仲田なかた幸司こうじ

仲田なかた 幸司こうじ
Michael Philip Peterson

京都きょうとジャスティス コーチ #34
2009年ねんの赤穂あこう義士ぎし祭さいに参加さんか中ちゅうの仲田なかた幸司こうじ
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	日本にっぽん
出身しゅっしん地ち	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくネバダ州しゅう
生年月日せいねんがっぴ	(1964-06-16) 1964年ねん6月16日にち（60歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	182 cm 80 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	左ひだり投とう左ひだり打だ
ポジション	投手とうしゅ
プロ入いり	1983年ねん ドラフト3位い
初はつ出場しゅつじょう	1985年ねん4月がつ29日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう	1997年ねん7月がつ5日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
選手せんしゅ歴れき
興南こうなん高等こうとう学校がっこう 阪神はんしんタイガース (1984 - 1995) 千葉ちばロッテマリーンズ (1996 - 1997)
コーチ歴れき
京都きょうとジャスティス
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仲田なかた 幸司こうじ（なかだ こうじ、1964年ねん6月16日にち - ）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくネバダ州しゅう出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ）、指導しどう者しゃ、野球やきゅう解説かいせつ者しゃ、タレント、YouTuber。NPBの阪神はんしんタイガースを経へて、1997年ねんに千葉ちばロッテマリーンズで現役げんえきを引退いんたいしてからは、マネジメント業務ぎょうむをイゼル株式会社かぶしきがいしゃに委託いたくしている。

米国べいこく名めいはマイケル・フィリップ・ピーターソン。マイク仲田なかた名義めいぎでタレント活動かつどうを行おこなうこともある。愛称あいしょうはマイク、ジンタ。

経歴けいれき

プロ入いり前まえ

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくネバダ州しゅうで、アメリカ空軍くうぐん将校しょうこうの父ちちと堺さかい市し出身しゅっしんの母ははとの間あいだに生うまれる。1967年ねん、父ちちの配置はいち転換てんかんに伴ともない沖縄おきなわ県けんへ移住いじゅう。アメリカ軍ぐん基地きち内ないの学校がっこうから那覇なは市内しないの小学校しょうがっこうに転校てんこうした後のち、小学しょうがく2年生ねんせいの2学期がっき、同級生どうきゅうせいに誘さそわれて野球やきゅうを始はじめる。小学校しょうがっこうでただ1人ひとりのハーフだった仲田なかたは当時とうじいじめにあっており、いじめた連中れんちゅうを見返みかえしたい、9人にんと勝負しょうぶできる、との思おもいから投手とうしゅを目指めざした。中学ちゅうがく3年生ねんせいの時とき、小学生しょうがくせいの時ときと同おなじ同級生どうきゅうせいに誘さそわれて県内けんないの興南こうなん高等こうとう学校がっこうの入部にゅうぶテストを受験じゅけんし、同校どうこうへ進学しんがくした。

興南こうなん高校こうこうでは、同期どうきの仲田なかた秀司しゅうじとバッテリーを組くみ、ストレートとカーブを武器ぶきに、3度ど甲子園こうしえんに出場しゅつじょうした。1982年ねん夏なつの選手権せんしゅけんでは、明野あけの高だかとの1回戦かいせんで8四死球ししきゅう、熊谷くまがい高だかとの2回戦かいせんで無む四球しきゅう完投かんとうを記録きろくするなど調子ちょうしが安定あんていせず、広島商ひろしましょうとの3回戦かいせんで敗退はいたい。翌よく1983年ねん春はるの選抜せんばつでは、1回戦かいせんで光山こうやま英和ひでかずらのいた上宮かみみや高だかに延長えんちょう10回かいサヨナラ負まけ。同年どうねん夏なつの選手権せんしゅけんでは、長野ながの商しょうとの1回戦かいせんで17個こもの三振さんしんを奪うばいながら、2回戦かいせんでは広島商ひろしましょうに3-4で惜敗せきはいした。

