいらんとみられるものを発見はっけんし、遺伝子いでんし解析かいせきによって天然てんねんたまご31個いっこ確認かくにんした[10]天然てんねんたまご採集さいしゅう世界せかいはつであると同時どうじに、水深すいしんやく200メートルにて産卵さんらんされ、やく30あいだかけてこのふかさまでがりながら孵化ふかすることも判明はんめいした[15][16]

さらにどうチームでは、2011ねん6がつ29にち学術がくじゅつ研究けんきゅうせん白鳳はくほうまる搭載とうさいしたプランクトンネットもちい、産卵さんらん直後ちょくごから2にち程度ていど経過けいかした147受精卵じゅせいらん採取さいしゅ成功せいこうした。新月しんげつの2 - 4にち程度ていどまえ日没にちぼつから23あいだ水深すいしん150 - 180メートルにて産卵さんらんされたと推定すいていされる。

たね保全ほぜん状態じょうたい評価ひょうか[編集へんしゅう]

国際こくさい自然しぜん保護ほご連合れんごう (IUCN) により、2014ねんから絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅ (EN) の指定していけている[1]

天然てんねんのニホンウナギの捕獲ほかくりょうトン)の推移すいい(1950-2010ねん[17]
ニホンウナギ ない水面すいめん漁業ぎょぎょう養殖ようしょくぎょうぎょ種別しゅべつ生産せいさんりょう累年るいねん統計とうけい(種苗しゅびょうりょう)1957-2015ねん
ニホンウナギ ない水面すいめん漁業ぎょぎょう養殖ようしょくぎょうぎょ種別しゅべつ生産せいさんりょう累年るいねん統計とうけい(種苗しゅびょうりょう) 1990-2015ねん

ひがしアジアでは、海洋かいよう生息せいそく環境かんきょう変化へんかならびに経済けいざい活動かつどうなどからされる稚魚ちぎょ乱獲らんかくすすみ、20世紀せいき後半こうはんから野生やせいのシラスウナギが減少げんしょうした。水産すいさん資源しげん乱獲らんかくによる輸出ゆしゅつ水産物すいさんぶつ過度かど生産せいさんかんして、各国かっこくによる協議きょうぎおこなわれている。

絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅ[編集へんしゅう]

2009ねん平成へいせい21ねん)から2012ねん平成へいせい24ねん)にかけ、日本にっぽんにてされるシラスウナギが減少げんしょうしたことから、同年どうねん6がつ日本にっぽん農林水産省のうりんすいさんしょうは、日本にっぽん伝統でんとうてき食品しょくひんとして重要じゅうようなウナギ資源しげん保護ほご主軸しゅじくとする「ウナギ緊急きんきゅう対策たいさく」をさだめた。

これにより、ニホンウナギを利用りようする主要しゅようこく地域ちいきによるウナギるい保存ほぞん対策たいさく協議きょうぎ進展しんてんし、同年どうねん9がつ6にちには長崎ながさきにて日本にっぽん中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく中華民国ちゅうかみんこくの3かこくあいだによる「ニホンウナギの国際こくさいてき資源しげん保護ほご管理かんりかか非公式ひこうしき協議きょうぎ」が開催かいさいされた[18]。その大韓民国だいかんみんこく参加さんかするところとなり、2014ねん平成へいせい26ねん)に、ひがしアジアの4かこく地域ちいきにて、養殖ようしょく目的もくてきとしたいけ稚魚ちぎょりょう上限じょうげんについて検討けんとうされた。

このあいだ日本にっぽんではニホンウナギの個体こたいすうがシラスウナギの密漁みつりょういちじるしくっているため[19]、2013ねん2がつ1にち環境省かんきょうしょうレッドリスト情報じょうほう不足ふそくから絶滅ぜつめつ危惧きぐIBるいへカテゴリー変更へんこうおこなわれている[20][21]

絶滅ぜつめつ危惧きぐIBるい (EN)環境省かんきょうしょうレッドリスト

[20]

また、以下いか都道府県とどうふけんにより、レッドリストの指定していけている[22]

絶滅ぜつめつ危惧きぐIIるい
東京とうきょう本土ほんど伊豆諸島いずしょとう情報じょうほう不足ふそく
福井ふくいけん[23]
じゅん絶滅ぜつめつ危惧きぐ
新潟にいがたけん[24]
希少きしょうしゅ
北海道ほっかいどう環境省かんきょうしょうじゅん絶滅ぜつめつ危惧きぐ相当そうとう[25]
その
情報じょうほう不足ふそく
富山とやまけん
よう注目ちゅうもくしゅ
滋賀しがけん
絶滅ぜつめつ野生やせい絶滅ぜつめつ(EW))
長野ながのけん[26]

