平原ひらはら康やすし多た

平原ひらはら 康やすし多た Kōta Hirahara
KEIRINグランプリ2017にて
基本きほん情報じょうほう
本名ほんみょう	平原ひらはら 康やすし多た ひらはら こうた
生年月日せいねんがっぴ	(1982-06-11) 1982年ねん6月11日にち（42歳さい）
身長しんちょう	185cm
体重たいじゅう	99kg
縁故えんこ選手せんしゅ	父ちち：平原ひらはら康広やすひろ（28期き・引退いんたい） 弟おとうと：平原ひらはら啓あきら多た（97期き）
選手せんしゅ情報じょうほう
所属しょぞく	日本にっぽん競輪けいりん選手せんしゅ会かい 埼玉さいたま支部しぶ
期き別べつ	87期き
脚あし質しつ	自在じざい
アマチュア経歴けいれき
1999-2001	埼玉さいたま県立けんりつ川越かわごえ工業こうぎょう高等こうとう学校がっこう
登録とうろく地ち変遷へんせん
2002-	埼玉さいたま
業績ぎょうせき
S級きゅうS班はん	2008-2011, 2014-2023
特別とくべつ競輪けいりん勝利しょうり GI 高松宮たかまつのみや記念きねん杯はい 2009 2010 GI 競輪けいりん祭さい 2009 2014 2016 GI 全日本ぜんにほん選抜せんばつ 2013 2017 GI 寬仁かんじん親王しんのう牌ぱい 2021 GI 日本にっぽん選手権せんしゅけん 2024 GII ふるさとダービー 2006 GII 共同通信社きょうどうつうしんしゃ杯はい 2018
■最終さいしゅう更新こうしん日び:2024年ねん5月5日にち  ■テンプレートを表示ひょうじ

平原ひらはら 康やすし多た（ひらはら こうた、1982年ねん6月11日にち - ）は、日本にっぽんの競輪けいりん選手せんしゅ。日本にっぽん競輪けいりん学校がっこう第だい87期き卒業そつぎょう。日本にっぽん競輪けいりん選手せんしゅ会かい埼玉さいたま支部しぶ所属しょぞく。師匠ししょうは太田おおた耕こう二に（太田おおた真一しんいちの兄あに）。ホームバンクは西武園せいぶえん競輪けいりん場じょう。平原ひらはら啓あきら多た（97期き）は弟おとうと。

略歴りゃくれき

父ちち・康広やすひろは弥彦やひこ競輪けいりん場じょうに拠点きょてんを置おく競輪けいりん選手せんしゅ（28期き）であり、14歳さいまでは競輪けいりん場じょうがある弥彦やひこ村むらに隣接りんせつした岩室いわむろ村むら（現在げんざいの新潟にいがた市し西にし蒲かばの区く）で育そだった。

15歳さいの時ときに埼玉さいたま県けん狭山さやま市しに転居てんきょ。父ちちの影響えいきょうから自転車じてんしゃ競技きょうぎを始はじめ、埼玉さいたま県立けんりつ川越かわごえ工業こうぎょう高等こうとう学校がっこう在学ざいがく時じにはジュニア世界せかい選手権せんしゅけんに出場しゅつじょうしている。第だい87期生きせいとして入学にゅうがくした日本にっぽん競輪けいりん学校がっこうでは、全ぜん生徒せいと中ちゅう最終さいしゅうバック先頭せんとう回数かいすうが最もっとも多おおかったことや恵めぐまれた体格たいかくもあり、同期どうきの中なかで最もっとも将来しょうらい性せいがある生徒せいとと目めされていた。

2002年ねん8月がつ5日にち、西武園せいぶえん競輪けいりん場じょうでデビューし、初はつ出走しゅっそうで初はつ勝利しょうり。2004年ねん1月がつにはS級きゅうへ昇進しょうしんし、同年どうねんのヤンググランプリに出場しゅつじょう（7着ちゃく）。翌年よくねんのヤンググランプリでは山崎やまざき芳仁よしひとに続つづく2着ちゃくとなり、2006年ねん頃ごろからGIやGIIの常連じょうれんとなった。