プロ入いりについて仲田なかた本人ほんにんに希望きぼう球団きゅうだんはなかったが、3年ねん時じの秋あきのNPBドラフト会議かいぎを前まえに、義父ぎふの判断はんだんで「読売よみうりジャイアンツ（巨人きょじん）以外いがいの球団きゅうだんから指名しめいされた場合ばあいには。入団にゅうだんを辞退じたいしたうえで大学だいがくへ進学しんがくする」という旨むねの通知つうち書しょを巨人きょじん以外いがいの全ぜん11球団きゅうだんに送付そうふした。通知つうち書しょは実父じっぷとの連名れんめいで、内容ないよう証明しょうめいまで付つけていたという。当時とうじのNPB（日本にっぽん野球やきゅう機構きこう）ではドラフト会議かいぎでの指名しめい対象たいしょう選手せんしゅによる逆ぎゃく指名しめい制度せいどを設もうけていなかったが、仲田なかた以外いがいの指名しめい候補こうほ選手せんしゅにも希望きぼう球団きゅうだんをあらかじめ明言めいげんする動うごきが相次あいついでいたため、コミッショナーの下田しもだ武三たけぞうが「20歳さい以下いかの若者わかものが『どこそこでなければ働はたらかない』と発言はつげんするのは口くちはばったい。そのような『わがまま』（とも取とれる発言はつげん）は、一般いっぱん社会しゃかいで通用つうようしない」との苦言くげんを呈ていする事態じたいに至いたった。実際じっさいには、阪神はんしんタイガースと南海なんかいホークスが3巡じゅん目めで仲田なかたを強行きょうこう指名しめい。指名しめい重複じゅうふくによる抽選ちゅうせんで阪神はんしんが独占どくせん交渉こうしょう権けんを得えた結果けっか、阪神はんしん側がわからの粘ねばり強づよい交渉こうしょうによって入団にゅうだんした。阪神球団はんしんきゅうだんは元々もともと地元じもと出身しゅっしんの池山いけやま隆たかし寛ひろしを3位いで指名しめい予定よていであったが、2位いでヤクルトに指名しめいされたため、安藤あんどう統みつる男おとこ監督かんとくの意向いこうで仲田なかたの強行きょうこう指名しめいに踏ふみ切きった。ドラフト順位じゅんいは3位い。入団にゅうだん当初とうしょの背番号せばんごうは48。

阪神はんしん時代じだい

1985年ねんには、5月12日にちの対たいヤクルトスワローズ戦せんへ先発せんぱつすると、完封かんぷうで初はつ勝利しょうりを記録きろくし、吉田よしだ義男よしお監督かんとくから10万まん円えんの賞金しょうきんを受うけた。同年どうねんは3勝しょう4敗はいにとどまるが、チーム21年ねん振ふりのセントラル・リーグ（セ・リーグ）優勝ゆうしょうに貢献こうけんしている。しかし西武せいぶライオンズとの日本にっぽんシリーズには登板とうばん機会きかいがなかった。

1986年ねん以降いこうは、一軍いちぐんの先発せんぱつローテーションに定着ていちゃく。この年としは初はつの規定きてい投球とうきゅう回かいに達たっし、7勝しょう12敗はいながら、防御ぼうぎょ率りつ3.10（リーグ9位い）を記録きろくした。

1987年ねんには、8勝しょう11敗はい、防御ぼうぎょ率りつ3.98と、前年ぜんねんほどの成績せいせきを残のこせなかった。この年としに一軍いちぐん投手とうしゅコーチへ就任しゅうにんした新山にいやま隆史たかしからの指導しどうが合あわなかったとされているが、6月11日にちの対たいヤクルト戦せん（甲子園こうしえん）では、公式こうしき戦せん唯一ゆいいつの本塁打ほんるいだを伊東いとう昭光あきみつから放はなっている。