2014ねん6がつ12にち国際こくさい自然しぜん保護ほご連合れんごう (IUCN) はニホンウナギを「絶滅ぜつめつする危険きけんせいたか絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅ」に指定していし、レッドリストに掲載けいさいした[27][28][29][30]

2017ねん3がつ31にちには、生物せいぶつしゅ資源しげんとしてのニホンウナギの保全ほぜんむため、日本にっぽん台湾たいわん韓国かんこく中国ちゅうごく研究けんきゅうしゃやく100にん参加さんかする「ひがしアジアうなぎ学会がっかい」の設立せつりつ総会そうかいひらかれた[31]

2018ねんには、流通りゅうつう不透明ふとうめいさとウナギの保護ほごけ、絶滅ぜつめつのおそれのある野生やせい動植物どうしょくぶつたね国際こくさい取引とりひきかんする条約じょうやく(ワシントン条約じょうやく)のリストに掲載けいさいするほか、ぜん世界せかい流通りゅうつう規制きせいするかについては、2019ねん5がつ23にちスリランカにて開催かいさいされるワシントン条約じょうやく締約ていやくこく会議かいぎけて議論ぎろんはじまった[32]

養殖ようしょく[編集へんしゅう]

ウナギ供給きょうきゅうりょう推移すいいグラフ。水産庁すいさんちょうによるデータ

商業しょうぎょうレベルの完全かんぜん養殖ようしょくおこなわれていないため、太平洋たいへいようから回遊かいゆうしてきたシラスウナギ(ウナギ種苗しゅびょう)を河川かせんにて捕獲ほかくし、陸上りくじょう養殖ようしょくにて養殖ようしょくされる。なお、日本にっぽんにおいてウナギの養殖ようしょくぎょういとなむためには、農林のうりん水産すいさん大臣だいじん許可きょか必要ひつようである[33]

シラスウナギの国内こくない漁獲ぎょかくりょうには変動へんどうがあるため、不足ふそくぶん輸入ゆにゅうして補填ほてんしている[34]。2017ねん時点じてんでは、養殖ようしょく種苗しゅびょうようシラスウナギの都道府県とどうふけん管理かんりおこなわれているが[35][36]現実げんじつには自由じゆうおこなえることから密漁みつりょう密輸みつゆ横行おうこうし、漁獲ぎょかくわく上限じょうげん超過ちょうかしてウナギの減少げんしょう拍車はくしゃをかけているほか、シラスウナギの売買ばいばい暴力団ぼうりょくだん資金しきんげんになっている[37]。また、2018ねんには日本にっぽんにてされたシラスウナギのやく40パーセントが、密漁みつりょう漁獲ぎょかく報告ほうこくうたがいがある[38]

したシラスウナギは、ボイラー水温すいおんを 26 - 30℃程度ていどあたためた養殖ようしょくうつされ[39]、ウナギよう成分せいぶん調整ちょうせいした配合はいごう飼料しりょうあたえられる[40]養殖ようしょく開始かいし、6 - 7かげつ出荷しゅっか可能かのうおおきさにまでそだ[40]

完全かんぜん養殖ようしょく[編集へんしゅう]

おやぎょのもつたまご、および精子せいし成熟せいじゅく条件じょうけんぎょ稚魚ちぎょえさ解明かいめいされた結果けっか、2010ねんには実験じっけんしつレベルではあるが、水産すいさん総合そうごう研究けんきゅうセンター(げん水産すいさん研究けんきゅう教育きょういく機構きこう)が養殖ようしょくしたおやウナギに産卵さんらんさせ、孵化ふかしたレプトケファルスおやウナギにする技術ぎじゅつ完全かんぜん養殖ようしょく)に成功せいこうしたことが発表はっぴょうされた[41]。しかし、飼育しいく費用ひよう高額こうがくであるため、商業しょうぎょうにはいたっていない。

関連かんれん画像がぞう[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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  4. ^ 新井あらいたかししんみみせきかす魚類ぎょるい生活せいかつ回遊かいゆう」『日本水産にっぽんすいさん学会がっかいだい73かんだい4ごう、2007ねん、652-655ぺーじdoi:10.2331/suisan.73.652 
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  13. ^ Chow, Seinen; Kurogi, Hiroaki; Mochioka, Noritaka; Kaji, Shinji; Okazaki, Makoto; Tsukamoto, Katsumi (2009). “Discovery of mature freshwater eels in the open ocean”. Fisheries Science 75 (1): 257-259. doi:10.1007/s12562-008-0017-5. 
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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 塚本つかもと勝巳かつみ化学かがく生物せいぶつ ウナギのなぞはどこまでかされたか? : 海洋かいよう生物せいぶつ回遊かいゆう現象げんしょう研究けんきゅう最前線さいぜんせん」『化学かがく生物せいぶつだい44かんだい12ごう、2006ねん、865-869ぺーじdoi:10.1271/kagakutoseibutsu1962.44.865 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]