2006年ねん8月がつに開催かいさいされたふるさとダービー（富山とやま競輪けいりん場じょう）では、本命ほんめいを背負せおった武田たけだ豊樹とよきを相手あいてに逃にげ切きり優勝ゆうしょう。また、同年どうねんの全日本ぜんにほん選抜せんばつ競輪けいりん決勝けっしょうでは3着ちゃくに入はいり、初はつのGI表彰台ひょうしょうだいを経験けいけんした。2008年ねんにはS級きゅうS班はんの初代しょだい18名めいに選出せんしゅつされ、獲得かくとく賞金しょうきん4位いでKEIRINグランプリに初はつ出場しゅつじょう（KEIRINグランプリ08）。井上いのうえ昌己まさみの2着ちゃくに入賞にゅうしょうする。

2009年ねん、高松宮たかまつのみや記念きねん杯はい決勝けっしょうでは武田たけだ豊樹とよきの番手ばんてを回まわり、最終さいしゅう2センターからの番手ばんて捲めくりでGI初はつ優勝ゆうしょうを飾かざる。その後ご、寬仁かんじん親王しんのう牌ぱいとオールスター決勝けっしょうでは平原へいげん・武田たけだ・神山かみやま雄一郎ゆういちろうの並ならびで挑いどみ、神山かみやまの連続れんぞく2着ちゃくと武田たけだのオールスター優勝ゆうしょうに貢献こうけん。同年どうねん11月がつには競輪けいりん祭さいで初はつ優勝ゆうしょう。翌よく2010年ねんの高松宮たかまつのみや記念きねん杯はいでは再ふたたび武田たけだの番手ばんてを回まわり、連覇れんぱを達成たっせいした。

2011年ねんと2012年ねんは目立めだった活躍かつやくがなくグランプリ出場しゅつじょうを逃のがすが、2013年ねんの全日本ぜんにほん選抜せんばつ競輪けいりん決勝けっしょうで3年ねんぶりにGI優勝ゆうしょうを果はたす。2014年ねんは前年ぜんねん12月がつに起おこったSS11の移籍いせき騒動そうどうに加担かたんしたとして、同年どうねん5月がつ1日にちから8ヶ月かげつ間あいだの競走きょうそう出場しゅつじょう自粛じしゅくをい渡いわたされるが、後のちに自粛じしゅく期間きかんが3ヶ月かげつに短縮たんしゅくされ、8月がつより競走きょうそうに復帰ふっきした。

その後ご、競輪けいりん祭さい（2014年ねん、2016年ねん）、全日本ぜんにほん選抜せんばつ競輪けいりん（2017年ねん）、寛仁かんじん親王しんのう牌ぱい（2021年ねん）、共同通信社きょうどうつうしんしゃ杯はい（2018年ねん）と多おおくのタイトルを獲得かくとくし、10年ねん連続れんぞくでS級きゅうS班はんの地位ちいを維持いじし続つづけた。この間あいだのグランプリでは2021年ねんに2着ちゃくに入はいったほか、2020年ねん（5着ちゃく）には脇本わきもと雄太ゆうたの後のち位いを回まわり注目ちゅうもくを集あつめた。

2023年ねんは相次あいつぐ落車の影響えいきょうで故障こしょうに苦くるしみ、GIの決勝けっしょうに進すすめたのはオールスター（7着ちゃく）のみだった。賞金しょうきんランキングでも上位じょういに入いれなかったうえに競輪けいりん祭さいも予選よせん敗退はいたいしたことで、10年ねん連続れんぞくで続つづけてきたS班はんからの降格こうかくが決きまった。

2024年ねん3月がつ1日にち、玉野たまの記念きねん2日にち目め第だい8レース（二に次じ予選よせん）にて勝利しょうりし、通算つうさん500勝しょうを達成たっせい。S級きゅう創設そうせつ（1983年ねん4月がつ）以降いこう女子じょし（4人にん）も含ふくめて通算つうさん54人にん目めの記録きろくで、登録とうろく日びから21年ねん9か月げつ（デビュー日びを含ふくまない）での達成たっせいであった。規程きていにより後日ごじつ、JKAより表彰ひょうしょう予定よてい。