1988年ねんから背番号せばんごうを34へ変更へんこう。同年どうねんには入団にゅうだん後ご初はじめて開幕かいまく投手とうしゅを務つとめた。4月がつ8日にちに臨のぞんだ広島東洋ひろしまとうようカープとの開幕かいまく戦せんでは、北別府きたべふ学がくを相手あいてに投手とうしゅ戦せんを展開てんかい。打線だせんの援護えんごに恵めぐまれなかったことが響ひびいて、試合しあいには0-3で敗やぶれたものの、開幕かいまく投手とうしゅに抜擢ばってきした村山むらやま実みのる監督かんとく（当時とうじ）からは試合しあい後ごに「監督かんとく賞しょう」として現金げんきん5万まん円えんを特別とくべつに渡わたされたという。もっとも、その後ごは制球せいきゅう難なんと精神せいしん面めんでの弱よわさが相あいまって、奪だつ三振さんしん数すうが多おおい割わりに白星しろぼしを増ふやせなかった。

1989年ねんには、前年ぜんねんに続つづいて開幕かいまく投手とうしゅを任まかされた後のちに、7月がつ21日にちの対たい巨人きょじん戦せん（甲子園こうしえん）で斎藤さいとう雅樹まさきと投なげ合あった末すえに完封かんぷう勝利しょうりをマーク。この試合しあいまで公式こうしき戦せん11試合しあい連続れんぞく完投かんとう勝利しょうりを記録きろくしていた斎藤さいとうに、シーズン2個こ目めの黒星くろぼしを付つけた。

1990年ねんはセ・リーグ最多さいたの13敗はいを喫きっした。

1991年ねんには、7月がつ7日にちの対たい巨人きょじん戦せん（東京とうきょうドーム）で同点どうてんの3回かい表ひょうから登板とうばんすると、巨人きょじんの先発せんぱつ・桑田くわた真澄ますみとの投手とうしゅ戦せんを展開てんかい。延長えんちょう戦せんに入はいってからも得点とくてんを許ゆるさず、12回かい表ひょうにマーベル・ウィンの本塁打ほんるいだなどで2点てんを勝かち越こすと、その裏うらも無む失点しってんで抑おさえた末すえにシーズン唯一ゆいいつの白星しろぼしを挙あげた。この年としまではカーブ以外いがいの変化球へんかきゅうを投なげられず、年としに1回かいだけ好投こうとうするシーズンが続つづいたことから、「ネンイチ（年とし1回かいだけ）の男おとこ」とも呼よばれていた。

1992年ねんには、同年どうねんバッテリーコーチに就任しゅうにんした有田ありた修三しゅうぞうが巨人きょじん時代じだい、同おなじ左腕さわんの宮本みやもと和知わちにスライダーを勧すすめた時ときと同様どうよう、仲田なかたにその使つかい方かたを伝授でんじゅ、山田やまだ勝彦かつひことともに、スライダーを使つかう場面ばめん、使つかう意図いとを説明せつめいした。これを機きに、長年ながねんの課題かだいだった制球せいきゅう力りょくが向上こうじょう。自身じしん初はつの2桁けた勝利しょうりとなる14勝しょう12敗はい、防御ぼうぎょ率りつ2.53（リーグ3位い）を記録きろくする。前年ぜんねん最下位さいかいのチームを2位いへ浮上ふじょうさせる原動力げんどうりょくになったばかりか、リーグ最多さいた奪だつ三振さんしんのタイトルを獲得かくとくした。また、チームが前半ぜんはん戦せんから快かい進撃しんげきを続つづけていたことを追おい風かぜに、オールスターゲームのファン投票とうひょうでセ・リーグ投手とうしゅ部門ぶもんの1位いを獲得かくとく。この結果けっかを受うけて、生涯しょうがい唯一ゆいいつの出場しゅつじょうを果はたして優秀ゆうしゅう選手せんしゅ賞しょうを獲得かくとくした。本人ほんにんによれば、この活躍かつやくでタニマチからの（遊あそびの）誘さそいが非常ひじょうに増ふえたといい、後のちに「断ことわりたくても、い出いだせなかった」「もう、しんどいんですよ。でも、1人ひとりの誘さそいに乗のったら、他たの人ひとを断ことわるわけにもいかない。会合かいごうに行いけば、その場ばにいる他ほかの人ひとと友達ともだちになってまた誘さそわれる」と語かたっている。結果けっか「トレーニングが疎おろかになり、体からだのケアもできなかった」状態じょうたいとなり、翌年よくねん以降いこうの成績せいせき下降かこうにつながったという。

