井上いのうえ昌己まさみ (競輪けいりん選手せんしゅ)

井上いのうえ 昌己まさみ Masaki Inoue
基本きほん情報じょうほう
本名ほんみょう	井上いのうえ 昌己まさみ いのうえ まさき
生年月日せいねんがっぴ	(1979-07-25) 1979年ねん7月がつ25日にち（45歳さい）
国籍こくせき	日本にっぽん
身長しんちょう	178cm
体重たいじゅう	75kg
選手せんしゅ情報じょうほう
所属しょぞく	日本にっぽん競輪けいりん選手せんしゅ会かい長崎ながさき支部しぶ
期き別べつ	86期き
脚あし質しつ	自在じざい
登録とうろく地ち変遷へんせん
2001-	日本にっぽん競輪けいりん選手せんしゅ会かい長崎ながさき支部しぶ
業績ぎょうせき
S級きゅうS班はん	2009
特別とくべつ競輪けいりん勝利しょうり GP KEIRINグランプリ 2008 GI オールスター競輪けいりん 2006 GI 競輪けいりん祭さい 2008
自転車じてんしゃ競技きょうぎ情報じょうほう
獲得かくとくメダル トラックレース オリンピック 銀ぎん 2004 チームスプリント
■最終さいしゅう更新こうしん日び:2008年ねん12月31日にち  ■テンプレートを表示ひょうじ

井上いのうえ 昌己まさみ（いのうえ まさき、1979年ねん7月がつ25日にち - ）は、日本にっぽんの競輪けいりん選手せんしゅ、自転車じてんしゃ競技きょうぎ選手せんしゅ。長崎ながさき県けん長崎ながさき市し出身しゅっしん。日本にっぽん競輪けいりん選手せんしゅ会かい長崎ながさき支部しぶ所属しょぞく、ホームバンクは佐世保させぼ競輪けいりん場じょう。日本にっぽん競輪けいりん学校がっこう（当時とうじ。以下いか、競輪けいりん学校がっこう）第だい86期生きせい。師匠ししょうは平尾ひらお昌也まさや（58期き）。実父じっぷは元もと競輪けいりん選手せんしゅの井上いのうえ日出男ひでお（32期き）。

経歴けいれき・人物じんぶつ

デビューまで

中学ちゅうがくから高校こうこうまでは陸上りくじょう競技きょうぎを行おこなっており、筑陽学園がくえん高等こうとう学校がっこう在学ざいがく中ちゅうには八はち種しゅ競技きょうぎでインターハイを優勝ゆうしょうしている。高校こうこう卒業そつぎょう後ごは父ちちの影響えいきょうもあり競輪けいりんの選手せんしゅを見据みすえて自転車じてんしゃ競技きょうぎに転向てんこうし、国体こくたいのスプリント種目しゅもくで優勝ゆうしょうを果はたした後のち、競輪けいりん学校がっこうへ入学にゅうがくした。

デビュー、アテネ銀ぎんメダリスト、GPレーサーへ

初はつ出走しゅっそうは2001年ねん8月がつ4日にちの佐世保させぼ競輪けいりん場じょうで、初はつ勝利しょうりも同どうレース。

デビュー後ごも競輪けいりん競走きょうそうのかたわらで自転車じてんしゃ競技きょうぎを続つづけ、ナショナルチームのメンバーとして選抜せんばつされた2004年ねんのアテネオリンピックでは、伏見ふしみ俊昭としあき（第だい2走はし）・長塚ながつか智広ともひろ（第だい1走はし）と共ともにチームスプリント種目しゅもくで銀ぎんメダルを獲得かくとくした（報奨ほうしょう金きんは各かく選手せんしゅ4000万まん円えん）。

第だい3走はしの座ざは永井ながい清史きよしと争あらそっていたが、選えらばれたのはゲーリー・ウエスト監督かんとくの総合そうごう的てきな判断はんだんの他ほか、1000mでのタイム比較ひかくや長塚ながつか・伏見ふしみの強つよい希望きぼうも大おおきかったといわれる。