同年どうねん5月がつ5日にちには、吉田よしだ拓たく矢やの番手ばんてから、約やく10年ねん前まえのフレームで日本にっぽん選手権せんしゅけん競輪けいりんを初はつ優勝ゆうしょうし、グランドスラムに王手おうてをかけた（残のこるはオールスター）。この3年ねんぶりのGI制覇せいはをもって、わずか1年ねんでS班はん復帰ふっきを果はたすことにもなった。

主おもな獲得かくとくタイトルと記録きろく

• 2009年ねん - 高松宮たかまつのみや記念きねん杯はい競輪けいりん（大津おおつびわこ競輪けいりん場じょう）、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ杯はい競輪けいりん祭さい（小倉おぐら競輪けいりん場じょう）
• 2010年ねん - 高松宮たかまつのみや記念きねん杯はい競輪けいりん（大津おおつびわこ競輪けいりん場じょう）
• 2013年ねん - 読売新聞社よみうりしんぶんしゃ杯はい全日本ぜんにほん選抜せんばつ競輪けいりん（松山まつやま競輪けいりん場じょう）
• 2014年ねん - 朝日新聞社あさひしんぶんしゃ杯はい競輪けいりん祭さい（小倉こくら競輪けいりん場じょう）
• 2016年ねん - 朝日新聞社あさひしんぶんしゃ杯はい競輪けいりん祭さい（小倉こくら競輪けいりん場じょう）
• 2017年ねん - 読売新聞社よみうりしんぶんしゃ杯はい全日本ぜんにほん選抜せんばつ競輪けいりん（取手とって競輪けいりん場じょう）
• 2021年ねん - 寬仁かんじん親王しんのう牌ぱい・世界せかい選手権せんしゅけん記念きねんトーナメント（弥彦やひこ競輪けいりん場じょう）
• 2024年ねん - 通算つうさん500勝しょう達成たっせい※表彰ひょうしょう対象たいしょう
• 2024年ねん - 日本にっぽん選手権せんしゅけん競輪けいりん（いわき平たいら競輪けいりん場じょう）

なお、平原へいげんは山崎やまざき芳仁よしひとと同様どうようグランドスラムに最もっとも近ちかく、残のこるGIタイトルは、オールスター競輪けいりんだけとなっている。

人物じんぶつ

自力じりき自在じざいの競走きょうそうを主おもとする。若手わかて時代じだいは先行せんこう主体しゅたいの自力じりき選手せんしゅとして活躍かつやくしており、「徹底てってい先行せんこうの平原ひらはら康やすし多た」として紹介しょうかいされることもあった。トップスピードに達たっしてからの持久じきゅう力りょくは評価ひょうかが高たかく、他たの選手せんしゅを自みずから横よこの動うごきで捌さばくことも多おおかった。平原へいげん自身じしんは「徹底てってい先行せんこうから自力じりき自在じざいの感かんじに変かえてから1着ちゃくが増ふえてきた」と述のべている。

2010年代ねんだいに入はいり、武田たけだ豊樹とよきとのコンビは「（関東かんとう）ゴールデンコンビ」と呼よばれ、その時々ときどきで前後ぜんごを入いれ替かえてタイトルを量産りょうさんした。後閑ごかん信一しんいちが東京とうきょうに移籍いせきした理由りゆうの一ひとつとして、平原へいげんとの関係かんけいを一層いっそう深ふかめたかったからという見方みかたもある。

人望じんぼうが厚あつく、近年きんねんは関東かんとう地区ちくのまとめ役やくとしての一いち面めんを持もつ。2020年ねんのスーパープロピストレーサー賞しょうでは、関東かんとうの中なかで長ながらく確執かくしつがあったとされる諸橋もろはし愛あいと木暮こぐれ安あん由ゆかりを和解わかいに導みちびいている。 また、マスコミに対たいしての受うけ答こたえが非常ひじょうに良よいことから、いわゆる「シンパ」の記者きしゃが少すくなくない。

関連かんれん項目こうもく

• 競輪けいりん選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 選手せんしゅ情報じょうほう：平原ひらはら 康やすし多た - KEIRIN.JP