1993年ねんには、3度目どめの開幕かいまく投手とうしゅを任まかされながら、制球せいきゅう力りょくが再ふたたび低下ていか。4月がつ23日にちの対たい巨人きょじん戦せん（甲子園こうしえん）で長嶋ながしま一茂かずしげにセ・リーグ公式こうしき戦せん通算つうさん3万まん号ごう本塁打ほんるいだを献上けんじょうするなど振ふるわず、シーズン全体ぜんたいでも3勝しょう12敗はいと低迷ていめいした、

1994年ねんには、セ・リーグ新人しんじん王おうの藪やぶ恵市けいいち（9勝しょう）に次ついで、チーム2位いの7勝しょうをマーク。そのうちの5勝しょうを対たい中日ちゅうにちドラゴンズ戦せんで稼かせぐなど、復活ふっかつの兆きざしを見みせた。

1995年ねんには、一軍いちぐん公式こうしき戦せん9試合しあいの登板とうばんで0勝しょう2敗はいに終おわったものの、シーズン終了しゅうりょう後ごにFA権けんを行使こうしすることを表明ひょうめい。後述こうじゅつする経緯けいいから千葉ちばロッテマリーンズへ移籍いせきした。なお、日本にっぽん国籍こくせきの選手せんしゅとしては初はつのセリーグの生はえ抜ぬき選手せんしゅによる、国内こくないFAでのパリーグ移籍いせきを果はたしたレアな選手せんしゅの一人ひとりとなった。

千葉ちばロッテ時代じだい

阪神はんしん時代じだいの後期こうきに続つづいて、背番号せばんごう34を着用ちゃくよう。

1996年ねんには、一軍いちぐん公式こうしき戦せんへの登板とうばん数すうは前年ぜんねんと同おなじ9試合しあいで、移籍いせき後ご初はつ勝利しょうりを挙あげるまでには至いたらなかった。本人ほんにんによれば、GMの広岡ひろおか達朗たつろうの指導しどうが合あわなかった部分ぶぶんがあったといい、試合しあい前まえに300球きゅうもの投なげ込こみを指示しじされ、首くびが痛いたくなっても『きれいな投球とうきゅうフォームだったら痛いためるはずがない』として続行ぞっこうを強しいられたことを後のちに明あきらかにしている。

1997年ねん、開幕かいまくから二に軍ぐん調整ちょうせいが続つづき、一軍いちぐん首脳しゅのう陣じんからの打診だしんで学生がくせい時代じだいからオーバースローだった投球とうきゅうフォームをサイドスローに変更へんこう。当時とうじ二に軍ぐん投手とうしゅコーチで、現役げんえき時代じだいアンダースローが売うりだった松沼まつぬま博久ひろひさに指導しどうを受うけた。しかし、本人ほんにんもフォーム転向てんこうは乗のり気きではなくモチベーションも低下ていか。一軍いちぐん公式こうしき戦たたかわずか10試合しあいに登板とうばんしただけで、白星しろぼしを挙あげられないままシーズン終了しゅうりょう後ごに球団きゅうだんから戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うける。ただ、当時とうじの二に軍ぐん監督かんとくだった山本やまもと功児こうじとの折おり合あいは良よく、二に軍ぐん最終さいしゅう戦せんでは花道かどうとなる登板とうばん機会きかいを与あたえられるなどの配慮はいりょを受うけたため「本当ほんとうにすごい方ほうですよ」と語かたっている。