しかしこの時ときの練習れんしゅうによる反動はんどうで、五輪ごりん決勝けっしょう当日とうじつにも発生はっせいした腰痛ようつうに一時期いちじき悩なやまされたが、後のちに克服こくふくして2006年ねん4月がつに世界せかい選手権せんしゅけん自転車じてんしゃ競技きょうぎ大会たいかいへの出場しゅつじょうを果はたすと、9月には第だい49回かいオールスター競輪けいりんで優勝ゆうしょうし、遂ついに競輪けいりんにおいてもトップ選手せんしゅの仲間入なかまいりを果はたした。年末ねんまつのKEIRINグランプリ06は吉岡よしおか稔みのる真しんの引退いんたいレースとなったが、吉岡よしおか－合志こうし－井上いのうえと、最終さいしゅう的てきに九州きゅうしゅう三さん番手ばんてを固かためた。

2008年ねんには、年頭ねんとうの小倉おぐら競輪けいりん祭さい決勝けっしょう戦せんで、山崎やまざき芳仁よしひと・小嶋こじま敬二けいじといった横綱よこづな級きゅうの選手せんしゅと真まっ向こうからぶつかり優勝ゆうしょう。地元じもと九州きゅうしゅう地区ちくのGIタイトルを手てにしたことで、計はかり知しれないほどの大おおきな自信じしんを得えることになり、同年どうねん12月がつ30日にちに行おこなわれたKEIRINグランプリ08では永井ながい清史きよしのダッシュに離はなれた小嶋こじまの番手ばんてにつけ、直線ちょくせんで小嶋こじまを交かわし、インを突ついた平原ひらはら康やすし多たの追撃ついげきを振ふり切きり優勝ゆうしょう。賞金しょうきん1億おく円えんを獲得かくとくし、GPレーサー（歴代れきだい16人にん目めの覇者はしゃ）と賞金しょうきん王おうの称号しょうごうを得えた。

主おもな獲得かくとくタイトルと記録きろく

• 2006年ねん - オールスター競輪けいりん（花月園かげつえん競輪けいりん場じょう）
• 2008年ねん - 競輪けいりん祭さい（小倉おぐら競輪けいりん場じょう）、KEIRINグランプリ08（平塚ひらつか競輪けいりん場じょう）
• 年間ねんかん賞金しょうきん王おう1回かい - 2008年ねん

競走きょうそうスタイル

自転車じてんしゃ競技きょうぎの実績じっせきから、競輪けいりんでの先行せんこうや捲めくりの戦法せんぽうについては一線いっせん級きゅうの力ちからを持もつ。まだ絶対ぜったい的てきな強つよさはないが、その若わかさから今後こんごも期待きたいが持もたれている選手せんしゅである。国体こくたい優勝ゆうしょう時じは当時とうじアマの第一人者だいいちにんしゃである中村なかむら真司しんじ（北海道ほっかいどう）を一蹴いっしゅうする勝かち方かたを見みせた。テクニックに長たけた中村なかむらをまったく寄よせ付つけない脚力きゃくりょくはその後ごの競輪けいりん界かいおよび自転車じてんしゃ競技きょうぎでの活躍かつやくを予感よかんさせるものであった。

2014年ねん5月がつに、松阪まつさか競輪けいりん場じょうにて中川なかがわ誠一郎せいいちろうの捲めくりを差さし10秒びょう4で1着ちゃく。同どう場ばのバンクレコードを更新こうしんした。これは当時とうじ、全国ぜんこくの400mバンクにおける日本にっぽんレコードタイ（2013年ねん9月がつの名古屋なごや・シェーン・パーキンスに並ならぶ）でもあった（その後ご、同年どうねん7月がつにフランソワ・ペルヴィスが岸和田きしわだにて10秒びょう3を記録きろく）。

また、門司もじ競輪けいりん場じょう（2002年ねん3月がつに廃止はいし）のバンクレコードも保持ほじしている。

関連かんれん項目こうもく

• 競輪けいりん選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 選手せんしゅプロフィール - KEIRIN.JP
• 井上いのうえ昌己まさみ - サイクリングアーカイヴス（英語えいご）
• 井上いのうえ昌己まさみ - Olympedia（英語えいご）