阪神はんしん時代じだいからのチームメイトだった遠山とおやま昭治しょうじ（阪神はんしん時代じだいは投手とうしゅでロッテ移籍いせき後ごに内野ないや手しゅへ転向てんこう）も戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけていたため、通告つうこく後ごには遠山とおやまと揃そろって古巣ふるす・阪神はんしんの入団にゅうだんテストに臨のぞんだ。実際じっさいには2人ふたりとも入団にゅうだんの内定ないていを得えていたが、阪神球団はんしんきゅうだんは投手とうしゅを1人ひとりだけ採用さいようすることを想定そうてい。結局けっきょく、投手とうしゅとしてテストを受うけていた遠山とおやまの採用さいようを決きめたことから、仲田なかたは採用さいようを見送みおくられた末すえに現役げんえきを引退いんたいした。

現役げんえき引退いんたい後ご

1998年ねんから2006年ねんまで、毎日放送まいにちほうそうの野球やきゅう解説かいせつ者しゃとして活動かつどう。所属しょぞく事務所じむしょはDプロモーション（後のちにイゼル株式会社かぶしきがいしゃ）で、講演こうえん活動かつどうを展開てんかいしたり、関西かんさいローカルのテレビ番組ばんぐみやCMに出演しゅつえんしたりもしていた。2006年ねんには仕事しごとを全すべて失うしなったという。

大阪おおさかエキスポセブンティーズの設立せつりつが計画けいかくされていた2009年ねんには、設立せつりつ後ごに初代しょだいの監督かんとくへ就任しゅうにんすることが発表はっぴょうされていた。しかし、同年どうねん10月がつに球団きゅうだんが活動かつどうを休止きゅうししたことに伴ともなって、監督かんとくへの就任しゅうにんが白紙はくしに戻もどされた。

2010年ねんからは、山河さんが企画きかく（阪神はんしんOBで掛かけ布ぬの雅之まさゆきのマネジャーを一時いちじ務つとめていた西浦にしうら丈夫たけおが経営けいえいする建設けんせつ会社かいしゃ）へ勤務きんむしながら、社会しゃかい人じん野球やきゅうチームの京都きょうとジャスティスで投手とうしゅコーチを務つとめている。本人ほんにん曰いわく、「山河さんが企画きかくへ入社にゅうしゃしたきっかけは、公私こうしとも思おもうように行いかなかった時期じきに、（阪神はんしん時代じだいの主力しゅりょく選手せんしゅだった）掛かけ布ぬのに『人生じんせいは一いち度どきりだから真面目まじめに取とり組くめ』と勧すすめられたから」とのことで、入社にゅうしゃ後ごに測量そくりょう士しの資格しかくを取得しゅとく。京都きょうとジャスティスの練習れんしゅうが組くまれていない平日へいじつには、工事こうじ現場げんばの監督かんとく業務ぎょうむに就ついている。

近年きんねんはYouTuberとしても活動かつどう。2023年ねんの2月がつには、その活動かつどうの一環いっかんで、古巣ふるす・阪神はんしんの春季しゅんきキャンプを（野球やきゅう解説かいせつ者しゃ時代じだいの2003年ねん以来いらい）20年ねん振ふりに取材しゅざいしている。

人物じんぶつ

阪神はんしん在籍ざいせき時じの投球とうきゅうフォームはノーワインドアップで右足みぎあしを高たかく上あげて右足みぎあしに近付ちかづけた両手りょうてと頭あたまをくっ付づけて一種いっしゅの貯ためを作つくってから投なげる変則へんそく的てきなモーションであり、現在げんざいでいう二に段だんモーションといえる投球とうきゅうフォームだった。

阪神はんしん時代じだいに一塁いちるいへの牽制けんせい悪あく送球そうきゅうでスタンドにボールを投なげ入いれたことがある。

愛称あいしょうの「マイク仲田なかた」は彼かれのアメリカ名めいのマイケル・フィリップ・ピーターソンに由来ゆらいする。また、阪神はんしん時代じだいはチーム・メイトに中田なかた良弘よしひろがいたため、仲田なかたを「にんべんのなかだ」と呼よぶファンもおり、これが愛称あいしょうのジンタに繋つながっている（中田なかた良弘よしひろはにんべんが無ない為ため、「チュンタ」と呼よばれていた）。

英語えいごは日本語にほんごと同様どうように彼かれにとっては母語ぼごであるので流暢りゅうちょうに操あやつれる。FA移籍いせきが噂うわさされた際さいも「英語えいごには不自由ふじゆうしないのでメジャーリーグも選択肢せんたくしにはある。もっとも実力じつりょくが必要ひつようだけど・・」とインタビューに答こたえている。

阪神はんしん選手せんしゅ時代じだいの主力しゅりょく野手やしゅだった岡田おかだ彰布あきのぶとは、岡田おかだが普通ふつう自動車じどうしゃ運転うんてん免許めんきょを取得しゅとくするまで、先さきに免許めんきょを取得しゅとくしていた自身じしん所有しょゆうの乗用車じょうようしゃに岡田おかだを乗のせて自宅じたくと阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょうの間あいだを運転うんてんしていたほどの間柄あいだがらにあった。2023年ねんに阪神はんしんの春季しゅんきキャンプを20年ねん振ふりに訪おとずれたのは、2004年ねんから2008年ねんまで阪神はんしんの一軍いちぐん監督かんとくを務つとめていた岡田おかだが、2023年ねんから阪神はんしんの指揮しきを15年ねん振ふりに再開さいかいしたことによる。

ロッテへFA移籍いせきする経緯けいいとして、オフに阪神はんしんから「君きみのFA権けんは紙切かみきれ同然どうぜん」と言いわれ、阪神はんしんの臨時りんじコーチとして指導しどうを受うけた経験けいけんがある広岡ひろおか達朗たつろうを慕したい、広岡ひろおかがGMを務つとめていたロッテへ移籍いせきした。

仲田なかたは1964年ねん生うまれであるが、1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）生うまれのプロ野球やきゅう選手せんしゅの集あつまり「プロ野球やきゅう昭和しょうわ40年ねん会かい」に参加さんかしている。ちなみに小学校しょうがっこう時じに当初とうしょアメリカ軍ぐん基地きち内ないの学校がっこうで学まなんだ後のち、義父ぎふの勧すすめで那覇なは市しの一般いっぱん小学校しょうがっこうに転校てんこうした際さい、1年生ねんせいから学まなび直なおしたため、高校こうこう卒業そつぎょう年度ねんどは40年ねん会かいのメンバーと同おなじである。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	登とう 板いた	先さき 発はつ	完かん 投とう	完かん 封ふう	無む 四よん 球たま	勝かち 利り	敗はい 戦せん	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝かち 率りつ	打だ 者もの	投とう 球たま 回かい	被ひ 安やす 打だ	被ひ 本ほん 塁るい 打だ	与あずか 四よん 球たま	敬けい 遠とお	与あずか 死し 球たま	奪だつ 三さん 振ふ	暴 投とう	ボ 丨 ク	失しつ 点てん	自じ 責せめ 点てん	防ぼう 御お 率りつ	W H I P
1985	阪神はんしん	25	17	1	1	0	3	4	0	--	.429	384	86.1	84	18	51	1	1	71	7	0	52	42	4.38	1.56
1986		32	26	5	2	0	7	12	0	--	.368	627	148.0	118	18	64	4	5	124	3	0	62	51	3.10	1.23
1987		28	25	3	0	0	8	11	0	--	.421	656	155.2	128	23	74	2	4	150	11	0	76	68	3.93	1.30
1988		29	17	6	1	0	6	9	1	--	.400	557	130.0	106	20	71	3	2	103	5	0	58	56	3.88	1.36
1989		26	17	4	2	1	4	10	0	--	.286	479	112.0	102	15	45	7	0	104	6	1	68	58	4.66	1.31
1990		45	19	5	0	0	4	13	2	--	.235	660	152.2	138	12	76	2	4	153	8	1	88	72	4.24	1.40
1991		37	6	0	0	0	1	7	0	--	.125	429	97.1	89	10	48	3	2	81	4	1	57	46	4.25	1.41
1992		35	30	13	2	1	14	12	1	--	.538	899	217.1	194	16	67	2	3	194	10	0	69	61	2.53	1.20
1993		27	15	1	0	0	3	12	0	--	.200	407	85.1	98	15	59	5	3	61	3	0	68	62	6.54	1.84
1994		23	20	1	1	0	7	6	0	--	.538	483	108.1	110	13	62	6	1	78	4	0	58	50	4.15	1.59
1995		9	4	0	0	0	0	2	0	--	.000	82	16.0	22	2	14	0	0	11	2	0	20	17	9.56	2.25
1996	ロッテ	9	2	0	0	0	0	1	0	--	.000	72	17.1	16	7	6	0	0	19	1	0	12	12	6.23	1.27
1997		10	0	0	0	0	0	0	0	--	----	48	8.2	17	1	5	0	0	9	1	0	14	7	7.27	2.54
通算つうさん：13年ねん		335	198	39	9	2	57	99	4	--	.365	5783	1335.0	1222	170	642	35	25	1158	65	3	702	602	4.06	1.40

• 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

タイトル

• 最多さいた奪だつ三振さんしん：1回かい （1992年ねん）

表彰ひょうしょう

• 月間げっかんMVP：1回かい （1992年ねん5月がつ）
• 優秀ゆうしゅうJCB・MEP賞しょう：1回かい （1992年ねん）

記録きろく

初はつ記録きろく

• 初はつ登板とうばん：1985年ねん4月がつ29日にち、対たい横浜よこはま大洋たいようホエールズ2回戦かいせん（横浜よこはまスタジアム）、8回かい裏うらに4番手ばんてして救援きゅうえん登板とうばん・完了かんりょう、1回かい1失点しってん
• 初はつ奪だつ三振さんしん：1985年ねん5月がつ1日にち、対たい読売よみうりジャイアンツ4回戦かいせん（後楽園こうらくえん球場きゅうじょう）、8回かい裏うらに松本まつもと匡史ただしから
• 初はつ先発せんぱつ：1985年ねん5月がつ5日にち、対たい中日ちゅうにちドラゴンズ5回戦かいせん（阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょう）、5回かい3失点しってんで敗戦はいせん投手とうしゅ
• 初はつ勝利しょうり・初はつ完投かんとう勝利しょうり・初はつ完封かんぷう勝利しょうり：1985年ねん5月がつ12日にち、対たいヤクルトスワローズ5回戦かいせん（明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう場じょう）
• 初はつセーブ：1988年ねん4月がつ17日にち、対たい横浜よこはま大洋たいようホエールズ3回戦かいせん（横浜よこはまスタジアム）、7回かい裏うら1死しに2番手ばんてとして救援きゅうえん登板とうばん・完了かんりょう、2回かい2/3無む失点しってん

節目ふしめの記録きろく

• 1000投球とうきゅう回数かいすう：1992年ねん7月がつ11日にち、対たい中日ちゅうにちドラゴンズ14回戦かいせん（ナゴヤ球場きゅうじょう）　※246人にん目め
• 1000奪だつ三振さんしん：1993年ねん5月がつ7日にち、対たい広島東洋ひろしまとうようカープ3回戦かいせん（西京極にしきょうごく球場きゅうじょう）、6回かい表ひょうに町田まちだ公こう二郎じろうから　※史上しじょう87人にん目め

その他たの記録きろく

• オールスターゲーム出場しゅつじょう：1回かい （1992年ねん）

背番号せばんごう

• 48 （1984年ねん - 1987年ねん）
• 34 （1988年ねん - 1997年ねん）

関連かんれん情報じょうほう

出演しゅつえん番組ばんぐみ

• ザ・プロ野球やきゅう
• MBSタイガースナイター
• マイクのチバリョー!タイガース
• プレイボール仲田なかた幸司こうじです
• 週刊しゅうかんタイガースかわら版ばん

関連かんれん項目こうもく

• 沖縄おきなわ県けん出身しゅっしんの人物じんぶつ一覧いちらん
• 阪神はんしんタイガースの選手せんしゅ一覧いちらん
• 千葉ちばロッテマリーンズの選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 個人こじん年度ねんど別べつ成績せいせき 仲田なかた幸司こうじ - NPB.jp 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう
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